JP5462326B2 - 仮想空間情報処理システム、当該システムのサーバ装置、当該サーバ装置で実行されるプログラム、及び仮想空間情報処理方法 - Google Patents

仮想空間情報処理システム、当該システムのサーバ装置、当該サーバ装置で実行されるプログラム、及び仮想空間情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の情報処理端末間で仮想空間を共有する仮想空間情報処理システム、当該システムのサーバ装置、当該サーバ装置で実行されるプログラム、及び仮想空間情報処理方法に関する。
従来より、多数のユーザが同一の仮想空間を共有するシステムが使用されている。特に3次元空間を形成する仮想空間共有システムにおいては、データ量の大きな3次元の仮想空間情報をリアルタイムに更新していき、各ユーザの情報処理端末へと配信する必要がある。
このような仮想空間情報の処理を各ユーザの情報処理端末により実行するには、各情報端末に高い演算能力や、高速な通信網を要求することとなり好ましくない。
これに対して、近年は仮想空間情報の処理の殆どをサーバ側で行い、処理した結果のみをユーザの情報処理端末へ配信することで、ユーザの負担を軽減している。
さらに、仮想空間をリアルタイムで共有するシステムにおいて、ネットワークノードの帯域幅能力に基づいて接続の態様を変えることで通信速度を確保する技術が開発されている(特許文献1参照)。
2008−177648号公報
しかしながら、特許文献1のように通信速度を確保しても、ユーザ数がさらに増加して大規模な仮想空間を形成する場合には、複数のサーバを設け、各サーバにユーザを分散させる必要がある。そうするとユーザの情報処理端末とサーバとの間の通信だけでなく、各サーバ間で相互に情報を共有する必要が生じる。
例えば、一方のサーバに接続されているユーザが仮想空間内の情報を更新した場合、サーバは、仮想空間の情報を保有するデータベース(記憶装置)の更新を行うとともに、他のサーバとも当該更新情報を速やかに同期しなければ、ユーザ毎に得られる仮想空間の情報に遅れが出たり、情報の齟齬が生じる。一方で、各ユーザが仮想空間の情報を更新する度に、データベースを更新して他のサーバとの同期を行うとサーバ間及びデータベース間での通信が過密となるし、サーバ及びデータベースの情報処理量も膨大となるという問題が生じる。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、仮想空間情報を共有するシステム内の情報のやりとりを適正化することができ、システム内での通信量を減少させ、迅速に更新処理や同期処理を行うことのできる仮想空間情報処理システム、当該システムのサーバ装置、当該サーバ装置で実行されるプログラム、及び仮想空間情報処理方法を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の仮想空間情報処理システムでは、仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理システムであって、前記クライアント装置は、前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理し、当該処理情報を前記サーバ装置に送信するものであり、前記サーバ装置は、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行するものであることを特徴としている。
請求項2の仮想空間情報処理システムでは、請求項1において、前記サーバ装置は、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、選択して実行することを特徴としている。
請求項3の仮想空間情報処理システムのサーバ装置では、仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理システムのサーバ装置であって、前記クライアント装置が、前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理した処理情報を受信した場合に、サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行することを特徴としている。
請求項4の仮想空間情報処理システムのサーバ装置では、請求項3において、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、選択して実行することを特徴としている。
請求項5の仮想空間情報処理システムのサーバ装置で実行されるプログラムでは、仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理システムのサーバ装置で実行されるプログラムであって、前記クライアント装置が前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理した処理情報を、前記サーバ装置が受信した場合に、前記サーバ装置に、前記サーバ装置に、当該サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行させることを特徴としている。
請求項6の仮想空間情報処理システムのサーバ装置で実行されるプログラムでは、請求項5において、前記サーバ装置が前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、選択して実行させることを特徴としている。
請求項7の仮想空間情報処理方法では、仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理方法であって、前記クライアント装置が、前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理し、当該処理情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置が、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行することを特徴としている。
請求項8の仮想空間情報処理方法では、請求項7において、前記サーバ装置が、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、選択して実行することを特徴としている。
上記手段を用いる本発明の仮想空間情報処理システム、仮想空間情報処理システムのサーバ装置、仮想空間情報処理システムのサーバ装置で実行されるプログラム、及び仮想空間情報処理方法によれば、仮想空間情報を保有する記憶装置と接続されたサーバ装置が、情報処理端末と接続されたクライアント装置にて処理された処理情報を受信した場合に、当該処理情報の種類に応じた3種類の処理を選択して、記憶装置の更新や他のクライアント装置との同期を行う。
特に、サーバ装置が受信した処理情報が、仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信することとしている。
このようにサーバ装置が記憶装置及びクライアント装置を中継し、処理情報に応じて記憶装置の更新や他のクライアント装置との同期を行うことで、記憶装置への更新が必要な情報は確実に更新を行い、逐次変化するような記憶装置への更新が必要ない情報についてはそのまま他のクライアント装置へ送信することとなり、不要な情報のやりとりを減少させることができる。
また、各クライアント装置の間にサーバ装置が設けられることで、記憶装置の更新処理や同期処理の作業を分散させることができ、クライアント装置の能力の多くを各情報処理端末に対する処理に用いることができる。
これにより、多種多様なクライアント装置を有する仮想空間情報システムにおいても、当該システム内の情報のやりとりを適正化することができ、システム内での通信量を減少させ、迅速に更新処理や同期処理を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示した概略構成図である。 クライアントの処理情報の種類に対する分類を示す表である。 本発明の一実施形態に係る同期サーバにて実行される同期処理ルーチンを示すフローチャートである。 同期サーバが処理情報をデータベースに保存のみする同期処理方法の説明図である。 同期サーバが処理情報をデータベースに保存するとともに他のクライアントへ送信する同期処理方法の説明図である。 同期サーバが処理情報をデータベースに保存することなく他のクライアントに送信する同期処理方法の説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1には、本発明の一実施形態における仮想空間情報処理システムの全体構成を示した概略構成図が示されている。
同図に示すように、本実施形態における仮想空間情報処理システム1では、仮想空間情報を保有するデータベース2(記憶装置)に同期サーバ4(サーバ装置)が接続されている。このデータベース2と同期サーバ4とは、同一筐体内に設けられていてもよいし、インターネットやLAN、WAN等の通信網を介して接続されていても構わない。
同期サーバ4には、インターネットを介して第1クライアント6(クライアント装置)及び第2クライアント8(クライアント装置)がそれぞれ相互に通信可能に接続されている。さらに第1クライアント6及び第2クライアント8には、ユーザが用いる情報処理端末10a、10b(以下ユーザ端末という)がそれぞれ複数、インターネット等の通信網を介して相互に通信可能に接続されている。なお、同期サーバ4と第1クライアント6及び第2クライアント8との接続、第1クライアント6及び第2クライアント8と各ユーザ端末10a、10bとの接続は、インターネットの他、LAN、WAN等の通信網を介して接続されていても構わない。
以下、各装置について詳しく説明する。
ユーザ端末10a、10bは、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCともいう)や、ノートPC、携帯電話、スマートフォン等のモバイル機器等であり、演算処理を行うCPU、データやプログラムを記憶する主記憶装置(メモリ)及び補助記憶装置(ハードディスク等)、仮想空間等を表示可能なディスプレイ、並びに操作を行う入力装置を備えたものである。そして、ユーザ端末10a、10bはディスプレイに表示される仮想空間に対し入力装置を介して仮想空間内のデータの取得や、新たなデータの作成、更新、削除等の操作を行うことが可能である。例えば、ユーザ端末10a、10bは、仮想空間内で自らのアバターを操作して移動することができ、他のユーザのアバターとチャットやビデオ会議によるコミュニケーションを取ることもできる。またはユーザは仮想空間内に建築物を作成したり、削除、変更等を行うこともできる。
第1クライアント6及び第2クライアント8は、同期サーバ4を介してデータベース2が保有する仮想空間情報等を取得し、取得した情報をユーザ端末10a、10bへ配信するものである。また、第1クライアント6及び第2クライアント8は、ユーザ端末10a、10bの操作に応じて仮想空間情報の処理を行うものである。なお、当該第1クライアント6及び第2クライアント8においても、CPU、主記憶装置及び補助記憶装置等を備えており、直接処理を実行するのは主記憶装置又は補助記憶装置に記憶されているモジュール化されたプログラムである。
このように第1クライアント6及び第2クライアント8は、それぞれ接続されているユーザ端末10a、10bに対してはクライアントサーバモデルにおけるサーバとしての役割を果たすものである。一方で、第1クライアント6及び第2クライアント8は、同期サーバ4を介してデータベース2からの情報を取得するとともに、処理した情報を同期サーバ4へと送信することから、当該同期サーバ4に対してはクライアントサーバモデルにおけるクライアントとしての役割を果たすこととなる。これら同期サーバ4、各クライアント6、8はそれぞれの間でプロセス間通信を行うものである。
同期サーバ4は、各クライアント6、8からの要求を受信し、当該要求に応じてデータベース2内に保存されている情報を配信したり、各クライアント6、8で処理した情報を受信し、当該処理情報を反映すべくデータベース2内の仮想空間情報の更新するものである。当該同期サーバ4の構成としては各クライアント6、8と同様のハードウェア構成をなしており、直接的にこれらの処理を行うのはモジュール化されたプログラムである。また、当該同期サーバ4は、データベース2及び各クライアント6、8において適した情報の形式が異なる場合等には、それぞれの装置に適した情報形式に変換した上で情報の送信を行うこともできるものとする。
データベース2は、3次元の仮想空間情報を保有するものである。当該仮想空間情報としては、例えば地形、建造物等のデータや、天気、気圧等の天候データ、アバターやその他のキャラクタ、動植物、車両等の移動体のデータ、ユーザが作成した掲示板やチャット等のコミュニケーションに関わるデータ等が保存されている。
ここで、同期サーバ4は、1つのクライアントからの処理情報を受信した場合に、当該処理情報の種類に応じて、予め定められたデータベース2の更新及びその他のクライアントへの同期の方法(以下、同期処理方法という)の内の1つを選択して実行する。
図2を参照すると、当該処理情報の種類に対する分類が示されている。
図2に示すように、処理情報は3種類のデータ分類に分けられている。第1データ分類としては、仮想空間内の建造物等の位置情報がある。つまり、第1データ分類は、時間に応じて変化させることが少ない情報が該当する。
第2データ分類としては、仮想空間内における天気、温度、又は気圧等の天候情報がある。また、仮想空間内におけるユーザ間でのビデオ会議等で資料を共有するような場合における共有資料データ等もある。つまり、第2データ分類は、定期的に変化するような情報や、一定期間保持する必要のある情報が該当する。
第3データ分類としては、仮想空間内におけるユーザ間のチャットにおけるテキスト等のコミュニケーションに関するデータやビデオ会議での映像データや音声データがある。または、仮想空間内におけるアバターや車等の移動体の位置情報等もある。つまり、第3データ分類は、逐次的に変化する情報が該当する。
同期サーバ4は、各クライアント6、8からの処理情報を受信したときには、これら第1〜第3データ分類に応じて、対応する3種類の同期処理方法のうちの一つを選択して実行する。
図3から図6を参照すると、図3には同期サーバにおいて実行される同期処理ルーチンを表すフローチャートが示されており、図4には同期サーバが処理情報をデータベースに保存のみする同期処理方法、図5には同期サーバが処理情報をデータベースに保存するとともに他のクライアントへ送信する同期処理方法、図6には同期サーバが処理情報をデータベースに保存することなく他のクライアントに送信する同期処理方法、のそれぞれの説明図示されている。以下、途中図4〜6を参照しつつ、図3のフローチャートに沿って説明する。
図3のステップS1において、同期サーバ4は、第1クライアント6又は第2クライアント8から仮想空間についての処理情報を受信したか否かを判別する。当該判別結果が偽(No)である場合は、当該ルーチンをリターンする。一方、当該判別結果が真(Yes)である場合はステップS2に進む。
ステップS2において、同期サーバ4は、受信した処理情報が図2で示した第1データ分類に該当する情報であるか否かを判別する。当該判別結果が真(Yes)である場合、即ち、建築物等の位置情報のように時間変化の少ない情報に関する処理である場合には、ステップS3に進む。
ステップS3において、同期サーバ4は、受信した処理情報を仮想空間に反映すべくデータベース2への保存のみを行う。
これは、例えばユーザ端末10aの操作により仮想空間内で新たな建築物を作成されたり、建築物のデザインを更新されたり、建築物を削除するような操作が行われたことで、第1クライアント6において、当該操作に応じて仮想空間内の建造物の処理が行われ、当該処理情報が同期サーバ4に送信される場合等が該当する。
この場合、図4に示すように、同期サーバ4は、(1)第1クライアント6において処理された建造物のデータ(処理情報)を受信すると、(2)受信した建造物のデータをデータベース2に保存(更新)する。これに対し、他のクライアントである第2クライアント8がその建造物のデータが更新された後の仮想空間情報を得るには、まず(3)第2クライント8から同期サーバ4へと仮想空間情報を要求する。そして、当該要求を受信した同期サーバ4が、(4)データベース2から最新の仮想空間情報を取り出し、(5)第2クライアント8へと送信することで、第2クライアント8は第1クライアント6において処理された後の建造物のデータが含まれた最新の仮想空間情報を得ることができる。
一方、同期サーバ4が受信した処理情報が第1データ分類でなかった場合には、上記ステップS2の判別結果は偽(No)となり、ステップS4に進む。
ステップS4において、同期サーバ4は、受信した処理情報が図2で示した第2データ分類に該当する情報であるか否かを判別する。当該判別結果が真(Yes)である場合、即ち、天候情報のように定期的に変化する情報や、共有資料のように一定期間保持する情報に関する処理である場合には、ステップS5に進む。
ステップS5において、同期サーバ4は、受信した処理情報を仮想空間に反映すべくデータベース2への保存を行う。
さらに次のステップS6において、同期サーバ4は、データベース2から処理情報を保存した後の最新の仮想空間情報を他のクライアントへと送信して、当該ルーチンをリターンする。
これは、例えば天気の管理を行うことが可能なユーザ端末10aから、天気を晴れから雨に変更させるような天気の更新操作が行われたことで、第1クライアント6において、当該操作に応じて仮想空間の処理が行われ、当該処理情報が同期サーバ4に送信された場合等が該当する。
この場合、図5に示すように、同期サーバ4は、(1)第1クライアント6おいて晴れから雨に変更した天候情報(処理情報)を受信すると、(2)受信した天候情報をデータベース2に保存(更新)する。さらに、同期サーバ4は、第2クライアント8からの要求を待つことなく、(3)データベース2から晴れから雨に変更した後の仮想空間情報を取り出し、(4)第2クライアント8へと送信する。また、ビデオ会議の中で共有資料が提供されれば、同様の流れでデータベース2に当該共有資料を保存した上で、他のクライアントへ当該共有資料を送信する。
一方、同期サーバ4が受信した処理情報が第2データ分類でなかった場合、即ち当該処理情報が第3データ分類に該当する場合には、上記ステップS4の判別結果は偽(No)となり、ステップS7に進む。
ステップS7において、同期サーバ4は、受信した処理情報を、データベース2に反映させることなく、直接他のクライアントへと送信して、当該ルーチンをリターンする。
これは、例えばユーザ端末10aから、チャットやビデオ会議でのコミュニケーションで用いるテキスト、映像又は音声等のデータが追加されたことで、第1クライアント6において、当該操作に応じて仮想空間内にテキスト等を表示させる処理が行われ、当該情報が同期サーバ4に送信された場合等が該当する。
この場合、図6に示すように、同期サーバ4は、(1)第1クライアント6おいて追加されたテキスト等の情報(処理情報)を受信すると、(2)当該テキスト等の情報を含む仮想空間情報を第2クライアント8へと直接送信する。また、仮想空間内の移動体の位置情報についても、移動に応じて逐次変化することから、同期サーバ4は移動に伴う変化を他のクライアントへと送信する。
このように、本実施形態における仮想空間情報処理システム1においては、同期サーバ4がデータベース2及び各クライアント6、8を中継し、クライアントからの処理情報に応じてデータベース2の更新や他のクライアントとの同期を行う。そして、同期サーバ4は、第1データ分類や第2データ分類のようにデータベース2の更新が必要な情報は確実に更新を行う。一方、第3データ分類のように逐次変化するようなデータベース2への更新が必要ない情報についてはそのまま他のクライアント装置へ送信することとなり、不要な情報のやりとりを減少させることができる。
また、各クライアント6、8の間に同期サーバ4が設けられることで、データベース2の更新処理や同期処理の作業を分散させることができ、各クライアント6、8の能力の多くを各情報処理端末10a、10bに対する処理に用いることができる。さらに、同期サーバがデータベース2及び各クライアント6、8間でそれぞれの装置に適した情報形式の変換も行うことで、容易に多種類のクライアントをシステム内に設けることができる。
これにより、多種多様なクライアントを有する仮想空間情報システムにおいても、当該システム内の情報のやりとりを適正化することができ、システム内での通信量を減少させ、迅速に更新処理や同期処理を行うことができる。
以上で本発明に係る実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、同期サーバ4、第1クライアント6、第2クライアント8、ユーザ端末10a、10bから仮想空間情報処理システム1が構成されているが、各装置の数はこれに限られるものではなく、データベースに対して同期サーバを複数有していたり、同期サーバに対して3以上のクライアントが接続されていたり、クライアントに対して3以上のユーザ端末が接続されていても構わない。同期サーバに対してクライアントが多数ある場合であって、同期サーバは受信した処理情報が第2データ分類又は第3データ分類であるときは、他のクライアントのうち当該処理情報に関係する一部のクライアントのみに更新後の仮想空間情報を送信するようにしてもよい。
1 仮想空間情報処理システム
2 データベース(記憶装置)
4 同期サーバ(サーバ装置)
6 第1クライアント(クライアント装置)
8 第2クライアント(クライアント装置)
10a、10b ユーザ端末(情報処理端末)

Claims (8)

  1. 仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理システムであって、
    前記クライアント装置は、前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理し、当該処理情報を前記サーバ装置に送信するものであり、
    前記サーバ装置は、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行するものであることを特徴とする仮想空間情報処理システム。
  2. 前記サーバ装置は、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、
    当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、
    当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、
    選択して実行することを特徴とする請求項1記載の仮想空間情報処理システム。
  3. 仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理システムのサーバ装置であって、
    前記クライアント装置が、前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理した処理情報を受信した場合に、
    サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行することを特徴とする仮想空間情報処理システムのサーバ装置。
  4. 前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、
    当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、
    当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、
    選択して実行することを特徴とする請求項3記載の仮想空間情報処理システムのサーバ装置。
  5. 仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理システムのサーバ装置で実行されるプログラムであって、
    前記クライアント装置が前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理した処理情報を、前記サーバ装置が受信した場合に、
    前記サーバ装置に、当該サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行させることを特徴とする仮想空間情報処理システムのサーバ装置で実行されるプログラム。
  6. 前記サーバ装置が前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、
    当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、
    当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、
    選択して実行させることを特徴とする請求項5記載の仮想空間情報処理システムのサーバ装置で実行されるプログラム。
  7. 仮想空間情報を保有する記憶装置からサーバ装置及びクライアント装置を介して、当該クライアント装置に接続された情報処理端末に前記仮想空間情報が配信され、各情報処理端末間で仮想空間情報を共有する仮想空間情報処理方法であって、
    前記クライアント装置が、前記情報処理端末の操作に応じて仮想空間情報を処理し、当該処理情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置が、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該サーバ装置への更新の必要性に応じて分類した当該処理情報の種類に応じて、当該処理情報を前記記憶装置へ保存のみ行う第1の処理、当該処理情報を前記記憶装置へ保存し且つ保存後の仮想空間情報を他のクライアント装置へ送信する第2の処理、及び当該処理情報を前記記憶装置に保存することなく他のクライアント装置へ送信する第3の処理のうちのいずれかを選択して実行することを特徴とする仮想空間情報処理方法。
  8. 前記サーバ装置が、前記クライアント装置から前記処理情報を受信した場合に、当該処理情報が仮想空間内で逐次変化する種類の情報である場合には、前記第3の処理を、
    当該処理情報が定期的に変化する情報又は一定期間保持する情報である場合には、前記第2の処理を、
    当該処理情報が上記第3の処理及び第2の処理の対象となる情報よりも時間に応じて変化させることが少ない情報である場合には、前記第1の処理を、
    選択して実行することを特徴とする請求項7記載の仮想空間情報処理方法。
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