JP5453047B2 - 物体検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、物体検出装置に関する。
従来、例えば車両の外界に設定された検出対象領域を複数の角度領域に分割し、各角度領域を走査するようにして電磁波を発信し、各電磁波が物体によって反射された反射波を受信し、反射波の反射点の位置および反射波の強度に基づき、複数の反射点を対象物に統合して、車両外部に存在する物体を認識する物体認識装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−198323号公報
ところで、上記従来技術に係る物体認識装置によれば、反射点同士の位置が隣接し、かつ反射波の強度差が所定値以下である反射点同士を同一の対象物として一体化するだけであるから、例えば自車両の走行路外に設置された電磁波の反射率が高い物体を自車両の走行路上の物体であると誤検知したり、例えば自車両の走行路の鉛直方向上方に設置されている看板や標識板などを走行路上の物体であると誤検知してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、物体の誤検知を抑制することが可能な物体検出装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係る物体検出装置は、自車両からの所定角度範囲の領域(例えば、実施の形態での検知領域A)を自車両の垂直方向の複数の垂直角度領域(例えば、実施の形態での垂直角度領域Va、第1〜第3レイヤーL1,L2,L3)および水平方向の複数の水平角度領域(例えば、実施の形態での水平角度領域Ha)に分割し、前記複数の前記垂直角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記水平角度領域毎に向けて電磁波を発信する発信手段(例えば、実施の形態での発信部11a)と、前記発信手段により発信された前記電磁波が前記所定角度範囲の前記領域内の物体により反射された反射波を受信する受信手段(例えば、実施の形態での受信部11b)と、前記発信手段による発信結果および前記受信手段による受信結果に基づき、前記物体を検知する物体検知手段(例えば、実施の形態での物体検出部37)とを備える物体検出装置であって、前記電磁波に対応する前記反射波の反射点を検出する反射点検出手段(例えば、実施の形態での反射点検出部31)と、前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域毎に向けて発信された前記電磁波に対応して前記反射点検出手段により検出された複数の前記反射点を該反射点の位置に基づき複数のセグメントに分類する分類手段(例えば、実施の形態でのセグメント生成部32)と、前記分類手段により分類された前記複数の前記セグメントの位置に基づき、所定位置範囲内に存在する前記セグメントからなり、かつ固有の物標を有する物標対象を生成する物標対象生成手段(例えば、実施の形態での物標対象生成部33)と、自車両の車幅に応じた所定幅を有する自車両の進路を推定する進路推定手段(例えば、実施の形態での進路推定部34)と、前記物標対象を構成する全ての前記セグメントのうち、前記全ての前記セグメントの総数よりも少ない数の前記セグメントが前記進路に重なるか否かを判定する重なり判定手段(例えば、実施の形態での重なり判定部35)とを備え、前記物体検知手段は、前記重なり判定手段による判定結果に応じて前記物体を検知する。
さらに、前記物体検知手段は、前記重なり判定手段による判定結果で前記進路に重なると判定された前記セグメントにおいて、前記進路に重なる領域に存在する前記反射点に対応する前記反射波の前記受信手段での受信強度が所定値未満である場合に、前記進路に重なると判定された前記セグメントにより構成される前記物標対象に対応する前記物体が、自車両の走行路外に設けられた電磁波反射体であると検知する。
また、本発明の第態様に係る物体検出装置は自車両からの所定角度範囲の領域(例えば、実施の形態での検知領域A)を自車両の垂直方向の複数の垂直角度領域(例えば、実施の形態での垂直角度領域Va、第1〜第3レイヤーL1,L2,L3)および水平方向の複数の水平角度領域(例えば、実施の形態での水平角度領域Ha)に分割し、前記複数の前記垂直角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記水平角度領域毎に向けて電磁波を発信する発信手段(例えば、実施の形態での発信部11a)と、前記発信手段により発信された前記電磁波が前記所定角度範囲の前記領域内の物体により反射された反射波を受信する受信手段(例えば、実施の形態での受信部11b)と、前記発信手段による発信結果および前記受信手段による受信結果に基づき、前記物体を検知する物体検知手段(例えば、実施の形態での物体検出部37)とを備える物体検出装置であって、前記電磁波に対応する前記反射波の反射点を検出する反射点検出手段(例えば、実施の形態での反射点検出部31)と、前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域毎に向けて発信された前記電磁波に対応して前記反射点検出手段により検出された複数の前記反射点を該反射点の位置に基づき複数のセグメントに分類する分類手段(例えば、実施の形態でのセグメント生成部32)と、前記分類手段により分類された前記複数の前記セグメントの位置に基づき、所定位置範囲内に存在する前記セグメントからなり、かつ固有の物標を有する物標対象を生成する物標対象生成手段(例えば、実施の形態での物標対象生成部33)と、自車両の車幅に応じた所定幅を有する自車両の進路を推定する進路推定手段(例えば、実施の形態での進路推定部34)と、前記物標対象を構成する全ての前記セグメントのうち、前記全ての前記セグメントの総数よりも少ない数の前記セグメントが前記進路に重なるか否かを判定する重なり判定手段(例えば、実施の形態での重なり判定部35)とを備え、前記物体検知手段は、前記重なり判定手段による判定結果で前記進路に重なると判定された前記セグメントにおいて、前記進路に重なる領域に存在する前記反射点に対応する前記反射波の前記受信手段での受信強度が所定値以上、かつ前記進路に重なると判定された前記セグメントが、前記複数の前記垂直角度領域のうち上方の前記垂直角度領域において前記分類手段により分類された前記セグメントである場合に、前記進路に重なると判定された前記セグメントにより構成される前記物標対象に対応する前記物体が、自車両の走行路の上方に存在する板体であると検知する。
本発明に係る物体検出装置によれば、物標対象を構成するセグメントのうち少なくとも1つのセグメントであって、例えば物標対象を構成するセグメントの総数よりも少ない数のセグメントが自車両の進路に重なるか否かの判定結果に応じて物体を検知することにより、自車両の走行路外で支柱などにより支持された物体を、走行路上の物体であると誤検知してしまうことを防止することができる。
さらに、電磁波の反射強度が所定値以上に大きいことに起因して、実際には進路に重ならない走行路外の位置に配置された電磁波反射体に対して、見かけ上の大きさが大きくなるようにして、進路に重なるセグメントの領域で反射点が検出される場合であっても、進路に重なる位置の物体あるいは走行路上の物体であると誤検知してしまうことを防止することができる。
また、本発明の第態様に係る物体検出装置によれば、自車両の走行路外で支柱などにより支持されて、走行路の鉛直方向上方に設置されている看板や標識板などの板体に対して、進路に重なるセグメントの領域で検出される反射点の受信強度が所定値以上となる場合であっても、進路に重なるセグメントが複数の垂直角度領域のうち上方の垂直角度領域(例えば、垂直方向の中間よりも上方の垂直角度領域など)でのセグメントである場合には、走行路上の物体であると誤検知してしまうことを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る物体検出装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る物体検出装置のレーダ装置の検知領域の複数の垂直角度領域および複数の水平角度領域を示す図である。 本発明の実施の形態に係る物体検出装置のレーダ装置の検知領域と検知対象である先行車両とを示す図、および検知領域の複数の垂直角度領域毎に設定された各セグメントに基づく物標対象の位置(左右方向の位置および前方方向の位置)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る物体検出装置のレーダ装置の検知領域と検知対象である走行路外の標識板および視線誘導標を示す図、および検知領域の複数の垂直角度領域毎に設定された各セグメントに基づく物標対象の位置(左右方向の位置および前方方向の位置)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る物体検出装置のレーダ装置の検知領域と検知対象である自車両の走行路の鉛直方向上方に存在する板体とを示す図、および検知領域の複数の垂直角度領域毎に設定された各セグメントに基づく物標対象の位置(左右方向の位置および前方方向の位置)を示す図である。 本発明の実施の形態に係る物体検出装置の動作を示すフローチャートである。 図6に示すセグメント処理を示すフローチャートである。 図6に示すマージ処理を示すフローチャートである。 図6に示す物体判定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る物体検出装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態による物体検出装置10は、例えば内燃機関(図示略)の駆動力をトランスミッション(図示略)を介して駆動輪(図示略)に伝達する車両に搭載され、図1に示すように、レーダ装置11と、ヨーレートセンサ12と、車速センサ13と、処理装置14と、ブレーキスイッチ15と、アクセルスイッチ16と、キャンセルスイッチ17と、セット・リジュームスイッチ18と、車間設定スイッチ19と、スロットルアクチュエータ20と、ブレーキアクチュエータ21と、ブレーキランプ22と、表示部23と、ブザー24とを備えて構成されている。
レーダ装置11は、発信部11aと受信部11bとを備え、自車両の外界に設定された検出対象領域を複数の角度領域に分割し、各角度領域を走査するようにして、赤外光レーザやミリ波などの電磁波の発信信号を発信部11aから発信する。そして、各発信信号が自車両の外部の物体(例えば、他車両や構造物や路面など)によって反射されることで生じた反射信号を受信部11bにより受信する。そして、発信信号および反射信号に係る信号を、処理装置14に出力する。
発信部11aは、例えば図2に示すように、自車両からの所定角度範囲の検知領域Aを自車両の垂直方向の複数の垂直角度領域Va(例えば、3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3)および水平方向の複数(例えば、144個など)の水平角度領域Haに分割する。そして複数の垂直角度領域Vaを、例えば垂直方向の上方から下方に向かい、順次切り替えつつ複数の垂直角度領域Va毎に、複数の水平角度領域Haを、例えば水平方向の左方から右方に向かい、順次切り替えつつ複数の水平角度領域Ha毎に向けて電磁波を発信する。
ヨーレートセンサ12は、ヨーレートつまり車両重心の上下方向軸回りの回転角速度を検知し、この検知結果の信号を出力する。
車速センサ13は、自車両の速度(車速)を検知し、この検知結果の信号を出力する。
処理装置14は、例えば図1に示すように、反射点検出部31と、セグメント生成部32と、物標対象生成部33と、進路推定部34と、重なり判定部35と、受信強度判定部36と、物体検出部37と、ターゲット決定部38と、制御ステート決定部39と、目標車速決定部40と、目標車間決定部41と、スロットル制御部42と、ブレーキ液圧決定部43と、ブレーキ制御部44と、報知処理部45とを備えて構成されている。
そして、この処理装置14には、ブレーキスイッチ15と、アクセルスイッチ16と、キャンセルスイッチ17と、セット・リジュームスイッチ18と、車間設定スイッチ19とから出力される各信号が入力されている。
なお、ブレーキスイッチ15は、運転者によるブレーキペダル(図示略)の操作状態に係る信号を出力する。アクセルスイッチ16は、運転者によるアクセルペダル(図示略)の操作状態に係る信号を出力する。キャンセルスイッチ17は、運転者の入力操作に応じて追従制御の実行停止を指示する信号を出力する。セット・リジュームスイッチ18は、運転者の入力操作に応じて自車両の発進(例えば、追従走行制御の実行時の停止状態からの発進)またはセット車速(目標車速)の増減を指示する信号を出力する。車間設定スイッチ19は、運転者の入力操作に応じて追従走行制御の実行時における自車両と先行車両との間の距離に対する目標値(目標車間)を設定する信号を出力する。
反射点検出部31は、レーダ装置11から出力される信号に基づき反射信号の反射点の位置を検出する。
セグメント生成部32は、複数の垂直角度領域Va毎において、複数の水平角度領域Ha毎に向けて発信された電磁波に対応して反射点検出部31により検出された複数の反射点を、反射点の位置に基づき複数のセグメントに分類する。
例えば、セグメント生成部32は、各レイヤーL1,L2,L3毎において、隣り合う反射点同士間の距離が所定の閾値未満である場合には隣り合う反射点を同一のセグメントに分類し、隣り合う反射点同士間の距離が所定の閾値以上である場合には隣り合う反射点を異なるセグメントに分類する。
物標対象生成部33は、セグメント生成部32により分類された複数のセグメントの位置に基づき、所定距離範囲内に存在する複数のセグメントを、固有の物標(つまり、対象物を識別するための識別子)を有する物標対象として統合する。なお、所定距離範囲内に単一のセグメントのみが存在する場合には、この単一のセグメントに対して、固有の物標を有する物標対象を生成する。
例えば、物標対象生成部33は、先ず、3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3から基準レイヤーとして第2レイヤーL2を選択し、対象レイヤーとして、順次、第1レイヤーL1と第3レイヤーL3とを選択し、基準レイヤーと対象レイヤーとの組み合わせを設定する。
そして、基準レイヤーと対象レイヤーとの異なる組み合わせ毎に、基準レイヤーのセグメントと対象レイヤーのセグメントとの間の距離(例えば、後述する進路推定部34により推定される自車両の進路に対する水平方向での相対位置に応じて選択される水平方向の何れかの端点の位置間の距離など)が所定の閾値未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、基準レイヤーのセグメントと対象レイヤーのセグメントとを同一の物標対象として統合する。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、基準レイヤーのセグメントと対象レイヤーのセグメントとを異なる物標対象として設定する。
例えば図3(A),(B)に示すように、全ての垂直角度領域Vaである3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3において、自車両の先行車両Fを反射点とする各セグメントS(L1),S(L2),S(L3)が生成されている場合には、3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3毎で検出される各反射点R1,R2,R3の各位置が所定範囲内に存在することで各セグメントS(L1),S(L2),S(L3)の水平方向の何れかの端点の位置間の距離が所定距離範囲内となって、各セグメントS(L1),S(L2),S(L3)が同一の物標対象OBとして統合される。
進路推定部34は、自車両のヨーレートおよび車速に基づき自車両の将来の走行軌跡(自車軌跡)を算出し、この自車軌跡に対して所定幅(例えば、自車両の車幅や自車両の車幅より所定値だけ大きい幅など)を有する自車両の進路を推定する。
重なり判定部35は、物標対象生成部33により生成された物標対象を構成するセグメントのうち少なくとも1つのセグメントであって、例えば物標対象を構成するセグメントの総数よりも少ない数のセグメントが、進路推定部34により推定された自車両の進路に重なるか否かを判定する。
受信強度判定部36は、反射点検出部31により検出された反射点に対応する反射信号の受信部11bでの受信強度に対して、所定の判定処理を実行する。
例えば、受信強度判定部36は、重なり判定部35による判定結果において自車両の進路に重なると判定されたセグメントにおいて、進路に重なる領域に存在する反射点に対応する反射信号の受信部11bでの受信強度が所定の閾値未満であるか否かを判定する。
物体検出部37は、物標対象生成部33により生成された物標対象と、セグメント生成部32により分類されたセグメントとに基づき、自車両の外部の物体(例えば、自車両の前方を走行する車両や静止物など)を検出する。
また、物体検出部37は、重なり判定部35による判定結果および受信強度判定部36による判定結果に応じて物体を検知する。
例えば重なり判定部35による判定結果において自車両の進路に重なると判定されたセグメントにおいて、進路に重なる領域に存在する反射点に対応する反射信号の受信部11bでの受信強度が所定値未満であると受信強度判定部36により判定された場合に、進路に重なると判定されたセグメントにより構成される物標対象に対応する物体が、自車両の走行路外に設けられた電磁波反射体であると検知する。
例えば図4(A)〜(C)に示すように、レーダ装置11によって、自車両Eの走行路外に設けられた標識板GPaおよび視線誘導標GPbが検出される場合に、各標識板GPaおよび視線誘導標GPbでの電磁波の反射強度が所定値以上に大きいことに起因して、各標識板GPaおよび視線誘導標GPbの実際の大きさよりも大きな各物標対象OBa,OBbが生成されると、各物標対象OBa,OBbを構成するセグメントのうち少なくとも1つのセグメントが自車両の進路Pに重なる。
例えば標識板GPaでは、複数の垂直角度領域Vaである3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3のうち、最も垂直方向上方の第1レイヤーL1と第1レイヤーL1よりも垂直方向下方の第2レイヤーL2とで標識板GPaの本体での反射に係る各反射点R1,R2が検出され、各反射点R1,R2によって各セグメントS(L1),S(L2)が生成される。また、最も垂直方向下方の第3レイヤーL3で標識板GPaの支柱での反射に係る反射点R3が検出され、反射点R3によってセグメントS(L3)が生成される。そして、物標対象OBaを構成する3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3での各セグメントS(L1),S(L2),S(L3)のうち、第1および第2レイヤーL1,L2の各セグメントS(L1),S(L2)が、標識板GPaの実際の大きさよりも大きくなって自車両の進路Pに重なる。
また、例えば視線誘導標GPbでは、複数の垂直角度領域Vaである3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3のうち、垂直方向中間の第2レイヤーL2で視線誘導標GPbの本体での反射に係る反射点R2が検出され、反射点R2によってセグメントS(L2)が生成される。また、最も垂直方向下方の第3レイヤーL3で視線誘導標GPbの支柱での反射に係る反射点R3が検出され、反射点R3によってセグメントS(L3)が生成される。そして、物標対象OBbを構成する2つの第2,第3レイヤーL2,L3での各セグメントS(L2),S(L3)のうち、第2レイヤーL2のセグメントS(L2)が、視線誘導標GPbの実際の大きさよりも大きくなって自車両の進路Pに重なる。
これらの場合、物体検出部37は、自車両の進路Pに重なると判定されたセグメント(つまり、物標対象OBaでの各セグメントS(L1),S(L2)と物標対象OBbでのセグメントS(L2))において、進路Pに重なる領域に存在する反射点(つまり、物標対象OBaでの反射点R1,R2と物標対象OBbでの反射点R2)に対応する反射信号の受信部11bでの受信強度が所定値未満であると判定されると、進路Pに重なると判定されたセグメントにより構成される物標対象OBa,OBbに対応する物体が、自車両の走行路外に設けられた電磁波反射体(つまり、標識板GPaと視線誘導標GPb)であると検知する。
なお、例えば標識板GPaでは、物標対象OBaを構成する3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3での各セグメントS(L1),S(L2),S(L3)は、自車両の進路Pに対する相対位置が水平方向の左方側の位置となることから、水平方向の左方側の端点の位置間の距離が所定の閾値未満であるか否かを判定され、この判定結果に応じて同一の物標対象OBaとして統合される。
また、視線誘導標GPbでは、物標対象OBbを構成する2つの第2,第3レイヤーL2,L3での各セグメントS(L2),S(L3)は、自車両の進路Pに対する相対位置が水平方向の右方側の位置となることから、水平方向の右方側の端点の位置間の距離が所定の閾値未満であるか否かを判定され、この判定結果に応じて同一の物標対象OBbとして統合される。
また、物体検出部37は、重なり判定部35による判定結果において自車両の進路に重なると判定されたセグメントにおいて、進路に重なる領域に存在する反射点に対応する反射信号の受信部11bでの受信強度が所定値以上であると受信強度判定部36により判定され、かつ、自車両の進路に重なると判定されたセグメントが、複数の垂直角度領域Vaのうち上方の垂直角度領域Va(例えば、最も垂直方向上方の垂直角度領域Vaである第1レイヤーL1や、垂直方向の中間よりも上方の垂直角度領域Vaなど)においてセグメント生成部32により分類されたセグメントである場合に、この物標対象に対応する物体が自車両の走行路の鉛直方向上方に存在する板体であると検知する。
例えば図5(A),(B)に示すように、レーダ装置11によって、自車両の走行路の鉛直方向上方に存在する案内板GPcが検出される場合に、複数の垂直角度領域Vaである3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3のうち、最も垂直方向上方の第1レイヤーL1のみで案内板GPcの本体での反射に係る反射点R1が検出され、垂直方向の中間の第2レイヤーL2と最も垂直方向下方の第3レイヤーL3とで案内板GPcの支柱での反射に係る各反射点R2,R3が検出されると、各反射点R1,R2,R3によって各セグメントS(L1),S(L2),S(L3)が生成される。そして、物標対象OBcを構成する各セグメントS(L1),S(L2),S(L3)のうち、セグメントS(L1)の反射点R1は、実際に自車両Eの走行路の鉛直方向上方に配置された案内板GPcの本体によることから、セグメントS(L1)が自車両の進路Pに重なり、かつ、反射点R1に対応する反射信号の受信部11bでの受信強度が所定値以上となる。
この場合、物体検出部37は、物標対象OBcに対応する物体が自車両の走行路の鉛直方向上方に存在する板体(つまり、案内板GPc)であると検知する。
ターゲット決定部38は、進路推定部34により推定された自車両の進路に基づき、物体検出部37により検出された自車両の前方を走行する車両が、自車両が追従する先行車両であるか否かを判定し、さらに、先行車両と自車両との車間距離および相対速度などの情報を算出する。
制御ステート決定部39は、各スイッチ15,…,18から出力される信号に応じて、例えば自車両を先行車両に追従させる追従制御の実行および停止などの走行制御、レーダ装置11の制御などの各種制御を行なう。
目標車速決定部40は、制御ステート決定部39による制御状態と、目標車間決定部41により決定された目標車間距離とに基づいて目標車速を算出し、自車両が目標車速で走行するようにして、スロットル制御部42とブレーキ液圧決定部43とを制御する指令信号を出力する。
目標車間決定部41は、車間設定スイッチ19から出力された信号と制御ステート決定部39による制御状態と、自車両の速度とに基づき、自車両と先行車両との間の車間距離の目標値(目標車間距離)を決定する。
スロットル制御部42は、目標車速決定部40により決定された目標車速に応じてスロットルアクチュエータ20のスロットル開度を制御する。
ブレーキ液圧決定部43は、目標車速決定部40により決定された目標車速に応じたブレーキ液圧の目標液圧を決定する。
ブレーキ制御部44は、ブレーキ液圧決定部43により決定された目標液圧に応じてブレーキアクチュエータ21の動作を制御する。
なお、ブレーキランプ22は、ブレーキ液圧決定部43により決定された目標液圧に基づいて点灯制御される。
報知処理部45は、制御ステート決定部39による制御状態に応じて表示部23およびブザー24の動作を制御し、例えば制御ステート決定部39による制御状態を運転者に認知可能に報知する。
本実施の形態による物体検出装置10は上記構成を備えており、次に、この物体検出装置10の動作、特に、自車両の走行路外に設けられた電磁波反射体と、自車両の走行路の上方に存在する板体とを検知する処理について説明する。
先ず、例えば図6に示すステップS01においては、自車両からの所定角度範囲の検知領域Aに対して、複数の垂直角度領域Vaを、例えば垂直方向の上方から下方に向かい、順次切り替えつつ複数の垂直角度領域Va毎に、複数の水平角度領域Haを、例えば水平方向の左方から右方に向かい、順次切り替えつつ複数の水平角度領域Ha毎に向けて電磁波を発信し、電磁波の走査を行なう。
次に、ステップS02においては、レーダ装置11から出力される信号に基づき反射信号の反射点の位置を検出する。
次に、ステップS03においては、後述するセグメント処理を実行する。
次に、ステップS04においては、後述するマージ処理を実行する。
次に、ステップS05においては、自車両のヨーレートおよび車速に基づき自車両の将来の走行軌跡(自車軌跡)を算出し、この自車軌跡に対して所定幅(例えば、自車両の車幅や自車両の車幅より所定値だけ大きい幅など)を有する自車両の進路を推定する。
次に、ステップS06においては、マージ処理により生成された物標対象を構成するセグメントのうち少なくとも1つのセグメントが、推定した自車両の進路に重なるか否かを判定する。
次に、ステップS07においては、後述する物体判定処理を実行する。
次に、ステップS08においては、物体判定処理により検知した物体の位置の変化を追跡するトラッキング処理を実行する。
次に、ステップS09においては、物体の位置の変化の追跡結果に基づき、物体判定処理による物体の検知結果を確定して、この確定結果を出力し、エンドに進む。
以下に、上述したステップS03でのセグメント処理について説明する。
先ず、例えば図7に示すステップS11においては、レーダ装置11の検知領域Aに対して設定された複数の垂直角度領域Va(例えば、3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3)のうち、後述するステップS12〜ステップS17の処理の実行を未処理である垂直角度領域Va、例えば各レイヤーL1,L2,L3のうち何れかの未処理のレイヤーが存在するか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12においては、未処理のレイヤーのうちから対象レイヤーを選択する。
次に、ステップS13においては、対象レイヤーで検出された反射点のうち、後述するステップS14〜ステップS17の処理の実行を未処理である反射点の点列(つまり、後述するステップS14で新たに判定対象の反射点として設定される反射点)が存在するか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS11に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS14に進む。
そして、ステップS14においては、判定基準となる反射点と判定対象の反射点とを順次切り替えるようにして、例えば、この時点で判定基準となる反射点が設定されていない場合には、水平方向の一端(例えば、左端など)の反射点を判定基準とし、水平方向の所定方向(例えば、左から右に向かう方向など)で判定基準の反射点の横隣に存在する反射点を判定対象の反射点とする。また、この時点で既に判定基準となる反射点が設定されている場合(つまり、前回の処理で判定基準となる反射点が設定された場合)には、前回の処理で判定対象とされた反射点を判定基準の反射点として新たに設定し、この新たな判定基準の反射点の横隣(つまり、水平方向の所定方向での横隣)に存在する反射点を判定対象の反射点とする。そして、判定基準の反射点に対する判定対象の反射点の距離を算出する。
そして、ステップS15においては、判定基準の反射点に対する判定対象の反射点の距離は所定の閾値未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS16に進み、このステップS16においては、判定基準の反射点と判定対象の反射点とを同一のセグメントに分類し、上述したステップS13に戻る。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS17に進み、このステップS17においては、既に判定基準の反射点に対してセグメントが設定されている場合には、このセグメントとは異なる新たなセグメントを設定して、この新たなセグメントに判定対象の反射点を分類し、未だ判定基準の反射点に対してセグメントが設定されていない場合には、判定基準の反射点と判定対象の反射点とに対して異なるセグメントを設定して、各反射点を異なるセグメントに分類し、上述したステップS13に戻る。
以下に、上述したステップS04でのマージ処理について説明する。
先ず、例えば図8に示すステップS21においては、レーダ装置11の検知領域Aに対して設定された複数の垂直角度領域Va(例えば、3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3)から選択される2つの垂直角度領域Vaの組み合わせ(例えば、基準レイヤーと対象レイヤーとの組み合わせ)のうち、後述するステップS22〜ステップS28の処理の実行を未処理である何れかの未処理の組み合わせが存在するか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS22に進む。
そして、ステップS22においては、未処理の組み合わせのうちから適宜の基準レイヤーと対象レイヤーとの組み合わせを選択する。例えば3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3に対して、垂直方向の中間の第2レイヤーL2を基準レイヤーとして、対象レイヤーを垂直方向上方の第1レイヤーL1または垂直方向下方の第3レイヤーL3とする組み合わせを選択する。
次に、ステップS23においては、基準レイヤーで設定されたセグメントのうち、後述するステップS24〜ステップS28の処理の実行を未処理であるセグメントが存在するか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS21に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS24に進む。
そして、ステップS24においては、基準レイヤーの未処理であるセグメントのうちから基準セグメントを選択する。
次に、ステップS25においては、対象レイヤーで設定されたセグメントのうち、後述するステップS26〜ステップS28の処理の実行を未処理であるセグメントが存在するか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS23に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS26に進む。
そして、ステップS26においては、対象レイヤーの未処理であるセグメントのうちから対象セグメントを選択する。
そして、ステップS27においては、基準セグメントと対象セグメントとの距離(例えば、自車両の進路に対する水平方向での相対位置に応じて選択される水平方向の何れかの端点の位置間の距離など)を算出する。
次に、ステップS28においては、基準セグメントと対象セグメントとの間の距離が所定の閾値未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS29に進み、このステップS29においては、基準セグメントと対象セグメントとを同一の物標対象として統合し、上述した25に戻る。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS30に進み、このステップS30においては、既に基準セグメントに対して物標対象が設定されている場合には、この物標対象とは異なる新たな物標対象を対象セグメントに対して設定し、未だ基準セグメントに対して物標対象が設定されていない場合には、基準セグメントと対象セグメントとに対して異なる物標対象を設定して、上述したステップS25に戻る。
以下に、上述したステップS07での物体判定処理について説明する。
先ず、例えば図9に示すステップS31においては、物標対象が複数の垂直角度領域Va(例えば、3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3の少なくとも何れか2つのレイヤー)のセグメントにより構成されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS32に進む。
そして、ステップS32においては、自車両の進路に重なると判定された物標対象のうち、後述するステップS33〜ステップS37の処理の実行を未処理である物標対象が存在するか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS33に進む。
そして、ステップS33においては、自車両の進路に重なると判定された未処理である物標対象が全ての垂直角度領域Va(例えば、3つの第1〜第3レイヤーL1,L2,L3の全てのレイヤー)のセグメントにより構成されているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS32に戻る。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS34に進む。
そして、ステップS34においては、自車両の進路に重なると判定された未処理である物標対象のセグメントの進路に重なる領域に存在する反射点に対応する反射信号の受信部11bでの受信強度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS35に進み、このステップS35においては、進路に重なると判定されたセグメントにより構成される物標対象に対応する物体が、自車両の走行路外に設けられた電磁波反射体であると判定し、上述したステップS32に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS36に進む。
そして、ステップS36においては、自車両の進路に重なると判定された未処理である物標対象のセグメントの進路に重なる領域が、複数の垂直角度領域Vaのうち上方の垂直角度領域Va(例えば、最も垂直方向上方の垂直角度領域Vaである第1レイヤーL1など)のセグメントで構成されているか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS32に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS37に進む。
そして、ステップS37においては、進路に重なると判定されたセグメントにより構成される物標対象に対応する物体が、自車両の走行路の鉛直方向上方に存在する板体であると判定し、上述したステップS32に戻る。
なお、上述した実施の形態においては、物体検出部37の検出結果に応じて追従制御を実行するとしたが、これに限定されず、例えば物体検出部37の検出結果に応じて衝突回避または衝突軽減の制御などの他の走行制御を実行してもよい。
上述したように、本実施の形態による物体検出装置10によれば、物標対象を構成するセグメントのうち少なくとも1つのセグメントであって、例えば物標対象を構成するセグメントの総数よりも少ない数のセグメントが自車両の進路に重なるか否かの判定結果に応じて物体を検知することにより、自車両の走行路外で支柱などにより支持された物体を、走行路上の物体であると誤検知してしまうことを防止することができる。
さらに、電磁波の反射強度が所定値以上に大きいことに起因して、実際には進路に重ならない走行路外の位置に配置された標識板GPaおよび視線誘導標GPbなどの電磁波反射体に対して、反射波の強度に応じて見かけ上の大きさが大きくなるようにして、進路に重なるセグメントの領域で反射点が検出される場合であっても、進路に重なる位置の物体あるいは走行路上の物体であると誤検知してしまうことを防止することができる。
さらに、自車両の走行路外で支柱などにより支持されて、走行路の鉛直方向上方に設置されている看板や標識板などの板体に対して、進路に重なるセグメントの領域で検出される反射点の受信強度が所定値以上となる場合であっても、進路に重なるセグメントが複数の垂直角度領域のうち上方の垂直角度領域(例えば、垂直方向の中間よりも上方の垂直角度領域など)でのセグメントである場合には、走行路上の物体であると誤検知してしまうことを防止することができる。
そして、本実施の形態による物体検出装置10によれば、物体検出部37の検出結果に応じた追従制御や衝突回避または衝突軽減の制御などの走行制御を適切に実行することができる。
10 物体検出装置
11a 発信部(発信手段)
11b 受信部(受信手段)
31 反射点検出部(反射点検出手段)
32 セグメント生成部(分類手段)
33 物標対象生成部(物標対象生成手段)
34 進路推定部(進路推定手段)
35 重なり判定部(重なり判定手段)
37 物体検出部(物体検知手段)

Claims (2)

  1. 自車両からの所定角度範囲の領域を自車両の垂直方向の複数の垂直角度領域および水平方向の複数の水平角度領域に分割し、前記複数の前記垂直角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記水平角度領域毎に向けて電磁波を発信する発信手段と、
    前記発信手段により発信された前記電磁波が前記所定角度範囲の前記領域内の物体により反射された反射波を受信する受信手段と、
    前記発信手段による発信結果および前記受信手段による受信結果に基づき、前記物体を検知する物体検知手段とを備える物体検出装置であって、
    前記電磁波に対応する前記反射波の反射点を検出する反射点検出手段と、
    前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域毎に向けて発信された前記電磁波に対応して前記反射点検出手段により検出された複数の前記反射点を該反射点の位置に基づき複数のセグメントに分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された前記複数の前記セグメントの位置に基づき、所定位置範囲内に存在する前記セグメントからなり、かつ固有の物標を有する物標対象を生成する物標対象生成手段と、
    自車両の車幅に応じた所定幅を有する自車両の進路を推定する進路推定手段と、
    前記物標対象を構成する全ての前記セグメントのうち、前記全ての前記セグメントの総数よりも少ない数の前記セグメントが前記進路に重なるか否かを判定する重なり判定手段とを備え、
    前記物体検知手段は、前記重なり判定手段による判定結果で前記進路に重なると判定された前記セグメントにおいて、前記進路に重なる領域に存在する前記反射点に対応する前記反射波の前記受信手段での受信強度が所定値未満である場合に、前記進路に重なると判定された前記セグメントにより構成される前記物標対象に対応する前記物体が、自車両の走行路外に設けられた電磁波反射体であると検知することを特徴とする物体検出装置。
  2. 自車両からの所定角度範囲の領域を自車両の垂直方向の複数の垂直角度領域および水平方向の複数の水平角度領域に分割し、前記複数の前記垂直角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域を順次切り替えつつ前記複数の前記水平角度領域毎に向けて電磁波を発信する発信手段と、
    前記発信手段により発信された前記電磁波が前記所定角度範囲の前記領域内の物体により反射された反射波を受信する受信手段と、
    前記発信手段による発信結果および前記受信手段による受信結果に基づき、前記物体を検知する物体検知手段とを備える物体検出装置であって、
    前記電磁波に対応する前記反射波の反射点を検出する反射点検出手段と、
    前記複数の前記垂直角度領域毎に、前記複数の前記水平角度領域毎に向けて発信された前記電磁波に対応して前記反射点検出手段により検出された複数の前記反射点を該反射点の位置に基づき複数のセグメントに分類する分類手段と、
    前記分類手段により分類された前記複数の前記セグメントの位置に基づき、所定位置範囲内に存在する前記セグメントからなり、かつ固有の物標を有する物標対象を生成する物標対象生成手段と、
    自車両の車幅に応じた所定幅を有する自車両の進路を推定する進路推定手段と、
    前記物標対象を構成する全ての前記セグメントのうち、前記全ての前記セグメントの総数よりも少ない数の前記セグメントが前記進路に重なるか否かを判定する重なり判定手段とを備え、
    前記物体検知手段は、前記重なり判定手段による判定結果で前記進路に重なると判定された前記セグメントにおいて、前記進路に重なる領域に存在する前記反射点に対応する前記反射波の前記受信手段での受信強度が所定値以上、かつ前記進路に重なると判定された前記セグメントが、前記複数の前記垂直角度領域のうち上方の前記垂直角度領域において前記分類手段により分類された前記セグメントである場合に、前記進路に重なると判定された前記セグメントにより構成される前記物標対象に対応する前記物体が、自車両の走行路の上方に存在する板体であると検知することを特徴とする物体検出装置。
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