JP5444981B2 - 画像処理システム - Google Patents
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Description
このような画像処理装置として、例えば特許文献1に見られるようなものが提案されている。
このような画像処理装置では、文書を送信した後であっても、文書受信側に蓄積されている文書に対する印刷等の処理が一定時間経過しても行われていない場合に、その文書を削除するため、記憶装置の無駄を無くすことができたり、誤送信した文書を削除することができたりと、様々な利点が発生する。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、文書送信側の画像処理装置を使用するユーザが、文書受信側の画像処理装置に蓄積される文書に対する操作を容易且つ確実に行えるようにすることを目的とする。
上記第1の画像処理装置には、上記第2の画像処理装置の上記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書に対する処理を要求する処理要求手段と、上記送信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、上記処理要求手段が処理を要求する文書の特定に用いる箇所の文書情報を抽出する文書情報抽出手段と、該文書情報抽出手段によって抽出された文書情報と共に上記処理の要求を上記通信手段により上記第2の画像処理装置へ送信させる要求送信手段とを設け、
上記第2の画像処理装置に、上記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書を送信した上記第1の画像処理装置から上記通信手段により上記文書情報と共に上記処理の要求を受信した場合に、上記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、上記文書情報を含む文書を検索する文書検索手段と、該文書検索手段によって検索された文書に対して上記処理を実行する処理実行手段とを設けたものである。
(1)上記第1の画像処理装置に、上記通信手段による文書の送信時に、該文書に対応する送信者を設定する設定手段と、上記通信手段による文書の送信時に、該文書に上記設定手段による設定内容を示す設定情報を付加する設定情報付加手段とを設け、
上記第1の画像処理装置の上記要求送信手段を、上記設定手段による設定内容を示す設定情報および上記文書情報抽出手段によって抽出された文書情報と共に上記処理の要求を上記通信手段により上記第2の画像処理装置へ送信させる手段とし、上記第2の画像処理装置の上記文書検索手段が、上記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書を送信した上記第1の画像処理装置から上記通信手段により上記設定情報および上記文書情報と共に上記処理の要求を受信した場合に、上記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、上記設定情報である送信者情報以外の送信者情報に対応する文書を検索対象から外す。
上記第1の画像処理装置上記要求送信手段を、上記設定手段による設定内容を示す設定情報および上記文書情報抽出手段によって抽出された文書情報と共に上記処理の要求を上記通信手段により上記第2の画像処理装置へ送信させる手段とし、上記第2の画像処理装置の上記文書検索手段が、上記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書を送信した上記第1の画像処理装置から上記通信手段により上記設定情報および上記文書情報と共に上記処理の要求を受信した場合に、上記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、上記設定情報が示す箇所にある上記文書情報を含む文書を検索する。
上記第1の画像処理装置の上記処理要求手段は、上記文書関連情報出力手段による出力に対して、処理対象の文書を選択し、該文書に対する処理を要求する手段を有し、上記要求送信手段は、上記文書関連情報出力手段による出力に対して、上記処理要求手段によって処理対象の文書が選択され、該文書に対する処理が要求された場合に、該処理の要求を上記選択された文書に関連する文書関連情報と共に上記通信手段により上記第2の画像処理装置へ送信させる手段を有し、
上記第2の画像処理装置の上記処理実行手段は、上記文書関連情報送信手段による上記文書関連情報に対して、上記通信手段によって上記処理の要求を上記文書関連情報と共に受信した場合に、該文書関連情報に対応する文書に対して該処理を実行することが望ましい。
この場合、上記処理結果送信手段が、上記処理結果情報を電子メールによって送信してもよい。
これらの画像処理システムにおいて、上記第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とが同一の構成を有するようにすれば、それぞれ文書送信側にも文書受信側にもなることが可能である。
また、上記第2の画像処理装置が、受信文書蓄積手段に蓄積されている文書を送信した上記第1の画像処理装置から通信手段により上記文書情報と共に上記処理の要求を受信した場合に、受信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、上記文書情報を含む文書を検索し、その検索した文書に対して上記処理を実行する。
この発明の実施形態として、画像処理システムを構成するネットワーク等で接続された2台の画像処理装置のうち、一方の画像処理装置(文書送信側の第1の画像処理装置)が持つ文書を他方の画像処理装置(文書受信側の第2の画像処理装置)が受信する場合について、説明する。なお、文書とは、スキャナ等の画像読取手段によって原稿から読み取った画像データ(イメージデータ)や、パーソナルコンピュータ等のホスト機器から受信したPDL(プリンタ記述言語)又はテキストデータ等の印刷データから生成した画像データ等に相当する。
画像処理システムを構成する第1の画像処理装置1及び第2の画像処理装置2は、例えばMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置であり、いずれも通信部3,ユーザインタフェース(以下「UI」という)部4,設定部5,文書蓄積部(文書蓄積場所)6,および文書情報処理部7を備えている。なお、図1には図示を省略しているが、時間情報(年月日時分秒等の情報)を生成して出力するタイマ回路(時計手段)も備えているものとする。
UI部4は、当該画像処理装置および他の画像処理装置等の外部機器に対する各種要求をユーザ操作によって入力するための各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)およびLCD又はCRT等の表示器を有する操作部であり、処理要求手段,文書状態情報出力手段,および文書関連情報出力手段としての機能を果す。
文書蓄積部6は、文書をHDD(ハードディスク装置)等の不揮発性記憶手段に蓄積保持させる文書蓄積手段であり、送信文書蓄積手段,受信文書蓄積手段,および処理実行手段としての機能を果す。この実施形態では、文書の蓄積にHDDを用いるものとする。
文書情報抽出部8は、文書蓄積部6によってHDDに蓄積された文書のうち、その特定(識別)に用いる部分の文書情報(特定情報)を抽出するものであり、文書情報抽出手段としての機能を果す。
文書検索部9は、文書蓄積部6によってHDDに蓄積された文書を文書情報抽出部8を用いて検索するものであり、文書検索手段としての機能を果す。
なお、上述した設定部5,文書蓄積部6,および文書情報処理部7は、図示しないCPU(中央処理装置)が、ROMおよびHDD(ハードディスク)等から読み出してRAM上に展開したプログラムを実行することにより、実現することができる。
文書の送信を行いたいユーザは、その送信に必要な送信関連の設定(送信設定)を操作画面上で行うことができる。このとき、実際には、UI部4の操作キーあるいはUI部4の表示器に備えているタッチパネルを操作する。なお、文書に対する処理内容の設定も操作画面上で行うことができる。
タイマの設定内容は、第2の画像処理装置2へ送信された文書に対する操作を所定時間経過後に確認するためのタイマ(以下単に「タイマ」という)のON/OFFを示している。この例では、タイマのON/OFFを設定することができ、更にタイマがONに設定された場合に、上記所定時間(以下「確認時間」という)として、1日〜3日内の日単位で選択的に時間を設定できるが、4日以上の日単位で又は所定時間内の時間(時分秒等)単位で時間を設定することもできる。
送信者絞込みの設定内容は、文書検索時の送信者絞込みのON(実行要)/OFF(実行否)を示している。この例では、その送信者絞込みのON/OFFを設定することができ、更に上記送信者絞込みがONに設定された場合に、送信者として画像処理装置1を管理する管理者(admin)や画像処理装置1をコピー等で利用する各利用者を選択的に設定することができる。上記送信者絞込みがOFFに設定された場合には、送信者として自動的に管理者が設定される。
ユーザは、第1の画像処理装置1から第2の画像処理装置2へ文書を送信したい場合、文書送信側の第1の画像処理装置1のUI部4上で文書の送信を要求する操作を行う。
それによって、UI部4から通信部3へ送信要求が通知されるため、その送信要求を受けた通信部3は、設定部5から必要な送信関連の設定情報である送信設定情報を取得する。このとき、設定部5に対して必要な送信設定情報を問い合わせすることにより、設定部5から送信設定情報の応答(返信)がなされる。
文書送信側の通信部3は、その送信文書蓄積応答を受け、送信文書の蓄積が完了した後、その蓄積した送信文書に先に取得した送信設定情報を付加し、文書受信側の第2画像処理装置2に対して送信する。
文書受信側の通信部3は、フラッシュメモリへの受信文書タイマ情報の蓄積が完了して、設定部5(第2の設定手段)から受信文書タイマ情報蓄積応答を受け取ると、受信文書タイマ情報の蓄積の完了を認識し、先に受信した送信文書(受信文書)を文書蓄積部6に渡してHDDへの蓄積を行わせる。このとき、文書蓄積部6に対して受信文書の蓄積を要求することにより、HDDに受信文書を蓄積した文書蓄積部6からその蓄積を行った旨を示す情報(受信文書蓄積応答)がなされる。なお、上記経過時間の計測が開始された直後にHDDに蓄積された受信文書は、タイマ設定された文書となる。
文書受信側の通信部3は、受信文書蓄積応答を受け、受信文書の蓄積が完了したら、送信完了(受信動作完了でもよい)を示す情報を文書送信側の第1の画像処理装置1へ通知する。なお、送信完了を示す送信完了情報には、タイマ回路からの時間情報(年月日時分秒等の情報)が付加されるものとする。
レポート形式の送信完了(送信結果)情報である送信完了通知レポートの一例を、図4に示す。
この送信完了通知レポートは、文書受信側の第2の画像処理装置(この例ではMFP)2の識別情報である端末ID、操作が行われた時間(文書受信側のタイマ回路から出力された時間情報に従う)、および行われた処理内容が記されている。
ユーザは、第1の画像処理装置1から第2の画像処理装置2へ送信した文書を削除したい場合、文書送信側の第1の画像処理装置1のUI部4上でその文書の削除を要求する操作を行う。
文書送信側の通信部3は、その削除文書情報を取得すると、その削除文書情報に先に取得した削除設定情報を付加し、削除要求と共に文書受信側の画像処理装置2に対して送信する。
文書受信側の文書蓄積部6は、通信部3から削除要求および削除文書情報を受けると、その削除文書情報と共にそれを含む文書(削除文書)の検索要求(削除文書検索要求)を文書検索部9に対して通知する。
文書受信側の文書検索部9は、文書蓄積部6から削除文書情報と共に削除文書検索要求を受けると、その削除文書情報を含む削除文書の検索をHDDに蓄積されている文書の個数分だけ繰り返し行う。
文書受信側の文書蓄積部6は、文書検索部9に対する削除文書検索要求に対して、削除文書検索応答を受けることにより、以下の(1)又は(2)に示す処理を行う。
文書送信側の第1の画像処理装置1では、通信部3が、文書受信側の第2の画像処理装置2から削除結果情報を受けると、その削除結果情報をユーザに対して通知する。
なお、文書受信側の文書検索部9は、文書蓄積部6から削除文書情報と共に削除文書検索要求を受けると、上述した処理を行う際に削除文書情報に付加されている削除設定情報を用いた処理も行うが、その処理についても追って詳細に説明する。
第1の画像処理装置1から第2の画像処理装置2へ送信した文書の削除を実行させたいユーザは、文書送信側の第1の画像処理装置1のUI部4上で文書の削除を要求する操作を行う。このとき、削除対象の文書に関連する送信時間(送信日時),文書名,送信者を示す文書関連情報を利用して削除対象の文書を選択する。つまり、削除対象の文書に関連する文書関連情報を指定することにより、その文書を選択する。その後、「削除」ボタンを押下することにより、UI部4から通信部3に対して削除要求が通知される。
文書の削除を実行しない場合、「取消」ボタンを押下することにより、処理動作は完了となる。
なお、第1の画像処理装置1から第2の画像処理装置2へ送信した文書に対する印刷又は転送(外部のHDD等の機器への転送)等の他の処理を実行させるために、文書送信側の画像処理装置1のUI部4上で文書に対する他の処理を要求する操作を行うこともできる。
文書受信側の第2の画像処理装置2の文書検索部9は、文書蓄積部6から削除文書情報と共に削除文書検索要求を受けた時に、図7に示す処理ルーチンを開始し、まずステップS1へ進み、その削除文書情報に付加されている削除設定情報中の送信者絞込み情報を参照し、送信者絞込みがONに設定されているか否かを判断する。
送信者絞込み処理がOFFになっている場合には、そのままステップS3へ進む。
次のステップS4では、その選択した文書の位置情報および上記削除文書情報と共にその削除文書情報と一致する文書情報(該当文書情報)の抽出要求(文書情報抽出要求)を文書情報抽出部8に対して通知することにより、上述したように該当文書情報の抽出を行わせ、文書情報抽出応答を受け取る。
ステップS6では、文書情報抽出成功応答と共に受け取った該当文書情報の位置情報を上記削除設定情報中の文書情報利用箇所情報と比較照合する。
そして、文書送信側の検索条件を満たす場合には、ステップS8へ進んで、ステップS3で選択した文書を該当文書(削除文書)として一時的に保持し、ステップS9へ進む。
文書送信側の検索条件を満たしていない場合には、そのままステップS9へ進む。
そして、検索していない検索対象の文書があると判定した場合には、ステップS3へ戻り、その文書がなくなるまでステップS3〜S9の処理を繰り返し行う。
ステップS9で検索していない検索対象の文書がないと判定した場合には、ステップS10へ進み、一時的に保持した該当文書が1個(1文書)か否かをチェックする。
該当文書が複数個(重複して)見つかったことを認識した場合、あるいは該当文書が1個も見つからなかったことを認識した場合には、その削除処理は行わず、その旨を示す情報(削除応答)を通信部3に対して通知する。この通知等の処理については、追って詳細に説明する。
文書受信側の第2の画像処理装置2では、該当文書(削除文書)が1個のみであり、その該当文書の削除を問題なく行えた場合、通信部3が、文書送信側の第1の画像処理装置1に対して、該当文書の削除を完了した旨を示す削除結果情報を自動的に削除結果通知レポートとして通知する。
この削除結果通知レポートは、文書受信側の第2の画像処理装置(この例ではMFP)2の識別情報である端末ID、操作の行われた時間(文書受信側のタイマ回路から出力された時間情報に従う)、および行われた処理内容が記されている。
文書受信側の第2の画像処理装置2では、設定部5(第2の設定手段)が、フラッシュメモリにタイマONの設定内容を示す情報と確認時間を示す情報とを含む受信文書タイマ情報を蓄積することにより、経過時間の計測を開始し、その計測時間が確認時間(設定時間)を経過すると、以下に示す処理を行う。
文書受信側の文書蓄積部6は、設定部5から文書名情報と共に操作状況確認要求を受けると、その文書名情報が示す文書名の受信文書であるタイマ設定された受信文書の抽出を文書情報抽出部8に対して要求し、その抽出の結果(文書情報抽出応答)を受けることにより、タイマ設定された受信文書に対する操作状況を確認できる。そして、その確認結果を示す情報(操作状況確認応答)を設定部5に対して通知する。
文書受信側の通信部3は、設定部5から文書状態情報と共に通知要求を受けると、その文書状態情報を文書送信側の第1の画像処理装置1に対して送信する。
文書送信側の第1の画像処理装置1では、通信部3が、文書受信側の第2の画像処理装置2から送信された文書状態情報を受信すると、それをUI部4に対して通知する。
その後、その操作画面を見たユーザによって文書の削除を要求する操作が行われると、削除要求を通知する要求(削除要求通知要求)を通信部3に対して通知する。
文書送信側の通信部3は、UI部4から削除要求通知要求を受けると、その削除要求を文書受信側の第2の画像処理装置2に対して送信する。
文書受信側の第2の文書蓄積部6は、通信部3から削除要求を受けると、HDDに蓄積されているタイマ設定された受信文書の削除処理を実行し、その削除処理が完了すると、その旨を示す情報(削除応答)を通信部3に対して通知する。
文書送信側の第1の画像処理装置1では、通信部3が、文書受信側の第2の画像処理装置2から送信された削除完了情報を受信すると、それをUI部4に対して通知する。
文書送信側のUI部4は、通信部3から削除完了情報を受けると、その削除完了情報を示す操作画面を表示する。
文書受信側の第2の画像処理装置2の設定部5(第2の設定手段)は、フラッシュメモリにタイマONの設定内容を示す情報と確認時間を示す情報とを含む受信文書タイマ情報をフラッシュメモリに蓄積して経過時間の計測を開始した後、図10に示す処理ルーチンを開始し、まずステップS21でその計測時間が確認時間(設定時間)を経過したか否かを判断する。
また、タイマ設定された受信文書が操作されていない場合には、ステップS24へ進み、その旨を示す情報(文書状態情報)に文書名情報を付加し、その文書状態情報と共に通知要求を通信部3に対して通知することにより、その通信部3がその文書状態情報を文書送信側の第1の画像処理装置1に対して送信する。
その後、ステップS27へ進み、文書送信側のUI部4は、その操作画面を見たユーザによる操作画面上の操作の内容を判別する。
タイマ設定された受信文書の削除を要求する操作が行われた場合、つまり「削除」ボタンが押下された場合には、ステップS28へ進み、削除要求を通知する要求(削除要求通知要求)を通信部3に対して通知することにより、通信部3がその削除要求を文書受信側の画像処理装置2に対して送信する。
この削除結果通知メールでも、図8によって説明した削除結果通知レポートで行われた通知と同様の情報が記載される。
文書送信側の第1の画像形成装置1に次操作を要求する必要のある際には、その削除結果通知メール上から次操作の選択を行う場合もある。
文書受信側の第2の画像処理装置2の文書検索部9は、図7のステップS10で該当文書が複数個見つかった(重複して見つかった)ことを認識した場合に、図12に示す処理ルーチンを開始する。
次に、ステップS34へ進み、受信した操作用情報を設定部5に対して通知することにより、その設定部5が、その操作用情報中の各重複文書にそれぞれ関連する文書関連情報および削除する重複文書の選択を促す情報をUI部4に対して通知し、そのUI部4がそれらの情報を示す操作画面(例えば図15参照)を表示する。このとき、設定部5は、通信部3から受けた操作用情報中の文書名情報に基づいて、その文書名情報が示す複数の文書名にそれぞれ対応する文書関連情報をフラッシュメモリから読み出す。なお、操作画面に削除結果通知レポートの内容も含めることもできる。
削除する重複文書が選択され、その重複文書の削除を要求する「削除」ボタンが押下された場合には、ステップS38へ進み、削除要求を通知する要求(削除要求通知要求)を選択された重複文書の文書名を示す文書名情報と共に通信部3に対して通知することにより、通信部3がその削除要求を文書名情報と共に文書受信側の第2の画像処理装置2に対して送信する。
文書受信側の第2の画像処理装置2では、削除対象としての受信文書が複数個見つかった場合、通信部3が、文書送信側の第1の画像処理装置1に対して、削除対象としての受信文書が複数見つかった旨を示す情報(重複通知情報)を削除結果通知レポートとして通知する。
この削除結果通知レポートは、文書受信側の第2の画像処理装置(この例ではMFP)2の識別情報である端末ID、操作の行われた時間(文書受信側のタイマ回路から出力された時間情報に従う)、および行われた処理内容が記されている。
文書受信側の第2の画像処理装置2では、削除対象としての受信文書が1個も見つからなかった場合、通信部3が、文書送信側の第1の画像処理装置1に対して、削除対象としての受信文書が1個見つからなかった旨を示す情報を削除結果通知レポートとして通知する。
文書送信側の第1の画像処理装置1では、UI部4が、設定部5から操作用情報を受けた場合、その操作用情報中の各重複文書にそれぞれ関連する文書関連情報および削除する重複文書の選択を促す情報を示す操作画面を表示する。
重複文書の削除を実行しない場合、「取消」ボタンを押下することにより、処理動作は、完了となる。
それによって、文書送信側の第1の画像処理装置を使用するユーザが、親展IDのような特定情報を予め用意しておく必要がないため、文書受信側の第2の画像処理装置に蓄積される文書に対する操作(処理)を容易且つ確実に行うことができる。したがって、ユーザによる作業効率が向上する。
このプログラムは、通信手段を有する画像処理装置を制御するコンピュータ(CPU)に、この発明に関わる送信文書蓄積手段,受信文書蓄積手段,処理要求手段,文書情報抽出手段,要求送信手段,文書検索手段,処理実行手段,設定手段,設定情報付加手段,処理状況確認手段,文書状態情報送信手段,文書状態情報出力手段,文書関連情報送信手段,文書関連情報出力手段,および処理結果送信手段としての機能をそれぞれ実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような作用効果を得ることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
5:設定部 6:文書蓄積部 7:文書情報処理部 10:通信経路
Claims (9)
- いずれも通信手段を有し、互いに通信可能な第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とから構成される画像処理システムであって、
前記第1の画像処理装置に、前記通信手段による文書の送信時に、該文書を蓄積する送信文書蓄積手段を備え、
前記第2の画像処理装置に、前記通信手段による文書の受信時に、該文書を蓄積する受信文書蓄積手段を備え、
前記第1の画像処理装置には、
前記第2の画像処理装置の前記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書に対する処理を要求する処理要求手段と、
前記送信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、前記処理要求手段が処理を要求する文書の特定に用いる箇所の文書情報を抽出する文書情報抽出手段と、
該文書情報抽出手段によって抽出された文書情報と共に前記処理の要求を前記通信手段により前記第2の画像処理装置へ送信させる要求送信手段とを設け、
前記第2の画像処理装置には、
前記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書を送信した前記第1の画像処理装置から前記通信手段により前記文書情報と共に前記処理の要求を受信した場合に、前記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、前記文書情報を含む文書を検索する文書検索手段と、
該文書検索手段によって検索された文書に対して前記処理を実行する処理実行手段とを設けたことを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置に、
前記通信手段による文書の送信時に、該文書に対応する送信者を設定する設定手段と、
前記通信手段による文書の送信時に、該文書に前記設定手段による設定内容を示す設定情報を付加する設定情報付加手段とを設け、
前記第1の画像処理装置の前記要求送信手段は、前記設定手段による設定内容を示す設定情報および前記文書情報抽出手段によって抽出された文書情報と共に前記処理の要求を前記通信手段により前記第2の画像処理装置へ送信させる手段であり、
前記第2の画像処理装置の前記文書検索手段は、前記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書を送信した前記第1の画像処理装置から前記通信手段により前記設定情報および前記文書情報と共に前記処理の要求を受信した場合に、前記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、前記設定情報である送信者情報以外の送信者情報に対応する文書を検索対象から外すことを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置に、
前記通信手段による文書の送信時に、該文書の特定に用いる箇所を設定する設定手段と、
前記通信手段による文書の送信時に、該文書に前記設定手段による設定内容を示す設定情報を付加する設定情報付加手段とを設け、
前記第1の画像処理装置の前記要求送信手段は、前記設定手段による設定内容を示す設定情報および前記文書情報抽出手段によって抽出された文書情報と共に前記処理の要求を前記通信手段により前記第2の画像処理装置へ送信させる手段であり、
前記第2の画像処理装置の前記文書検索手段は、前記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書を送信した前記第1の画像処理装置から前記通信手段により前記設定情報および前記文書情報と共に前記処理の要求を受信した場合に、前記受信文書蓄積手段に蓄積されている文書のうち、前記設定情報が示す箇所にある前記文書情報を含む文書を検索することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置に、
前記通信手段による文書の送信時に、該文書に対する操作状況を確認するまでの時間を設定する第1の設定手段と、
前記通信手段による文書の送信時に、該文書に前記第1の設定手段による設定内容を示す設定情報を付加する設定情報付加手段とを設け、
前記第2の画像処理装置に、
前記通信手段による文書の受信時に、該文書に付加されている設定情報が示す時間を設定する第2の設定手段と、
該第2の設定手段に前記設定情報が示す時間が設定されてから、該時間が経過した場合に、該文書に対する操作状況を確認する操作状況確認手段と、
該操作状況確認手段による確認の結果、該文書が操作されていないことを認識した場合には、その旨を示す文書状態情報を、該文書を送信した前記第1の画像処理装置へ前記通信手段により送信させる文書状態情報送信手段とを設けたことを特徴とする画像処理システム。 - 請求項4に記載の画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置に、前記第2の画像処理装置から前記文書状態情報を前記通信手段により受信した場合に、該文書状態情報の内容を出力する文書状態情報出力手段を設け、
該第1の画像処理装置の前記処理要求手段は、前記文書状態情報出力手段による出力に対応する文書に対して削除を要求する手段を有し、
前記要求送信手段は、前記文書状態情報出力手段による出力に対応する文書対して、前記処理要求手段によって削除が要求された場合に、該削除の要求を前記通信手段により前記第2の画像処理装置へ送信させる手段を有し、
前記第2の画像処理装置の前記処理実行手段は、前記文書状態情報送信手段による前記文書状態情報に対応する文書に対して、前記通信手段によって前記削除の要求を受信した場合には、該文書に対して削除処理を実行することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理システムにおいて、
前記第2の画像処理装置に、前記文書検索手段によって前記文書情報を含む文書が複数検索された場合に、その各文書に関連する文書関連情報を前記第1の画像処理装置へ送信する文書関連情報送信手段を設け、
前記第1の画像処理装置に、前記第2の画像処理装置から前記文書関連情報を前記通信手段により受信した場合に、該文書関連情報の内容を出力する文書関連情報出力手段を設け、
該第1の画像処理装置の前記処理要求手段は、前記文書関連情報出力手段による出力に対して、処理対象の文書を選択し、該文書に対する処理を要求する手段を有し、
前記要求送信手段は、前記文書関連情報出力手段による出力に対して、前記処理要求手段によって処理対象の文書が選択され、該文書に対する処理が要求された場合に、該処理の要求を前記選択された文書に関連する文書関連情報と共に前記通信手段により前記第2の画像処理装置へ送信させる手段を有し、
前記第2の画像処理装置の前記処理実行手段は、前記文書関連情報送信手段による前記文書関連情報に対して、前記通信手段によって前記処理の要求を前記文書関連情報と共に受信した場合に、該文書関連情報に対応する文書に対して該処理を実行することを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理システムにおいて、
前記第2の画像処理装置に、前記処理実行手段による処理の結果を示す処理結果情報を前記通信手段により前記第1の画像処理装置へ送信する処理結果送信手段を設けたことを特徴とする画像処理システム。 - 前記処理結果送信手段は、前記処理結果情報を電子メールによって送信することを特徴とする請求項7に記載の画像処理システム。
- 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理システムにおいて、
前記第1の画像処理装置と前記第2の画像処理装置とが同一の構成を有し、それぞれ文書送信側にも文書受信側にもなることが可能なことを特徴とする画像処理システム。
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