JP5457875B2 - 点灯装置及びそれを用いた照明器具 - Google Patents

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本発明は、放電ランプを高周波点灯制御し、またはLED等の直流で点灯する光源を直流点灯制御するための点灯装置、およびそれを用いた照明器具に関するものである。
従来、照明用の光源として蛍光ランプが主流であり、インバータ点灯装置を用いて高周波点灯する照明器具が広く普及している。インバータ点灯装置は、一般的に直流電源の出力端に接続された2個のスイッチング素子の直列回路と、一方のスイッチング素子に並列に接続されて蛍光ランプを含む共振回路とを備えている。前記2個のスイッチング素子は、駆動回路から出力される駆動信号に応じて交互にオンオフし、前記共振回路の共振作用によって発生した高周波の交流電力を蛍光ランプに供給する。広く知られた課題として、スイッチング素子をオンオフする際にスイッチング電流が遅相動作となるように、点灯動作する周波数において共振用インダクタ、共振用コンデンサ、及び放電ランプの点灯インピーダンスを適正化し、スイッチング素子に過剰なストレスが加わらないよう配慮されている。
一方、蛍光ランプに代表される放電ランプ以外の電気的光源として、近年、発光ダイオードが注目を浴びている。発光ダイオードは特に寿命の観点において蛍光ランプより優れており、今後の技術向上によって蛍光ランプを越える効率も期待されている。しかしながら、発光ダイオードは放電ランプと異なり、直流電力を出力する点灯回路によって点灯されるため、従来のインバータ点灯装置をそのまま使用することはできず、発光ダイオードの特性に合わせた専用の直流電源を必要とする。
特開2009−272088号公報 特開2009−87588号公報 特開2003−264090号公報
現状は発光ダイオードを用いた照明器具の発光効率は、蛍光ランプを用いた照明器具とほぼ同等となりつつあるが、発光ダイオード自体がかなり高価であるため、従来の蛍光ランプの主流であるFLR40、2灯用の器具とほぼ同等の光を出そうとすると、発光ダイオードを50〜100個程度使用する必要があり、照明器具は非常に高価なものとなる。
そこで、照明器具の使用者が蛍光ランプと発光ダイオードとを任意に選択できるよう、蛍光ランプ用の照明器具や点灯装置に取り付け可能な発光ダイオード照明装置が提案されている。
特許文献1に開示されているように、従来の蛍光ランプを用いた照明器具は、スタータ式、ラピッドスタート式、インバータ式に大きく分類されており、同じ方式であったとしても安定器から出力される電圧や電流は製造会社によって少しずつ異なる課題を有している。また、インバータ式点灯回路においては、製造会社によって動作周波数は40kHzを超える範囲で全く異なった値に設定されており、放電ランプ外れやランプ寿命における保護機能なども全く異なるものである。さらに、インバータ式点灯回路では、上述のように動作する周波数において共振用インダクタ、共振用コンデンサ、及び放電ランプのインピーダンスのマッチングを図ることでスイッチング素子のストレスを低減しているが、このような点灯回路に放電ランプのインピーダンスと全く異なるインピーダンスを持つ発光ダイオードを接続すると、発光ダイオードの破損や点灯回路の破損の恐れが高い。また、発光ダイオードを接続することによって、インバータ式点灯回路の保護機能が正常に動作しなくなり、不安全な事態を招く恐れもある。
銅鉄式安定器との組み合わせについては、銅鉄式安定器自体が磁気を通す鉄心に導電性巻線を巻き付けた単純な構成であるため、外来サージ電圧に応じてインダクタに蓄積されたエネルギーを負荷側へ印加する過剰ストレスの発生や、10年以上使用による経年劣化によって絶縁性が悪化すると過熱する恐れなどもある。発光ダイオードと組み合わせることによって、万一、発光ダイオードが偶発的に短絡故障して電流供給が過剰になると、銅鉄式安定器に過大な電流が流れる恐れもある。このように単純な構成の銅鉄式安定器と長寿命である発光ダイオードとの組み合わせは好ましくないと考えられる。
本発明は、照明器具の使用者が蛍光ランプと発光ダイオードに代表される直流点灯光源とを任意に選択でき、さらに安全に使用できる点灯装置、および照明器具を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、上記の課題を解決するために、図1、図2に示すように、直流電源回路1の出力端間に接続される第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2を周期的に交互にオンオフするための駆動信号を出力する第1制御手段11と、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2のいずれか一方に並列接続され、放電ランプLaのフィラメントを予熱し、放電ランプLaを始動するための高電圧を発生し、点灯時の高周波電力を供給する共振回路(共振部4及び予熱部3)と、前記共振回路に放電ランプLaを電気的に接続する接続端子(コネクタCON1の端子a,b、コネクタCON2の端子c,d)とを備えた点灯装置において、前記直流電源回路1の出力端間に接続され、第3のスイッチング素子Q3を含んで構成され、前記直流電源回路1から出力される出力電圧を必要な電圧まで降圧する電圧変換回路(DC/DC変換部5)と、前記電圧変換回路の第3のスイッチング素子Q3をオンオフするための駆動信号を出力する第2制御手段12とを有し、前記接続端子の低圧側(コネクタCON2の端子d)に前記電圧変換回路の出力を供給し、前記接続端子は、コネクタの一対の端子(端子a,b、端子c,d)であり、前記接続端子における一方の前記端子(端子c)が接地され、他方の前記端子(端子a)が前記共振回路に電気的に接続され、前記接続端子に接続された負荷が放電ランプLaであるか直流点灯する電気的光源を有する光源モジュール7かを判別する負荷判別手段(図10の抵抗R1〜R3を含む負荷判別部15)を有し、前記負荷判別手段の判別結果に応じて、少なくとも第2制御手段12の動作状態を切り替える切り替え手段13を備え、切り替え手段13は、前記負荷判別手段の判別結果が放電ランプLaである場合、第1制御手段11を動作させ、且つ、放電ランプLaが先行予熱されるときに第2制御手段12を動作させ、放電ランプLaが点灯するときに第2制御手段12を停止させ、切り替え手段13は、前記負荷判別手段の判別結果が光源モジュール7である場合、第1制御手段11を停止させ、且つ、第2制御手段12を動作させることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の点灯装置と、前記放電ランプLaを接続可能な口金部とを有し、前記口金部に接続可能な放電ランプLaまたは直流点灯する電気的光源を有する光源モジュール7を備え、前記口金部は、放電ランプLaと光源モジュール7とを選択的に接続可能に構成されていることを特徴とする照明器具である(図3、図4、図5)。
請求項1の発明によれば、第1制御手段により第1及び第2のスイッチング素子を駆動することにより放電ランプを高周波点灯させることができると共に、第2制御手段により電圧変換回路の第3のスイッチング素子を駆動することによりLED等の光源を直流点灯させることができる。
また、請項1の発明によれば、負荷判別手段により第1制御手段と第2制御手段の動作を選択することにより、放電ランプまたはLED等の直流点灯する光源を選択的に点灯させることができる。
請求項2の発明によれば、蛍光ランプ等の高周波点灯する放電ランプまたはLED等の直流点灯する光源のいずれかを点灯させることができる照明器具を提供できる。
本発明の実施形態1の点灯装置に放電ランプを接続した場合の回路図である。 本発明の実施形態1の点灯装置にLEDモジュールを接続した場合の回路図である。 本発明の実施形態1の点灯装置の外観を示す正面図である。 本発明の実施形態1の点灯装置を搭載した照明器具の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に接続可能なLEDモジュールの発光部を透視して示した斜視図である。 本発明の実施形態2の点灯装置に放電ランプを接続した場合の回路図である。 本発明の実施形態3の点灯装置に放電ランプを接続した場合の回路図である。 本発明の実施形態3の放電ランプ接続時の動作波形図である。 本発明の実施形態3のLEDモジュール接続時の動作波形図である。 本発明の実施形態4の点灯装置に放電ランプを接続した場合の回路図である。 本発明の実施形態4の点灯装置に用いるLEDモジュールの回路図である。 本発明の実施形態4の点灯装置に用いるLEDモジュールの特性図である。 本発明の実施形態3の放電ランプ接続時の動作説明図である。 本発明の実施形態3のLEDモジュール接続時の動作説明図である。
(実施形態1)
図1、図2は本発明の実施形態1の回路図である。図1は放電ランプを接続した場合、図2はLEDモジュールを接続した場合である。
直流電源部1は例えば商用交流電源を全波整流器と昇圧チョッパ回路により整流平滑した直流電圧を出力する。高周波変換部2はMOSFET等のスイッチング素子Q1,Q2を直列接続した回路を直流電源部1の出力端間に接続することで構成される。スイッチング素子Q1,Q2はインバータ駆動部11により交互にオンオフ駆動される。
直流電源部1から所定の直流電圧が供給開始された後、制御電源部6において、制御電源電圧Vccが生成され、インバータ駆動部11とDC/DC変換駆動部12へ制御電源電圧Vccが供給される。インバータ駆動部11とDC/DC変換駆動部12は、動作切り替え部13から出力される動作選択信号を受け、各々の動作状態を決めている。この動作切り替え部13の詳細動作については後述する。
インバータ駆動部11は、例えば集積回路化されており、動作切り替え部13からの動作選択信号に応じて動作開始すると、その出力端子であるHout端子とLout端子から高周波変換部2のスイッチング素子Q1,Q2へ駆動信号を出力している。一方のスイッチング素子Q2と並列に、直流カット用コンデンサC2、共振用インダクタL1、共振用コンデンサC1から成る共振部4が接続されている。また、共振部4と並列に、二次巻線n2を有する予熱用トランスT1と、その一次巻線に直列接続されたコンデンサC3で構成される予熱部3が接続されている。
また、共振部4の共振用コンデンサC1に並列に放電ランプLaが接続され、予熱部3から放電ランプLaのフィラメントに予熱電流が供給されるよう、点灯装置の外部と電気的に接続可能なコネクタCON1、CON2が設けられている。
コネクタCON1、CON2に放電ランプLaが接続され、動作切り替え部13から出力される動作選択信号を受けてインバータ駆動部11が動作開始すると、一般的に知られているように駆動信号の周波数を変化させることによる先行予熱、始動、点灯の各制御が行われる。
スイッチング素子Q1の駆動信号生成はコンデンサC6に充電された電圧を電源とする。スイッチング素子Q1とQ2が交互にオンオフすることで発生する高周波によって予熱トランスT1の二次巻線n2に高周波電力が発生する。このような構成にすることで、コネクタCON1の端子a−b間に接続される放電ランプLaのフィラメントは高周波電力にて予熱されることになる。
一方、直流電源部1の出力端には、スイッチング素子Q3、ダイオードD1、インダクタL2、コンデンサC4から成るDC/DC変換部5が接続されている。このDC/DC変換部5の構成は一般的に知られる降圧チョッパ回路と同じであり、詳細は省略する。スイッチング素子Q3はDC/DC変換駆動部12の出力により駆動される。DC/DC変換駆動部12も同様に集積回路化されており、その出力端子であるHout端子からスイッチング素子Q3へ駆動信号を出力し、スイッチング素子Q3のオン時間幅を所望の値になるよう設定することで出力端のコンデンサC4に発生する直流電圧を制御することができる。このような構成にすることで、コネクタCON2の端子c−d間に接続される放電ランプLaのフィラメントは直流電力にて予熱されることになる。
図1の構成の場合、コネクタCON1,CON2には放電ランプLaが接続されているため、動作切り替え部13からDC/DC変換駆動部12へ出力される動作選択信号に応じて、DC/DC変換部5は動作しているものとする。
この時、DC/DC変換部5は少なくとも放電ランプLaの先行予熱時は動作し、放電ランプLaの点灯時は停止するように制御することで無駄な電力を削減することができる。
次に、コネクタCON2に複数個のLEDからなるLEDモジュール7を接続した場合を図2に示す。同図に示すように、LEDモジュール7のカソード側はコネクタCON2の接続端子cに接続され、アノード側はコネクタCON2の接続端子dに接続される。
インバータ駆動部11は動作切り替え部13から出力される動作選択信号に応じて停止し、DC/DC変換駆動部12は動作開始するため、DC/DC変換部5の出力端(コンデンサC4)から適正な直流電力がLEDモジュール7へ供給される。この時、インバータ駆動部11は動作切り替え部13から出力される動作選択信号に応じて停止することによって無駄な電力を削減することができる。
本発明の点灯装置は、図1に示す電子部品を少なくとも1枚のプリント基板上に実装し、この実装基板を図3に示すようなケース20内に収納することで構成される。また、上述のコネクタCON1、CON2は、点灯装置の外部で放電ランプLaまたはLEDモジュール7と接続可能なように配置されている。CON3は電源側のコネクタであり、商用交流電源を直流電源部1に供給するための配線が接続される。ケース20は両端に固定用のねじ穴21を備えている。
このようなケース外郭に覆われた点灯装置は、図4に示すように照明器具30の器具本体31に内蔵される。点灯装置のコネクタCON1、CON2は放電ランプLaの口金部が接続及び挿入可能であるソケット部32へそれぞれ接続される。
LEDモジュール7は、このような照明器具に接続及び挿入可能なように、図5に示すような構成とすれば良く、複数個のLEDを基板上に実装し、放電ランプと略同形状であり、透光性を持った筐体内に収め、放電ランプLaの口金部と同形状の端子a、b、c、dを設ければよい。
なお、動作切り替え部13の詳細動作は、上述の動作を実現できるものであればどのようなものでもよい。例えばマイコンにて動作切り替え部13を構成し、図示はしていないが設定用スイッチなどによる光源選択信号を入力してそれに応じて“H”、“L”の二値信号をインバータ駆動部11とDC/DC変換駆動部12へ出力するように構成したり、放電ランプLaとLEDモジュール7を判別可能な負荷判別手段を設けることで、インバータ駆動部11とDC/DC変換駆動部12の動作状態を決定するよう構成すればよい。インバータ駆動部11は、“H”信号入力時に動作し、“L”信号入力時に停止するように構成すれば良い。また、DC/DC変換駆動部12は、“H”信号入力時に放電ランプLaに予熱電力を供給するように動作し、“L”信号入力時にはLEDモジュール7に適正な直流電力を供給するように動作するように構成すれば良い。
予熱部3も予熱トランスT1とコンデンサC3を直列に接続する構成に限らず、例えば、予熱トランスT1と直列にスイッチング素子を接続し、少なくとも放電ランプLaの先行予熱時にこのスイッチング素子をオンし、放電ランプLaの点灯時にはオフするように制御しても良い。
以上の説明のように、本発明の点灯装置を用いることで、放電ランプ用照明器具で必要とされる点灯装置の接続用端子やソケットの数を増やすことなく、放電ランプとLEDモジュールとを自由に選択することができ、放電ランプ用照明器具の製造設備を用いて安価に照明器具を組み立てることができる。
さらに、本実施形態に示すLEDモジュール7の端子a,b側とc,d側とは電気的に絶縁されており、従来の照明器具に取り付けられても不安全な現象を起こす恐れが無い。
(実施形態2)
図6は本発明の実施形態2の回路図である。ここでは放電ランプLaを接続した場合の構成を示している。実施形態1では、予熱トランスT1の二次巻線n2に発生する高周波電力にて放電ランプLaのフィラメントを予熱したが、本実施形態では、共振部4の共振用インダクタL1に二次巻線n2を設け、この二次巻線n2に発生する高周波電力にて同様に放電ランプLaのフィラメントを予熱する。また、同図に示すように、放電ランプLaのフィラメント異常などにより二次巻線n2が短絡することを防止するために、二次巻線n2とフィラメントとの間にコンデンサを接続する構成としてもよい。
DC/DC変換部5の構成も実施形態1と同様に降圧チョッパ構成であり、DC/DC変換部5の出力端から放電ランプLaのフィラメント(端子d側)へ接続される。
本例では予熱部が簡略化されるため、部品点数を削減することで点灯装置を安価に構成できる。
(実施形態3)
図7は本発明の実施形態3の回路図である。ここでは放電ランプLaを接続した場合の構成を示している。本実施形態において、放電ランプLaのフィラメント予熱は、実施形態1,2と異なり、共振用コンデンサC1を介する予熱電流経路を設けることで予熱電力を供給している。また、共振用コンデンサC1は放電灯Laのフィラメントを介して接続されるように、接続端子b−d間に接続され、放電ランプLaが外された場合には共振部4へ電流が供給されないように構成されている。
DC/DC変換部5の基本構成は、実施形態1、2と同様にスイッチング素子などで構成される降圧チョッパ構成であるが、DC/DC変換部5を構成するスイッチング素子を高周波変換部2を構成するスイッチング素子Q1と共用化することで部品点数を削減している。DC/DC変換部5の出力端は、スイッチング素子Q4を介して放電ランプLaへ接続される。
動作切り替え部13は、スイッチング素子Q1、Q2を交互にオンオフする駆動信号と、スイッチング素子Q1のみオンオフする駆動信号とを切り替え可能な機能を有する駆動制御部14へ動作選択信号を出力し、さらに上述のDC/DC変換部5の出力端に接続されるスイッチング素子Q4へ駆動信号を出力している。本実施形態での動作開始時における、スイッチング素子Q4のオンオフ状態、DC/DC変換部5の出力、コンデンサC4の出力電圧を図13、図14のタイミングチャートに示す。図13は放電ランプLaの接続時、図14はLEDモジュール7の接続時の動作を示している。
本実施形態における動作切り替え部13及び駆動制御部14の詳細な動作を図8、図9のタイミングチャートに示す。図8は、放電ランプLaを接続した場合の動作を示している。放電ランプLaが接続されると、図示しない負荷判別部(図10参照)から動作切り替え部13へ出力される動作選択信号は同図(a)のように予め定められた、しきい値Vref2より低い電圧となるものとする。このとき、駆動制御部14からスイッチング素子Q1、Q2へ出力される駆動信号Hout、Loutは同図(b),(c)に示すように駆動信号の立ち上がり、立ち下がり時に休止期間t1を持った周期Toの信号となり、スイッチング素子Q1、Q2に流れるスイッチング電流は共振作用によって同図(d),(e)に示すような遅相波形となる。放電ランプLaを先行予熱、始動、点灯制御するためには、この駆動信号Hout、Loutの周期Toを可変し、休止期間t1は一定値を保つ周波数制御を行うよう駆動制御部14を構成すればよい。
図13は、放電ランプLaを接続した場合の予熱/始動モードと点灯モードの切替えによる動作の変化を示している。放電ランプLaが接続された場合、先行予熱時、始動時においてはスイッチング素子Q4はオンするため直流電力により端子c−d間に接続される放電ランプLaのフィラメントを予熱する。点灯時ではスイッチング素子Q4はオフするため、端子c−d間に過剰な予熱をすることはない。このように動作切り替え部13を制御することで無駄な電力を低減することができる。
次に、LEDモジュール7を接続した場合の動作を図9に示す。この場合の動作選択信号は同図(a)のように予め定められた、しきい値Vref1より低く、しきい値Vref2より高い電圧となるものとする。
このとき、駆動制御部14からスイッチング素子Q1、Q2へ出力される駆動信号Hout、Loutは同図(b),(c)に示すようになり、駆動信号Loutは0[V]を維持し、駆動信号Houtは周期T2でオンオフを繰り返すものとする。よって、スイッチング素子Q1、Q2に流れるスイッチング電流は同図(d),(e)に示すようになり、スイッチング素子Q1がオンのときにインダクタL2にエネルギーを蓄積するため鋸歯状波の電流波形となり、スイッチング素子Q1がオフのときにはインダクタL2のエネルギーを放出してスイッチング素子Q2に逆並列に寄生するダイオードを介してこの放出電流が流れる。つまり、スイッチング素子Q1が降圧チョッパ回路のスイッチング素子として機能し、スイッチング素子Q2の逆並列ダイオードが降圧チョッパ回路の回生電流通電用のダイオードとして機能することになる。コンデンサC4の電圧を調整する降圧チョッパ制御を実現するためには、スイッチング素子Q1のオン期間、またはオンオフ周期T2の少なくとも一方を可変するデューティー制御を行うように駆動制御部14を構成すればよい。
さらに、このとき動作切り替え部13からDC/DC変換部5の出力端に接続されるスイッチング素子Q4へ“H”信号が出力されているため、スイッチング素子Q4はオンし、DC/DC変換部5の出力端に発生した直流電力がコネクタCON2の端子dへ供給される。駆動制御部14は上述のように周波数制御とデューティー制御を動作選択信号に応じてどちらか一方の制御を選択する構成であれば、どのような構成でもよい。
また、LEDモジュール7を接続した場合に、駆動信号Loutは0[V]を維持するものとしたが、スイッチング素子Q1の駆動信号生成のための電源となるコンデンサC6の充電電圧を安定に確保するために、駆動信号Houtが“L”の期間に駆動信号Loutを“H”とするよう構成してもよい。
また、デューティ制御のさらに具体的な例として、スイッチング素子Q1のソース電圧を検出したり、インダクタL2に二次巻線を設け、この二次巻線電圧を検出することで、インダクタL2のエネルギー放出時に電流が略0[A]となることを判別することができるため、インダクタL2の電流が0[A]になったと判別したタイミングでスイッチング素子Q1がオンするような制御手段を駆動制御部14に設けても良い。
本実施形態では、DC/DC変換部5を構成するスイッチング素子と高周波変換部2を構成するスイッチング素子とを共用化し、さらにこれらスイッチング素子へ駆動信号を出力する制御回路も共用化することができるため、駆動制御部14を集積回路化することで大幅に部品点数を削減できる。
(実施形態4)
図10は本発明の実施形態4の回路図である。ここでは放電ランプLaを接続した場合の構成を示している。構成は実施形態2とほぼ同じであるが、コネクタCON2に接続された負荷が放電ランプLaであるか、図11に示すLEDモジュール7であるかを検出する負荷判別部15が付加され、負荷判別部15から出力される判別信号に応じて動作切り替え部13で動作状態を決定している。
図11(A)に示すLEDモジュール7の電圧−電流特性は、図12に示すように通常のダイオードと同様に所定のしきい値Vthが存在している。負荷判別部15は例えば同図に示すように、複数の抵抗R1、R2、R3を直列に接続する構成とし、抵抗R1とR2の接続点に発生する電圧を、上述のLEDモジュール7のしきい値電圧Vthよりも高い電圧に設定する。
LEDモジュール7をコネクタCON2の接続端子d−c間に接続した場合には、LEDモジュール7に微小電流が流れ、このときのLEDモジュール7の等価インピーダンスと抵抗R1、R2、R3とで決定される判別信号が抵抗R2とR3の接続点に発生する(図9(a)参照)。
放電ランプLaを接続した場合は、コネクタCON2の接続端子d−c間に放電ランプLaのフィラメントが接続される。放電ランプLaのフィラメントの等価インピーダンスは10[Ω]前後であるため、抵抗R1とR2の接続点に発生する電圧はほぼ0[V]に等しくなり、抵抗R2とR3の接続点に発生する判別信号も略0[V]となる(図8(a)参照)。
放電ランプLa及びLEDモジュール7のいずれも接続されない場合は、判別信号は抵抗R1、R2、R3によって決まる電圧(図8、図9のVref1よりも高い電圧)となる。
以上のような手法で負荷判別を行うことで、実施形態2で説明したように、放電ランプ接続時やLEDモジュール接続時に所定の動作を行うことができ、さらに放電ランプとLEDモジュールのいずれも接続されない場合は点灯装置の動作を停止することもできる。よって、照明器具を施工した後でも、使用者は放電ランプやLEDモジュールを自由に選択して使用することができる。
LEDチップの電圧−電流特性には、ばらつきがあり、LEDモジュール7はLEDチップを複数個有するため、微小電流を流した場合に発光するものや発光しないものが生じることもあるが、図11(B)に示すようにLEDチップの直列回路と並列に高抵抗を接続すれば、発光ばらつきを考慮せずに負荷判別することが可能となる。
なお、本実施形態では、回路構成を実施形態2とほぼ同じとしたが、実施形態1または3の回路構成であっても同様な効果を実現できる。
また、実施形態1〜4では、直流点灯する光源として発光ダイオードを代表に説明したが、有機ELとしてもよい。
1 直流電源部
2 高周波変換部
3 予熱部
4 共振部
5 DC/DC変換部
7 LEDモジュール
11 インバータ駆動部(第1制御手段)
12 DC/DC変換駆動部(第2制御手段)
13 動作切り替え部
T1 予熱トランス
n2 二次巻線
La 放電ランプ
Q1〜Q3 スイッチング素子
CON1,CON2 コネクタ

Claims (2)

  1. 直流電源回路の出力端間に接続される第1及び第2のスイッチング素子の直列回路と、第1及び第2のスイッチング素子を周期的に交互にオンオフするための駆動信号を出力する第1制御手段と、第1及び第2のスイッチング素子のいずれか一方に並列接続され、放電ランプのフィラメントを予熱し、放電ランプを始動するための高電圧を発生し、点灯時の高周波電力を供給する共振回路と、前記共振回路に放電ランプを電気的に接続する接続端子とを備えた点灯装置において、前記直流電源回路の出力端間に接続され、第3のスイッチング素子を含んで構成され、前記直流電源回路から出力される出力電圧を必要な電圧まで降圧する電圧変換回路と、前記電圧変換回路の第3のスイッチング素子をオンオフするための駆動信号を出力する第2制御手段とを有し、前記接続端子の低圧側に前記電圧変換回路の出力を供給し、前記接続端子は、コネクタの一対の端子であり、前記接続端子における一方の前記端子が接地され、他方の前記端子が前記共振回路に電気的に接続され、
    前記接続端子に接続された負荷が放電ランプであるか直流点灯する電気的光源を有する光源モジュールかを判別する負荷判別手段を有し、前記負荷判別手段の判別結果に応じて、少なくとも第2制御手段の動作状態を切り替える切り替え手段を備え、前記切り替え手段は、前記負荷判別手段の判別結果が前記放電ランプである場合、前記第1制御手段を動作させ、且つ、前記放電ランプが先行予熱されるときに前記第2制御手段を動作させ、前記放電ランプが点灯するときに前記第2制御手段を停止させ、前記切り替え手段は、前記負荷判別手段の判別結果が前記光源モジュールである場合、前記第1制御手段を停止させ、且つ、前記第2制御手段を動作させることを特徴とする点灯装置。
  2. 請求項1記載の点灯装置と、前記放電ランプを接続可能な口金部とを有し、前記口金部に接続可能な放電ランプまたは直流点灯する電気的光源を有する光源モジュールを備え、前記口金部は、前記放電ランプと前記光源モジュールとを選択的に接続可能に構成されていることを特徴とする照明器具。
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