JP5465794B1 - 間接活線作業用先端工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】先端工具の傾き角度を容易に調整できる間接活線作業用先端工具を提供する。
【解決手段】先端工具10は、工具台座1と先端工具本体2を備える。工具台座1は、共用操作棒7の工具部71に連結される接続部11を基端部に有し、一対の軸受け部12・12を座面1pに有する。先端工具本体2は、一対の回動軸21・21を基端部に有し、鉤状に形成された鉤部22を先端部に有する。軸受け部12は、部分歯車12gと、回動軸21が部分歯車12gに向かう力を付勢する圧縮コイルばね12sを有する。回動軸21は、部分歯車12gに内接し、回動軸21と一体に回動する内接歯車21gを有する。圧縮コイルばね12sに抗して先端工具本体2の先端部を押すと、内接歯車21gの外歯が部分歯車12gの内歯から離反して、先端工具本体2の先端部を回動できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、間接活線作業用先端工具に関する。特に、絶縁操作棒などを用いて、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線作業できる間接活線作業用先端工具であって、バインド線などを巻き付けることに適した鉤状の先端工具の傾斜角度を可変自在な間接活線作業用先端工具の構造に関する。
高圧配電線を無停電で配電工事を行う活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがある。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の高圧配電線に直接触れて配電工事を行う。一方、間接活線工法は、作業者が絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の高圧配電線に直接触れることなく配電工事を行うことができる。
一般に、絶縁操作棒は、長尺の操作棒とこの操作棒の先端部に取り付けた配電作業用工具(以下、先端工具という)で構成している。そして、絶縁操作棒は、高圧配電線を把持、又は切断するなど、作業目的に対応して、先端工具を交換できるように構成している。
絶縁操作棒は、障害物などに影響されることなく、確実に作業できるように、例えば、円板状の菊座部を突出する菊座アダプタを用いて、絶縁操作棒の先端部と先端工具を連結し、絶縁操作棒に対する先端工具の傾きを調整している。
共用操作棒と呼ばれる絶縁操作棒には、共用操作棒の先端部に設けた菊座アダプタにバインド打ち器と呼ばれる鉤状の先端工具を連結し、共用操作棒に対するバインド打ち器の傾きを任意に設定できるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
又、手許操作部を有する遠隔操作形の絶縁操作棒には、手許ハンドルを回転すると、回転軸及び傘歯車装置などで構成された回転伝達機構を介して、遠隔操作形の絶縁操作棒に対するバインド打ち器の傾きを任意に設定できるものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−11578号公報 特開2000−13943号公報
図7は、共用操作棒の一例による構成を示す正面図である。図8は、共用操作棒の先端部に設けた工具部を拡大した斜視図である。図9は、共用操作棒の工具部に装着可能な菊座アダプタの一例による構成を示す正面図である。図10は、菊座アダプタに装着されるバインド打ち器の一例の構成を示す図であり、図10(A)は、バインド打ち器の正面図、図10(B)は、バインド打ち器の左側面図である。なお、本願の図7及び図8は、特許文献1の図2及び図3に相当し、本願の図9は、特許文献1の図6に相当している。
図7を参照すると、共用操作棒7は、工具部71と柄部72と把持部73を備えている。工具部71は、後述する菊座アダプタ8(図9参照)を着脱可能となっている。把持部73は、作業員が把持し易いように滑り止めが施されている。柄部72は、工具部71と把持部73とを連結し、絶縁性を有する長尺の管体からなっている。
図7を参照すると、柄部72の中間部には、円錐体状の安全カバー7aを取り付けている。安全カバー7aは、工具部71から進出する水を堰き止めることができる。又、柄部72と把持部73との接続部には、円錐体状の安全カバー7bを取り付けている。安全カバー7bの取付け位置は、絶縁性を考慮して安全に作業できる限界を示している。
図8を参照すると、工具部71は、軸部71a、一対のピン71b・71b、プッシュロッド71c、及びプッシュリング71dを有している。軸部71aは、柄部72の軸方向に突出している。一対のピン71b・71bは、相反する向きに軸部71aの外周から突出している。プッシュロッド71cは、軸部71aの先端面から突出するように、工具部71に内蔵された圧縮コイルばね(図示せず)によって、力を付勢されている。プッシュリング71dは、軸部71aの下方に配置されている。プッシュリング71dは、図示しない圧縮コイルばねによって、軸部71aに向かう力を付勢されている。
図9を参照すると、菊座アダプタ8は、共用操作棒7の工具部71に着脱自在に取り付けできる。菊座アダプタ8は、円筒状の接続部81と菊座部82で構成している。接続部81は、菊座アダプタ8の基端部側に設けられている。一方、菊座部82は、菊座アダプタ8の先端部側に設けられている。
図9を参照すると、接続部81は、底面が開口された円筒状に形成している。接続部81には、軸部71a(図8参照)が嵌合する軸穴81aを有している。又、接続部81には、一対のT字状の係合溝81b・81bを有している。一対のピン71b・71b(図8参照)を軸穴81aの軸方向に挿入した後に、これらのピン71b・71bを軸穴81aの周方向に回動することで、係合溝81b・81bに係合できる。このような係合手段は、ツイストロックと呼ばれている。そして、工具部71と接続部81が嵌合した状態では、プッシュロッド71cが軸穴81aの上壁を弾圧すると共に、プッシュリング71dが接続部81の底面に当接して、菊座アダプタ8を工具部71に確実に固定できる。
図9を参照すると、菊座部82は、略円形の菊座82aと雄ねじ82bを備えている。菊座82aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条821を円周上に配列している。雄ねじ82bは、菊座82aの略中心から立設している。又、雄ねじ82bには、蝶ナット83が螺合している。
図10を参照すると、バインド打ち器9は、菊座部91、鉤部92、及び棒部93を備えている。菊座部91は、略円形の菊座91aと切り欠き溝91bを有している。菊座91aは、その表面から僅かに突出する複数の凸条911を円周上に配列している。切り欠き溝91bは、菊座部91の底面から中心部に向かって切り欠かれている。鉤部92は、図示しない電線を碍子に固定するためのバインド線(図示せず)に先端部を係合できる。棒部93は、鉤部92が突出する向きと反対側に突出している。又、棒部93は、図示しないバインド線に設けた円環部に先端部を係合できる。
図7から図10を参照して、菊座アダプタ8を共用操作棒7の工具部71に固定し、菊座82aと菊座91aが当接するように、切り欠き溝91bに雄ねじ82bを挿通し、蝶ナット83を雄ねじ82bに締結することで、共用操作棒7に対してバインド打ち器9を任意の傾き角度に設定できる。
このように、特許文献1によるバインド打ち器9などの先端工具は、操作棒に対する先端工具の傾き角度を任意に設定できる。しかし、特許文献1による先端工具は、予測と異なって、遠方に位置する先端工具で作業が困難なときには、先端工具を手元に引き戻して、操作棒に対する先端工具の傾き角度を調整し直す必要がある。したがって、特許文献1による先端工具は、活線作業の効率が低下するという問題がある。
一方、特許文献2による遠隔操作形の絶縁操作棒は、遠方に位置する先端工具の傾き角度を手元で簡単に調整できるので、活線作業の効率を向上できる。しかし、特許文献2による遠隔操作形の絶縁操作棒は、回転軸及び傘歯車装置などで構成された回転伝達機構を備えており、構成が複雑であるという問題がある。構成が簡易であり、絶縁操作棒に対する先端工具の傾き角度を容易に可変できる先端工具が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、構成が簡易であり、絶縁操作棒に対する先端工具の傾き角度を容易に調整できる間接活線作業用先端工具を提供することを目的とする。
本発明者は、絶縁操作棒の先端部に備えた、少なくとも先端部が鉤状の先端工具であって、絶縁操作棒の先端部に連結される工具台座に内歯を有する部分歯車を設け、先端工具の基端部に部分歯車に内接する内接歯車を設け、先端工具を押すと、内接歯車が部分歯車から離反して、先端工具の先端部を回動でき、先端工具を解放すると、内接歯車が部分歯車に噛み合って、絶縁操作棒に対する先端工具の傾き角度を維持できるように構成することで、この課題が解決可能であると考え、これに基づいて、以下のような新たな間接活線作業用先端工具を発明するに至った。
(1)本発明による間接活線作業用先端工具は、共用操作棒の先端部と着脱自在に連結される接続部を基端部に有し、対向配置された一対の軸受け部を座面に有する工具台座と、一対の前記軸受け部に回転自在に保持され、相反する向きに向かう一対の回動軸を基端部に有し、少なくとも鉤状に形成された鉤部を先端部に有する先端工具本体と、を備え、前記軸受け部は、内歯が前記座面と対向するように配置され、所定の円弧体からなる部分歯車と、前記回動軸が前記部分歯車に向かう力を付勢する付勢部材と、を有し、前記回動軸は、前記部分歯車に内接し、当該回動軸と一体に回動する内接歯車を有し、一対の前記付勢部材に抗して前記先端工具の先端部を押すと、前記内接歯車の外歯が前記部分歯車の内歯から離反して、前記先端工具の先端部を回動できる。
(2)前記内接歯車の外歯が前記部分歯車の内歯から離反した状態から、前記先端工具を解放すると、前記内接歯車が前記部分歯車に噛み合って、前記共用操作棒に対する前記先端工具の傾き角度を維持できることが好ましい。
(3)前記工具台座は、当該座面から円柱状に突出し、先端部が鉤状に形成された他の先端工具を着脱自在なツイストロック部材を更に備えることが好ましい。
(4)前記内接歯車は、そのピッチ円が前記部分歯車のピッチ円より外側に転位し、前記部分歯車と噛み合いが容易な転位歯車からなることが好ましい。
本発明による間接活線作業用先端工具は、一対の付勢部材に抗して先端工具本体の先端部を押すと、内接歯車の外歯が部分歯車の内歯から離反して、先端工具本体の先端部を回動でき、内接歯車が部分歯車から離反した状態から、先端工具本体を解放すると、内接歯車が部分歯車に噛み合って、共用操作棒に対する先端工具本体の傾き角度を維持できるので、絶縁操作棒に対する先端工具本体の傾き角度を容易に調整できる。
本発明の一実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す斜視分解組立図である。 前記実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す正面図であり、要部を断面図で示している。 前記実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す平面図である。 図2のX−X矢視断面図である。 前記実施形態による間接活線作業用先端工具の動作を示す断面図であり、図5(A)は、内接歯車が部分歯車に噛み合った状態図、図5(B)は、内接歯車が部分歯車から離反した状態図である。 前記実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す左側面図であり、先端部が鉤状に形成された他の先端工具を着脱可能な状態図である。 共用操作棒の一例による構成を示す正面図である。 共用操作棒の先端部に設けた工具部を拡大した斜視図である。 共用操作棒の工具部に装着可能な菊座アダプタの一例による構成を示す正面図である。 菊座アダプタに装着されるバインド打ち器の一例の構成を示す図であり、図10(A)は、バインド打ち器の正面図、図10(B)は、バインド打ち器の左側面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[間接活線作業用先端工具の構成]
最初に、本発明の一実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す斜視分解組立図である。図2は、前記実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す正面図であり、要部を断面図で示している。図3は、前記実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す平面図である。図4は、図2のX−X矢視断面図である。なお、従来技術で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じとするので、説明を省略することがある。
図1から図4を参照すると、本発明の一実施形態による間接活線作業用先端工具(以下、先端工具と略称する)10は、工具台座1と先端工具本体2を備えている。工具台座1は、共用操作棒7(図7参照)の工具部71と着脱自在に連結される接続部11を基端部に有している。又、工具台座1は、対向配置された一対の軸受け部12・12を座面1pに有している。
図1から図4を参照すると、接続部11は、底面が開口された円筒状に形成している。接続部11には、共用操作棒7の軸部71a(図8参照)が嵌合する軸穴11aを有している。又、接続部11には、一対のT字状の係合溝11b・11bを有している。一対のピン71b・71b(図8参照)を軸穴11aの軸方向に挿入した後に、これらのピン71b・71bを軸穴11aの周方向に回動することで、係合溝11b・11bに係合できる。
図1から図4を参照すると、先端工具本体2は、一対の回動軸21・21、鉤部22、及び棒部23を備えている。一対の回動軸21・21は、U字状に屈曲したクランクアーム22cの両端部に固定されている。又、一対の回動軸21・21は、相反する向きに向かうように配置されている。そして、一対の回動軸21・21は、一対の軸受け部12に回転自在に保持されている。
図1から図4を参照すると、鉤部22は、その基端部がクランクアーム22cの中央部から立設するように結合している。又、鉤部22は、その先端部が鉤状に形成されている。鉤部22は、図示しない電線を碍子に固定するためのバインド線(図示せず)に先端部を係合できる。棒部23は、鉤部22が突出する向きと反対側に突出している。又、棒部23は、図示しないバインド線に設けた円環部に先端部を係合できる。
図1から図4を参照すると、軸受け部12は、所定の円弧体からなる部分歯車12gと、付勢部材となる圧縮コイルばね12sを備えている。部分歯車12gは、その内壁に形成された複数の内歯12t(図5参照)が座面1pと対向するように配置されている。
図1から図4を参照すると、部分歯車12gは、後述する内接歯車21gを収容する円形開口12h(図1参照)の外部からピニオンカッター(図示せず)を往復動して、歯切りできる。部分歯車12gは、軸受け部12と一体に成形することもできる。圧縮コイルばね12sは、後述するリンク部材21rを介して、回動軸21が部分歯車12gに向かう力を付勢している。
図1又は図2を参照すると、回動軸21は、四角柱状の回り止め部21aを基端部に有している。回り止め部21aは、その基端部側がクランクアーム22cの端部に設けたボス22bに圧入されている。又、回り止め部21aは、その一部がボス22bから突出している。更に、回動軸21は、軸部21bを回り止め部21aから突出している。
図1から図4を参照すると、実施形態による先端工具10は、一組の内接歯車21g・21gと一組の四角柱状のリンク部材21r・21rを備えている。内接歯車21gは、回り止め部21aに嵌合する四角穴2ghを中心部に開口している。内接歯車21gを回り止め部21aに挿入することで、内接歯車21gを回動軸21と一体に回動できる。
図1又は図2を参照すると、リンク部材21rは、軸部21bに嵌合する軸穴2rhを端部に開口している。リンク部材21rを軸部21bに挿入することで、リンク部材21rに対して回動軸21を回動できる。リンク部材21rは、円形開口12hに連通する溝12dにスライド自在に保持されている。なお、一対の軸受け部12・12の外側には、カバー板21kを取り付けており、回動軸21の軸方向の移動を規制している。
図1又は図2を参照すると、リンク部材21rは、共用操作棒7(図7参照)が延びる方向にのみ運動が許容されている。リンク部材21rの底面と溝12dの底面の間には、圧縮コイルばね12sを配置している。これにより、圧縮コイルばね12sは、リンク部材21rを介して、回動軸21が部分歯車12gに向かう力を付勢している。
図1から図4を参照して、一対の圧縮コイルばね12s・12sに抗して先端工具本体2の先端部を押すと、内接歯車21gの外歯21tを部分歯車12gの内歯12tから離反できる(図5(B)参照)。そして、先端工具本体2の先端部を回動できる(図6参照)。
[間接活線作業用先端工具の作用]
次に、実施形態による先端工具10の構成を補足すると共に、先端工具10の操作方法を説明しながら、先端工具10の作用及び効果を説明する。
図5は、前記実施形態による間接活線作業用先端工具の動作を示す断面図であり、図5(A)は、内接歯車が部分歯車に噛み合った状態図、図5(B)は、内接歯車が部分歯車から離反した状態図である。図6は、前記実施形態による間接活線作業用先端工具の構成を示す左側面図であり、先端部が鉤状に形成された他の先端工具を着脱可能な状態図である。
図4を参照して、先端工具10は、通常、工具台座1に対して先端工具本体2を立設している。図5(A)を参照して、リンク部材21rを介して、内接歯車21gは、部分歯車12gに向かう力を付勢されている。図5(A)に示した状態では、内接歯車21gの外歯21tが部分歯車12gの内歯12tに噛み合っており、先端工具本体2の先端部を回動することは困難である(図4参照)。
次に、図1又は図7を参照して、共用操作棒7の工具部71に接続部11を連結して、先端工具本体2の先端部を図示しない電柱などに押し当てると、内接歯車21gの外歯21tを部分歯車12gの内歯12tから離反できる(図5(B)参照)。そして、先端工具本体2の先端部を回動できる(図6参照)。
一方、図5(B)を参照して、内接歯車21gの外歯21tが部分歯車12gの内歯12tから離反した状態から、先端工具本体2を解放すると、内接歯車21gが部分歯車12gに噛み合って(図5(A)参照)、共用操作棒7に対する先端工具本体2の傾き角度を維持できる。
図5を参照して、内接歯車21gは、そのピッチ円が部分歯車12gのピッチ円より外側に転位し、部分歯車12gと噛み合いが容易な転位歯車からなることが好ましい。
図1から図4及び図6を参照すると、実施形態による先端工具10は、ツイストロック部材3を更に備えている。ツイストロック部材3は、工具台座1の座面1pから円柱状に突出している。ツイストロック部材3は、軸部3a、一対のピン3b・3b、プッシュロッド3c、及びリング部3dを有している。軸部3aは、座面1pからに突出している。一対のピン3b・3bは、相反する向きに軸部3aの外周から突出している。プッシュロッド3cは、軸部3aの先端面から突出するように、リング部3dに内蔵された圧縮コイルばね(図示せず)によって、力を付勢されている。リング部3dは、軸部3aの下方に配置されている。
図6を参照して、先端工具本体2が傾斜した状態では、ツイストロック部材3には、先端部が鉤状に形成された他の先端工具4を着脱できる。他の先端工具4は、ツイストロック部材3に係合可能な接続部41を基端部に備えている。接続部41の構造は、接続部11と同じのため、説明を省略する。図6に示した他の先端工具4は、絶縁カバーを保持するカバー押さえ器を例示したが、他の先端工具4は、電線磨き器でもよい。
このように、実施形態による先端工具10は、一対の圧縮コイルばね12s・12sに抗して先端工具本体2の先端部を押すと、内接歯車21gの外歯21tが部分歯車12gの内歯12tから離反して、先端工具本体2の先端部を回動できる。一方、内接歯車21gが部分歯車12gから離反した状態から、先端工具本体2を解放すると、内接歯車21gが部分歯車12gに噛み合って、共用操作棒7に対する先端工具本体2の傾き角度を維持できるので、共用操作棒7に対する先端工具本体2の傾き角度を容易に調整できる。
本発明による間接活線作業用先端工具は、次のような効果が奏される。
(1)先端工具本体の先端部を押すことで、傾き角度を容易に可変できる。
(2)内接歯車の歯数を多くすることで、傾斜角度を細かく調整できる。
(3)バインド打ち器を使用しながら他の先端工具を取り付けることもできる。
(4)手許に先端工具を引き戻して調整する必要が無くなる。
本発明は、絶縁操作棒などを用いて、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線工事できる間接活線作業用先端工具を開示したが、本発明の先端工具は、間接活線工事用に限定されることなく、他の分野でも応用されることが期待される。
1 工具台座
1p 座面
2 先端工具本体
7 共用操作棒
10 先端工具(間接活線作業用先端工具)
11 接続部
12 軸受け部
12g 部分歯車
12s 圧縮コイルばね(付勢部材)
12t 内歯
21 回動軸
21g 内接歯車
21t 外歯
22 鉤部

Claims (4)

  1. 共用操作棒の先端部と着脱自在に連結される接続部を基端部に有し、対向配置された一対の軸受け部を座面に有する工具台座と、
    一対の前記軸受け部に回転自在に保持され、相反する向きに向かう一対の回動軸を基端部に有し、少なくとも鉤状に形成された鉤部を先端部に有する先端工具本体と、を備え、
    前記軸受け部は、
    内歯が前記座面と対向するように配置され、所定の円弧体からなる部分歯車と、
    前記回動軸が前記部分歯車に向かう力を付勢する付勢部材と、を有し、
    前記回動軸は、前記部分歯車に内接し、当該回動軸と一体に回動する内接歯車を有し、
    一対の前記付勢部材に抗して前記先端工具本体の先端部を押すと、前記内接歯車の外歯が前記部分歯車の内歯から離反して、前記先端工具本体の先端部を回動できる間接活線作業用先端工具。
  2. 前記内接歯車の外歯が前記部分歯車の内歯から離反した状態から、前記先端工具本体を解放すると、前記内接歯車が前記部分歯車に噛み合って、前記共用操作棒に対する前記先端工具本体の傾き角度を維持できる請求項1記載の間接活線作業用先端工具。
  3. 前記工具台座は、当該座面から円柱状に突出し、先端部が鉤状に形成された他の先端工具を着脱自在なツイストロック部材を更に備える請求項1又は2記載の間接活線作業用先端工具。
  4. 前記内接歯車は、そのピッチ円が前記部分歯車のピッチ円より外側に転位し、前記部分歯車と噛み合いが容易な転位歯車からなる請求項1から3のいずれかに記載の間接活線作業用先端工具。
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