JP5453173B2 - 撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法 - Google Patents

撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5453173B2
JP5453173B2 JP2010123586A JP2010123586A JP5453173B2 JP 5453173 B2 JP5453173 B2 JP 5453173B2 JP 2010123586 A JP2010123586 A JP 2010123586A JP 2010123586 A JP2010123586 A JP 2010123586A JP 5453173 B2 JP5453173 B2 JP 5453173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
pixel
phase difference
difference detection
addition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010123586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011250325A (ja
JP2011250325A5 (ja
Inventor
慶洋 里舘
朋幸 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2010123586A priority Critical patent/JP5453173B2/ja
Publication of JP2011250325A publication Critical patent/JP2011250325A/ja
Publication of JP2011250325A5 publication Critical patent/JP2011250325A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5453173B2 publication Critical patent/JP5453173B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、位相差検出画素を持つ固体撮像素子を搭載した撮像装置及びその固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置に搭載される固体撮像素子には、AF(オートフォーカス)性能を高めるために、固体撮像素子受光面上に形成される多数の画素のうちの一部画素を位相差検出画素としたものがある。
位相差検出画素は、例えば下記の特許文献1,2に記載されている様に、ペアとなる同色フィルタを搭載した近隣2画素で構成され、通常画素に設けられる遮光膜開口に比べて夫々小さな遮光膜開口が設けられる。そして更に、ペアを組む一方の位相差検出画素に設ける遮光膜開口は、他方の位相差検出画素から離れる方向(例えば左側)に偏心して設けられ、他方の位相差検出画素の遮光膜開口は、反対方向(例えば右側)に偏心して設けられる。
撮像装置でAF動作を行うとき、固体撮像素子の位相差検出画素から信号を読み出し、遮光膜開口が右側に偏心した画素の検出信号と左側に偏心した画素の検出信号とから被写体までの距離を求め、撮影レンズの焦点位置を調整する。
このAF動作は、位相差検出画素が多いほど精度が高くなるが、通常の被写体画像を本撮像する場合、位相差検出画素は、遮光膜開口が狭く感度が低いため、通常画素と同じに取り扱えないという問題がある。
このため、全画素から信号を読み出して被写体画像を生成するときは、位相差検出画素の検出信号を通常画素の感度と同程度に利得補正したり、あるいは、位相差検出画素を欠陥画素として取り扱い、周りの通常画素の検出信号で補間演算補正したりする必要がある。
この補正に時間がかかったり電力消費が多くなるため、位相差検出画素は、なるべく少なくしておきたいという要望がある。
特開2000―156823号公報 特開2007―155929号公報
撮像装置で被写体画像を撮影する場合、固体撮像素子の有効画素領域内の全画素の検出信号を利用して高精細な被写体画像を撮影するときがある。この場合には、位相差検出画素の検出信号を補正したり、欠陥画素として取り扱って被写体画像を生成することになる。
しかし、例えば撮影シーンが暗く、例えばISO1600以上等の高ISO感度で撮影を行う場合には、画素加算(画素混合)を行って感度増大を図る撮影が行われる。この画素加算を行う場合、従来は位相差検出画素の存在を考慮していないため、補正対象とする信号の割合が画素加算の結果増えてしまい補正に時間がかかったり、補正が旨くゆかずに画質が劣化してしまうという問題が生じる虞がある。
本発明の目的は、画素加算を行った場合でも高速に高品質な被写体画像を生成することができる位相差検出画素を持つ固体撮像素子を搭載した撮像装置及びその固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法を提供することにある。
本発明の撮像装置は、半導体基板に正方格子状に配列形成された複数の画素を備える固体撮像素子を有する撮像装置であって、前記複数の画素は、一方向における位相差を検出するための最近接する位相差検出画素のペアを含み、該固体撮像素子を駆動制御し複数個の前記画素毎に検出信号を加算する画素加算手段を備え、前記複数の画素の各々はカラーフィルタを含み、前記複数のカラーフィルタは少なくとも3色のカラーフィルタを含み、前記画素加算手段は、同色のカラーフィルタを持つ垂直方向に最近接する2つの画素を画素加算単位とし、水平方向に並ぶ同色の複数の画素加算単位の画素信号を加算して、2画素のn(n=2,3,…)倍数の画素加算を行い、更に、前記画素加算手段は、前記位相差検出画素以外の画素については当該画素同士で前記加算を行い、前記位相差検出画素については前記位相差検出画素同士で前記加算を行い、かつ、前記ペアの一方の位相差検出画素の加算対象画素を当該ペアの他方の位相差検出画素として前記加算を行うことを特徴とする。
本発明の固体撮像素子は、上記の撮像装置に搭載されることを特徴とする。
本発明の撮像装置の駆動制御方法は、半導体基板に正方格子状に配列形成された複数の画素を備える固体撮像素子を有する撮像装置の駆動制御方法であって、前記複数の画素は、一方向における位相差を検出するための最近接する位相差検出画素のペアを含み、前記複数の画素の各々はカラーフィルタを含み、前記複数のカラーフィルタは少なくとも3色のカラーフィルタを含み、前記固体撮像素子を駆動制御し複数個の前記画素毎に検出信号を加算する画素加算ステップを備え、前記画素加算ステップでは、同色のカラーフィルタを持つ垂直方向に最近接する2つの画素を画素加算単位とし、水平方向に並ぶ同色の複数の画素加算単位の画素信号を加算して、2画素のn(n=2,3,…)倍数の画素加算を行い、前記位相差検出画素以外の画素については当該画素同士で前記加算を行い、前記位相差検出画素については前記位相差検出画素同士で前記加算を行い、かつ、前記ペアの一方の位相差検出画素の加算対象画素を当該ペアの他方の位相差検出画素として前記加算を行うことを特徴とする。
本発明によれば、少ない位相差検出画素で高性能なAF動作を行うことができ、しかも、画素加算を行った場合でも高速に高品質な被写体画像を生成することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の機能ブロック図である。 図1に示す固体撮像素子の表面模式図である。 位相差検出画素の機能説明図である。 位相差検出画素無し領域の4画素加算説明図である。 位相差検出画素有り領域の4画素加算説明図である。 位相差検出画素無し領域の6画素加算説明図である。 位相差検出画素有り領域の6画素加算説明図である。 本発明の別実施形態に係る4画素加算説明図である。 本発明の更に別実施形態の画素配置例を示す図である。 図9の4画素加算結果の信号配置図である。 本発明の更に別実施形態の画素配置例を示す図である。 図11の4画素加算結果の信号配置図である。 位相差検出の画素グループ(a)と通常画素グループ(b)とを示す図である。 本発明の実施形態に係る固体撮像素子の設計手順を示すフローチャートである。 位相差検出画素の構造を示す断面模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の撮像装置のブロック構成図である。この撮像装置(この例ではデジタルスチルカメラ)10は、CCD型の固体撮像素子11と、固体撮像素子11の前段に置かれたメカニカルシャッタ12と、撮影レンズ13と、絞り(アイリス)14と、固体撮像素子11の出力信号(撮像画像信号)をアナログ信号処理するCDSAMP(相関二重サンプリング(CDS),利得制御増幅器(AMP))15と、CDSAMP15の出力信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(A/D)変換器16とを備える。
撮像装置10は、更に、A/D変換器16から出力されるデジタル信号でなる撮像画像信号を取り込む画像入力コントローラ21と、この撮像装置10の全体を統括制御する演算処理装置(CPU)22と、撮像画像信号を画像処理する画像信号処理回路23と、固体撮像素子11から出力される画像データから焦点位置,露出量,ホワイトバランスを自動検出するAF&AE&AWB検出回路24と、ワークメモリとして使用する記憶手段としてのSDRAM25と、フレームメモリ(VRAM)26と、ラインメモリ27と、画像処理後の撮像画像データをJPEG画像やMPEG画像に圧縮する圧縮処理回路28と、カメラ背面等に設けられた液晶表示装置29に撮像画像やスルー画像を表示するビデオエンコーダ30と、記録メディア31に撮像画像データを保存するメディアコントローラ32と、顔検出回路33と、角速度センサ34からの信号とスルー画像データから手振れ量を検出する手振れ検出回路35と、これらを相互接続するバス36とを備える。
この撮像装置10は、更に、メカニカルシャッタ12の駆動モータ12aに駆動パルスを供給するモータドライバ41と、撮影レンズ13のフォーカスレンズ位置を駆動するモータ13aに駆動パルスを供給するモータドライバ42と、絞り14の絞り位置制御を行う駆動モータ14aに駆動パルスを供給するモータドライバ43と、固体撮像素子11に駆動タイミングパルス(電子シャッタパルス,読み出しパルス,転送パルス等)を供給するタイミングジェネレータ44と、固体撮像素子11の搭載位置をシフトさせ手振れを相殺するモータ11aに駆動パルスを供給するCCDシフト駆動モータドライバ45とを備え、これらは、CPU22からの指令に基づいて動作する。また、CDSAMP15もCPU22からの指令に基づいて動作する。
CPU22には、更に、撮影モード/再生モードを切り換えるスイッチ48と、2段シャッタのシャッタレリーズボタン49と、撮影モード入力部50とが接続され、これらスイッチ48,49,入力部50から入力されるユーザ指示に基づき、CPU22は撮像装置10を制御する。
図2は、図1に示すCCD型の固体撮像素子11の表面模式図である。半導体基板の受光面60には、多数の後述する画素(本実施形態ではフォトダイオード)が形成されており、各画素列に沿って図示しない垂直電荷転送路が形成され、各垂直電荷転送路の転送方向端部に沿って水平電荷転送路61が形成され、水平電荷転送路61の出力端部には、転送されてきた信号電荷量に応じた電圧値信号を撮像画像信号として出力するアンプ62が設けられている。
この固体撮像素子11の受光面60には、受光面60を9等分に分割した各分割エリアの略中央部に、夫々測光エリア64が設けられている。この測光エリア64内に、位相差検出画素が形成されている。測光エリア64内に設けられる位相差検出画素は全画素が位相差検出画素ではなく、通常画素と位相差検出画素とが、例えば交互に,或いは周期的に配列形成されている。測光エリア64以外のエリアでは、通常画素(被写体画像データを検出する画素)だけが設けられ、位相差検出画素は設けられていない。
位相差方式のAF制御において、1000万画素を超える固体撮像素子では、近隣エリア内の数10画素は同一の焦点を結ぶと近似して問題ない。このため、各測光エリア64内の垂直方向(縦方向)の位相差信号は平均化して演算すればよい。従って、各測光エリア64内での後述するペアとなる位相差検出画素の垂直方向の配置は、自由度が高い。
図3は、位相差検出画素の説明図である。なお、図3では、位相差検出画素だけを図示している。本実施形態の固体撮像素子11は、各画素が所謂ハニカム画素配列となっており、奇数行(=奇数列)の画素行(画素列)に対して偶数行(=偶数列)の画素行(画素列)を1/2画素ピッチづつずらして配置してある。そして、奇数行の画素に対して3原色カラーフィルタRGBをベイヤ配列し、偶数行の画素に対して3原色カラーフィルタRGBをベイヤ配列している。
従って、同色フィルタを搭載した画素が斜め方向に隣接することになり、位相差検出画素は、斜め方向に最隣接(最近接)する2つの画素1x,1yをペアとして形成される。ペアとなる位相差検出画素の左側の画素1xの遮光膜開口(白抜きした部分)2xを左側にシフトさせ、右側の画素1yの遮光膜開口(白抜きした部分)2yを反対方向(右側)にシフトさせている。
水平方向に2行で並ぶ位相差検出画素1x,1yのうち、左側に遮光膜開口2xがシフトされた画素1xの検出信号の分布は、図3下段の特性Iとなり、右側に遮光膜開口2yがシフトされた画素1yの検出信号の分布は、図3下段の特性IIとなる。
この特性Iと特性IIとを比較し、そのずれ量を求めれば、被写体までの距離を測距することができる。位相差検出画素の水平方向の配置は、位相差検出精度に直接関連しており、位相差検出画素の配置は、AF性能を考慮して決定する必要がある。
図1の機能ブロック構成図で説明すると、タイミングジェネレータ44は、固体撮像素子11を駆動するパルスを固体撮像素子11に出力し、固体撮像素子11から出力信号を読み出す。オートフオーカス(AF)時には、位相差検出画素からの出力信号だけを読み出すように固体撮像素子11に供給するパルスを変え、AFの高速化を図る。
被写体画像を撮像する本撮影として、本実施形態の撮像装置10は、全画素の出力信号の個々から被写体の高精細画像を生成する「通常撮影」モードと、全画素の出力信号を2画素混合あるいは4画素混合など複数画素の混合を行って解像度を低解像度とする代わりに高感度撮影を行う「画素加算(混合)撮影」モードとが設けられている。どちらの撮影を行うかは、タイミングジェネレータ44が固体撮像素子11に供給する駆動パルスの切り替えで行う。
固体撮像素子11から読み出された撮像画像信号はCDS15,A/D変換16を行い、デジタルデータとなって画像入力コントローラ21を介し、バス36に出力される。通常撮影では、撮像画像信号はメモリ27に展開されたり信号処理回路23で画像処理され、最終的に記録メディア31に書き込まれる。
一方、オートフォーカス(AF)時には、位相差検出画素の出力信号は画像入カコントローラ21からAF検出回路24に渡され、そこで、図3下段に示す特性Iと特性IIとが求められ、特性Iと特性IIの位相差量から被写体までの測距が行われる。この結果に基づき、モータドライバ42が撮影レンズ13のうちのフォーカスレンズ位置を調整し、被写体に合焦させる。
画素加算撮影時における画素混合方法について、以下に詳述するが、画素混合の方法としては、撮像素子11内部で混合する方法と、バス36に出力されたデジタルデータで加算する方法がある。
本発明はいずれの場合でも対応可能である。本実施形態では、CCD型の固体撮像素子11を用い、電荷転送路上で画素加算を行う画素混合を前提(この場合は、画素加算手段は、図1のCPU22からの指示を受けたタイミングジェネレータ44となる。)として説明するが、固体撮像素子11から出力されたデジタルデータを画像処理で加算する(この場合は、図1の信号処理回路が画素加算手段となる。)ことでも良い。また、固体撮像素子11がCMOS型であっても、デジタルデータで加算することで、以下に述べる実施形態の画素加算を実現することができる。
図4(a)は、図2の点線矩形枠IV内の画素配列のうちカラーフィルタ配列だけを示す図である。矩形枠IVは、測距エリア64以外の領域であるため、この領域には、通常画素しかなく、位相差検出画素は存在しない。
上述した様に、本実施形態の固体撮像素子11は、画素配列がハニカム画素配列であり、カラーフィルタ配列は、斜め2画素に同色フィルタが積層される。奇数行の画素に積層されたカラーフィルタの色を大文字のR(赤),G(緑),B(青)で記載し、偶数行の画素に積層されたカラーフィルタの色を小文字のr(赤),g(緑),b(青)で記載している。
上述した「通常撮影」時には、全画素の個々の検出信号を読み出して高精細な被写体画像を撮像するが、「画素加算撮影」を行う場合には、複数画素の信号を混合して読み出す。
2画素加算を行う場合には、斜め方向に隣接する同色2画素の信号を加算する。2画素加算した加算画素信号の配列を図4(b)に示す。例えば、図4(a)の右側に示すB画素3Bと、これに隣接するb画素3bとの加算画素信号が、図4(b)の〔B+b〕信号4Bとなる。他色についても同様である。
4画素加算を行う場合には、図4(b)で垂直方向(縦方向)の同色2画素位置の信号を加算する。図4(c)に加算結果の信号配置を示す。図4(b)の〔B+b〕信号4Bを垂直2画素加算した結果、図4(c)の〔B+b〕信号5Bとなる。他色についても同様である。
4画素加算した結果、被写体画像の解像度は固体撮像素子の画素数に対して1/4となるが、感度は4倍となる。このため、暗いシーンでも高S/Nの画像を得ることが可能となる。
図5(a)は、図2の点線矩形枠V内の画素配列のうちカラーフィルタ配列と位相差検出用画素を示す図である。矩形枠Vの上半分は測距エリア64内で下半分は測距エリア64外となっている。
測距エリア64には位相差検出画素1x,1yが所定周期で配列されている。図示する例では、R画素に対し水平方向に隣接するG画素を位相差検出画素1x、r画素に対して水平方向に隣接するg画素を位相差検出画素1yとしている。B画素,b画素に隣接するG画素,g画素は位相差検出画素とはしていない。図3で説明した様に、垂直方向の配置は自由度が高いためである。これに対し、水平方向には2倍の密度で配置している。
位相差検出画素1x,1yを図5(a)に示す様に配置するのは、所定規則に従う加算方法を考慮した結果である。また、緑色フィルタ搭載画素とするのは、赤緑青のうち緑色が最も感度が高く、遮光膜開口2x,2yを狭くしても必要感度を維持できるためである。
画素加算撮影を行う場合、全画素に対して同じ規則に従う加算方法で加算を行う必要がある。即ち、図4で説明したと同じ加算方法で加算を行う必要がある。図4(a)→図4(b)の2画素加算では、斜めに隣接する同色画素を2画素加算している。これと同様に、図5でも2画素加算すると、ペアとなる同色位相差検出画素1x,1yの出力が加算され、その加算結果の〔G+g〕信号1Xが図5(b)に示す信号配置となる。位相差検出画素以外のG画素,g画素や他色の画素においても、同様に加算する。
図5(c)は図4(c)と同じ規則に従う加算方法で垂直2画素加算し計4画素加算した結果の信号配置図である。加算結果の信号3Xは、位相差検出画素の出力信号だけを加算したものとなっており、通常画素の信号は含まれていない。
仮に、位相差検出画素の検出信号と通常画素の検出信号とを加算してしまうと、この加算信号に対して、補正を行う必要が生じる。全画素数に対して位相差検出信号が含まれる割合によって、画質が低下し、その低下を防ぐための補正演算処理に時間がかかることになる。
画素加算を行い、補正対象としなければならない画素信号の割合が増えると、画質性能の低下や補正による速度性能の低下が起きる。しかし、本実施形態の様に、位相差検出画素同士の加算しか行わないため、加算前後で、補正対象としなければならない画素信号の割合は同じとなり、画質性能の低下や補正による速度性能の低下は回避可能となる。
カラー画像撮像用の単板式固体撮像素子に搭載されるカラーフィルタの配列は、縦ストライプとか横ストライプ、ベイヤ配列、その他の配列など様々である。これらのカラーフィルタ(実施形態では3原色のカラーフィルタを用いているが、補色フィルタでも良い。)は、固体撮像素子の受光面全面のどの部分領域でも均等な色配列となるように各色が周期的に配列される。
画素加算を行う場合、ランダムに選んだ画素を画素加算対象としたのでは、被写体画像を生成することができない。画素加算もカラーフィルタ配列を考慮し周期的位置に存在する画素を同一に取り扱って駆動信号を印加する必要がある。
位相差検出画素は、通常の画素の一部を位相差検出画素とするため、位相差検出画素も、通常画素と同じ駆動信号に従って画素加算されることになる。ここで、画素加算された結果として、通常画素と位相差検出画素とが画素加算されてしまうと、上述した補正対象としなければならない信号割合が増えてしまう。そこで、本実施形態の様に、通常画素と位相差検出画素とが画素加算されない様に、位相差検出画素を配置するのが良い。
つまり、画素加算するとき、先ず、ペアとなる位相差検出画素を2画素加算する。ペアとなる一方の画素の信号は左側に偏った位置の信号であり、他方の画素は右側に偏った位置の信号であるため、両者を加算することで、偏りの無い信号となるためである。この位相差検出画素を通常撮影時に黒キズ欠陥画素として取り扱うのであれば問題無いが、利得補正等して被写体画像生成のために使用するので有れば、サンプリングポイント(遮光膜開口位置)が偏った信号を使用するのは好ましくないからである。
更に4画素加算,6画素加算,…するときも、この位相差検出画素の2画素加算信号同士が加算される位置に位相差検出画素を配置する。本実施形態では、位相差検出画素の加算対象画素を常に位相差検出画素とし、通常画素の加算対象画素を常に通常画素とする様に、固体撮像素子に形成する位相差検出画素の配置を決めている。
位相差検出画素の配置をカラーフィルタ配列と画素配列とに基づいて決めれば、画素加算方法の規則は決まってしまい、逆に、画素加算方法が決まれば、そのカラーフィルタ配列,画素配列の基で位相差検出画素を配置しなければならない画素位置も決まってしまう。
図6は、斜め2画素加算+垂直3画素加算を行う場合の説明図である。図6(a)は、図2の矩形枠IV内のカラーフィルタ配列図であり、図4(a)と同じである。斜めに隣接する同色2画素を加算すると、図6(b)=図4(b)の信号配置となる。
垂直3画素加算を行う場合には、同色信号で垂直方向に並ぶ3つの信号を加算する。図示する例では、図6(b)の例では、〔B+b〕信号4Bを3つ加算して図6(c)の〔B+b〕信号6Bとする。これにより、計6画素加算を行うことができる。同様に、垂直方向に並ぶn個の信号を加算することができる。最も、位相差検出画素有り領域と位相差検出画素無し領域とで、各領域を越えての加算は行わない。位相差検出画素の信号と通常画素の信号とが加算されてしまうからである。
図7は、図6の画素加算を行う場合の図2の矩形枠V内の説明図である。図5の実施形態では、位相差検出画素1xの画素行とこれに垂直方向に隣接する位相差検出画素1yの画素行との組を2組(計4行)単位で設けたが、本実施形態では、図7(a)に示す様に、3組(計6行)単位で設けている。この結果、図6で説明した垂直3画素加算を行ったとき、位相差検出画素6画素の加算信号4Xが、図7(c)に示すように得られる。
図8は、本発明の更に別実施形態に係る固体撮像素子の表面模式図である。図8(a)は図2の測距エリア64内を示している。図5の実施形態では、R画素,r画素に水平方向に隣接するG画素,g画素を全て位相差検出画素としている。これに対し、本実施形態では、R画素,r画素に水平方向に隣接するG画素,g画素のうち1つ置きの画素を位相差検出画素とし、残りの1つ置きの画素を通常画素としている。そして、この通常画素の位置に設けるべき位相差検出画素1x,1yを、垂直方向に4画素移動させた位置にずらして設けている。
つまり、本実施形態では、垂直方向に2ペア単位で並ぶ位相差検出画素の組が、測距エリア64内で市松位置に配列されることになる。
この結果、図8(b)に示す様に2画素混合したときや、図8(c)に示す様に4画素混合したとき、最隣接の4画素信号に加えて水平あるいは垂直方向に隣接する画素も、位相差検出画素を含まない通常画素の画素加算信号が配列されることになる。位相差検出画素の信号を補正演算するとき、通常画素の周辺同色画素信号から補間演算することができ、補間精度が向上し画質性能を確保することができる。
図9は、本発明の更に別実施形態に係る固体撮像素子の表面模式図である。画素配列は正方格子配列であり、カラーフィルタ配列はベイヤ配列である。4画素行毎に、位相差検出画素有り領域と、位相差検出画素無し領域とが交互に設けられている。この固体撮像素子では、水平2画素加算と垂直2画素加算の計4画素加算を行う。
そこで、位相差検出画素有り領域の4行の画素行では、第1行目のR画素に隣接するG画素を全て位相差検出画素1x(ペアを組む一方の画素)とし、第3行目のR画素に隣接するG画素を全て位相差検出画素1y(ペアを組む他方の画素)としている。位相差検出画素1xの遮光膜開口を左方向にシフトさせ、位相差検出画素1yの遮光膜開口を右方向にシフトさせている。
位相差検出画素有りの領域においては、水平方向に1画素置きに位相差検出画素が配置されるため、十分な位相差検出性能を確保できる。また、垂直方向は第位相差検出画素有りの領域と無しの領域とが交互に配置されるため、固体撮像素子受光面上の位相差検出画素の割合が少なくなり、画質性能も確保可能となる。
図10は、図9の画素配列,カラーフィルタ配列において、水平2画素加算,垂直2画素加算の計4画素加算を行った結果の信号配置図である。図9の矩形枠X1で囲った、位相差検出画素無し領域の16画素が同色4画素づつ加算され、図10に示す矩形枠Y1で囲った4画素分の信号となる。この4画素分の信号には、位相差検出画素の信号は少しも混じっていない。
図9の矩形枠X2で囲った、位相差検出画素有り領域の16画素が、同様に同色4画素づつ加算されると、図10に示す矩形枠Y2で囲った4画素分の信号となる。この4画素のうち、右肩の信号3Xが、矩形枠X2内の4つの位相差検出画素1x,1yの加算信号となり、位相差検出画素だけの画素混合となる。
図11は、本発明の更に別実施形態に係る固体撮像素子の表面模式図である。画素配列は正方格子配列であり、カラーフィルタ配列はベイヤ配列である。図9の実施形態では、矩形枠X1で囲った16画素のグループ(図13(b)に示すグループ)が水平方向に連続して配列され、矩形枠X2で囲った16画素のグループ(図13(a)に示すグループ)が水平方向に連続して配列されている。
これに対し、図11の実施形態では、固体撮像素子の受光面上に、4×4=16画素単位の図13(a)の位相差検出グループX2と、4×4=16画素単位の図13(b)の通常画素グループX1とを、夫々市松配列することで、全体の画素を正方格子配列としている。この配列は、測距エリア64内だけとしても良い。
図12は、図11の配列で水平2画素垂直2画素の計4画素加算を行った結果の信号配置図である。X1→Y1、X2→Y2と画素混合されている。グループX2内の4つの位相差検出画素の画素加算信号3Xは、通常画素の信号を含まず、逆に、通常画素の画素加算信号内には位相差検出画素の信号は1つも含まれないように、位相差検出画素が配列されている。
図11の実施形態の位相差検出画素配置にしても、水平方向の位相差検出画素のピッチは図9と変わらないため、同等の位相差検出性能を確保できる。一方、図12に示すように、水平2画素垂直2画素の計4画素加算を行った後の位相差検出画素の加算信号3Xに隣接する同色画素の加算信号は、全て、通常画素の加算信号で構成されるため、位相差検出画素を黒キズ欠陥画素として扱い周りの同色画素の信号から補間演算するとき、この画素補正を精度良く行うことができ、画質性能も確保できる。
図14は、図13(a)(b)に例示する位相差検出グループX2,通常画素グループX1をどの様に固体撮像素子表面(あるいは測距エリア64内)に配置するかの設計手順を示すフローチャートである。
水平2画素加算し、垂直2画素加算する場合(N=2)には、図13に示す様に、グループの単位を(N×2)×(N×2)=4画素×4画素=16画素とする。
水平3画素加算し、垂直3画素加算する場合には、(3×2)×(3×2)=6画素×6画素=36画素をグループの単位とする。水平2画素加算し垂直3画素加算する場合には、(2×2)×(3×2)=4画素×6画素=24画素をグループの単位とする。
先ず、その固体撮像素子が画素混合撮影を行う撮像装置に搭載されるか否かを判定し(ステップS1)、画素混合撮影を行うことがない場合にはこの設計処理を終了する。
画素混合撮影を行う撮像装置に搭載される場合には、ステップS2に進み、その撮像装置の水平混合画素数が何(N)画素となるかを調べる。そして、次のステップS3で、水平画素数単位(N×2)をグループの水平画素数にすると共に位相差検出画素を水平方向N画素置きに配置する。
次のステップS4では、その撮像装置の垂直混合数が何(N)画素となるかを調べる。そして、次のステップS5で、垂直画素数単位(N×2)をグループの垂直画素数にすると共に、位相差検出画素を垂直方向N画素置きに配置する。
次のステップS6では、ステップS3,S5で決めたグループの配列を決定し、次のステップS7で、位相差検出精度をどの程度にするかを決め、ステップS8で、グループ毎の配置を決定し、この設計手順を終了する。
ステップS8のグループ毎の配置は、位相差検出精度により、例えば図12(a)(b)をどのように組み合わせるかを決める。つまり、図9の配置とすると、図11の配置とするかを決める。
水平方向の位相差検出精度を重視するときは、水平方向に常に位相差検出画素が配置されるようにする(例えば図9)。位相差検出精度より画質を優先する場合には補正精度が高い配置とする(例えば図11)。
以上述べた様に、本実施形態によれば、位相差検出画素を、画素加算時に位相差検出画素同士が加算される位置となるように配置したため、画質劣化が少なくなるという効果がある。
上述した各実施形態で用いる位相差検出画素は、例えば図15(a)に示す様に、フォトダイオード71が形成された半導体基板72のpウェル層73上に積層された遮光膜74の開口74aを、通常画素より狭く形成し、左側あるいは右側に(図示の例は左側)シフトさせた構造を持つ画素として説明した。
しかし、位相差検出画素はこの構造に限るものではなく、図15(b)に示す様に、遮光膜74の開口を通常画素と同じ大きさの開口74bとしても、その上にカラーフィルタ75を介して積層するマイクロレンズ76を、その中心軸を開口74bの中心軸に対して左側あるいは右側(図示の例は右側)にシフト(オフセット)させる構成でも良い。
以上述べた実施形態の撮像装置は、半導体基板に二次元アレイ状に配列形成された複数の画素を備える固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動制御し前記複数の画素のうち所要周期位置毎に設けられる画素の検出信号を加算する画素加算手段とを備える撮像装置であって、前記固体撮像素子は、前記複数のうちの一部の前記画素が位相差検出画素として形成されると共に複数の前記位相差検出画素が前記所要周期位置に配置され、前記画素加算手段は、前記加算を行うとき前記位相差検出画素だけの信号加算を行うことを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置の駆動制御方法は、半導体基板に二次元アレイ状に配列形成された複数の画素を備える固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動制御し前記複数の画素のうち所要周期位置毎に設けられる画素の検出信号を加算する画素加算手段とを備え、前記固体撮像素子は、前記複数のうちの一部の前記画素が位相差検出画素として形成されると共に複数の前記位相差検出画素が前記所要周期位置に配置される撮像装置の駆動制御方法であって、前記画素加算手段は、前記加算を行うとき前記位相差検出画素だけの信号加算を行うことを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、前記固体撮像素子の受光面には離散的位置に複数の測距エリアが設けられ、各測距エリア内の前記画素のうちの一部にだけ前記位相差検出画素が配置されていることを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、前記位相差検出画素は遮光膜開口又はマイクロレンズが左右の一方にシフトされて構成されていることを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、前記左右の一方にシフトされた第1の前記位相差検出画素と、前記左右の他方にシフトされた第2の前記位相差検出画素とがペアを構成し、前記位相差検出画素は該ペアを単位として前記固体撮像素子の受光面に配置されていることを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、前記複数の画素は奇数行の画素に対して偶数行の画素が1/2画素ピッチづつずらして配置され、前記奇数行の画素に対して3原色のカラーフィルタがベイヤ配列されると共に前記偶数行の画素に対しても3原色のカラーフィルタがベイヤ配列されていることを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、同色のカラーフィルタを持つ斜めに最隣接する2つの画素を画素加算単位とし、垂直方向に並ぶ同色の複数の画素加算単位の画素信号を加算して、2画素のn(n=2,3,…)倍数の画素加算を行うことを特徴とする。実施形態の説明では、各画素加算単位内の2画素加算を行い、次に隣接する複数の同色の画素加算単位の加算を行っているが、加算順序はこれに限るものではなく任意である。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、前記斜めに最隣接する2つの前記位相差検出画素のペアと、該ペアに垂直方向に隣接する前記位相差検出画素のペアの2ペアを1つの組とし、複数の該組が、前記固体撮像素子の受光面に市松配列されていることを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、前記複数の画素は正方格子状に配列されると共に各画素に対して3原色のカラーフィルタがベイヤ配列されていることを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、同色のカラーフィルタを持つ垂直方向に最近接する2つの画素を画素加算単位とし、水平方向に並ぶ同色の複数の画素加算単位の画素信号を加算して、2画素のn(n=2,3,…)倍数の画素加算を行うことを特徴とする。上記と同様に、加算順序は任意である。
また、実施形態の撮像装置及びその駆動制御方法は、垂直方向に最近接する2つの前記位相差検出画素のペアと、該ペアに水平方向に最近接する前記位相差検出画素のペアの2ペアを1つの組とし、複数の該組が、前記固体撮像素子の受光面に市松配列されていることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、上記に記載の撮像装置に搭載されることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、上記記載の固体撮像素子であって、複数画素の前記加算を所定規則に従って行ったとき加算されるn×m(n,mは正整数)画素範囲を単位とし、該単位で構成されるn×m画素のうちの一部を前記位相差検出画素とした位相差検出グループと、前記単位で構成されるn×m画素の全てに前記位相差検出画素を持たない通常画素グループとが、前記固体撮像素子の受光面に配列されることを特徴とする。
以上述べた実施形態によれば、少ない位相差検出画素により高性能なAF動作を行うことができ、しかも、画素加算を行った場合でも高速に高品質な被写体画像を生成することが可能となる。
本発明に係る撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子の駆動制御方法は、AF性能を向上させるために位相差検出画素を搭載しても、画質劣化が少なく、画素加算したときでも高品質な被写体画像を撮影できるため、デジタルカメラやカメラ付携帯電話機、PDAやノートパソコン等のカメラ付電子装置、内視鏡等の撮像装置一般に適用すると有用である。
1x,1y 位相差検出画素
1X 位相差検出画素を2画素加算した信号
2x,2y 位相差検出画素の遮光膜開口
3X 位相差検出画素を4画素加算した信号
4X 位相差検出画素を6画素加算した信号
4B 通常のB画素を2画素加算した信号
5B 通常のB画素を4画素加算した信号
6B 通常のB画素を6画素加算した信号
10 撮像装置
11 固体撮像素子
22 CPU(画素加算手段)
23 信号処理回路(画素加算手段)
44 タイミングジェネレータ(画素加算手段)
60 固体撮像素子受光面
64 測距エリア

Claims (10)

  1. 半導体基板に正方格子状に配列形成された複数の画素を備える固体撮像素子を有する撮像装置であって、
    前記複数の画素は、一方向における位相差を検出するための最近接する位相差検出画素のペアを含み、
    該固体撮像素子を駆動制御し複数個の前記画素毎に検出信号を加算する画素加算手段を備え、
    前記複数の画素の各々はカラーフィルタを含み、
    前記複数のカラーフィルタは少なくとも3色のカラーフィルタを含み、
    前記画素加算手段は、同色のカラーフィルタを持つ垂直方向に最近接する2つの画素を画素加算単位とし、水平方向に並ぶ同色の複数の画素加算単位の画素信号を加算して、2画素のn(n=2,3,…)倍数の画素加算を行い、
    更に、前記画素加算手段は、前記位相差検出画素以外の画素については当該画素同士で前記加算を行い、前記位相差検出画素については前記位相差検出画素同士で前記加算を行い、かつ、前記ペアの一方の位相差検出画素の加算対象画素を当該ペアの他方の位相差検出画素として前記加算を行う撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記位相差検出画素のペアの各々の検出信号の加算後の信号を使用して被写体画像を生成する画像処理部を備える撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の撮像装置であって、前記固体撮像素子の受光面には離散的位置に複数の測距エリアが設けられ、各測距エリア内の前記画素のうちの一部にだけ前記位相差検出画素が配置される撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置であって、前記位相差検出画素は遮光膜開口又はマイクロレンズが左右の一方にシフトされて構成される撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置であって、前記左右の一方にシフトされた第1の前記位相差検出画素と、前記左右の他方にシフトされた第2の前記位相差検出画素とが前記ペアを構成し、前記位相差検出画素は該ペアを単位として前記固体撮像素子の受光面に配置される撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置であって、前記複数のカラーフィルタは3原色のカラーフィルタであり、前記3原色のカラーフィルタがベイヤ配列される撮像装置。
  7. 請求項に記載の撮像装置であって、垂直方向に最近接する2つの前記位相差検出画素のペアと、該ペアに水平方向に最近接する前記位相差検出画素のペアの2ペアを1つの組とし、複数の該組が、前記固体撮像素子の受光面に市松配列される撮像装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の撮像装置に搭載される固体撮像素子。
  9. 請求項に記載の固体撮像素子であって、複数画素の前記加算を所定規則に従って行ったとき加算されるn×m(n,mは正整数)画素範囲を単位とし、該単位で構成されるn×m画素のうちの一部を前記位相差検出画素とした位相差検出グループと、前記単位で構成されるn×m画素の全てに前記位相差検出画素を持たない通常画素グループとが、前記固体撮像素子の受光面に配列される固体撮像素子。
  10. 半導体基板に正方格子状に配列形成された複数の画素を備える固体撮像素子を有する撮像装置の駆動制御方法であって、
    前記複数の画素は、一方向における位相差を検出するための最近接する位相差検出画素のペアを含み、
    前記複数の画素の各々はカラーフィルタを含み、
    前記複数のカラーフィルタは少なくとも3色のカラーフィルタを含み、
    前記固体撮像素子を駆動制御し複数個の前記画素毎に検出信号を加算する画素加算ステップを備え、
    前記画素加算ステップでは、同色のカラーフィルタを持つ垂直方向に最近接する2つの画素を画素加算単位とし、水平方向に並ぶ同色の複数の画素加算単位の画素信号を加算して、2画素のn(n=2,3,…)倍数の画素加算を行い、前記位相差検出画素以外の画素については当該画素同士で前記加算を行い、前記位相差検出画素については前記位相差検出画素同士で前記加算を行い、かつ、前記ペアの一方の位相差検出画素の加算対象画素を当該ペアの他方の位相差検出画素として前記加算を行う撮像装置の駆動制御方法。
JP2010123586A 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法 Expired - Fee Related JP5453173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010123586A JP5453173B2 (ja) 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010123586A JP5453173B2 (ja) 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011250325A JP2011250325A (ja) 2011-12-08
JP2011250325A5 JP2011250325A5 (ja) 2013-03-14
JP5453173B2 true JP5453173B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=45414982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010123586A Expired - Fee Related JP5453173B2 (ja) 2010-05-28 2010-05-28 撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5453173B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013099910A1 (ja) * 2011-12-27 2013-07-04 富士フイルム株式会社 固体撮像装置
CN104185983B (zh) * 2012-03-16 2016-10-26 株式会社尼康 摄像元件、摄像装置以及摄像系统
KR20130134293A (ko) 2012-05-30 2013-12-10 삼성전자주식회사 이미지 센서, 이의 동작 방법, 및 이를 포함하는 시스템
JP5966636B2 (ja) 2012-06-06 2016-08-10 株式会社ニコン 撮像素子および撮像装置
JP5529928B2 (ja) 2012-06-14 2014-06-25 オリンパスイメージング株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP5937690B2 (ja) 2012-09-19 2016-06-22 富士フイルム株式会社 撮像装置及びその制御方法
EP2738812B8 (en) 2012-11-29 2018-07-18 ams Sensors Belgium BVBA A pixel array
JP5801002B2 (ja) * 2012-12-28 2015-10-28 富士フイルム株式会社 画素補正方法及び撮像装置
JP6149544B2 (ja) * 2013-06-28 2017-06-21 株式会社ニコン 撮像装置および制御プログラム
JP6300471B2 (ja) * 2013-08-28 2018-03-28 キヤノン株式会社 撮像装置の駆動方法、撮像システムの駆動方法
JP6474737B2 (ja) 2014-02-03 2019-02-27 オリンパス株式会社 固体撮像装置および撮像システム
JP6890998B2 (ja) * 2016-03-04 2021-06-18 キヤノン株式会社 撮像素子、撮像装置及び移動体
JP6566072B2 (ja) * 2018-03-29 2019-08-28 株式会社ニコン 撮像素子および撮像装置
KR20220027070A (ko) 2019-06-25 2022-03-07 소니 세미컨덕터 솔루션즈 가부시키가이샤 고체 촬상 장치 및 전자 기기
KR20220043556A (ko) * 2020-09-29 2022-04-05 에스케이하이닉스 주식회사 이미지 센싱 장치

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5040458B2 (ja) * 2007-06-16 2012-10-03 株式会社ニコン 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置
JP2010020015A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Canon Inc 撮像装置
JP5241355B2 (ja) * 2008-07-10 2013-07-17 キヤノン株式会社 撮像装置とその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011250325A (ja) 2011-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5453173B2 (ja) 撮像装置及び位相差検出画素を持つ固体撮像素子並びに撮像装置の駆動制御方法
JP5232118B2 (ja) 撮像デバイスおよび電子カメラ
JP5572765B2 (ja) 固体撮像素子、撮像装置、及び合焦制御方法
US8525917B2 (en) Image sensing apparatus with plural focus detection pixel groups
JP5613843B2 (ja) 固体撮像素子、撮像装置、及び合焦制御方法
US8730545B2 (en) Color imaging element, imaging device, and storage medium storing a control program for imaging device
JP5592944B2 (ja) 撮像装置
JP5468177B2 (ja) 撮像装置及びその合焦制御方法
JP2015201834A (ja) 固体撮像装置及びその駆動制御方法、画像処理方法、並びに、電子機器
JP5597777B2 (ja) カラー撮像素子及び撮像装置
JP2009130581A (ja) 固体撮像装置、電子カメラ
JP5608820B2 (ja) 撮像装置及び合焦制御方法
US8830384B2 (en) Imaging device and imaging method
JP2017098513A (ja) 撮像素子、撮像装置および焦点調節装置
JP5033711B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の駆動方法
JP5645474B2 (ja) 撮像装置及び撮像画像信号の補正方法
JP5127476B2 (ja) 撮像装置
JP5634614B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP5329348B2 (ja) 固体撮像素子及びこれを用いた撮像装置
JP5124549B2 (ja) 固体撮像素子の動画像信号読出方法及び撮像装置
JP2011210748A (ja) Ccd型固体撮像素子及びその製造方法並びに撮像装置
JP2007088732A (ja) 固体撮像素子
WO2013100097A1 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び制御プログラム
JP2007235888A (ja) 単板式カラー固体撮像素子及び撮像装置
JP2009303020A (ja) 撮像装置及び欠陥画素補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111216

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20121005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5453173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees