JP5455684B2 - 通信装置及び通信方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、周期的に通信を行う通信システムに関する。
より詳しくは、本発明は、サーボモータを駆動する複数のサーボアンプ(以下、アンプとよぶ)とモーションコントローラ(以下、コントローラと呼ぶ)との間で周期的な通信を行うとともに、アンプ間で相互に制御状態を通信するアンプ間通信を行うサーボモータ制御システムに関する。
工場の生産工程における産業機器の自動化では、サーボモータ制御システムが機器の制御を高速・高精度に実現できるため広く利用されている。
以下では、サーボモータ制御システムの構成と動作を説明する。
まずサーボモータ制御システムの構成を説明する。
図9に示すように、サーボモータ制御システムは、制御対象を個別の軸方向に移動させる複数のモータ21、22、23と、各モータに個別に駆動電流を供給する複数のアンプ911、912、913、各アンプへモータの位置や速度等の指令を送るコントローラ901を備える。
更に、コントローラ901とアンプ911、912、913は、制御通信で用いるフレームのデータ領域に対してデータを読み書きするフレーム処理部91、92、93、94をそれぞれ有している。
そして、コントローラ901、アンプ911、912、913のそれぞれは、通信ケーブル31、32、33によってコントローラ901から順にライン型で接続されている。
続いて、上述の構成であるサーボモータ制御システムの動作を説明する。
まずコントローラ901は、モータ21、22、23の位置や速度等を制御するため、アンプ911、912、913に対して指令データを含むフレームをアンプ911宛に送信する。
次いでアンプ911は、コントローラ901より送信されたフレームを受信すると、フレーム処理部92において、フレームから指令データを読み出し、読み出したデータに応じてモータ21を制御する。そしてフレームを下位に接続されているアンプ912へ送信する。
更にアンプ912は、アンプ911と同様の処理を行いアンプ913にフレームを送信する。
末端に位置するアンプ913は、アンプ912より送信された指令データを含むフレームの受信を完了すると、コントローラ901が各アンプの制御状態(以下、制御状態を示すデータを応答データとする)を次の指令に反映することで指令とモータの位置や速度にずれを生じさせないようにするため、自局の応答データを含むフレームを送信する。
そしてアンプ912、911は順に、アンプ913より送信されたフレームを中継しつつ、更に自局の応答データを書き込みながら、各アンプの制御状態をコントローラ901まで送信する。
最後に各アンプからの応答データを含むフレームを受信したコントローラ901は、フレームから応答データを読み出して次に送信する指令に反映する。
以上のように、サーボモータ制御システムでは、アンプの制御状態をコントローラが指令に反映し、指令とモータの位置や速度にずれが生じないようにすることで高精度な動作を実現しているが、アンプの制御の精度を更に高める方法として、通信周期(コントローラが指令データを含むフレームを送信してから次にコントローラが指令データを含むフレームを送信するまでの時間)の短縮により一定時間内における指令及び応答データの送受信を増加させる方法や、各アンプがアンプ間通信によってアンプ間相互に通知した応答データを制御に反映する方法などがある。
アンプ間通信を実現する公知の発明としては、特許文献1(特開2008−029161号公報)に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の方式では、指令データを含むフレーム又は応答データを含むフレームの他、アンプ間通信を行うために、各アンプの制御状態を示すアンプ間通信用のデータを含むフレームを用意する。
そして各アンプは、アンプ間通信用のデータを含むフレームを送受信し、他のアンプ宛のデータ領域に対する自局の制御状態の書き込みと自局宛のデータ領域の読み出しをすることで、各アンプ間で制御状態を相互に通知し、他のアンプの制御状態を制御に反映して精度を高める。
以下では、アンプ間通信用のフレームのフレームフォーマットと、アンプ間通信を実施する場合のシステムの動作について説明する。
尚、システムの動作を説明する際に必要であるため、指令データを含むフレーム及び応答データを含むフレームのフレームフォーマットについても説明する。
また特許文献1に記載のシステム構成は一般的な構成である図9と同様である。
はじめにフレームフォーマットについて図10、図11、図12より説明する。
図10は、コントローラ901からアンプ911、912、913へ指令データを送信するためのフレーム1001のフレームフォーマットを示している。
その構成は、各アンプ911、912、913への指令データ領域1011、1012、1013(データサイズはそれぞれDc1、Dc2、Dc3 byte)により構成される。
図11は、アンプ911、912、913からコントローラ901へ応答データを送信するためのフレーム1101のフレームフォーマットを示している。
その構成は、各アンプ911、912、913の応答データ領域1111、1112、1113(データサイズはそれぞれDs1、Ds2、Ds3 byte)により構成される。
図12は、アンプ間通信で使用するフレーム1201のフレームフォーマットを示している。
その構成は、アンプ間通信に用いる各アンプ宛データ領域1211、1212、1213(データサイズはそれぞれDa1、Da2、Da3 byte)により構成される。
続いて、従来技術におけるシステムの動作を図13より説明する。
制御通信を開始すると、コントローラからアンプ方向への通信を開始する。
はじめにコントローラ901はアンプ911宛に指令データを送信するためフレーム1001を送信する。
そしてフレーム1001の送信を完了すると、アンプ間通信を行うためにフレーム1201をアンプ911宛に送信する。
次いでアンプ911は、コントローラ901より送信されたフレーム1001を受信すると、フレーム処理部92において、自局宛指令データ領域1011に格納されているデータに応じてモータ21を制御すると同時に、アンプ912宛にフレーム1001を送信する。
続いてフレーム1201を受信すると、フレーム処理部92において、下位に接続されているアンプ912、913宛に送信するデータをデータ領域1212、1213に書き込むと同時に、フレーム1201をアンプ912宛に送信する。
更にアンプ912は、アンプ911より送信されたフレーム1001を受信すると、フレーム処理部93において、自局宛指令データ領域1012に格納されているデータに応じてモータ22を制御すると同時に、アンプ913宛にフレーム1001を送信する。
続いてフレーム1201を受信すると、フレーム処理部93において、自局宛データ領域1212に格納されているデータを読み取り、読み取ったデータをモータ22の制御に反映し、また下位に接続されているアンプ913宛に送信するデータをデータ領域1213に書き込む。
そして以上の処理と同時にフレーム1201をアンプ913宛に送信する。
最後にアンプ913は、アンプ912より送信されたフレーム1001を受信すると、フレーム処理部94において、自局宛指令データ領域1013に格納されているデータに応じてモータ23を制御する。
続いてフレーム1201を受信すると、フレーム処理部94において、自局宛データ領域1213に格納されているデータに応じてモータ23を制御する。
続いてアンプからコントローラ方向への通信を開始する。
はじめにアンプ913は、アンプ間通信を行うためにフレーム1201をアンプ912宛に送信し、更に応答データを送信するためフレーム1101を続いて送信する。
次いでアンプ912は、アンプ913より送信されたフレーム1201を受信すると、フレーム処理部93において、自局宛データ領域1212に格納されているデータを読み取り、また上位に接続されているアンプ911宛に送信するデータをデータ領域1211に書き込む。
そして以上の処理と同時にアンプ911宛にフレーム1201を送信する。続いてフレーム1101を受信すると、フレーム処理部93において、自局の応答データ領域1112に制御状態を書き込むと同時にアンプ911宛にフレーム1101を送信する。
アンプ911は、コントローラ901宛にアンプ912と同様の処理を行う。
最後にコントローラ901は、アンプ911より送信されたフレーム1201及びフレーム1101を受信し、各フレーム内のデータを次に送信する各アンプへの指令データに反映する。
尚、通信周期Tcは、図13中に示すように、コントローラ901がフレーム1001を送信してから、次に同じくコントローラ901がフレーム1001を送信するまでの時間である。
以上のように、従来技術のアンプ間通信では、アンプ間通信のためのフレーム1201を用意する。
そして、フレーム1201をコントローラ、アンプ間で送受信し、他のアンプ宛のデータ領域に対する自局の制御状態の書き込みと自局宛のデータ領域の読み出しをすることで、アンプ間通信を行う。
特開2008−029161号公報
従来技術では、指令データを含むフレーム及び応答データを含むフレームの他、各アンプ用にアンプ間通信のデータ領域を設けたアンプ間通信用のフレームを更に使用する。
従って、アンプ間通信を行わない場合の制御通信(システムの動作を図14に示す。動作は従来技術においてフレーム1201を扱わない場合と同様である)と比較すると、コントローラやアンプが送受信するフレームは増大し、アンプ間通信用のフレームの送受信の時間を確保する必要があるため通信周期は長くなる。
従来技術の制御通信を行う場合、アンプ間通信を行う場合の通信周期Tcと行わない場合の通信周期Tc’(図14に示す)は、アンプ913でのフレームの送受信時間と各アンプにおけるデータ処理時間より以下のように算出できる。
尚、通信ケーブルの通信速度はTr[bps]とする。また各アンプのフレーム処理部でフレームを受信してから送信するまでの処理時間をTa[s]とする。
なお、アンプ911における処理時間をTa(911)と表記し、アンプ112における処理時間をTa(912)と表記する。
なお、Ta(911)=Ta(112)であり、アンプを特定する必要がない場合は、単にTaと表記する。
Figure 0005455684
Tc−Tc’より、従来技術のアンプ間通信では、アンプ間通信を行わない通常の場合に比較して、通信周期は、末端に位置するアンプ913がフレーム1201を送信及び受信する時間の合計分増加する。
この増加分は、以下の式に示す通りである。
Figure 0005455684
以上のように、従来技術では、アンプの制御の精度を更に高めるためにアンプ間通信を行うものの、アンプ間通信を行う場合は通信周期が増加するという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決することを主な目的の一つとしており、アンプ間通信を行っても通信周期を増加させないことを主な目的とする。
本発明に係る通信装置は、
上位装置と下位装置とに接続されている通信装置であって、
前記上位装置から送信された第1のデータを受信するデータ受信部と、
自装置から前記下位装置に送信する第2のデータを前記データ受信部による第1のデータの受信前に格納しているデータ格納部と、
前記下位装置にデータを送信するデータ送信部と、
前記データ受信部による第1のデータの受信前に前記データ送信部に第2のデータの送信を開始させ、前記第2のデータの送信が完了する前に前記データ受信部により受信された第1のデータから前記下位装置への送信が不要な部分を取り除いて送信用第1のデータとし、前記送信用第1のデータを前記第2のデータに連結し、前記データ送信部に前記第2のデータに続けて前記送信用第1のデータを送信させるデータ制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、第1のデータの受信前に第2のデータの送信が開始し、第2のデータの送信が完了する前に受信した第1のデータから下位装置への送信が不要な部分を取り除いて送信用第1のデータとし、送信用第1のデータを第2のデータに連結し、第2のデータに続けて送信用第1のデータを送信するため、指令データを含むフレームを第1のデータとし、アンプ間通信データを第2のデータとし、アンプ間通信データの送信をフレームの受信前から行うことでアンプ間通信データの送信に要する時間を吸収することができ、通信周期が増加することを回避できる。
実施の形態1に係るサーボモータ制御システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係るコントローラ101からアンプ111へのフレームフォーマットを示す図。 実施の形態1に係るアンプ111からアンプ112へのフレームフォーマットを示す図。 実施の形態1に係るアンプ112からアンプ113へのフレームフォーマットを示す図。 実施の形態1に係るアンプ113からアンプ112へのフレームフォーマットを示す図。 実施の形態1に係るアンプ112からアンプ111へのフレームフォーマットを示す図。 実施の形態1に係るアンプ111からコントローラ101へのフレームフォーマットを示す図。 実施の形態1に係るサーボモータ制御システムの動作を示す図。 一般的なサーボモータ制御システムの構成例を示す図。 従来技術に係るコントローラからアンプ方向へのフレームフォーマットを示す図。 従来技術に係るアンプからコントローラ方向へのフレームフォーマットを示す図。 従来技術に係るアンプ間通信のフレームフォーマットを示す図。 従来技術に係るサーボモータ制御システムの動作を示す図。 一般的なサーボモータ制御システムの動作を示す図。 実施の形態1に係るアンプの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るアンプの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るアンプのハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1.
本実施の形態では、各アンプにおいて指令データを受信する前に自局のアンプ間通信データの送信を開始し、更に受信した指令データを送信中のアンプ間通信データと共に1フレームで送信することで、アンプ間通信を追加しても通信周期の増加を従来技術よりも抑制して周期通信を実施する方法を提供する。
本実施の形態に係るサーボモータ制御システムは、図1に示すように、コントローラ101、アンプ111、112、113、モータ21、22、23を備える。
そして、コントローラ101及びアンプ111、112、113は、制御通信で用いるフレームのデータ領域に対してデータを読み書きするフレーム処理部10、11、12、13をそれぞれ有している。
また、アンプ111、112は、フレーム内のデータを除去し送信中のフレームに更にデータを追加するデータ離合部41、42をそれぞれ有している。
更に、アンプ111、112、113は、コントローラと同期を取りフレームを送受信するタイミングを設定するタイミング設定部51、52、53を有している。
また、アンプ111、112、113は、フレームを送受信する通信部161、162、163を有している。
また、アンプ111、112、113は、データを格納するデータ格納部171、172、73を有している。
そして、コントローラ101、アンプ111、112、113のそれぞれは、通信ケーブル31、32、33によってコントローラ101から順にライン型で接続されている。
尚、以上の構成は、従来技術との違いを明確にするために挙げた一例である。従って、アンプの台数は3台に限定されるものではなく3台よりも多い又は少ない台数とすることもできる。また接続形態もライン型に限定されずツリー型やリング型を取ることができる。
また、アンプ111、112は、通信装置の例である。
また、アンプ111、112において、上流側(コントローラ101側)にある装置は上位装置にあたり、下流側にある装置は下位装置にあたる。
アンプ111にとっては、コントローラ101が上位装置にあたり、アンプ112が下位装置になる。
また、アンプ112にとっては、アンプ111が上位装置にあたり、アンプ113が下位装置になる。
また、アンプ111、112におけるフレーム処理部11、12及びデータ離合部41、42はデータ制御部の例であり、通信部161、162はデータ受信部及びデータ送信部の例である。
また、アンプ111、112は、後述するように、下り方向の通信においては、上位装置から送信されたデータを受信するが、この上位装置から送信されたデータは第1のデータに相当する。
また、アンプ111、112は、下り方向の通信においては、自装置から下位装置にデータを送信するが、この下位装置に送信するデータは第2のデータに相当する。第2のデータは自装置の状態を通知するデータである。
データ格納部171、172は第2のデータを第1のデータの受信前に格納している。
また、詳細は後述するが、下り方向の通信においては、本実施の形態に係るアンプ111、112では、通信部161、162による第1のデータの受信前に通信部161、162が下位装置(アンプ112、113)への第2のデータの送信を開始する。
また、データ離合部41、42が、第2のデータの送信が完了する前に通信部161、162により受信された第1のデータから下位装置への送信が不要な部分を取り除いて送信用第1のデータとし、送信用第1のデータを第2のデータに連結する。
そして、通信部161、162が第2のデータに続けて送信用第1のデータを下位装置に送信する。
また、アンプ111、112は、後述するように、上り方向の通信においては、下位装置から送信されたデータを受信するが、この下位装置から送信されたデータは第1のデータに相当する。
また、アンプ111、112は、上り方向の通信においては、自装置から上位装置にデータを送信するが、この上位装置に送信するデータは第2のデータに相当する。第2のデータは自装置の状態を通知するデータである。
データ格納部171、172は第2のデータを第1のデータの受信前に格納している。
また、詳細は後述するが、上り方向の通信においては、本実施の形態に係るアンプ111、112では、通信部161、162による第1のデータの受信前に通信部161、162が上位装置(コントローラ101、アンプ111)への第2のデータの送信を開始する。
また、データ離合部41、42が、第2のデータの送信が完了する前に通信部161、162により受信された第1のデータを第2のデータに連結する。
そして、通信部161、162が第2のデータに続けて第1のデータを上位装置に送信する。
以下では、本実施の形態に係るアンプ間通信用のフレームのフレームフォーマットと、アンプ間通信を実施する場合のシステムの動作について説明する。
はじめにフレームフォーマットについて図2〜7より説明する。
図2は、コントローラ101からアンプ111へ送信するフレーム201を示している。
その構成は、各アンプ111、112、113への指令データ領域61、62、63(データサイズはそれぞれDc1、Dc2、Dc3 byte)により構成される。
指令データ領域には、コントローラ101から各アンプ111、112、113への指令データ(指令情報)が格納されている。
フレーム201は、アンプ111にとって下り方向通信における第1のデータとなる。
図3は、アンプ111からアンプ112へ送信するフレーム301を示している。
その構成は、アンプ112、113への指令データ領域62、63とアンプ111の制御状態を示すアンプ間通信データ領域81(データサイズはDa1 byte)により構成される。
アンプ間通信データ領域81には、アンプ111の状態を通知するアンプ間通信データが格納されている。
なお、フレーム301では、フレーム201にあったアンプ宛て指令データ領域61がアンプ111によって取り除かれている。
フレーム301は、アンプ111にとっては下り方向通信における第2のデータとなり、アンプ112にとっては下り方向通信における第1のデータとなる。
図4は、アンプ112からアンプ113へ送信するフレーム401を示している。
その構成は、アンプ113への指令データ領域63とアンプ111、112の制御状態を示すアンプ間通信データ領域81、82(データサイズはDa1、Da2 byte)により構成される。
アンプ間通信データ領域82には、アンプ112の状態を通知するアンプ間通信データが格納されている。
なお、フレーム401では、フレーム301にあったアンプ宛て指令データ領域62がアンプ112によって取り除かれている。
フレーム401は、アンプ112にとって下り方向通信における第2のデータとなる。
図5は、アンプ113からアンプ112へ送信するフレーム501を示している。
その構成は、アンプ113の応答データ領域73(データサイズはDs3 byte)とアンプ113の制御状態を示すアンプ間通信データ領域83(データサイズはDa3 byte)により構成される。
応答データ領域73には、コントローラ101からの指令に対するアンプ113の応答を示す応答データ(応答情報)が格納されている。
また、アンプ間通信データ領域83には、アンプ113の状態を通知するアンプ間通信データ(状態通知情報)が格納されている。
フレーム501は、アンプ112にとって上り方向通信における第1のデータとなる。
図6は、アンプ112からアンプ111へ送信するフレーム601を示している。
その構成は、アンプ112、113の応答データ領域72、73(データサイズはDs2、Ds3 byte)とアンプ112、113の制御状態を示すアンプ間通信データ領域82、83(データサイズはDa2、Da3 byte)により構成される。
応答データ領域72には、コントローラ101からの指令に対するアンプ112の応答を示す応答データ(応答情報)が格納されている。
また、アンプ間通信データ領域82には、アンプ112の状態を通知するアンプ間通信データ(状態通知情報)が格納されている。
フレーム601は、アンプ111にとっては上り方向通信における第1のデータとなり、アンプ112にとっては上り方向通信における第2のデータとなる。
図7は、アンプ111からコントローラ101へ送信するフレーム701を示している。
その構成は、アンプ111、112、113の応答データ領域71、72、73(データサイズはDs1、Ds2、Ds3 byte)とアンプ111、112、113の制御状態を示すアンプ間通信データ領域81、82、83(データサイズはDa1、Da2、Da3 byte)により構成される。
応答データ領域71には、コントローラ101からの指令に対するアンプ111の応答を示す応答データ(応答情報)が格納されている。
また、アンプ間通信データ領域81には、アンプ111の状態を通知するアンプ間通信データ(状態通知情報)が格納されている。
フレーム601は、アンプ111にとって上り方向通信における第2のデータとなる。
続いて、本実施の形態に係るシステムの動作例を図8より説明する。
尚、前提として、アンプ111、112、113はタイミング設定部51、52、53によりコントローラ101と同期しているものとする。
まずコントローラ101とアンプ111、112、113間でデータ通信を行う前に、コントローラ101は、データ通信に必要なデータをフレーム201の各アンプ111、112、113への指令データ領域61、62、63に書き込む。
具体的には、アンプ111の指令データ領域61に、コントローラ101がフレーム201を送信開始する時刻と通信速度Tr[bps]を書き込む。
また、アンプ112の指令データ領域62に、コントローラ101がフレーム201を送信開始する時刻と通信速度Tr[bps]、アンプ111の応答データ領域71のデータサイズDs1[byte]とアンプ間通信データ領域81のデータサイズDa1[byte]を書き込む。
また、アンプ113の指令データ領域63には、コントローラ101がフレーム201を送信開始する時刻と通信速度Tr[bps]、アンプ111の応答データ領域71のデータサイズDs1[byte]とアンプ間通信データ領域81のデータサイズDa1[byte]及びアンプ112の応答データ領域72のデータサイズDs2[byte]とアンプ間通信データ領域82のデータサイズDa2[byte]を書き込む。
そして、コントローラ101は、アンプ111にフレーム201を送信する。
次いでアンプ111では、コントローラ101より送信されたフレーム201を通信部161が受信すると、フレーム201からコントローラ101の送信開始時刻と通信速度Trをフレーム処理部11が読み出すと同時に通信部161がフレーム201をアンプ112へ送信する。
更に、自局のアンプ間通信データの送信を完了する時刻とアンプ113宛指令データを受信してアンプ内で処理した後送信を開始する時刻が同時刻となるよう、自局のアンプ間通信データの送信を開始する時刻をタイミング設定部51により設定する。
なお、アンプ内での処理時間をTa’[s]とする。また、アンプ111における処理時間をTa’(111)と表記し、アンプ112における処理時間をTa’(112)と表記する。
なお、Ta’(111)=Ta’(112)であり、アンプを特定する必要がない場合は、単にTa’と表記する。
タイミング設定部51は、より具体的には、次式で示す調整時間を計算して、コントローラ101によるフレーム201の送信開始時刻から次式の調整時間を差し引いた時刻を、自局のアンプ間通信データの送信を開始する時刻とする。
Figure 0005455684
更に、アンプ112では、アンプ111より送信されたフレーム201を通信部162が受信すると、フレーム201からコントローラ101の送信開始時刻と通信速度Tr、アンプ111の応答データ領域71のデータサイズDs1とアンプ間通信データ領域81のデータサイズDa1をフレーム処理部12が読み出すと同時に通信部162がフレーム201をアンプ113へ送信する。
更に、自局のアンプ間通信データの送信を完了する時刻とアンプ111のアンプ間通信データを受信してアンプ内で処理した後送信を開始する時刻が同時刻となるよう、自局のアンプ間通信データの送信を開始する時刻をタイミング設定部52により設定する。
タイミング設定部52は、次式で示す調整時間を計算して、コントローラ101によるフレーム201の送信開始時刻から次式の調整時間を差し引いた時刻を、自局のアンプ間通信データの送信を開始する時刻とする。
Figure 0005455684
また、タイミング設定部52は、フレーム201及びアンプ111の応答データとアンプ間通信データを送信する時間からアンプ111のアンプ内部での処理時間を引くことで、アンプ111へのフレーム601の送信時刻を設定する。
より具体的には、タイミング設定部52は、次式で示す調整時間を計算して、コントローラ101によるフレーム201の送信開始時刻に次式の調整時間を加えた時刻を、アンプ111へのフレーム601の送信時刻とする。
Figure 0005455684
最後にアンプ113では、アンプ112より送信されたフレーム201を通信部163が受信すると、フレーム201からコントローラ101の送信開始時刻と通信速度Tr、アンプ111の応答データ領域71のデータサイズDs1とアンプ間通信データ領域81のデータサイズDa1、アンプ112の応答データ領域72のデータサイズDs2とアンプ間通信データ領域82のデータサイズDa2をフレーム処理部13が読み出す。
更に、フレーム201及びアンプ111、112の応答データとアンプ間通信データを送信する時間からアンプ112のアンプ内部での処理時間を引くことで、アンプ112へのフレーム501の送信時刻を、タイミング設定部53により設定する。
より具体的には、タイミング設定部52は、次式で示す調整時間を計算して、コントローラ101によるフレーム201の送信開始時刻に次式の調整時間を加えた時刻を、アンプ112へのフレーム501の送信時刻とする。
Figure 0005455684
以上により、各アンプでの送信時刻が決定すると、制御通信(下り方向通信)が開始する。
制御通信では、コントローラ101からアンプ方向への通信が開始する。
次に、図15に示すアンプ111、112における動作例を含め、システムの動作例を説明する。
アンプ111、112では、予めアンプ間通信データをデータ格納部171、172に格納しておく(S1501)(データ格納ステップ)。
そして、コントローラ101が、アンプ111宛にフレーム201を送信する。
次いでアンプ111は、制御通信開始前に設定した送信開始時刻になると(S1502でYES)、フレーム処理部11がアンプ112宛のフレーム301にデータ格納部171内の自局のアンプ間通信データを格納して通信部161にフレーム301の送信を開始させる(S1503)(データ制御ステップ)。
続いて通信部161がコントローラ101より送信されたフレーム201の受信を開始すると(S1504)(データ受信ステップ)、フレーム処理部11においてフレーム201を保持する。
そしてデータ離合部41が、フレーム処理部11で保持しているフレーム201から、自局宛の指令データを取り除く(S1505)(データ制御ステップ)。
次に、データ離合部41が、自局宛て指令データを除いた後のアンプ113宛指令データ、アンプ112宛指令データを送信中のフレーム301のアンプ111のアンプ間通信データ領域81の後に連結する(S1506)(データ制御ステップ)。
この結果、通信部161は、自局のアンプ間通信データと下位装置宛の指令データ(アンプ113宛指令データ、アンプ112宛指令データ)を続けてアンプ112に送信する(S1507)。
また、並行してフレーム処理部11では、自局宛指令データ領域61に格納されている指令データに応じた制御をモータ21に対して実施する(S1508)。
アンプ112では、制御通信開始前に設定した送信開始時刻になると(S1502でYES)、フレーム処理部12がアンプ113宛のフレーム401にデータ格納部172内の自局のアンプ間通信データを格納して通信部162にフレーム401の送信を開始させる(S1503)(データ制御ステップ)。
続いて通信部162がアンプ111より送信されたフレーム301の受信を開始すると(S1504)(データ受信ステップ)、フレーム処理部12においてフレーム301を保持する。
そしてデータ離合部42において、フレーム処理部12で保持しているフレーム301から、自局宛の指令データを取り除く(S1505)(データ制御ステップ)。
次に、データ離合部41が、自局宛て指令データを除いた後のアンプ111のアンプ間通信用データ、アンプ113宛指令データを送信中のフレーム401のアンプ112のアンプ間通信データ領域82の後に連結する(S1506)(データ制御ステップ)。
この結果、通信部162は、自局のアンプ間通信データとアンプ111のアンプ間通信用データと下位装置宛の指令データ(アンプ113宛指令データ)を続けてアンプ113に送信する(S1507)。
また、並行してフレーム処理部12では、自局宛指令データ領域62に格納されているデータに加えて、アンプ111のアンプ間通信データ領域81に格納されているデータを使用してモータ22を制御する(S1508)。
最後にアンプ113は、フレーム401を受信すると、フレーム処理部13において、自局宛指令データ領域63に格納されているデータに加えて、アンプ111、112のアンプ間通信データ領域81、82に格納されているデータを使用してモータ23を制御する。
続いてアンプからコントローラ方向への上り方向通信を開始する。
ここでは、図16に示すアンプ111、112における動作例を含め、システムの動作例を説明する。
アンプ111、112では、S1508のモータの制御の後に、応答データとアンプ間通信データをデータ格納部171、172に格納しておく(S1601)(データ格納ステップ)。
そして、アンプ113が、アンプ112よりフレーム401を受信しフレームに含まれるデータ処理を完了すると、フレーム501をアンプ112宛に送信する。
次いでアンプ112は、制御通信開始前に設定した送信開始時刻になると(S1602でYES)、フレーム処理部12がアンプ111宛のフレーム601にデータ格納部172内の自局の応答データとアンプ間通信データを格納して通信部162にフレーム601の送信を開始させる(S1603)(データ制御ステップ)。
続いて通信部162がアンプ113より送信されたフレーム501の受信を開始すると(S1604)(データ受信ステップ)、フレーム処理部12においてフレーム501を保持する。
そしてデータ離合部42が、フレーム処理部12で保持しているフレーム501のアンプ113のアンプ間通信用データと応答データを送信中のフレーム601のアンプ112のアンプ間通信データ領域82の後に連結する(S1605)。
この結果、通信部162は、自局の応答データ、アンプ間通信データに、下位装置からのフレーム(アンプ113の応答データ、アンプ間通信データ)を続けてアンプ111に送信する(S1606)(データ制御ステップ)。
また、並行してフレーム処理部12では、アンプ113のアンプ間通信データ領域83に格納されているデータを使用してモータ22を制御する(S1607)。
アンプ111では、フレーム処理部11がコントローラ101宛のフレーム701にデータ格納部171内の自局の応答データ及びアンプ間通信データを格納して通信部161にフレーム701の送信を開始させる(S1603)(データ制御ステップ)(図16のS1602の判断は不要)。
続いて、通信部161がアンプ112より送信されたフレーム601の受信を開始すると(S1604)(データ受信ステップ)、フレーム処理部11においてフレーム601を保持する。
そしてデータ離合部41が、フレーム処理部11で保持しているフレーム601のアンプ112のアンプ間通信用データと応答データを送信中のフレーム701のアンプ111のアンプ間通信データ領域81の後に連結する(S1605)。
この結果、通信部162は、自局の応答データ、アンプ間通信データに、下位装置からのフレーム(アンプ112の応答データ、アンプ間通信データ、アンプ113の応答データ、アンプ間通信データ)を続けてコントローラ101に送信する(S1606)(データ制御ステップ)。
また、並行してフレーム処理部11では、アンプ112のアンプ間通信データ領域82に格納されているデータを使用してモータ21を制御する(S1607)。
最後にコントローラ101は、アンプ111よりフレーム701を受信し、フレーム内のデータを次に送信する指令データに反映する。
以上のように、本実施の形態に係るアンプ間通信は、各アンプが自局宛の指令データを除去し、更に自局のアンプ間通信用データを他局宛の指令データと同一フレームで送信することで、アンプ間通信を実施する。
本実施の形態では、アンプ111、112では、下り方向通信及び上り方向通信の双方で、アンプ間通信データの送信をフレームの受信前から行うことでアンプ間通信データの送信に要する時間を吸収することができ、通信周期が増加することを回避できる。
以上の本実施の形態によりアンプ間通信を行う場合、通信周期Tc’’はコントローラ101でのフレーム201の送信時間及びフレーム701の受信時間の合計であり、以下より算出できる。
Figure 0005455684
従来技術によりアンプ間通信を行う場合の通信周期Tcとの差分から、本実施の形態では従来技術に比較して、通信周期を以下の時間分短縮できる。
Figure 0005455684
なお、本発明は、開示された実施の形態に限定されるものではない。
上述の説明を参照すれば、コントローラとアンプとの接続のトポロジーに因らず、多様な改善および変形形態が可能なことは明らかである。
図示した実施例は、先行事例との違いを明確化するために選ばれたものである。
以上、本実施の形態では、
通信フレームの生成及び送受信を行うフレーム処理部で構成されるモーションコントローラと、
モーションコントローラと同期を取りフレームの送信開始時刻を設定するタイミング設定部及び通信フレーム中のデータを離合するデータ離合部及び通信フレーム中のモーションコントローラからの指令に応じた制御を行い、更に通信フレームを次局に送信するフレーム処理部で構成されるサーボアンプとが、通信ケーブルによって接続されているサーボモータ制御システムにおいて、
サーボアンプが、
モーションコントローラ又は上位(尚、モーションコントローラ方向を上位、末端のサーボアンプ方向を下位と定義する)のサーボアンプより受信した、システム中全てのサーボアンプに対する指令データ(サーボモータの位置や速度を制御するデータ)を含む通信フレームに対して、
フレーム処理部で受信した通信フレームのデータを保持するステップと、
データ離合部で自局宛の指令データを取り除くステップ及び自局宛の指令データを取り除いたデータ群と自局の制御状態を示すデータを通信フレームとして再構成するステップと、
フレーム処理部で再構成した通信フレームを下位に接続されているサーボアンプに送信するステップを行い、
更に下位のサーボアンプより受信した、モーションコントローラに対して通知する下位全てのサーボアンプの制御状態及び自局以上の上位のサーボアンプに対して通知する下位全てのサーボアンプの制御状態を示すデータを含む通信フレームに対して、
フレーム処理部で受信した通信フレームのデータを保持するステップと、
データ離合部で自局の制御状態を示すデータを通信フレームのデータに加えて通信フレームとして再構成するステップと、
フレーム処理部で再構成した通信フレームをモーションコントローラ又は上位に接続されているサーボアンプに送信するステップとを有する通信方法を説明した。
最後に、本実施の形態に示したアンプ111、112、113のハードウェア構成例について説明する。
図17は、本実施の形態に示すアンプ111、112、113のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図17の構成は、あくまでもアンプ111、112、113のハードウェア構成の一例を示すものであり、アンプ111、112、113のハードウェア構成は図17に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図17において、アンプ111、112、113は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、フラッシュメモリ、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
本実施の形態で説明した「データ格納部」は、RAM914、磁気ディスク装置920等により実現される。
通信ボード915、キーボード902、マウス903、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
例えば、通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)、SAN(ストレージエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。
プログラム群923のプログラムは、CPU911がオペレーティングシステム921を利用しながら実行する。
また、RAM914には、CPU911に実行させるオペレーティングシステム921のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。
また、RAM914には、CPU911による処理に必要な各種データが格納される。
また、ROM913には、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが格納され、磁気ディスク装置920にはブートプログラムが格納されている。
アンプ111、112、113の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
上記プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」(「データ格納部」以外、以下同様)として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜の判断」、「〜の計算」、「〜の連結」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、本実施の形態で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、本実施の形態の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。
すなわち、本実施の形態で説明したフローチャートに示すステップ、手順、処理により、本発明に係る通信方法を実現することができる。
また、「〜部」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、本実施の形態の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、本実施の形態の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、本実施の形態に示すアンプ111、112、113は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
10 フレーム処理部、11 フレーム処理部、12 フレーム処理部、13 フレーム処理部、21 モータ、22 モータ、23 モータ、31 通信ケーブル、32 通信ケーブル、33 通信ケーブル、41 データ離合部、42 データ離合部、51 タイミング設定部、52 タイミング設定部、53 タイミング設定部、101 コントローラ、111 アンプ、112 アンプ、113 アンプ、161 通信部、162 通信部、163 通信部、171 データ格納部、172 データ格納部、173 データ格納部。

Claims (8)

  1. 上位装置と下位装置とに接続されている通信装置であって、
    前記上位装置から送信された下り方向通信のデータを第1の下りデータとして受信するデータ受信部と、
    自装置から前記下位装置に送信する下り方向通信のデータを第2の下りデータとして、前記データ受信部による第1の下りデータの受信前に格納しているデータ格納部と、
    前記下位装置に下り方向通信のデータを送信するデータ送信部と、
    前記データ受信部による第1の下りデータの受信前に前記データ送信部に第2の下りデータの送信を開始させ、前記第2の下りデータの送信が完了する前に前記データ受信部により受信された第1の下りデータから前記下位装置への送信が不要な部分を取り除いて送信用下り第1のデータとし、前記送信用第1の下りデータを前記第2の下りデータに連結し、前記データ送信部に前記第2の下りデータに続けて前記送信用第1の下りデータを送信させるデータ制御部とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記データ受信部は、
    自装置に対する指令情報が含まれる第1の下りデータを受信し、
    前記データ制御部は、
    前記第2の下りデータの送信が完了する前に前記データ受信部により受信された第1の下りデータから自装置に対する指令情報を取り除くとともに、取り除いた自装置に対する指令情報に従って所定の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 記データ格納部は、
    自装置における状態を通知する第2の下りデータを格納していることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記データ受信部は、
    前記下位装置から送信された上り方向通信のデータを第1の上りデータとして受信し、
    前記データ格納部は、
    自装置から前記上位装置に送信する上り方向通信のデータを第2の上りデータとして、前記データ受信部による第1の上りデータの受信前に格納し、
    前記データ送信部は、
    前記上位装置に上り方向通信のデータを送信し、
    前記データ制御部は、
    前記データ受信部による第1の上りデータの受信前に前記データ送信部に第2の上りデータの送信を開始させ、前記第2の上りデータの送信が完了する前に前記データ受信部により受信された第1の上りデータを前記第2の上りデータに連結し、前記データ送信部に前記第2の上りデータに続けて前記第1の上りデータを送信させることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記データ受信部は、
    所定の管理装置からの指令に対する前記下位装置の応答情報と前記下位装置の状態を通知する状態通知情報が含まれる第1の上りデータを受信し、
    前記データ格納部は、
    前記管理装置からの指令に対する自装置の応答情報と自装置の状態を通知する状態通知情報が含まれる第2の上りデータを格納していることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、
    上位装置としてサーボアンプ又はモーションコントローラに接続され、下位装置としてサーボアンプに接続されているサーボアンプであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 上位装置と下位装置とに接続されている通信装置が行う通信方法であって、
    前記通信装置が、前記上位装置から送信された下り方向通信のデータを第1の下りデータとして受信するデータ受信ステップと、
    前記通信装置が、前記通信装置から前記下位装置に送信する下り方向通信のデータを第2の下りデータとして、前記データ受信ステップによる第1の下りデータの受信前に所定のデータ格納領域に格納するデータ格納ステップと、
    前記通信装置が、前記データ受信ステップによる第1の下りデータの受信前に前記下位装置への第2の下りデータの送信を開始し、前記第2の下りデータの送信が完了する前に前記データ受信ステップにより受信された第1の下りデータから前記下位装置への送信が不要な部分を取り除いて送信用第1の下りデータとし、前記送信用第1の下りデータを前記第2の下りデータに連結し、前記下位装置に対して前記第2の下りデータに続けて前記送信用第1の下りデータを送信するデータ制御ステップとを有することを特徴とする通信方法。
  8. 上位装置と下位装置とに接続されている通信装置に、
    前記上位装置から送信された下り方向通信のデータを第1の下りデータとして受信するデータ受信処理と、
    前記通信装置から前記下位装置に送信する下り方向通信のデータを第2の下りデータとして、前記データ受信処理による第1の下りデータの受信前に所定のデータ格納領域に格納するデータ格納処理と、
    前記データ受信処理による第1の下りデータの受信前に前記下位装置への第2の下りデータの送信を開始し、前記第2の下りデータの送信が完了する前に前記データ受信処理により受信された第1の下りデータから前記下位装置への送信が不要な部分を取り除いて送信用第1の下りデータとし、前記送信用第1の下りデータを前記第2の下りデータに連結し、前記下位装置に対して前記第2の下りデータに続けて前記送信用第1の下りデータを送信するデータ制御処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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