JP5451826B2 - clip - Google Patents
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Description
この発明は書類等を挟持するクリップに関するものである。 The present invention relates to a clip for holding a document or the like.
書類をまとめる場合には、ダブルクリップと称されるクリップが広く用いられている。従来の一般的なダブルクリップは、板状の弾性体を折り曲げて形成された一対の挟持片と、これらを連結する連結片と、挟持片先端縁に回動自在に取り付けられた一対のレバーとで構成されており、クリップの開閉や書類を捲る場合にはレバーをクリップ後方に倒し、書類を保管する場合は、レバーを前に倒して使用する。 When collecting documents, a clip called a double clip is widely used. A conventional general double clip includes a pair of sandwiching pieces formed by bending a plate-like elastic body, a connecting piece for connecting them, and a pair of levers rotatably attached to the leading edge of the sandwiching piece. When opening or closing a clip or turning a document, the lever is moved backward, and when storing a document, the lever is moved forward and used.
しかしながら、前記ダブルクリップには、綴った書類を捲る際に、レバーが邪魔となる問題点があった。さらには、綴った書類の閲覧時や保管時、またはクリップの開閉時の各時点に応じてレバーを前後に倒す操作を行わなければならないといった煩わしさがあった。 However, the double clip has a problem that the lever becomes an obstacle when the spelled document is folded. Furthermore, there is a troublesome operation of tilting the lever back and forth depending on each time point when browsing or storing the spelled document or opening and closing the clip.
これらの問題点を解消するため、挟持片表面に沿って回動するレバーを設けたダブルクリップが発明され、その結果、書類が捲りやすくなり、書類の閲覧時や保管時のレバー操作の煩わしさも解消された(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。
しかしながら上記発明においても、レバーもしくはその結合部は外面に露出しており、コンパクトさが無く、その露出しているレバー等の部分に物が引っ掛かったりする問題点があった。また、下記、文献5、文献6に開示されている発明はコンパクトさを実現しているが、「回動」―「スライド」と二つの操作が必要であり、煩わしさを感ずる人もいると思われる。
In order to solve these problems, a double clip provided with a lever that rotates along the surface of the sandwiching piece was invented. (For example,
However, even in the above-described invention, the lever or the coupling portion is exposed on the outer surface, so that there is no compactness, and there is a problem that an object is caught on the exposed portion such as the lever. In addition, the inventions disclosed in
そこで本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり
コンパクトで、使い勝手の良いクリップを提供することを目的とする。
Therefore, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a compact and user-friendly clip.
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、板状の弾性体を折り曲げることにより形成される一対の挟持片と、前記挟持片を連結する連結片と、各挟持片の先端縁から各々の挟持片に沿って隙間を保って外側へ折り返してなる補助片と、前記挟持片を開閉するための一対のレバーと、前記隙間には各レバーを支える軸部とを備える。隙間の幅は当該レバーの太さに略一致している。当該軸部は、挟持片中心より連結片側寄りかつ挟持片中心より左側寄り、又は挟持片中心より連結片側寄りかつ挟持片中心より右側寄りの位置に配置されている。すなわち、前記挟持片の連結片側を北とすれば挟持片中心より略北西方向、又は略北東方向にずれた位置に配置されている。各レバーは当該軸部に軸支される形状を一部に有する略楕円形状の環体であって、軸部の中心を支点とし各レバーが回動し、前記挟持片の開閉操作をする起立位置と該起立位置から略90度回動した倒れた位置とを移動可能であることにより、倒れた位置では隙間外に露出している各レバーをスライドさせることなく隙間内に収納できることを特徴とする。軸部は挟持片内面又は補助片内面に、直接加工で設けても良いし、別部材を固着して設けても良い。
In order to achieve the above object, the invention according to
このように構成すると、軸部の中心が挟持片中心より連結片側寄りかつ挟持片中心より左側寄り、又は挟持片中心より連結片側寄りかつ挟持片中心より右側寄りの位置に配置されることにより、移動は一方向に限られるが、クリップの不使用時に、各レバーを起立位置から略90度回動した倒れた位置に移動させると、各レバーをスライドさせることなく隙間内に収納することができる。これにより、回動操作時に摘むためのレバーの一部を除き、レバーが外部に露出することがない。「回動」による操作のみにより各レバーを隙間内にほぼ収納することができる。 When configured in this manner, the center of the shaft portion is located closer to the connecting piece side than the sandwiching piece center and closer to the left side than the sandwiching piece center, or closer to the connecting piece side than the sandwiching piece center and closer to the right side than the sandwiching piece center. The movement is limited to one direction, but when the clip is not used, if each lever is moved to the tilted position rotated by about 90 degrees from the standing position, each lever can be stored in the gap without sliding. . Accordingly, the lever is not exposed to the outside except for a part of the lever for picking at the time of the rotation operation. Each lever can be almost accommodated in the gap only by the operation of “rotation”.
請求項2記載の発明のように、隙間内に、一対のレバーを開閉操作する位置で位置決めするための回動規制手段を設けるように構成すると、レバーは当該位置にて停止するため、レバー開閉操作が容易に行える。ここで回動規制手段は、挟持片片内面又は補助片内面に設ければ良く、それを設ける手段としては、直接加工しても良いし、又は別部材を接合しても良い。また、回動規制手段は、各レバーに対して一個だけでも良いが、複数個設けても良く、さらに、その形状は特に限定されず、例えば粒状や線上などが挙げられる。 According to the second aspect of the present invention, when the rotation restricting means for positioning the pair of levers at the position where the pair of levers are opened and closed is provided in the gap, the levers stop at the corresponding positions. Easy operation. Here, the rotation restricting means may be provided on the inner surface of the sandwiching piece piece or the inner surface of the auxiliary piece, and the means for providing it may be processed directly or may be joined with another member. Further, only one rotation restricting means may be provided for each lever, but a plurality of rotation restricting means may be provided, and the shape thereof is not particularly limited, and examples thereof include a granular shape and a line.
前記回動規制手段は、隙間内にレバーが収納された際に当該レバーと交差しない状態に設けても良いが、請求項3記載の発明のように、前記回動規制手段の形状を突条とし、収納したレバーと交差するように設けておけば、レバーが収納されたときには、レバーを隙間内で更に強く押圧して収納状態を安定させることができる。 The rotation restricting means may be provided so as not to intersect the lever when the lever is housed in the gap. However, as in the invention according to claim 3, the shape of the rotation restricting means is a protrusion. If the lever is provided so as to intersect with the stored lever, the stored state can be stabilized by pressing the lever more strongly in the gap when the lever is stored.
請求項4記載の発明のように、レバーの一部が軸部の外周に沿う全周にわたって湾曲した形状でなくても、略半周分湾曲していれば円弧状突部を設けることにより軸部に軸支される。請求項3記載の発明と同様のクリップを実現できる。 Even if a part of the lever does not have a curved shape over the entire circumference along the outer periphery of the shaft portion as in the invention of the fourth aspect, the shaft portion can be obtained by providing the arc-shaped protrusion as long as it is curved by approximately a half circumference. Is pivotally supported. A clip similar to that of the invention of claim 3 can be realized.
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果がえられる。
(1)請求項1記載の発明は、挟持片と補助片との隙間に軸部を設け、スライドさせることなく回動操作のみによりレバーを前記隙間内に収納できるように構成することによって、クリップ不使用時には少なくとも一部を除きレバーを外側に露出しないようにしたので、書類の保管時や書類を捲る際にはレバーが邪魔になることはなく、非常に使い勝手の良いクリップを供給できるものである。レバーを開閉操作位置に移動する場合もスライド操作が不要であり、回動操作のみにより開閉操作位置に移動することができる。
As is clear from the above description, the present invention has the following effects.
(1) The invention according to
(2)請求項2記載の発明は、請求項1記載の効果に加えて、レバーが開閉操作位置で停止するので、クリップの開閉操作を容易且つ安定的の行うことができる。 (2) In addition to the effect of the first aspect, the invention according to the second aspect allows the clip to be opened and closed easily and stably since the lever stops at the opening and closing position.
(3)請求項3記載の発明は、請求項2記載の効果に加えて、レバーの収納時に当該レバーは隙間内で強く押圧され収納状態が安定し、衝撃等により不意にレバーが回動して外に出ることがない。
(3) In addition to the effect of
(4)請求項4記載の発明は、レバーの一部が軸部の外周に沿う全周にわたって湾曲した形状でなくても、略半周分湾曲していれば円弧状突部を設けることにより軸部に軸支される。
(4) In the invention according to
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1に斜視図を、図2にクリップ開閉時の正面図を、図3にレバー収納時の正面図を、図4および図5に断面図を示す。クリップ本体1は板状の弾性体により形成され、一対の挟持片2,2と、これら挟持片2,2を連結且つ一対の挟持片2,2を挟む方向に付勢する連結片3と、各挟持片の先端縁より各々の挟持片に沿って隙間8,8を保つよう外側に折り返してなる補助片4,4とを備えている。
FIG. 1 is a perspective view, FIG. 2 is a front view when the clip is opened and closed, FIG. 3 is a front view when the lever is stored, and FIGS. 4 and 5 are cross-sectional views. The
前記一対の挟持片2,2の内面に、各隙間内に突出する軸部6,6を、プレス加工を施すことにより直接形成する。軸部6,6の中心は、挟持片2,2中心より連結片3側寄りかつ挟持片2,2中心より左側寄り付近に配置されている。換言すれば、図2の上方を北方向とすれば、挟持片2,2中心より略北西方向にずれた位置に配置されている。
Shaft
レバー5,5は、クリップ本体1の横幅よりも長い略楕円形状の環体に形成してある。さらに、レバー5,5は一部が各軸部6の全周にほぼ沿う形で湾曲している。これにより、各軸部6に、クリップ本体1を開閉操作するためのレバー5,5が回動操作可能に軸支されている。さらに、挟持片2,2の内面には回動規制手段として、開閉使用時位置におけるレバー5の隙間内の直線部の左右に平行する形で、隙間側に突出する線上の突状7,7がプレス加工により直接形成してある。すなわち、収納時のレバー5に略直交する形で、プレス加工により直接形成してある。なお、隙間8の幅はレバー5の厚さ(太さ)と略一致するよう形成する。
The
以上のように構成された本発明に係るクリップは、レバー5,5を隙間8,8に安定的に収納でき、開閉操作も容易であり、回動操作も安定して行うことができる。
以下に本発明に係るクリップの具体的な使用方法を説明する。
The clip according to the present invention configured as described above can stably store the
A specific method of using the clip according to the present invention will be described below.
クリップ本体1の開閉は、まず、レバー5,5を図2に示す起立位置(開閉使用位置)に回動させる。この回動の際、レバー5,5が一方の突条7を乗り越えて前記位置に達すると、レバー5,5は一対の突条7、7に挟み込まれて位置決めされる。次に位置決めされたレバー5,5の端部を摘み込むと、梃の原理によりクリップ本体1が開閉し、クリップ本体1を書類へ挟み込みこんだり、書類から抜き取ったりすることができる。この際、レバー5,5が位置決めされているため、安定してレバー5、5を摘み込むことができる。
To open and close the
レバー5、5の収納方法は、図3に示す様に、レバー5,5を起立位置から時計方向に略90度回動した倒れた位置に移動すればスライドさせることなく隙間8,8に収納できる。収納された各レバー5は、補助片4と一対の突条7,7に強く押圧されているため収納状態が安定し、衝撃等により不意にレバー5,5が回動して外に出ることがない。
As shown in FIG. 3, the
本発明に係るクリップの使用形態は、通常はレバー5,5を隙間8,8に収納しておき、クリップ本体1の開閉時のみレバー5,5を反時計方向に回動させれば良い。このようにすると、書類を捲る際にレバー5,5が邪魔にならず、また頻繁にレバー操作をする必要もないので、非常に使い勝手が良い。また、レバー5,5を隙間8,8に収納したことにより、レバー5,5は外部の衝撃から保護され、外観的にもクリップの体裁が良くなる。さらに、クリップ自体をケース等に収納する場合にも、嵩張らない。
In the use form of the clip according to the present invention, the
図6に実施例2のクリップ開閉時の正面図を示す。レバー5,5は一部が各軸部6の外周に接するようほぼ正方形の形状となっている。これにより、各軸部6にクリップ本体1を開閉操作するためのレバー5,5が回動操作可能に軸支されている。つまり、実施例1、下記実施例3のようにレバー5,5の一部が各軸部6の外周に沿う形で湾曲した形状でなくとも、本発明を実施することができる。
FIG. 6 shows a front view of the second embodiment when the clip is opened and closed. The
図7に実施例3のクリップ開閉時の正面図を、図8にレバー収納時の正面図を、図9に断面図を示す。レバー5,5は一部が各軸部6の外周の約半周分沿う形で湾曲している。さらに、当該レバーの湾曲部の一部に沿う形で円弧状突部9が配置されている。これにより、各軸部6にクリップ本体1を開閉操作するためのレバー5,5が回動操作可能に軸支されている。
FIG. 7 is a front view of the third embodiment when the clip is opened and closed, FIG. 8 is a front view when the lever is stored, and FIG. 9 is a cross-sectional view. A part of the
本発明は、クリップを製造する産業で利用される。 The present invention is utilized in the industry for manufacturing clips.
1 クリップ本体
2 挟持片
3 連結片
4 補助片
5 レバー
6 軸部
7 突条(回動規制手段)
8 隙間
9 円弧状突部
DESCRIPTION OF
8
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