JP5465553B2 - 落下傘 - Google Patents

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Description

本発明は、落下傘に関し、特に収納体積及び重量を増大させることなく異常開傘を防止することができる落下傘に関する。
落下物を落下傘により降下させる場合に、落下傘は側面から強い気流を受け、その気流によって傘体の一部を反転させられることがある。
具体的には、落下傘は落下時において以下のような現象が起こる。まず、図8(a)に示すように、落下傘1の傘体2及び吊索3の伸張時に、傘縁部2aの一部が他の部分より下がってしまい、傘縁部2aが不揃いとなる。次に、図8(b)に示すように、不揃いの部分の一部が横風等の気流の影響で傘縁の他の部分にもぐりこむ。次に、図8(c)に示すように、もぐりこんだ部分が反転状態で空気をはらみ膨張し始める。次に、図8(d)に示すように、反転状態で膨張した部分がさらに成長する。そして、図8(e)に示すように、反転部分の傘縁部と反転していない部分の傘縁部とが、底面から見て8の字のように開傘する。また、反転部分の膨張がさらに成長すると傘体は完全に裏返る(図示せず)。
上記のような正常でない傘体の膨張及び開傘は、傘縁が不揃いな状態で傘体が膨張し始めることに起因する。この現象を抑制するために、傘縁全周の端部40〜50cmをネットとし、ネットの網目から気流を逃がす構造を用いた落下傘が知られている(非特許文献1)。
TECHNICAL MANUAL, UNIT AND INTERMEDIATE DIRECT SUPPORT(DS), MAINTENANCE MANUAL(INCLUDING REPAIR PARTS AND SPECIAL TOOLS LIST) FOR PARACHUTE, PERSONNEL TYPE: 35-FOOT DIAMETER, T-10B TROOP BACK PARACHUTE ASSEMBLY NSN1670-00-591-0720, HEADQUATERS, DEPARTMENTS OF THE ARMY AND AIR FORCE,AND HEADQUARTERS, U.S. MARINE CORPS, 16 SEPTEMBER 1988
しかし、非特許文献1に記載された落下傘に用いられている構造では、傘縁全周をネットで形成しなければならず、ネットは傘布に比べて重量が大きいため、落下傘全体の重量が大きくなるという問題があった。また、落下傘の収納体積が大きくなってしまうといった問題もあった。
本発明はこれらの問題に着目してなされたもので、収納体積及び重量を増大させることなく異常開傘を防止できる落下傘を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る落下傘は、開傘時に略半球状となる傘体と、前記傘体の開口端に接続された吊索と、前記傘体上を前記傘体の頂部と前記吊索とを接続する紐状体と、前記傘体の閉傘状態を保持する保持部と、前記保持部によって前記閉傘状態に保持された前記傘体を折り畳んで収納する傘体収納部と、を備え、前記傘体は、前記吊索の張力によって前記傘体収納部から引き出され、前記紐状体は、前記傘体収納部から放出された前記傘体の伸張する力によって、前記保持部による前記保持を解除する、ことを特徴とする。
上記落下傘において、前記保持部は、前記傘体に固定されている固定部と該固定部の両側に設けられた自由端部とを備え、前記傘体の傘縁部を覆った状態で前記自由端部を互いに結束させることで閉傘状態を保持し、前記紐状体は、前記傘体の伸張する力によって前記自由端部の結束を解くことで、前記保持部による保持を解除する、ようにしてもよい。
上記落下傘において、前記保持部は、前記自由端部を互いに糸により結束させ、前記紐状体は、前記傘体の伸張する力によって前記糸を切断することで、前記自由端部の結束を解く、ようにしてもよい。
上記落下傘において、前記紐状体を前記傘体との間で摺動不能に挟持し、該傘体の伸張する力によって該挟持を解除することで、該紐状体を該傘体上で摺動させる挟持部をさらに備え、前記紐状体は、前記傘体上を摺動して前記自由端部の結束を解くことで、前記保持部による保持を解除する、ようにしてもよい。
本発明により、収納体積及び重量を増大させることなく異常開傘を防止することができる落下傘を提供することができる。
(a)は、本発明の実施形態に係る落下傘の構成を示す正面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、開放コードを中心とした落下傘の構成を示す斜視図であり、(b)は、(a)のB−B断面図である。 傘縁覆い布の構成を示す正面図である。 内のうの構成を示す断面図である。 本実施形態に係る落下傘の収納手順を説明するための図である。 本実施形態に係る落下傘の開傘動作を説明するための図である。 傘縁覆い布の変形例を示す図である。 従来の落下傘の異常な開傘状態を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。尚、以下に記載する実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素又は全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
まず、本実施形態に係る落下傘の構成について図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る落下傘の構成を示す図である。
落下傘10は、図1(a)に示すように、傘体20と、傘縁覆い布30と、開放コード35と、複数の吊索40と、内のう50と、誘導傘57と、収納袋60と、から概略構成されている。
傘体20は、展張時にほぼ半球状となって吊下物100を緩やかに下降させるためのもので、扇形をなす複数のゴア21の側縁部を傘布が重複するように繋ぎ合わせて形成されている。このつなぎ合わせた部分の上には、傘体補強テープ24が貼設されている。傘体20は、開傘状態において傘体20の半球状の開放面を構成する傘縁部25と、傘体の頂部を形成する傘頂部27と、傘縁部25と傘頂部27とを接続する傘中央部26と、から構成されている。
傘縁部25には、吊索40の上端が固定されている。また、傘縁部25の外面には、図1(b)に示すように、傘縁覆い布30が配設されると共に、外面の傘縁覆い布30とは平面視で180度異なる位置には、開放コード35が配設されている。
図1(a)に示す傘中央部26では、開放コード35が設けられたゴア21の繋ぎ目22の傘体補強テープ24上にコードスリーブ23が縫合されている。コードスリーブ23は、図2(b)に示すように、開放コード35を挿通可能に形成され、挿通することで繋ぎ目22の傘体補強テープ24との間に挟み込む。
また、傘体補強テープ24は、開放コード35が繋ぎ目22に沿って摺動するときに、傘布が損傷することを防止する。
傘頂部27には、図1(a)に示すように、第一連結索55aで内のう50が連結されるとともに、図2(a)に示すように、開放コード35を固定するための傘頂取付部27aが設けられている。
また、コードスリーブ23の上端23aと傘頂部27との間には、複数のガイドループ29が設けられている。ガイドループ29は、開放コード35を挿通可能に形成され、開放コード35が左右にずれることを防止する。
図1(a)に示す傘縁覆い布30は、傘縁部25が折り畳まれた状態を保持することにより、傘体20の閉傘状態を保持するもので、例えばナイロン、ポリエステルなどの合成繊維で形成されてもよいが、摩擦で傘布を傷めない綿布が望ましい。
図3は、傘縁覆い布の構成を示す図である。
傘縁覆い布30は、図3に示すように、中央部30aと、左右側部30b、30cと、を備え、略五角形状に形成されている。
中央部30aは、傘布が重複しているゴア21の繋ぎ目22の傘体補強テープ24に縫合され、傘縁覆い布30を傘体20に強固に固定している。また、左右側部30b、30cは、端部に複数のハトメ31b、31cを有する。
傘縁覆い布30は、傘布が折り畳まれた傘体20の傘縁部25を、傘縁覆い布30の左右側部30b、30cで覆い、ハトメ31b、31cを互いに近接させ、ハトメ31b、31cに糸33(図5(e))を挿通させて結束することで、傘縁部25が折り畳まれた状態を保持する。
図1(a)に示す開放コード35は、傘縁覆い布30による傘縁部25の拘束を解除するためのもので、例えば伸度が小さく耐摩擦性もあり、細くても強度の大きい高強力ポリエチレンなどの合成繊維から形成されている。
開放コード35は、傘体20が伸張したときの長さとほぼ等しい長さに形成され、図2(a)に示すように、繋ぎ目22に沿って設けられている。具体的に、開放コード35は、上端が傘頂取付部27aに固定されると共に下端が吊索40の上端付近に設けられた吊索取付部40aに固定されている。
開放コード35は、コードスリーブ23と繋ぎ目22の傘体補強テープ24との間に挟み込まれている。このため、開放コード35は、傘中央部26が伸張していない状態では、コードスリーブ23と傘体補強テープ24との間に生じる摩擦抵抗によって、傘体20上を容易に摺動できないようになっている。傘中央部26が伸張すると、開放コード35は、傘体20に沿って摺動可能になる。
また、開放コード35には、傘縁覆い布30に形成されたハトメ31b、31cと等しい数の切断ループ36が形成されている。切断ループ36は、傘縁覆い布30によって傘縁部25が保持された状態では、ハトメ31b、31cと同じ糸33(図5(e))を挿通し、この糸33(図5(e))によってハトメ31b、31cと結束されている。切断ループ36は、開放コード35の傘体20上方への摺動に伴い、傘体20上方に移動することにより、挿通している糸33(図5(e))を切断する。このような切断ループ36によって、開放コード35は、傘体覆い布30による傘縁部25の拘束を解除することができる。
図1(a)に示す吊索40は、吊下物100を落下傘10に連結するためのもので、上端が傘縁部25に固定されると共に下端が収納袋60を介して吊下物100に連結されている。なお、吊索40には、降下者が連結されてもよい。
内のう50は、その中に傘体20をS字状に畳み込んで収納するためのもので、下方が開放可能に構成されている。内のう50は、第一連結索55aで傘頂部27に連結されると共に第二連結索55bで誘導傘57に連結されている。
図4は、内のうの構成を示す図である。
内のう50は、図4に示すように、左右の蓋部を有し、左の蓋部には、ゴムループ50aが設けられ、右の蓋部には、ゴムループ50aが挿通可能な穴が形成されている。内のう50は、傘体20を収納した後、まず、左の蓋部が閉じられ、次に、右の蓋部が、その穴にゴムループ50aが挿通するように閉じられる。そして、右の蓋部の穴を挿通したゴムループ50aには、一部が二つ折りにされた吊索40が挿通される。これにより、内のう50は、吊索40がゴムループ50aから引き抜かれるまで、閉じられた状態を保持することができる。
また、内のう50の側部には、傘縁部25に連結された吊索40を収納するための吊索収納ポケット51が設けられている。
図1(a)に示す誘導傘57は、傘体20より小径の傘体を有し、第二連結索55bで内のう50に連結されている。誘導傘57は、下方からの風圧を受けることによって、収納袋60から内のう50を抽出する。
収納袋60は、傘体20などが収納された内のう50をさらにその内に収納することで、落下傘10を収納する。
次に、上記構成を備える落下傘の収納手順について図面を参照しつつ説明する。
図5は、落下傘の収納手順を説明するための図である。
まず、図5(a)に示す閉傘状態の傘体20の傘布を、図5(b)に示すように、内のう50に収納できる幅に左右から折る。
次に、図5(c)のように、傘体20の傘頂部27を二つ折りにした後、開放コード35を吊索40側へ引っ張ることにより、図5(d)に示すように、傘頂取付部27aとコードスリーブ23の上端23aとを近接させる。これに伴い、開放コード35に設けられた切断ループ36は、傘縁覆い布30に近接する。
そして、図5(e)に示すように、傘体20の傘縁部25を傘縁覆い布30の左右側部30b、30cで覆い、ハトメ31b、31c及び切断ループ36に同じ糸33を挿通して結束する。これにより、切断ループ36と吊索取付部40aとの間には、図5(f)に示すように、弛み部35bが形成される。
続いて、図4に示したように、傘体20を、傘頂部27側からS字状に折り畳み、内のう50内へ収納する。
その後、ゴムループ50aが設けられた左の蓋部を閉じてから、右の蓋部を、右の蓋部に設けられた穴がゴムループ50aを挿通するように閉じる。続いて、吊索40の一部を二つ折りにし、ゴムループ50aに挿通後、傘縁部25に連結された吊索40を吊索収納ポケット51内へ収納する。
そして、内のう50を収納袋60内に収納し、落下傘10の収納袋60への収納が終了する。
続いて、上述のようにして収納された落下傘の開傘動作について図面を参照しつつ説明する。
図6は、落下傘の開傘動作を説明するための図である。
飛行中の飛行機等(図示せず)から吊下物100が落下すると、まず、誘導傘57が下方からの風圧によって全開状態まで開傘し、第二連結索55bに張力が付与される。そして、第二連結索55bの張力によって、図6(a)に示すように、内のう50が収納袋60から上方に引き出されると共に、内のう50の吊索ポケット51内に収納されている吊索40が下方に引き出されていく。
そして、吊索ポケット51内に収納されていた吊索40が全て引き出されて伸張すると、吊索40に張力が付与され、この張力によって、内のう50の左の蓋部に設けられたゴムループ50aから、二つ折りにされた吊索40が引き抜かれる。これにより、図6(b)に示すように、左右の蓋部が開き、内のう50の下方が開放される。
その後、ゴムループ50aから引き抜かれた吊索40が伸張すると、吊索40全体に張力が付与され、この張力によって、内のう50から傘体20が閉傘状態を保持したまま下方に引き出されていくと共に第一連結索55aが引き伸ばされていく。そして、第一連結索55aが伸張すると、第一連結索55aに張力が付与され、吊索40と第一連結索55aとの張力によって、図6(c)に示すように、傘体20の傘縁部25と傘中央部26とが引き伸ばされていく。
その後、傘体20の傘中央部26が伸張すると、傘体補強テープ24とコードスリーブ23とによる挟込が解除され、開放コード35が摺動可能な状態となる。開放コード35は、二つ折りにされた傘頂部27が伸びていく力によって、傘体補強テープ24に沿って上方へ摺動していき、それに伴い開放コード35の切断ループ36も傘体補強テープ24に沿って上方へ移動していく。そして、切断ループ36が上方へ移動していく力によって、ハトメ31b、31cと切断ループ36とを結束する糸33が切断されることにより、図6(d)に示すように、傘縁覆い布30による傘縁部25の拘束が解除され、傘体20の閉傘状態の保持が解除される。
その後、傘体20が下方からの風圧によって、図6(e)に示すように、開傘をし始める。その後、図6(f)に示すように、傘体20が開傘状態になると、落下傘10は、緩やかに下降していく。
以上説明したように、本実施形態に係る落下傘10によれば、傘体20は、伸張した吊索40の張力によって内のう50から引き出され、傘頂部27に接続された第一連結索55と吊索40とが引き合う力によって傘縁部25と傘中央部26とが引き伸ばされていく。その後、傘中央部26が伸張すると、開放コード35が傘体20上を摺動可能な状態となり、傘頂部27が伸びていく力によって開放コード35が傘体20上を摺動すると共に、開放コード35に設けられた切断ループ36が傘体20上方へ移動していく。そして、切断コード36が傘体20上方へ移動していく力によって、糸33が切断されてハトメ31b、31cの拘束が解かれると、傘縁覆い部30による傘縁部25の拘束が解除されて傘体20の閉傘状態の保持が解除される。
このように、本実施形態に係る落下傘10では、吊索40が伸張した後、傘体20が内のう50から引き出され、閉傘状態を保持したまま引き伸ばされていく。そして、傘体20の傘中央部26と傘縁部27とが伸張してから、傘体20の閉傘状態が解除される。これにより、傘縁部27を、傘体20の収納体積及び重量増大の原因となるネットで形成することなく、傘縁部27が弛んで不揃いとなっている状態で傘体20の開傘が開始され、傘体20が部分反転開傘や完全反転開傘といった異常開傘状態になることを防止することができる。この結果、異常開傘に起因して発生する落下傘10の操縦不能や損傷、さらには落下傘10の降下速度の増大や意図していない回転などの弊害を防止することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、左右側部30b、30cの端部に複数のハトメ31b、31cが設けられ、ハトメ31b、31cを糸33で連結することで、傘縁部25が拘束されるものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば図7(a)に示すように、左側部30bには、ハトメ31bに代えてループ32bを設ける一方で、右側部30cには、上記実施形態と同様、ハトメ31cを設けると共に、図7(b)に示すように、開放コード35には、切断ループ36に代えて、ピン37を設けるようにしてもよい。この場合には、ハトメ31cに挿通させたループ32bにピン37を挿して固定することで、傘縁部25が拘束されればよい。
また、ハトメ31b、31cの代わりに、例えば、ループを設けてもよい。この場合には、左右側部30b、30cのループと、開放コード35の切断ループ36と、に同じ糸33を挿通させ、結んで仮縛すればよい。
例えば、上記実施形態では、収納袋60から内のう50を抽出するために誘導傘57を使用したが、これに限定されるものではない。誘導傘57の代わりに、例えば、自動索を用いてもよい。この場合は、内のう50と連結された自動索を飛行機等と連結することで、降下者又は吊下物100が落下した時に、収納袋60から内のう50を抽出することができる。また、内のう50を抽出した後、内のう50と自動索との連結部が、吊下物100の重さで切り離されるようにすればよい。
例えば、上記実施形態では、開放コード35は、傘縁覆い布30とは平面視で180度異なる位置に配設したが、これに限定されるものではない。傘縁覆い布30の左右側部30b、30cの長さの比を変えることで、例えば、開放コード35を傘縁覆い布30とは90度異なる位置に配設することも可能であり、他の角度に配設することも同様に可能である。
10 落下傘
20 傘体
21 ゴア
22 繋ぎ目
23 コードスリーブ
24 傘体補強テープ
25 傘縁部
26 傘中央部
27 傘頂部
29 ガイドループ
30 傘縁覆い布
31b、31c ハトメ
32b ループ
33 糸
35 開放コード
36 切断ループ
37 ピン
40 吊索
50 内のう
51 吊索収納ポケット
55a 第一連結索
55b 第二連結索
57 誘導傘
60 収納袋
100 吊下物

Claims (4)

  1. 開傘時に略半球状となる傘体と、前記傘体の開口端に接続された吊索と、前記傘体上を前記傘体の頂部と前記吊索とを接続する紐状体と、前記傘体の閉傘状態を保持する保持部と、前記保持部によって前記閉傘状態に保持された前記傘体を折り畳んで収納する傘体収納部と、を備え、
    前記傘体は、前記吊索の張力によって前記傘体収納部から引き出され、
    前記紐状体は、前記傘体収納部から放出された前記傘体の伸張する力によって、前記保持部による前記保持を解除する、
    ことを特徴とする落下傘。
  2. 前記保持部は、前記傘体に固定されている固定部と該固定部の両側に設けられた自由端部とを備え、前記傘体の傘縁部を覆った状態で前記自由端部を互いに結束させることで閉傘状態を保持し、
    前記紐状体は、前記傘体の伸張する力によって前記自由端部の結束を解くことで、前記保持部による保持を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の落下傘。
  3. 前記保持部は、前記自由端部を互いに糸により結束させ、
    前記紐状体は、前記傘体の伸張する力によって前記糸を切断することで、前記自由端部の結束を解く、
    ことを特徴とする請求項2に記載の落下傘。
  4. 前記紐状体を前記傘体との間で摺動不能に挟持し、該傘体の伸張する力によって該挟持を解除することで、該紐状体を該傘体上で摺動させる挟持部をさらに備え、
    前記紐状体は、前記傘体上を摺動して前記自由端部の結束を解くことで、前記保持部による保持を解除する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の落下傘。
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