JP5447321B2 - 光制御素子 - Google Patents
光制御素子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5447321B2 JP5447321B2 JP2010222429A JP2010222429A JP5447321B2 JP 5447321 B2 JP5447321 B2 JP 5447321B2 JP 2010222429 A JP2010222429 A JP 2010222429A JP 2010222429 A JP2010222429 A JP 2010222429A JP 5447321 B2 JP5447321 B2 JP 5447321B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- chip
- connection land
- signal
- element substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
Description
特に、特許文献2(図3)に記載されたようなLNチップの両面を電極で挟んだ構造においては上記の問題が顕著である。
またLNチップと回路基板との接続構成を工夫することにより、光制御素子の特性を劣化させることなくLNチップの小型化が可能な光制御素子を提供することを目的の一つとしている。
従来は、制御部の端部を素子基板の側方へ向かって湾曲させる構造であったためチップの幅を広くとる必要があったが、本発明では、制御部の端部を素子基板の側方へ向かって湾曲させない構造のため、チップの幅を狭くすることができる。
また、制御信号の伝搬方向が変わることがないので、誘電率に異方性がある材料を素子基板にした場合でも電極の設計が複雑にならない。
また第2電極は、少なくとも第二の接地電極を有し、素子基板の厚さ方向で第1電極と対向するとともに接続ランド部とは対向しない領域に設けられているため、インピーダンスの不整合や寄生容量が大きくなることがなく、光変調器としての特性、特に高周波帯での特性の劣化を大幅に抑制できる。
これにより、電極の設計自由度が向上するとともに、光制御素子の特性を劣化させることなく、1枚のウェハからのチップの取り数を大幅に向上することが可能となる。
図1は、光制御素子の概略構成を示す断面図である。図2(a)は、LNチップの概略構成を示す平面図、図2(b)は図2(a)におけるX,X間のLNチップの概略構成を示す断面図であり、便宜上、光導波路13a及び13dを図示している。図2(c)はLNチップの概略構成を示す平面図である。ここで、図2(c)では、低誘電率層及び補強基板の図示を省略している。
また、図3は、回路基板の概略構成を示す斜視図であり、図4はLNチップと回路基板との接続の仕方を説明する断面図である。
まず、LNチップ10、回路基板30について説明する。
図2(a)〜(c)に示すLNチップ10は、誘電体であるニオブ酸リチウム結晶(LN)に変調用電極を形成し、細長い板状にカットしたものである。
LNチップ10は、図2(a)に示すように、厚さ10μm以下の平板形状の素子基板11を有して構成され、その表面(一方の主面)11aの近傍に複数の光導波路13a、13b、13c、13dが形成されている。光導波路13aは、一端が入力用の光ファイバ41に接続され、他端がY分岐によって2つの光導波路13b、光導波路13cに接続されている。これら2つの光導波路13b、13cは互いに略平行な直線部分を有し、再びY分岐によって1つの光導波路13dに接続され、他端は出力用の光ファイバ42に接続されている。本実施形態における光導波路13a〜13dは、マッツエンダー(MZ)型の光導波路を構成している。
本実施例では接続ランド部16A,16Bは信号電極14の長手方向両端に設けられている構成としたが、回路基板30との接続点が1点もしくは2点より多い場合は、その接続点に各々設けてもよく、適宜設計することができる。
従来の構成では、3つ以上の電極を持つ光制御素子はLNチップの幅を更に大きくすることになるが、本発明の構成を適用することでLNチップの幅を抑えることができ、1枚のウェハからのチップの取り数を向上さることができるため、効果は更に大きいものとなる。
接続ランド部16A,16A,16B,16Bは、後述する回路基板30との接続方法に応じて設定され、適当な幅(太さ)、平面形状とされる。
第2電極22は、素子基板11の表面側に設けられた信号電極14と協働して光導波路13a〜13dに電界を印加するもので、素子基板11の厚さ方向において上記第1電極21と対向する領域全体に形成され、上記した4つの接続ランド部16A,16A,16B,16Bと対向する領域には設けられていない。図1では、素子基板11の裏面12b側において、接続ランド部16A,16Aと対向する領域には第2電極22が設けられていないことを示している。
補強基板18は、石英ガラスなどのガラス基板より構成されている。補強基板18としては、素子基板11を構成する材質の誘電率よりも低い誘電率を有する材料からなるものであればよく、特に素子基板11を構成する材質と同じ熱膨張係数を有するものが望ましい。
次に、回路基板30の構成を説明する。
図3に示すように、回路基板30の基板31は、高周波に対応の配線基板であり材質はセラミックを用いる。基板31の表面に電極及び配線が配置され、LNチップ10を制御する駆動回路、オートバイアス回路等を構成する回路部品が取り付けられるが、図3においてこのような配線や回路部品は省略し、LNチップ10を接続する一対の信号電極32a、一対の信号電極32b、3つ接地電極33a及び3つの接地電極33bを示す。
なお、信号電極32a,32b、接地電極33a,33bの配線形状やピッチはパッケージやそのコネクタ位置等の条件により適宜選択できる。
回路基板30の信号電極32a,32b及び接地電極33a,33bと、LNチップ10の信号電極14及び第一の接地電極15との接続は、次のように行う。
LNのような比誘電率の高い材料からなる薄い基材を素子基板11として用いる場合、その厚さ方向で接続ランド部と第2電極22とが対向するG−CPWの構成で接続ランド部の幅を広くすると、インピーダンスが非常に大きくなり、インピーダンス不連続の発生、あるいは、寄生容量の増大による高周波特性の劣化が生じてしまう。
しかしながら、本実施形態のように、素子基板11の裏面11b上において接続ランド部16A,16A,16B,16Bと対向する領域には第2電極22を形成しない、CPW構造とすることによって、上記したようなインピーダンスの不整合の発生や寄生容量の増加を抑えることができ、特に、高周波領域での光変調の特性劣化を防止することができる。
特に、リッジ型光導波路の場合は加工時間も多くかかるためコスト面での効果が非常に大きい。
また、LNチップ10および周辺回路を1枚の回路基板30に実装することができるので、低コスト化を図ることができる。
また、信号電極14を曲線構造にしていた従来の構成と異なり、高周波応答成分の劣化及び反射を低減することができる。
また、信号電極14をLNチップ10上で取り回す必要がなくなり、複数信号の位相差の調整経路の設計などの自由度が増すとともに、短尺化も可能となり、特性の向上が得られる。
また、LNチップ10の信号電極14と回路基板30とを接続ランド部16A,16Bを介して直接接続するため、寄生容量を生じる余地が少ない。
Claims (3)
- 配線電極が設けられた回路基板と、
電気光学効果を有する材料からなる厚さ10μm以下の素子基板と、
前記素子基板に形成された光導波路と、
前記素子基板の厚さ方向一方の主面側に設けられた第1電極と、
前記素子基板の他方の主面側に設けられた第2電極と、を備え、
前記第1電極は、少なくとも信号電極と第一の接地電極とからなるコプレーナ型の電極であるとともに、信号電極は光導波路を通る光の位相を制御する制御部と当該制御部に接続された接続ランド部とからなり、
前記第2電極は、少なくとも第二の接地電極を有し、前記素子基板の厚さ方向で前記第1電極と対向するとともに前記接続ランド部とは対向しない領域に設けられるとともに、前記制御部と協働して前記光導波路に電界を印加し、
前記接続ランド部は、前記制御部の電極幅よりも広い幅を有して当該制御部と接続されており、前記制御部と前記回路基板の前記配線電極とを電気的に接続していることを特徴とする光制御素子。 - 前記接続ランド部が前記信号電極の長手方向端の少なくとも一方に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の光制御素子。 - 前記信号電極を複数有し、これら複数の前記信号電極にはそれぞれ独立した制御信号が入力される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光制御素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010222429A JP5447321B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | 光制御素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010222429A JP5447321B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | 光制御素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012078489A JP2012078489A (ja) | 2012-04-19 |
JP5447321B2 true JP5447321B2 (ja) | 2014-03-19 |
Family
ID=46238830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010222429A Active JP5447321B2 (ja) | 2010-09-30 | 2010-09-30 | 光制御素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5447321B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6221294B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2017-11-01 | 住友大阪セメント株式会社 | 光制御素子 |
JP6507388B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2019-05-08 | 住友大阪セメント株式会社 | 光導波路素子およびその製造方法 |
-
2010
- 2010-09-30 JP JP2010222429A patent/JP5447321B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012078489A (ja) | 2012-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5063001B2 (ja) | 進行波形光変調器 | |
JP5326624B2 (ja) | 光変調器 | |
JP4899730B2 (ja) | 光変調器 | |
US8391651B2 (en) | Optical waveguide device | |
JP6597698B2 (ja) | 光変調器 | |
US11333909B2 (en) | Optical waveguide element, optical modulator, optical modulation module, and optical transmission device | |
JP2006284838A (ja) | 光変調器 | |
WO2014157456A1 (ja) | 光変調器 | |
US9519200B2 (en) | Optical control device | |
WO2007058366A1 (ja) | 光導波路デバイス | |
JP2016194544A (ja) | 広帯域導波路型光素子 | |
JP5447321B2 (ja) | 光制御素子 | |
JP7526610B2 (ja) | 光導波路デバイス | |
JP6221294B2 (ja) | 光制御素子 | |
JP4771451B2 (ja) | 進行波型光変調器 | |
JP2020091378A (ja) | 光変調器 | |
JP4453894B2 (ja) | 光導波路デバイスおよび進行波形光変調器 | |
JP6728888B2 (ja) | 光変調器 | |
JP6459245B2 (ja) | 光変調器 | |
US11442329B2 (en) | Optical waveguide element, optical modulator, optical modulation module, and optical transmission apparatus | |
JP5691747B2 (ja) | 進行波型光変調素子 | |
JP6729133B2 (ja) | 光変調器 | |
JP7467919B2 (ja) | 光変調器とそれを用いた光送信装置 | |
JP6915706B2 (ja) | 光変調器 | |
JP7468279B2 (ja) | 光変調器とそれを用いた光送信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5447321 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |