JP5463600B2 - 多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置{infraredtouchscreendevicescapableofmulti−touchsensing} - Google Patents

多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置{infraredtouchscreendevicescapableofmulti−touchsensing} Download PDF

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Description

本発明は、赤外線タッチスクリーン装置に関するもので、より詳しくは、多数個のタッチ点が発生した時、タッチ点らの接触位置を円滑に認識することができる多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置に関する。
タッチスクリーン装置は、マウスのような入力装置を使用せず、画面に示された文字や特定アイコンを、人の手やペン等の物体を接触させることにより、位置を把握して入力信号を算出し特定の機能を処理する装置である。
このようなタッチスクリーン装置は、スクリーンで接触された位置を算出する方式によって抵抗膜方式、静電容量方式、超音波方式及び赤外線方式等に区分され、主に抵抗膜方式と静電容量方式が使用されている。
上記のような方式のうち、赤外線方式を説明すれば次の通りである。
図1に図示したように、赤外線方式を適用した赤外線方式のタッチパネルは、スクリーン10の外郭線に沿って上側及び下側のうちいずれか一つと、左側及び右側のうちいずれか一つに、それぞれ多数個のレーザー(赤外線)光を発生する赤外線発光素子12からなる第1及び第2発光部13、14が配置される。
そして、スクリーン10の外郭線の上側及び下側と左側及び右側の第1及び第2発光部13、14が配置されない所に、それぞれ多数個の受光素子16からなる第1及び第2受光部17、18が配置される。
そのため、スクリーン10上で第1及び第2発光部13、14と第1及び第2受光部17、18の間にレーザー光がマトリックス形態で通過する。
ここに、使用者の指又はペン等の物体がスクリーン10上の特定部分に接触されると、接触された部分の光は遮断される。
したがって接触されたスクリーン10上の位置では光が第1及び第2受光部17、18に入射されない。
このように第1及び第2受光部17、18に入射されない位置を感知し、感知された情報をX/Yデコーダー19に伝達することにより接触された部分の位置が分かるようにする。
しかし、このような従来の赤外線方式は、多数の赤外線発光素子及び受光素子を使用しても多数個のタッチ点を同時に検出することができない技術的限界がある。
そして、指又はペン等の物体でスクリーンをタッチすることによりスクリーンが損傷する問題点がある。
また、スクリーンの接触位置に対する分解能力が赤外線発光素子及び受光素子の個数によって決まるため、分解能力を向上させるためには赤外線発光素子及び受光素子の個数を増加させなければならない。したがって、タッチスクリーンの生産費用が増加する問題が発生した。
したがって、本発明は、上記のような問題点を解決するために提案されたものであり、本発明の目的は、スクリーン上に多数個のタッチ点が発生してもそれぞれの接触位置を正確に検出することができる多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、スクリーンをタッチすることにより発生するスクリーンの損傷を防止することができる多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、スクリーン上に発生するタッチ点位置を検出する検出の精密性を減少せずに赤外線発光素子と受光素子の個数を減少させることができるように回転する赤外線スキャナが適用された多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、外部電源を使用せずとも自体で発生する誘導電流を使用して赤外線発光素子を発光させることができる多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を提供することである。
上記した目的を達成するための本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置は、イメージを投映することができるディスプレイパネルと、上記ディスプレイパネルの前面に形成されてディスプレイパネルを保護しタッチがなされる強化ガラス板で構成されたスクリーンと; 上記スクリーンの一側に形成されて、スクリーンを赤外線でスキャンする光スキャナと; 上記強化ガラス板の縁に形成され上記光スキャナから照射されて強化ガラス板を通過した赤外線のうち一部は反射し、反射されずに内部に入射される残りの赤外線は導光して一端に伝送する導光バーと; 上記導光バーの端に設置されて、導光バーを通じて伝送される赤外線を受光する受光部、及び上記受光部で受光された光量と上記光スキャナのスキャン角度からタッチ位置を検出する位置検出器を含んでなり; 上記導光バーで反射された赤外線は、赤外線を反射する導光バーに対応して形成された他の導光バーに入射されることを特徴とする。
上記光スキャナは、電源の供給を受けて赤外線を発光する赤外線発光素子と、上記赤外線発光素子から発光された赤外線を回転させて上記スクリーンの全面積をスキャンするようにする回転部と、上記回転部に回転動力を印加する駆動部と、上記駆動部の一側に備えられて上記回転部の回転角度を測定する角度測定部を含むことを特徴とする。
上記駆動部は、円板形で回転可能に形成されて、上記回転部を同一の方向へ回転させる回転磁石と、上記回転磁石の一側に備えられ電源の供給を受けて磁力を形成して回転磁石を回転させる駆動電磁石131を含んでなることを特徴とする。
上記赤外線発光素子は、上記回転磁石で発生する誘導電流の供給を受けて発光するようになることを特徴とする。
上記光スキャナは、赤外線を発光する赤外線発光素子と、上記赤外線発光素子から発光された赤外線が上記スクリーンの全面積をスキャンするように両方向に回動する回動部と、上記回動部を左右に回動させる駆動部と、上記駆動部の一側に備えられて上記回動部の回動角度を測定する角度測定部を含むことを特徴とする。
上記駆動部は、上記回動部の内部に備えられ、電源の供給を受けて磁力を形成するようになる回動電磁石と、上記回動電磁石と対応するように上記回動部の後側に形成され電源の供給を受けて磁力を形成するようになる固定電磁石を含むことを特徴とする。
上記駆動部は、モーターで形成されることを特徴とする。
上記導光バーは、上記光スキャナから発光された赤外線が投射される投射面と、上記投射面に対応する背面にギザギザ形状で形成されて導光バーの内部に入射される赤外線を散乱させる散乱面からなり; 上記投射面を除いた上下面と散乱面はコの字形の反射板で囲まれて、導光バーの内部に入射された赤外線が投射面を除いた外の部分を通じて外部に流出することを防止するようになることを特徴とする。
上記投射面は、上記光スキャナから投光された赤外線が入射される入射面と、上記入射面に連接し、ふくらんで突出するように形成されて赤外線を反射する反射面を含んでなり、上記入射面と反射面は導光バーの長さ方向に交互に位置されるように形成されたことを特徴とする。
上記投射面は、上記光スキャナから投光された赤外線が入射される入射面と、上記入射面に連接し、へこんで入りこむように形成されて赤外線を反射する反射面を含んでなり、上記入射面と反射面は導光バーの長さ方向に交互に位置されるように形成されたことを特徴とする。
上記した導光バーのうち互いに向い合わせて形成された導光バーらは、一側の導光バーの投射面に形成された入射面と、他側の導光バーの反射面が互いに対応するように向い合わせに形成されることを特徴とする。
上記光スキャナから照射された赤外線は、強化ガラス板又は強化ガラス板とディスプレイパネルの間を貫通することを特徴とする。
上述の通りなされる本発明の実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置は、一側の導光バーの反射面に対応するように形成された他側の導光バーの入射面に反射された赤外線がスクリーンを2次スキャニングすることにより、多数個のタッチ点が発生してもそれぞれの接触位置を正確に検出することができる効果がある。
スクリーンの前面に強化ガラス板が形成されていて、使用者の手又はペン等のような物体がスクリーンの代わりに強化ガラス板をタッチすることによりスクリーンの損傷を防止することができる効果がある。
回転する赤外線スキャナを使用して、少ない個数の赤外線発光素子と受光素子でタッチ点の位置を正確に検出することができる効果がある。
赤外線スキャナを回転させるものを構成する電磁石から発生する誘導電流を赤外線発光素子の電源として使用するため、別途に外部電源を使用しなくてもいいので電力消耗を減らすことができる。
したがって、赤外線発光素子に印加される電源を供給するための別途の外部電源装置を追加しなくてもいいので、本装置の生産費用と維持補修費用が節減される効果がある。
従来の赤外線タッチスクリーン装置の構成を図示した概略図。 本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を示した平面図。 本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を示した断面図。 本発明の一実施例による光スキャナを示した斜視図。 本発明の一実施例による光スキャナの駆動部を示した概略図。 本発明の一実施例による導光バーを示した部分斜視図。 本発明の一実施例による導光バーに赤外線が入射又は反射されることを示した概略図。 導光バーの他の実施例を示した部分斜視図。 本発明の第2実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を示した平面図。 本発明の第2実施例による光スキャナを示した概略図。 本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置の動作を示した平面図。 本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置の動作を示した平面図。 本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置の動作を示した平面図。
以下、本発明の望ましい実施例を添付した図面に基づいて詳細に説明すれば次の通りである。
図2は本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を示した平面図であり、図3は本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を示した断面図である。
図2及び図3で見られるように、本発明の一実施例による一多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置は、イメージを投映することができるディスプレイパネル3とディスプレイパネル3の前面に形成されてディスプレイパネル3を保護しタッチがなされる強化ガラス板2から構成されたスクリーン1を備える。
そして、上記スクリーン1の一側に形成されてスクリーン1を赤外線でスキャンする光スキャナ100と、上記強化ガラス板2の縁に形成され、光スキャナ100から照射されて強化ガラス板2を通過した赤外線のうち一部を反射し、反射されずに内部に入射される残りの赤外線を導光して一端へ伝送する導光バー200を備える。
また、上記導光バー200の端に設置されて導光バー200を通じて伝送される赤外線を受光する受光部300、及び上記受光部300で受光された光量が少ない時に上記光スキャナ100のスキャン角度からタッチ位置を検出する位置検出器400を含んでなる。
そして、上記導光バー200に反射された赤外線が、対応するように形成された導光バー200に入射されることを特徴とする。
上記で、上記光スキャナ100は、スクリーン1の一側の角に設置される。
本発明の一実施例では上記光スキャナ100を一つで構成してスクリーン1の上部一側の角に設置して説明したが、これに限定されるものではなく、上記光スキャナ100は、スクリーン1の四隅又は上下左右中間の地点に設置されることもできる。
また、上記光スキャナ100は、赤外線がスクリーン1の強化ガラス板2の側面に照射されて強化ガラス板2の長さ方向へ貫通する経路を有するように形成される。
この時、本発明の一実施例では、赤外線が強化ガラス板2を貫通するように側面で照射するように形成されたが、強化ガラス板2とディスプレイパネル3の間の空間に赤外線が照射されるように形成されることができる。
図4は、本発明の一実施例に適用される光スキャナを示した斜視図であり、図5は本発明の一実施例による光スキャナの駆動部を示した概略図である。
図4で見られるように、光スキャナ100は電源の供給を受けて赤外線を発光するようになる赤外線発光素子110と、上記赤外線発光素子110が一側に形成され赤外線発光素子110から発光された赤外線がスクリーン1の全面積をスキャンするように回転する回転部120と、上記回転部120を回転させるようになる駆動部130と、上記駆動部130の一側に備えられて上記回転部120の回転角度を測定する角度測定部140を含んでなる。
上記で、赤外線発光素子110は、電力消耗が少ない赤外線LEDで形成されることができ、駆動部130は、電源の供給を受けて回転力を発生させるようになったモーターからなることができる。
上記回転部120は、駆動部130に回転可能に軸結合される。
そして、上記回転部120は、上記駆動部130で発生する回転力の伝達を受けて回転するようになる。
上記で回転部120は、図2で図示したように一方向にだけ回転されることができ、正逆回転形態で回転してスクリーン1の全面積に赤外線を照射させることができる。
すなわち、上記回転部120が駆動部130の回転力の伝達を受けて回転するに伴い、回転部120に備えられた赤外線発光素子110から発光された赤外線が上記スクリーン1に照射されてスクリーン1の全面をスキャンするようになる。
上記で回転部120と駆動部130の結合構成は、駆動部130で発生する回転力の回転方向と回転部120の回転方向が同一の方向からなる構成であれば、使用者の選択によってどのような結合構成を適用しても構わない。
上記駆動部130は、モーターからなることができ、図5で見られるように、磁石で形成されて回転部120を回転させることもできる。
ここで、上記駆動部130は、円板形で回転可能なように形成されて上記回転部120を同一の方向に回転させる回転磁石132と、上記回転磁石132の一側に備えられ電源の供給を受けて磁力を形成して回転磁石132を回転させる駆動電磁石131を含んでなる。
この時、回転磁石132は、断面が扇形のN極磁石とS極磁石が隣接して交互に位置されるように備えられた円板形に形成され、回転磁石132の外周面には回転磁石132が回転するに伴って誘導電流を発生させるためにコイル(C)が巻き付けられることができる。
そして、上記回転磁石132に巻き付けられたコイル(C)は、上記赤外線発光素子110に電気的に連結され、コイル(C)で発生した誘導電流を赤外線発光素子110へ供給する。
このようにコイル(C)で発生する誘導電流が赤外線発光素子110の発光電源として使用される。
したがって、本実施例が適用されたスクリーン装置は、赤外線発光素子に印加される電源を供給するための別途の外部電源装置が必要ない。
また、駆動電磁石131は、回転磁石132の一側に一つが形成されることができ、回転磁石132の両側に互いに対応するように位置されて複数個が形成されることができる。
すなわち、上記駆動電磁石131に電源が供給されれば、駆動電磁石131で磁力が発生する。
これに伴い、回転磁石132が駆動電磁石131で発生する磁力によって回転するようになる。
このように、回転磁石132が回転すれば、回転磁石132の外周面に巻き付けられたコイル(C)で誘導電流が生成される。
この時、コイル(C)で発生する誘導電流は、赤外線発光素子110の電源として使用される。
したがって、上記赤外線発光素子110を発光させるための別途の外部電源が必要なくて電力消耗を減らすことができ、外部電源を使用するための追加的な装置が必要なくて生産費用が節減され、維持補修費用を節減することができる。
また、上記回転部120が回転しながらスクリーン1を赤外線スキャンすることにより外部衝撃によって回転部120が揺れても、赤外線が安定的にスクリーン1をスキャンすることができる。
図6は、本発明の一実施例に適用される導光バーを示した部分斜視図であり、図7は本発明の一実施例に適用される導光バーに赤外線が入射又は反射されることを示した概略図である。
図6及び図7で見られるように、上記導光バー200は、上記光スキャナ100から発光された赤外線が投射される投射面210と、上記投射面210に対応する背面にギザギザ形状で形成されて導光バー200の内部に入射される赤外線を散乱させる散乱面213からなる。
そして、導光バー200で上記投射面210を除いた上下面と散乱面213をコの字型に囲むように形成された反射板220をさらに含んでなり、上記反射板220によって導光バー200の内部に入射された赤外線が上記投射面210を除いた外の部分を通じて外部に流出することが防止される。
上記導光バー200は、スクリーン1の縁に形成される。
これによって、上記光スキャナ100から照射された赤外線が強化ガラス板2を通過してスクリーン1をスキャンして投射される。
ここで、上記導光バー200は、導光バー200の内部に入射される赤外線を外部に流出しないように導光して導光バー200の一端に形成された受光部300に受光されるように伝送する。
このような導光バー200は、赤外線の波長に対する全反射特性が良好なPMMA(polymethylmethacrylate)等で円筒や任意の角形を有する棒形状に形成され、スクリーン1の大きさに応じて容易に加工して設置することができる。
また、上記導光バー200の投射面210は、上記強化ガラス板2と隣接するように位置される。
このような上記投射面210は、光スキャナ100から投光された赤外線が入射される入射面211と、上記入射面211に連接してふくらんで突出するように形成され、強化ガラス板2を通過した赤外線を反射する反射面212を含んでなる。
上記入射面211は、平坦に形成されて赤外線が入射されるよう透明に形成され、上記反射面212は、赤外線を反射することができる反射物質で形成される。
この時、上記入射面211と反射面212は、導光バー200の投射面210で長さ方向に交互に位置されるように形成されることが望ましい。
上記した導光バー200のうちで互いに向い合わせて形成された導光バー200らは、一側の導光バー200の投射面210に形成された入射面211と他側の導光バー200の反射面212が互いに対応するように向い合わせに形成される。
すなわち、上記光スキャナ100から照射された赤外線が強化ガラス板2を通過してスクリーン1をスキャンし投射面210に到達すると、入射面211に投射される赤外線は、導光バー200の内部に入射される。
そして、上記反射面212に到達した赤外線は、再びスクリーン1へ反射され向かい合う位置に形成された導光バー200の入射面211に入射される。
したがって、反射面212で反射された赤外線がスクリーン1をマトリックス形態で2次スキャンするようになる。
また、上記散乱面213は、投射面210に対応するように導光バー200の他側である背面にギザギザ形状に形成されるものであって、上記入射面211を通じて導光バー200の内部に入射された赤外線は、ギザギザ形状の散乱面213によって乱反射されて導光バー200の両端に導波される。
上記で、反射板220は、上記光スキャナ100から照射された赤外線がスクリーン1をスキャンして入射面211を通じて導光バー200の内部に入射されると、導光バー200の上下面又は背面を通じて外部に出射されることを防止し受光部300で受光されるようにして受光部300の受光効率を増加させる。
この時、上記導光バー200の両端のうち一端には反射板220が形成されて赤外線を反射させ、他端には受光部300が形成されて導光バー200を通じて伝送される赤外線を受光して受光される光量を測定する。
この時、上記導光バー200と受光部300の間には集光レンズ(未図示)が形成されて上記受光部300は受光効率を高めることができる。
本発明の実施例では、受光部300が導光バー200の一端にのみ設置されたが、導光バー200の両端にそれぞれ受光部300が形成されて赤外線を受光することができる。
上記のような導光バー200は、図8のように他の変形された実施例で構成されることができる。
図8で見られるように、導光バー200の投射面230は、赤外線が入射される入射面231と、上記入射面231に連接しへこんで入りこむように形成されて赤外線を反射する反射面232を含んでなり、入射面231と反射面232は、導光バー200の長さ方向に交互に位置されるように形成されることができる。
一方、図9は本発明の第2実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置を示した平面図であり、図10は本発明の第2実施例による光スキャナを示した概略図である。
前で説明した本発明の一実施例による光スキャナ100は、一方向又は正逆方向に回転してスクリーン1をスキャンしたが、第2実施例による光スキャナ1000は両方向に回動してスクリーン1をスキャンするように構成される。
図9で見られるように、光スキャナ1000は、赤外線を発光する赤外線発光素子1100と、上記赤外線発光素子1100から発光された赤外線が上記スクリーン1の全面積をスキャンするように両方向に回動する回動部1200と、上記回動部1200を両方向に回動させる駆動部1300と、上記駆動部1300の一側に備えられて上記回動部1200の回動角度を測定する角度測定部140を含む。
赤外線発光素子1100は、回動部1200の一側に形成され、回動部1200の後側に駆動部1300が結合される。この時、駆動部1300は、モーターで形成されることができる。モーターが両方向に回転するに伴って回動部1200が両方向に所定角度だけ回動するようになる。
すなわち、駆動部1300によって回動部1200が両方向に回動するに伴い、上記回動部1200の一側に形成された赤外線発光素子1100から発光された赤外線が回動部1200の回動方向と同一に両方向に照射されるため、スクリーン1の全面積をスキャンすることができるようになる。
ここで、図10で見られるように、駆動部1300はモーターの代りに電磁石を利用して回動部1200を両方向に回動させることができる。
この時、駆動部1300は、回動部1200の内部に備えられる回動電磁石1210と、上記回動電磁石1210と対応するように上記回動部1200の後側に形成され、電源の供給を受けて磁力を形成するようになる固定電磁石1220を含んでなる。
ここで、回動電磁石1210及び固定電磁石1220は、図10で図示したようにそれぞれ2個が形成されることが望ましい。
上記で固定電磁石1220は、制御部(未図示)の制御によって電源が交互に印加されて磁力を有する。
そこで、回動電磁石1210は、磁力を有する固定電磁石1220と極性が交互して接触するようになることにより、回動部1200は両方向に回動するようになる。
この時、固定電磁石1220が交互して磁力を有する時、誘導電流が発生し、発生し誘導電流は固定電磁石1220に回動電磁石1210が接続する時回動電磁石1210へ伝達されて赤外線発光素子1100の電源として使用されることができる。
したがって、赤外線発光素子1100は、別途の外部電源がなくても固定電磁石1220と回動電磁石1210が交互しながら発生する誘導電流を通じて発光されるため電力消耗を減らすことができ、外部電源を使用するための追加的な装置を減らして生産費用が節減され、維持補修費用を節減することができる利点がある。
上記のような構成からなる本発明の一実施例による多重タッチが可能な赤外線タッチスクリーン装置の動作を図面を参照して説明すれば次の通りである。
図11ないし図13は、本発明の一実施例による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置の動作を示した平面図である。
図11で見られるように、光スキャナ100は、駆動部130によって回転部120が一方向に回転するに伴って、上記回転部120の一側に形成された赤外線発光素子110から発光された赤外線が回転部120の回転方向と同一の方向へ照射されて強化ガラス板2を通過することによってスクリーン1の全領域をスキャンするようになる。
ここで、スクリーン1をスキャンした赤外線が導光バー200の投射面210に到達すると、入射面211に投射される赤外線は導光バー200の内部に入射されて導光バー200の背面に形成された散乱面213によって散乱され、乱反射によって導光バー200の両端へ伝播されて導光バー200の一端に形成された受光部300に受光される。
一方、反射面212に投射される赤外線は、再びスクリーン1へ反射されて向かい合う位置に形成された導光バー200の入射面211に入射されることにより、反射面212で反射された赤外線がスクリーン1をマトリックス形態で2次スキャンするようになる。
この時、図12で図示したように、手又はタッチペンのような物体で強化ガラス板2の一点をタッチすると、光スキャナ100から照射されて強化ガラス板2を通ってタッチがなされた領域を通過する赤外線は、タッチされる物体によって発生する影又は干渉によりタッチ領域を円滑に通過することができず受光部300に少ない量の赤外線だけ受光される。
そして、上記導光バー200の反射面212に反射してマトリックス形態で2次スキャンする赤外線もまたタッチ領域を円滑に通過することができず受光部300に少ない量の赤外線だけ受光するようになる。
すなわち、物体によってタッチ点が生成されると、受光部300では連続的に赤外線が受光される中で赤外線が少ない量だけ受光される瞬間が発生することになるが、この時、角度測定機130で測定された光スキャナ100の回動角度からタッチ点の位置を検出するようになる。
また、図13で見られるように、強化ガラス板2に3点のタッチ点が発生しても上記と同じ動作を通じてタッチ点の位置を検出することができる。
以上で詳察したように、本発明による多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置は、一側面の導光バーの反射面と向い合わせに形成された他側面の導光バーの入射面に反射された赤外線でスクリーンを2次スキャニングすることにより、多数個のタッチ点が発生してもそれぞれの接触位置を正確に検出することができる効果がある。
そして、スクリーンの前面に強化ガラス板が形成されて、使用者の手又はペン等のような物体がスクリーンの代わりに強化ガラス板をタッチすることによりスクリーンの損傷を防止することができる効果がある。
また、回転する赤外線スキャナを使用して少ない個数の赤外線発光素子と受光素子でタッチ点の位置を正確に検出することができる効果がある。
そして、電磁石を通じて発生する誘導電流を赤外線発光素子の電源として使用するため、別途に外部電源を使用せずに電力消耗を減らすことができる。
また、外部電源を使用するための追加的な装置を減らして生産費用が節減され、維持補修費用を節減することができる効果がある有用な発明と言える。
本発明は特定の実施例に関連して図示して説明したが、以下の特許請求の範囲によって提供される本発明の要旨又は範囲を外れない限度内で本発明が多様に改良及び変更されることができるということは当業界で通常の知識を有した者において自明なことである。
1 : スクリーン 2 : 強化ガラス板
3 : ディスプレイパネル100 : 光スキャナ
110 : 赤外線発光素子120 : 回転部
130 : 駆動部 131 : 駆動電磁石
132 : 回転磁石 140 : 角度測定部
200 : 導光バー 210 : 投射面
211 : 入射面 212 : 反射面
220 : 反射板 300 :受光部
400 : 位置検出器

Claims (10)

  1. イメージを投映することができるディスプレイパネルと、ディスプレイパネルの前面に形成されてディスプレイパネルを保護し、タッチがなされる強化ガラス板、で構成されたスクリーン;
    記スクリーンのに形成されて、前記スクリーンの前記強化ガラス板の両表面内を全反射しながら水平方向に進む赤外線でスキャンする光スキャナ;
    前記光スキャナから投光された赤外線が入射する入射面と、前記入射面に連接してふくらんで突出するように、又はへこんで入りこむように形成されて、赤外線を投射面に垂直に反射する反射面とを含み、前記入射面と反射面は、投射面の長さ方向に交互に位置するように形成される投射面
    前記入射面から入射した赤外線を前記受光部へ導く導光バー;
    前記受光部で受光した光量が少ない時の前記光スキャナのスキャン角度からタッチ位置を検出するための位置検出器;を含み
    前記スキャナから投光された赤外線は、最初に前記投射面に達する前にタッチ位置下の前記強化ガラス板内を通過する時、及び前記投光された赤外線が一度いずれかの前記投射面にて反射した後にタッチ位置下の前記強化ガラス板内を通過する時に、タッチによる光の干渉のために前記強化ガラス板表面から漏洩することにより光量が低下することを利用してタッチ位置を検出する、多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置であって、前記導光バーは、前記光スキャナから投光された赤外線が投射される投射面と、前記投射面に対向する背面にギザギザ形状に形成されて入射する赤外線を散乱させる散乱面とからなり、前記投射面を除いた上下面と散乱面はコの字型の反射板で囲まれて、前記入射面から入射した赤外線が投射面を除いた他の部分を通じて外部に流出することを防止すること、を特徴とする多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  2. 記光スキャナは、
    赤外線を発光する赤外線発光素子;
    記赤外線発光素子から発光された赤外線を回転させて記スクリーンの全面積をスキャンするようにする回転部;
    記回転部に回転動力を印加する駆動部;及び
    記駆動部の一側に備えられて記回転部の回転角度を測定する角度測定部;
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  3. 記駆動部は、
    円板形で回転可能に形成されて記回転部を同一の方向へ回転させる回転磁石;
    記回転磁石の一側に備えられ、電源の供給を受けて磁力を形成して回転磁石を回転させる固定電磁石;
    を含むことを特徴とする 請求項2に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  4. 記光スキャナは
    赤外線を発光する赤外線発光素子;
    記赤外線発光素子から発光された赤外線が記スクリーンの全面積をスキャンするように両方向に回動する回動部;
    記回動部を両方向に回動させる駆動部;及び
    記駆動部の一側に備えられ記回動部の回動角度を測定する角度測定部;
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  5. 記駆動部は、
    記回動部の内部に備えられ、誘導電流の供給を受けて磁力を形成する回動電磁石;及び
    記回動電磁石と対応するように記回動部の後側に形成され、電源の供給を受けて磁力を形成するようになる固定電磁石;
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  6. 記駆動部は、モーターで形成されることを特徴とする請求項2又は4に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  7. 上記した導光バーのうちで互いに向い合わせて形成された導光バーらは、一側の導光バーの投射面に形成された入射面と他側の導光バーの反射面が互いに対応するように向い合わせに形成されることを特徴とする請求項に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  8. 記光スキャナから射された赤外線は、強化ガラス板の側部又は強化ガラス板とディスプレイパネルの間を貫通することを特徴とする請求項1に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  9. 記赤外線発光素子は、前記固定電磁石からの磁気誘導により前記回転磁石発生する誘導電流の供給を受けて発光することを特徴とする請求項3に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
  10. 記赤外線発光素子は、記固定電磁石からの磁気誘導により前記回動電磁石に発生する誘導電流の供給を受けて発光することを特徴とする請求項5に記載の多重タッチ点認識が可能な赤外線タッチスクリーン装置。
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