JP5451823B2 - テープ状電極、それを用いた金属空気電池および使用済みテープ状電極の還元装置 - Google Patents

テープ状電極、それを用いた金属空気電池および使用済みテープ状電極の還元装置 Download PDF

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Description

本発明は、テープ状電極、それを用いた金属空気電池および使用済みテープ状電極の還元装置に関する。
アノードを金属電極とし、カソードを空気極とする金属空気電池は、高いエネルギー密度を有するため、次世代の電池として注目されている。
代表的な金属空気電池として亜鉛空気電池が挙げられる。図20は亜鉛空気電池の放電反応を説明するための模式的な断面図である。亜鉛空気電池は、図20に示すようにアルカリ性電解液103中に亜鉛電極101を設け、空気極105を電解液103と接するアニオン交換膜106上に設けた構造を有しており、放電反応が進行することにより亜鉛電極101と空気極105とから電力を出力する。なお、空気極105は、一般的にカーボン担体に空気極触媒を担持したものが用いられる。
亜鉛空気電池の放電反応において、亜鉛電極101の金属亜鉛がアルカリ性電解液103中の水酸化物イオンと反応し、水酸化亜鉛となり亜鉛電極101中に電子を放出する。また、この水酸化亜鉛は分解して酸化亜鉛が電解液中に析出する。また、空気極105において、電子と水と酸素が反応することにより水酸化物イオンが生成され、この水酸化物イオンは、アニオン交換膜106を導電し、アルカリ性電解液103に移動する。このような放電反応が進行すると、亜鉛電極101の金属亜鉛が消費され、アルカリ性電解液103中に酸化亜鉛が溜まっていくこととなる。従って、亜鉛空気電池による電力の出力を維持するためには、亜鉛電極101に金属亜鉛を供給し、アルカリ性電解液103中に析出した酸化亜鉛を除去する必要がある。
そこで、金属空気電池に金属を供給する方法が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1の金属空気電池は、亜鉛電極を有するアノード構造が交換可能なカード形に構成されている。
また、特許文献2の金属−空気燃料電池システムは、アノード側の金属燃料テープと、金属燃料テープが送り込まれるカソード側の放電ヘッドとを備えている。金属燃料テープは、絶縁性のベース層上に金属である亜鉛が積層されてなる。放電ヘッドは、金属燃料テープの金属と接触するゲル状電解質と、ゲル状電解質と接触する陰極板と、陰極板側に設けられた空気導入部とを有する。
特許文献2の金属−空気燃料電池システムにおいて、金属燃料テープが複数の燃料トラックを有する場合、放電ヘッドは多重トラック放電ヘッドとして構成される。この空気燃料電池システムによれば、放電により金属燃料テープの金属(Zn)が消費されると、金属燃料テープが移動して未使用の金属が放電ヘッド内へ送り込まれるように構成されている。また、この金属燃料電池システムによれば、放電に使用した金属燃料テープを用いた再充電も可能とされている。
特開平7−45270号公報 特表2003−521795号公報
特許文献1の金属空気電池では、放電により消費された亜鉛電極を新しい亜鉛電極と交換する方式(カード交換式)であるため、金属空気電池を大型化した場合、亜鉛電極の枚数が増加するため、人手による交換作業では人件費が嵩み、自動化による交換作業では設備費が嵩み、いずれにしてもコストアップを招くことになる。
また、特許文献2の空気燃料電池システムでは、放電時に金属燃料テープに電圧が印加されるが、放電ヘッドに接触している部分だけでなく、金属燃料テープ全体に電圧が印加されるため、放電効率が低いと考えられる。再充電の場合も同様である。また、この空気燃料電池システムを大型化した場合、放電ヘッド内に設けられたゲル状電解質に濃度ムラが生じ、均一な放電および再充電が困難であると予想される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、大型化しても効率よく放電および再充電を行うことができるテープ状電極を提供することを主たる目的とする。
かくして、本発明によれば、複数枚の導電板と、一方向に並んだ複数枚の導電板を絶縁状態で連結する絶縁連結部材とを備え
前記導電板は、第1の導電性材料からなる基板と、該基板の両面の全面を覆う第2の導電性材料からなる電解析出層とを有している金属空気電池用のテープ状電極が提供される。
本発明の金属空気電池用のテープ状電極をアノードとして用いる場合、1枚の導電板を1区間として1区間ずつ放電することができるため、放電を効率よく均一に行うことができると共に、電極状態の管理も容易となり、大型の金属空気電池に適用することができる。再充電の場合も同様である。
また、本発明のテープ状電極はロールトゥロール式で放電および再充電を行うことができるため、導電板を交換することなく継続的に効率よく放電および再充電を行うことができると共に、導電板の交換に伴う人的または機械的なコスト上昇を招くことがない。
また、本発明のテープ状電極は、絶縁連結部材から導電板を取り外せば、カード交換式で導電板を放電に使用することもできるため、小型の金属空気電池にも適用可能である。
さらに、このテープ状電極はロール状態またはつづら折り状態にコンパクト化することができるため、体積を小さくして効率のよい保管および運搬を行うことができる。
本発明の金属空気電池用のテープ状電極において、第1の導電性材料は電解液の種類によって選択することができ、第2の導電性材料は金属空気電池の種類によって選択することができる。
本発明のテープ状電極を備えた金属空気電池(実施形態1−1)を示す構成説明図である。 図1の金属空気電池で用いられるテープ状電極の一部を示す側断面図である。 図2(A)のテープ状電極の平面図である。 図1の金属空気電池における一対の電極ローラにテープ状電極が張架された状態を示す説明図である。 図1の金属空気電池における別の一対の電極ローラにテープ状電極が張架された状態を示す説明図である。 図1の金属空気電池で用いられるテープ状電極をロール状に巻いた状態を示す斜視図である。 本発明のテープ状電極の変形例1であってつづら状に折り畳んだ状態を示す正面図である。 図5のテープ状電極の一部を示す側断面図である。 図6(A)のテープ状電極の平面図である。 本発明のテープ状電極の変形例2の一部を示す側断面図である。 図7(A)のテープ状電極の平面図である。 本発明のテープ状電極の変形例3の一部を示す側断面図である。 図8(A)のテープ状電極の平面図である。 本発明のテープ状電極の変形例4の一部を示す側断面図である。 図9(A)のテープ状電極の平面図である。 実施形態1−1を応用した大型の金属空気電池(実施形態1−2)を示す構成説明図である。 本発明の使用済みテープ状電極の還元装置(実施形態2−1)を示す構成説明図である。 実施形態2−1を応用した大型の還元装置(実施形態2−2)を示す構成説明図である。 本発明の使用済みテープ状電極の別の還元装置(実施形態3−1)を示す構成説明図である。 図13の還元装置における電極ローラを示す斜視図である。 図13の還元装置に用いられるテープ状電極の一部を示す平面図である。 図13の還元装置における電極ローラとテープ状電極との接触状態を示す説明図である。 実施形態3−1を応用した大型の還元装置(実施形態3−2)を示す構成説明図である。 本発明の使用済みテープ状電極のさらに別の還元装置(実施形態4−1)を示す構成説明図である。 実施形態4−1を応用した大型の還元装置(実施形態4−2)を示す構成説明図である。 従来の亜鉛空気電池の放電反応を説明するための模式的な断面図である。
本発明のテープ状電極は、複数枚の導電板と、一方向に並んだ複数枚の導電板を絶縁状態で連結する絶縁連結部材とを備え
前記導電板は、第1の導電性材料からなる基板と、該基板の両面の全面を覆う第2の導電性材料からなる電解析出層とを有している。
本発明のテープ状電極は、さらに次の(1)〜(3)のように構成されてもよい。
(1)前記導電板の形状が矩形であり、
前記絶縁連結部材が、隣接する2枚の導電板の対向する端辺同士を連結するよう構成されてもよい。
この構成によれば、簡素化された構造の絶縁連結部材によって複数枚の導電板を所定間隔でかつ絶縁しながら容易に連結することができる。
前記(1)の場合、さらに具体的には、前記絶縁連結部材が、前記対向する端辺を保持することにより隣接する2枚の導電板を連結する絶縁性樹脂製の成型品からなるのもよい。
あるいは、隣接する2枚の導電板は、それらの対向する前記端辺に貫通孔を有し、
前記絶縁連結部材が、前記対向する端辺の貫通孔に挿通されて輪状に結ばれることにより隣接する2枚の導電板を連結する絶縁性樹脂製の紐からなるのもよい。
あるいは、隣接する2枚の導電板は、それらの対向する前記端辺を筒状に折り返して形成された折り返し部を有し、
前記絶縁連結部材が、前記対向する端辺の前記折り返し部に挿通されて輪状に結ばれることにより隣接する2枚の導電板を連結する絶縁性樹脂製の紐からなるのもよい。
(2)前記絶縁連結部材が、前記一方向に並んだ複数の導電板が貼り付けられる貼付面部を有する絶縁性樹脂製のテープからなるのもよい。
この構成によれば、前記(1)と同様の効果が得られる。さらに、帯状の長い1枚のテープ状絶縁連結部材を用いることができるため、導電板のテープ状絶縁連結部材への貼り付けにより複数枚の導電板を効率よく連結することができる。
(3)前記導電板の形状が矩形であり、
前記絶縁連結部材が、前記一方向に並んだ複数の導電板の前記一方向に延びる端辺を保持することにより複数の導電板を連結する一対の絶縁性樹脂製の成型品からなるのもよい。
この構成によれば、前記(1)と同様の効果が得られる。さらに、成型品からなる一対の長い絶縁連結部材を用いることができるため、導電板の絶縁連結部材への取り付けにより複数枚の導電板を効率よく連結することができる。
なお、詳しくは後述するが、このように構成されたテープ状電極を備えた金属空気電池、およびこの金属空気電池で使用した使用済みテープ状電極の還元装置も本発明の範疇に含まれる。
以下、図面を参照しながら本発明のテープ状電極、それを用いた金属空気電池および使用済みテープ状電極の還元装置を詳説する。なお、各実施形態を説明する図面において、同一の要素には同一の符号を付し、同一の要素についての説明は繰り返さない。
(実施形態1−1)
図1は本発明のテープ状電極を備えた金属空気電池(実施形態1−1)を示す構成説明図である。
この金属空気電池B1は、ロールトゥロール式の金属空気電池であって、電解液2を収容する電解液槽1と、電解液槽1内の電解液2中に水平軸心廻りに回転可能に設けられた一対の電極ローラ3と、一対の電極ローラ3と電気的に接触しかつ一対の電極ローラ3にて電解液2中で張架されるテープ状電極10と、テープ状電極10と対向するように電解液槽1内に配置された空気極4とを備える。電極ローラ3および空気極4は、電力を取り出す導電部5a、5bと電気的に接続可能に構成されている。
また、この金属空気電池B1は、テープ状電極10の繰り出しロール10r1を回転可能に保持する保持軸6と、テープ状電極10の巻き取りロール10r2を保持しながら回転させる駆動軸7と、テープ移動方向(矢印A方向)の下流側の電極ローラ3と巻き取りロール10r2との間に設けられたエアー噴射部8および一対の押圧ローラ9とを備えている。なお、図示されていないが、電解液槽1には、テープ状電極10の移動を妨げないよう電解液槽1の上方開口部を開閉可能に遮蔽する蓋が設けられている。
電解液槽1および一対の電極ローラ3は、後述のテープ状電極10の導電板11を構成する基板11aの材料(第1の導電性材料)と同じ材料にて構成することができる。
一対の電極ローラ3は、その回転軸が電解液槽1の側壁に回転可能に枢着されている。また、各電極ローラ3の回転軸の一端は、電解液槽1の側壁を液密に貫通し、図示しないモータと連結して同期的に回転する。なおこの際、巻き取りロール10r2の駆動軸7も同期的に回転する。
電解液3は、溶媒に電解質が溶解しイオン導電性を有する液体である。電解液3の種類は、テープ状電極10の後述する導電板11を構成する金属の種類によって異なるが、水溶媒を用いた電解液(電解質水溶液)であってもよく、有機溶媒を用いた電解液(有機電解液)であってもよい。例えば、亜鉛空気電池、アルミニウム空気電池、鉄空気電池の場合、電解液には、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液などのアルカリ性水溶液を用いることができ、マグネシウム空気電池の場合、電解液には塩化ナトリウム水溶液を用いることができる。また、リチウム金属電池、ナトリウム空気電池、カルシウム空気電池の場合、有機電解液を用いることができる。
空気極4は、例えば、カーボン担体に空気極触媒を担持した集電体部4aと、集電体部4aの下面に設けられて電解液2と接するアニオン交換膜4bとを有してなる。空気極4は、アニオン交換膜4bが電解液2の液面に浸る程度の高さ位置で、例えば、電解液槽1の側壁に固定されるか、あるいは電解液槽1の上方開口部から支持部材によって吊り下げられる。
エアー噴射部8は、電解液2中から引き上げられたテープ状電極10に付着している電解液をエアーにて吹き飛ばす役割を担う。
一対の押圧ローラ9は、テープ状電極10をプレスして後述の導電板の表面の析出物を削り取り平坦にする役割を担う。
図2(A)は図1の金属空気電池で用いられるテープ状電極の一部を示す側断面図であり、図2(B)は図2(A)のテープ状電極の平面図である。
本発明のテープ状電極10は、複数枚の矩形導電板11と、一方向に並んだ複数枚の導電板11を絶縁状態で連結する絶縁連結部材12Aとを備える。
導電板11は、第1の導電性材料からなる長方形の基板11aと、基板11aの少なくとも一面の全面を覆う第2の導電性材料からなる電解析出層11bとを有してなる。実施形態1−1の場合、電解析出層11bによって基板11aの表面全面を被覆した場合を例示している。
基板11aのサイズおよび厚さは、特に限定されないが、サイズとしては、例えば、50〜1000mm×100〜2000mmであり、厚さとしては0.05〜0.5mmである。
基板11aを構成する第1の導電性材料としては、例えば、電解液2に対して耐食性を有する金属を用いることができる。これにより、基板11aを介して電解析出層11bから集電することができ、電解析出層11bと外部回路とを接続することができる。なお、電極ローラ3も第1の導電性材料から構成することができる。
電解液2がアルカリ性である場合の第1の導電性材料としては、Ni、ステンレス鋼および鉛合金を含む金属、Au、PtおよびPdを含む貴金属、およびアセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、VGCF、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーンおよびフラーレンを含む炭素質材料のうちから選択することができる。
電解液2が酸性である場合の第1の導電性材料としては、Au、PtおよびPdを含む貴金属、Ti、Ta、W、Nb、Ni、Al、Cr、Ag、CuおよびZnを含む金属並びにこれらの金属の窒化物および炭化物、ステンレス鋼、Cu−Cr、Ni−CrおよびTi−Ptを含む合金、およびアセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、VGCF、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーンおよびフラーレンを含む炭素質材料のうちから選択することができる。
電解液2が有機電解液である場合の第1の導電性材料としては、Ni、Al、Cu、ステンレス銅、Ti、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、VGCF、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーンおよびフラーレンを含む炭素質材料のうちから選択することができる。
電解析出層11bは、電池の放電反応により電子を放出し金属化合物の析出物(微粒子、針状の粒子、板状の粒子など)に化学変化する第2の導電性材料からなり、厚さとしては特に限定されないが、例えば、5〜500μmである。
第2の導電性材料としては、Mg、Li、Na、Ca、Zn、Cu、Cd、Ni、Co、MnおよびCrのうちから選択することができる。例えば、亜鉛空気電池の場合は亜鉛からなり、アルミニウム空気電池の場合はアルミニウムからなり、鉄空気電池の場合は鉄からなり、マグネシウム空気電池の場合はマグネシウムからなり、リチウム金属電池の場合はリチウムからなり、ナトリウム空気電池の場合はナトリウムからなり、カルシウム空気電池の場合はカルシウムからなる。
なお、電解析出層11bを構成する第2の導電性材料は、これらの例には限定されず、金属空気電池となるものであればよい。また、電解析出層11bは、上記の例では一種の金属元素からなる金属を挙げたが、合金からなってもよい。
基板11aの主要面上への電解析出層11bの固定は、例えば、第2の導電性材料の粒子や塊を基板11aの表面に押し付けて固定してもよく、基板11a上にめっき法などにより第2の導電性材料を析出させてもよい。
電池の放電反応の進行による電解析出層11bを構成する第2の導電性材料から金属化合物の析出物への化学変化は、電解析出層11bで生じてもよく、電解析出層11bおよび電解液2中の両方で生じてもよい。例えば、電解析出層11bにおいて、第2の導電性材料が電解液2に含まれるイオンと反応し、第2の導電性材料を含むイオンが電解液2中に生成し、第2の導電性材料を含むイオンが分解することにより、第2の導電性材料化合物の析出物が生成されてもよい。また、電解析出層11bにおいて、第2の導電性材料が電解液2に含まれるイオンと反応し、第2の導電性材料化合物の析出物が生成してもよい。また、電解析出層11bにおいて、第2の導電性材料が金属イオンとして電解液2中に溶解し、この第2の導電性材料イオンが電解液2中で反応して第2の導電性材料化合物の析出物が生成してもよい。
また、電解液を二種類以上用いる場合、電解析出層11bにおいて、第2の導電性材料が金属イオンとして第1の電解液中に溶解し、この第2の導電性材料イオンが第2の電解液中に移動し、第2の導電性材料化合物が生成してもよい。なお、二種類以上の電解液は、固体電解質により仕切ることができる。
絶縁連結部材12Aは、隣接する2枚の導電板11の対向する端辺(短辺)同士を連結するよう構成されている。
図2に示された絶縁連結部材12Aは、対向する端辺11e1、11e1を保持することにより隣接する2枚の導電板11を連結する絶縁性樹脂製の成型品からなる。
この絶縁連結部材12Aは、長方形板状の外観を呈しており、一対の長辺部分に2枚の導電板11の端辺11e1、11e1が圧入される差込口12A1を有すると共に、一対の差込口12A1と連通して端辺11e1、11e1の両面を露出させる4本の長細い開口12A2を有している。
この絶縁連結部材12Aは、電解液2に対する耐食性と絶縁性を有する樹脂にて成型されたものである。
例えば、耐アルカリ性樹脂としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)およびエポキシ(EP)等が挙げられる。また、耐酸性樹脂としては、PVC、ABS、PE、PP、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)およびEP等が挙げられる。また、耐有機電解液樹脂としては、PP等が挙げられる。
図3(A)は図1の金属空気電池における一対の電極ローラにテープ状電極が張架された状態を示す説明図であり、図3(B)は図1の金属空気電池における別の一対の電極ローラにテープ状電極が張架された状態を示す説明図である。
図1、図2、図3(A)および(B)に示すように、複数の絶縁連結部材12Aにて複数枚の導電板11を一列に連結してなるテープ状電極10において、一の絶縁連結部材12Aの左の開口12A2と隣接する他の絶縁連結部材12Aの左の開口12A2との間隔L1と、一の絶縁連結部材12Aの右の開口12A2と隣接する他の絶縁連結部材12Aの右の開口12A2との間隔L2とは等しく、これらの間隔L1、L2は、電解液槽1内の一対の電極ローラ3の間隔L3とも等しい。つまり、電極ローラ3の直径をDとすると、間隔L1=間隔L2=Dπの関係が成立する。
金属空気電池B1を使用する際、テープ状電極10の繰り出しロール10r1が保持軸6にセットされ、テープ状電極10の始端は繰り出しロール10r1から引き出され、電解液槽1内の一対の電極ローラ3の下方に通され、駆動軸7に固定される。なお、テープ状電極10の始端側と終端側は、電解液槽1内の電解液2中に浸漬されないため、絶縁連結部材12Aで連結した導電板11の代わりに、耐食性を有する樹脂テープを用いてもよい。
図3(A)に示すように、一対の電極ローラ3Aは、その外周面に回転軸心方向に延びる1つの導電性凸部3A1が設けられている。そのため、導電板11の移動方向両端にある一対の絶縁連結部材12Aの左側または右側の開口12A2に一対の電極ローラ3Aの凸部3A1が嵌り込む。これにより、一対の電極ローラ間において、凸部3A1を介して一方の電極ローラ3Aが、空気極4と対向する導電板11の一方の端辺11e1と電気的に接触する。これによって、一方の電極ローラ3Aと空気極4とに所定電圧を印加することにより、相互に対向する導電板11と空気極4との間で放電反応(図20参照)が生じ、外部回路に電力が供給される。一方、放電反応により、電解液2中に導電板11の電解析出層11bを構成する第2の導電性材料の酸化物が生成される。例えば、第2の導電性材料がZnである場合は、ZnOが電解液2中に生成される。
図3(B)に示す電極ローラ3Bは、図3(A)の電極ローラ3Aの直径の2倍の直径を有し、かつ外周面に回転軸心方向に延びる2つの導電性凸部3B1が中心角度180°の位置に設けられている。この場合も、導電板11の移動方向両端にある一対の絶縁連結部材12Aの左側または右側の開口12A2に一対の電極ローラ3Bの凸部3B1が嵌り込む。これにより、一対の電極ローラ間において、凸部3B1を介して一方の電極ローラ3Bが、空気極4と対向する導電板11の一方の端辺11e1と電気的に接触する。この状態になると、相互に対向する導電板11と空気極4との間で放電反応が生じ、外部回路に電力が供給される。このとき、導電板11の空気極4とは反対側の面においては、放電反応は生じていない。
図3(A)の場合、電極ローラ3Aが1回転することにより、導電板11が1枚分移動し、次の導電板11が放電位置にセットされる。一方、図3(B)の場合、電極ローラ3Bが半回転することにより、導電板11が1枚分移動し、次の導電板11が放電位置にセットされる。このとき、導電板11の表面の第2の導電性材料(例えば、Zn)が放電により消費され、供給電力がある程度まで低下した時点で、放電に使用していない次の新たな導電板11が放電位置にセットされる。なお、図3(A)および(B)の場合、空気極4と対向した放電位置の導電板11の両側の導電板11も、一対の電極ローラ3Aまたは3Bと電気的に接触しているが、これらの導電板11は空気極4と対向していないため放電には寄与しない。
このようにして、全ての導電板11の一面を用いて放電が行われた後は、再度テープ状電極10をセットして、各導電板11の他面を用いて放電を行うことができる。
電極ローラ3A、3Bに凸部3A1、3B1を設けて、空気極4と対向する導電板11との電気的接触を図る以外に、図1中に二点鎖線で示すように、一対の電極ローラ3の間にローラ形接触電極3Eを設け、導電板11の空気極4と反対側の面に接触電極3Eを電気的に接触させてもよい。この場合、導電部5aは、電極ローラ3に代わって接触電極3Eと電気的に接続される。また、絶縁連結部材12Aに開口12A2を形成する必要がなくなる。
図4は図1の金属空気電池で用いられるテープ状電極をロール状に巻いた状態を示す斜視図である。
前記構成を有するテープ状電極10において、導電板11および絶縁連結部材12Aはある程度の可撓性を有しているため、ロール状に巻いてコンパクト化することが可能であり、保管や運搬を効率よく行うことができる。
<実施形態1−1の変形例1>
図5は本発明のテープ状電極の変形例1であってつづら状に折り畳んだ状態を示す正面図である。また、図6(A)は図5のテープ状電極の一部を示す側断面図であり、図6(B)は図6(A)のテープ状電極の平面図である。
つづら状にコンパクトに折り畳み可能なテープ状電極110では、図1〜図4で説明したテープ状電極10における各絶縁連結部材12Aの移動方向中間位置に切込みを形成している。このとき、各絶縁連結部材12Bの上面と下面に交互に切込み12Bcを形成する。
<実施形態1−1の変形例2>
図7(A)は本発明のテープ状電極の変形例2の一部を示す側断面図であり、図7(B)は図7(A)のテープ状電極の平面図である。
このテープ状電極210の場合、各導電板211は、それらの対向する端辺に貫通孔211aが形成されている。また、絶縁連結部材212は、対向する端辺の貫通孔211aに挿通されて輪状に結ばれることにより隣接する2枚の導電板211を連結する絶縁性樹脂製の紐からなる。このとき、例えば、紐の両端を金属パイプに通してかしめることにより、紐を輪状に結ぶことができる。
<実施形態1−1の変形例3>
図8(A)は本発明のテープ状電極の変形例3の一部を示す側断面図であり、図8(B)は図8(A)のテープ状電極の平面図である。
このテープ状電極310の場合、各導電板311は、それらの対向する端辺を筒状に折り返した折り返し部311aが形成されている。また、絶縁連結部材312は、対向する端辺の折り返し部311aに挿通されて輪状に結ばれることにより隣接する2枚の導電板311を連結する絶縁性樹脂製の紐からなる。
<実施形態1−1の変形例4>
図9(A)は本発明のテープ状電極の変形例4の一部を示す側断面図であり、図9(B)は図9(A)のテープ状電極の平面図である。
このテープ状電極410の場合、絶縁連結部材412が、一方向に並んだ複数の導電板11が貼り付けられる貼付面部412aを有する絶縁性樹脂製のテープからなる。絶縁性樹脂としては、実施形態1における絶縁連結部材12と同じ樹脂材料を用いることができる。貼付面部412aは、絶縁性樹脂製テープの両面と導電板11との間に設けられた耐薬品性を有する接着剤層からなり、例えば、エポキシ樹脂系等の接着剤を用いることができる。
(実施形態1−2)
図10は実施形態1−1を応用した大型の金属空気電池(実施形態1−2)を示す構成説明図である。
この大型の金属空気電池B2は、電解液2を収容する大型の電解液槽1Xと、電解液槽1X内の電解液2中に1列に並列して設けられた3つ以上の電極ローラ3と、各電極ローラ3と電気的に接触しかつ各電極ローラ3にて電解液2中で張架されるテープ状電極10と、テープ状電極10と対向するように全ての電極ローラ3の間に配置された空気極4とを備えている。実施形態1−2の場合、6つの電極ローラ3と、各電極ローラ間に配置された5つの空気極4とが設けられている。
この大型の金属空気電池B2の放電時の動作は、基本的に実施形態1−1と同じである。しかしながら、この場合、導電板11における一面の電解析出層11b(例えば、Znといった導電性材料)が消費され、導電板11の一面での有効な放電が最下流側の放電位置で完了するように、各放電位置での放電時間を短縮することが望ましい(図2(A)、(B)参照)。つまり、1つの放電位置での放電時間は、1枚の導電板11でのトータル放電時間を放電位置数で割ることにより求められる。このようにすれば、大型の金属空気電池B2によって大きな電力を効率よく発生させることができる。
このように、上述の各種テープ状電極を用いた金属空気電池から外部回路へ電力が供給されることにより、各導電板の第2の導電性材料からなる電解析出層が消費される。そのため、本発明では、各種の使用済みテープ状電極を再生利用することができるよう還元処理する還元装置も提供する。以下、各種の還元装置について説明する。
(実施形態2−1)
図11は本発明の使用済みテープ状電極の還元装置(実施形態2−1)を示す構成説明図である。
この還元装置R11は、電解液2を収容する電解液槽501と該電解液501内の電解液502中に設けられた一対の電極ローラ503と、電解液502中に配置された対向電極504とを備える。そして、還元装置R11は、実施形態1−1または1−2の金属空気電池B1またはB2に用いられた使用済みの各種テープ状電極510が電極ローラ503と電気的に接触しかつ複数の電極ローラ503にて電解液502中に張架され、導電部505a、505bを介して外部電源Eにて電極ローラ503と対向電極504とに所定電位を付与することにより使用済みのテープ状電極510の導電板511を還元するように構成されている。
この場合、対向電極504は、一対の電極ローラ503の間に張架された使用済みテープ状電極510の上下位置に等間隔で平行に配置される高さ位置で、例えば、電解液槽1の側壁に固定される。
なお、使用済みの各種テープ状電極510の導電板511は、図2〜9で説明したテープ状電極10、110、210、310、410における導電板11(図2参照)の第2の導電性材料からなる電解析出層11bの一部または全部が消費され、第1の導電性材料からなる基板11aの一部または全部が露出したものである。
前記金属空気電池B1(図1参照)はテープ状電極10の導電板11と空気極4との間で放電反応を生じさせる構成であるが、この還元装置R11は使用済みテープ状電極510の導電板と対向電極504との間で還元反応を生じさせる構成であることが主に異なる。還元装置R11における前記の点以外の電解液槽501、電解液502、電極ローラ503、使用済みテープ状電極510の繰り出しロール510R11を回転可能に保持する保持軸506と、還元処理済みのテープ状電極10の巻き取りロール510Xr2を保持しながら回転させる駆動軸507等は、基本的に金属空気電池B1と同様の構成である。但し、使用する電解液502には、使用済み導電板511の基板表面に電解析出層を形成するための材料となる前記第2の導電性材料の酸化物が予め添加されており、この点については後述する他の還元装置でも同じである。なお、第2の導電性材料の酸化物は、前記金属空気電池B1、B2から回収したものを使用すれば、資源をリサイクルすることができるため好都合である。
この還元装置R11の場合、一対の電極ローラ503の間に使用済みの1枚の導電板511が送り込まれ、一方の電極ローラ503と導電板511とが電気的に接触することにより、電極ローラ503と対向電極504とに所定電位が付与される。これによって、導電板511と対向電極504との間で、放電反応とは逆の還元反応が生じ、導電板511の基板表面に第2の導電性材料からなる電解析出層が形成される(図2参照)。例えば、ZnOを含む電解液502を使用した場合、Znからなる電解析出層が基板表面に形成される。このとき、導電板511の上下両側に対向電極504が配置されているため、導電板511の上下両面に同時に電解析出層が形成される。なお、外部電源Eとして、太陽電池や風力発電機等の自然エネルギーを利用した発電装置を利用すれば、還元装置R11および前記金属空気電池B1、B2が火力発電や原子力発電等による電力に頼らずに自然エネルギーのみで電力を繰り返し生成できるエネルギー循環システムを構築することができるため好ましい。
そして、基板表面に形成される電解析出層が所定厚さとなると、使用済みテープ電極510を移動させて次の使用済み導電板511を還元処理位置に送り込み、このようにして1枚ずつ使用済み導電板511の還元処理を行い、全ての導電板511の還元処理を行うことにより、図2〜9で説明したテープ状電極10、110、210、310、410と同等の再生テープ状電極が得られる。
(実施形態2−2)
図12は実施形態2−1を応用した大型の還元装置(実施形態2−2)を示す構成説明図である。
この大型の還元装置R12は、電解液502を収容する大型の電解液槽501Xと、電解液槽501X内の電解液502中に設けられた3つ以上の電極ローラ503と、複数対の対向電極504とを備え、電解液槽501X内で3つ以上の電極ローラ503が1列に並列すると共に、全ての電極ローラ間に一対の対向電極504が配置されている。実施形態2−2の場合、6つの電極ローラ503と、5対の対向電極504とが設けられている。
この大型の還元装置R12の還元時の動作は、基本的に実施形態2−2と同じである。しかしながら、この場合、導電板511への所定厚さの電解析出層の形成が最下流側の還元処理位置で完了するように、各還元処理位置での還元処理時間を短縮することが望ましい。つまり、1つの還元処理位置での還元処理時間は、1枚の導電板511でのトータル還元処理時間を還元処理位置数で割ることにより求められる。このようにすれば、大型の還元装置R12によって使用済みテープ状電極510の再生を効率よく行うことができる。
(実施形態3−1)
図13は本発明の使用済みテープ状電極の別の還元装置(実施形態3−1)を示す構成説明図である。また、図14は図13の還元装置における電極ローラを示す斜視図であり、図15は図13の還元装置に用いられるテープ状電極の一部を示す平面図であり、図16は図13の還元装置における電極ローラとテープ状電極との接触状態を示す説明図である。
この還元装置R21は、電解液602を収容する電解液槽601と、電解液槽601内の電解液602中に設けられた1つの電極ローラ603と、電解液602中に配置された対向電極604とを備える。そして、還元装置R21は、実施形態1−1または1−2の金属空気電池B1またはB2に用いられた使用済みの各種テープ状電極510が電極ローラ603の外周面下部に電気的に接触し、導電部605a、605bを介して外部電源Eにて電極ローラ603と対向電極604とに所定電位を付与することにより使用済みのテープ状電極510の導電板611を還元するように構成されている。
詳しく説明すると、電解液槽601は、一方向から見て断面U字形に形成されており、底面は半円形に湾曲している。そして、この半円形に湾曲した電解液槽601の底面に沿って円弧状の対向電極604が設けられている。
また、電解液槽601の前記断面半円形の中心に回転軸心が位置するように、電極ローラ603が電解液槽601内に回転可能に配置されている。電極ローラ603は、使用済みテープ状電極510の導電板511と接触する大径部603aと、大径部603aの両端面に設けられた小径部603bとからなり、各小径部603bが電解液槽601の対向する垂直な両側壁に枢着されている。
この還元装置R21には、図2〜9で説明したテープ状電極10、110、210、310、410を放電に使用した後の使用済みテープ状電極510を用いることができるが、これらは電極ローラ603の回転軸心方向に位置ズレする可能性がある。位置ズレすると、使用済み導電板511の一部が電極ローラ603の大径部603aに接触しなくなるため、還元効率が低下するおそれがある。そこで、この還元装置R21には、図15に示すテープ状電極610を放電に使用した後の使用済みテープ状電極610Xが好適となる。
図15に示すテープ状電極610は、実施形態1−1と同様の導電板11と、複数枚の導電板11を連結する一対の絶縁連結部材612とを備える。この一対の絶縁連結部材612は、一方向に並んだ複数の導電板11の前記一方向に延びる端辺11e2を保持することにより複数の導電板11を連結する一対の絶縁性樹脂製の成型品からなる。また、絶縁連結部材612はその内側面に、複数の導電板11の前記端辺11e2を嵌め込むための複数の凹部612aが所定間隔で形成されている。このテープ状電極610において、一対の絶縁連結部材612の間隔W1は電極ローラ603の大径部603aの長さとほぼ同じである。
図16に示すように、前記テープ状電極610(図15参照)を放電に用いた後の使用済みテープ状電極610Xを還元装置R21にセットすると、一対の絶縁連結部材612と使用済み導電板611Xとによって形成された溝部に電極ローラ603の大径部603aが嵌り込む。そのため、使用済みテープ状電極610Xを移動させる祭、前記溝部によって使用済み導電板611Xが電極ローラ603の大径部603aの位置に案内されるため、前記の位置ズレが防止される。なお、この電極ローラ603およびテープ状電極610は、実施形態1−1、1−2の金属空気電池B1、B2や、実施形態2−1、2−2、3−1、3−2の還元装置R11、R12、R21、R22、および後述する還元装置R31、R32にも適用することができる。
この還元装置R21によれば、電極ローラ603の直径をDとし、電極ローラ603の回転軸心から電解液602の液面までの高さをHとし、テープ状電極610における一方の導電板11から隣接する他方の導電板11までの距離をW2とし、導電板11の移動方向の長さをL4とすると、(2H+1/2Dπ)≧(L4+2W2)≧1/2Dπの式を満たす範囲であれば、異なる長さL4の導電板11の1区間のみに電位を付与することが可能となる。
この還元装置R21の場合、導電板11における対向電極604と対向した面のみ還元処理されるため、使用済みテープ状電極610xにおける各導電板611Xの一面側の還元処理が終了した後は、各導電板611Xの他面側も同様に還元処理すればよい。
(実施形態3−2)
図17は実施形態3−1を応用した大型の還元装置(実施形態3−2)を示す構成説明図である。
この大型の還元装置R22は、基本的に実施形態2−1の還元装置R21(図13参照)と同じ構成を有しているが、次の点が異なる。すなわち、実施形態2−2において、電極ローラ703は複数の使用済みテープ状電極610Xが回転軸心方向に並んでそれぞれ電極ローラ703の外周面下部に電気的に接触できる長さを有している点と、対向電極704は回転軸心方向に並んだ前記複数の使用済みテープ状電極610Xと対向できる長さを有している点が、実施形態2−1とは異なる。
この場合、電極ローラ703には、使用済みテープ状電強610Xの導電板611Xと接触する複数の大径部703aが等間隔で設けられており、複数の大径部703aの間および両端側に小径部703bが設けられている。
この大型の還元装置R22の還元時の動作は、基本的に実施形態2−1と同じである。この大型の還元装置R22によれば、複数の使用済みテープ状電極610Xを同時に還元処理することができる。
(実施形態4−1)
図18は本発明の使用済みテープ状電極のさらに別の還元装置(実施形態4−1)を示す構成説明図である。
この還元装置R31は、電解液802を収容する縦長の電解液槽801と、電解液槽801内の電解液802中に設けられたローラ800rと、電解液802中のローラ800r上からずれた位置に配置されたローラ型の接触電極803と、電解液802中のローラ800r上に配置された対向電極804とを備えている。そして、還元装置R31は、実施形態1−1または1−2の金属空気電池B1またはB2に用いられた使用済みのテープ状電極810Xが接触電極803と電気的に接触しながらローラ800rにて電解液802中で垂直状に張架され、導電部805a、805bを介して外部電源Eにて接触電極803と対向電極804とに所定電位を付与することにより使用済みテープ状電極810Xの導電板811Xを還元するように構成されている。
この還元装置R31には、電解液槽801内の電解液802の液面高さを調整する液面高さ調整機構Kがさらに備えられてもよい。液面高さ調整機構Kは、予備の電解液を収容する電解液タンクKaと、電解液槽801と電解液タンクKaとを接続する第1・第2パイプKb、kcと、第1・第2パイプKb、kcに設けられたバルブKd、Keと、第2パイプKcに設けられて電解液タンクKa内の電解液を電解液槽801に送るポンプKfとを備えている。
この還元装置R31によれば、接触電極803側で対向電極804と対向した還元処理位置に使用済み導電板811Xを移動させることにより、導電板811Xの対向電極804との対向面を還元処理することができる。このとき、液面高さ調整機構Kによって導電板811Xの上端位置に電解液802の液面高さを合わせることができる。また、移動方向の長さが異なる導電板811Xに対しても、電解液802の液面高さを調整することができる。
(実施形態4−2)
図19は実施形態4−1を応用した大型の還元装置(実施形態4−2)を示す構成説明図である。
この大型の還元装置R32は、電解液902を収容する電解液槽901と、電解液槽901内の電解液902中に上下2段で千鳥状に設けられた3つ以上の奇数のローラ900r1、900r2と、上段のローラ900r1の上方と下段のローラ900r2の下方に配置された複数の対向電極904と、全ての対向電極間またはその近傍に配置された複数の接触電極903とを備える。そして、この還元装置R32は、実施形態1−1または1−2の金属空気電池B1またはB2に用いられた使用済みテープ状電極910Xが複数の接触電極903と電気的に接触しながら複数のローラ900r1、900r2にて電解液902中で蛇行状に張架され、各接触電極903と各対向電極904とに所定電位を付与することにより使用済みテープ状電極910Xの各導電板911Xを同時に還元可能に構成されている。
この大型の還元装置R32によれば、2つの対向電極904の間が還元処理位置であるため、導電板911Xの表裏両面が同時に還元処理されて電解析出層が形成される。この場合、導電板911Xへの所定厚さの電解析出層の形成が最下流側の還元処理位置で完了するように、各還元処理位置での還元処理時間を短縮することが望ましい。つまり、1つの還元処理位置での還元処理時間は、1枚の導電板911Xでのトータル還元処理時間を還元処理位置数で割ることにより求められる。このようにすれば、大型の還元装置R32によって使用済みテープ状電極510の再生を効率よく行うことができる。
(他の実施形態)
実施形態4−1(図18)の還元装置R31のローラ800rを長くすることにより、実施形態3−2(図17)と同様に、複数の使用済みテープ状電極をセットして同時にこれらを還元処理できるようにしてもよい。この場合、セットする使用済みテープ状電極の数に応じて接触電極803および対向電極804を増設する。
1、501、501X、601、701、801、901 電解液槽
2、502、602、802、902 電解液
3、3A、3B、503、603、703、電極ローラ
3E、803、903 接触電極
4 空気極
10、110、210、310、410、610 テープ状電極
11、211、311、導電板
11a 基板
11b 電解析出層
11e1、11e2 端辺
12A、12B、212、312、412、612 絶縁連結部材
211a 貫通孔
311a 折り返し部
412a 貼付面部
504、604、704、804、904 対向電極
510、610X、810X、910X 使用済みテープ状電極
511、611X、811X、911X 使用済み導電板

Claims (15)

  1. 複数枚の導電板と、一方向に並んだ複数枚の導電板を絶縁状態で連結する絶縁連結部材とを備え
    前記導電板は、第1の導電性材料からなる基板と、該基板の両面の全面を覆う第2の導電性材料からなる電解析出層とを有していることを特徴とする金属空気電池用のテープ状電極。
  2. 前記導電板の形状が矩形であり、
    前記絶縁連結部材が、隣接する2枚の導電板の対向する端辺同士を連結するよう構成された請求項1に記載の金属空気電池用のテープ状電極。
  3. 前記絶縁連結部材が、前記対向する端辺を保持することにより隣接する2枚の導電板を連結する絶縁性樹脂製の成型品からなる請求項に記載の金属空気電池用のテープ状電極。
  4. 隣接する2枚の導電板は、それらの対向する前記端辺に貫通孔を有し、
    前記絶縁連結部材が、前記対向する端辺の貫通孔に挿通されて輪状に結ばれることにより隣接する2枚の導電板を連結する絶縁性樹脂製の紐からなる請求項に記載の金属空気電池用のテープ状電極。
  5. 隣接する2枚の導電板は、それらの対向する前記端辺を筒状に折り返して形成された折り返し部を有し、
    前記絶縁連結部材が、前記対向する端辺の前記折り返し部に挿通されて輪状に結ばれることにより隣接する2枚の導電板を連結する絶縁性樹脂製の紐からなる請求項に記載の金属空気電池用のテープ状電極。
  6. 前記絶縁連結部材が、前記一方向に並んだ複数の導電板が貼り付けられる貼付面部を有する絶縁性樹脂製のテープからなる請求項1に記載の金属空気電池用のテープ状電極。
  7. 前記導電板の形状が矩形であり、
    前記絶縁連結部材が、前記一方向に並んだ複数の導電板の前記一方向に延びる端辺を保持することにより複数の導電板を連結する一対の絶縁性樹脂製の成型品からなる請求項1に記載の金属空気電池用のテープ状電極。
  8. 電解液を収容する電解液槽と、該電解液槽内の電解液中に設けられた複数の電極ローラと、該複数の電極ローラと電気的に接触しかつ複数の電極ローラにて前記電解液中で張架される請求項1〜のいずれか1つに記載のテープ状電極と、前記複数の電極ローラの間の前記テープ状電極と対向するように前記電解液槽内に配置された空気極とを備えた金属空気電池。
  9. 前記電解液槽内で3つ以上の前記電極ローラが1列に並列すると共に、全ての電極ローラ間に前記空気極が配置された請求項に記載の金属空気電池。
  10. 電解液を収容する電解液槽と、該電解液槽内の電解液中に設けられた複数の電極ローラと、電解液中に配置された対向電極とを備え、
    請求項8または9に記載の金属空気電池に用いられた使用済みの前記テープ状電極が前記電極ローラと電気的に接触しかつ複数の電極ローラにて前記電解液中に張架され、前記電極ローラと前記対向電極とに所定電位を付与することにより前記使用済みの前記テープ状電極の導電板を還元するように構成された使用済みテープ状電極の還元装置。
  11. 前記電解液槽内で3つ以上の前記電極ローラが1列に並列すると共に、全ての電極ローラ間に前記対向電極が配置された請求項10に記載の還元装置。
  12. 電解液を収容する電解液槽と、該電解液槽内の電解液中に設けられた1つの電極ローラと、電解液中に配置された対向電極とを備え、
    請求項8または9に記載の金属空気電池に用いられた使用済みの前記テープ状電極が前記電極ローラの外周面下部に電気的に接触し、前記電極ローラと前記対向電極とに所定電位を付与することにより前記使用済みのテープ状電極の導電板を還元するように構成された使用済みテープ状電極の還元装置。
  13. 前記電極ローラは、複数の前記使用済みテープ状電極が回転軸心方向に並んでそれぞれ前記電極ローラの外周面下部に電気的に接触できる長さを有し、
    前記対向電極は、回転軸心方向に並んだ前記複数の使用済みテープ状電極と対向できる長さを有する請求項12に記載の還元装置。
  14. 電解液を収容する電解液槽と、該電解液槽内の電解液中に設けられたローラと、前記電解液中の前記ローラ上からずれた位置に配置された接触電極と、前記電解液中の該ローラ上に配置された対向電極とを備え、
    請求項8または9に記載の金属空気電池に用いられた使用済みの前記テープ状電極が前記接触電極と電気的に接触しながら前記ローラにて電解液中で垂直状に張架され、前記接触電極と前記対向電極とに所定電位を付与することにより前記使用済みのテープ状電極の導電板を還元するように構成された使用済みテープ状電極の還元装置。
  15. 電解液を収容する電解液槽と、該電解液槽内の電解液中に上下2段で千鳥状に設けられた3つ以上の奇数のローラと、上段の前記ローラの下方と下段の前記ローラの上方に配置された複数の対向電極と、全ての対向電極間またはその近傍に配置された複数の接触電極とを備え、
    請求項8または9に記載の金属空気電池に用いられた使用済みの前記テープ状電極が前記複数の接触電極と電気的に接触しながら複数の前記ローラにて電解液中で蛇行状に張架され、前記接触電極と前記対向電極とに所定電位を付与することにより前記使用済みのテープ状電極の各導電板を同時に還元可能に構成された使用済みテープ状電極の還元装置。
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