以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、一実施形態に係る電子機器の構成を説明する。この電子機器は、例えば、携帯電話機やPDAのようなモバイル機器3として実現されている。図1に示すように、モバイル機器3は、ローカルエリアネットワーク(LAN)のようなネットワーク2を介して、テレビジョン受信機1に接続されている。ネットワーク2には、ルータ2A等のネットワーク機器が含まれる。
テレビジョン受信機1は、コンテンツデータを録画及び再生する機能を有する映像機器である。テレビジョン受信機1は、指定された放送番組(コンテンツ)を受信して録画する機能(録画機能)を有する。また、テレビジョン受信機1は、録画された番組の一覧(コンテンツリスト)から選択された番組を再生する機能(再生機能)を有する。テレビジョン受信機1は、この録画機能又は再生機能によって、モバイル機器3を用いて指定された番組の情報をネットワーク2を介して受信し、該放送番組を録画又は再生することもできる。また、モバイル機器3は、例えば番組一覧を表示して、その番組一覧からユーザによって指定された番組を示す情報をテレビジョン受信機1に送信する機能を有している。つまり、モバイル機器3は、テレビジョン受信機1を遠隔制御する機能を有する。
このモバイル機器3は、例えば、応答受信部31、入力部34、コンテンツリスト分類部35、表示部36、及び命令送信部38を備える。
入力部34は、ユーザによる操作に応じて、その操作に対応する要求を各部に出力する。入力部34は、コンテンツリストの表示を指示する操作を検出し、コンテンツリストの表示を要求するコマンドを命令送信部38に出力する。コンテンツリストは、例えば、テレビジョン受信機1によって録画されたコンテンツの一覧を含む。また、入力部34は、コンテンツリストを用いてコンテンツを選択する操作を検出し、選択されたコンテンツの再生を要求するコマンドを命令送信部38に出力する。
命令送信部38は、入力部34によって出力されたコマンド(命令を含む信号)を、ネットワーク2を介してテレビジョン受信機1に送信する。また、応答受信部31は、テレビジョン受信機1から送信される応答を、ネットワーク2を介して受信する。この応答は、例えばコンテンツリストを示す情報(コンテンツリストデータ)や、テレビジョン受信機1に送信されたコマンドの処理結果を示す情報を含む。応答受信部31は、受信した応答をコンテンツリスト分類部35に出力する。
コンテンツリスト分類部35は、応答受信部31によって出力された応答を用いて、コンテンツリストに所定の処理を施す。具体的には、コンテンツリスト分類部35は、応答に含まれるコンテンツリストデータを用いて、画面に表示されるコンテンツリストを生成する。また、コンテンツリスト分類部35は、コンテンツリストに含まれる複数のコンテンツを分類するための処理を実行する。コンテンツリスト分類部35は、複数のコンテンツの各々を、そのコンテンツが有する属性に応じて分類する。この属性は、例えば、そのコンテンツの放送日時、閲覧回数、ジャンル、録画予約を行ったユーザ(予約者)等を含む。また、この属性は、ユーザによって付与された任意の属性であってもよい。なお、コンテンツリスト分類部35は、複数のコンテンツの各々を、属性に応じたフォルダに分類してもよい。コンテンツリスト分類部35は、上述のような、コンテンツ毎の属性を示すコンテンツ分類データを生成する。
また、コンテンツリスト分類部35は、コンテンツリストデータとコンテンツ分類データとを用いて、画面に表示されるコンテンツリストを生成する。コンテンツリスト分類部35は、例えば、指定された属性に対応するコンテンツを含むコンテンツリストを生成する。具体的には、コンテンツリスト分類部35は、例えば、指定された曜日に放送された番組(コンテンツ)を示すコンテンツリストを生成する。コンテンツリスト分類部35は、生成したコンテンツリストを表示部36に出力する。
表示部36は、コンテンツリスト分類部35によって出力されたコンテンツリストを画面に表示する。
一方、テレビジョン受信機1は、機器操作部100、命令受信部101、コンテンツリスト取得部105、表示部107、応答送信部108、及び番組情報格納部109を備える。番組情報格納部109は、例えば、録画されたコンテンツのコンテンツデータと、コンテンツリストデータとが格納されている記憶装置である。
命令受信部101は、ネットワーク2を介してモバイル機器3(命令送信部38)から送信されるコマンドを受信する。命令受信部101は受信したコマンドを機器操作部100に出力する。
機器操作部100は、命令受信部101によって出力されたコマンドを処理する。機器操作部100は、例えば、モバイル機器3によるコンテンツリストの表示を要求するコマンドに応じて、モバイル機器3にコンテンツリストデータを送信し、テレビジョン受信機1の画面上にコンテンツリストを表示するための処理を行う。具体的には、機器操作部100は、コンテンツリスト取得部105に対して、コンテンツリストデータをモバイル機器3に送信することを要求する。コンテンツリスト取得部105は、番組情報格納部109に格納されたコンテンツリストデータを読み出す。コンテンツリスト取得部105は、読み出したコンテンツリストデータを応答送信部108に出力する。そして、応答送信部108は、コンテンツリスト取得部105によって出力されたコンテンツリストデータを含む応答を、ネットワーク2を介してモバイル機器3(応答受信部31)に出力する。
また、機器操作部100は、読み出されたコンテンツリストデータを用いて、画面に表示されるコンテンツリストを生成する。機器操作部100は、このコンテンツリストデータを用いて、番組情報格納部109に格納された複数のコンテンツデータの少なくとも一部を示すコンテンツリストを生成する。機器操作部100は、生成したコンテンツリストを表示部107に出力する。そして、表示部107は、機器操作部100によって出力されたコンテンツリストを画面に表示する。
さらに、機器操作部100は、例えば、モバイル機器3によるコンテンツの再生を要求するコマンドに応じて、該コンテンツを再生するための処理を行う。機器操作部100は、モバイル機器3において指定されたコンテンツに対応するコンテンツデータを番組情報格納部109から読み出す。そして、機器操作部100は、読み出したコンテンツデータを再生することによって映像信号を生成し、表示部107に出力する。表示部107は、映像信号に応じた映像を画面に表示する。なお、機器操作部100は、同様の処理によって、テレビジョン受信機1の画面上に表示されたコンテンツリストを用いて選択されたコンテンツを再生する処理も行う。
以上の構成により、テレビジョン受信機1の画面に表示されたコンテンツリスト(第1コンテンツリスト)と、モバイル機器3の画面に表示されたコンテンツリスト(第2コンテンツリスト)とのいずれかを用いて、テレビジョン受信機1で再生されるコンテンツを選択することができる。本実施形態では、第1コンテンツリストと第2コンテンツリストとを、異なる内容のコンテンツリストにすることによって、ユーザによるコンテンツの選択を容易にする。以下では、テレビジョン受信機1とモバイル機器3とで異なる内容のコンテンツリストを表示するための方法について説明する。
図2は、テレビジョン受信機1及びモバイル機器3の詳細な構成を示すブロック図である。テレビジョン受信機1は、上述のように、指定されたコンテンツを録画及び再生する機能を有する。録画又は再生されるコンテンツは、テレビジョン受信機1及びモバイル機器3のいずれかを用いて選択することができる。すなわち、モバイル機器3は、テレビジョン受信機1を遠隔制御する機能を有する。
テレビジョン受信機1は、命令受信部101、入力部102、命令処理部103、コンテンツ処理部104、リスト処理部105、表示制御部106、ディスプレイ107、応答送信部108、番組情報格納部109、録画部110、及びリスト生成部111を備える。
まず、テレビジョン受信機1によってコンテンツを録画する機能について説明する。録画部110は、ユーザによって指定された番組(コンテンツ)を録画し、番組のコンテンツデータ109Aを番組情報格納部109に格納する。そして、録画部110は、新たなコンテンツが録画されたことをリスト生成部111に通知する。
リスト生成部111は、録画部110による通知に応答して、コンテンツデータ109Aに対応するコンテンツリストデータ109Bを生成する。リスト生成部111は、例えばコンテンツデータ109Aに付加された番組情報のようなメタデータを利用して、コンテンツリストデータ109Bを生成する。そして、リスト生成部111はコンテンツリストデータ109Bを番組情報格納部109に格納する。
図3は、コンテンツリストデータ109Bの一構成例を示す。コンテンツリストデータ109Bは、テレビジョン受信機1によって録画された複数のコンテンツデータ109Aそれぞれに対応する複数のエントリを含む。各エントリは、例えば、ID、コンテンツ名、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻、ジャンル、ファイルパス、閲覧回数、放送局名を含む。あるコンテンツデータに対応するエントリにおいて、IDは、そのコンテンツデータに固有の識別情報を示す。コンテンツ名は、そのコンテンツデータに対応する番組名等の名称を示す。放送日は、そのコンテンツデータが放送された日を示す。放送開始時刻は、そのコンテンツデータの放送が開始された時刻を示す。放送終了時刻は、そのコンテンツデータの放送が終了した時刻を示す。ファイルパスは、そのコンテンツデータに対応するデータファイルが格納されている場所を示す。閲覧回数は、そのコンテンツデータが視聴(再生)された回数を示す。放送局名は、そのコンテンツデータを放送した放送局の名称を示す。
次いで、テレビジョン受信機1によってコンテンツデータ109Aを再生する機能について説明する。テレビジョン受信機1は、テレビジョン受信機1上で選択されたコンテンツデータ109A、又はモバイル機器3を用いて選択されたコンテンツデータ109Aを再生する。再生対象のコンテンツデータ109Aは、例えば、テレビジョン受信機1のディスプレイ107上に表示されたコンテンツリスト、及びモバイル機器3のディスプレイ36上に表示されたコンテンツリストのいずれかを用いて選択される。このコンテンツリストは、テレビジョン受信機1によって録画されたコンテンツ(コンテンツデータ109A)の一覧である。コンテンツリストは、例えば、モバイル機器3からコンテンツリストの表示を要求するコマンド(信号)が送信されることによって表示される。
テレビジョン受信機1の命令受信部101は、コンテンツリストの表示を要求するコマンドを、ネットワーク2を介してモバイル機器3から受信する。命令受信部101は、受信した信号を命令処理部103に出力する。
命令処理部103は、命令受信部101によって出力された、コンテンツリストの表示を要求する信号に応答して、リスト処理部105にコンテンツリストを表示するための処理の実行を要求する。
リスト処理部105は、命令処理部103による要求に応答して、番組情報格納部109に格納されたコンテンツリストデータ109Bを読み出す。リスト処理部105は、読み出したコンテンツリストデータ109Bを用いて、ディスプレイ107の画面に表示されるコンテンツリスト(以下、第1コンテンツリストとも云う)を生成する。リスト処理部105は、コンテンツリストデータ109Bを用いて、番組情報格納部109に格納された複数のコンテンツデータの少なくとも一部を示す第1コンテンツリストを生成する。リスト処理部105は、例えば、複数のコンテンツが所定の構成(フォルダ構成)に基づいて配置された第1コンテンツリストを生成する。例えば、リスト処理部105は、複数のコンテンツが、コンテンツリストデータ109Bに含まれる放送日、ジャンル等に基づいて配置された第1コンテンツリストを生成する。リスト処理部105は、生成した第1コンテンツリストを表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、リスト処理部105によって生成された第1コンテンツリストをディスプレイ107の画面に表示する。
また、リスト処理部105は、読み出したコンテンツリストデータ109Bを応答送信部108に出力する。そして、応答送信部108は、このコンテンツリストデータ109Bをモバイル機器3(応答受信部31)に送信する。なお、リスト処理部105は、ディスプレイ107に表示された第1コンテンツリストの構成(第1コンテンツリストの生成に用いられた属性)を示す構成情報を、コンテンツリストデータ109Bと共にモバイル機器3に送信してもよい。例えば、リスト処理部105は、第1コンテンツリストが、「ジャンル」に基づくコンテンツリストであることを示す構成情報をモバイル機器3に送信する。
また、ディスプレイ107の画面には、第1コンテンツリストに含まれる一部の範囲のコンテンツ(項目)が表示されることが想定され得る。つまり、ディスプレイ107には、画面の大きさやコンテンツを示す項目の大きさ等に応じて、コンテンツを示す項目が所定数だけ表示される。そのため、この所定数を超えるコンテンツが第1コンテンツリストに含まれる際には、ユーザは、例えば表示中の項目をスクロールする操作によって、画面に表示される項目を遷移させて、第1コンテンツリストから視聴したいコンテンツを探し出す。リスト処理部105は、第1コンテンツリストのうち、画面に表示されている項目の範囲を示す表示範囲情報を、応答送信部108を介してモバイル機器3に送信する。
入力部102は、ユーザによる操作を検出し、検出した操作を示す信号を命令処理部103に出力する。入力部102は、ディスプレイ107に表示されたコンテンツリストを用いて、再生対象のコンテンツを選択する操作を検出する。入力部102は、選択されたコンテンツの再生を要求する信号を命令処理部103に出力する。
命令処理部103は、入力部102によって出力された、選択されたコンテンツの再生を要求する信号に応答して、コンテンツ処理部104に該コンテンツを再生するための処理の実行を要求する。
コンテンツ処理部104は、命令処理部103による要求に応答して、再生対象のコンテンツに対応するコンテンツデータ109Aを番組情報格納部109から読み出す。コンテンツ処理部104は、読み出したコンテンツデータ109Aを再生(復号)し、映像信号を生成する。そして、コンテンツ処理部104は、生成した映像信号を表示制御部106に出力する。
表示制御部106は、コンテンツ処理部104によって生成された映像信号をディスプレイ107の画面上に表示する。これによりユーザは、コンテンツリストから選択したコンテンツを視聴することができる。
また、入力部102は、例えばコンテンツリストの表示を指示する操作を検出してもよい。その場合、入力部102は、コンテンツリストの表示を要求する信号を命令処理部103に出力する。命令処理部103は、上述のように、リスト処理部105に対して、ディスプレイ107の画面にコンテンツリストを表示するための処理を要求する。
一方、モバイル機器3は、リスト操作アプリケーションプログラム3A、ディスプレイ36及びリストデータ格納部37を備える。モバイル機器3に設けられたプロセッサは、メモリにロードされたリスト操作アプリケーションプログラム3Aを実行する。リスト操作アプリケーションプログラム3Aは、ユーザによる要求に応じてコンテンツリスト(第2コンテンツリスト)を表示し、このコンテンツリストを用いた操作に対応する処理を実行する機能を有する。
リスト操作アプリケーションプログラム3Aは、応答受信部31、リスト処理部32、表示制御部33、入力部34、リスト分類部35、及び命令送信部38を備える。
入力部34は、ユーザによる操作を検出し、検出した操作を示す信号をリスト処理部32に出力する。入力部34は、例えばコンテンツリストの表示を指示する操作を検出する。コンテンツリストは、例えば、テレビジョン受信機1によって録画されたコンテンツの一覧を含む。また、入力部34は、ディスプレイ36の画面に表示されたコンテンツリストを用いてコンテンツを選択する操作を検出する。
リスト処理部32は、入力部34によって出力された信号(すなわち、入力部34によって検出された操作)に応答して、その信号に応じた処理を実行する。具体的には、リスト処理部32は、コンテンツリストの表示を要求する操作に応じて、コンテンツリストの表示を要求するコマンド(コンテンツリストデータ109Bの送信を要求するコマンド)を生成する。また、リスト処理部32は、ディスプレイ36の画面に表示されたコンテンツリストを用いてコンテンツを選択する操作に応じて、そのコンテンツの再生を要求するコマンドを生成する。リスト処理部32は、生成したコマンドを命令送信部38に出力する。
命令送信部38は、リスト処理部32によって出力されたコマンド(命令を含む信号)を、ネットワーク2を介してテレビジョン受信機1(命令受信部101)に送信する。
応答受信部31は、テレビジョン受信機1(応答送信部108)から送信される応答を、ネットワーク2を介して受信する。この応答は、例えばコンテンツリストを示す情報(コンテンツリストデータ109B)や、テレビジョン受信機1に送信されたコマンドの処理結果を示す情報を含む。また、この応答は、テレビジョン受信機1の画面に表示されるコンテンツリスト(第1コンテンツリスト)の構成を示す構成情報や、第1コンテンツリストのうち、テレビジョン受信機1の画面に表示されている項目の範囲を示す表示範囲情報も含み得る。応答受信部31は、受信した応答をリスト処理部32に出力する。
リスト処理部32は、応答受信部31によって受信された応答を用いて、コンテンツリストに所定の処理を施す。受信された応答が、コンテンツリストデータ109Bの送信を要求するコマンドに対する応答であるとき、リスト処理部32は、この応答に含まれるコンテンツリストデータ109Bをリストデータ格納部37に格納する。
リスト分類部35は、リストデータ格納部37に格納されたコンテンツリストデータ109Bを用いて、コンテンツリストに示される複数のコンテンツを分類するための処理を実行する。リスト分類部35は、複数のコンテンツの各々を、そのコンテンツが有する属性に応じて分類する。この属性は、例えば、そのコンテンツの録画予約を行ったユーザ(予約者)や、そのコンテンツの評価を示す指標(例えば「お気に入り」や「おすすめ」の度合いを示す指標)、そのコンテンツの内容や雰囲気を示すキーワード等を含む。リスト分類部35は、例えば、ユーザによる属性の入力に応じてコンテンツを分類する。なお、リスト分類部35は、複数のコンテンツの各々を、属性に応じたフォルダに分類してもよい。コンテンツリスト分類部35は、上述のような、コンテンツ毎の属性を示すコンテンツ分類データ37Aを生成する。
図4は、コンテンツ分類データ37Aの一構成例を示す。コンテンツ分類データ37Aは、複数のコンテンツデータ109Aにそれぞれ対応する複数のエントリを含む。各エントリは、例えば、ID、予約者名、属性を含む。あるコンテンツデータに対応するエントリにおいて、IDは、そのコンテンツデータに固有の識別情報を示す。予約者名は、そのコンテンツデータの録画を予約したユーザの名前を示す。属性(属性1、属性2、…)は、そのコンテンツデータに対応する属性を示す。属性には、例えば、そのコンテンツデータに対する「お気に入り」の度合いを示す指標や、そのコンテンツデータの雰囲気を示す「明るい」、「暗い」等のキーワードが設定され得る。
リスト処理部32は、コンテンツリストデータ109Bとコンテンツ分類データ37Aとを用いて、ディスプレイ36の画面に表示されるコンテンツリスト(以下、第2コンテンツリストとも云う)を生成する。リスト処理部32は、コンテンツ分類データ37Aに含まれる所定の属性に基づく第2コンテンツリストを生成する。例えば、リスト処理部32は、コンテンツ分類データ37Aに含まれる予約者名の情報を用いて、予約者別のコンテンツリストを生成する。リスト処理部32は、リスト分類部35によって生成されたコンテンツ分類データ37Aを用いることによって、テレビジョン受信機1の画面上に表示される第1コンテンツリストとは異なる内容を含む第2コンテンツリストを生成することができる。
また、リスト処理部32は、テレビジョン受信機1による応答に含まれる、テレビジョン受信機1の画面に表示される第1コンテンツリストの構成を示す構成情報に基づいて、第1コンテンツリストとは異なる構成を有する第2コンテンツリストを生成する。例えば、この構成情報が、第1コンテンツリストが「ジャンル」に基づく構成を有するコンテンツリストであることを示すとき、リスト処理部32は、コンテンツが放送された「曜日」に基づく構成を有する第2コンテンツリストを生成する。具体的には、リスト処理部32は、コンテンツリストデータ109Bの放送日に基づいて、複数のコンテンツが、放送された曜日別に配置された第2コンテンツリストを生成する。リスト処理部32は、コンテンツリストデータ109Bと構成情報とを用いることによって、テレビジョン受信機1の画面上に表示される第1コンテンツリストとは異なる構成である第2コンテンツリストを生成することができる。
リスト処理部32は、生成した第2コンテンツリストを表示制御部33に出力する。
表示制御部33は、リスト処理部32によって出力された第2コンテンツリストをディスプレイ36の画面に表示する。
図5は、テレビジョン受信機1によって表示される第1コンテンツリストを含む画面の例と、モバイル機器3によって表示される第2コンテンツリストを含む画面の例とを示す。図5に示す例では、モバイル機器3は、テレビジョン受信機1によって表示される第1コンテンツリストに含まれるコンテンツデータとは異なる内容を示す第2コンテンツリストを表示する。
テレビジョン受信機1によって表示される画面61は、構成選択ボタン62、フォルダ選択ボタン63、プレビュー画面64、コンテンツ選択ボタン65を含む。構成選択ボタン62は、いずれの構成(基準)で分類されたコンテンツデータのリストを表示するかを選択するためのボタンを含む。フォルダ選択ボタン63は、構成選択ボタン62を用いて選択された構成に属するフォルダのうち、いずれかのフォルダを選択するためのボタンを含む。つまり、フォルダ選択ボタン63では、いずれかの構成選択ボタン62が選択されたことに応答して、選択された構成に属するフォルダに対応するボタンが表示される。
具体的には、構成選択ボタン62は、例えば、「曜日別」ボタン62A、「ジャンル別」ボタン62B、「連ドラグループ別」ボタン62C等を含む。「曜日別」ボタン62Aが選択された場合、すなわち、曜日別のフォルダ構成が選択された場合、フォルダ選択ボタン63には、「日曜」ボタン、「月曜」ボタン等の曜日に対応するボタンが表示される。そして例えば、「日曜」ボタンが選択されたとき、コンテンツ選択ボタン65A〜65Dには、日曜日に放送(録画)されたコンテンツデータに対応するボタンが表示される。
「ジャンル別」ボタン62Bが選択された場合、すなわち、ジャンル別のフォルダ構成が選択された場合、フォルダ選択ボタン63には、「ドラマ」ボタン63A、「音楽」ボタン63B、「スポーツ」ボタン63C、「バラエティ」ボタン63D等が表示される。そして例えば、「音楽」ボタン63Bが選択されたとき、コンテンツ選択ボタン65には、ジャンルが「音楽」であるコンテンツデータに対応するボタンが表示される。
また、「連ドラグループ別」ボタン62Cが選択された場合、すなわち、所定期間毎に放送(録画)される番組別のフォルダ構成が選択された場合、フォルダ選択ボタン63には、所定期間毎に放送される番組それぞれに対応するボタン(例えば、「番組A」ボタン、「番組B」ボタン)が表示される。所定期間毎に放送される番組は、例えば、毎週月曜日の19時から20時に所定のチャンネルで放送される番組である。そして、「番組A」ボタンが選択されたとき、コンテンツ選択ボタン65には、例えば、毎週録画された番組Aのコンテンツデータそれぞれに対応するボタンが表示される。
図5に示す画面61では、「ジャンル別」ボタン62Bが選択され、「音楽」ボタン63Bが選択されることによって、ジャンルが「音楽」であるコンテンツデータに対応するコンテンツ選択ボタン65が表示されている。コンテンツ選択ボタン65の各々には、例えば、対応するコンテンツデータの番組名、放送日等が表示される。例えばコンテンツ選択ボタン65Aは、「6/16」に放送された「番組A」を示す。また、プレビュー画面64には、選択されたコンテンツ選択ボタン65に対応するコンテンツデータのプレビュー映像が表示される。
また、構成選択ボタン62には、録画されたすべてのコンテンツデータのリストを表示するための「すべて」ボタンや、未視聴のコンテンツデータのリストを表示するための「未視聴」ボタン等を設けてもよい。なお、その場合には、フォルダを選択する必要がないため、フォルダ選択ボタン63は表示されない。
一方、モバイル機器3によって表示される画面66は、構成選択ボタン67、フォルダ選択ボタン68、コンテンツ選択ボタン69を含む。構成選択ボタン67は、いずれの構成で分類されたコンテンツデータのリストを表示するかを選択するためのボタンを含む。フォルダ選択ボタン68は、構成選択ボタン67を用いて選択された構成に属するフォルダのうち、いずれかのフォルダを選択するためのボタンを含む。
具体的には、構成選択ボタン67は、例えば、「予約者別」ボタン67A、「視聴回数別」ボタン67B等を含む。「予約者別」ボタン67Aが選択された場合、すなわち、予約者別のフォルダ構成が選択された場合、フォルダ選択ボタン68には、「ユーザA」ボタン68A、「ユーザB」ボタン68B等の予約者(録画予約したユーザ)に対応するボタンが表示される。そして例えば、「ユーザA」ボタン68Aが選択されたとき、コンテンツ選択ボタン69には、ユーザAによって録画予約されたコンテンツデータに対応するボタンが表示される。
また、「視聴回数別」ボタン67Bが選択された場合、すなわち、視聴回数別のフォルダ構成が選択された場合、フォルダ選択ボタン68には、「0回」ボタン、「1回」ボタン等の視聴回数を示すボタンが表示される。そして例えば、「0回」ボタンが選択されたとき、コンテンツ選択ボタン69には、視聴回数(再生回数)が「0回」であるコンテンツデータに対応するボタンが表示される。なお、フォルダ選択ボタン68には、例えば「1〜5回」ボタンのように視聴回数の範囲を示すボタンを設けてもよい。
図5に示す画面66では、「予約者別」ボタン67Aが選択され、「ユーザA」ボタン68Aが選択されることによって、予約者が「ユーザA」であるコンテンツデータに対応するコンテンツ選択ボタン69が表示されている。コンテンツ選択ボタン69の各々には、例えば、対応するコンテンツデータの番組名、放送日等が表示される。例えばコンテンツ選択ボタン69Aは、「6/17」に放送された「番組C」を示す。
上述のように、モバイル機器3では、テレビジョン受信機1で表示されるコンテンツリストとは異なる構成で分類されたコンテンツリストを表示することができる。換言すると、テレビジョン受信機1では第1の属性に基づくコンテンツリスト(第1コンテンツリスト)が表示され、モバイル機器3では第2の属性に基づくコンテンツリスト(第2コンテンツリスト)が表示される。図5に示す例では、テレビジョン受信機1の画面61では、「ジャンル別」に分類された構成を用いて、指定されたジャンルに対応する第1コンテンツリストが表示されるのに対して、モバイル機器では、「予約者別」に分類された構成を用いて、指定された予約者に対応する第2コンテンツリストが表示される。ユーザは、テレビジョン受信機1の画面61と、モバイル機器3の画面66とで異なる構成のコンテンツリストを利用することにより、視聴したい番組を容易に探し出すことができる。なお、コンテンツ選択ボタン65及びコンテンツ選択ボタン69には、対応するコンテンツデータのサムネイル画像(代表画像)が表示されてもよい。
また、リスト処理部32は、テレビジョン受信機1による応答に含まれる、第1コンテンツリストのうち、テレビジョン受信機1の画面に表示されている項目の範囲を示す表示範囲情報に基づいて、第1コンテンツリストとは異なる範囲の項目に対応する第2コンテンツリストを生成する。例えば、この表示範囲情報が、テレビジョン受信機1の画面に第1コンテンツリストの1番目から5番目の項目が表示されていることを示すとき、それら項目に後続する所定の範囲(例えば、6番目から10番目)の項目を含む第2コンテンツリストを生成する。なお、リスト処理部32は、第1コンテンツリストと同一の項目(コンテンツ)を含む第2コンテンツリストを生成し、第1コンテンツリストの表示範囲に後続する所定の範囲が、モバイル機器3の画面に表示されるように制御してもよい。リスト処理部32は、コンテンツリストデータ109Bと表示範囲情報とを用いることによって、テレビジョン受信機1の画面上に表示される第1コンテンツリストの項目とは異なる項目が表示される第2コンテンツリストを生成することができる。
図6に示す画面71及び画面76は、テレビジョン受信機1の画面71に表示される第1コンテンツリストの項目に後続する項目が、第2コンテンツリストとしてモバイル機器3の画面76に表示される例を示す。すなわち、モバイル機器3は、テレビジョン受信機1によって表示されるコンテンツデータの第1コンテンツリストのうち、テレビジョン受信機1の画面上に表示されている項目の範囲に後続する所定の範囲の項目を含む第2コンテンツリストを表示する。
テレビジョン受信機1によって表示される画面71は、図5に示す画面61と同様に、構成選択ボタン72、フォルダ選択ボタン73、プレビュー画面74、及びコンテンツ選択ボタン75を含む。画面71では、「ジャンル別」ボタン72Bが選択され、「音楽」ボタン73Bが選択されることによって、ジャンルが「音楽」であるコンテンツに対応するコンテンツ選択ボタン75が表示されている。コンテンツ選択ボタン75は、第1コンテンツリストに含まれるコンテンツ(項目)のうち、コンテンツ選択ボタン75が配置される領域の大きさや、各コンテンツ選択ボタン75の大きさ等に応じて、所定数だけ画面71に表示される。画面71では、第1コンテンツリストの1番目から4番目の項目に対応するコンテンツ選択ボタン75A〜75Dが表示されている。
一方、モバイル機器3によって表示される画面76は、構成選択ボタン77、フォルダ選択ボタン78及びコンテンツ選択ボタン79を含む。画面76では、画面71と同様に「ジャンル別」ボタン77Aが選択され、「音楽」ボタン78Aが選択されることによって、ジャンルが「音楽」であるコンテンツに対応するコンテンツ選択ボタン79が表示される。コンテンツ選択ボタン79には、画面71に表示されている第1コンテンツリスト内の項目の範囲に後続する所定の範囲に対応する項目が、画面76に第2コンテンツリストとして表示される。画面71では、第1コンテンツリストの1番目から4番目の項目(番組A〜番組D)に対応するコンテンツ選択ボタン75A〜75Dが表示されているため、画面76では、第1コンテンツリストの5番目から9番目の項目(番組E〜番組I)に対応するコンテンツ選択ボタン79A〜79Eが第2コンテンツリストとして表示されている。
また、上述のように、テレビジョン受信機1の画面に表示される第1コンテンツリスト内の項目に後続する項目を、第2コンテンツリストとしてモバイル機器3の画面に表示してコンテンツを選択する際には、一方のリストがスクロールされる操作に応じて、他方のリストを連動してスクロールさせる処理が実行される。
例えば、モバイル機器3の入力部34は、画面76に表示されているコンテンツ選択ボタン79をスクロールする操作を検出する。入力部34によってスクロール操作が検出されたことに応答して、リスト処理部32は、スクロール操作に対応する項目の移動量だけ、画面76に表示されている項目をスクロールする。図6に示す画面86は、スクロール操作による画面遷移の例を示す。画面86では、例えば、第2コンテンツリストにおいて、番組Eから番組Iに後続する、番組Jから番組Nに対応する項目(コンテンツ選択ボタン89)が表示されている。また、リスト処理部32は、スクロール操作に対応する項目の移動量を示すスクロール情報を命令送信部38に出力する。そして、命令送信部38は、このスクロール情報をテレビジョン受信機1に送信する。
テレビジョン受信機1の命令受信部101は、モバイル機器3によって送信されたスクロール情報を受信する。そして、命令受信部101は、受信したスクロール情報を命令処理部103に出力する。
命令処理部103は、このスクロール情報に応じて、リスト処理部105に対して、画面に表示されている第1コンテンツリスト(コンテンツ選択ボタン75)をスクロールする処理を要求する。そして、リスト処理部105は、スクロール情報に示される、項目の移動量だけ、画面71に表示されている項目をスクロールする。図6に示す画面81は、モバイル機器3から送信されたスクロール情報に応じた画面遷移の例を示す。画面81では、例えば、第1コンテンツリストにおいて、番組Jから番組Nに対応する項目(コンテンツ選択ボタン89)の直前の範囲に含まれる番組Fから番組Iに対応する項目(コンテンツ選択ボタン85)が表示されている。つまり、モバイル機器3の入力部34によって、画面76に表示されているコンテンツ選択ボタン79をスクロールする操作が検出された際には、第2コンテンツリストに対するスクロール操作に連動して、テレビジョン受信機1の画面に表示されている第1コンテンツリストがスクロールして表示される。また、例えば、テレビジョン受信機1の入力部102によって、画面71に表示されているコンテンツ選択ボタン75をスクロールする操作が検出された際にも、上述の処理と同様に、第1コンテンツリストに対するスクロール操作に連動して、第2コンテンツリストをスクロールして表示することができる。
また、モバイル機器3の入力部34は、ディスプレイ36に表示されたコンテンツリスト(第2コンテンツリスト)を用いて、再生対象のコンテンツを選択する操作を検出する。入力部34は、選択されたコンテンツの再生を要求する信号をリスト処理部32に出力する。
リスト処理部32は、入力部34によって出力された、選択されたコンテンツの再生を要求する信号に応答して、命令送信部38に該コンテンツの再生を要求するコマンド(信号)を出力する。そして、命令送信部38は、リスト処理部32によって出力されたコマンドをテレビジョン受信機1(命令受信部101)に送信する。
テレビジョン受信機1では、上述のように、モバイル機器3によって送信されたコンテンツの再生を要求するコマンドに応じて、該コンテンツを再生し、映像をディスプレイ107に表示する。なお、テレビジョン受信機1のリスト処理部105は、モバイル機器3によって送信されたコンテンツの再生を要求するコマンドに応じて、第1コンテンツリストを該コンテンツが表示されている範囲にスクロールして表示してもよい。
なお、モバイル機器3の命令送信部38及び応答受信部31は、例えば、モバイル機器3に設けられた3G通信を実行するための3Gモジュールや、無線LAN通信を実行するための無線LANモジュールを用いて、テレビジョン受信機1との通信を行う。
以上の構成により、ユーザは、異なる内容の第1コンテンツリストと第2コンテンツリストとを用いて、視聴したいコンテンツを容易に探し出すことができる。なお、上述のテレビジョン受信機1は、ハードディスクレコーダ等の録画再生装置であってもよい。その場合には、ディスプレイ107として、例えば、録画再生装置に接続されたLCDやテレビジョン受信機等が用いられる。
次いで、図7のフローチャートを参照して、テレビジョン受信機1及びモバイル機器3によって実行されるリスト表示処理の手順の例を説明する。テレビジョン受信機1とモバイル機器3とは、ネットワーク2を介した機器間の通信に応じてリスト表示処理を実行する。図7に示すリスト表示処理では、テレビジョン受信機1は、画面(ディスプレイ107)にコンテンツデータの第1コンテンツリストを表示し、モバイル機器3は、画面(ディスプレイ36)に、第1コンテンツリストとは異なる構成(フォルダ構成)を有する第2コンテンツリストを表示する。以下では、テレビジョン受信機1とモバイル機器3とにおける処理の手順をそれぞれ説明する。
まず、モバイル機器3の命令送信部38は、コンテンツフォルダを表示するためのコマンドをテレビジョン受信機1に送信する(ブロックB101)。命令送信部38は、テレビジョン受信機1によって録画されたコンテンツデータを示すコンテンツリストを取得するために、テレビジョン受信機1にコマンドを送信する。そして、モバイル機器3のリスト処理部32は、コンテンツフォルダの構成を決定する(ブロックB102)。リスト処理部32は、コンテンツフォルダの構成を、例えば入力部34を介して入力された構成や、所定の構成に決定する。
次いで、応答受信部31は、テレビジョン受信機1の応答送信部108によって送信されたコンテンツリストデータ109Bを受信する(ブロックB103)。応答受信部31は、受信したコンテンツリストデータ109Bをリスト処理部32に出力する。リスト処理部32は、このコンテンツリストデータ109Bをリストデータ格納部37に格納する。そして、リスト処理部32は、コンテンツリストデータ109Bを用いてコンテンツフォルダを表示する(ブロックB104)。具体的には、リスト処理部32は、ブロックB102で決定されたフォルダ構成に基づくコンテンツリスト、すなわちコンテンツフォルダを生成する。リスト処理部32は、生成したコンテンツフォルダを表示制御部33に出力する。そして、表示制御部33は、リスト処理部32によって生成されたコンテンツフォルダをディスプレイ36に表示する。
次いで、リスト処理部32は、ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択されたか否かを判定する(ブロックB105)。具体的には、リスト処理部32は、例えば、コンテンツフォルダの表示を終了する要求が入力部34からリスト処理部32に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択された場合(ブロックB105のYES)、リスト処理部32はコンテンツフォルダの表示を終了する(ブロックB106)。具体的には、リスト処理部32はコンテンツフォルダの表示を終了するための要求を表示制御部33に出力する。そして、表示制御部33は、ディスプレイ36上のコンテンツフォルダの表示を終了し、所定の画面を表示する。
ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択されていない場合(ブロックB105のNO)、リスト処理部32はユーザによってコンテンツが選択されたか否かを判定する(ブロックB107)。具体的には、リスト処理部32は、例えば、表示されているコンテンツのリストから、あるコンテンツを選択する要求が入力部34からリスト処理部32に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツが選択されていない場合(ブロックB107のNO)、ブロックB104に戻り、コンテンツフォルダの表示が続行される。
ユーザによってコンテンツが選択されている場合(ブロックB107のYES)、リスト処理部32は、選択されたコンテンツの再生を要求するコマンドをテレビジョン受信機1に送信する(ブロックB108)。具体的には、リスト処理部32は、入力部34によって出力された、コンテンツを選択する要求に応答して、テレビジョン受信機1に当該コンテンツの再生を要求するためのコマンドを生成する。リスト処理部32は、生成したコマンドを命令送信部38に出力する。そして、命令送信部38は、リスト処理部32によって生成されたコマンドをテレビジョン受信機1に送信する。
次いで、リスト処理部32は、コンテンツフォルダの表示を終了する(ブロックB109)。具体的には、リスト処理部32はコンテンツフォルダの表示を終了するための要求を表示制御部33に出力する。そして、表示制御部33は、ディスプレイ36上のコンテンツフォルダの表示を終了し、所定の画面を表示する。
一方、テレビジョン受信機1の命令受信部101は、モバイル機器3の命令送信部38によって送信された、コンテンツフォルダの表示を要求するコマンドを受信する(ブロックB201)。命令受信部101は、受信したコマンドを命令処理部103に出力する。そして、命令処理部103は当該コマンドを処理する、すなわち、コンテンツフォルダをディスプレイ107に表示することと、コンテンツリストデータ109Bをモバイル機器3に送信することとをリスト処理部105に要求する。リスト処理部105は、命令処理部103による要求に応答して、番組情報格納部109からコンテンツリストデータ109Bを読み出す(ブロックB202)。リスト処理部105は、読み出したコンテンツリストデータ109Bを応答送信部108に出力する。そして、応答送信部108は、リスト処理部105によって出力されたコンテンツリストデータ109Bをモバイル機器3に送信する(ブロックB203)。
次いで、リスト処理部105は、コンテンツリストデータ109Bを用いてコンテンツフォルダを表示する(ブロックB204)。具体的には、リスト処理部105は、所定のフォルダ構成に基づくコンテンツリスト、すなわちコンテンツフォルダを生成する。リスト処理部105は、生成したコンテンツフォルダを表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、リスト処理部105によって生成されたコンテンツフォルダをディスプレイ107に表示する。
次いで、リスト処理部105は、ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択されたか否かを判定する(ブロックB205)。具体的には、リスト処理部105は、例えば、コンテンツフォルダの表示を終了する要求が入力部102からリスト処理部105に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択された場合(ブロックB205のYES)、リスト処理部105はコンテンツフォルダの表示を終了する(ブロックB206)。具体的には、リスト処理部105はコンテンツフォルダの表示を終了するための要求を表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、ディスプレイ107上のコンテンツフォルダの表示を終了し、所定の画面を表示する。
ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択されていない場合(ブロックB205のNO)、命令受信部101は、モバイル機器3によって送信された、コンテンツの再生を要求するコマンドを受信する(ブロックB207)。命令受信部101は、受信したコマンドを命令処理部103に出力する。命令処理部103は当該コマンドを処理する、すなわち、指定されたコンテンツの再生を要求するコマンドをコンテンツ処理部104に出力する。
次いで、コンテンツ処理部104は、コンテンツの再生を要求するコマンドを受信したか否かを判定する(ブロックB208)。コンテンツの再生を要求するコマンドを受信していない場合(ブロックB208のNO)、コンテンツ処理部104は、ユーザによってコンテンツが選択されたか否かを判定する(ブロックB209)。具体的には、コンテンツ処理部104は、例えば、表示されているコンテンツのリストから、あるコンテンツを選択する要求がコンテンツ処理部104に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツが選択されていない場合(ブロックB209のNO)、ブロックB204に戻り、コンテンツフォルダの表示が続行される。
コンテンツの再生を要求するコマンドを受信している場合(ブロックB208のYES)、又はユーザによってコンテンツが選択されている場合(ブロックB209のYES)、リスト処理部105は、コンテンツフォルダの表示を終了する(ブロックB210)。具体的には、リスト処理部105はコンテンツフォルダの表示を終了するための要求を表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、ディスプレイ107上のコンテンツフォルダの表示を終了する。次いで、コンテンツ処理部104は、指定されたコンテンツを再生する(ブロックB211)。つまり、コンテンツ処理部104は、再生を要求するコマンドに指定されたコンテンツ、又はユーザによって選択されたコンテンツを再生する。具体的には、コンテンツ処理部104は、指定(選択)されたコンテンツに対応するコンテンツデータを復号して、映像信号を生成する。コンテンツ処理部104は生成した映像信号を表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、コンテンツ処理部104によって生成された映像信号を用いて、指定されたコンテンツの映像をディスプレイ107に表示する。
以上の処理によって、テレビジョン受信機1は、ディスプレイ107に第1コンテンツリストを表示し、モバイル機器3は、ディスプレイ36に、第1コンテンツリストとは異なる構成(フォルダ構成)を有する第2コンテンツリストを表示する。ユーザは、異なる構成を有する第1コンテンツリストと第2コンテンツリストとを一度に視認することができるため、視聴したいコンテンツを容易に探し出すことができる。テレビジョン受信機1は、第1コンテンツリスト又は第2コンテンツリストを用いて指定されたコンテンツを再生する。
図8は、テレビジョン受信機1及びモバイル機器3によって実行されるリスト表示処理の別の手順の例を示すフローチャートである。上述のように、テレビジョン受信機1とモバイル機器3とは、ネットワーク2を介した機器間の通信に応じてリスト表示処理を実行する。図8に示すリスト表示処理では、テレビジョン受信機1は、画面(ディスプレイ107)にコンテンツデータの第1コンテンツリストを表示し、モバイル機器3は、第1コンテンツリストのうち画面上に表示されている項目の範囲に後続する項目に対応するコンテンツデータを含む第2コンテンツリストを表示する。以下では、テレビジョン受信機1とモバイル機器3とにおける処理の手順をそれぞれ説明する。
まず、モバイル機器3の命令送信部38は、コンテンツリストを表示するためのコマンドをテレビジョン受信機1に送信する(ブロックB301)。命令送信部38は、テレビジョン受信機1によって録画されたコンテンツデータを示すコンテンツリストを取得するために、テレビジョン受信機1にコマンドを送信する。
次いで、応答受信部31は、テレビジョン受信機1の応答送信部108によって送信されたコンテンツリストデータ109Bと、テレビジョン受信機1におけるコンテンツリストの表示可能範囲を示す情報(表示範囲情報)とを受信する(ブロックB302)。テレビジョン受信機1におけるコンテンツリストの表示可能範囲を示す情報は、テレビジョン受信機1に設けられるディスプレイ107に表示される、コンテンツリスト内の項目の範囲を示す。したがってこの表示可能範囲を示す情報は、例えばテレビジョン受信機1のディスプレイ107に、コンテンツリスト内の1番目から5番目の項目が表示されていることを示す。応答受信部31は、受信したコンテンツリストデータ109Bをリスト処理部32に出力する。リスト処理部32は、このコンテンツリストデータ109Bをリストデータ格納部37に格納する。そして、リスト処理部32は、コンテンツリストデータ109Bとテレビジョン受信機1におけるコンテンツリストの表示可能範囲を示す情報とを用いて、テレビジョン受信機1では表示されていない範囲に対応するコンテンツリストを表示する(ブロックB303)。具体的には、リスト処理部32は、例えば、テレビジョン受信機1で表示されている範囲に後続する所定の範囲の項目を含むコンテンツリストを生成する。リスト処理部32は、生成したコンテンツリストを表示制御部33に出力する。そして、表示制御部33は、リスト処理部32によって生成されたコンテンツリストをディスプレイ36に表示する。
次いで、リスト処理部32は、ユーザによってコンテンツリストの表示の終了が選択されたか否かを判定する(ブロックB304)。具体的には、リスト処理部32は、例えば、コンテンツリストの表示を終了する要求が入力部34からリスト処理部32に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツリストの表示の終了が選択された場合(ブロックB304のYES)、リスト処理部32はコンテンツリストの表示を終了する(ブロックB305)。具体的には、リスト処理部32はコンテンツフォルダの表示を終了するための要求を表示制御部33に出力する。そして、表示制御部33は、ディスプレイ36上のコンテンツリストの表示を終了し、所定の画面を表示する。
ユーザによってコンテンツリストの表示の終了が選択されていない場合(ブロックB304のNO)、リスト処理部32はユーザによってコンテンツが選択されたか否かを判定する(ブロックB306)。具体的には、リスト処理部32は、例えば、表示されているコンテンツのリストから、あるコンテンツを選択する要求が入力部34からリスト処理部32に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツが選択されていない場合(ブロックB306のNO)、ブロックB303に戻り、コンテンツリストの表示が続行される。
ユーザによってコンテンツが選択されている場合(ブロックB306のYES)、リスト処理部32は、選択されたコンテンツの再生を要求するコマンドをテレビジョン受信機1に送信する(ブロックB307)。具体的には、リスト処理部32は、入力部34によって出力された、コンテンツを選択する要求に応答して、テレビジョン受信機1に当該コンテンツの再生を要求するためのコマンドを生成する。リスト処理部32は、生成したコマンドを命令送信部38に出力する。そして、命令送信部38は、リスト処理部32によって生成されたコマンドをテレビジョン受信機1に送信する。
次いで、リスト処理部32は、コンテンツリストの表示を終了する(ブロックB308)。具体的には、リスト処理部32はコンテンツリストの表示を終了するための要求を表示制御部33に出力する。そして、表示制御部33は、ディスプレイ36上のコンテンツリストの表示を終了し、所定の画面を表示する。
一方、テレビジョン受信機1の命令受信部101は、モバイル機器3の命令送信部38によって送信された、コンテンツリストの表示を要求するコマンドを受信する(ブロックB401)。命令受信部101は、受信したコマンドを命令処理部103に出力する。そして、命令処理部103は当該コマンドを処理する、すなわち、コンテンツリストをディスプレイ107に表示することと、コンテンツリストデータ109Bをモバイル機器3に送信することとをリスト処理部105に要求する。リスト処理部105は、命令処理部103による要求に応答して、番組情報格納部109からコンテンツリストデータ109Bを読み出す(ブロックB402)。リスト処理部105は、読み出したコンテンツリストデータ109Bを応答送信部108に出力する。また、リスト処理部105は、ディスプレイ107に表示される、コンテンツリストの表示可能範囲を示す情報を生成する。コンテンツリストの表示可能範囲は、例えば、コンテンツリストの先頭から所定数の項目を含む範囲である。リスト処理部105は、生成したコンテンツリストの表示可能範囲を示す情報を応答送信部108に出力する。そして、応答送信部108は、リスト処理部105によって出力されたコンテンツリストデータ109Bとコンテンツリストの表示可能範囲を示す情報とをモバイル機器3に送信する(ブロックB403)。
次いで、リスト処理部105は、コンテンツリストデータ109Bを用いて、表示可能範囲に対応するコンテンツリストを表示する(ブロックB404)。具体的には、リスト処理部105は、コンテンツリストの表示可能範囲を示す情報に基づいて、当該範囲に対応するコンテンツリストを生成する。リスト処理部105は、生成したコンテンツリストを表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、リスト処理部105によって生成されたコンテンツリストをディスプレイ107に表示する。
次いで、リスト処理部105は、ユーザによってコンテンツリストの表示の終了が選択されたか否かを判定する(ブロックB405)。具体的には、リスト処理部105は、例えば、コンテンツリストの表示を終了する要求が入力部102からリスト処理部105に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択された場合(ブロックB405のYES)、リスト処理部105はコンテンツフォルダの表示を終了する(ブロックB406)。具体的には、リスト処理部105はコンテンツフォルダの表示を終了するための要求を表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、ディスプレイ107上のコンテンツフォルダの表示を終了し、所定の画面を表示する。
ユーザによってコンテンツフォルダの表示の終了が選択されていない場合(ブロックB405のNO)、命令受信部101は、モバイル機器3によって送信された、コンテンツの再生を要求するコマンドを受信する(ブロックB407)。命令受信部101は、受信したコマンドを命令処理部103に出力する。命令処理部103は当該コマンドを処理する、すなわち、指定されたコンテンツの再生を要求するコマンドをコンテンツ処理部104に出力する。
コンテンツ処理部104は、コンテンツの再生を要求するコマンドを受信したか否かを判定する(ブロックB408)。コンテンツの再生を要求するコマンドを受信していない場合(ブロックB408のNO)、コンテンツ処理部104は、ユーザによってコンテンツが選択されたか否かを判定する(ブロックB409)。具体的には、コンテンツ処理部104は、例えば、表示されているコンテンツのリストから、あるコンテンツを選択する要求がコンテンツ処理部104に出力されたか否かを判定する。ユーザによってコンテンツが選択されていない場合(ブロックB409のNO)、ブロックB404に戻り、コンテンツリストの表示が続行される。
コンテンツの再生を要求するコマンドを受信している場合(ブロックB408のYES)、又はユーザによってコンテンツが選択されている場合(ブロックB409のYES)、リスト処理部105は、コンテンツリストの表示を終了する(ブロックB410)。具体的には、リスト処理部105はコンテンツリストの表示を終了するための要求を表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、ディスプレイ107上のコンテンツリストの表示を終了する。次いで、コンテンツ処理部104は、指定されたコンテンツを再生する(ブロックB411)。つまり、コンテンツ処理部104は、再生を要求するコマンドに指定されたコンテンツ、又はユーザによって選択されたコンテンツを再生する。具体的には、コンテンツ処理部104は、指定(選択)されたコンテンツに対応するコンテンツデータを復号して、映像信号を生成する。コンテンツ処理部104は生成した映像信号を表示制御部106に出力する。そして、表示制御部106は、コンテンツ処理部104によって生成された映像信号を用いて、指定されたコンテンツの映像をディスプレイ107に表示する。
以上の処理によって、テレビジョン受信機1は、ディスプレイ107に第1コンテンツリストを表示し、モバイル機器3は、第1コンテンツリストのうち画面上に表示されている項目の範囲に後続する範囲の項目に対応するコンテンツを含む第2コンテンツリストを表示する。ユーザは、異なる内容が表示される第1コンテンツリストと第2コンテンツリストとを一度に視認することができるため、視聴したいコンテンツを容易に探し出すことができる。テレビジョン受信機1は、第1コンテンツリスト又は第2コンテンツリストを用いて指定されたコンテンツを再生する。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の画面を利用して、視聴したいコンテンツデータを容易に探し出すことができる。本実施形態では、テレビジョン受信機1とモバイル機器3とで、異なる内容を含むコンテンツリストを表示する。例えば、テレビジョン受信機1の画面に表示される第1コンテンツリストのフォルダ構成とは異なる構成を有する第2コンテンツリストが、モバイル機器3の画面に表示される。これによりユーザは、一方の機器で表示されるコンテンツリストのフォルダ構成とは異なる軸で、他方の機器に表示されるコンテンツリストから視聴したい番組を探し出すことができる。また、本実施形態では、一方の機器に表示されるコンテンツリスト内の項目(コンテンツ)に後続する項目を、他方の機器のコンテンツリストとして表示する。そしてさらに、一方の機器に表示されるコンテンツリストに対するスクロール操作を、他方の機器に表示されるコンテンツリストにも反映させることにより、2つのコンテンツリストを連動させる。ユーザは、一方の機器の画面だけでは表示することができない範囲にある項目が、他方の機器の画面に表示されることによって、一度により多くの項目を視認できるため、視聴したい番組を容易に探し出すことができる。
なお、本実施形態では第2コンテンツリストの生成方法の1つとして、第1コンテンツリストのうち画面上に表示されている項目の範囲に後続する範囲の項目に対応するコンテンツを含むリストを第2コンテンツリストとして生成したが、第1コンテンツリストのうち画面上に表示されている項目の範囲の前または後の少なくとも一方に連続する範囲の項目に対応するコンテンツを含むリストを第2コンテンツリストとして生成することも可能である。
なお、本実施形態のリスト表示処理の手順は全てソフトウェアによって実行することができる。このため、リスト表示処理の手順を実行するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのプログラムを通常のコンピュータ(携帯電話、PDA、パーソナルコンピュータ、等)にインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。