JP5449079B2 - 立体視映像視聴制限装置及び方法、立体視映像視聴制限通知装置及び方法、映像視聴装置及び方法、並びに映像視聴システム - Google Patents

立体視映像視聴制限装置及び方法、立体視映像視聴制限通知装置及び方法、映像視聴装置及び方法、並びに映像視聴システム Download PDF

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Description

本発明は、立体視映像視聴制限装置及び方法、立体視映像視聴制限通知装置及び方法、映像視聴装置及び方法、並びに映像視聴システムに関し、特に立体視映像を複数の人が同時に視聴する場合に、視聴者個々の立体視に対する耐性に応じて視聴できる装置及びその方法に関する。
二次元の映像を表示する表示装置に左眼用の映像と右眼用の映像を交互に表示し、視差を利用して立体感のある映像を見ているような環境を生成する立体視映像の視聴においては、視聴者が疲労感や不安感あるいは船酔いのような症状を覚えることが知られている。また、若年層による立体視映像の視聴が身体の発達に及ぼす影響を考慮すべきであるとの見解も存在する。このような立体視映像の視聴に関して、視聴者に対する影響の大きさをその影響を生じさせる要因ごとに数値化しその結果に基づいて一部の時間の映像を省略あるいは解像度を低減する手法や、視聴者に影響の大きい状態の継続時間に基づいて立体視映像の表示を中止して二次元の映像を視聴させる手法や、視聴者に対する影響が一定の値以下になるように立体視映像を加工して記録媒体に収録する手法が開示されている。
特開2006−270924号公報(段落0071〜0085) 特開2004−165708号公報(段落0056〜0069) 特開2009−135686号公報(段落0056〜0069)
従来の技術では、複数の同時視聴者に対し、同一品位の立体視映像を提供するものであった。このような方法では、複数の視聴者が同時に視聴する場合には立体視映像に対する耐性の最も低いレベルの視聴者に合わせた品位の立体視映像しか視聴できないという問題が存在した。本発明は、複数の視聴者が同時に同じコンテンツを各人それぞれの立体視映像に対する耐性に応じた視聴を可能にすることを目的とする。
本発明の立体視映像視聴制限装置は、
視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを交互にそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴装置における立体視映像視聴制限装置において、
立体視映像を表す映像信号から当該立体視映像を視聴することによる視聴者へ与える複数の要因に関する情報である要因情報群を抽出する要因抽出部と、
前記要因抽出部で抽出された前記要因情報群から視聴者に与える影響の程度を表す影響係数群を生成する係数変換部と、
前記影響係数群を視聴者が立体視映像を視聴している時間だけ積算した積算値群を生成する積算部と、
前記積算値群の積算値を、前記複数の要因ごとに視聴者の耐性の程度に応じて予め定められた複数の閾値の各々と比較し、前記積算値群の前記積算値が前記複数の閾値の各々を超えたことを示す影響信号群を前記複数の要因ごとに生成する比較部と、
前記複数の要因ごとに生成された影響信号群から視聴者の耐性の程度に応じて、立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に制限することを示す視聴制限信号群を生成する制限決定部と
を備え
前記複数の閾値は前記複数の要因ごとに互いに異なり、
前記視聴制限信号群は、視聴者の耐性の程度に対応した、複数の異なる視聴制限信号を含む
複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかの選択を適切に行なうことが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る立体視映像視聴制限通知装置の構成を示すブロック図である。 (A)〜(D)は、図1の立体視映像視聴制限通知装置の第1の係数変換部、第1の積算部及び第1の比較部の動作を示す図である。 図1の立体視映像視聴制限通知装置の第1の比較部の構成例を示すブロック図である。 (A)〜(C)は、図1の立体視映像視聴制限通知装置の第2の係数変換部、第2の積算部及び第2の比較部の動作を示す図である。 図1の立体視映像視聴制限通知装置の第2の比較部の構成例を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、図1の立体視映像視聴制限通知装置の第3の係数変換部、第3の積算部及び第3の比較部の動作を示す図である。 図1の立体視映像視聴制限通知装置の第3の比較部の構成例を示すブロック図である。 (A)〜(C)は、図1の立体視映像視聴制限通知装置の第4の係数変換部、第4の積算部及び第4の比較部の動作を示す図である。 図1の立体視映像視聴制限通知装置の第4の比較部の構成例を示すブロック図である。 図1の立体視映像視聴制限通知装置の制限決定部の構成を説明するブロック図である。 (A)〜(E)は、図1の立体視映像視聴制限通知装置の送出部の動作を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る映像視聴装置の構成を示すブロック図である。 (A)及び(B)は、実施の形態2の映像視聴装置内で映像信号に対して生成されるフレーム信号を示す図である。 (A)〜(E)は、実施の形態2の映像視聴装置内で生成される眼鏡用制御信号を示す図である。 (A)〜(K)は、実施の形態2における眼鏡の動作を示す図である。 実施の形態2で用いられる眼鏡の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る映像視聴装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3で用いられる眼鏡制御信号のデータ構成を示す図である。 (A)〜(D)は、実施の形態3で用いられる眼鏡用制御信号を構成する数字列を示す図である。 本発明の実施の形態4で用いられる眼鏡の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4で用いられる眼鏡の他の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5の映像視聴装置の第1の要因情報を処理する回路部分を示すブロック図である。 実施の形態5の映像視聴装置の第2の要因情報を処理する回路部分を示すブロック図である。 実施の形態5の映像視聴装置の第4の要因情報を処理する回路部分を示すブロック図である。 本発明の実施の形態7で用いられる眼鏡の構成例を示すブロック図である。 (A)〜(E)は、本発明の実施の形態8に係る眼鏡のシャッタの動作を示す図である。 本発明の実施の形態10で用いられる眼鏡の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態11で用いられる眼鏡の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態13で用いられる眼鏡の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態15に係る立体視映像視聴制限方法の実施に用いられる立体視映像視聴制限装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態15に係る立体視映像視聴制限通知方法を示すフローチャートである。 図31における比較ステップの詳細を示すフローチャートである。 図31における制限決定ステップの詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態16に係る映像視聴方法の実施に用いられる映像視聴装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態16に係る映像視聴方法の実施に用いられる眼鏡の構成例を示すブロック図である。 実施の形態16に係る映像視聴方法を示すフローチャートである。 実施の形態16における眼鏡の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態17に係る映像視聴方法を示すフローチャートである。 実施の形態17における表示装置の動作を示すフローチャートである。
本発明は視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを交互にそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる技術に関するものであり、本発明では立体視映像を視聴することにより視聴者へ与える影響の要因を下記の表1に示す4つとした場合を例に説明する。
Figure 0005449079
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における立体視映像視聴制限通知装置の構成を示すブロック図である。図示の立体視映像視聴制限通知装置は、要因抽出部12と、係数変換部13と、積算部14と、比較部15と、制限決定部16と、送出部17とを有する。要因抽出部12は、第1乃至第4の要因抽出部121〜124を有し、係数変換部13は、第1乃至第4の係数変換部131〜134を有し、積算部14は、第1乃至第4の積算部141〜144を有し、比較部14は、第1乃至第4の比較部151〜154を有する。
立体視映像表示のための左眼用映像と右眼用映像を表す映像信号A0は、要因抽出部12の、第1乃至第4の要因抽出部121〜124へ供給される。
第1の要因抽出部121は、明るい点が素早く明滅することを要因とする視聴者へ与える影響の情報を抽出する。
第2の要因抽出部122は、コントラストが強い領域が広いことを要因とする視聴者へ与える影響の情報を抽出する。
第3の要因抽出部123は、左眼用映像と右眼用映像との輝度差が大きいことを要因とする視聴者へ与える影響の情報を抽出する。
第4の要因抽出部124は、立体視の輻輳角が大きいことを要因とする視聴者へ与える影響の情報を抽出する。
図1に示す第1の要因抽出部121では、映像信号A0の中の輝度が最も明るい画素が予め定めた輝度より暗くなり再びその画素が予め定めた輝度より明るくなる周波数を抽出し、その周波数が大きくなることが視聴者へ与える影響の要因として下記の表2の下段に示すレベル0からレベル7までの8段階の第1の要因情報B1を生成し、この第1の要因情報B1を図1に示す第1の係数変換部131へ出力する。なお、実施の形態1では第1の要因情報B1を8段階としたが、必ずしもこの限りではなく、8段階よりも多くても少なくても良い。
Figure 0005449079
図1に示す第1の係数変換部131では、第1の要因情報B1に基づいて、予め定められた単位時間あたりの視聴者に与える影響の程度を表す係数である第1の影響係数C1を生成して第1の積算部141へ出力する。第1の影響係数C1の値が大きければ視聴者に与える影響が大きいことになり、反対に第1の影響係数C1の値が小さければ視聴者に与える影響は小さいことになる。また、視聴者に対して影響を与えている状態の場合には第1の影響係数C1は正の値となり、視聴者に対して影響を与えていない場合には時間的緩和が期待できるため第1の影響係数C1は負の値となる。この第1の影響係数C1は、図2(A)に示す折れ線の傾きに相当する。また、第1の影響係数C1の生成はルックアップテーブル(L.U.T.)や論理回路により実現することが可能である。
図1に示す第1の積算部141では、第1の影響係数C1を単位時間で積算して、第1の積算値D1を生成して、第1の比較部151に出力する。第1の積算値D1は、図2(A)に示す折れ線で表される。
図1に示す第1の比較部151は、図3に示すように、耐性小向き比較部1511と耐性中向き比較部1512と耐性大向き比較部1513とを備える。
耐性小向き比較部1511には、図2(A)に示す耐性小向き閾値L11が格納されており、第1の積算値D1の値が耐性小向き閾値L11を超えた場合(図2(A)の黒丸)に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第1の影響信号群E1の1つの信号E11(図2(D))を出力する。この耐性小向き閾値L11は、第1の積算値D1が該閾値L11を超えると、明るい点が素早く明滅することに対して耐性が小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性小向き比較部1511は、ひとたび二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合には、たとえ第1の積算値D1の値が耐性小向き閾値L11を下回った場合(図2(A)の白丸)でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3には復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性中向き比較部1512には、図2(A)に示す耐性中向き閾値L12が格納されており、第1の積算値D1の値が耐性中向き閾値L12を超えた場合(図2(A)の▲印)に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第1の影響信号群E1の1つの信号E12(図2(C))を出力する。この耐性中向き閾値L12は、第1の積算値D1が該閾値L12を超えると、明るい点が素早く明滅することに対して耐性が中程度の視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性中向き比較部1512は、ひとたび二次元推奨状態へ遷移した場合には、たとえ第1の積算値D1の値が耐性中向き閾値L12を下回った場合(図2(A)の△印)でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3に復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性大向き比較部1513には、図2(A)に示す耐性大向き閾値L13が格納されており、第1の積算値D1の値が耐性大向き閾値L13を超えた場合に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第1の影響信号群E1の1つの信号E13(図2(B))を出力する。この耐性大向き閾値L13は、第1の積算値D1が該閾値L13を超えると、明るい点が素早く明滅することに対して耐性が大きい視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性大向き比較部1513は、ひとたび二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合には、たとえ第1の積算値D1の値が耐性大向き閾値L13を下回った場合でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3には復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性小向き比較部1511の出力E11と耐性中向き比較部1512の出力E12と耐性大向き比較部1513の出力E13とは第1の影響信号群E1として、図1の制限決定部16へ出力される。
次に、図1に示す第2の要因抽出部122では、映像信号A0の1枚分(1フレーム)の映像毎にコントラストが予め定めた値より大きくなる領域が映像信号A0の1枚分に占める割合を抽出し、その割合が大きいことが視聴者へ与える影響が大きくなる要因として、下記の表3の下段に示すレベル0からレベル7までの8段階の第2の要因情報B2を生成し、この第2の要因情報B2を図1に示す第2の係数変換部132へ出力する。なお、実施の形態1では第2の要因情報B2を8段階としたが、必ずしもこの限りではなく、8段階よりも多くても少なくても良い。
Figure 0005449079
図1に示す第2の係数変換部132では、第2の要因情報B2に基づいて、予め定められた単位時間あたりの視聴者に与える影響の程度を表す係数である第2の影響係数C2を生成して第2の積算部142へ出力する。第2の影響係数C2の値が大きければ視聴者に与える影響が大きいことになり、反対に第2の影響係数C2の値が小さければ視聴者に与える影響は小さいことになる。また、視聴者に対して影響を与えている状態の場合には第2の影響係数C2は正の値となり、視聴者に対して影響を与えていない場合には時間的緩和が期待できるため第2の影響係数C2は負の値となる。この第2の影響係数C2は、図4(A)に示す折れ線の傾きに相当する。また、第2の影響係数C2の生成はルックアップテーブル(L.U.T.)や論理回路により実現することが可能である。
図1に示す第2の積算部142では、第2の影響係数C2を単位時間で積算して、第2の積算値D2を生成して、第2の比較部152に出力する。第2の積算値D2は、図4(A)に示す折れ線で表される。
ここで、強コントラスト領域が広いことの影響は、耐性の小さい視聴者と耐性の中程度の視聴者には影響を与えるが、耐性の大きい視聴者には影響を及ぼさない場合として説明する。この場合、図1に示す第2の比較部152は、図5に示すように、耐性小向き比較部1521と耐性中向き比較部1522とを備える。
耐性小向き比較部1521には、図4(A)に示す耐性小向き閾値L21が格納されており、第2の積算値D2の値が耐性小向き閾値L21を超えた場合(図2(A)の黒丸)に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第2の影響信号群E2の1つの信号E21(図4(C))を出力する。この耐性小向き閾値L21は、第2の積算値D2が該閾値L21を超えると、コントラストが強い領域が広いことに対して耐性が小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性小向き比較部1521は、ひとたび二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合には、たとえ第2の積算値D2の値が耐性小向き閾値L21を下回った場合でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3には復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性中向き比較部1522には、図4(A)に示す耐性中向き閾値L22が格納されており、第2の積算値D2の値が耐性中向き閾値L22を超えた場合に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第2の影響信号群E2の1つの信号E22(図4(B))を出力する。この耐性中向き閾値L22は、第2の積算値D2が該閾値L21を超えると、コントラストが強い領域が広いことに対して耐性が中程度の視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性中向き比較部1522は、ひとたび二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合には、たとえ第2の積算値D2の値が耐性中向き閾値L22を下回った場合でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3には復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性小向き比較部1521の出力E21と耐性中向き比較部1522の出力E22とは第2の影響信号群E2として図1の制限決定部16へ出力される。
三番目に、図1に示す第3の要因抽出部123では、左眼用映像と右眼用映像との輝度差の存在が立体視映像を視聴する場合の視聴者に対する影響になる要因として、左眼用映像の平均輝度と右眼用映像の平均輝度との差を計算し、その平均輝度差が映像の平均輝度との割合を抽出して、下記の表4の下段に示すレベル0からレベル7までの8段階の第3の要因情報B3を生成し、この第3の要因情報B3を図1に示す第3の係数変換部133へ出力する。なお、実施の形態1では第3の要因情報B3を8段階としたが、必ずしもこの限りではなく、8段階よりも多くても少なくても良い。
Figure 0005449079
図1に示す第3の係数変換部133では、第3の要因情報B3に基づいて、予め定められた単位時間あたりの視聴者に与える影響の程度を表す係数である第3の影響係数C3を生成して第3の積算部143へ出力する。第3の影響係数C3の値が大きければ視聴者に与える影響が大きいことになり、反対に第3の影響係数C3の値が小さければ視聴者に与える影響は小さいことになる。また、視聴者に対して影響を与えている状態の場合には第3の影響係数C3は正の値となり、視聴者に対して影響を与えていない場合には時間的緩和が期待できるため第3の影響係数C3は負の値となる。この第3の影響係数C3は、図6(A)に示す折れ線の傾きに相当する。また、第3の影響係数C3の生成はルックアップテーブル(L.U.T.)や論理回路により実現することが可能である。
図1に示す第3の積算部143では、第3の影響係数C3を単位時間で積算して、第3の積算値D3を生成して、第3の比較部153に出力する。第3の積算値D3は、図6(A)に示す折れ線で表される。
ここで、左右の映像の輝度差が大きいことの影響は、耐性の小さい視聴者のみに影響を与えるが、耐性の中程度の視聴者と耐性の大きい視聴者には影響を及ぼさない場合として説明する。この場合、図1に示す第3の比較部153は、図7に示すように、耐性小向き比較部1531のみを備える。
耐性小向き比較部1531には、図6(A)に示す耐性小向き閾値L31が格納されており、第3の積算値D3の値が耐性小向き閾値L31を超えた場合に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第3の影響信号群E3の1つの信号E31(図6(B))を出力する。この耐性小向き閾値L31は、第3の積算値D3が該閾値L31を超えると、左右の映像の輝度差が大きいことに対して耐性が小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性小向き比較部1531は、ひとたび二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合には、たとえ第3の積算値D3の値が耐性小向き閾値L31を下回った場合でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3には復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性小向き比較部1531の出力E31は、第3の影響信号群E3を構成するものとして図1の制限決定部16へ出力される。
四番目に、図1に示す第4の要因抽出部124では、輻輳角が大きいことが視聴者に対して影響を与える要因として、映像信号A0の中の輻輳角が1番大きい表示物を抽出し、その輻輳角に基づいて、下記の表5の下段に示すレベル0からレベル7までの8段階の第4の要因情報B4を生成する。この第4の要因情報B4を図1に示す第4の係数変換部134へ出力する。なお、実施の形態1では第4の要因情報B4を8段階としたが、必ずしもこの限りではなく、8段階よりも多くても少なくても良い。
Figure 0005449079
図1に示す第4の係数変換部134では、第4の要因情報B4に基づいて、予め定められた単位時間あたりの視聴者に与える影響の程度を表す係数である第4の影響係数C4を生成して第4の積算部144へ出力する。第4の影響係数C4の値が大きければ視聴者に与える影響が大きいことになり、反対に第4の影響係数C2の値が小さければ視聴者に与える影響は小さいことになる。また、視聴者に対して影響を与えている状態の場合には第4の影響係数C4は正の値となり、視聴者に対して影響を与えていない場合には時間的緩和が期待できるため第4の影響係数C4は負の値となる。この第4の影響係数C4は、図8(A)に示す折れ線の傾きに相当する。また、第4の影響係数C4の生成はルックアップテーブル(L.U.T.)や論理回路により実現することが可能である。
図1に示す第4の積算部144では、第4の影響係数C4を単位時間で積算して、第4の積算値D4を生成して、第4の比較部154に出力する。第4の積算値D4は、図8(A)に示す折れ線で表される。
ここで、輻輳角の大きいことの影響は、耐性の小さい視聴者と耐性の中程度の視聴者には影響を与えるが、耐性の大きい視聴者には影響を及ぼさない場合として説明する。この場合、図1に示す第4の比較部154は、図9に示すように、耐性小向き比較部1541と耐性中向き比較部1542とを備える。
耐性小向き比較部1521には、図8(A)に示す耐性小向き閾値L41が格納されており、第4の積算値D4の値が耐性小向き閾値L41を超えた場合(図8(A)の黒丸)に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第4の影響信号群E4の1つの信号E41(図8(C))を出力する。この耐性小向き閾値L41は、第4の積算値D4が該閾値L41を超えると、輻輳角が大きいことに対して耐性が小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性小向き比較部1541は、ひとたび二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合には、たとえ第4の積算値D4の値が耐性小向き閾値L41を下回った場合(図8(A)の白丸)でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3には復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性中向き比較部1542には、図8(A)に示す耐性中向き閾値L42が格納されており、第4の積算値D4の値が耐性中向き閾値L42を超えた場合に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する第4の影響信号群E4の1つの信号E42(図8(B))を出力する。この耐性中向き閾値L42は、第4の積算値D4が該閾値L42を超えると、輻輳角が大きいことに対して耐性が中程度の視聴者に影響が生じるであろうと考えられるレベルである。
耐性中向き比較部1542は、ひとたび二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合には、たとえ第4の積算値D4の値が耐性中向き閾値L42を下回った場合でも映像の視聴を中止あるいは終了する時まで再び立体視映像視聴許可状態R3には復帰しないヒステリシスの機能も有している。
耐性小向き比較部1541の出力E41と耐性中向き比較部1542の出力E42とは第4の影響信号群E4として図1の制限決定部16へ出力される。
つづいて、第1の影響信号群E1と第2の影響信号群E2と第3の影響信号群E3と第4の影響信号群E4とを入力する図1に示す制限決定部16について説明する。制限決定部16は、図10に示すように、耐性小向き制限決定部161と耐性中向き制限決定部162と耐性大向き制限決定部163とを備える。
まず、耐性小向き制限決定部161は、第1の影響信号群E1の中の耐性小向き比較部1511が生成した信号E11と、第2の影響信号群E2の中の耐性小向き比較部1521が生成した信号E21と、第3の影響信号群E3の中の耐性小向き比較部1531が生成した信号E31と、第4の影響信号群E4の中の耐性小向き比較部1541が生成した信号E41とを入力として、立体視映像視聴に関して耐性の小さい視聴者向けの視聴制限信号F11を生成する。耐性小向き制限決定部161の動作として、4つの信号E11、E21、E31、E41のうちどれか1つの信号でも立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する視聴制限信号F11を生成するように構成する。
このように耐性小向き制限決定部161を構成することにより、視聴者への立体視映像に関する影響を早期に取り除くことができる。
なお、耐性小向き制限決定部161の動作として、立体視映像が視聴者に与える影響の要因の過半、即ちこの実施の形態1の場合では2つの入力信号が立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合に立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する視聴制限信号F11を生成するように構成することもできる。
このように耐性小向き制限決定部161を構成することにより、視聴者への立体視映像に関する影響を過度に制限することを防ぐことも可能である。
なおまた、耐性小向き制限決定部161の動作として、入力信号に優先順位付けをして立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する視聴制限信号F11を生成するように構成することも可能である。
このように耐性小向き制限決定部161を構成することにより、視聴者への立体視映像に関する影響の大きい要因については迅速にそして視聴者への立体視映像に関する影響の小さい要因については過度の制限を取り除くようにすることも可能である。
次に、耐性中向き制限決定部162は、第1の影響信号群E1の中の耐性中向き比較部1512が生成した信号E12と、第2の影響信号群E2の中の耐性中向き比較部1522が生成した信号E22と、第4の影響信号群E4の中の耐性中向き比較部1542が生成した信号E42とを入力として、立体視映像視聴に関して耐性の中程度の視聴者向けの視聴制限信号F12を生成する。耐性中向き制限決定部162の動作として、3つの信号E12、E22、E42のうちどれか1つの信号でも立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合に、立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する視聴制限信号F12を生成するように構成する。このように耐性中向き制限決定部162を構成することにより、視聴者への立体視映像に関する影響を早期に取り除くことができる。
なお、耐性中向き制限決定部162の動作として、立体視映像が視聴者に与える影響の要因の過半、即ちこの実施の形態1の場合では入力信号は3つだが要因数は4つであるから2つの入力信号が立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移した場合に、立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する視聴制限信号F12を生成するように構成することも可能である。このように耐性中向き制限決定部162を構成することにより、視聴者への立体視映像に関する影響を過度に制限することを防ぐことも可能である。
なおまた、耐性中向き制限決定部162の動作として、入力信号に優先順位付けをして立体視映像視聴許可状態R3から二次元映像推奨状態R2へ遷移する視聴制限信号F12を生成するように構成することも可能である。このように耐性中向き制限決定部162を構成することにより、視聴者への立体視映像に関する影響の大きい要因については迅速にそして視聴者への立体視映像に関する影響の小さい要因については過度の制限を取り除くようにすることも可能である。
耐性大向き制限決定部163は第1の影響信号群E1の中の耐性大向き比較部1513が生成した信号E13を入力として、立体視映像視聴に関して耐性の大きい視聴者向けの視聴制限信号F13を生成する。実施の形態1の場合には、入力が1つであるので、E13がそのまま制限信号F13となるが、入力が複数存在する場合には、上述の耐性小向き制限決定部161や耐性中向き制限決定部162と同等の構成を採用することが可能である。
耐性小向き制限決定部161の出力である視聴制限信号F11と耐性中向き制限決定部162の出力である視聴制限信号F12と耐性大向き制限決定部163の出力である視聴制限信号F13とは、図1及び図10に示す、視聴制限信号群F1として図1に示す送出部17へ出力する。
以上の構成要素のうち、要因抽出部121〜124、係数変換部131〜134、積算部141〜144、比較部151〜155、及び制限決定部16により、立体視映像視聴制限装置10が構成されている。また、影響係数C1〜C4により影響係数群が構成され、積算値D1〜D4により積算値群が構成される。
視聴制限信号群F1を入力とする図1に示す送出部17の動作について図11(A)〜(E)を用いて説明する。図11(A)〜(C)に示される視聴制限信号F11、F12及びF13のいずれもが立体視映像の視聴を許可している場合には、図11(D)に示すように、信号F1の状態は「F1=0」となり、警告信号G1として視聴制限するものを送出しない。言い換えると、警告信号G1の内容は、視聴制限をしないものとなる。この状態を図11(E)にG1=0として示している。
図11(A)に示すように視聴制限信号F11が二次元映像の視聴を推奨し、図11(B)及び(C)に示すように視聴制限信号F12及びF13が立体視映像の視聴を許可する場合には、図11(D)に示すように、信号F1(信号F11、F12、F13の組み合わせ)の状態は「F1=1」となり、立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者へ、警告信号G1として二次元映像の視聴を推奨する情報を送出する。この状態を図11(E)にG1=1として示している。
図11(A)及び(B)に示すように視聴制限信号F11及びF12が二次元映像の視聴を推奨し、図11(C)に示すように視聴制限信号F13が立体視映像の視聴を許可する場合には、図11(D)に示すように、信号F1の状態は「F1=2」となり、立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者と耐性の中程度の視聴とへ、警告信号G1として二次元映像の視聴を推奨する情報を送出する。この状態を図11(E)にG1=2として示している。
図11(A)、(B)及び(C)に示すように視聴制限信号F11、F12及びF13のいずれもが二次元映像の視聴を推奨している場合には、図11(D)に示すように、信号F1の状態は「F1=3」となり、警告信号G1として視聴者全員に二次元映像の視聴を推奨する情報を送出する。この状態を図11(E)にG1=3として示している。
警告信号G1を視聴者に通知する方法としては、立体視映像の視聴者に小型の受信装置を持たせその受信装置に警告信号G1の情報を送出して光や振動や表示により通知する方法や、立体視映像を視聴している表示装置に警告信号G1の情報を送出して表示装置に警告信号G1の情報の内容を表示させて視聴者に通知する方法がある。
上記の例では、立体視映像に対する視聴者の耐性の区分を3つとしたが、この区分の数に限定されるものではない。また、立体視映像の視聴における視聴者に与える影響の要因の数も4つに限定されるものではなく、加えて、立体視映像の視聴における視聴者に与える影響の要因も実施の形態1に関して記載した内容に限定されるものではない。
本発明の実施の形態1は、上記のように構成されているので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを視聴者が選択することが可能になる。
実施の形態2.
実施の形態2は視聴者が着用する眼鏡の左眼と右眼とに装着されているシャッタを交互に「開」状態と「閉」状態に制御することにより、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを視聴者の左眼と右眼とにそれぞれ認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴装置に関し、さらに該映像視聴装置と表示装置と眼鏡とで構成される映像視聴システムに関するもので、図12はこの実施の形態2の構成を示すブロック図である。実施の形態2において、実施の形態1と同一の動作や機能を有するものには、実施の形態1と同一の符号あるいは記号を付し、説明を省略する。
実施の形態2では、光学ディスクから読み出された映像データ、又はコンテンツ供給者がインターネットを介して提供する映像データADを、図12に示す、映像視聴装置2に中の復号部21に入力する。
復号部21では、映像データが著作権保護のために暗号化されていればその暗号を解き、また映像データが帯域圧縮されたデータならば復元を行い、図13(A)に示されるような、左眼用の映像と右眼用の映像が時系列に交互に出力される映像信号A0において、左眼用映像が出力されている時間と右眼用映像が出力されている時間とを識別するフレーム信号H0(図13(B))を生成する。なお、図13(B)では、フレーム信号H0の低レベルを左眼用映像が出力される時間とし、フレーム信号H0の高レベルを右眼用映像が出力される時間としたが、その逆であっても良い。
図12に示す復号部21で生成される映像信号A0は、立体視映像視聴制限装置10に入力される。立体映像視聴制限装置10は、実施の形態1に関して説明したのと同様の構成を有し、同様の処理によって視聴制限信号群F1を生成し、送信部22に出力する。
一方、映像信号遅延部23では、映像信号A0から視聴制限信号群F1を得るまでの経過時間と同じ時間だけ遅延させられた遅延映像信号A1を生成して、図12に示す映像出力部24に出力し、映像出力部24で映像視聴装置2の外部に設けられた表示装置3に適した表示装置用映像信号A2に変換して表示装置3に出力する。
また、復号部21で生成されたフレーム信号H0は、図12に示すフレーム信号遅延部25で、映像信号A0から視聴制限信号群F1を得るまでの経過時間と同じ時間だけ遅延させられて遅延フレーム信号H1となり、図12に示す送信部22に出力される。
図12に示す送信部22では、図14(A)〜(D)に示される視聴制御信号群F1の情報を、例えば、図14(E)に示すように、符号化した眼鏡用制御信号G2と、遅延フレーム信号H1を眼鏡4に送信するように変換した眼鏡用フレーム信号H2とを生成して、この眼鏡用制御信号G2と眼鏡用フレーム信号H2とを無線通信又は赤外線通信又は有線通信を用いて視聴者が着用する眼鏡4に送信する。
眼鏡用制御信号G2と眼鏡用フレーム信号H2を受信した、立体視映像を視聴する視聴者が着用する眼鏡4の動作について、図15(A)〜(K)を用いて説明する。
眼鏡4には、立体視映像の視聴に対して耐性が小さい視聴者が着用する眼鏡(耐性が小さい視聴者による着用を意図した眼鏡)41と、立体視映像の視聴に対して耐性が中程度の視聴者が着用する眼鏡(耐性が中程度の視聴者による着用を意図した眼鏡)42と、立体視映像の視聴に対して耐性が大きい視聴者が着用する眼鏡(耐性が大きい視聴者による着用を意図した眼鏡)43との3種類の眼鏡4が存在する。
眼鏡4の各々は、例えば、図16に示すように、受信部451と、メモリ452と、制御信号抽出部453と、シャッタ制御部454と、左眼用シャッタ40Lと、右眼用シャッタ40Rとを有する。
受信部451は、例えば無線通信又は赤外線通信又は有線通信により送信部22から送信された眼鏡用フレーム信号H2と眼鏡用制御信号G2を受信する。
メモリ452は、当該眼鏡が上記3種類のうちにどれに属するか、即ち、立体視映像の視聴に対して耐性が小さい視聴者が着用する眼鏡41か、立体視映像の視聴に対して耐性が中程度の視聴者が着用する眼鏡42か、立体視映像の視聴に対して耐性が大きい視聴者が着用する眼鏡43かを示すデータ(着用する視聴者(着用が意図された視聴者)の耐性の程度を表すデータ)を記憶する。
制御信号抽出部453は、受信された制御信号のうち、当該眼鏡に該当するもの、即ちメモリ452に記憶された眼鏡の種類、即ち使用する視聴者の耐性の程度を表すデータに合致した信号を抽出する。抽出された制御信号G4は、立体視映像の視聴を許可する内容のもの、又は二次元映像の視聴を推奨する内容のものいずれかである。
シャッタ制御部454は、制御信号抽出部453で抽出された制御信号G4と、フレーム信号H2とに基づいてシャッタ40L、40Rを制御する。
シャッタ制御部454は、制御信号G4により、立体視映像の視聴が許可されているときはシャッタを立体視モードで動作させ、制御信号G4により、二次元映像視聴が推奨されているときは、シャッタを二次元モードで動作させるように制御を行う。
立体視モードでは、シャッタ40L、40Rは交互に(一方が開のとき他方が閉となるように)開閉する。
二次元モードでは、シャッタ40L、40Rは同時に開閉して、同一の開閉状態を維持する(一方が開のときは他方も開、一方が閉のときは他方も閉となる)。
映像視聴装置2と、表示装置3と、眼鏡群4とで立体視視聴映像視聴システムが構成されている。
図15(A)及び(B)は眼鏡4が受信する眼鏡用フレーム信号H2と眼鏡用制御信号G2とを示し、図15(C)〜(E)は立体視映像の視聴に対して耐性が小さい視聴者が着用する眼鏡41における制御信号抽出部453の出力G4と左眼のシャッタ40Lと右眼のシャッタ40Rとの動作を示し、図15(F)〜(H)は立体視映像の視聴に対して耐性が中程度の視聴者が着用する眼鏡42における制御信号抽出部453の出力G4と左眼のシャッタ40Lと右眼のシャッタ40Rとの動作を示し、図15(I)〜(K)は立体視映像の視聴に対して耐性が大きい視聴者が着用する眼鏡43における制御信号抽出部453の出力G4と左眼のシャッタ40Lと右眼のシャッタ40Rとの動作を示している。なお、視聴者が着用する眼鏡4のシャッタは、図15(D)、(E)、(G)、(H)、(J)、及び(K)に示した波形において、低レベルの時はシャッタが「開」状態、即ち、表示装置3に表示されている映像が視聴者の眼に届く場合であり、反対に、高レベルの時はシャッタが「閉」状態、即ち、表示装置3に表示されている映像が視聴者の眼に届いていない場合として説明する。
立体視映像の視聴に対する耐性が小さい視聴者用の眼鏡41においては、図15(B)、(C)、(D)及び(E)に示すように、眼鏡用制御信号G2が「0」の場合、制御信号抽出回路453の出力G4が「Low」レベル(「低」レベル)となり、左眼用映像が表示装置3から出力されている時間は左眼用のシャッタ40Lを「開」状態にして左眼用映像を視聴者の左眼に入力し、右眼用シャッタ40Rを「閉」状態にして左眼用映像を視聴者の右眼に入力させないようにするとともに、右眼用映像が表示装置3から出力されている時間は右眼用のシャッタ40Rを「開」状態にして右眼用映像を視聴者の右眼に入力し、左眼用シャッタ40Lを「閉」状態にして右眼用映像を視聴者の左眼に入力させないようにする。このようにして、眼鏡用制御信号G2が「0」の場合には、立体視映像が視聴できるようにする。一方、眼鏡用制御信号G2が「0」以外の場合、即ち、眼鏡用制御信号G2が「1」、「2」又は「3」の場合には、制御信号抽出回路453の出力G4が「High」レベル(「高」レベル)となり、左眼用シャッタ40Lと右眼用シャッタ40Rとはいずれも、左眼用映像が表示装置3から出力されている時間だけ「開」状態にして両眼に左眼用映像を入力すると共に、右眼用映像が表示装置から出力されている時間は両シャッタ40L、40Rともに「閉」状態にする。このようにして、眼鏡用制御信号G2が「0」以外の場合には、二次元の映像を視聴するようにする。
立体視映像の視聴に対する耐性が中程度の視聴者用の眼鏡42においては、図15(B)、(F)、(G)及び(H)に示すように、眼鏡用制御信号G2が「0」又は「1」の場合、制御信号抽出回路453の出力G4が「Low」レベルとなり、左眼用映像が表示装置3から出力されている時間は左眼用のシャッタ40Lを「開」状態にして左眼用映像を視聴者の左眼に入力し、右眼用シャッタ40Rを「閉」状態にして左眼用映像を視聴者の右眼に入力させないようにするとともに、右眼用映像が表示装置3から出力されている時間は右眼用のシャッタ40Rを「開」状態にして右眼用映像を視聴者の右眼に入力し、左眼用シャッタ40Lを「閉」状態にして右眼用映像を視聴者の左眼に入力させないようにする。このようにして、眼鏡用制御信号G2が「0」又は「1」の場合には、立体視映像が視聴できるようにする。一方、眼鏡用制御信号G2が「0」又は「1」でない場合、即ち眼鏡用制御信号G2が「2」又は「3」の場合には、制御信号抽出回路453の出力G4が「High」レベルとなり、左眼用シャッタ40Lと右眼用シャッタ40Rとはいずれも、左眼用映像が表示装置3から出力されている時間だけ「開」状態にして両眼に左眼用映像を入力すると共に、右眼用映像が表示装置3から出力されている時間は両シャッタ40L、40Rともに「閉」状態にする。このようにして、眼鏡用制御信号G2が「2」又は「3」の場合には、二次元の映像を視聴するようにする。
立体視映像の視聴に対する耐性が大きい視聴者用の眼鏡43においては、図15(B)、(I)、(J)及び(K)に示すように、眼鏡用制御信号G2が「0」、「1」又は「2」の場合、制御信号抽出回路453の出力G4が「Low」レベルとなり、左眼用映像が表示装置から出力されている時間は左眼用のシャッタ40Lを「開」状態にして左眼用映像を視聴者の左眼に入力し、右眼用シャッタ40Rを「閉」状態にして左眼用映像を視聴者の右眼に入力させないようにするとともに、眼鏡用制御信号G2が「0」、「1」又は「2」の場合、右眼用映像が表示装置3から出力されている時間は右眼用のシャッタ40Rを「開」状態にして右眼用映像を視聴者の右眼に入力し、眼鏡の左眼用シャッタ40Lを「閉」状態にして右眼用映像を視聴者の左眼に入力させないようにする。このようにして、眼鏡用制御信号G2が「0」、「1」又は「2」の場合には、立体視映像が視聴できるようにする。一方、眼鏡用制御信号G2の符号化結果が「3」場合には、制御信号抽出回路453の出力G4が「High」レベルとなり、左眼用シャッタ40Lと右眼用シャッタ40Rとはいずれも、左眼用映像が表示装置3から出力されている時間だけ「開」状態にして両眼に左眼用映像を入力すると共に、右眼用映像が表示装置3から出力されている時間は両シャッタ40L、40Rともに「閉」状態にする。このようにして、眼鏡用制御信号G2が「3」の場合には、二次元の映像を視聴するようにする。
なお、眼鏡41、42及び43の各々は、表示装置3が左眼用映像を表示している時間であるかあるいは右眼用映像を表示している時間であるかは、映像視聴装置2の送信部22から眼鏡用制御信号G2と共に送信される眼鏡用フレーム信号H2によって判断する。即ち、先にも述べたように、シャッタ制御部454が、フレーム信号H2に基づいて左眼用映像が表示されている時間か、右眼用映像が表示されている時間かを判断して、これに基づき左眼用シャッタ40L、右眼用シャッタ40Rの開閉を制御する。
なお、眼鏡4のメモリ452の代わりにスイッチを設け、該スイッチにより、耐性の小さい視聴者用のものか、耐性の中程度の視聴者用のものか、耐性の大きい視聴者用のものかを設定し、制御信号抽出部453が該スイッチの状態(動作位置)に応じて制御信号のうちの当該眼鏡に該当するものを抽出するようにしても良い。
また、眼鏡4には、それが耐性の小さい視聴者用のもの(41)か、耐性の中程度の視聴者用のもの(42)か、耐性の大きい視聴者用のもの(43)かを、視覚的に区別できるようにしておくのが好ましい。上記のスイッチにより、耐性の小さい視聴者用のものか、耐性の中程度の視聴者用のものか、耐性の大きい視聴者用のものかを設定する場合には、スイッチの状態(動作位置)により、上記区別をするようにしても良い。
なおまた、若年層に対する対策として、眼幅が予め定めた寸法以下の場合には立体視に対する耐性の小さい視聴者用と特定することとしても良い。
なお、ここでは、二次元映像を視聴する場合は左眼用映像を使用するように選択したが、右眼用映像を選択しても良い。
また、立体視映像に対する視聴者の耐性の区分を3つに限定するものではなく、加えて、立体視映像の視聴者に与える影響要因は、4つとは限らない。
本発明の実施の形態2は、上記のように構成されているので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを制御することが可能になる。
また、本発明の実施の形態2は、上記のように構成されているので、表示装置が眼鏡へ送信する手段を有していない場合においても、視聴者は自身の立体視映像の視聴に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴することが可能である。
実施の形態3.
実施の形態3は視聴者が着用する眼鏡の左眼と右眼とに装着されているシャッタを交互に「開」状態と「閉」状態に制御することにより、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを視聴者の左眼と右眼とにそれぞれ認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴装置に関し、さらに該映像視聴装置と、表示装置と、眼鏡で構成される映像視聴システムに関するものであり、映像視聴装置が生成する立体視映像視聴に対する視聴者の耐性に応じた制御を、立体視映像を表示する表示装置を介して視聴者が着用する眼鏡で実行することを特徴とするものである。
実施の形態3の映像視聴装置は例えば図17に示すように構成されている。尚、実施の形態3において、実施の形態1乃至実施の形態2と同一の動作や機能を有するものには、実施の形態1乃至実施の形態2と同一の符号あるいは記号を付し、説明を省略する。図17において、映像データから制限決定部16の出力である視聴制限信号群F1と、映像信号遅延部23の出力である遅延映像信号A1と、フレーム信号遅延部25の出力である遅延フレーム信号H1とを生成するまでの動作は、実施の形態2と同じである。
実施の形態3では、図17の立体視映像視聴制限装置10の出力である視聴制限信号群F1と、映像信号遅延部23の出力である遅延映像信号A1と、フレーム信号遅延部25の出力である遅延フレーム信号H1とは、信号出力部26において、それぞれ映像視聴装置2の外部に設けられた表示装置3に適した表示装置用映像信号A2と、表示装置出力用制御信号G3と、表示装置出力用フレーム信号H3とに変換されて、図17の表示装置3へ出力される。
表示装置3では、表示用映像信号A2に基づいて左眼用映像と右眼用映像とを時系列で交互に表示すると共に、表示装置出力用制御信号G3と表示装置出力用フレーム信号H3とから実施の形態2に示した眼鏡用制御信号G2と眼鏡用フレーム信号H2とをそれぞれ生成して、実施の形態2と同様に無線通信又は赤外線通信又は有線通信を用いて視聴者が着用する眼鏡4に送信する。
眼鏡用制御信号G2と眼鏡用フレーム信号H2を受信した眼鏡4には、実施の形態2と同じく、立体視映像の視聴に対して耐性が小さい視聴者が着用する眼鏡41と、立体視映像の視聴に対して耐性が中程度の視聴者が着用する眼鏡42と、立体視映像の視聴に対して耐性が大きい視聴者が着用する眼鏡43との3種類の眼鏡4が存在し、眼鏡41、42及び43の動作は実施の形態2で説明したそれぞれの眼鏡の動作と同じである。
本発明の実施の形態3は、上記のように構成されているので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを制御することが可能になると共に、光学ディスクの再生装置やインターネットからコンテンツをダウンロードしてデータを供給する手段などの複数の映像データ供給手段が1つの表示装置に接続され、かつ、その複数の映像データ供給手段が同時に動作する場合であっても、本実施の形態の映像視聴装置を映像データ供給手段と表示装置の間に介在させることにより、現在表示装置に表示されている立体視映像に対して視聴者個々の耐性に応じた適切な制御を行うことが可能となる。また、本実施の形態では、映像視聴装置に眼鏡への送信機能を搭載する必要がないため、映像視聴装置を安価に供給することも可能である。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4では、映像視聴装置が生成する立体視映像視聴に対する視聴者の耐性に応じた制御を、視聴者が着用する眼鏡に個別に実施する場合について説明する。本実施の形態4は、実施の形態2の送信部22あるいは実施の形態3の信号出力部26において、視聴制限信号群F1を入力にして、眼鏡用制御信号G2あるいは表示装置出力用制御信号G3を生成する動作に関するものである。説明を簡便にするために、先ず、実施の形態2の送信部22に本実施の形態4を適用した場合について説明する。
立体視映像を家族6人で同時に視聴する場合を例に採用して説明する。6人の視聴者UNMとその視聴者の立体視映像視聴に対する耐性の程度ENC及び個々の視聴者が着用する眼鏡の名称GNMを下記の表6の左側3列にそれぞれ記載する。6個の眼鏡にはそれぞれ眼鏡固有の識別子GIDが2進数表記で付与されており、その識別子を表6の右端の列に記載する。
Figure 0005449079
眼鏡は例えば図16に示すように構成され、識別子GIDはメモリ452に記憶されている。
送信部22には、制御信号G2の送信先である眼鏡について、その識別子GIDと耐性の程度ENCの関係を記憶したメモリ(符号22mを付した破線のブロックで示す)が設けられ、送信部22では、このメモリ22mを参照することにより、各識別子GIDに対応する耐性の程度ENCを知ることができる。そして、送信部22では、それぞれの眼鏡に対する制御データCNDの列(図18)を送信する。この制御データの列を構成する、各眼鏡のための制御データCNDn(n=1〜6)は、該眼鏡の識別子GIDnと、該眼鏡を着用する視聴者に立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードPInとを組にしたものである。立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードPInは例えば許可する場合に「0」、そうでない場合に「1」となる1ビットのデータである。制御データの列の先頭にはセパレータSPRが付加されている。
図18に示す例では、表6の最上の行の視聴者から下向きの順で、制御データが並んで
いるが、制御の並び順はどのようであっても良い。
以下、識別子GIDが表6に示す如くである場合について、さらに具体的に説明する。なお、制御データ及び立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードはともに0、1からなる数字で表されるので、制御データは数字列で表される。
送信部22では、識別子GIDがそれぞれGID4=「100」、GID5=「101」、及びGID6=「110」である眼鏡411、眼鏡412、及び眼鏡413は立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者が着用している眼鏡であることを予め認識しており(内部メモリ22mを参照することにより認識し)、視聴制限信号群F1の中の立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者向けの視聴制限信号F11に基づいて、視聴者UNM4、UNM5、UNM6に立体視映像の視聴を許可する場合には「0」のコードを、また、視聴者UNM4、UNM5、UNM6に立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を行わせる場合には「1」のコードを、それぞれ制御データCND4、CND5、CND6の一部をなすコードPI4、PI5、PI6として生成する。そして、送信部22では、これら立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者が着用している眼鏡の識別子GID4、GID5、GID6の後ろに、視聴制限信号F11に基づいて生成したコードPI4、PI5、PI6をそれぞれ付加した3個の制御データCND4、CND5、CND6の列(3個の数字列)を生成する。即ち、視聴者UNM4〜UNM6に立体視映像の視聴を許可する場合には制御データCND4〜CND6として「1000」、「1010」、「1100」の数字列が生成され、視聴者UNM4〜UNM6に立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を行わせる場合には制御データCND4〜CND6として、「1001」、「1011」、「1101」の数字列が生成される。
同様に、送信部22では、識別子GIDがGID3=「011」である眼鏡421は立体視映像の視聴に対して耐性の中程度の視聴者が着用している眼鏡であることを予め認識しており(内部メモリ22mを参照することにより認識し)、視聴制限信号群F1の中の立体視映像の視聴に対して耐性の中程度の視聴者向けの視聴制限信号F12に基づいて、視聴者UNM3に立体視映像の視聴を許可する場合には「0」のコードを、また、視聴者UNM3に立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を行わせる場合には「1」のコードを、制御データCND3の一部をなすコードPI3として生成する。そして、送信部22では、これら立体視映像の視聴に対して耐性の中程度の視聴者が着用している眼鏡の識別子GID3の後ろに、視聴制限信号F12に基づいて生成したコードPI3を付加した1個の制御データCND3(数字列)を生成する。即ち、視聴者UNM3に立体視映像の視聴を許可する場合には制御データCND3として「0110」の数字列が生成され、視聴者UNM3に立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を行わせる場合には制御データCND3として「0111」の数字列が生成される。
また、送信部22では、識別子GIDがそれぞれGID1=「001」、GID2=「010」である眼鏡431、及び眼鏡422は立体視映像の視聴に対して耐性の大きい視聴者が着用している眼鏡であることを予め認識しており(内部メモリ22mを参照することにより認識し)、視聴制限信号群F1の中の立体視映像の視聴に対して耐性の大きい視聴者向けの視聴制限信号F13に基づいて、視聴者UNM1、UNM2に立体視映像の視聴を許可する場合には「0」のコードを、また、視聴者UNM1、UNM2に立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を行わせる場合には「1」のコードを、それぞれ制御データCND1、CND2の一部をなすコードPI1、PI2として生成する。そして送信部22では、これら立体視映像の視聴に対して耐性の大きい視聴者が着用している眼鏡の識別子GID1、GID2の後ろに、視聴制限信号F13に基づいて生成したコードPI1、PI2をそれぞれ付加した2個の制御データ(2個の数字列)を生成する。即ち、視聴者UNM1、UNM2に立体視映像の視聴を許可する場合には制御データCND1、CND2として「0010」、「0100」の数字列が生成され、視聴者UNM1、UNM2に立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を行わせる場合には制御データCND1、CND2として「0011」、「0101」の数字列が生成される。
上記セパレータSPRとしては、眼鏡の識別子GIDと視聴制限信号群F1から、制御データとして、またはその列中に生成される可能性のある数字列以外の数字列、或いはそのような数字列の組み合わせを用いて生成される。そしてこのセパレータを先頭にして上記のそれぞれの眼鏡のための制御データの列、即ち、眼鏡の識別子GID1〜GID6と視聴制限信号群F1から生成されたコードPI1〜PI6の組み合わせCND1〜CND6を順番に並べたものを、一連の眼鏡用制御信号G2として繰り返し、眼鏡431、眼鏡432、眼鏡421、眼鏡411、眼鏡412、眼鏡413に送信する。
図19(A)〜(D)では、セパレータSPRを「00001111」とした場合の眼鏡用制御信号G2を示している。図19(A)の上段が、視聴者全員が立体視映像の視聴が許可されている場合の眼鏡用制御信号G2の数字列である。また、図19(B)の上段が、立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者には立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴を行わせ他の視聴者には立体視映像の視聴が許可されている場合の眼鏡用制御信号G2の数字列である。さらに、図19(C)の上段が、立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者と耐性の中程度の視聴者には立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴を行わせ、立体視映像の視聴に対して耐性の大きい視聴者には立体視映像の視聴が許可されている場合の眼鏡用制御信号G2の数字列である。さらに、図19(D)の上段が、視聴者全員が立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴を行わせられている場合の眼鏡用制御信号G2の数字列である。
眼鏡(431、432、421、411、412、413)の各々は、図20に示すように構成されている。図20に示す眼鏡は図16に示すものと概して同じであるが、セパレータ検出部456が付加されており、メモリ452には、眼鏡の識別子GIDn(nは1〜6のいずれか)と、セパレータを構成する数字列SPRとが記憶されている。
セパレータ検出部456は、受信部451で受信された制御信号451Yからメモリ452に記憶されたセパレータを構成する数字列SPRとを同じ数字列を見つけ出すことでセパレータSPRを認識し、認識結果を制御信号抽出部453に伝える。制御信号抽出部453では、認識されたセパレータSPRに続く数字列を4ビットずつに分割し、各4ビットのうちの最初の3ビットを、メモリ452に記憶された識別子GIDnと比較し、一致するものを見つけ出したら、それに続く1ビットを立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードPInであると認識して、該コードPInが「0」であるか「1」であるかを判定し、「0」であれば、立体視映像の視聴が許可されていると判断し、「1」であれば、二次元映像の視聴が推奨されていると判断する。そして、その判断結果を示す信号G4をシャッタ制御部454に供給する。シャッタ制御部454では、制御信号抽出部453による判断結果に基づいてシャッタ40L、40Rを制御する。
このような処理は各眼鏡において行なわれる。即ち、眼鏡431、眼鏡432、眼鏡421、眼鏡411、眼鏡412、眼鏡413では、図19(A)、(B)、(C)、(D)の下段に示すように、眼鏡用制御信号G2の数字列からセパレータSPRである「00001111」の数字列を見つけ出し、セパレータSPRに続くビット列を4ビットごとに分割して、4ビット単位でデータを取得し、4ビットデータの上位3ビットが受信した眼鏡の識別子GIDnと一致したデータのみに注目し、注目した4ビットデータの最下位ビット(コードPInを表す)に基づいて、その眼鏡に装着されているシャッタを、図15(C)〜(K)に示すように、立体視映像視聴の場合かあるいは二次元映像の視聴の場合かに応じた開閉動作を実施する。
なお、眼鏡の各々の耐性の程度は表6に示すように固定されたものであっても良いが、書換可能としても良い。書き換え可能とするためには、メモリ22mを、EEPROM、フラッシュメモリ、あるいはハードディスクなどの不揮発性で書き換え可能な記録媒体で構成するのが望ましい。メモリ22mの記憶内容の書き換えは、例えば図示しないリモコンや、映像視聴装置の外面に設けられたキー操作部の上下左右キーと「Enter」キーとの操作などにより行うようにしても良い。その操作方法としては、テレビのチャンネル設定方法、DVD再生装置の各種機能設定方法、オーディオアンプの設定方法などに準じた方法を用いることができる。
また、眼鏡に耐性の「大」、「中」、「小」のいずれかを選択するためのスイッチを設けておき、そのスイッチを切り換えることにより、眼鏡から映像視聴装置に情報を送信し、送信された情報により、メモリ22m内の情報を書き換えるようにすることもできる。この場合、眼鏡には、図21に示すように、耐性の程度を設定するスイッチ458と、スイッチ458の状態に応じた信号を生成する信号生成部459と、信号生成部459で生成された信号を送信する送信部460とが設けられる。なお、スイッチ458を設ける場合には、スイッチ458の状態によりメモリ452内の情報を書き換えるようにしても良く、スイッチ458の状態を耐性の程度の示す情報として(メモリ452からの同内容の情報の代わりに)制御信号抽出部453に供給することしても良い。
なおまた、上記の例では、識別子GIDを3ビット、視聴者に立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードPIには1ビット、セパレータSPRを8ビットとして説明したが、ビット数は必ずしもこの限りではないことは自明である。また、眼鏡用制御信号G2は、セパレータSPRと識別子GIDとコードPIだけの数字列の繰り返しとして説明したが、眼鏡用制御信号G2に誤り訂正用情報を付加しても良い。
次に、実施の形態3の信号出力部26に、上記の実施の形態4を適用した送信部22の機能及び動作を採用して、表示装置出力用制御信号G3を生成し、表示装置3を介して眼鏡4に送信することとしても良い。
また、信号出力部26では、眼鏡の識別子GIDと、視聴者に立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードPIとを組み合わせた数字列のみの生成に留め、これらの数字列を表示装置出力用制御信号G3として表示装置3に出力し、表示装置3で、セパレータSPRの生成、並びにセパレータSPRと制御データCNDの列からなる制御信号G2の生成を行わせて、眼鏡4に送信することとしても良い。
本発明の実施の形態4は、上記のように構成されているので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを制御することが可能になると共に、数字列信号が循環して繰り返し送信されるので、眼鏡は繰り返し判定が可能になり、ノイズによる誤動作が生じにくくなるという効果がある。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5について説明する。本発明の実施の形態1乃至実施の形態3においては、視聴者の立体視映像の視聴に対する耐性の程度に依らず、立体視映像を視聴することに対する視聴者への要因ごとに各1つずつの係数変換部で実現する場合について説明した。実施の形態5では、立体視映像を視聴することに対する視聴者への1つの要因に対して視聴者の立体視映像の視聴に対する耐性の程度ごとに別々の係数変換部を備えた場合について説明する。
先ず、立体視映像を視聴するにあたり視聴者に与える影響の第1の要因である明るい点が素早く明滅することに関する動作について図22を用いて説明する。本実施の形態5では、実施の形態1に関して説明した第1の係数変換部131の内部に、第1の要因に対する耐性が小さい視聴者用の第1の耐性小向き係数変換部1311と、第1の要因に対する耐性が中程度の視聴者用の第1の耐性中向き係数変換部1312と、第1の要因に対する耐性が大きい視聴者用の第1の耐性大向き係数変換部1313とを備え、耐性小向き係数変換部1311と耐性中向き係数変換部1312と第1の耐性大向き係数変換部1313にそれぞれ第1の要因抽出部121の出力である第1の要因情報B1を入力する。
第1の耐性小向き係数変換部1311は、第1の要因情報B1に基づいて、予め定められた単位時間あたりの第1の要因に対する耐性が小さい視聴者用に与える影響の程度を表す係数である第1の耐性小向き影響係数C11を生成する。
第1の耐性中向き係数変換部1312は、第1の要因情報B1に基づいて、予め定められた単位時間あたりの第1の要因に対する耐性が中程度の視聴者用に与える影響の程度を表す係数である第1の耐性中向き影響係数C12を生成する。
第1の耐性大向き係数変換部1313は、第1の要因情報B1に基づいて、予め定められた単位時間あたりの第1の要因に対する耐性が大きい視聴者用に与える影響の程度を表す係数である第1の耐性大向き影響係数C13を生成する。
第1の耐性小向き影響係数C11と第1の耐性中向き影響係数C12と第1の耐性大向き影響係数C13とは、実施の形態1における第1の影響係数C1に相当し、第1の積算部141に出力される。
本実施の形態5では、さらに実施の形態1に関して説明した第1の積算部141の内部に、第1の要因に対する耐性が小さい視聴者用の第1の耐性小向き積算部1411と、第1の要因に対する耐性が中程度の視聴者用の第1の耐性中向き積算部1412と、第1の要因に対する耐性が大きい視聴者用の第1の耐性大向き積算部1413とを備え、第1の耐性小向き積算部1411には第1の耐性小向き係数変換部1311の出力である第1の耐性小向き影響係数C11が入力され、第1の耐性中向き積算部1412には第1の耐性中向き係数変換部1312の出力である第1の耐性中向き影響係数C12が入力され、第1の耐性大向き積算部1413には第1の耐性大向き係数変換部1313の出力である第1の耐性大向き影響係数C13が入力される。
第1の耐性小向き積算部1411では、第1の耐性小向き影響係数C11を単位時間で積算して、第1の耐性小向き積算値D11を生成して、第1の比較部151内の第1の耐性小向き比較部1511に出力する。
第1の耐性中向き積算部1412では、第1の耐性中向き影響係数C12を単位時間で積算して、第1の耐性中向き積算値D12を生成して、第1の比較部151内の第1の耐性中向き比較部1512に出力する。
第1の耐性大向き積算部1413では、第1の耐性大向き影響係数C13を単位時間で積算して、第1の耐性大向き積算値D13を生成して、第1の比較部151内の第1の耐性大向き比較部1513に出力する。
第1の耐性小向き積算値D11と第1の耐性中向き積算値D12と第1の耐性大向き積算値D13とは、実施の形態1における第1の積算値D1に相当する。
本実施の形態5における第1の比較部151は、実施の形態1に関して説明した第1の比較部151と同一であり、実施の形態1における第1の比較部151内の耐性小向き比較部1511、第1の耐性中向き比較部1512、第1の耐性大向き比較部1513はそれぞれ本実施の形態5の第1の比較部151内の第1の耐性小向き比較部1511、第1の耐性中向き比較部1512、第1の耐性大向き比較部1513に相当する。
次に、立体視映像を視聴するにあたり視聴者に与える影響の第2の要因であるコントラストが強い領域が広いことに関する動作について図23を用いて説明する。本実施の形態5では、実施の形態1に関して説明した第2の係数変換部132の内部に、第2の要因に対する耐性が小さい視聴者用の第2の耐性小向き係数変換部1321と、第2の要因に対する耐性が中程度の視聴者用の第2の耐性中向き係数変換部1322とを備え、耐性小向き係数変換部1321と耐性中向き係数変換部1322とにそれぞれ第2の要因抽出部122の出力である第2の要因情報B2を入力する。
第2の耐性小向き係数変換部1321は、第2の要因情報B2に基づいて、予め定められた単位時間あたりの第2の要因に対する耐性が小さい視聴者用に与える影響の程度を表す係数である第2の耐性小向き影響係数C21を生成する。
第2の耐性中向き係数変換部1322は、第2の要因情報B2に基づいて、予め定められた単位時間あたりの第2の要因に対する耐性が中程度の視聴者用に与える影響の程度を表す係数である第2の耐性中向き影響係数C22を生成する。
第2の耐性小向き影響係数C21と第2の耐性中向き影響係数C22とは、実施の形態1における第2の影響係数C2に相当し、第2の積算部142に出力される。
本実施の形態5ではさらに、実施の形態1に関して説明した第2の積算部142の内部に、第2の要因に対する耐性が小さい視聴者用の第2の耐性小向き積算部1421と、第2の要因に対する耐性が中程度の視聴者用の第2の耐性中向き積算部1422とを備え、第2の耐性小向き積算部1421には第2の耐性小向き係数変換部1321の出力である第2の耐性小向き影響係数C21が入力され、第2の耐性中向き積算部1422には第2の耐性中向き係数変換部1322の出力である第2の耐性中向き影響係数C22が入力される。
第2の耐性小向き積算部1421では、第2の耐性小向き影響係数C21を単位時間で積算して、第2の耐性小向き積算値D21を生成して、第2の比較部152内の第2の耐性小向き比較部1521に出力する。
第2の耐性中向き積算部1422では、第2の耐性中向き影響係数C22を単位時間で積算して、第2の耐性中向き積算値D22を生成して、第2の比較部152内の第2の耐性中向き比較部1522に出力する。
第2の耐性小向き積算値D21と第2の耐性中向き積算値D22とは、実施の形態1における第2の積算値D2に相当する。
本実施の形態5における第2の比較部152は、実施の形態1に関して説明した第2の比較部152と同一であり、実施の形態1における第2の比較部152内の耐性小向き比較部1521、耐性中向き比較部1522は、それぞれ本実施の形態5の第2の比較部152内の第2の耐性小向き比較部1521、第2の耐性中向き比較部1522に相当する。
第3の要因に対する本実施の形態5の処理は、実施の形態1と同様である。これは、立体視映像を視聴するにあたり視聴者に与える影響の第3の要因である左眼用映像と右眼用映像との輝度差が大きいことの影響が、耐性の小さい視聴者のみに影響を与えることを考慮したためである。
次に、立体視映像を視聴するにあたり視聴者に与える影響の第4の要因である立体視の輻輳角が大きいことに関する動作について図24を用いて説明する。本実施の形態5では、実施の形態1に関して説明した第4の係数変換部134の内部に、第4の要因に対する耐性が小さい視聴者用の第4の耐性小向き係数変換部1341と、第4の要因に対する耐性が中程度の視聴者用の第4の耐性中向き係数変換部1342とを備え、耐性小向き係数変換部1341と耐性中向き係数変換部1342とにそれぞれ第4の要因抽出部124の出力である第4の要因情報B4を入力する。
第4の耐性小向き係数変換部1341は、第4の要因情報B4に基づいて、予め定められた単位時間あたりの第4の要因に対する耐性が小さい視聴者用に与える影響の程度を表す係数である第4の耐性小向き影響係数C41を生成する。
第4の耐性中向き係数変換部1342は、第4の要因情報B4に基づいて、予め定められた単位時間あたりの第4の要因に対する耐性が中程度の視聴者用に与える影響の程度を表す係数である第4の耐性中向き影響係数C42を生成する。
第4の耐性小向き影響係数C41と第4の耐性中向き影響係数C42とは、実施の形態1における第4の影響係数C4に相当し、第4の積算部144に出力される。
本実施の形態5ではさらに、実施の形態1に関して説明した第4の積算部144の内部に、第4の要因に対する耐性が小さい視聴者用の第4の耐性小向き積算部1441と、第4の要因に対する耐性が中程度の視聴者用の第4の耐性中向き積算部1442とを備え、第4の耐性小向き積算部1441には第4の耐性小向き係数変換部1341の出力である第4の耐性小向き影響係数C41が入力され、第4の耐性中向き積算部1442には第4の耐性中向き係数変換部1342の出力である第4の耐性中向き影響係数C42が入力される。
第4の耐性小向き積算部1441では、第4の耐性小向き影響係数C41を単位時間で積算して、第4の耐性小向き積算値D41を生成して、第4の比較部154内の第4の耐性小向き比較部1541に出力する。
第4の耐性中向き積算部1442では、第4の耐性中向き影響係数C42を単位時間で積算して、第4の耐性中向き積算値D42を生成して、第4の比較部154内の第4の耐性中向き比較部1542に出力する。
第4の耐性小向き積算値D41と第4の耐性中向き積算値D42とは、実施の形態1における第4の積算値D4に相当する。
本実施の形態5における第4の比較部154は、実施の形態1における第4の比較部154と同一であり、実施の形態1における第4の比較部154内の耐性小向き比較部1541、耐性中向き比較部1542は、それぞれ本実施の形態5の第4の比較部154内の第4の耐性小向き比較部1541、第4の耐性中向き比較部1542に相当する。
本実施の形態5では、視聴者に与える要因ごとの係数変換部の一部あるいは全部を耐性の程度別に備えることを特徴とする。
本発明の実施の形態5は、上記のように構成されているので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを制御することが可能になると共に、それぞれの耐性ごとに視聴者に影響が出る累積強度を独立に制御することが可能である。
実施の形態6.
立体視映像のコンテンツの情報を少なくする(帯域圧縮する)ために、左眼用映像と右眼用映像のうちの一方の映像を映像データ(例えば左眼用映像の映像データ)と、両者の差分を表すデータを伝送し、或いは蓄積しておき、再生の際に、上記一方の映像の映像データと、上記差分を表すデータとを用いて他方の映像の映像データ(例えば右眼用映像の映像データ)を生成することが行なわれることがある。このようなコンテンツを視聴する場合、これ以上の立体視映像の視聴が好ましくないとして二次元映像の視聴に切り換えられた後は、眼鏡の左眼用シャッタ40Lと右眼用シャッタ40Rとはいずれも、上記一方の映像の表示装置から出力されている期間だけ「開」状態にして両眼に上記一方の映像を入射させると共に、他方の映像が表示装置から出力されている期間は眼鏡の両シャッタは「閉」状態にして、上記一方の映像だけで二次元映像を視聴するように制御する。このようにするのは、差分を用いて生成される上記他方の映像は、上記一方の映像よりも品位が劣るからである。即ち、上記一方の映像を眼に入射させることで、より高品質の映像を視聴することが可能となる。
実施の形態7.
視聴者の立体視映像視聴に対する耐性を考慮した場合、これ以上の立体視映像を視聴することが好ましくないとして二次元映像の視聴に切り換えられた後の眼鏡への制御が、(1)眼鏡の左眼用シャッタ40Lと右眼用シャッタ40Rとはいずれも、左眼用映像が表示装置から出力されている期間だけ「開」状態にして両眼に左眼用映像を入力すると共に、右眼用映像が表示装置から出力されている期間は眼鏡の両シャッタは「閉」状態にする場合と、(2)眼鏡の左眼用シャッタ40Lと右眼用シャッタ40Rとはいずれも、右眼用映像が表示装置から出力されている期間だけ「開」状態にして両眼に左眼用映像を入力すると共に、左眼用映像が表示装置から出力されている期間は眼鏡の両シャッタは「閉」状態にする場合とを選択できるスイッチを眼鏡に装備する。
即ち、この実施の形態の眼鏡は図25に示すように構成されている。図25の眼鏡は、図16と概して同じであるが、スイッチ462が付加されており、シャッタ制御部454は、二次元視聴を行わせる場合、スイッチ462の状態に応じて、左眼用映像の表示期間のみ「開」とするか右眼用映像の表示期間のみ「開」とするかを選択する。
本発明の実施の形態6は、上記のように構成されているので、視聴者の立体視映像視聴に対する耐性を考慮した場合、これ以上の立体視映像を視聴が好ましくないとして二次元映像の視聴に切り換えられた視聴者は、自分の好みの方の二次元映像を視聴することが可能になる。
実施の形態8.
本発明の実施の形態8では、視聴者が装着する眼鏡のシャッタの切り換え動作について、立体視映像視聴の場合と二次元映像を視聴する場合とで異なるタイミングを使用する。
図26(A)に表示装置が表示する立体視映像の左眼用映像と右眼用映像との表示の時系列を示す。立体視映像を視聴する場合には、左眼用映像が右眼に入ること及び右眼映像が左眼に入ることを防ぐために、図26(B)及び(C)に示すように、左眼用映像と右眼用映像とが切り換わる時間より眼鏡のそれぞれのシャッタの「開」の時間はΔ1だけ内側になるように制御する。即ち、左眼用映像、右眼用映像の各々が表示される期間に対し、各映像を見せるためのシャッタが「開」となる期間は、より遅く始まり、より早く終わるように制御する。しかし、立体視映像を視聴することにより視聴者に影響があるとして二次元映像の視聴に切り換えた場合には、視聴者への立体視映像の影響は通常より軽減する必要がある。従って、二次元映像の視聴に切り換えた場合には、図26(D)及び(E)に示すように、左眼用映像と右眼用映像とが切り換わる時間より眼鏡の左右両シャッタの「開」の時間はΔ1より大きいΔ2(Δ1<Δ2)だけ内側になるように(即ち、立体視の場合よりも、「開」となる期間がより遅く始まり、より早く終わるように)制御する。この制御は例えば、眼鏡内のシャッタ制御部454により行われる。なお、図26(D)及び(E)では、左眼用映像を両眼で見ることにより二次元映像を視聴する場合を示したが、右眼用映像を両眼で見ることにより二次元映像を視聴する場合も同様である。
いずれにしても、立体視映像視聴時における左眼用映像と右眼用映像とが切り換わるタイミングと眼鏡のシャッタが切り換わるタイミングとの時間差(Δ1)よりも、二次元映像視聴時における左眼用映像と右眼用映像とが切り換わるタイミングと眼鏡のシャッタが切り換わるタイミングとの時間差(Δ2)の方が大きいように制御することとすれば良い。
本発明の実施の形態8は、上記のように構成されているので、立体視映像を視聴することにより視聴者に影響があるとして二次元映像の視聴に切り換えた場合のクロストークを削減し、視聴者への立体視映像の影響を軽減することをも可能になる。
実施の形態9.
本発明の実施の形態9では、立体視映像の視聴に対する耐性が大きい視聴者に対しても、立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に切り換わった場合、実施の形態2及び実施の形態3で説明した映像復号部21において、映像信号A0として立体視映像を出力せず二次元映像を出力すると共に、眼鏡5の両眼のシャッタに対しても常に「開」の状態に設定する。
本発明の実施の形態9は、上記のように構成されているので、左眼用映像と右眼用映像とによるクロストークによる視聴者に対する影響を排除することもできると共に、画面の輝度を大きく保つことをもでき、加えて、眼鏡を外して映像を視聴することをも可能となる。
実施の形態10.
個々の眼鏡に対して、その眼鏡が
(1)立体視映像の視聴において耐性の小さい視聴者向けか、
(2)立体視映像の視聴において耐性の中程度の視聴者向けか、
(3)立体視映像の視聴において耐性の大きい視聴者向けか、
(4)二次元映像の視聴に切り換わった場合に左眼用映像で視聴するのか、
(5)二次元映像の視聴に切り換わった場合に右眼用映像で視聴するのか、
(6)視聴の最初から二次元映像視聴用に制御が固定されているのか等の情報の1つ又は複数又は全部を表示する。
上記の表示は、例えば、眼鏡の外面に、視認可能なように文字、記号などを形成したり、ラベルを貼ったりしておくことにより実現可能である。
また、メモリ22m内の耐性の程度を書き換え可能とする場合には、例えば、眼鏡のつるの部分に例えば液晶表示部で構成される表示部を設けて、文字、記号、或いは色で表示させることとしても良い。
この場合には、例えば図27に示されるように、眼鏡に表示部464及び表示駆動部465を付加し、メモリ452に記憶された耐性の程度を表す信号に応じて表示を行うよう表示部を制御することとすれば良い。図27に示す眼鏡は上記以外の点では図16に示す眼鏡と同じである。
また、眼鏡のスイッチで耐性の程度を切り替える場合にも、上記と同様に、例えば液晶表示部で構成される表示部を利用することとしても良く、眼鏡のスイッチの状態により表示を行うこととしても良い。
本発明の実施の形態10は、上記のように構成されているので、眼鏡の装着間違いを防止することができる。
実施の形態11.
常に、二次元映像を視聴するように強制的に選択できるスイッチを眼鏡に装備する。あるいは、実施の形態3において、常に二次元映像を視聴するように強制的に選択する情報を付加して、それぞれの眼鏡に送信する。
スイッチを装備する場合の眼鏡の構成例は図28に示すごとくである。図28に示す眼鏡は、図16に示すものと概して同じであるが、スイッチ467が付加されている。スイッチ467により強制的に二次元映像を視聴することが要求されているときは、シャッタ制御部454は、制御信号抽出部453からの制御信号G4の内容に関わらず、シャッタ40L、40Rを二次元映像視聴するように動作させる。
二次元映像を視聴するように強制的に選択する情報を付加する場合には、例えば、図17の信号出力部26が、表示装置3に供給する信号A2、G3、H3のうち、信号G3として、信号群F1の内容如何に関わらず、二次元映像の視聴を選択させるものを出力するように構成される。
本発明の実施の形態11は、上記のように構成されているので、例えば片目の不自由な人に対しても、他の視聴者と同時に立体視映像を視聴することが可能である。
実施の形態12.
上記の実施の形態1などでは、比較部がヒステリシスの機能を有することとしているが、比較部はヒステリシスの機能を持たず、閾値との大小の結果をそのまま出力し、制限決定部16は比較部における閾値との大小の判定結果をそのまま反映した影響信号群に基づき視聴制限信号群を出力することとして、一方眼鏡がヒステリシスの機能を持つこととしても良い。即ち、各眼鏡が、対応する視聴制限信号により、二次元映像の視聴を推奨されると、それ以降は、眼鏡用制御信号G2が、立体視映像の視聴を許可する内容に変わっても、映像の視聴を中止或いは終了するまで、二次元映像の視聴を続けるように眼鏡内部の制御部により制御を行うこととしても良い。
これは、例えば、眼鏡が図16に示すように構成されている場合、制御信号G4が二次元映像の視聴を推奨するものとなって、シャッタ制御部454が一旦二次元モードでシャッタを動作させる状態に遷移した後は、制御信号G4が立体視映像の視聴を許可する状態に復帰した後も、シャッタ制御部454が二次元モードを維持するように構成することとしても良い。
上記以外の点では本実施の形態は実施の形態1〜11と同じである。
実施の形態13.
本発明の実施の形態13においては、ひとたび二次元映像推奨レベルに遷移した場合の復帰を眼鏡のスイッチで実施し、他の動作は本発明の実施の形態12と同じである。
スイッチを装備する場合の眼鏡の構成例は図29に示すごとくである。図29に示す眼鏡は、図16に示すものと概して同じであるが、リセットスイッチ469が付加されている。上記のように、図16を参照してシャッタ制御部454は、リセットスイッチ469により復帰が指示された場合には、そのときまで二次元モードにあったとしても、立体視モードへの復帰が可能となり、次に制御信号抽出部453から出力される制御信号G4の内容に応じて、立体視モードと、二次元モードのいずれかを選択する。即ち、制御信号G4が立体視映像の視聴を許可するものとなれば、立体視モードでシャッタを制御する状態となる。一旦立体視モードでシャッタを制御する状態になった後に、制御信号G4が二次元映像の視聴を推奨するものとなれば、二次元モードでシャッタを制御する状態となって、次にリセットスイッチ469の操作による復帰、視聴コンテンツの終了または新たな視聴コンテンツの再生が行なわれるまで、その状態を維持する。視聴コンテンツの終了または新たな視聴コンテンツの再生開始を認識する方法には、眼鏡用制御信号G2に視聴コンテンツ終了時や新たな視聴コンテンツの再生開始時に専用信号を生成して、この信号を受信部451に送信する方法や、眼鏡用制御信号G2ないし眼鏡用フレーム信号H2が予め定められた時間以上受信部451で受信できないことを検知する方法などがある。
本発明の実施の形態13は、上記のように構成されているので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを制御することが可能になると共に、使用されていない眼鏡をコンテンツの途中から使用した場合においても、その新たに使用した視聴者に対し、立体視映像の影響をその視聴者の耐性に合わせて正しく制御することが可能である。
実施の形態14.
本発明の実施の形態14では、実施の形態1に示す立体視映像視聴制限通知装置において、視聴者に対して、図1の送出部17から出力される警告信号G1の如何を問わず、視聴者が強制的に、二次元映像を視聴するように眼鏡を制御させるスイッチを設ける。
このスイッチは例えば眼鏡に設けられ、ユーザ(視聴者又はその保護者など)が操作することができるものである。この場合の眼鏡は、実施の形態11に関して、図28を参照して説明したのと同じ構成とすることができる。
本発明の実施の形態14は、立体視映像視聴制限通知装置の判断に頼ることなく、視聴者自身の体調の感覚などにより、立体視映像の視聴を中止して、二次元映像の視聴により引き続きコンテンツの視聴を継続することを可能とする。
なお、上記した実施の形態の特徴は、互いに相反しない限り互いに組合せることが可能である。
実施の形態15.
実施の形態15では、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを交互にそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる場合において、視聴者の立体視映像の視聴の耐性に応じた態様での視聴を可能にする立体視映像視聴制限通知方法について説明する。この通知方法は、例えば図30に示す装置を用いて実施される。図30に示す装置は、CPU101と、プログラムメモリ102と、データメモリ103と、第1のインターフェース104と、第2のインターフェース105とを有し、これらはバス106で互いに接続されている。第1のインターフェース104から映像信号が入力され、CPU101は、プログラムメモリ102に格納されているプログラムに基づいて動作し、後述の警告信号を生成して第2のインターフェース105を介して出力する。データメモリ103は、入力された映像信号の一時記憶或いはCPU101における処理の際に生成されたデータの一時記憶に利用される。
図31は、実施の形態15の全体の処理を表したフローチャートである。
図31に示すように、先ず、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを表す映像信号A0が入力され、立体視映像視聴制限処理ステップS10で利用される。
立体視映像視聴制御処理ステップS10は、要因抽出ステップS11と、係数変換ステップS12と、積算ステップS13と、比較ステップS14と、制限決定ステップS15とを有する。要因抽出ステップS11、係数変換ステップS12、積算ステップS13、比較ステップS14、及び制限決定ステップS15は、それぞれ図1の要因抽出部12、係数変換部13、積算部14、比較部15、及び制限決定部16と同様の処理を行う。
即ち、要因抽出ステップS11では、入力された映像信号から、実施の形態1に示す第1の要因情報B1と同等の明るい点が素早く明滅することを要因とする視聴者へ与える影響の情報や、実施の形態1に示す第2の要因情報B2と同等のコントラストが強い領域が広いことを要因とする視聴者へ与える影響の情報や、実施の形態1に示す第3の要因情報と同等の左眼用映像と右眼用映像との輝度差が大きいことを要因とする視聴者へ与える影響の情報や、実施の形態1に示す第4の要因情報と同等の立体視の輻輳角が大きいことを要因とする視聴者へ与える影響の情報をそれぞれ抽出し、抽出した情報を要因情報群として次の係数変換ステップS12へ移行する。なお、実施の形態15では、要因情報群は4つの情報に制限されるものではない。そこで以下では一般化して、第n番目の視聴者へ与える影響の要因に関する情報を第n要因情報と呼ぶことにする。
次に、係数変換ステップS12では、要因情報群の中の第n要因情報に対して、第nの影響係数(例えば、実施の形態1の第1の影響係数C1や、第2の影響係数C2や、第3の影響係数C3や、第4の影響係数C4)を生成して、積算ステップS13へ移行する。
三番目に、積算ステップS13では、第n影響係数を、映像信号を視聴している時間だけ、即ち、図31のステップS22からのループが継続している期間中、積算して第n積算値を生成して、比較ステップS14へ移行する。
比較ステップS14では、第n積算値に対して、図32に示すように、先ず第n積算値用耐性大向き比較ステップS14n1で、第n積算値と、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の大きい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値とを比較し、第n積算値がn番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の大きい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値より大きい場合には、後述する、第n積算値用耐性大向信号処理ステップS14n4に移行する。一方、第n積算値用耐性大向き比較ステップS14n1で、第n積算値と、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の大きい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値とを比較し、第n積算値がn番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の大きい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値より小さい場合には、図32に示す、第n積算値用耐性中向き比較ステップS14n2に移行する。
第n積算値用耐性中向き比較ステップS14n2では、第n積算値と、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の中程度の視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値とを比較し、第n積算値が、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の中程度の視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値より大きい場合には、後述する、第n積算値用耐性中向信号処理ステップS14n5に移行する。一方、第n積算値用耐性中向き比較ステップS14n2で、第n積算値と、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の中程度の視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値とを比較し、第n積算値が、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の中程度の視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値より小さい場合には、図32に示す、第n積算値用耐性小向き比較ステップS14n3に移行する。
第n積算値用耐性小向き比較ステップS14n3で、第n積算値と、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値とを比較し、第n積算値が、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値より大きい場合には、後述する第n積算値用耐性小向信号処理ステップS14n6に移行する。一方、第n積算値用耐性小向き比較ステップS14n3で、第n積算値と、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値と比較をし、第n積算値が、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して耐性の小さい視聴者に影響が生じるであろうと考えられる閾値より小さい場合には、後述する、第n積算値用無制限処理ステップS14n7に移行する。
第n積算値用耐性大向き信号処理ステップS14n4では、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して、全ての視聴者に対して、立体視映像の視聴をやめ二次元映像の視聴を推奨する第n影響信号群を生成し、その後、n番目の要因に関する比較ステップを終了する。
第n積算値用耐性中向き信号処理ステップS14n5では、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して、耐性の中程度の視聴者と耐性の小さい視聴者に対して立体視映像の視聴をやめ二次元映像の視聴を推奨し、耐性の大きい視聴者に対してはそのまま立体視映像の視聴を許可する第n影響信号群を生成し、その後、n番目の要因に関する比較ステップを終了する。
第n積算値用耐性小向き信号処理ステップS14n6では、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して、耐性の小さい視聴者に対して立体視映像の視聴をやめ二次元映像の視聴を推奨し、耐性の中程度の視聴者と耐性の大きい視聴者に対してはそのまま立体視映像の視聴を許可する第n影響信号群を生成し、その後、n番目の要因に関する比較ステップを終了する。
第n積算値用無制限処理ステップS14n7では、n番目の視聴者に対する影響の要因に関して、全ての視聴者に対して、立体視映像の視聴を許可する第n影響信号群を生成し、その後、n番目の要因に関する比較ステップを終了する。
立体視映像の視聴において視聴者に与える影響の要因すべてに関して、影響信号群が生成されると、図31に示す比較ステップS14は終了し、影響信号群を次の制限決定ステップS15に引き渡す。
制限決定ステップS15では、比較ステップS14で生成した影響信号群に対して、先ず、図33に示すように、耐性大向き影響信号用制限決定ステップS151で、立体視映像の視聴に対する視聴者への各要因に関する影響信号のうち、耐性の大きい視聴者に関する影響信号において、どれか1つでも二次元映像の視聴を推奨する信号が存在した場合には、図33の「規制」の方へ分岐して、後述する、耐性大向き視聴制限生成ステップS154に移行する。一方、全ての耐性の大きい視聴者に関する影響信号が、立体視映像の視聴を許可する場合には、図33の「許可」の方へ分岐して、耐性中向き影響信号用制限決定ステップS152へ移行する。
図33に示す、耐性中向き影響信号用制限決定ステップS152では、立体視映像の視聴に対する視聴者への各要因に関する影響信号のうち、耐性の中程度の視聴者に関する影響信号において、どれか1つでも二次元映像の視聴を推奨する信号が存在した場合には、図33の「規制」の方へ分岐して、後述する、耐性中向き視聴制限生成ステップS155に移行する。一方、全ての耐性の中程度の視聴者に関する影響信号が、立体視映像の視聴を許可する場合には、図33の「許可」の方へ分岐して、耐性小向き影響信号用制限決定ステップS153へ移行する。
図33に示す、耐性小向き影響信号用制限決定ステップS153では、立体視映像の視聴に対する視聴者への各要因に関する影響信号のうち、耐性の小さい視聴者に関する影響信号において、どれか1つでも二次元映像の視聴を推奨する信号が存在した場合には、図33の「規制」の方へ分岐して、後述する、耐性小向き視聴制限生成ステップS156に移行する。一方、全ての耐性の小さい視聴者に関する影響信号が立体視映像の視聴を許可する場合には、図33の「許可」の方へ分岐し、後述する、無制限処理ステップS157へ移行する。
なお、耐性大向き影響信号用制限決定ステップS151、耐性中向き影響信号用制限決定ステップS152及び耐性小向き影響信号用制限決定ステップS153においては、それぞれの影響信号のうち、予め定められた数以上の信号が二次元映像の視聴を推奨する場合には、図33の「規制」の方へ分岐し、予め定められた数未満の信号が二次元映像の視聴を推奨する場合には、図33の「許可」の方へ分岐するように処理することも可能である。
耐性大向き視聴制限信号生成ステップS154では、立体視映像の視聴に対して耐性の大きい視聴者用の視聴制限信号を、立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を推奨するように設定し、その後、耐性中向き影響信号用制限決定ステップS152に移行する。
耐性中向き視聴制限信号生成ステップS155では、立体視映像の視聴に対して耐性の中程度の視聴者用の視聴制限信号を、立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を推奨するように設定し、その後、耐性小向き影響信号用制限決定ステップS153に移行する。
耐性小向き視聴制限信号生成ステップS156では、立体視映像の視聴に対して耐性の小さい視聴者用の視聴制限信号を、立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を推奨するように設定し、その後、制限決定ステップS15の処理を終了して、次の送出ステップS21へ移行する。
無制限処理ステップS157では、全ての視聴制限信号に対して、立体視映像の視聴を許可する内容のものとなるように設定し、その後、制限決定ステップS15の処理を終了して、次の送出ステップS21へ移行する。
本実施の形態15では、耐性大向き影響信号用制限決定ステップS151、耐性中向き影響信号用制限決定ステップS152、耐性小向き影響信号用制限決定ステップS153の順で処理を行うことを示したが、必ずしもこの順番である必要はない。
制限決定ステップS15で生成された視聴制限信号群は、送出ステップS21で利用される。即ち送出ステップS21では、視聴制限信号群に対して、図1の送出部17と同様の処理を行い、実施の形態1で説明した警告信号G1と同等の警告信号を生成し、その警告信号を視聴者に通知し、その後、ステップS22で立体視映像の視聴が終了しているか(一連の映像データの最後、即ちコンテンツの最後に達したか)否かを判定する。
ステップS22において、立体視映像の視聴が終了していなければ、映像信号を入力して、再び要因抽出ステップS11以降の処理を繰り返す。ステップS22において、立体視映像の処理が終了したならば、後処理ステップS23において、積算値を格納するレジスタなどを初期化して、この立体視映像視聴制限通知方法の処理を終了する。
本発明の実施の形態15は、上記のように処理されるので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを視聴者が選択することが可能になる。
実施の形態16.
実施の形態16では、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを交互にそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる場合において、視聴者の立体視映像の視聴の耐性に応じた態様での視聴を可能にする映像視聴方法について説明する。この方法の実施の形態にも、例えば図34に示す映像視聴装置と例えば図35に示される眼鏡が用いられる。図34に示す映像視聴装置は、図30に示すものと概して同じであるが、送信部107が付加されている。送信部107は第2のインターフェース105を介してCPU101に接続されており、眼鏡に信号を送信するために用いられる。
図35に示される眼鏡は、CPU481と、プログラムメモリ482と、データメモリ483と、第1のインターフェース484と、第2のインターフェース485とを有し、これらはバス486で互いに接続されている。眼鏡はさらに、受信部487を有する。受信部487は、第1のインターフェース484を介して、バス486と接続され、映像視聴装置の送信部107からの信号を受信する。受信した信号は第1のインターフェース484を介してCPU481などに伝えられる。
CPU481は、プログラムメモリ482に格納されているプログラムに基づいて動作し、受信部487で受信した信号を第1のインターフェース484を介して受け、シャッタ制御信号を第2のインターフェース485を介して出力する。シャッタ駆動部488は、CPU481から第2のインターフェース485を介して供給される制御信号に基づいて左眼用のシャッタ40L及び右眼用のシャッタ40Rを駆動する。
データメモリ483は、入力された信号の一時記憶或いはCPU481における処理の際に生成されたデータの一時記憶に利用される。さらに、データメモリ483又はプログラムメモリ482に眼鏡の識別子が記憶されている。
図36は、実施の形態16の全体の処理を表したフローチャートである。
実施の形態16では、光学ディスクに収納されていたりコンテンツ供給者がインターネットを介して提供する映像データADを、第1のインターフェース104を介してCPU101に供給し、CPU101では、図36に示す、復号ステップS24において、映像データADが著作権保護のために暗号化されていればその暗号を解き、また映像データADが帯域圧縮されたデータならば復元を行い、左眼用の映像と右眼用の映像が時系列に交互に出力される映像信号A0と、左眼用映像が出力されている時間と右眼用映像が出力されている時間とを識別するフレーム信号H0とを生成する。
復号ステップS24で生成された映像信号A0は、図36に示す、立体視映像視聴制限ステップS10で利用される。この立体視映像視聴制限ステップS10は、図31に示した要因抽出ステップS11から制限決定ステップS15まで、即ち図31の符号「A」で示す部分から符号「B」で示す部分までの処理であり、その処理内容は、実施の形態15と同一であるので、説明を省略する。
立体視映像視聴制限ステップS10で生成した視聴制限信号群F1は、送信ステップS25で利用される。
送信ステップS25は、実施の形態2に関し図12を参照して説明した送信部22と同様の処理を行うものであり、立体視映像視聴制限ステップS10で生成された視聴制限信号群F1に基づいて眼鏡用制御信号G2を生成し、これとともに、復号ステップS24で生成されたフレーム信号H0に基づいてフレーム信号H2を生成し、眼鏡用制御信号G2とフレーム信号H2を眼鏡に送信する。この送信は無線通信又は赤外線通信又は有線通信により行なわれる。なお、眼鏡用制御信号G2は、実施の形態4で説明したような数字列の繰り返しでもよい。
また、復号ステップS24で生成された映像信号A0は、映像出力ステップS26で、図12の映像出力部24におけるのと同様に処理されて、表示装置に適した表示装置用映像信号A1に変換された後に、表示装置へ出力され、その後、ステップS22で立体視映像の視聴が終了しているか(コンテンツの最後か)否かを判定する。
ステップS22において、立体視映像の視聴が終了していなければ、映像データを入力して、再び、復号ステップS24以降の処理を繰り返す。ステップS22において、立体視映像の処理が終了したならば、後処理ステップS23において、積算値を格納するレジスタなどを初期化して、この映像視聴方法の処理を終了する。
一方、送信ステップS25からの眼鏡用制御信号G2とフレーム信号H2とを受信部487で受信した眼鏡では、図37に示すように、立体視映像視聴許可判定ステップS31で、眼鏡用制御信号G2に基づいて、受信した眼鏡が立体視映像の視聴を許可されているか否かの判断を行う。立体視映像視聴許可判定ステップS31で、立体視映像の視聴を許可されていると判断された場合には、立体視映像視聴用シャッタ開閉信号生成ステップS32へ移行し、反対に、立体視映像視聴許可判定ステップS31で、立体視映像の視聴を中止して二次元映像の視聴を推奨されていると判断された場合には、二次元映像視聴用シャッタ開閉信号生成ステップS33へ移行する。
立体視映像視聴用シャッタ開閉信号生成ステップS32では、フレーム信号を左眼用映像と右眼用映像の切り換わりのタイミング信号として、
(1)左眼用映像が表示されている期間は、眼鏡の左眼のシャッタを「開」状態にし、眼鏡の右眼のシャッタを「閉」状態にして、左眼用映像が視聴者の左眼にだけ入るように制御すると共に、
(2)右眼用映像が表示されている期間は、眼鏡の左眼のシャッタを「閉」状態にし、眼鏡の右眼のシャッタを「開」状態にして、右眼用映像が視聴者の右眼だけに入るように制御する
シャッタ開閉信号を生成して、眼鏡のシャッタを駆動させる。この処理は、次の眼鏡用制御信号とフレーム信号が入力されるまで継続する。この処理によって、視聴者には立体視映像を視聴する状態になる。
また、二次元映像視聴用シャッタ開閉信号生成ステップS33では、フレーム信号を左眼用映像と右眼用映像の切り換わりのタイミング信号として、
(1)左眼用映像が表示されている期間は、左眼のシャッタと右眼のシャッタを同時に「開」状態にして、左眼用映像が視聴者の両眼に入るように制御すると共に、
(2)右眼用映像が表示されている期間は、左眼のシャッタと右眼のシャッタを同時に「閉」状態にして、右眼用映像が視聴者の両眼に入らないように制御する。
シャッタ開閉信号を生成して、眼鏡のシャッタを駆動させる。この処理は、次の眼鏡用制御信号とフレーム信号が入力されるまで継続する。この処理によって、視聴者は立体視映像ではなく、二次元映像を視聴する状態になる。視聴者に二次元映像を視聴させる場合に左眼用映像を両眼に入れる処理を説明したが、右眼用映像を両眼に入れるように処理しても同じ効果を得ることができる。
本発明の実施の形態16は、上記のように処理されるので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像の表示を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを制御することが可能になる。また、表示装置が眼鏡用信号を送信する手段を有していない場合においても、視聴者は自身の立体視映像の視聴に対する耐性に応じて、立体視映像を視聴することをも可能である。
実施の形態17.
実施の形態17では、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを交互にそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる場合において、視聴者の立体視映像の視聴の耐性に応じた態様での視聴を可能にする別の映像視聴方法について説明する。実施の形態17の方法の実施には、図34に示す映像視聴装置を用いることができる。図38は実施の形態17の全体の処理を表したフローチャートである。尚、実施の形態15及び実施の形態16と同一の機能や処理を実施するステップ又は信号は同一の名称や同一の符号を使用して、その説明を省略する。
実施の形態17では、図38に示されるように、映像データが入力され、復号ステップS24で利用される。即ち、復号ステップS24では、左眼用の映像と右眼用の映像が時系列に交互に出力される映像信号A0と、左眼用映像が出力されている時間と右眼用映像が出力されている時間とを識別するフレーム信号H0とを生成する。
復号ステップS24で生成された映像信号A0は、立体視映像視聴制限ステップS10で利用される。即ち、立体視映像視聴制限ステップS10では、映像信号A0に対して実施の形態15に関して図31などを参照して説明したのと同様の処理を加え、視聴制限信号群F1を生成する。立体視映像視聴制限ステップS10で生成された視聴制限信号群は、信号出力ステップS27で利用される。
信号出力ステップS27は、図17の信号出力部26と同様の処理を行うものであり、立体視映像視聴制限ステップS10で生成された視聴制限信号群F1、並びに復号ステップS24で生成されたフレーム信号H0および映像信号A0に基づいて、視聴制限信号群F1を表示装置に出力するに適した表示装置出力用制御信号G3と、フレーム信号H0を表示装置に出力するに適した表示装置出力用フレーム信号H3、及び映像信号A0を表示装置に出力するに適した表示装置出力用映像信号A2を生成し、生成した信号を表示装置に出力する。
表示装置出力用制御信号G3、表示装置出力用フレーム信号H3及び映像信号A2が表示装置に出力された後、ステップS22で立体視映像の視聴が終了しているか否かを判定する。
ステップS22において、立体視映像の視聴が終了していなければ、映像データを入力して、再び、復号ステップS24以降の処理を繰り返す。ステップS22において、立体視映像の処理が終了したならば、後処理ステップS23において、積算値を格納するレジスタなどを初期化して、この映像視聴方法の処理を終了する。
一方、信号出力ステップS27からの表示装置出力用制御信号G3と表示装置出力用フレーム信号H3と映像信号A2とを受信した表示装置では、図39に示すように、上記の信号G3、H3、A2が信号分離ステップS41で、映像信号A2と他の2信号G3、H3とに二分され、映像信号A2は表示ステップS42へ、また、表示装置出力用制御信号G3と表示装置出力用フレーム信号H3とは送信ステップS25へ出力される。
送信ステップS25では、無線通信又は赤外線通信又は優先通信を用いて視聴者が着用する眼鏡に送信する、実施の形態2で説明した眼鏡用制御信号G2と同等の眼鏡用制御信号(これも符号G2で示す)を表示装置出力用制御信号G3に基づいて生成すると共に、表示装置出力用フレーム信号H3をフレーム信号H2に変換し、この眼鏡用制御信号G2とフレーム信号H2とを共に眼鏡に送信する。なお、眼鏡用制御信号G2は、実施の形態4で説明したような数字列の繰り返しでもよい。
また、表示ステップS42へ出力された映像信号A2は、表示ステップS47で表示装置が表示するに適した信号に変換されて表示装置で表示される。
なお、眼鏡に送信された眼鏡用制御信号とフレーム信号との眼鏡での処理は、実施の形態16と同一であるため、説明を省略する。
本発明の実施の形態17は、以上のように処理されるので、複数の視聴者が同時に同じ立体視映像を視聴する場合において、視聴者のそれぞれの立体視映像に対する耐性に応じて立体視映像を視聴するかあるいは二次元映像を視聴するかを制御することが可能になると共に、複数の映像データが同時に処理されて表示装置に送信される場合であっても、視聴者は正しく、現在、表示装置に表示されている映像データに対して視聴者個々の耐性に応じた制御を受けることをも可能である。
121、122、123、124 要因抽出部、 131、132、133、134 係数変換部、 141、142、143、144 積算部、 151、152、153、154 比較部、 16 制限決定部、 17 送出部、 21 復号部、 22 送信部、 23 映像信号遅延部、 24 映像出力部、 25 フレーム信号遅延部、 26 信号出力部、 S11 要因抽出ステップ、 S12 係数変換ステップ、 S13 積算ステップ、 S14 比較ステップ、 S15 制限決定ステップ、 S21 送出ステップ、 S24 復号ステップ、 S25 送信ステップ、 S26 映像出力ステップ、 S27 信号出力ステップ、 S31 立体視映像視聴許可判定ステップ、 S32 立体視映像視聴用シャッタ開閉信号生成ステップ、 S33 二次元映像視聴用シャッタ開閉信号生成ステップ、 S41 信号分離ステップ、 S42 表示ステップ。

Claims (19)

  1. 視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを交互にそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴装置における立体視映像視聴制限装置において、
    立体視映像を表す映像信号から当該立体視映像を視聴することによる視聴者へ与える複数の要因に関する情報である要因情報群を抽出する要因抽出部と、
    前記要因抽出部で抽出された前記要因情報群から視聴者に与える影響の程度を表す影響係数群を生成する係数変換部と、
    前記影響係数群を視聴者が立体視映像を視聴している時間だけ積算した積算値群を生成する積算部と、
    前記積算値群の積算値を、前記複数の要因ごとに視聴者の耐性の程度に応じて予め定められた複数の閾値の各々と比較し、前記積算値群の前記積算値が前記複数の閾値の各々を超えたことを示す影響信号群を前記複数の要因ごとに生成する比較部と、
    前記複数の要因ごとに生成された影響信号群から視聴者の耐性の程度に応じて、立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に制限することを示す視聴制限信号群を生成する制限決定部と
    を備え
    前記複数の閾値は前記複数の要因ごとに互いに異なり、
    前記視聴制限信号群は、視聴者の耐性の程度に対応した、複数の異なる視聴制限信号を含む
    立体視映像視聴制限装置。
  2. 請求項1に記載の立体視映像視聴制限装置と、
    前記制限決定部で生成された前記視聴制限信号群に基づいて、前記立体視映像の視聴を中止すべきと判断された視聴者に立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に切り換えることを促す警告信号を送出する送出部と
    を備えることを特徴とする立体視映像視聴制限通知装置。
  3. 視聴者が着用する眼鏡の左眼用シャッタと右眼用シャッタを交互に「開」状態と「閉」状態に制御することにより、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とをそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴装置において、
    映像データから左眼用の映像と右眼用の映像からなる前記映像信号を生成すると共に左眼用映像と右眼用映像とが交互に表示されるタイミングを示すフレーム信号とを生成する復号部と、
    前記復号部で生成された映像信号を入力として受ける、請求項1に記載の立体視映像視聴制限装置と、
    前記フレーム信号を前記立体視映像視聴制限装置において、前記映像信号を入力として受けてから、前記視聴制限信号群を生成するまでの時間だけ遅延させた遅延フレーム信号を生成するフレーム信号遅延部と、
    前記視聴制限信号群に基づいて、前記立体視映像の視聴を許可するか否かを示す制御信号を生成して前記フレーム信号とともに送信する送信部と、
    前記復号部で生成された映像信号を前記立体視映像視聴制限装置において、前記映像信号を入力として受けてから、前記視聴制限信号群を生成するまでの時間だけ遅延させた遅延映像信号を生成する映像信号遅延部と、
    前記映像信号遅延部で生成された前記遅延映像信号を表示装置に出力する映像出力部と
    を備える
    ことを特徴とする映像視聴装置。
  4. 前記制御信号としては、前記送信部において、複数の視聴者のそれぞれに対応した複数の制御信号が生成され、
    前記複数の制御信号の各々が、各視聴者が着用する眼鏡を判別する識別子とその眼鏡に対して立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードとからなる1組の数字列の信号で構成され、かつ、
    前記送信部が、前記複数の眼鏡のための前記数字列の信号を順番に繰り返し前記複数の眼鏡に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の映像視聴装置。
  5. 立体視映像の視聴の全ての視聴者に対して、立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に切り換わった場合、
    前記映像出力部が、表示装置へ出力する映像を二次元映像とし、かつ、
    前記送信部が、眼鏡の両眼のシャッタを常に「開」状態にする制御信号を眼鏡に送る
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の映像視聴装置。
  6. 視聴者が着用する眼鏡の左眼用シャッタと右眼用シャッタを交互に「開」状態と「閉」状態に制御することにより、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とをそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴装置において、
    映像データから左眼用の映像と右眼用の映像からなる前記映像信号を生成すると共に左眼用映像と右眼用映像とが交互に表示されるタイミングを示すフレーム信号とを生成する復号部と、
    前記復号部で生成された映像信号を入力として受ける、請求項1に記載の立体視映像視聴制限装置と、
    前記フレーム信号を前記立体視映像視聴制限装置において、前記映像信号を入力として受けてから、前記視聴制限信号群を生成するまでの時間だけ遅延させた遅延フレーム信号を生成するフレーム信号遅延部と、
    前記復号部で生成された映像信号を前記立体視映像視聴制限装置において、前記映像信号を入力として受けてから、前記視聴制限信号群を生成するまでの時間だけ遅延させた遅延映像信号を生成する映像信号遅延部と、
    前記制限決定部で生成される視聴制限信号群に基づいて、前記立体視映像の視聴を許可するか否かを示す制御信号を生成して、前記フレーム信号、及び前記遅延映像信号とともに表示装置に出力する信号出力部と
    を備えることを特徴とする映像視聴装置。
  7. 前記制御信号としては、前記信号出力部において、複数の視聴者のそれぞれに対応した複数の制御信号が生成され、
    前記複数の制御信号の各々が、各視聴者が着用する眼鏡を判別する識別子とその眼鏡に対して立体視映像の視聴を許可するか否かを示すコードとからなる1組の数字列の信号で構成され、かつ、
    前記表示装置が、前記複数の眼鏡のための前記数字列の信号を順番に繰り返し前記複数の眼鏡に送信するように前記信号出力部が制御を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の映像視聴装置。
  8. 全ての視聴者に対して、立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に切り換わった場合、前記信号出力部が、表示装置へ出力する映像を二次元映像とするとともに、眼鏡の両眼のシャッタを常に「開」状態にする制御信号を眼鏡に送る
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の映像視聴装置。
  9. 前記制御信号としては、視聴者の前記耐性の程度に応じて複数の制御信号が生成され、送信される
    ことを特徴とする請求項3から8のいずれか1項に記載の映像視聴装置。
  10. 請求項3に記載の映像視聴装置と、
    前記映像視聴装置の前記送信部から送信された制御信号を受けて、立体視視聴又は二次元視聴を選択的に行なう眼鏡とを有する映像視聴システム。
  11. 請求項6に記載の映像視聴装置と、
    前記表示装置から送信された制御信号を受けて、立体視視聴又は二次元視聴を選択的に行なう眼鏡とを有する映像視聴システム。
  12. 該眼鏡がシャッタ制御部と、左眼用シャッタと、右眼用シャッタとを有し、
    前記シャッタ制御部が、
    立体視映像視聴時において、
    前記左眼用映像が表示された状態から前記右眼用映像が表示された状態への切り替わるタイミングよりも後で、前記右眼用のシャッタが開き、前記右眼用映像が表示された状態から前記左眼用映像が表示された状態へ切り替わるタイミングよりも前に、前記右眼用のシャッタが閉じ、
    前記右眼用映像が表示された状態から前記左眼用映像が表示された状態への切り替わるタイミングよりも後で、前記左眼用のシャッタが開くとともに、前記左眼用映像が表示された状態から前記右眼用映像が表示された状態へ切り替わるタイミングよりも前に、前記左眼用のシャッタが閉じるともに、
    二次元映像表示時においては、
    前記左眼用映像が表示される期間又は前記右眼用映像が表示される期間のいずれか一方が開始した後に前記左眼用のシャッタ及び前記右眼用のシャッタが開き、該一方の期間が終わるより前に前記左眼用のシャッタ及び前記右眼用のシャッタが閉じ、
    前記立体視映像視聴時における前記左眼用映像が表示された状態と前記右眼用映像が表示された状態とが切り換わるタイミングと前記眼鏡のシャッタが開閉するタイミングとの時間差よりも、
    前記二次元映像視聴時における前記左眼用映像が表示された状態と前記右眼用映像が表示された状態とが切り換わるタイミングと前記眼鏡のシャッタが開閉するタイミングとの時間差の方が大きくなるように制御を行なう
    ことを特徴とする請求項10に記載の映像視聴システム。
  13. 前記眼鏡が、該眼鏡を使用する視聴者の前記耐性の程度を示す情報を表示することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項記載の映像視聴システム。
  14. 前記眼鏡に、前記制御信号の内容如何に拘わらず、二次元映像の視聴を行わせるためのスイッチが装備されていることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の映像視聴システム。
  15. 二次元映像推奨レベルに遷移した状態から立体視映像視聴可能な状態に復帰を可能にするスイッチが前記眼鏡に装備されていることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の映像視聴システム。
  16. 視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とを交互にそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴装置における立体視映像視聴制限方法において、
    立体視映像を表す映像信号から、当該立体視映像を視聴することによる視聴者へ与える複数の要因に関する情報である要因情報群を抽出する要因抽出ステップと、
    前記要因抽出ステップで抽出された前記要因情報群から視聴者に与える影響の程度を表す影響係数群を生成する係数変換ステップと、
    前記影響係数群を視聴者が立体視映像を視聴している時間だけ積算した積算値群を生成する積算ステップと、
    前記積算値群の積算値を、前記複数の要因ごとに視聴者の耐性の程度に応じて予め定められた複数の閾値の各々と比較し、前記積算値群の前記積算値が前記複数の閾値の各々を超えたことを示す影響信号群を前記複数の要因ごとに生成する比較ステップと、
    前記複数の要因ごとに生成された影響信号群から視聴者の耐性の程度に応じて、立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に制限することを示す視聴制限信号群を生成する制限決定ステップと
    を備え
    前記複数の閾値は前記複数の要因ごとに互いに異なり、
    前記視聴制限信号群は、視聴者の耐性の程度に対応した、複数の異なる視聴制限信号を含む
    立体視映像視聴制限方法。
  17. 請求項16に記載の立体視映像視聴制限方法と、
    前記制限決定ステップで生成された前記視聴制限信号群に基づいて、前記立体視映像の視聴を中止すべきと判断された視聴者に立体視映像の視聴を中止し二次元映像の視聴に切り換えることを促す警告信号を送出する送出ステップと
    を備えることを特徴とする立体視映像視聴制限通知方法。
  18. 視聴者が着用する眼鏡の左眼用シャッタと右眼用シャッタを交互に「開」状態と「閉」状態に制御することにより、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とをそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なせる映像視聴方法において、
    請求項16に記載の立体視映像視聴制限方法と、
    映像データから左眼用の映像と右眼用の映像からなる前記映像信号を前記立体視映像視聴制限方法の入力として生成すると共に左眼用映像と右眼用映像とが交互に表示されるタイミングを示すフレーム信号とを生成する復号ステップと、
    記視聴制限信号群に基づいて、立体視映像の視聴を許可するか否かを示す制御信号を生成して前記フレーム信号とともに送信する送信ステップと、
    前記映像信号を表示装置に出力する映像出力ステップと、
    視聴者が着用する眼鏡において、前記送信ステップで眼鏡に送信された制御信号に基づいて、立体視映像の視聴又は二次元映像の視聴を行わせるため、シャッタの制御を行うシャッタ制御ステップと
    を有し、
    前記制御信号としては、視聴者の前記耐性の程度に応じて複数の制御信号が生成され、送信され、
    前記眼鏡においては、該眼鏡を使用する視聴者の前記耐性の程度に応じて生成され、送信された制御信号に基づいて、前記シャッタの制御を行う
    ことを特徴とする映像視聴方法。
  19. 視聴者が着用する眼鏡の左眼用シャッタと右眼用シャッタを交互に「開」状態と「閉」状態に制御することにより、視差を有した左眼用の映像と右眼用の映像とをそれぞれ左眼と右眼に認識させることにより立体視映像の視聴を行なわせる映像視聴方法において、
    請求項16に記載の立体視映像視聴制限方法と、
    映像データから左眼用の映像と右眼用の映像からなる映像信号を前記立体視映像視聴制限方法の入力として生成すると共に左眼用映像と右眼用映像とが交互に表示されるタイミングを示すフレーム信号とを生成する復号ステップと、
    記視聴制限信号群に基づいて、立体視映像の視聴を許可するか否かを示す制御信号を生成して前記フレーム信号及び前記映像信号とともに表示装置に出力する信号出力ステップと、
    前記表示装置において、前記信号出力ステップで出力され前記制御信号、前記フレーム信号及び前記映像信号のうち、前記映像信号に基づく表示を行なう表示ステップと、
    前記表示装置において、前記信号出力ステップで出力され前記制御信号、前記フレーム信号及び前記映像信号のうち、前記制御信号及び前記フレーム信号を、視聴者が着用する眼鏡に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップで眼鏡に送信された制御信号に基づいて、立体視映像の視聴又は二次元映像の視聴を行わせるため、シャッタの制御を行うシャッタ制御ステップと
    を有し、
    前記制御信号としては、視聴者の前記耐性の程度に応じて複数の制御信号が生成され、送信され、
    前記眼鏡においては、該眼鏡を使用する視聴者の前記耐性の程度に応じて生成され、送信された制御信号に基づいて、前記シャッタの制御を行う
    ことを特徴とする映像視聴方法。
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