JP5468573B2 - 温風暖房機 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼ファンの回転速度を的確に制御する温風暖房機に関する。
従来の温風暖房機では、バーナに燃焼用空気を供給する燃焼ファンは、バーナが配設されている燃焼室に連通した給気通路に配設されており、バーナの目標燃焼量に応じた目標回転速度で駆動されるようになっている。
バーナの目標燃焼量に応じて燃焼用空気量を制御するFF(強制給排気)式温風暖房機として例えば特許文献1に開示されているものでは、燃焼ファンが給気通路に配設されると共に、給気温度と排気温度との差が排気濃度(排気ガス中の二酸化炭素濃度)に関係していることに着目して、給気温度と排気温度とを検出し(特許文献1第1図〜第3図)、給気温度と排気温度との差が所望の範囲内になるように(特許文献1第5図)、燃焼用空気量及び/又は燃料供給量を制御して、空気過剰率が所定範囲内に収まるようにしている。
また、燃焼ファンの回転速度を補正する方法として、特許文献2の給湯機では、バーナへのガス供給開始に先立ち燃焼ファンを単独運転する初期運転を実施し、該初期運転では、燃焼ファンの回転速度を所定の初期設定回転速度に保持しつつ、ファン駆動電流を計測し、該駆動電流が所定の設定範囲内に収まっていなければ、燃焼ファンに初期設定駆動電流を供給して、燃焼ファンの回転速度を計測し、回転速度の計測値と初期設定回転速度との差に基づき補正係数を決定している。そして、補正係数の決定後に、バーナへガスの供給を開始して、バーナに点火し、その後は、バーナを設定済みの目標燃焼量で燃焼しつつ、設定済みの目標回転速度を補正係数で補正した補正目標回転速度で燃焼ファンを運転する(特許文献2図3)。
特開昭55−49617号公報 特開平7−127853号公報
FF式ガス温風暖房機では、燃焼ファンを、給気通路ではなく、排気通路に配設して、燃焼ファンによる排気ガスの吸引により給気通路から燃焼室へ燃焼用空気を供給するようにすれば、排気通路にシール不良が生じても、排気ガスが、室内へ漏出することなく、屋外へ排出されることになるので、有益である。
しかしながら、燃焼ファンを排気通路に配設した温風暖房機では、燃焼ファンを一定の回転速度で作動させて、排気ガスの(体積)流量を一定に維持しても、排気ガスの空気密度の変化により燃焼室への燃焼用空気の供給重量流量が大きく変化してしまう。
特許文献1の温風暖房機では、所望の空気過剰率を得るために、給気温度と排気温度との差が所望の範囲内に収まるように、燃焼用空気量を制御するが、給気温度と排気温度との差が一定であっても、燃焼用空気の重量流量は排気ガスの温度上昇に連れて減少してしまうので、燃焼ファンを目標回転速度に制御するだけでは、バーナの燃焼量を目標燃焼量に制御することは難しい。
特許文献2の給湯機における点火前の燃焼ファンの駆動電流の計測値による補正係数は、給排気通路の詰まりや燃焼ファンの性能の経年変化には対処できるものの、燃焼ファンを排気通路に配設した場合に、排気通路における燃焼ファンの回転速度を、排気ガスの密度変化に因る燃焼用空気の供給重量流量の変化に対処するように、制御することはできない。
本発明の目的は、燃焼室への燃焼用空気の供給量が適切となるように、排気通路に配設された燃焼ファンの回転速度を制御することができる温風暖房機を提供することである。
第1発明の温風暖房機は、燃焼室に配設されたバーナと、前記燃焼室の排気口と連通した排気通路に配設され、前記排気口からの燃焼排気ガスが導入される熱交換器と、前記排気通路において前記熱交換器より下流側に配設されて、前記バーナの燃焼排気ガスを前記排気通路に吸入すると共に前記バーナの燃焼用空気を前記燃焼室の給気口から吸入する燃焼ファンと、前記バーナに燃料ガスを供給する燃料供給手段と、室内の空気を吸入して、前記熱交換器における熱交換処理後、室内へ戻す対流ファンと、前記排気通路における前記燃焼排気ガスの温度としての排気温度を検出する排気温度センサと、所定条件下で前記バーナを所定の標準燃焼量で燃焼させたときの、前記バーナへの燃料ガスの供給量である標準ガス供給量のデータと、前記燃焼ファンの回転速度である標準回転速度のデータと、前記排気温度センサの検出温度である標準排気温度のデータとを保持すると共に、前記所定条件とは同一又別の条件下で前記バーナを所定の初期燃焼量で燃焼させたときの、前記バーナへの燃料ガスの供給量である初期ガス供給量のデータと、前記燃焼ファンの回転速度である初期回転速度のデータと、前記排気温度センサの検出温度である初期排気温度のデータとを保持する標準データ保持手段と、前記バーナの目標燃焼量と前記排気温度センサの検出温度と前記標準データ保持手段が保持するデータとに基づき前記燃焼ファンの目標回転速度を設定する目標回転速度設定手段と、前記燃焼ファンを前記目標回転速度で作動させると共に、前記燃料供給手段により前記目標燃焼量に応じた燃料ガスを供給して、前記バーナを燃焼させる燃焼制御手段とを備え、前記目標回転速度設定手段は、前記バーナの燃焼開始後、前記燃焼制御手段が、前記初期燃焼量を目標燃焼量として、前記燃料供給手段により前記初期ガス供給量で燃料ガスを供給して前記バーナを燃焼させているときに、前記初期回転速度を前記燃焼ファンの目標回転速度としたときの前記排気温度センサの検出温度と前記初期排気温度との温度差に応じて、該温度差が減少するように、前記燃焼ファンの標準回転速度の補正のための初期補正値を設定し、前記初期補正値の設定後、前記標準燃焼量を目標燃焼量として、前記燃料供給手段により前記標準ガス供給量で燃料ガスを供給して前記バーナを燃焼させているときに、前記標準回転速度を前記初期補正値で補正した回転速度で前記燃焼ファンを駆動したときの前記排気温度センサの検出温度と前記標準排気温度との温度差に応じて、該温度差が減少するように、前記燃焼ファンの目標回転速度を設定することを特徴とする。
第1発明によれば、燃焼ファンを熱交換器より下流の排気通路に配設すると共に、該燃焼ファンの目標回転速度を、バーナの目標燃焼量と燃焼排気ガスの密度に関係する排気温度センサの検出温度とに基づき設定することにより、燃焼室への燃焼用空気の供給量が適切となるように、排気通路に配設された燃焼ファンの回転速度を制御することができる。
発明によれば、排気温度センサが検出した温度と標準排気温度との温度差に応じて、燃焼ファンの目標回転速度を設定することにより、バーナの燃焼量を標準燃焼量に移行させることができる。
発明によれば、初期運転において排気温度センサが検出した温度と初期排気温度との温度差に応じて初期補正値を設定し、初期補正値の設定後は、標準回転速度を初期補正値で補正した回転速度で燃焼ファンを駆動したときの排気温度センサの検出温度と前記標準排気温度との温度差に応じて、該温度差が減少するように、前記燃焼ファンの目標回転速度を設定する。初期補正値は温風暖房機の経年変化や各使用時の使用環境(温度、風向き又はフィルタ目詰まり)に起因する排気温度センサの検出温度の変化を反映するので、初期補正値により標準回転速度を補正して目標回転速度を設定することにより、温風暖房機の今回の運転における排気温度センサの検出温度と標準排気温度との温度差が減少する。この結果、該温度差に基づく燃焼ファンの目標回転速度の変更を抑制して、燃焼ファンの回転速度制御を安定化させることができる。
発明の温風暖房機は、第発明において、前記標準燃焼量として、複数段階の標準燃焼量が設定され、前記標準データ保持手段は、前記所定条件下で前記バーナを各段階の標準燃焼量で燃焼させたときの前記標準ガス供給量のデータと、前記標準回転速度のデータと、前記標準排気温度のデータとを保持し、前記目標回転速度設定手段は、前記燃焼制御手段が、前記複数段階のうちのいずれかの段階の標準燃焼量を選択し、該選択した標準燃焼量を目標燃焼量として、前記燃料供給手段により該選択した標準燃焼量に対応する標準ガス供給量で燃料ガスを供給して前記バーナを燃焼させているときに、該選択した標準燃焼量に対応する標準回転速度を前記燃焼ファンの目標回転速度としたときの前記排気温度センサの検出温度と該選択した標準燃焼量に対応した標準排気温度との温度差に応じて、該温度差が減少するように、前記燃焼ファンの目標回転速度を設定することを特徴とする。
発明によれば、複数段階の標準燃焼量を設定すると共に、各段階の標準燃焼量に対応付けて、標準ガス供給量、標準回転速度のデータ及び標準排気温度を設定する。そして、選択した標準燃焼量の段階に対応付けられている標準ガス供給量の燃料ガスでバーナを燃焼しているときに、排気温度センサの検出温度と該選択した標準燃焼量の段階に対応付けられている標準排気温度との温度差に応じて燃焼ファンの目標回転速度を設定することにより、複数段階の標準燃焼量に対して燃焼ファンの目標回転速度を的確に設定することができる。
FF式ガス温風暖房機の構成図。 燃焼ファンの回転速度制御における初期運転部分のフローチャート。 燃焼ファンの回転速度制御における温調運転部分のフローチャート。 燃焼ファンの回転速度制御で使用する制御パラメータの説明図。 燃焼ファンの各速度段において温度差の段階に応じて選択する補正値についての説明図。 排気温度センサにより検出される排気温度とバーナの燃焼における空気過剰率及び燃焼ファンの駆動モータの駆動電圧との関係を示すグラフ。
図1を参照して、本実施形態のFF(強制給排気)式ガス温風暖房機は、室内に配置される本体ケース1内に、熱源部であるバーナ2を収容した燃焼室3と、該燃焼室3に連なる熱交換部3aと、室内空気を熱交換部3aを介して対流させる対流ファン4とを備えている。なお、図1は、ガス温風暖房機が装備する主要要素を網羅して図示すために、ガス温風暖房機における実際の空間配置において下になる要素が上になる要素の下に隠れないように、配置を現実のものから少し変更して平面視的に示したものとなっている。
燃焼室3には、本体ケース1の外部に延設された給気筒5が接続され、また、同様に本体ケース1の外部に延設された排気筒6が熱交換部3aを介して接続されている。給気筒5と排気筒6とは、本体ケース1から遠い方の端部としての先端部において集合管37となり、集合管37は、外側が給気筒5で内側が排気筒6である同軸配列構造になっている。集合管37は、建物の壁を貫通して先端において屋外に達している。給気筒5及び排気筒6は、燃焼室3へ給気側及び排気側から連通する給気通路39及び排気通路40を内周側に形成し、給気通路39及び排気通路40は集合管37の先端において屋外に開口している。
ノズル分配管10は、燃焼室3の下部に配設され、複数のノズル11を装備している。ガス供給管9は、本体ケース1の外部から内部へ導入され、ノズル分配管10へ連通している。燃焼室3内のバーナ2は、複数のノズル11にそれぞれ対向配置された複数の混合部12により構成されている。各混合部12は、各ノズル11から噴出する燃料ガスと給気筒5から燃焼室3内に導入される燃焼用空気とを吸引して混合し、その混合気を先端から噴出し、それを燃焼させる。そして、燃焼室3内には、混合部12の先端側に臨んで、バーナ2の点火を行う点火電極13と、バーナ2の不着火や失火の有無を検知するためのフレームロッド14とが設けられている。
ガス供給管9には、二つ開閉電磁弁15,16と、ガス比例弁17とが介装されている。開閉電磁弁15,16は、ガス供給管9を開閉して、ガス供給管9におけるガスの流れを許可又は遮断する。ガス比例弁17は開度に応じてガス供給管9におけるガスの流量を制御する。ガス供給管9及びガス比例弁17は本発明における燃料供給手段に相当する。
対流ファン4は、本体ケース1の背面部に形成された吸引口18に臨んで本体ケース1内に設けられ、これを回転駆動するための対流ファンモータ19に連結されている。該対流ファン4は、その回転により室内の空気を吸引口18を介して吸引すると共に、その吸引した空気を、前記熱交換部3aが形成された本体ケース1内の送風通路20に送出し、さらに、該送風通路20の熱交換部3aでバーナ2の燃焼熱により加熱される空気を本体ケース1の前面部に形成された吹出口21から室内に送風し、これにより室内空気を対流させる。吸引口18には、フィルタ22が装着され、また、吹出口21には、温風の吹出方向を調整するためのルーバ23が組付けられている。
室温センサ24は、本体ケース1内の後部の吸引口18に臨んで設けられ、対流ファン4により吸引される室内空気の温度(室温)を検出する。給気温度センサ31は、給気通路39に配設され、給気通路39を介して燃焼室3へ導入される燃焼用空気の温度(給気温度)を検出する。
FF式ガス温風暖房機は、さらに、その暖房運転の制御を行うためのコントローラ25(本発明における目標回転速度設定手段、燃焼制御手段、及び標準データ保持手段に相当する。)と、暖房運転の作動及び停止を使用者が指示するための運転スイッチ26や室温設定スイッチ27等を備えた操作器28とを備えている。
燃焼ファン33は、排気通路40において熱交換部3aより下流側に配設され、駆動モータ34により駆動される。排気温度センサ32は、排気通路40において熱交換部3aより下流側でかつ燃焼ファン33より上流側の箇所に配備され、燃焼ファン33へ進入する直前の燃焼排気ガスの温度を検出する。
コントローラ25は、前記フレームロッド14、室温センサ24、操作器28の運転スイッチ26及び室温設定スイッチ27、給気温度センサ31、並びに排気温度センサ32からそれぞれバーナ2の失火等の有無を示す信号、検出室温を示す信号、並びに使用者による暖房運転の停止・指示を示す信号及び目標室温を示す信号等が与えられる。そして、それらの信号に基づき、前記点火電極13、開閉電磁弁15,16、ガス比例弁17、対流ファンモータ19及び駆動モータ34を駆動する。
図2及び図3は燃焼ファン33の回転速度制御のフローチャートであり、図2はFF式ガス温風暖房機の運転開始時に実施する初期運転部分の回転速度制御に相当し、図3は温調(温度調節)部分の回転制御に相当している。燃焼ファン33の回転速度制御では、図4に示す標準回転速度や標準補正値等が使用される。さらに、図4における標準補正値は、図5に示すように、温度差を段階化し、各段階別に設定されている。図2及び図3の説明に先立ち、図4及び図5について説明する。
図4及び図5のデータはFF式ガス温風暖房機工場出荷段階においてコントローラ25のROM(図示せず)又は不揮発メモリに格納済みとなっており、該データは、FF式ガス温風暖房機の製造者(具体的には設計者)がガス器具の種別(この例では、種別はFF式ガス温風暖房機。)及び各種別の機種に応じて設計値や試験等に基づき適正な値を設定している。
図4において、速度段について“共通”、“1速”〜“7速”が定義されている。後述するように、速度段“共通”の行に記載されている各値は、初期運転(図2)に関わるものとなっているので、それらは初期燃焼量、初期開度、初期回転速度、初期排気温度及び初期補正値と、“初期”を頭に付けて呼ぶことにする。これに対し、速度段“1速”〜“7速”の各行に記載されている各値は、温調運転(図3)に関わるものとなっているので、それらは標準燃焼量、標準開度、標準回転速度、標準排気温度及び標準補正値と、“標準”を頭に付けて呼ぶことにする。
初期燃焼量G0及び標準燃焼量G1〜G7はバーナ2における燃焼量について定義されている。燃焼量G0〜G7は目標燃焼量の段階に対応付けられている。なお、目標燃焼量の段階は、使用者が設定した室温と室温センサ24が検出した室温との差の段階に対応付けられている。バーナ2における空気過剰率が所望範囲になるように(本発明における所定条件の一例)、バーナ2を目標燃焼量で燃焼させるためには、該目標燃焼量に対応付けられたガス供給量及び燃焼用空気の供給量が必要になる。また、ガス供給量はガス比例弁17の開度に対応し、燃焼用空気の供給量は燃焼ファン33の回転速度と排気温度センサ32が検出する排気温度との組合わせに対応する。
初期開度P0及び標準開度P1〜P7、初期回転速度F0及び標準回転速度F1〜F7、並びに初期排気温度t0及び標準排気温度t1〜t7は、標準のガス温風暖房機において、目標燃焼量をそれぞれ初期燃焼量G0及び標準燃焼量G1〜G7でバーナ2を燃焼した場合に、バーナ2における空気過剰率が所望範囲になるように、ガス温風暖房機の製造者が設定した、ガス比例弁17の開度、燃焼ファン33の回転速度及び排気温度センサ32が検出する排気温度となっている。
初期燃焼量G0及び標準燃焼量G1〜G7に対しては、燃焼ファン33の回転速度(=駆動モータ34の回転速度)を段階化した速度段“共通”及び“1速”〜“7速”が設定されている。こうして、燃焼量G0〜G7、開度P0〜P7、回転速度F0〜F7、及び排気温度t0〜t7は速度段“共通”及び“1速”〜“7速”にそれぞれ対応付けられる。
さらに、各速度段(“共通”の速度段を含む)には、燃焼ファン33の回転速度についての初期補正値A1〜A4及び標準補正値a1〜a4、b1〜b4、・・・、g1〜g4が割当てられる。これら補正値については次の図5において詳説する。図4の各データ値はコントローラ25内のROM又はフラッシュメモリに記憶されている。
以下、説明の便宜上、速度段1速〜7速について、個々に区別することなく総称するときは、Rxを使用する。標準燃焼量G1〜G7について個々に区別することなく総称するときは、Gxを使用する。標準開度P1〜P7について個々に区別することなく総称するときは、Pxを使用する。標準回転速度F1〜F7について個々に区別することなく総称するときは、Fxを使用する。標準排気温度t1〜t7について個々に区別することなく総称するときは、txを使用する。
標準補正値a1〜a4、b1〜b4、・・・、g1〜g4を速度段Rx及び温度差段階に関係なく総称するときは、Bxを使用する。標準補正値a1〜a4、b1〜b4、・・・、g1〜g4について、速度段Rxに関係なくt−txの温度差段階に応じて区別するときは、Bx1〜Bx4を使用する。さらに、Bx1〜Bx4のいずれかを指すときはBxnを使用する。初期補正値A1〜A4について個々に区別することなく総称するときは、Aを使用する。
図4において、速度段Rxはバーナ2における目標燃焼量の段階に対応付けられる。FF式ガス温風暖房機の運転中の各時点において駆動モータ34にどの速度段Rxを適用するかは各時点の目標燃焼量の段階により決定される。目標燃焼量は、使用者が室温設定スイッチ27を操作して設定した目標室温tmと現在の室温として室温センサ24が検出した温度tとの差tu(=tm−t)に関係する。したがって、速度段Rxは差tuの段階に対応付けられる。差tuが大きいほど、差tuの段階は上となり、標準燃焼量Gxは増大し(Gxの単位を熱量とすると、G1<G2<・・・<G7)、上の速度段Rx(7速が最上)が対応付けられる。
なお、駆動モータ34は直流モータである。駆動モータ34に印加される直流電圧が大きいほど、燃焼ファン33の回転速度が増大する。駆動モータ34に印加される直流電圧は、上の速度段Rxのときほど、増大する。
バーナ2における目標燃焼量が大きいときほど、バーナ2へのガス供給流量を増大させなければならないので、ガス比例弁17の開度は、目標燃焼量が大きいときほど、増大させられる。したがって、標準開度Pxは速度段Rxに対応付けられる(P1<P2<・・・<P7)。
初期回転速度F0、標準回転速度Fx、初期排気温度t0、及び標準排気温度txは、FF式ガス温風暖房機の設計者がFF式ガス温風暖房機の機種に基づき決定したものであり、FF式ガス温風暖房機を初期又は標準燃焼量G0,Gxで運転したときに、すなわちガス比例弁17を初期又は標準開度P0,Pxで運転したときに、空気過剰率が所望値(該所望値では過不足のない燃焼用空気量が得られる。)になる回転速度及び排気温度センサ32の位置における排気温度についての設計値となっている。設計者は、速度段の共通及び1速〜7速に対する排気温度t0〜t7を所定の算出式や所定条件下の試験運転での実測に基づき求めることができる。
FF式ガス温風暖房機の個体のばらつき、設置状態の相違、使用状況の相違、及び経年変化等のために、ガス比例弁17における開度を初期又は標準開度P0,Pxにして、燃焼ファン33を初期又は標準回転速度F0,Fxで運転しても、バーナ2における空気過剰率は所望の範囲内にならない。そこで、各速度段Rxで、バーナ2における空気過剰率が所望範囲内になるように、各速度段Rxでの燃焼ファン33の目標回転速度を各速度段Rxの初期又は標準回転速度から算出するときに使用するものが初期補正値A(=A1〜A4の1つ)又は標準補正値、Bx(=a1〜a4、b1〜b4、・・・及びg1〜g4の1つ)となっている。
初期補正値A及び標準補正値Bxも、設計者が所定の算出式や試験等に基づき決定したものであり、各速度段の共通及びRxに対して4個ずつ設定している。各速度段の共通及びRxに対して、排気温度センサ32が検出した排気温度tと各速度段の共通及び標準排気温度txとの差(=t−tx)を6段階に段階化し、標準補正値Bx1〜Bx4は該6段階のうち、所定の4段階(該4段階については次の図5で説明する。)に対応付けられる。
図5は図4の標準補正値Bx1〜Bx4と温度差(=t−tx。数値の単位は℃)との対応付け等を示したものである。図4で前述したように、速度段の共通速、1速、2速、・・・、7速の各々に対して初期及び標準排気温度t0,txが設定されているが、図5では、各速度段では、現在の室温として室温センサ24が検出した温度tと各速度段の標準排気温度txとの差t−txが(1)−10≦t−tx≦−5,(2)−5<t−tx≦5,(3)5<t−tx≦10,(4)10<t−tx≦15,(5)15<t−tx≦20,(6)20<t−txの6つに段階化される。
そして、(1)−10≦t−tx≦−5のときは、A4,Bx4が選択され、(2)−5<t−tx≦5のときは、補正無し、すなわちA0(=0),B0(=0)とされ、(3)5<t−tx≦10のときは、A1,Bx1が選択され、(4)10<t−tx≦15のときは、A2,Bx2が選択され、,(5)15<t−tx≦20のときは、A3,Bx3が選択され、(6)20<t−txのときは、補正範囲外(補正範囲外については図2のSTEP55及び図3のSTEP73で詳述)とされる。なお、A4,Bx4は典型的には負の値になる。また、典型的には、0<A1<A2<A3、0<Bx1<Bx2<Bx3である。
図2を参照して、初期運転時の制御部分について説明する。該制御部分の制御は、STEP50において使用者により運転スイッチ26がON(入)にされるのに伴い開始される。
STEP50で運転スイッチ26がONにされと、点火電極13によるバーナ2の点火が行われ、STEP51ではフレームロッド14が着火を検出する。
STEP52では、ガス比例弁17が、初期燃焼量G0に対応する初期開度P0に調整されると共に、燃焼ファン33が初期回転速度F0となるように、駆動モータ34の給電電圧が制御される。なお、該FF式ガス温風暖房機では、燃焼ファン33の回転速度制御及びガス比例弁17の開度制御は共にフィードフォワード方式になっているが、フィードバック方式を採用することができる。
STEP53では、STEP52の初期回転速度F0の設定から所定時間Tが経過したか否かを調べ、所定時間Tが経過しだい、STEP54へ進む。
STEP54では、t−t0(又はΔt。Δtの意味については後述する。)が初期補正値Aの補正無し範囲のものになっている否かを判定する。なお、“t−t0(又はΔt)”の意味は、t−t0を使用してもよいし、Δtを使用してもよいということである。後述のSTEP55における“t−t0(又はΔt)”の意味も同様である。Aの補正無し範囲とは、図5の−5<t−t0≦5の範囲のことである。−5<t−t0≦5のときは、A=0となる。
Δtとは、室温センサ24が検出した室温tに対し、STEP52の実行後からSTEP53の判定が正(YES)になった時までの期間T中の所定時間Ta(≦T)に対し、該所定時間Ta当たりのtの変化量として定義される。図5では、t−t0の段階別に補正値A1〜A4が定義されているが、Δtについては定義されていない。しかしながら、Δtについても、t−t0の(2)−5<t−t0≦5に相当する範囲を設定して、Δtに係るSTEP54の判定を実施することができる。
図2に戻って、STEP54の判定が正であれば、温調制御ルーチン(図中R)58へ進み、否であれば、STEP55へ進む。
STEP54では、t−t0(又はΔt)が初期補正値Aの補正無し範囲のものになっている否かを判定しているが、変形例として、(a)t−t0が初期補正値Aの補正無し範囲のものであること及び(b)Δtが初期補正値Aの補正無し範囲のものであることの2条件を設定し、該2条件の判定が共に正であるときに、温調制御ルーチン58へ進み、いずれか一方が否であれば、STEP55へ進むようにしたり、又は、該2条件の判定のいずれか一方が正であるときに、温調制御ルーチン58へ進み、共に否であれば、STEP55へ進むようにしたりしてもよい。
STEP55では、t−t0(又はΔt)が初期補正値Aの補正範囲内のものになっている否かを判定する。Aの補正範囲内のものであるとは、初期補正値Aの補正により後続の温調運転制御(図3)が所期の目的(例:空気過剰率を所望範囲内にすること)を達成できることを意味し、具体的には、図5の−10<t−t0≦20の範囲のことである。−10<t−t0≦20以外の範囲にあるときは、Aの補正範囲内のものではないと判定される。
図5では、t−t0については、(6)20<t−t0の補正範囲外が定義されているが、Δtについては定義されていない。しかしながら、Δtについても、t−t0の(6)20<t−t0の補正範囲外に相当する補正範囲外を設定して、STEP55の判定を実施することができる。
STEP55では、t−t0(又はΔt)が初期補正値Aの補正範囲内のものになっている否かを判定しているが、変形例として、(a)t−t0が初期補正値Aの補正範囲内であること及び(b)Δtが初期補正値Aの補正範囲内であることの2条件を設定し、該2条件の判定が共に正であるときに、STEP56へ進み、いずれか一方が否であれば、STEP57へ進むようにしたり、又は、該2条件の判定のいずれか一方が正であるときに、STEP56へ進み、共に否であれば、STEP57へ進むようにしたりしてもよい。
STEP56では、図5の<共通>の情報テーブルにおいてt−t0が属する段階に該当する補正値を探索し、該当した補正値(A1〜A4のどれか)を初期補正値Aとして選択する。STEP56の実行後、温調制御ルーチン58へ進む。
STEP54から温調制御ルーチン58へ直接進むとき、及びSTEP56を経て温調制御ルーチン58へ進むとき、共に、ガス比例弁17の開度は、STEP52において実行した初期開度P0を保持している。
STEP57では、FF式ガス温風暖房機の運転をエラー(運転不能)として停止する。使用者にエラーを通知するために、操作器28の表示部にエラーの旨を表示したり、ブザー(図示せず)を鳴らすことができる。STEP57の実行後はFF式ガス温風暖房機の運転を終了する。
図3は図2の温調制御ルーチン58の具体的な手順についてのフローチャートである。STEP70では、速度段Rxを変更するか否かを判定し、変更するときは、STEP71へ進み、変更しないときは、STEP71をスキップして、STEP72へ進む。速度段Rxを変更するか否かは、具体的には、使用者が室温設定スイッチ27を操作して設定している現在の目標室温tmと現在の室温として室温センサ24が検出した温度tとの差tu(=tm−t)の段階に対応付けられている最新の標準燃焼量Gxが、今までの標準燃焼量Gxと対比される。そして、両者が相違すれば、速度段Rxを変更し、同一であれば、速度段Rxは変更することなく維持する。なお、前述したように、標準燃焼量Gxは目標燃焼量に対応付けられており、STEP70において、最新の標準燃焼量Gxと今までの標準燃焼量Gxとが相異すると判断されたことは、目標燃焼量が変化したことを意味する。
STEP71では、標準燃焼量Gxを最新の標準燃焼量Gxに更新してから、ガス比例弁17の開度を標準燃焼量Gxに対応付けられている新速度段の標準開度Pxへ変更すると共に、燃焼ファン33の目標回転速度を新速度段の標準回転速度Fx+Aとする。すなわち、図5の補正無し(B=0)とする。なお、速度段変更直後の補正値B=0としても、それが不適切であれば、その後、STEP73を経由して、STEP74へ進み、STEP74において適切な補正値に遅滞なく変更されるので、変更遅れの問題は生じない。
STEP72,73は、図2のSTEP54,55と同様な処理を行う。ただし、STEP54,55では図4及び図5の速度段共通のパラメータに関する処理であったのに対し、STEP72,73では、速度段1速〜7速のパラメータに関する処理となる。
STEP72では、現在の速度段Rxにおいてt−tx(又はΔt)が該速度段の標準補正値Bxの補正無し範囲のものになっている否かを判定する。なお、“t−tx(又はΔt)”の意味は、t−txを使用してもよいし、Δtを使用してもよいということである。後述のSTEP73における“t−tx(又はΔt)”の意味も同様である。Bxの補正無し範囲とは、図5<1速>〜<7速>における−5<t−tx≦5の範囲のことであり、Bx0=0に対応付けられる範囲である。
STEP72及び次のSTEP73では、Δtが用いられているが、該Δtは、図2のSTEP54,55と同様に、所定時間Ta当たりの排気温度センサ32の検出温度tの変化量として定義することができる。また、これに代えて、所定時間Tb(Ta≠Tb)当たりの排気温度センサ32の検出温度tの変化量としてもよい。
図5では、t−txの段階別に補正値Bx1〜Bx4が定義されているが、Δtについては定義されていない。しかしながら、Δtについても、t−txの(2)−5<t−tx≦5に相当する補正無し範囲を設定して、Δtに係るSTEP72の判定を実施することができる。
STEP72では、t−tx(又はΔt)が標準補正値Bxの補正無し範囲のものになっている否かを判定しているが、変形例として、(a)t−txが標準補正値Bxの補正無し範囲のものであること及び(b)Δtが標準補正値Bxの補正無し範囲のものであることの2条件を設定し、該2条件の判定が共に正であるときに、STEP75へ進み、いずれか一方が否であれば、STEP73へ進むようにしたり、又は、該2条件の判定のいずれか一方が正であるときに、STEP75へ進み、共に否であれば、STEP73へ進むようにしたりしてもよい。
STEP73では、t−tx(又はΔt)が標準補正値Bxの補正範囲内のものになっているか否かを判定する。Bxの補正範囲内のものであるとは、標準補正値Bxによる温調運転制御が所期の目的(例:空気過剰率を所望範囲内にすること)を達成できることを意味し、具体的には、図5の−10<t−tx≦20の範囲のことである。−10<t−tx≦20以外の範囲にあるときは、Bxの補正範囲内のものではないと判定される。
図5では、t−txの段階別に補正値Bx1〜Bx4が定義されているが、Δtについては定義されていない。しかしながら、Δtについても、t−txについて(6)20<t−txの補正範囲外に相当する範囲を設定して、Δtに係るSTEP73の判定を実施することができる。
STEP73では、t−tx(又はΔt)が標準補正値Bxの補正範囲内のものになっている否かを判定しているが、変形例として、(a)t−txが標準補正値Bxの補正範囲内であること及び(b)Δtが標準補正値Bxの補正範囲内であることの2条件を設定し、該2条件の判定が共に正であるときに、STEP74へ進み、いずれか一方が否であれば、STEP77へ進むようにしたり、又は、該2条件の判定のいずれか一方が正であるときに、STEP74へ進み、共に否であれば、STEP77へ進むようにしたりしてもよい。
STEP74では、燃焼ファン33の目標回転速度を、現在の速度段における標準回転速度Fxと初期補正値Aとt−txが属する段階のBxnの和(=Fx+A+Bxn )とする。STEP74の実行後、STEP75へ進む。
STEP75では、使用者が運転スイッチ26をOFF(切)にしたか否かを判定し、OFFにしていなければ、STEP70へ戻り、OFFにしていれば、FF式ガス温風暖房機の運転を終了する。
STEP77では、図2のSTEP57と同様の処理を実行する。すなわち、FF式ガス温風暖房機の運転をエラー(運転不能)として停止する。使用者にエラーを通知するために、操作器28の表示部にエラーの旨を表示したり、ブザー(図示せず)を鳴らすことができる。STEP77の実行後は、FF式ガス温風暖房機の運転を終了する。
図6は排気温度センサ32により検出される排気温度とバーナ2の燃焼における空気過剰率(太線)及び燃焼ファン33の駆動モータ34の駆動電圧(細線)との関係を示している。
燃焼ファン33が排気通路40に配設されるFF式ガス温風暖房機において、駆動モータ34の目標回転速度を、目標燃焼量に対応付けるだけとし、排気温度による補正をしなかったときには(図6の補正前)、燃焼用空気の密度は燃焼用空気の温度に関係し、バーナ2への燃焼用空気の供給重量流量は燃焼用空気の温度上昇に連れて低下する。したがって、燃焼ファン33の回転速度は同一に維持されるにもかかわらず、排気温度の上昇に連れて、駆動モータ34の駆動電圧は、補正前の特性線のように、低下し、バーナ2における空気過剰率は低下する。
これに対し、本発明の実施形態のFF式ガス温風暖房機では、燃焼ファン33が排気通路40に配設されるものの、駆動モータ34の回転速度を、目標燃焼量と共に排気温度に関係して調整するときには(図6の補正後)、バーナ2への燃焼用空気の供給重量流量は燃焼用空気の温度変化に関係なく所望の空気過剰率にする値に調整される。したがって、図6の白四角を連ねた特性線のように、排気温度の上昇に連れて、駆動モータ34の駆動電圧が上昇して、駆動モータ34の回転速度が上昇し、これにより、バーナ2における空気過剰率は、排気温度の上昇にもかかわらず、補正後の特性線のように、適正な一定値を維持することができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、その要旨の範囲内で種々の態様で実施される。例えば、実施の形態では、初期補正値A及び標準補正値Bxnは、標準回転速度Fxを補正する補正式において、Fx+A+Bxnとして使用されているが、初期補正値A及び標準補正値Bxnは補正式において加算項形態としてではなく、A・Bxn・Fxや、A・Fx+Bxnのように、係数形態で利用することもできる。
上記の実施の形態では、初期補正値A及び標準補正値Bxは、FF式ガス温風暖房機の製造業者が設計段階において試験や設計計算に基づき適正な値を選定し、ROM等のメモリに格納し、燃焼ファン33の目標回転速度算出時には該メモリの標準補正値情報を参照しているが、標準補正値については、そのような補正値情報を参照せずに、排気温度センサ32により検出した排気温度と初期又は標準排気温度との差に基づき所定の計算式で算出するようにすることもできる。
2・・・バーナ、3・・・燃焼室、3a・・・熱交換部(熱交換器)、4・・・対流ファン、9・・・ガス供給管(燃料供給手段)、17・・・ガス比例弁(燃料供給手段)、25・・・コントローラ(燃料供給手段、目標回転速度設定手段、燃焼制御手段及び標準データ保持手段)、26・・・運転スイッチ、32・・・排気温度センサ、33・・・燃焼ファン、34・・・駆動モータ、39・・・給気通路、40・・・排気通路。

Claims (2)

  1. 燃焼室に配設されたバーナと、
    前記燃焼室の排気口と連通した排気通路に配設され、前記排気口からの燃焼排気ガスが導入される熱交換器と、
    前記排気通路において前記熱交換器より下流側に配設されて、前記バーナの燃焼排気ガスを前記排気通路に吸入すると共に前記バーナの燃焼用空気を前記燃焼室の給気口から吸入する燃焼ファンと、
    前記バーナに燃料ガスを供給する燃料供給手段と、
    室内の空気を吸入して、前記熱交換器における熱交換処理後、室内へ戻す対流ファンと、
    前記排気通路における前記燃焼排気ガスの温度としての排気温度を検出する排気温度センサと、
    所定条件下で前記バーナを所定の標準燃焼量で燃焼させたときの、前記バーナへの燃料ガスの供給量である標準ガス供給量のデータと、前記燃焼ファンの回転速度である標準回転速度のデータと、前記排気温度センサの検出温度である標準排気温度のデータとを保持すると共に、前記所定条件とは同一又別の条件下で前記バーナを所定の初期燃焼量で燃焼させたときの、前記バーナへの燃料ガスの供給量である初期ガス供給量のデータと、前記燃焼ファンの回転速度である初期回転速度のデータと、前記排気温度センサの検出温度である初期排気温度のデータとを保持する標準データ保持手段と、
    前記バーナの目標燃焼量と前記排気温度センサの検出温度と前記標準データ保持手段が保持するデータとに基づき前記燃焼ファンの目標回転速度を設定する目標回転速度設定手段と、
    前記燃焼ファンを前記目標回転速度で作動させると共に、前記燃料供給手段により前記目標燃焼量に応じた燃料ガスを供給して、前記バーナを燃焼させる燃焼制御手段とを備え
    前記目標回転速度設定手段は、
    前記バーナの燃焼開始後、前記燃焼制御手段が、前記初期燃焼量を目標燃焼量として、前記燃料供給手段により前記初期ガス供給量で燃料ガスを供給して前記バーナを燃焼させているときに、前記初期回転速度を前記燃焼ファンの目標回転速度としたときの前記排気温度センサの検出温度と前記初期排気温度との温度差に応じて、該温度差が減少するように、前記燃焼ファンの標準回転速度の補正のための初期補正値を設定し、
    前記初期補正値の設定後、前記標準燃焼量を目標燃焼量として、前記燃料供給手段により前記標準ガス供給量で燃料ガスを供給して前記バーナを燃焼させているときに、前記標準回転速度を前記初期補正値で補正した回転速度で前記燃焼ファンを駆動したときの前記排気温度センサの検出温度と前記標準排気温度との温度差に応じて、該温度差が減少するように、前記燃焼ファンの目標回転速度を設定することを特徴とする温風暖房機。
  2. 請求項記載の温風暖房機において、
    前記標準燃焼量として、複数段階の標準燃焼量が設定され、
    前記標準データ保持手段は、前記所定条件下で前記バーナを各段階の標準燃焼量で燃焼させたときの前記標準ガス供給量のデータと、前記標準回転速度のデータと、前記標準排気温度のデータとを保持し、
    前記目標回転速度設定手段は、前記燃焼制御手段が、前記複数段階のうちのいずれかの段階の標準燃焼量を選択し、該選択した標準燃焼量を目標燃焼量として、前記燃料供給手段により該選択した標準燃焼量に対応する標準ガス供給量で燃料ガスを供給して前記バーナを燃焼させているときに、該選択した標準燃焼量に対応する標準回転速度を前記燃焼ファンの目標回転速度としたときの前記排気温度センサの検出温度と該選択した標準燃焼量に対応した標準排気温度との温度差に応じて、該温度差が減少するように、前記燃焼ファンの目標回転速度を設定することを特徴とする温風暖房機。
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