JP5457233B2 - 二輪車用タイヤ - Google Patents

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本発明は、二輪車用タイヤに関する。
近年、環境への配慮等の観点から、タイヤの低燃費性能の改善が要求されている。低燃費性能を改善する方法としては、ゴム成分として天然ゴムを使用したり、補強材としてシリカを使用する方法が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、これらの方法を用いた場合、低燃費性能は改善するものの、耐摩耗性が悪化する傾向があるという点で改善の余地があった。
また、近年、二輪車(MC)用タイヤのトレッド部には、タイヤ幅方向に異なる種類のゴム組成物を配した分割トレッドが使用されている(例えば、特許文献2参照)。分割トレッドを使用することにより、トレッド部のセンター部に耐摩耗性に優れたゴム組成物(センターゴム)を、トレッド部のショルダー部に操縦安定性に優れたゴム組成物(ショルダーゴム)を配して、耐摩耗性及び操縦安定性を両立させることが可能となる。しかしながら、車両の高性能化に伴い、耐摩耗性及び操縦安定性の更なる改善が求められている。
特開2008−31244号公報 特開2009−46058号公報
本発明は、上記課題を解決し、低燃費性能、耐摩耗性及び操縦安定性のバランスに優れた二輪車用タイヤを提供することを目的とする。
本発明は、タイヤ幅方向に少なくとも3分割されたトレッドゴムが配されたトレッド部を有し、上記トレッドゴムが、タイヤ幅方向の中央部に配されたセンターゴムと、上記センターゴムのタイヤ幅方向の両側に配されたショルダーゴムとを備え、上記センターゴムが、ゴム成分と、CTAB比表面積が180m/g以上、BET比表面積が185m/g以上のシリカとを含有する二輪車用タイヤに関する。
上記シリカのアグリゲートサイズは、30nm以上であることが好ましい。
上記センターゴム100質量%中のアセトン抽出分は、8質量%以上であることが好ましい。
上記センターゴムのtanδは、0.06〜0.25であることが好ましい。
上記センターゴムのtanδは、上記ショルダーゴムのtanδよりも小さいことが好ましい。
本発明によれば、特定値以上のCTAB比表面積及びBET比表面積を有するシリカを配合したセンターゴムを二輪車用タイヤのトレッド部に用いているため、低燃費性能、耐摩耗性及び操縦安定性のバランスに優れた二輪車用タイヤを提供できる。
細孔分布曲線を示す図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車用タイヤのタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車用タイヤが路面に接した状態を示すタイヤ子午線断面図である(接地面内の例示)。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車用タイヤが路面に接した状態を示すタイヤ子午線断面図である(接地面外の例示)。
本発明の二輪車用タイヤは、タイヤ幅方向に少なくとも3分割されたトレッドゴムが配されたトレッド部を有し、上記トレッドゴムが、タイヤ幅方向の中央部に配されたセンターゴムと、上記センターゴムのタイヤ幅方向の両側に配されたショルダーゴムとを備え、上記センターゴムが、ゴム成分と、CTAB比表面積が180m/g以上、BET比表面積が185m/g以上のシリカとを含有する。
上記センターゴムに使用できるゴム成分としては特に限定されず、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、エポキシ化天然ゴム(ENR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)等のジエン系ゴム等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、ドライ路面及びウェット路面での操縦安定性と、耐摩耗性とを両立できるという理由から、NR、SBRが好ましく、NR及びSBRを併用することがより好ましい。
NRとしては特に限定されず、RSS♯3、TSR20等、ゴム工業において一般的なものを使用することができる。
SBRとしては特に限定されず、乳化重合スチレンブタジエンゴム(E−SBR)、溶液重合スチレンブタジエンゴム(S−SBR)等、ゴム工業において一般的なものを使用することができる。
本発明では、CTAB比表面積が180m/g以上、BET比表面積が185m/g以上のシリカ(以下、「微粒子シリカ」ともいう)が使用される。このような微粒子シリカをゴム中に良好に分散させることによって、耐摩耗性及び低燃費性能をバランス良く改善できる。
微粒子シリカのCTAB(セチルトリメチルアンモニウムブロミド)比表面積は、180m/g以上、好ましくは190m/g以上、より好ましくは195m/g以上、更に好ましくは200m/g以上である。CTAB比表面積が180m/g未満であると、耐摩耗性の充分な向上が得られにくくなる傾向がある。該CTAB比表面積は、好ましくは600m/g以下、より好ましくは500m/g以下、更に好ましくは300m/g以下、特に好ましくは250m/g以下である。CTAB比表面積が600m/gを超えると、分散性に劣り、凝集してしまうため、物性が低下する傾向がある。
なお、シリカのCTAB比表面積は、ASTM D3765−92に準拠して測定される。
微粒子シリカのBET比表面積は、185m/g以上、好ましくは190m/g以上、より好ましくは200m/g以上、更に好ましくは210m/g以上、特に好ましくは220m/g以上である。BET比表面積が185m/g未満であると、耐摩耗性の充分な向上が得られにくくなる傾向がある。該BET比表面積は、好ましくは600m/g以下、より好ましくは500m/g以下、更に好ましくは300m/g以下、特に好ましくは260m/g以下である。BET比表面積が600m/gを超えると、分散性に劣り、凝集してしまうため、物性が低下する傾向がある。
微粒子シリカのアグリゲートサイズは、好ましくは30nm以上、より好ましくは35nm以上、更に好ましくは40nm以上、特に好ましくは45nm以上、最も好ましくは50nm以上である。また、該アグリゲートサイズは、好ましくは100nm以下、より好ましくは80nm以下、更に好ましくは70nm以下、特に好ましくは65nm以下である。このようなアグリゲートサイズを有することにより、良好な分散性を有しながら、優れた補強性、耐摩耗性及び操縦安定性を与えることができる。
アグリゲートサイズは、凝集体径又は最大頻度ストークス相当径と呼ばれているものであり、複数の一次粒子が連なって構成されるシリカの凝集体を一つの粒子と見なした場合の粒子径に相当するものである。アグリゲートサイズは、例えば、BI−XDC(Brookhaven Instruments Corporation製)等のディスク遠心沈降式粒度分布測定装置を用いて測定できる。
具体的には、BI−XDCを用いて以下の方法にて測定できる。
3.2gのシリカ及び40mLの脱イオン水を50mLのトールビーカーに添加し、懸濁液を含有するビーカーを氷充填晶析装置内に置く。ビーカーを超音波プローブ(1500ワットの1.9cmVIBRACELL超音波プローブ(バイオブロック社製、最大出力の60%で使用))を使用して懸濁液を8分間砕解し、サンプルを調製する。サンプル15mLをディスクに導入し、撹拌するとともに、固定モード、分析時間120分、密度2.1の条件下で測定する。
装置の記録器において、16質量%、50質量%(又は中央値)及び84質量%の通過直径の値、及びモードの値を記録する。(累積粒度曲線の導関数は、分布曲線にモードと呼ばれるその最大の横座標を与える。)
このディスク遠心沈降式粒度分析法を使用して、シリカを水中に超音波砕解によって分散させた後に、Dとして表される粒子(凝集体)の重量平均径(アグリゲートサイズ)を測定できる。分析(120分間の沈降)後に、粒度の重量分布を粒度分布測定装置によって算出する。Dとして表される粒度の重量平均径は、以下の式によって算出される。
Figure 0005457233
(式中、mは、Dのクラスにおける粒子の全質量である)
微粒子シリカの平均一次粒子径は、好ましくは25nm以下、より好ましくは22nm以下、更に好ましくは17nm以下、特に好ましくは14nm以下である。該平均一次粒子径の下限は特に限定されないが、好ましくは3nm以上、より好ましくは5nm以上、更に好ましくは7nm以上である。このような小さい平均一次粒子径を有しているものの、上記のアグリゲートサイズを有するカーボンブラックのような構造により、シリカの分散性をより改善でき、補強性、耐摩耗性を更に改善できる。
なお、シリカの平均一次粒子径は、透過型又は走査型電子顕微鏡により観察し、視野内に観察されたシリカの一次粒子を400個以上測定し、その平均により求めることができる。
微粒子シリカのD50は、好ましくは7.0μm以下、より好ましくは5.5μm以下、更に好ましくは4.5μm以下である。7.0μmを超えると、シリカの分散性がかえって悪くなっていることを示す。該微粒子シリカのD50は、好ましくは2.0μm以上、より好ましくは2.5μm以上、更に好ましくは3.0μm以上である。2.0μm未満であると、アグリゲートサイズも小さくなり、微粒子シリカとしては充分な分散性を得にくくなる傾向がある。
ここで、D50は、微粒子シリカの中央直径であって粒子の50質量%がその中央直径よりも小さい。
また、微粒子シリカは、粒子径が18μmより大きいものの割合が6質量%以下であることが好ましく、4質量%以下であることがより好ましく、1.5質量%以下であることが更に好ましい。これにより、シリカの良好な分散性が得られ、所望の性能が得られる。
なお、シリカのD50、所定の粒子径を有するシリカの割合は、以下の方法により測定される。
凝集体の凝集を予め超音波砕解されたシリカの懸濁液について、粒度測定(レーザー回折を使用)を実施することによって評価する。この方法では、シリカの砕解性(0.1〜数10ミクロンのシリカの砕解)が測定される。超音波砕解を、19mmの直径のプローブを装備したバイオブロック社製VIBRACELL音波発生器(600W)(最大出力の80%で使用)を使用して行う。粒度測定は、モールバーンマスターサイザー2000粒度分析器でのレーザー回折によって行う。
具体的には、以下の方法により測定される。
1グラムのシリカをピルボックス(高さ6cm及び直径4cm)中で秤量し、脱イオン水を添加して質量を50グラムにし、2%のシリカを含有する水性懸濁液(これは2分間の磁気撹拌によって均質化される)を調製する。次いで、超音波砕解を420秒間実施し、更に、均質化された懸濁液の全てが粒度分析器の容器に導入された後に、粒度測定を行う。
微粒子シリカの細孔容積の細孔分布幅Wは、好ましくは0.3以上、より好ましくは0.7以上、更に好ましくは1.0以上、特に好ましくは1.3以上、最も好ましくは1.5以上である。また、該細孔分布幅Wは、好ましくは5.0以下、より好ましくは4.0以下、更に好ましくは3.0以下、特に好ましくは2.0以下である。このようなブロードなポーラスの分布により、シリカの分散性を改善でき、所望の性能が得られる。
なお、シリカの細孔容積の細孔分布幅Wは、以下の方法により測定できる。
微粒子シリカの細孔容積は、水銀ポロシメトリーによって測定される。シリカのサンプルをオーブン中で200℃で2時間予備乾燥させ、次いでオーブンから取り出した後、5分以内に試験容器内に置き、真空にする。細孔直径(AUTOPORE III 9420 粉体工学用ポロシメーター)は、ウォッシュバーンの式によって140°の接触角及び484ダイン/cm(又はN/m)の表面張力γで算出される。
細孔分布幅Wは、細孔直径(nm)及び細孔容量(mL/g)の関数で示される図1のような細孔分布曲線によって求めることができる。即ち、細孔容量のピーク値Ys(mL/g)を与える直径Xs(nm)の値を記録し、次いで、Y=Ys/2の直線をプロットし、この直線が細孔分布曲線と交差する点a及びbを求める。そして、点a及びbの横座標(nm)をそれぞれXa及びXbとしたとき(Xa>Xb)、細孔分布幅Wは、(Xa−Xb)/Xsに相当する。
微粒子シリカの細孔分布曲線中の細孔容量のピーク値Ysを与える直径Xs(nm)は、好ましくは10nm以上、より好ましくは15nm以上、更に好ましくは18nm以上、特に好ましくは20nm以上であり、また、好ましくは60nm以下、より好ましくは35nm以下、更に好ましくは28nm以下、特に好ましくは25nm以下である。上記範囲内であれば、分散性と補強性に優れた微粒子シリカを得ることができる。
上記微粒子シリカの配合量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上、更に好ましくは15質量部以上である。5質量部未満であると、ドライ路面及びウェット路面での操縦安定性を充分に改善できない場合がある。該微粒子シリカの配合量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは80質量部以下である。150質量部を超えると、適切な硬度を得るために多量のオイルを配合することが必要となり、耐摩耗性の低下や、オイル抜けによる経年変化が生じる場合がある。
上記センターゴムは、上記微粒子シリカ以外のシリカを含んでもよい。この場合、シリカの合計含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは30質量部以上、より好ましくは40質量部以上、更に好ましくは45質量部以上である。また、該合計含有量は、好ましくは200質量部以下、より好ましくは150質量部以下、更に好ましくは100質量部以下である。下限未満の場合や上限を超える場合は、前述の微粒子シリカの配合量と同様の傾向がある。
上記センターゴムは、シランカップリング剤を配合することが好ましい。シランカップリング剤としては、従来公知のシランカップリング剤を用いることができ、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、等のスルフィド系;3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、等のメルカプト系;ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等のビニル系;3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、等のアミノ系;γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、等のグリシドキシ系;3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシラン等のニトロ系;3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシラン等のクロロ系;等を挙げることができる。なかでも、加工性が良好であるという点から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドが好ましい。これらのシランカップリング剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シランカップリング剤の含有量は、シリカの合計含有量100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは2質量部以上である。1質量部未満では、加工性が悪化する傾向がある。また、シランカップリング剤の含有量は、シリカの合計含有量100質量部に対して、好ましくは20質量部以下、より好ましくは15質量部以下である。20質量部をこえると、コストの増加に見合った効果が得られない傾向がある。
本発明のゴム組成物は、上記成分に加え、シリカ以外の充填剤(カーボンブラック、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等)、シランカップリング剤、オイル、粘着付与剤、酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤等、必要に応じた添加剤が適宜配合され得る。
上記センターゴムは、カーボンブラックを含有することが好ましい。使用できるカーボンブラックとしては、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAF等が挙げられるが、特に限定されない。カーボンブラックを配合することにより、補強性を高めることができる。
上記センターゴムは、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどで上記各成分を混練りし、その後加硫する方法等により製造できる。
センターゴム(加硫前)100質量%中のアセトン抽出分は、好ましくは8質量%以上、より好ましくは10質量%以上である。また、該アセトン抽出分は、好ましくは25質量%以下、より好ましくは22質量%以下である。アセトン抽出分が上記範囲内であれば、本発明の効果が良好に得られる。
なお、本明細書において、センターゴム(加硫前)のアセトン抽出分は、後述する実施例に記載の方法で測定した値である。
センターゴム(加硫後)のtanδは、好ましくは0.06以上、より好ましくは0.08以上である。また、上記センターゴムのtanδは、好ましくは0.25以下、より好ましくは0.20以下である。tanδが上記範囲内であれば、本発明の効果が良好に得られる。
なお、本明細書において、センターゴム(加硫後)のtanδは、後述する実施例に記載の方法で測定した値である。
本発明の二輪車用タイヤは、上記センターゴムを用いて通常の方法で製造される。すなわち、上記成分を配合したセンターゴムを、未加硫の段階で所望の形状に押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより、本発明の二輪車用タイヤを製造できる。
本発明の二輪車用タイヤは、自動二輪車用タイヤとして好適に用いられる。
以下、本発明の一実施形態として、自動二輪車用タイヤについて図面に基づき説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車用タイヤのタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面図である。
自動二輪車用タイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7とを備える。
上記断面において、トレッド部2の路面と設置するトレッド面2Aは、タイヤ半径方向外側に凸で円弧状に湾曲してのびている。また、トレッド面2Aのタイヤ軸方向の外端であるトレッド縁2eは、最もタイヤ軸方向外側に位置している。
トレッド部2には、ベルト層7の半径方向外側にトレッドゴム9が配される。該トレッドゴム9は、本実施形態では、ベルト層7の外面からトレッド面2Aまでを構成している。また、本実施形態のトレッドゴム9では、タイヤ幅方向に配された複数の分割トレッド部材により構成されたトレッド部が示され、ここでは、配合が異なる2種類のゴム組成物により作製された各分割トレッド部材で構成されている。具体的にはタイヤ赤道Cを中心とするセンターゴム9Aと、センターゴム9Aに隣接し、トレッド縁2eまで延びる一対のショルダーゴム9Bとから構成される。すなわち、タイヤ赤道C付近からタイヤ幅方向両側に向かって、センターゴム9A、ショルダーゴム9Bの2種類のゴムが並んで配されている。なお、センターゴム9Aとショルダーゴム9Bとは、トレッド面2Aに立てた法線12によって区分けされているが、例えば、トレッド面2Aからベルト層7に向かって、タイヤ軸方向外側又は内側に傾斜する境界線で区分されたものでもよい。
本実施形態では、トレッドゴム9を構成するセンターゴム9Aが、微粒子シリカを含有する。これにより、自動二輪車用タイヤ1に対して、低燃費性能、耐摩耗性及び操縦安定性をバランス良く与えることができる。
本実施形態では、トレッドゴム9が2種類の分割トレッド部材(センターゴム9A及びショルダーゴム9B)によって構成される場合について説明したが、分割トレッド部材の種類の数は特に限定されず、例えば3種類であってもよいし、5種類であってもよい。
センターゴム9Aのtanδは、ショルダーゴム9Bのtanδよりも小さいことが好ましい。これにより、センターゴム9Aによって優れた直進安定性及び耐摩耗性を得ることができるとともに、ショルダーゴム9Bによって優れた旋回安定性及び旋回性能を得ることができる。
センターゴム9Aとショルダーゴム9Bとの分割位置(境界線)は、図3に示すように、接地面(正規内圧が充填されるとともに、正規荷重が負荷された状態でトレッドゴム9が路面100に接する部分)の幅Xの内側であることが好ましい。これにより、上記分割位置が接地面の幅Xの外側である場合(図4参照)と比較して、過渡特性(コーナリング時にタイヤが倒れこむときのグリップ性能のつながり)が良い。後述する実施例においては、図3に示した状態を「接地面内」、図4に示した状態を「接地面外」と表記する。
なお、本明細書において、正規荷重とは、JATMA、TRA、ETRTO等の、タイヤが製造、販売又は使用される地域において有効な工業基準、規格等に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)をいうものとし、正規内圧とは、上記最大負荷能力に対応する空気圧をいうものとする。
トレッド部2がキャップトレッド部及びベーストレッド部によって構成される場合、トレッドゴム9は、キャップトレッド部に配されることが好ましい。これにより、低燃費性能、耐摩耗性及び操縦安定性の改善効果を得られ易くすることができる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例で使用した各種薬品についてまとめて説明する。
NR:TSR20
SBR:住友化学(株)製のSBR1502
シリカ(1):デグッサ社製のVN3(BET比表面積:175m/g)
シリカ(2):Rhodia社製のZeosil Premium 200MP(CTAB比表面積200m/g、BET比表面積:220m/g、平均一次粒子径:10nm、アグリゲートサイズ:65nm、D50:4.2μm、18μmを超える粒子の割合:1.0質量%、細孔分布幅W:1.57、細孔分布曲線中の細孔容量ピーク値を与える直径Xs:21.9nm)
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイアブラックI(N220、NSA:114m/g)
オイル:出光興産(株)製のアロマチックオイル
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi266(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド)
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックS
ステアリン酸:日油(株)製の椿
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤NS:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS
加硫促進剤DPG:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD
実施例1及び比較例1〜2
表1に示す配合処方に従い、バンバリーミキサーを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の薬品を160℃の条件下で4分間混練りし、混練り物を得た。次に、2軸オープンロールを用いて、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加し、100℃の条件下で2分間混練りし、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物を160℃の条件下で20分間プレス加硫し、加硫ゴム組成物を得た。
また、得られた未加硫ゴム組成物をトレッドの形状に加工し、他のタイヤ部材と貼り合わせ、160℃の条件下で20分間加硫することで、図2に示す構造を有する試験用タイヤを得た。
上記未加硫ゴム組成物及び加硫ゴム組成物を用いて以下の評価を行った。その結果を表1に示す。
(アセトン抽出分)
上記未加硫ゴム組成物の質量を抽出前後で測定し、下記計算式によりアセトン抽出分を求めた。抽出は、上記未加硫ゴム組成物を一昼夜アセトンに浸漬させることで行った。
アセトン抽出分=(抽出前の未加硫ゴム組成物の質量−抽出後の未加硫ゴム組成物の質量)/抽出前の未加硫ゴム組成物の質量×100
(硬度)
JIS−K6301に準じて、25℃における上記加硫ゴム組成物のJIS−A硬度を測定した。
(粘弾性特性)
岩本製作所(株)製の粘弾性スペクトロメーター「VES−F−3」を用いて、温度50℃、周波数10Hz、初期歪み10%、動歪み0.5%の条件下における上記加硫ゴム組成物の損失正接(tanδ)を測定した。
上記試験用タイヤを用いて以下の評価を行った。その結果を表2に示す。なお、表2において、ユニット構造とは、トレッドゴムが分割されていないことを意味し、マルチプル構造とは、トレッドゴムが分割されている(センターゴム及びショルダーゴムを含んで構成されている)ことを意味している。
(転がり抵抗)
上記試験用タイヤに正規内圧を充填し、ISO18164の測定法に準拠して転がり抵抗を測定した。そして、比較例1の転がり抵抗を100とし、下記計算式により、各サンプルの転がり抵抗を転がり抵抗指数として示した。数値が小さいほど、転がり抵抗が低く、低燃費性能に優れることを示す。
(転がり抵抗指数)=(各サンプルの転がり抵抗)/(比較例1の転がり抵抗)×100
(耐摩耗性)
正規内圧が充填された上記試験用タイヤをヤマハ発動機(株)製のマジェスティ(排気量:250cc、フロントタイヤ:120/80−14 D305、リアタイヤ:150/70−13 D305)に装着し、時速200kmでサーキットを走行した。そして、200km走行した後の各タイヤの溝深さの減少量を測定し、溝深さが1mm減少するときの走行距離を算出した。その後、比較例1の走行距離を100とし、下記計算式により、各サンプルの走行距離を指数表示した。数値が大きいほど、耐摩耗性に優れることを示す。
(耐摩耗性指数)=(各サンプルの走行距離)/(比較例1の走行距離)×100
(操縦安定性)
上記マジェスティでサーキットを走行し、ウェットアスファルト路面における操縦安定性の官能評価を実施した。評価結果は、比較例1の操縦安定性を3.5点とする相対評価で示した。数値が大きいほど、操縦安定性が良好であることを示す。±0.1点は、プロの評価ライダーにて差が分かる違いであり、±0.2点は、素人の評価ライダーにて差が分かる違いである。
Figure 0005457233
Figure 0005457233
表2より、微粒子シリカを含有するセンターゴムを用いた実施例1は、比較例1と比較して、操縦安定性を維持したまま、低燃費性能及び耐摩耗性が改善された。一方、微粒子シリカを含有しないセンターゴムを用いた比較例2は、比較例1と比較して、低燃費性能は改善したが、耐摩耗性は改善されなかった。
1 自動二輪車用タイヤ
2 トレッド部
2A トレッド面
2e トレッド縁
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
8 ビードエイペックス
9 トレッドゴム
9A センターゴム
9B ショルダーゴム
100 路面
X 接地面の幅

Claims (5)

  1. タイヤ幅方向に少なくとも3分割されたトレッドゴムが配されたトレッド部を有し、
    前記トレッドゴムが、タイヤ幅方向の中央部に配されたセンターゴムと、前記センターゴムのタイヤ幅方向の両側に配されたショルダーゴムとを備え、
    前記センターゴムが、天然ゴム及びスチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、CTAB比表面積が180m/g以上、BET比表面積が185m/g以上のシリカとを含有する二輪車用タイヤ。
  2. 前記シリカのアグリゲートサイズが30nm以上である請求項1記載の二輪車用タイヤ。
  3. 前記センターゴム100質量%中のアセトン抽出分が8質量%以上である請求項1又は2記載の二輪車用タイヤ。
  4. 前記センターゴムのtanδが0.06〜0.25である請求項1〜3のいずれかに記載の二輪車用タイヤ。
  5. 前記センターゴムのtanδが前記ショルダーゴムのtanδよりも小さい請求項1〜4のいずれかに記載の二輪車用タイヤ。
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