JP5445650B2 - 表示制御装置、ピント状態表示方法及びプログラム - Google Patents

表示制御装置、ピント状態表示方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像のピント状態を表示する表示制御装置、方法及びプログラムに関する。
スクリーン上に任意の画像を投影する投影装置(プロジェクタ)において、その投影装置からスクリーンまでの距離を測定する場合に、通常、測距用のパターン画像が用いられ、そのパターン画像のコントラストの変わる箇所(通常、白の部分)を測定ポイントとして位相差センサにて感知して距離を算出している(例えば、特許文献1参照)。
前記パターン画像を用いた測定ポイントは少なくとも3箇所あり、これらの測定ポイントに対して測距を行うことでスクリーン投影面の傾き角度を検出し、そこに投影された画像の歪みを補正する。なお、投影画像の歪みを補正することを、歪みの形状が台形であることから「台形補正」と呼ばれている。
一方、この種の投影装置では、前記位相差センサにて得られたスクリーンまでの距離に基づいて台形補正の処理と同時に合焦処理を行い、投影画像のピントを自動調整するオートフォーカス機能を備えたものもある。
特開2003−204495号公報
オートフォーカス機能を備えていない投影装置では、ユーザが手動操作によりピントを調整する必要がある。また、たとえオートフォーカス機能を備えていても正確にピントが合わないことがあり、後でユーザが手動にて微調整することもある。
このような場合、ユーザがスクリーンに投影表示された画像を見ながら所定の操作によりピントを調整することになるが、いつピントが合ったのか、その見極めが難しい。このため、投影画像を注視しながら、何度もピント調整操作を行う必要があった。
本発明は画像を見ながら、簡単かつ正確にピントを合わせることできるようにすることにある。
請求項1記載の発明は、画像のピントを任意に調整する調整手段と、前記調整手段で任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像に対して特殊な表示形態による強調表示を施すことなく表示する第1表示制御手段と、前記判別手段で前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別されたレベルに応じて、前記表示対象となる画像を、その画像が合焦状態に無いことを示す特殊な表示形態で、且つそのずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記表示形態を複数に異ならせて強調表示する第2表示制御手段と、を具備して構成される。
請求項4記載の発明は、画像のピントを任意に調整する調整手段と、前記調整手段で任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別手段と、前記判別手段で前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像の明るさを明るくして表示することで現在のピント状態が合焦状態にあることを識別表示する第1表示制御手段と、前記判別手段で前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別された各レベルに応じて、前記表示対象となる前記画像の明るさを暗くして表示することで現在のピント状態が合焦状態に無いことを識別表示し、且つ前記ずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記画像の明るさを暗くする割合を異ならせて表示する第2表示制御手段と、を具備して構成される。

本発明によれば画像を見ながら簡単かつ正確にピントを合わせることができる。

図1は本発明の第1の実施形態に係る投影装置として小型のプロジェクタ装置に例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(A)は上から見た場合の斜視図、同図(B)は下から見た場合の斜視図である。 図2は同実施形態におけるプロジェクタ装置の電子回路の機能構成を示すブロック図である。 図3は同実施形態におけるプロジェクタ装置のレンズ位置と合焦距離との関係を説明するための図であり、図3(A)はレンズ位置、同図(B)はレンズ位置と合焦距離との対応データを記憶したテーブルの一例を示す図である。 図4は三角測距の原理について説明するための図である。 図5は多点測距について説明するための図である。 図6は位相差センサとスクリーンとの位置関係を示す図である。 図7は同実施形態におけるプロジェクタ装置の測距時に用いられるチャート画像の一例を示す図であり、図7(A)は垂直測距用に用いられる縦チャート画像の一例を示す図、同図(B)は水平測距用に用いられる横チャート画像の一例を示す図である。 図8は同実施形態におけるプロジェクタ装置の自動合焦と自動台形補正の処理内容を示すフローチャートである。 図9は同実施形態におけるプロジェクタ装置によるピント調整処理の動作を示すフローチャートである。 図10は同実施形態におけるプロジェクタ装置の合焦距離取得処理の詳細を示すフローチャートである。 図11は同実施形態におけるプロジェクタ装置によるピント状態の表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図12は同実施形態における投影画面の明るさの変化例を示す図であり、図12(A)は投影画面を暗くした状態、同図(B)は投影画面を明るくした状態、同図(C)は投影画面をやや暗くした状態を表している。 図13は本発明の第2の実施形態におけるプロジェクタ装置によるピント状態の表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図14は同実施形態において色を変えて強調する場合の方法を説明するための図である。 図15は同実施形態における強調表示の一例を示す図であり、図15(A)は第1レベルで特定色を強調表示した状態、同図(B)は非強調表示の状態、同図(C)は第2レベルで特定色を強調表示した状態を表している。 図16は本発明の第3の実施形態における表示体の記憶領域を示す図である。 図17は同実施形態におけるプロジェクタ装置によるピント状態の表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図18は同実施形態における記号表示の一例を示す図であり、図18(A)は記号1の画像を表示した状態、同図(B)は記号2の画像を表示した状態、同図(C)は記号3の画像を表示した状態を表している。 図19は同実施形態の変形例としてイラストを表示する場合の記憶領域を示す図である。 図20は同実施形態の変形例としてイラストを表示する場合のピント状態の表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図21は同実施形態の変形例としてイラストを表示する場合の一例を示す図であり、図21(A)はイラスト1の画像を表示した状態、同図(B)はイラスト2の画像を表示した状態、同図(C)はイラスト3の画像を表示した状態を表している。 図22は本発明の第4の実施形態におけるチャート画像の表示中にピント調整を行った場合の一例を示す図であり、図22(A)はチャート画像、同図(B)はそのチャート画像にピント状態を表すイラストを表示した状態を表している。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る投影装置として小型のプロジェクタ装置に例にした場合の外観構成を示す図であり、図1(A)は上から見た場合の斜視図、同図(B)は下から見た場合の斜視図である。
図1(A)に示すように、このプロジェクタ装置10は、直方体状の本体ケーシング11の前面に、投影レンズ12、2つの位相差センサ131及び132、受信部14が設けられている。
投影レンズ12は、後述するマイクロミラー素子等の空間的光変調素子で形成された光像を投影するためのものであり、ここでは合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
位相差センサ131及び132は、それぞれ被写体像に対する視差から三角測距の原理に基づいて被体までの距離、具体的には画像投影面までの距離を測定するものである。具体的には、縦に配置された位相差センサ131の測距レンズ13a,13bで縦方向(垂直方向)の被写体までの距離を測定し、横に配置された位相差センサ132の測距レンズ13c,13dで横方向(水平方向)の被写体までの距離を測定するように構成されている。
Ir受信部14は、図示しないこのプロジェクタ装置10のリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光を受信する。
また、本体ケーシング11の上面には、本体メインキー/インジケータ15、スピーカ16、及びカバー17が配設される。本体メインキー/インジケータ15には、本装置の電源をON/OFFするための電源キー15aの他、ズームキー15b、フォーカスキー15c、「AFK」キー15d、メニューキー15eなどを含む各種操作キーが設けられている。
ズームキー15bは、「△」「▽」キーの操作によりズームアップ(tele)及びズームダウン(wide)を指示する。フォーカスキー15cは、手動操作によるピント調整(マニュアルフォーカス)に用いられるものであり、「△」「▽」キーの操作により合焦位置の前方向及び後方向への移動を指示する。「AFK」キー15dは、自動合焦(Automatic Focus)と自動台形補正(Automatic Keystone correction)の即時実行を指示する。メニューキー15eは、投影動作に関する各種メニュー項目の表示を指示する。
スピーカ16は、動画の再生時等の音声を拡声出力する。カバー17は、ここでは図示しないサブキーを操作する際に開閉する。該サブキーは、図示しないこのプロジェクタ装置10のリモートコントローラを使用せずに、本体メインキー/インジケータ15のキーでは設定指示できない詳細な各種動作等を操作する。
さらに、図1(B)に示すように、本体ケーシング11の背面には、入出力コネクタ部18、Ir受信部19、及びACアダプタ接続部20が配設される。
入出力コネクタ部18は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器との接続のためのUSB端子、映像入力用のミニD−SUB端子、S端子、及びRCA端子と、音声入力用のステレオミニ端子等からなる。
Ir受信部19は、前記Ir受信部14と同様に、図示しないリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光を受信する。ACアダプタ接続部20は、電源となる図示しないACアダプタからのケーブルを接続する。
また、本体ケーシング11の下面には、背面側に一対の固定脚部21,21が取り付けられると共に、前面側に高さ調節が可能な調整脚部22が取り付けられる。調整脚部22は、そのねじ回転位置を手動で操作することにより、正確には投影レンズ12の投影方向の鉛直方向成分、すなわち仰角を調整する。
図2はプロジェクタ装置10の電子回路の機能構成を示すブロック図である。図中、前記入出力コネクタ部18より入力された各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)31、システムバスSBを介して画像変換部32で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に表示エンコーダ33へ送られる。
表示エンコーダ33は、送られてきた画像信号をビデオRAM34に展開記憶させた上で、このビデオRAM34の記憶内容からビデオ信号を発生して表示駆動部35に出力する。
この表示駆動部35は、送られてきた画像信号に対応して適宜フレームレート、例えば30[フレーム/秒]で空間的光変調素子(SOM)36を表示駆動するもので、この空間的光変調素子36に対して、例えば超高圧水銀灯等の光源ランプ37が出射する高輝度の白色光を照射することで、その反射光で光像が形成され、投影レンズ12を介して図2では不図示のスクリーンに投影表示される。前記投影レンズ12は、レンズモータ(M)38の駆動により光軸方向に移動する。
前記各回路のすべての動作制御を司るのが制御部39である。この制御部39は、マイクロコンピュータからなり、CPUと、ROM、RAM等を備える。
また、この制御部39には、システムバスSBを介して画像記憶部40、音声処理部41、測距処理部42が接続される。
画像記憶部40は、例えばフラッシュメモリ等からなり、後述するチャート画像(横チャート画像及び縦チャート画像)やユーザロゴ画像の画像データを記憶するもので、制御部39に指示された画像データを適宜読出して前記表示エンコーダ33へ送出し、それらの画像を投影レンズ12により投影表示させる。
音声処理部41は、PCM音源等の音源回路を備え、投影表示動作時に与えられる音声データをアナログ化し、前記スピーカ16を駆動して拡声放音させる。
測距処理部42は、測距レンズ13a,13bを有する位相差センサ131と測距レンズ13c,13dを有する位相差センサ132を駆動して、後述する投影表示されたチャート画像中の任意のポイント位置までの距離を測定する。
なお、前記本体メインキー/インジケータ15とカバー17内に備えられる本体サブキーによりキー/インジケータ部43を構成し、このキー/インジケータ部43におけるキー操作信号が直接制御部39に入力される。
さらに、このプロジェクタ装置10には、ピント調整時に参照されるテーブル44と、光源ランプ37の電源電圧を制御するための電源制御部45が備えられる。
図3はレンズ位置と合焦距離との関係を説明するための図である。
図3(A)に示すように、投影レンズ12は光軸方向に移動自在に支持されており、レンズモータ38の回転により、図示せぬギア機構を介して所定単位で段階的に移動する。具体的には、フォーカスキー15cの1回押下する毎にレンズモータ38が例えば10回転ずつ回転し、それに伴い投影レンズ12がP〜Pの範囲内を1ステップずつ移動する。このレンズモータ38の回転軸には、レンズモータ38の回転数を検出するためのセンサ38aが取り付けられており、投影レンズ12の初期位置をPとしてセンサ38aの出力信号からレンズモータ38の回転数をカウントすることで、投影レンズ12がどこに位置しているのかを検出できるように構成されている。
この投影レンズ12の位置によって合焦距離が予め決められている。合焦距離とは、ピント(焦点)が合う距離のことを言い、その距離は投影レンズ12の位置によって異なる。通常、投影レンズ12が広角側(P側)にあれば、合焦距離は短くなり、投影レンズ12が望遠側(P側)にあれば、合焦距離は長くなる。
図3(B)に示すように、テーブル44には、この投影レンズ12の位置P,P,P,P…Pと合焦距離L,L,L,L…Lとの対応関係が予め記憶されている。なお、これらの具体的な数値については、製品特性に直接関わることであるために省略する。
また、実際には、合焦距離は±αの許容範囲を持ち、その許容範囲内であればピントが合う。通常、これを被写界深度と呼んでおり、被写界深度=後方合焦距離−前方合焦距離で表される。
ここで、本実施形態の動作を説明する前に、図4乃至図6を参照して、このプロジェクタ装置10に用いられる位相差センサ方式による角度検出の方法について説明する。なお、ここではプロジェクタ装置10に設けられた2組の位相差センサ131と位相差センサ132のうち、水平測距用の位相差センサ132を例にして説明するが、垂直測距用の位相差センサ131についても同様である。
まず、三角測距の原理について説明する。
図4はその説明図であり、水平測距用の位相差センサ132を上から見た場合を示している。位相差センサ132は、前記一対の測距レンズ13c,13dと、この測距レンズ13c,13dに対向して配設された一対のフォトセンサアレイ51,52とから構成されている。
今、位相差センサ132から被写体53までの距離を測定する場合において、被写体53に対して照射された光の反射光が一方の測距レンズ13cを通じてフォトセンサアレイ51に結像すると共に、その反射光が他方の測距レンズ13dを通じてフォトセンサアレイ52に結像する。図中の54及び55がその被写体像を示している。
ここで、各測距レンズ13c、13dの光軸と結像間のそれぞれ距離をx1、x2とし、測距レンズ13c、13d間の距離をB、フォトセンサアレイ51、52と測距レンズ13c、13d間の距離をfとすると、被写体53までの距離dは以下のように式で求められる。
d=B*f/(x1+x2)
前記式において、B、fはセンサ固有の値であるので、被写体53までの距離dはフォトセンサアレイ51、52の位相(x1,x2)で求められることになる。
次に、多点測距について説明する。
図5はその説明図であり、前記位相差センサ132を構成する一対のフォトセンサアレイ51、52はそれぞれに一列に配設された数百bitのフォトセンサを有するラインセンサで構成される。これらのフォトセンサを複数のグループに分け、そのグループ毎に測距を行うのが多点測距である。
図5の例では、フォトセンサアレイ51、52に含まれるフォトセンサをそれぞれに3つのグループに分け、A1とA2グループのフォトセンサを用いてスクリーン56に向かって右側を測距し、B1とB2グループのフォトセンサを用いてスクリーン56の中央付近を測距し、C1とC2グループのフォトセンサを用いてスクリーン56に向かって左側を測距する場合が示されている。
ここで、図6に位相差センサ132とスクリーン56との位置関係を示すと、位相差センサ132とスクリーン56が並行である場合には、スクリーン56の右側、中央、左側の3つの測定点を測距すると(D,E,Fとする)、位相差がD=E=Fといった関係が成り立つ。
一方、スクリーン56がθだけ傾いて図中の点線で示すような状態になった場合、スクリーン56の右側、中央、左側の3つの測定点を測距すると(D´,E´,F´とする)、位相差がD´<E´<F´といった関係になる。この場合、スクリーン56は平面であるから、この3点は一次関数的な直線として表すことができ、この3点の距離からスクリーン56の傾き角度、つまりは、スクリーン56に投影された画像の傾き角度を求めることができる。
ところで、上述したような測距を行う場合、位相差センサ131,132にて各測定点を感知できるように、図7に示すような白黒のパターン画像からなるチャート画像61,62が用いられる。
図7は縦/横のチャート画像の一例を示す図であり、図7(A)は垂直測距用に用いられる縦チャート画像61、同図(B)は水平測距用に用いられる横チャート画像62の一例を示している。
縦チャート画像61には、白黒の明暗パターン63が当該画像の垂直方向に交互に形成されている。この縦チャート画像61を用いて測距を行う場合には、明暗パターン63のコントラストの差を縦方向に設置された位相差センサ131によって読み取り、垂直走査ラインVL上の3箇所の測定点Pa,Pb,Pc(明点)までの距離をそれぞれ測定することになる。
また、図7(B)に示すように、横チャート画像62は前記縦チャート画像61のパターンの向きを変えたものと同じである。この横チャート画像62には、白黒の明暗パターン64が当該画像の水平方向に交互に形成されている。
この横チャート画像62を用いて測距を行う場合には、明暗パターン64のコントラストの差を横方向に設置された位相差センサ132にて読み取り、水平走査ラインHL上の3箇所の測定点Pd,Pe,Pf(明点)までの距離をそれぞれ測定することになる。
これらの縦チャート画像61及び横チャート画像62は、図3に示す画像記憶部40に記憶保持されており、測距を行う際に前記画像記憶部40から選択的に読み出されて投影表示される。
以下に、第1の実施形態の動作について詳しく説明する。
電源がオンされている状態で、本体メインキー/インジケータ15の「AFK」キー15dを操作すると、自動合焦及び自動台形補正の処理が実行される。なお、「AFK」キー15dの操作に対応して自動合焦と自動台形補正の処理を1回のみ実行するワンショットモードと、「AFK」キー15dが1回目に操作されてから再度2回目に操作するまでの間、自動合焦と自動台形補正の処理を繰返し連続して実行するコンティニューモードがあり、そのいずれか一方を、予め本体メインキー/インジケータ15のメニューキー15eなどの操作によりユーザが任意に切換設定しておくものとする。
図8はこの自動合焦と自動台形補正の処理内容を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、制御部39が内部のROMに記憶されているプログラムを読み込むことにより実行される。他の各フローチャートに示される処理についても同様であり、制御部39がこれらの処理を実現するためのプログラムを読み込むことで実行される。
まず、投影レンズ12を含む投影系により、画像記憶部40に記憶されている画像データに基づいて、図7(A)に示すような縦チャート画像61をスクリーン上に投影表示させる(ステップA11,A12)。このような縦チャート画像61を投影表示させた状態で、垂直測距用の位相差センサ131を駆動し、垂直走査ラインVL上に存在する3箇所の測定点Pa,Pb,Pc(明点)を順次読み取ることにより(ステップA13)、これらの測定点Pa,Pb,Pcの各投影画像位置までの距離を順次測定する(ステップA14)。
なお、各測定点Pa,Pb,Pcを測距する順番は、特に限定されるものではなく、例えば中央ポイントとなる測定点P2を先に測定した後、画面に向かって上ポイントとなる測定点P1、そして、画面に向かって下ポイントとなる測定点P3といった順で測定することでも良い。
また、ここでは縦チャート画像61の投影により垂直測距を先に行うようにしたが、先に横チャート画像62を投影して水平測距を行うことでも良い。ここで得られた各測定点Pa,Pb,Pcの距離データは、制御部39に設けられた測距結果記憶部39aに記憶保持される。
各測定点Pa,Pb,Pcの測距後、前記測距結果記憶部39aに記憶された各測定点Pa,Pb,Pcの距離データに基づいて、投影光軸に対するスクリーン投影面の上下方向(垂直方向)の角度「θv」を算出する(ステップA15)。
次に、前記縦チャート画像61に代え、今度は図7(B)に示すような横チャート画像62を画像記憶部40から読み出して投影表示させる(ステップA16,A17)。このような横チャート画像62を投影表示させた状態で、水平測距用の位相差センサ132を駆動し、垂直走査ラインHL上に存在する3箇所の測定点Pd,Pe,Pf(明点)を順次読み取ることにより(ステップA18)、これらの測定点Pd,Pe,Pfの各投影画像位置までの距離を順次測定する(ステップA19)。
なお、各測定点Pd,Pe,Pfを測距する順番は、特に限定されるものではなく、例えば中央ポイントとなる測定点P5を先に測定した後、画面に向かって左ポイントとなる測定点P4、そして、画面に向かって右ポイントとなる測定点P6といった順で測定することでも良い。ここで得られた各測定点Pd,Pe,Pfの距離データは、制御部39に設けられた測距結果記憶部39aに記憶保持される。
各測定点Pd,Pe,Pfの測距後、前記測距結果記憶部39aに記憶された各測定点Pd,Pe,Pfの距離データに基づいて、投影光軸に対するスクリーン投影面の左右方向(垂直方向)の角度「θh」を算出する(ステップA20)。
次いで、前記ステップA14またはA19で測定された中央に位置する測定点P2またはP5の投影画像位置までの距離をそのまま投影画像を代表する距離値であるものとして取得し、レンズモータ38により、その距離値に応じた合焦位置となるように投影レンズ12を移動させてスクリーン上の投影画像にピントを合わせる(ステップA21)。
その後、前記ステップA15、B10で得られた画像を投影しているスクリーン投影面の上下方向の角度「θv」及び左右方向の角度「θh」を基にして、スクリーン投影面が全体でどの方向にどれだけの角度で斜めになっており、投影画像を入力される画像信号と同一の適正なアスペクト比の矩形とすればよいのか、必要な台形補正の角度を算出し、表示エンコーダ33にビデオRAM34で展開記憶させる画像データの上辺と下辺の比、及び左辺と右辺の比を補正させるように設定した上で(ステップA22)、ここでの一連の処理を終える。
このように、ユーザが本体メインキー/インジケータ15の「AFK」キー15dを操作すると、そのキー操作に対応して画像投影面中の縦横各方向に対応した複数の測定点までの距離が測定され、その測定結果に基づいて投影画像の自動合焦と自動台形補正が同時に実行される。したがって、1回のキー指示操作でより簡単且つ迅速に投影画像の合焦位置及び台形歪を自動調整できる。
次に、ユーザが手動操作によりピント調整を行う場合について説明する。
図9はピント調整処理の動作を示すフローチャートである。今、スクリーン上にピント調整対象となる任意の画像が投影表示されている状態で、ユーザが図1に示した本体メインキー/インジケータ15のフォーカスキー15cを操作してピント調整を行う場合を想定する。
ユーザがスクリーン上の投影画像のボケ状態を見ながら、フォーカスキー15cを操作すると、そのキー操作に従ってレンズモータ38が回転し、図示せぬギア機構を介して投影レンズ12が光軸方向に所定単位で移動してピントが調整される(ステップB11)。このような手動操作によるピント調整をマニュアルフォーカスと呼び、また、そのときの調整動作をフォーカス動作と呼ぶ。
ここで、一定時間の間(数秒間)、フォーカス動作がなければ(ステップB12のYes)、制御部39は、ピントの調整が完了したものと判断して、以下のような処理を実行する。
すなわち、ピントが調整されたことを受けて、制御部39は、まず、現在表示されている投影画像に代わって測距用のチャート画像をスクリーン上に投影表示する(ステップB13)。この場合、投影画像の台形補正は必要ないので、図7に示した縦チャート画像61または横チャート画像62をスクリーン上に投影表示して、当該画像上の少なくとも2点を位相差センサ131または位相差センサ132により読み取ってスクリーンまでの距離を測定する(ステップB14)。なお、位相差センサ131,132を用いた測距の方法については、図4で詳しく説明してあるため、ここでは省略する。
次に、制御部39は、ピント調整された投影レンズ12の位置を検出し、そのレンズ位置に対応した合焦距離を取得する(ステップB15)。詳しくは、図10に示すように、ピント調整操作によって駆動されるレンズモータ38の回転数を検出し(ステップC11)、その回転数に基づいて投影レンズ12の初期位置Pからの移動量を算出し(ステップC12)、その得られた移動量から投影レンズ12の現在位置を特定する(ステップC13)。図3(A)で説明したように、レンズモータ38の回転数はモータ回転軸に取り付けられたセンサ38aによって検出される。
このようにして、投影レンズ12の現在位置を特定すると、図3(B)に示したテーブル44を参照して、そのレンズ位置に対応した合焦距離を取得する(ステップC14)。例えば、フォーカスキー15cの操作により投影レンズ12がPに移動したものとすれば、合焦距離としてLといった理論値が得られる。
図9に戻って、制御部39は、前記ステップB14で得られたスクリーンまでの距離と前記ステップB15で得られた合焦距離とを比較して(ステップB16)、その差を求める(ステップB17)。
両者の距離に差がなければ、つまり、スクリーンまでの距離と合焦距離とが一致している場合には、所謂「ジャスピン」と言われる状態であり、その際に、制御部39はスクリーン上の投影画像に対してピントが合っている時の処理を行う(ステップB19)。なお、実際には、前記合焦距離は±αの許容範囲を持つため、その許容範囲内であればピントが合っているものとして処理することでも良い。
一方、前記許容範囲を超えて両者の距離に差があれば、ピントが合っていない状態である。この場合、「ピントがまったく合っていない状態」と「ピントがやや合ってない状態」とに分けて処理を行うものとする(ステップB18,B20)。具体的には、例えば図3(B)に示したテーブル44のレコード数が200あったとすると、その20%の4レコード分までを閾値として、その閾値以下の差であれば、「ピントがやや合ってない状態」とする。また、閾値を超える差であれば、「ピントがまったく合っていない状態」とする。
ここで、第1の実施形態では、このようなマニュアルフォーカス時におけるピントの状態(フォーカス状態とも言う)をユーザに視覚的に知らしめるため、そのピント状態に応じて光源ランプ37の電源電圧を制御して投影画面を変化させることを特徴とする。
図11にその詳細フローを示す。
すなわち、ステップD11において、スクリーンまでの距離と合焦距離との差がなく、ジャスピンの状態であれば、制御部39は、図2に示した電源制御部45を制御して光源ランプ37の電源電圧を通常の電圧レベル(Vとする)よりも高いレベル(Vとする)に設定することにより(ステップD14)、光源ランプ37から出射される白色光の量を増やして投影画面を明るくする(ステップD15)。
一方、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)の範囲内であれば、制御部39は、光源ランプ37の電源電圧を中レベル(Vとする)に設定することにより(ステップD16)、光源ランプ37から出射される白色光の量を若干減じて投影画面をやや暗くする(ステップD17)。この場合、V<V<Vの関係にある。
また、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)を超える場合であれば、制御部39は、光源ランプ37の電源電圧を低レベル(Vとする)に設定することにより(ステップD12)、光源ランプ37から出射される白色光の量を減じて投影画面を暗くする(ステップD13)。この場合、V<V2<V<Vの関係にある。
図12は投影画面の明るさの変化例を示す図であり、図12(A)は電源電圧を低レベルVに設定して投影画面を暗くした状態、同図(B)は電源電圧を高レベルVに設定して投影画面を明るくした状態、同図(C)は中レベルVにより投影画面をやや暗くした状態を表している。なお、図中の「ABC123」の文字列は投影画像の一例を示したもので、その文字列自体に意味はない。
このような画面の明るさの変化は、ピント調整時に表示中の投影画像に対して一時的に施されるものであり、数秒後に元の状態に戻る。そして、ユーザが再びフォーカスキー15cを押下操作してピントを再調整すれば、前記同様の処理が繰り返される。つまり、まず、チャート画像が表示されてスクリーンまでの距離が測定され、その測定によって得られたスクリーンまでの距離とピント調整による合焦距離との差から現在のピントの状態が判断され、その状態が投影画面の明るさ変化によって知らしめられることになる。
このように、ピント調整を行ったときに、そのときに設定されたピントの状態に応じて投影画面の明るさが変化するので、ユーザはその変化からピントが合っているのか否かを正確に把握することができる。これにより、ピントの状態が判らず、投影画像を注視しながら調整操作を何度も繰り返す手間を省いて、簡単かつ正確にピントを合わせて投影画像を綺麗に映し出すことが可能となる。
また、このようなピント状態の表示は、装置側の画面に行われるのではなく、スクリーン上の投影画面に対して施されるため、ユーザは目線をスクリーンに向けたままで、ピント調整の結果を容易に確認できるといったメリットもある。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前記第1の実施形態では、ピントの状態に応じて投影画面の明るさを変化させたが、第2の実施形態では、特定の色の強調表示によりピントの状態を知らしめることを特徴とする。
以下にその具体的な処理に説明する。なお、図9のステップB11〜B16までの処理は前記第1の実施形態と同様であるため、ここではピント状態の表示処理についてのみ説明する。
図13は本発明の第2の実施形態におけるプロジェクタ装置10によるピント状態の表示処理の詳細を示すフローチャートである。
チャート画像を利用してスクリーンまでの距離が測定され、その測定によって得られたスクリーンまでの距離とピント調整による合焦距離との差が求められると、以下のような処理が制御部39によって実行される。
すなわち、ステップE11において、スクリーンまでの距離と合焦距離との差がなく、ジャスピンの状態であれば、制御部39は、非強調表示モードを設定することにより(ステップE14)、図2に示した表示エンコーダ33から画像信号をビデオRAM34に展開する際に、特定の色を強調せずに通常通り表示する(ステップE15)。
一方、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)の範囲内であれば、第2の強調表示モードを設定することにより(ステップE16)、表示エンコーダ33から画像信号をビデオRAM34に展開する際に、ガンマ補正値を変化させることで特定の色を第2レベルで強調表示する(ステップE17)。
また、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)を超える場合であれば、第1の強調表示モードを設定することにより(ステップE12)、表示エンコーダ33から画像信号をビデオRAM34に展開する際に、強調の度合いを強くするようにガンマ補正値をさらに変化させて、前記第2レベルよりも高い第1レベルで強調表示する(ステップE13)。
前記特定の色とは、例えば赤色である。これにより、ピントが合っていない場合には投影画像の赤色成分が強調表示され、ピントが大きく外れていれば、その赤色成分がさらに強調表示されることになる。
図15は強調表示の一例を示す図であり、図15(A)は第1レベルで特定色を強調表示した状態、同図(B)は非強調表示の状態、同図(C)は第2レベルで特定色を強調表示した状態を表している。なお、図中の「ABC123」の文字列は投影画像の一例を示したもので、その文字列自体に意味はない。
このような強調表示は、ピント調整時に表示中の投影画像に対して一時的に施されるものであり、数秒後に元の状態に戻る。そして、ユーザが再びフォーカスキー15cを押下操作してピントを再調整すれば、前記同様の処理が繰り返される。つまり、まず、チャート画像が表示されてスクリーンまでの距離が測定され、その測定によって得られたスクリーンまでの距離とピント調整による合焦距離との差から現在のピントの状態が判断され、その状態が特定色の強調表示によって知らしめられることになる。
このように、ピント調整を行ったときに、そのときに設定されたピントの状態に応じて特定色を強調表示することでも、前記第1の実施形態と同様に、ユーザはピントが合っているのか否かを正確に把握することができる。これにより、ピントの状態が判らず、投影画像を注視しながら調整操作を何度も繰り返す手間を省いて、簡単かつ正確にピントを合わせて投影画像を綺麗に映し出すことが可能となる。
さらに、このような強調表示による方法は、前記第1の実施形態のように画面の明るさを変化させる方法に比べて、画面の表示変化を視認しやすいため、現在のピント状態を正確に把握できる。
なお、図15(A),(C)の例のように画面全体に強調表示を施すと、強調表示した状態が分かりにくいため、例えば画面の中で強調表示する領域を部分的に設定しておき、その設定領域内で特定の色を強調表示するようにしても良い。このようにすれば、ピントが合わずに強調表示された状態を画面の非強調領域との違いからより確実に知らしめることができる。
さらに、例えばピントが合っている場合には「青色」、ピントがやや合ってない場合には「黄色」、ピントがまったく合ってない場合には「赤色」といったように、ピントの状態に応じて強調色を分けることでも良い。なお、色を変えて強調するためには、図14に示すように、RGBの各8ビットの色データを増減して強調表示すれば良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
前記第1および第2の実施形態では、投影画面の明るさや色を変化させることでピントの状態をユーザに知らしめたが、第3の実施形態では、ピント状態を表す表示体を表示することで、これを実現するものである。なお、ここで言う表示体とは、具体的には記号、マーク、イラスト等が含まれる。
表示体として記号を表示する場合を例にして説明すると、まず、図16に示すように、予め画像記憶部40にピント状態を表す記号の画像データを記憶しておく。ここでは、「×」,「○」,「△」といった記号1,2,3の画像データが画像記憶部40の表示体領域40a〜40cに記憶された例が示されている。記号1はピントがまったく合っていない場合、記号2はピントが合っている場合、記号3はピントがやや合っていない場合に用いられる。
以下にその具体的な処理に説明する。なお、図9のステップB11〜B16までの処理は前記第1の実施形態と同様であるため、ここではピント状態の表示処理についてのみ説明する。
図17は第3の実施形態におけるピント状態の表示処理の詳細を示すフローチャートである。
チャート画像を利用してスクリーンまでの距離が測定され、その測定によって得られたスクリーンまでの距離とピント調整による合焦距離との差が求められると、以下のような処理が制御部39によって実行される。
すなわち、ステップF11において、スクリーンまでの距離と合焦距離との差がなく、ジャスピンの状態であれば、制御部39は、画像記憶部40の表示体領域40bから記号2の画像データを読み出し(ステップF14)、これを表示エンコーダ33に送出して表示する(ステップF15)。
一方、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)の範囲内であれば、画像記憶部40の表示体領域40cから記号3の画像データを読み出し(ステップF16)、これを表示エンコーダ33に送出して表示する(ステップF17)。
また、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)を超える場合であれば、画像記憶部40の表示体領域40aから記号1の画像データを読み出し(ステップF12)、これを表示エンコーダ33に送出して表示する(ステップF13)。
図18は記号表示の一例を示す図であり、図18(A)は記号1として「×」の画像71aを表示した状態、同図(B)は記号2として「○」の画像71bを表示した状態、同図(C)は記号3として「△」の画像71cを表示した状態を表している。なお、図中の「ABC123」の文字列は投影画像の一例を示したもので、その文字列自体に意味はない。
このような記号表示は、ピント調整時に表示中の投影画像に対して一時的に施されるものであり、数秒後に元の状態に戻る。そして、ユーザが再びフォーカスキー15cを押下操作してピントを再調整すれば、前記同様の処理が繰り返される。つまり、まず、チャート画像が表示されてスクリーンまでの距離が測定され、その測定によって得られたスクリーンまでの距離とピント調整による合焦距離との差から現在のピントの状態が判断され、その状態が記号表示によって知らしめられることになる。
このように、ピント調整を行ったときに、そのときに設定されたピントの状態に応じて記号を表示することでも、前記第1の実施形態と同様に、ユーザはピントが合っているのか否かを正確に把握することができる。これにより、ピントの状態が判らず、投影画像を注視しながら調整操作を何度も繰り返す手間を省いて、簡単かつ正確にピントを合わせて投影画像を綺麗に映し出すことが可能となる。
さらに、このような表示体を表示する方法は、前記第1および第2の実施形態のような画面の明るさや色を変化させる方法に比べて、画面上に表示された表示体の形状から現在のピント状態をより正確に把握できる。
なお、図18の例では、投影画像の上にピント状態を表わす記号を重ね表示しているが、ピント調整結果として記号だけの画像を表示することでも良い。また、記号画像の表示位置は特に限定されず、例えば画面の中央などであっても良く、要はユーザがピント調整を行う際に視認しやすい位置であれば良い。
また、記号の種類は、図18の例のような図面に限られず、例えば「A」,「B」,「C」や、「OK」,「NG」などのような文字であっても良い。さらに、その記号種類を多数用意しておき、ユーザがメニュー画面上で任意に選べるようにしても良いし、任意の記号を適宜登録できるようにしても良い。
また、記号に限らず、マークやイラストであっても良い。イラストを用いた場合の例を図19乃至図21に示す。
表示体としてイラストを表示する場合には、記号表示の場合と同様に、まず、図19に示すように、予め画像記憶部40にピント状態を表すイラストの画像データを記憶しておく。ここでは、イラスト1,2,3の画像データが画像記憶部40の表示体領域40a〜40cに記憶された例が示されている。イラスト1はピントがまったく合っていない場合、イラスト2はピントが合っている場合、イラスト3はピントがやや合っていない場合に用いられる。
ピント状態の表示処理についても同様である。すなわち、図20のフローチャートに示すように、ステップG11において、スクリーンまでの距離と合焦距離との差がなく、ジャスピンの状態であれば、制御部39は、画像記憶部40の表示体領域40bからイラスト2の画像データを読み出し(ステップG14)、これを表示エンコーダ33に送出して表示する(ステップG15)。
一方、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)の範囲内であれば、画像記憶部40の表示体領域40cからイラスト3の画像データを読み出し(ステップG16)、これを表示エンコーダ33に送出して表示する(ステップG17)。
また、スクリーンまでの距離と合焦距離とに差があり、その差が前記閾値(4レコード分)を超える場合であれば、画像記憶部40の表示体領域40aからイラスト1の画像データを読み出し(ステップG12)、これを表示エンコーダ33に送出して表示する(ステップG13)。
図21はイラスト表示の一例を示す図であり、図21(A)はイラスト1の画像72aを表示した状態、同図(B)はイラスト2の画像72bを表示した状態、同図(C)はイラスト3の画像72cを表示した状態を表している。なお、図中の「ABC123」の文字列は投影画像の一例を示したもので、その文字列自体に意味はない。
このようなイラスト表示は、ピント調整時に表示中の投影画像に対して一時的に施されるものであり、数秒後に元の状態に戻る。そして、ユーザが再びフォーカスキー15cを押下操作してピントを再調整すれば、前記同様の処理が繰り返される。つまり、まず、チャート画像が表示されてスクリーンまでの距離が測定され、その測定によって得られたスクリーンまでの距離とピント調整による合焦距離との差から現在のピントの状態が判断され、その状態がイラスト表示によって知らしめられることになる。
このようなイラストを用いる場合でも、記号を表示する場合と同様に、ピント調整結果としてイラストだけの画像を表示することでも良い。また、イラスト画像の表示位置は特に限定されず、例えば画面の中央などであっても良く、要はユーザがピント調整を行う際に視認しやすい位置であれば良い。
また、イラストの種類は、図18の例に限られない。さらに、そのイラスト種類を多数用意しておき、ユーザがメニュー画面上で任意に選べるようにしても良いし、任意のイラストを適宜登録できるようにしても良い。
(第4の実施形態)
なお、前記第1乃至第3の実施形態では、スクリーン上に投影表示された任意の画像を見ながらピント調整する場合を想定して説明したが、投影画像の台形補正のためにスクリーン上に投影表示される特定のパターン画像を利用してピント調整を行うことも可能である。
すなわち、図8で説明したように、投影画像の台形補正する場合には、スクリーン上の少なくとも3点の距離を測定する必要があり、そのための特定のパターン画像としてチャート画像61,62が投影表示される。そこで、チャート画像61,62のどちらか一方が表示された際に、図9に示したような処理を実行することで、ユーザはチャート画像をピント調整の対象画像として利用して、そのチャート画像のボケ具合を見ながらピント調整操作を行うことができる。
この場合、チャート画像がピント調整中も表示された状態にあるので、ピント状態を示す表示変化は当該チャート画像の投影画面に対して施されることになる。そのときの一例を図22に示す。
図22は本発明の第4の実施形態におけるチャート画像の表示中にピント調整を行った場合の一例を示す図である。
今、図22(A)に示すような縦チャート画像61が表示された状態で、ユーザがその縦チャート画像61のボケ具合を見ながら、フォーカスキー15cを押下操作してピント調整を行ったとする。
ピントが調整されると、まず、現在表示中の縦チャート画像61を用いてスクリーンまでの距離が測定されると共に、ピント調整による合焦距離がテーブル44から取得される。そして、測定された距離と合焦距離との比較により現在のピント状態が検出され、そのピント状態に応じた表示変化が当該縦チャート画像61に対して施される。ピント状態に応じた表示変化としては、既に説明したように、投影画面の明るさを変える方法(第1の実施形態)、特定の色を強調表示する方法(第2の実施形態)、表示体を表示する方法(第3の実施形態)があり、そのいずれかの方法を用いるものとする。
例えば、表示体としてイラストを表示する場合であれば、図19に示した画像記憶部40からピント状態に応じてイラスト1,2,3の画像データが選択的に読み出され、図22(B)のように縦チャート画像61の所定の場所に表示される。図22(B)では、ピントが合っていることを表すイラスト2の画像72bを表示した例を示している。
なお、このような表示体の表示は、ピント調整したときに表示中のチャート画像に対して一時的に施されるものであり、数秒後に元の状態に戻る。そして、ユーザが再びフォーカスキー15cを押下操作してピントを再調整すれば、前記同様の処理が繰り返される。
また、表示体を表示する位置については特に限定されず、チャート画像の中央部分など、ユーザが視認しやすい位置であればどこでも良い。さらに、表示体だけを一時的に表示することでも良い。
投影画面の明るさを変える方法や、特定の色を強調表示する方法を用いた場合も同様であり、ピント調整操作に伴い、そのときに設定されたピントの状態に応じた表示変化が施されることになる。ただし、チャート画像は、基本的に白黒のパターンだけで構成されるため、投影画面の明るさを変える方法や、特定の色を強調表示する方法では、画面の表示変化が判りづらいため、図22の例のような表示体を表示する方法を用いることが好ましい。
このように、投影画像の補正のために表示されるチャート画像をピント調整対象として用いる場合であっても、前記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、前記各実施形態では、「ピントが合っている状態」、「ピントがまったく合っていない状態」、「ピントがやや合ってない状態」の3ケースに分けて表示処理を行ったが、「ピントが合っている状態」と「ピントが合っていない状態、」の2ケースで表示処理を行うようにしても良い。
さらに、「ピントが合っている状態」のみ、その旨のイラストを表示したり、画面を明るくするなどしてユーザに知らしめることでも、同様の効果を期待できる。
その他、本発明は前記各実施形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。
さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上述した各実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
10…プロジェクタ装置、11…本体ケーシング、12…投影レンズ、131,132…位相差センサ、13a,13b,13c,13d…測距レンズ、14…Ir受信部、15…本体メインキー/インジケータ、15a…電源キー、15b…ズームキー、15c…フォーカスキー、15d…「AFK」キー、15e…メニューキー、16…スピーカ、17…カバー、18…入出力コネクタ部、19…Ir受信部、20…ACアダプタ接続部、21…固定脚部、22…調整脚部、31…入出力インタフェース(I/F)、32…画像変換部、33…表示エンコーダ、34…ビデオRAM、35…表示駆動部、36…空間的光変調素子(SOM)、37…光源ランプ、38…レンズモータ(M)、38a…センサ、39…制御部、39a…測距結果記憶部、40…画像記憶部、40a〜40c…表示体領域、41…音声処理部、42…測距処理部、43…キー/インジケータ部、SB…システムバス、44…テーブル、45…電源制御部、51,52…フォトセンサアレイ、54,55…被写体像、56…スクリーン、61,62…縦/横のチャート画像、63,64…明暗パターン、71a〜71c…記号画像、72a〜72c…イラスト画像。

Claims (10)

  1. 画像のピントを任意に調整する調整手段と、
    前記調整手段で任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段で前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像に対して特殊な表示形態による強調表示を施すことなく表示する第1表示制御手段と、
    前記判別手段で前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別されたレベルに応じて、前記表示対象となる画像を、その画像が合焦状態に無いことを示す特殊な表示形態で、且つそのずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記表示形態を複数に異ならせて強調表示する第2表示制御手段と、
    を具備したことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記特殊な表示形態は、前記画像の色を異ならせる表示形態であり、
    前記第2表示制御手段は、前記判別手段で前記合焦状態に無いと判別された場合に判別された前記ずれの度合いの各レベルに応じて前記画像の色を異ならせて表示制御する、
    ことを特徴とする請求項記載の表示制御装置。
  3. 前記第2表示制御手段は、前記画像の色を異ならせて表示制御する際は、当該画像の画像全体に対する色、あるいは当該画像の中で一部の領域における色を異ならせて表示制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 画像のピントを任意に調整する調整手段と、
    前記調整手段で任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段で前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像の明るさを明るくして表示することで現在のピント状態が合焦状態にあることを識別表示する第1表示制御手段と、
    前記判別手段で前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別されたレベルに応じて、前記表示対象となる画像の明るさを暗くして表示することで現在のピント状態が合焦状態に無いことを識別表示し、且つ前記ずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記画像の明るさを暗くする割合を異ならせて表示する第2表示制御手段と、
    を具備したことを特徴とする表示制御装置。
  5. 前記第1表示制御手段は、前記表示対象となる画像に対する画像出力のレベルを増すことで通常よりも明るくして表示制御し、
    前記第2表示制御手段は、前記表示対象となる画像に対する画像出力のレベルを減らすことで通常よりも暗くし、更に前記ずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記画像出力のレベルを減らす割合を異ならせて表示制御する、
    ことを特徴とする請求項4載の表示制御装置。
  6. 前記第1表示制御手段と前記第2表示制御手段とによる前記画像の明るさを変更することの表示制御は、前記調整手段により前記ピントの調整が行われた際に一時的に表示制御し、その後は元の状態に戻るよう制御する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の表示制御装置。
  7. 画像のピントを任意に調整する調整ステップと、
    前記調整ステップで任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップで前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像に対して特殊な表示形態による強調表示を施すことなく表示する第1表示制御ステップと、
    前記判別ステップで前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別されたレベルに応じて、前記表示対象となる画像を、その画像が合焦状態に無いことを示す特殊な表示形態で、且つそのずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記表示形態を複数に異ならせて強調表示する第2表示制御ステップと、
    を備えたことを特徴とするピント状態表示方法。
  8. 画像のピントを任意に調整する調整ステップと、
    前記調整ステップで任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別ステップと、
    前記判別ステップで前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像の明るさを明るくして表示することで現在のピント状態が合焦状態にあることを識別表示する第1表示制御ステップと、
    前記判別ステップで前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別されたレベルに応じて、前記表示対象となる画像の明るさを暗くして表示することで現在のピント状態が合焦状態に無いことを識別表示し、且つ前記ずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記画像の明るさを暗くする割合を異ならせて表示する第2表示制御ステップと、
    を備えたことを特徴とするピント状態表示方法。
  9. コンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    画像のピントを任意に調整する調整機能と、
    前記調整機能で任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別機能と、
    前記判別機能で前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像に対して特殊な表示形態による強調表示を施すことなく表示する第1表示制御機能と、
    前記判別機能で前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別されたレベルに応じて、前記表示対象となる画像を、その画像が合焦状態に無いことを示す特殊な表示形態で、且つそのずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記表示形態を複数に異ならせて強調表示する第2表示制御機能と、
    を実現することを特徴とするプログラム。
  10. コンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    画像のピントを任意に調整する調整機能と、
    前記調整機能で任意に調整されたピント状態が合焦状態か否かを判別する判別機能と、
    前記判別機能で前記合焦状態であると判別された場合には、表示対象となる画像の明るさを明るくして表示することで現在のピント状態が合焦状態にあることを識別表示する第1表示制御機能と、
    前記判別機能で前記合焦状態に無いと判別された場合には、当該合焦状態に対する前記ピント状態に対するずれの度合を複数のレベルで判別し、その判別されたレベルに応じて、前記表示対象となる画像の明るさを暗くして表示することで現在のピント状態が合焦状態に無いことを識別表示し、且つ前記ずれの度合いが何れのレベルなのかに応じて前記画像の明るさを暗くする割合を異ならせて表示する第2表示制御機能と、
    を実現することを特徴とするプログラム。
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