JP5455816B2 - 表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は表示パネルを用いた表示装置の構造に関し、詳しくは無線電力伝送技術を用いた表示装置とその製造方法に関するものである。
近年、画像表示パネルとして、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等、厚さが薄くかつ平坦なフラットパネルディスプレイ装置が用いられるようになった。特にテレビジョン装置等の映像表示装置に対しては大画面化への要求が強い。フラットパネルディスプレイ装置の形態的特長を十分に生かすには、視聴距離を犠牲にしないために映像表示装置を壁面に対して平行に配置することが好ましい。薄さと平坦性をより生かした壁寄せや壁掛け等の設置方法への要求が強まっている。
テレビジョン装置では外部装置から音声信号や映像信号等を入力して装置を動作させるための電力を必要とする。無線による信号の送受信は微弱な電波でも実用化されているが、テレビジョン装置では有線で電力が供給されている。このため、壁面に映像表示装置を設置する場合、壁に中空部を形成して壁内に配線を通す方法があり、また、外に出る電源線をカバーで被覆して電源線を隠蔽する工夫が行われている。電力を無線信号で送受信する技術としては、コイルを近接して使う電磁誘導を利用した方法が知られている。特許文献1に開示の移動型電子機器では、ブースターアンテナを介してアンテナ回路が無線信号を受信し、当該無線信号を受信することで得られる電力が信号処理回路を介してバッテリーに供給され、充電が行われる。また、室内の壁面等から各種電気製品へ電力を供給する方法も検討され始めている。
特開2007−282477号公報
上述のように映像表示装置に有線で電力供給を行う場合、インテリア性や意匠性が損なわれる虞があり、また中空壁による方法では配線の引き廻しが困難となる。このため、映像表示装置は無線伝送で受電できることが望ましい。しかし、壁面から電力を供給する場合、映像表示装置以外の機器も給電対象となることや、所望の取付位置が電力の無線送受に最適な位置からずれ易いことが問題となる。これに加えて、映像表示装置を動作させるには大きな電力を無線送信して装置側で受電することが必要である。
場所を選ばずに設置できる映像表示装置に対して、無線電力伝送の受信性能を高めることが要請される。そこで本発明は、設置場所による影響を少なくし、無線電力伝送の受信性能を高めることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る装置は、映像を表示する表示パネルと、該表示パネルを背後から覆う背面部材と、該表示パネルの回路基板を有する表示装置であって、前記表示装置の外部から無線により伝送される電力を受信して再送信する電力送受信手段と、前記電力送受信手段によって再送信される電力を受信して前記回路基板に供給する電力受信手段を備え、前記電力送受信手段を前記背面部材に設けるとともに、前記電力受信手段を前記表示パネル側にて前記電力送受信手段に対向する位置に設けたものである。
本発明によれば、電力送受信手段で受信した電力を再送信して電力受信手段で受信して装置内で利用できるので、無線電力伝送の受信性能が高い表示装置を提供できる。
映像表示装置の壁面設置例を示す図である。 図3及び4と併せて本発明の第1実施形態を説明するために、映像表示装置の背面外観図を(A)に示し、背面カバーを(B)に示す図である。 映像表示装置の内部レイアウトを例示する図である。 映像表示装置の中央縦断面図である。 図6と併せて本発明の第2実施形態を説明するために、映像表示装置の内部レイアウトを例示する図である。 映像表示装置の中央縦断面図である。
以下、本発明の各実施形態を説明する。なお、以下に例示する映像表示装置は壁面等に設置して使用するテレビジョン装置やモニタ装置である。
[第1実施形態]
図1は本発明を適用した映像表示装置を、壁面に設置した設置例を示す。同図において室内の壁面100には映像表示装置1が取り付けられており、その表示パネル2には各種の映像表示デバイスが使用される。フロントベゼル3は映像表示装置1の前面側の外装部材であり、表示パネル2のための表示開口部を有する。背面カバー4は映像表示装置1の背面側の外装部材(背面部材)であり、装置の筐体を構成する。映像表示装置1はこの他、スイッチ類を含む操作部やスピーカ等を備え、また映像及び音声処理、システム制御、受信処理等を行う複数の電気回路基板を内蔵する。コントローラ200は映像信号や音声信号、操作制御信号等を無線通信によって映像表示装置1に送信する。
図2(A)は映像表示装置1を背面から見た外観図であり、背面カバー4とシールド板12を示す。図2(B)は背面カバー4の内面、つまり表示パネル2の側から見た状態を示す図である。
背面カバー4は合成樹脂材料で形成され、映像表示装置1の外部から無線伝送で電力を受信するための第1のコイル5(5A乃至D参照)が貼設されている。なお、該コイルは装置外部から無線伝送される電力を受信して再送信する電力送受信手段としての役割をもつが、その詳細については後述する。映像表示装置1の主要機能である映像表示は表示パネル2により行われ、表示パネル2は矩形の平板状をしたデバイスである。よって、これを背後で覆う背面カバー4は、表示パネル2に対して略平行な状態で取り付けられ、平坦で比較的大きな面積の領域を設けることが可能である。このため背面カバー4に貼設する第1のコイルとして、大口径のコイルを配置することができる。
図3は、図2の背面カバー4を取り除いた状態を示す内部の配置図である。システム制御基板6は、外部機器との間で映像及び音声信号や放送信号の入出力を行う回路部及び信号処理回路と、テレビジョンシステムを制御する制御回路を含む。駆動制御基板7は表示駆動処理を行うための回路基板であり、パネル駆動基板8は駆動制御基板7からの制御信号を受けて、表示パネル2の表示駆動を行うための回路基板であり、フロントベゼル3の外周縁部に設けられている。これらの電気回路基板は、表示パネル2の保持部材を兼ねる金属製のシャーシ9にカシメ等で形成したスタッドにネジ締結で固定されている。なお、基板間の電気的接続を行う配線材等の図示は省略した。
図4は映像表示装置1の中央部で縦方向に切断した断面図を示す。本実施形態の表示パネル2には電界放出ディスプレイであるFED(Field Emission Display)が使用される。FEDは平板状のガラスを用いて真空容器を構成しているので、シャーシ9に固定することで外力や衝撃に対する機械的性能を補強している。
表示パネル2はシャーシ9に対して粘着剤により貼設固定され、表示パネル側とは反対側の面でシャーシ9に設けたスタッドに前述の電気回路基板がネジ締結で固定されている。これらの部材はフロントベゼル3と背面カバー4によって形成される筐体内に収容され、表示パネル2の表示領域はフロントベゼル3の表示開口部から外部の露出している。
次に、背面カバー4に設けた第1のコイル5と容量性結合を行い電力の受信を可能にする第2のコイル10(10A乃至C)について説明する。該コイルは、第1のコイル5により再送信された電力を受信して回路基板に供給する電力受信手段としての役割をもつ。
図3に示すように、本例ではコイル10Aがシステム制御基板6に、コイル10Bが駆動制御基板7に、コイル10Cがシャーシ9にそれぞれ設けられている。これらの第2のコイルは渦巻き状の導線からなる。コイル10A及び10Bはシステム制御基板6及び駆動制御基板7にそれぞれ実装され、またコイル10Cは絶縁材でラミネートしてシャーシ9上で基板が実装されていない領域に貼設されている。また、コイル10A及び10Bは、不図示の心材に導線を巻き付けた上で基板に実装固定される。コイル10Cは、図4に示すように、シャーシ9の背面からの距離が駆動制御基板7と略同じ距離となるように、所定の厚みをもつ絶縁部材14を介してシャーシ9に貼設される。
第2のコイル10はシステム制御基板6及び駆動制御基板7に対して、コイル部5A乃至Cから受信した電力を供給する。本実施形態でシステム制御基板6が必要とする電力は数十ワット程度であり、駆動制御基板7での消費電力は表示パネル2を駆動するために大電力を必要とし、100Wを越える。コイル10A及び10Bだけは大電力の受信には口径が不足している。そこでシャーシ9に貼設したコイル10Cを駆動制御基板7に対して電気的に接続することにより、大電力を必要とする駆動制御基板7に対して充分な電力を供給可能である。
表示パネル2にはパネル駆動基板8からパネル駆動のための電力が供給されるが、これは駆動制御基板7から不図示のケーブルによりパネル駆動基板8への電力を分配することで行っている。また、システム制御基板6にはコイル10Aの容量を決める容量子が実装され、駆動制御基板7にはコイル10B及び10Cの容量を決める容量子が実装される。これにより各コイル10A乃至Cについて、コイル部5A乃至Cとの容量性結合時の容量が規定される。容量子は具体的にはコンデンサ等の容量性素子であり、各コイルの寄生容量を含めたLC回路により容量規定が行われる。図3に容量規定用コンデンサ11を示す。
図2(B)に示すように、背面カバー4に貼設した第1のコイル5はコイル部5A乃至Dからなり、1本の線材を所定のパターンに巻回することで形成されている。コイル部5A乃至Cは第2のコイル10(10A乃至C)にそれぞれ対応する位置と形状、容量を有する。またコイル部5Dは、背面カバー4の外周縁近傍にて矩形状に巻回された状態で背面カバー4に付設されている。コイル部5Dは映像表示装置1が設置される壁面100と容量性結合して装置外部からの電力受信を行う。コイル部5A乃至Dは1本のコイル線材による連続体として構成され、コイル部5A乃至Cを設けた領域(破線枠参照)の裏面にはシールド板12が貼り付けられる。これは、コイル部5A乃至Cが装置外部と容量性結合を起こり難くするための遮蔽部材である。本構成により、コイル部5A乃至5Cとコイル10A乃至Cとの間、及びコイル部5Dと装置外部との間で強い結合状態を得ることができる。コイル部5Dにより外部から受信した電力を、コイル部5A乃至Cを通じてコイル10A乃至Cに伝送可能となる。
次に壁面100について述べる。本発明を実施可能な環境については、映像表示装置1を設置するリビングルーム等の設置空間の床や天井、壁面等から無線により電力が送信可能であることを条件とする。本例では壁面100から電力送信される。一般的に映像表示装置1のみへの電力伝送を目的とした専用の壁面を設置することは現実的でない。つまり、テレビジョン装置以外の映像表示装置や照明装置等、他の機器にも壁面から電力伝送可能な汎用化された施工形態が望ましい。電力の受電側装置の都合からは、当該装置を設置した位置で良好な結合が可能なコイルを壁面に埋め込んでおくのが理想である。しかし、前述したように汎用化を念頭におく場合、その位置や形状等を予め特定することが困難であり、装置側で良好な受電状態(容量性結合)を保つことが要求される。そこで本例では、壁面100と容量性結合するコイル部5Dを、映像表示装置1に搭載可能であってかつ最大口径を取り得る背面カバー4の外縁部に設けている。外装筐体である背面カバー4にコイル部5Dを設けることは、内蔵型コイルに比べてコイルの大口径化を実現できるだけでなく配置自由度の向上に寄与する。こうすることで壁面100の電力送信部と、壁面100に配置される映像表示装置1の電力受信部の位置や大きさ等が理想状態からずれたとしても、その影響を低減できる。
第1のコイル5は映像表示装置1に内蔵される第2のコイル10と容量性結合する部分を、装置外部と容量性結合する部分とは別に持つ。前述したようにコイル部5Dで壁面100から受信した電力は、コイル部5A乃至5Cと対向する夫々のコイル10A乃至Cに伝送される。これらは映像表示装置1の設計事項として自由に設定可能であるため、互いに結合するコイル同士の位置、形状、距離等を電力伝送にとって好適に選定することが可能である。また、図2(B)に示すシールド板12は、コイル部5A乃至Cが設けられた範囲よりもやや大きな範囲をカバーしており、装置外部との結合領域と装置内部での結合領域を分割している。このため、外部と内部の干渉が起こり難く、干渉による結合性の低下等の影響が低減する。装置内部で容量性結合する第2のコイル10については、容量規定用コンデンサ11の定数を適切に選択することで結合性が向上し、干渉等による影響を更に低減させることができる。
電力伝送方式については幾つか方式があり、本例では壁面100からの伝送には共鳴型を用い、装置内部への伝送には電磁誘導型を用いている。磁束を利用する電磁誘導型は送受信部(例えばコイル)が近接していなければならない。共鳴型では距離依存性はあるものの、電磁誘導型より長い距離のエネルギー伝送が可能となる。更に共鳴型の場合、エネルギーの伝送を磁場のみで実現可能であるため安全性が高く、室内における任意の装置への電力伝送に向いている。壁面への取付寸法や位置等を含む装置外部の環境について装置側で規定するのは一般に難しい。そこで、本例では装置外部からの電力伝送については共鳴型を採用し、内部の電力伝送については電磁誘導型を採用している。
次に、第1のコイル5を背面カバー4に貼設する製造方法について説明する。本例では導線であるコイル5をフィルムによりラミネートして複数台分に亘って連続して巻き取りロール状にした。背面カバー4の材質は樹脂であるので射出成形により背面カバーとしての形状が得られるが、コイルについてはインモールド成形によって背面カバー4と一体化させる。つまり本例では前述のロール状のコイル部材を射出前に順次に型内に送り込んで溶融樹脂を射出して背面カバー4を成形する。これにより、コイル5が背面カバー4の所定位置に貼設され、コイル5と背面カバー4が一体化した部材が得られる。
以上のように本実施形態によれば、映像表示装置の動作に必要な外部からの電力を大口径の受信コイルで受けてから、それを更に装置内部に伝達することで、外部からの無線での電力供給について受電性能の高い装置構造を実現できる。更には装置への電源ケーブルが不要になるので、壁面等に装置を設置する場合のインテリア性や意匠性が格段に向上するという効果もある。
また、本実施形態では、壁面100と容量性結合する第1のコイル5を、フロントベゼル3ではなく背面カバー4に設けている。これにより受電性能の向上に加えて、組立性が向上するという効果が得られる。つまりフロントベゼル3に第1のコイル5を配置した場合、電力供給元である壁面100からの距離が離れるだけでなく、その途中に表示パネル2や基板等の内蔵部品が存在するため、受電能力の低下や制御基板の誤動作を招く虞がある。また、フロントベゼル3の中央部には画像表示部が位置するので、そのための開口部を形成する必要がある。また電力の2次的送信が出来ず、有線で内蔵の回路基板に接続して給電しなければならない。平面表示パネルを用いたテレビジョン装置等の表示装置では、平面表示パネルと反対の面に制御基板等が実装されることが多く、配線等はそれらの基板等の位置で完結することが望ましい。つまりフロントベゼル3や背面カバー4等の外装部材への配線は組立性の低下を齎す原因となる。本実施形態では背面カバー4に第1のコイル5を設け、内部に設けた第2のコイル10と第1のコイル5との容量性結合により、無線で電力を再伝送するので外装部材への配線が不要となる。
なお、本例では第1のコイル5をインモールド成形により背面カバー4と一体化させたが、これに限らず他の製造方法を用いてもよい。例えばシート状の第1のコイル5を背面カバー4に接着により貼り付ける方法や、成形時に導線を型内に装填して1次成形を行い、続いて2次成形で更に樹脂を充填する2色成形による製造も可能である。2色成形の場合、背面カバー4の板厚内にコイルを埋め込むことが可能である。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。なお第2実施形態の説明において第1実施形態の場合と同様の部分については、既に使用した符号と同一の符号を用いることでそれらの説明を省略し、以下では相違点を中心に説明する。
第2実施形態では、コイル10A及び10Bを回路基板のパターニングで形成している。図5は背面カバー4を取り外した状態を示す背面図である。コイル10A及び10Bは夫々、システム制御基板6及び駆動制御基板7にて最も背面側となる層に配線パターン(101A及び101B参照)として形成されている。これらの配線パターンの形成面には各コイル10A、10Bの容量を規定する容量規定用コンデンサ11がそれぞれ実装され、その他の部分にはグランド部13が形成されている。システム制御基板6と駆動制御基板7は、内層に信号線を有する多層基板であり、コイルの形成面とは反対側の表層には電気回路の形成に必要なICチップや抵抗等の電気部品が実装される。
図6は映像表示装置1を中央で切断した縦断面図であり、多層基板の部分断面図を丸枠内に拡大して示す。本例では4層基板を使用しており、配線パターン101Bとグランド部13の形成層を第1層とし、電気部品20の実装面を第4層とする。内層となる第2層はシールド層15であり、第3層及び第4層は信号線層16である。3枚の基材17により多層基板が構成される。シールド層15は基板面積とほぼ同等の領域をカバーする。第4層に実装する電気部品20にはディスクリート部品を避けて、全て表面実装部品を使用し、各層には必要に応じてスルーホール等を形成して電気的に接続することで回路を構成する。更に第4層が表示パネル2のシャーシ9と対向するように配置した上で、多層基板がシャーシ9に対してネジ締結される。こうすれば、パターンニングで形成した配線パターン101A及び101Bが、第1のコイル5に対向する配置となる。また、基板上の配線パターン101A及び101Bでコイルを形成することは、導線を空中配置する方法に比べて、位置的な安定性が格段に高くなるだけでなく第1層を背面カバー4に接近させた配置が可能となる。即ち、第1のコイル5と第2のコイル10との近接配置によって位置的安定性の高い構造が得られ、電力伝達効率が向上する。更にパターンニングでコイルを形成することは、別部品としてコイルを基板に搭載する場合に比べて、部品コストや製造コストの低減に有利である。また、シールド層15は受電部と基板の電気回路部との間に位置しており、受電のための共振等が電気回路部に及ぼす影響を低減できるので、装置の動作安定性の向上に寄与する。
第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、コストを低減しつつ電力伝達効率や動作安定性に優れた表示装置を提供できるという効果が得られる。
1 映像表示装置
2 表示パネル
4 背面カバー
5 第1のコイル5
5A乃至D コイル部
6,7 回路基板
9 シャーシ
10 第2のコイル10
10A乃至C コイル
11 容量規定用コンデンサ
12 シールド板
14 絶縁部材

Claims (10)

  1. 映像を表示する表示パネルと、該表示パネルを背後から覆う背面部材と、該表示パネルの回路基板を有する表示装置であって、
    前記表示装置の外部から無線により伝送される電力を受信して再送信する電力送受信手段と、
    前記電力送受信手段によって再送信される電力を受信して前記回路基板に供給する電力受信手段を備え、
    前記電力送受信手段を前記背面部材に設けるとともに、前記電力受信手段を前記表示パネル側にて前記電力送受信手段に対向する位置に設けたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記電力送受信手段を前記背面部材にて前記表示パネルと平行に配置し、
    前記電力受信手段を前記回路基板に設けたことを特徴とする、請求項1記載の表示装置。
  3. 前記電力受信手段を前記回路基板の配線パターンとして形成したことを特徴とする、請求項2記載の表示装置。
  4. 前記回路基板は多層基板であって、前記電力送受信手段に対応する基板面に前記電力受信手段を設け、当該基板面とは反対側の基板面には電気部品を実装して、その実装面を前記表示パネルに対向させたことを特徴とする、請求項3記載の表示装置。
  5. 前記電力受信手段と前記実装面との間にシールド層を設けたことを特徴とする、請求項4記載の表示装置。
  6. 前記電力受信手段が前記電力送受信手段と容量性結合する際の容量を規定する容量規定手段を前記回路基板に設けたことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項記載の表示装置。
  7. 前記表示パネルを保持するとともに前記表示パネルとは反対側の面で前記回路基板を保持する保持部材を備え、
    前記保持部材に絶縁部材を介して前記電力受信手段を取り付けたことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項記載の表示装置。
  8. 前記電力送受信手段は、前記表示装置の外部と容量性結合するコイル部と、前記電力受信手段と容量性結合するコイル部を有することを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項記載の表示装置。
  9. 前記背面部材のうち前記電力受信手段と容量性結合するコイル部が設けられた側とは反対側の位置に遮蔽部材を備えることを特徴とする、請求項8記載の表示装置。
  10. 映像を表示する表示パネルと、該表示パネルを背後から覆う背面部材と、該表示パネルの回路基板を有する表示装置の製造方法であって、
    前記背面部材を合成樹脂材料で成形する際に、前記表示装置の外部から無線により伝送される電力を受信して再送信する電力送受信手段を、前記背面部材に一体化して形成するステップと、
    前記電力送受信手段によって再送信される電力を受信して前記回路基板に供給する電力受信手段を、前記表示パネル側にて前記電力送受信手段に対向する位置に配置するステップを有することを特徴とする表示装置の製造方法。
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