JP5443395B2 - 生体情報測定機器及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、生体データを測定する生体情報測定機器及びその制御方法に関し、特に、血糖値を測定する生体情報測定機器及びその制御方法に関する。
患者の生体データとして血糖値を一例に説明すると、近年、血液中のヘモグロビンA1cの状態を非侵襲で分析する測定機器が検討されている。このヘモグロビンA1cは、糖尿病の診断や血糖コントロールの状態を知るための指標として、従来、臨床的に利用されている。
上記測定機器は、分析時に採血を必要とせず、指等に光を照射することにより血液中のヘモグロビンA1cを分析する。血液中のヘモグロビンA1cの分析において、上記測定機器は、所定の波長の光を用い、血液中のヘモグロビンA1cがグルコースと結合した割合を分析する。これにより、検査時に採血を伴わずに非侵襲で血糖値の検査を実施することができるため、患者は苦痛やストレスを感じることなく検査を受けることができる(例えば、特許文献1)。
特開2005−253478号公報
しかし、上記従来技術によると、以下のような問題が生じる。
即ち、上記従来技術では、医師と患者との間で検査結果の受け渡しをするためには、患者が病院に検査結果を持ち運ぶか、あるいは、医師又は看護婦等が患者宅を訪問して直接検査結果を受け取る以外に方法がない。このため、医師と患者の両者にとって不便である。
かかる問題は、測定機器に通信機能を持たせ、患者の検査結果を病院に設置されたサーバに送信することにより解決することができる。
しかし、複数の患者が各自の検査結果をサーバに送信する場合、この送信データに各検査結果の患者を識別するための情報を含めなければ、サーバ側で各検査結果に対応する患者を特定することができない。具体的には、患者を識別するために、予め測定機器に各測定機器を識別するための固有のIDを設定し、測定機器のIDとともに検査結果をサーバに送信することが考えられる。
しかし、この場合、予め測定機器に固有のIDが付与されているため、患者が測定機器を紛失した際に、これを拾得した第三者から上記IDを基に患者の検査結果を盗み見られる可能性がある。そのため、患者のプライバシーを保護することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、ユーザのプライバシーを保護することができる生体情報測定機器及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある局面に係る生体情報測定機器は、ユーザの指が挿入される指挿入部と、第1の波長の第1の光を、前記指挿入部に照射する第1の光源と、前記第1の波長とは異なる第2の波長の第2の光を、前記指挿入部に照射する第2の光源と、前記第1の光源から前記指挿入部に照射される前記第1の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第1の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第1の受光光を受光する第1の受光部と、前記第2の光源から前記指挿入部に照射される前記第2の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第2の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第2の受光光を受光する第2の受光部と、前記第1の受光部で受光される前記第1の受光光に基づいて、前記ユーザの静脈パターンを測定し、前記第2の受光部で受光される前記第2の受光光に基づいて、前記ユーザの生体データを測定する算出部と、外部に設けられたサーバに、前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果を送信する送受信部とを備える。
この構成によると、ユーザIDの変わりに、静脈パターンの測定結果が送信される。このため、サーバ側で、静脈パターンの測定結果を用いて認証が行われるのであれば、サーバは、ユーザIDの代わりに、生体データの測定毎に得られる静脈パターンの測定結果を用いてユーザの生体データを管理することができる。そのため、ユーザの個人情報が生体情報測定機器に残らないので、ユーザが生体情報測定機器を紛失した場合においても、第三者はこの生体情報測定機器からユーザの個人情報を盗み見ることができない。その結果、生体情報測定機器はユーザのプライバシーを保護することができる。
なお、本発明は、このような特徴的な処理部を備える生体情報測定機器として実現することができるだけでなく、生体情報測定機器に含まれる特徴的な処理部をステップとする生体情報測定機器の制御方法として実現したり、生体情報測定機器の制御方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムを、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。
本発明によると、ユーザのプライバシーを保護することができる生体情報測定機器及びその制御方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る生体情報測定システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る認証サーバの内部構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る認証サーバが保有する血糖値管理メモリのデータ構造を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る血糖値測定機器の内部構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る血糖値測定機器が保有する保存部のデータ構造を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る生体情報測定システムにおいて、血糖値測定機器から認証サーバに送信されるデータのデータ構造を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る生体情報測定システムにおいて、ユーザIDの初期登録時の血糖値測定機器及び認証サーバの動作を示すシーケンス図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る血糖値測定機器による血糖値の測定原理を説明するための図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る血糖値測定機器の動作を示すフローチャートである。 図10は、測定順序決定処理(図9のS903)の詳細を示すフローチャートである。 図11は、測定処理(図9のS904)の詳細を示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施の形態に係る血糖値測定機器による血糖値の測定原理を説明するための図である。 図13は、静脈パターンの測定タイミングの変化を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る生体情報測定システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、生体データの一例として血糖値を用いて、以下の説明を行う。
図1は、本発明の実施の形態に係る生体情報測定システムの構成を示す図である。図1において、本実施の形態に係る生体情報測定システムは、認証サーバ101と、複数の血糖値測定機器102とを含む。認証サーバ101と複数の血糖値測定機器102とは、ネットワークを介して相互に接続されている。ここで、上記ネットワークは、イーサネット(登録商標)等の有線ネットワーク、無線LAN(Local Area Network)等の無線ネットワーク、又はこれらが複合されたネットワーク等で構成される。
認証サーバ101は、血糖値測定機器102よりユーザの静脈パターンの測定結果を収集し、ユーザを認証する機能を有する。また、認証サーバ101は、血糖値測定機器102より血糖値の測定結果を収集し、収集した測定結果をデータベースに登録することにより管理する。
血糖値測定機器102は、血糖値を測定する機能とともに、ユーザの認証に用いる情報を測定する(以下、「個人認証用測定」という。)機能を有する。この個人認証用測定では、ユーザを認証するための情報として、ユーザの静脈パターンが測定される。また、血糖値測定機器102は、認証サーバ101と通信する機能を有し、上記静脈パターンの測定結果及び血糖値の測定結果を認証サーバ101に送信する。
図2は、本発明の実施の形態に係る認証サーバ101の内部構成を示すブロック図である。図2において、本実施の形態に係る認証サーバ101は、送受信部201、認証部202、血糖値管理メモリ203、及び制御部204を含む。
送受信部201は、ネットワークを介して血糖値測定機器102と通信する。ユーザIDの初期登録時において、送受信部201は、血糖値測定機器102よりユーザID及びユーザの認証用に設定する静脈パターンの測定結果を受信する。そして、血糖値の測定時において、送受信部201は、血糖値測定機器102より静脈パターンの測定結果及び血糖値の測定結果を受信する。また、血糖値の測定時において、送受信部201はユーザの認証結果、即ち、ユーザの認証に成功したか、あるいは、失敗したかを示す情報を血糖値測定機器102に送信する。
認証部202は、ユーザの静脈パターンの測定結果を用いて、ユーザの認証処理を行う。
血糖値管理メモリ203は、ユーザの血糖値の測定結果、及びユーザの認証用に設定される静脈パターンの測定結果をユーザごとに記憶している。この血糖値管理メモリ203の詳細なデータ構造については図3を用いて後述する。
制御部204は、送受信部201、認証部202、及び血糖値管理メモリ203の各ブロックの動作を制御する。また、制御部204は、血糖値の測定結果、静脈パターンの測定結果、又は、認証結果等の各ブロックに必要な情報を、各処理部に受け渡す。
図3は、図2に示す血糖値管理メモリ203のデータ構造を詳細に示す図である。図3において、血糖値管理メモリ203は、項目「ユーザID」、項目「静脈情報」、及び項目「測定ログ」の各項目に関する情報をユーザごとに記憶することにより管理する。
項目「ユーザID」には、血糖値測定機器102を使用しているユーザを識別するためのIDが格納される。項目「静脈情報」には、ユーザIDの初期登録時に登録されるユーザの静脈パターンの測定結果に関する情報が格納される。この静脈情報が、認証時において判断の基準として用いられる。項目「測定ログ」には、血糖値の測定結果が格納される。
図3の場合、血糖値管理メモリ203は、ユーザIDが「ID1」から「IDn」までのn人のユーザの静脈情報および測定ログを、ユーザ毎に記憶している。例えば、項目「ユーザID」が「ID1」のユーザについて、項目「静脈情報」にユーザの静脈パターンの画像データである「静脈img1」が登録されている。また、ユーザIDが「ID1」のユーザについて、項目「測定ログ」には、「領域11」から「領域1m」までのm回分の血糖値の測定結果を格納する領域が確保されている。同様に、項目「ユーザID」が「IDn」のユーザについて、項目「静脈情報」にユーザの静脈パターンの画像データである「静脈imgn」が登録されている。そして、ユーザIDが「IDn」のユーザについて、項目「測定ログ」には、「領域n1」から「領域nm」までのm回分の血糖値の測定結果を格納する領域が確保されている。
図4は、本発明の実施の形態に係る血糖値測定機器102の内部構成を示すブロック図である。図4において、本実施の形態の血糖値測定機器102は、指挿入部401、光源402、光源403、受光部404、受光部405、切替部406、算出部407、保存部408、送受信部409、及び制御部410を含む。なお、切替部406、保存部408、及び制御部410は、本発明の必須の構成要素ではない。
指挿入部401は、ユーザの指が挿入される構成部であり、ユーザの指が挿入される孔を有する領域である。指挿入部401は、血糖値測定機器102の側面から内部に向けて設けられている。血糖値測定機器102のユーザは、指挿入部401にユーザの指を挿入して血糖値を測定する。指挿入部401の外壁の同一面に、光源402及び光源403が設けられる。
光源402は、波長が例えば760nmの赤外光(以下、「第1赤外光」という。)を指挿入部401に照射する。受光部404は、光源402に対して指挿入部401を間に挟むように配置され、第1赤外光が指を透過した透過光を受光する。ユーザの静脈パターンは、受光部404で受光される第1赤外光の透過光を基に測定される。また、受光部404は、第1赤外光の透過光を受光することにより、ユーザが指挿入部401に指を挿入したことを検知する。なお、第1赤外光の波長は、静脈パターンを測定できるものであれば760nmに限られるものではない。
一方、光源403は、測定する生体データが血糖値の場合は、波長が例えば1300nmの赤外光(以下、「第2赤外光」という。)を指挿入部401に照射する。受光部405は、指挿入部401に向かって光源402と同じ側に並ぶように配置され、指挿入部401に挿入されたユーザの指で反射された第2赤外光の反射光を受光する。ユーザの血糖値は、受光部405で受光される第2赤外光の反射光を基に測定される。なお、第2赤外光の波長は、生体データを測定できるものであれば1300nmに限られるものではない。
切替部406は、静脈パターンを測定するか、あるいは血糖値を測定するかに応じて、光源402と光源403とを切り替える。具体的には、静脈パターンを測定する場合又はユーザの指が挿入されたことを検知する場合には光源402から光が出力され、血糖値を測定する場合には光源403から光が出力されるように、切替部406は、光源402と光源403とを切り替える。
算出部407は、受光部404で受光される第1赤外光の透過光を基に、ユーザの静脈パターンを測定する。また、算出部407は、受光部405で受光される第2赤外光の反射光を基に、ユーザの血糖値を測定する。
算出部407は、所定の測定期間内に生体データを所定の回数測定し、所定の回数の生体データの測定結果から得られる値を一つの生体データの測定結果とし、上記所定の測定期間内に静脈パターンを測定する。なお、算出部407は、制御部410により決定されたタイミングにおいて、ユーザの静脈パターンを測定する。
保存部408は、静脈パターンの測定結果及び血糖値の測定結果を保存する。この保存部408の詳細なデータ構造については図5を用いて後述する。なお、静脈パターンの測定結果とは静脈パターンの画像データのことである。
送受信部409は、ネットワークを介して認証サーバ101と通信する。ユーザIDの初期登録時において、送受信部409はユーザのユーザID及びユーザの認証用に登録される静脈パターンの測定結果を認証サーバ101に送信する。一方、血糖値の測定時において、送受信部409は静脈パターンの測定結果及び血糖値の測定結果を認証サーバ101に送信する。また、上記血糖値の測定時において、送受信部409は、上記静脈パターンの測定結果を用いて行われたユーザ認証の結果、即ち、上記ユーザの認証に成功したか、あるいは、失敗したかを示す情報を認証サーバ101より受信する。
制御部410は、受光部404、受光部405、切替部406、算出部407、保存部408、及び送受信部409の各ブロックの動作を制御する。また、制御部410は、血糖値の測定結果、又は、静脈パターンの測定結果等、各ブロックに必要な情報の各ブロック間の受渡しを行う。さらに、制御部410は、所定の測定期間毎に静脈パターンを測定するタイミングを決定する。例えば、所定の測定期間内に血糖値の測定を4回、静脈パターンの測定を1回行う場合、制御部410は、所定の測定期間毎にユーザの静脈パターンを測定するタイミングが切り替わるように、ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定する。より詳細には、制御部410は、所定の測定期間毎にユーザの静脈パターンを測定するタイミングがランダムに切り替わるように、ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定する。
図5は、図4に示す保存部408のデータ構造を詳細に示す図である。図5において、保存部408は、静脈パターンの測定結果を格納する領域と、血糖値の測定結果を格納する領域とを有する。図5の場合、「領域0」は、ユーザの認証に用いられる静脈パターンの測定結果を格納する領域に指定されている。一方、「領域1」から「領域n」は、1回目からn回目までの血糖値の測定結果を格納する領域に指定されている。
図6は、血糖値測定機器102の送受信部409から認証サーバ101に送信されるデータのデータ構造を示している。図6(a)は、ユーザが認証サーバ101にユーザIDの初期登録を行う際に送信されるデータのデータ構造を示している。図6(b)は、ユーザが血糖値の測定を実施した際に送信されるデータのデータ構造を示している。
具体的には、図6(a)の場合、即ち、上記初期登録時の場合、上記送信データには、ユーザを識別するためのユーザID及びユーザの認証用に設定される静脈パターンの測定結果が含まれる。また、このとき、ユーザは血糖値を測定し、上記静脈パターンの測定結果と共に血糖値の測定結果を同時に送信してもよい。
一方、図6(b)の場合、即ち、血糖値測定時の場合、上記送信データには、静脈パターンの測定結果及び血糖値の測定結果が含まれる。このとき、上記送信データに含まれる血糖値の測定結果は、保存部408の「領域1」から「領域n」に記憶されている1回目からn回目までの血糖値の測定結果を基に算出されたものである。例えば、一つの測定結果を得るにあたって、血糖値の測定を4回実施した場合、認証サーバ101に送信する血糖値の測定結果として、この4回の測定結果の平均値を用いる方法が考えられる。また、上記4回の測定結果の中から、最大値と最小値とを除き、残った2回の平均値を用いる方法が考えられる。
以下、以上のように構成された生体情報測定システムの動作について、図面を用いて説明する。
図7は、本発明の実施の形態に係る生体情報測定システムにおいて、ユーザIDを初期登録する際の認証サーバ101及び血糖値測定機器102の動作を示すシーケンス図である。本処理では、ユーザのユーザID及び静脈パターンの測定結果が認証サーバ101に登録される。
事前に、病院の医師又は看護婦等は、ユーザIDを発行し、発行したユーザIDを認証サーバ101に初期登録する(S701)。
ユーザは病院の受付窓口で上記ユーザIDを受け取る。そして、ユーザは自身が利用する血糖値測定機器102に受け取ったユーザIDを設定する。ユーザはこのユーザIDが設定された血糖値測定機器102で静脈パターンを測定する。静脈パターンの測定後、血糖値測定機器102は、ユーザID及び静脈パターンの測定結果を認証サーバ101に送信する(S702)。このとき、血糖値測定機器102は、図6(a)に示すような送信データの中にユーザID及び静脈パターンの測定結果を設定し、認証サーバ101に送信する。
認証サーバ101の送受信部201が、血糖値測定機器102より送信されたユーザID及び静脈パターンの測定結果を受信すると、制御部204は、図3に示す血糖値管理メモリ203の項目「ユーザID」に受信したユーザIDを登録し、項目「静脈情報」に受信した静脈パターンの測定結果を登録する(S703)。
これにより、認証サーバ101側ではユーザIDとユーザの静脈パターンの測定結果とを対応付けることができる。このため、血糖値の測定時において、血糖値を測定する毎に測定される静脈パターンの測定結果は、サーバでのユーザの認証に用いられるとともに、各ユーザの血糖値を識別するためのIDとしても共用できる。
図8は、血糖値測定機器102による血糖値の測定原理を説明するための図である。
血糖値測定機器102は、一つの血糖値の測定結果を得るにあたって、所定の測定期間「T」内に血糖値の測定を所定の回数行う。そして、血糖値測定機器102は、上記所定の回数の測定結果の平均値を算出し、この平均値を一つの血糖値の測定結果とする。図8の場合、血糖値測定機器102は、一つの血糖値の測定結果を得るにあたって、所定の測定期間「T」内に血糖値の測定が4回行われている。したがって、この4回の測定結果の平均値が一つの血糖値の測定結果となる。
また、血糖値測定機器102は、所定の測定期間「T」内に静脈パターンを測定し、所定の測定期間「T」毎に静脈パターンを測定するタイミングを切り替える。例えば、図8では、所定の測定期間「T」において、3回目の血糖値の測定と4回目の血糖値の測定との間に静脈パターンが測定される場合を例に示している。即ち、図8では、所定の測定期間「T」において、1回目、2回目、3回目、及び5回目に血糖値が測定され、4回目に静脈パターンが測定されている。なお、血糖値測定機器102は、所定の測定期間「T」内で1回目の血糖値が測定されていない初期状態においては、どのタイミングで静脈パターンの測定を行うかについては未定である。
血糖値測定機器102は、一つの血糖値の測定結果を得るにあたって、所定の測定期間「T」内に血糖値を所定の回数測定し、所定の回数の測定結果の平均値を一つの血糖値の測定結果とする。また、血糖値測定機器102は、上記所定の測定期間「T」内に静脈パターンを測定し、上記所定の測定期間「T」毎に静脈パターンを測定するタイミングを切り替える。これにより、血糖値測定機器102は、血糖値の測定と静脈パターンの測定とを時間的に分離するのではなく、一つの機器で同時に行うことができる。また、上記所定の測定期間「T」毎に静脈パターンを測定するタイミングを切り替えることにより、ユーザは静脈パターンの測定のタイミングと血糖値測定のタイミングとを特定できなくなる。そのため、血糖値の測定中にユーザ以外の第三者が指を差し替えて測定を行うことができなくなる。その結果、血糖値測定機器102は、第三者の血糖値の測定結果をユーザの血糖値の測定結果として用いることを確実に防止できる。
なお、血糖値測定機器102は、上記所定の測定期間「T」に行われる全測定のうち、1回目の測定には血糖値を測定するようにしてもよい。この場合、1回目の測定は血糖値の測定に用いられ、1回目の測定が静脈パターンの測定に用いられることはない。そのため、1回目にユーザ自身の静脈パターンを測定し、短時間で指を差し替えて、2回目から第三者の血糖値を測定することはできない。その結果、第三者の血糖値の測定結果をユーザの血糖値の測定結果として用いることを確実に防止できる。
以下、血糖値測定機器102による血糖値測定処理について説明する。
図9は、血糖値測定時の血糖値測定機器102の動作を示すフローチャートである。
本動作において、血糖値測定機器102は、一つの血糖値の測定結果を得るにあたって、所定の測定期間内に血糖値の測定及び静脈パターンの測定を行う。そして、血糖値測定機器102は血糖値の測定結果及び静脈パターンの測定結果を認証サーバ101に送信する。なお、血糖値測定機器102の各動作は、制御部410によって制御される。
まず、ユーザが指挿入部401に指を挿入する。指の挿入後、光源402は、制御部410からの指示に従い、上記第1赤外光を指挿入部401に向けて照射する。そして、受光部404は、光源402から照射された上記第1赤外光が上記ユーザの指を透過する透過光を受光する。制御部410は、上記透過光を基に、ユーザの指が指挿入部401に挿入されたことを確認する(S901)。
次に、光源403は、制御部410からの指示に従い、上記第2赤外光を指挿入部401に向けて照射する。そして、受光部405は、光源403から照射された上記第2赤外光が上記ユーザの指から反射する反射光を受光する。このとき、制御部410は、上記反射光を基にユーザの血糖値を算出し、保存部408に記録する(S902)。即ち、S902において、上記4回の血糖値の測定のうち、1回目の血糖値が測定される。なお、血糖値の算出方法は、特に限定されるものではなく、例えば、反射光から血液中のヘモグロビンA1cがグルコースと結合した割合を分析することにより血糖値を測定する方法であってもよい(例えば、特許文献1)。
次に、制御部410は、S902において受光部405で受光された反射光から得られる情報、即ち、1回目の血糖値の測定結果を基に、血糖値の測定が残り3回行われる中のどのタイミングで静脈パターンの測定を行うかを決定し、血糖値の測定順序と静脈パターンの測定順序とを決定する(S903)。この処理については、図10を用いて後述する。
次に、制御部410は、S903で決定された順序に基づいて、切替部406を制御しながら血糖値の測定を3回、静脈パターンの測定を1回行い、各測定結果を保存部408に記録する(S904)。切替部406は、上記静脈パターンを測定する場合には光源402を設定し、反射光の受光を行う場合には光源403を設定する。この処理については、図11を用いて後述する。
次に、制御部410は、静脈パターンの測定結果を送受信部409より認証サーバ101に送信し(S905)、認証サーバ101においてユーザの認証が行われる。制御部410は、認証サーバ101よりユーザの認証結果を受信する(S906)。受信した認証結果に基づいて、制御部410は、ユーザの認証が成功しているか否かを判断する(S907)。
ユーザの認証に失敗していると判断した場合(S907でNO)、制御部410は保存部408の保存領域に記録されている情報を消去し(S908)、再度血糖値の測定及び静脈パターンの測定をやり直す処理に移行する(S908→S902)。これにより、ユーザ以外の第三者の測定結果が血糖値測定機器102に残らない。そのため、第三者の血糖値測定後にユーザが血糖値測定を行っても、ユーザの測定結果が第三者の測定結果と混在するのを防止できる。その結果、血糖値測定機器102は測定結果の誤送信を防止することができる。
ユーザの認証に成功していると判断した場合(S907でYES)、制御部410は送受信部409より静脈パターンの測定結果と血糖値の測定結果とを対応付けて認証サーバ101に送信する(S909)。このとき、制御部410は、図6(b)に示すような送信データの中に静脈パターンの測定結果及び血糖値の測定結果を設定し、認証サーバ101に送信する。なお、認証サーバ101に送信される血糖値の測定結果は、4回の血糖値の測定結果の平均値である。これにより、静脈パターンの測定結果は、認証サーバ101でのユーザの認証に用いられるとともに、各ユーザの血糖値を識別するためのIDとしても共用される。つまり、認証サーバ101の制御部204は、血糖値測定機器102から送信された静脈パターンの測定結果と、血糖値管理メモリ203に記憶されている静脈パターンの測定結果とを比較することによりユーザを特定し、特定されたユーザに割り当てられている「測定ログ」の記憶領域に、血糖値の測定結果を格納する。そのため、血糖値を識別するためのIDを別途血糖値測定機器102内に登録しておく必要がなくなる。このため、ユーザが血糖値測定機器102を紛失した場合においても、第三者は血糖値測定機器102からユーザの個人情報を盗み見ることができない。その結果、血糖値測定機器102はユーザのプライバシーを保護することができる。
静脈パターンの測定結果及び血糖値の測定結果の送信処理(S909)の後、制御部410は、保存部408の保存領域に記録されている情報を消去する(S910)。これにより、ユーザの個人情報が血糖値測定機器102に残らない。そのため、ユーザが血糖値測定機器102を紛失した場合においても、第三者は血糖値測定機器102からユーザの個人情報を盗み見ることができない。その結果、血糖値測定機器102はユーザのプライバシーを保護することができる。
本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、一つの血糖値の測定結果を得るにあたって、所定の測定期間内に血糖値を所定の回数測定し、所定の回数の測定結果の平均値を一つの血糖値の測定結果とする。また、血糖値測定機器102は、所定の測定期間内に静脈パターンを測定する。これにより、血糖値測定機器102は、静脈パターンの測定と血糖値の測定とを時間的に分離して行うのではなく、一つの機器で同時に行うことができる。そのため、血糖値測定機器102は第三者の血糖値の測定結果をユーザの血糖値の測定結果として用いることを確実に防止できる。
図10は、測定順序決定処理(図9のS903)の詳細を示すフローチャートである。本処理では、一つの血糖値の測定結果を得るための上記所定の測定期間毎に、S902で得られる血糖値の測定結果を基に静脈パターンを測定するタイミングを切り替え、血糖値の測定順序と静脈パターンの測定順序とを決定する。
つまり、制御部410は、血糖値測定処理(S902)で得られた1回目の血糖値の測定結果を10進数で表し、10進数の下二桁を、残りの血糖値の測定回数及び静脈パターンの測定回数の総計(以下、単に「測定回数の総計」という。)「4」で割ったときの余り「S」を取得する(S1001)。例えば、上記10進数の下二桁が18の場合、上記余り「S」は「S=18mod4=2」となる。測定回数の総計が「4」である場合には、余り「S」は0から3までの間の整数を取り得る。
制御部410は、図11のS1101からS1106の処理において、変数「j」の値が上記余り「S」のときに静脈パターンを測定することを決定する(S1002)。つまり、1回目の血糖値の測定を回数に含めない場合には、(S+1)回目に静脈パターンを測定することを決定する。例えば、余り「S」が「0」の場合には、1回目に静脈パターンを測定することを決定し、余り「S]が「2」の場合には、3回目に静脈パターンを測定することを決定する。
図11は、測定処理(図9のS904)の詳細を示すフローチャートである。
制御部410は、変数「j」に「0」を設定し、変数「j」の値を初期化する(S1101)。この変数「j」は測定回数を格納するための変数である。具体的には、1回目の血糖値の測定を回数に含めない場合には、変数「j」の値が「k」のとき、「k+1」回目の測定が行われることを意味する。
制御部410は、図10のS1002の処理で決定された順序に基づいて、血糖値の測定を3回、上記静脈パターンの測定を1回実行する処理に移行する(S1102〜S1106)。
まず、制御部410は、変数「j」の値が測定回数の総計「4」に一致するか否かを判定する(S1102)。変数「j」が測定回数の総計「4」に一致する場合(S1102でYES)、制御部410は本処理を終了する。
一方、変数「j」の値が測定回数の総計「4」に一致しない場合(S1102でNO)、制御部410は、変数「j」の値が余り「S」に一致するか否かを判定する(S1103)。具体的には、変数「j」の値は「0」となっており、測定回数の総計「4」と一致しない。したがって、S1103に移行する。
変数「j」の値が余り「S」に一致する場合(S1103でYES)、算出部407は静脈パターンを測定する(S1104)。一方、変数「j」の値が余り「S」に一致しない場合(S1103でNO)、算出部407は血糖値を測定する(S1105)。具体的には、余り「S」の値は「2」なので、変数「j」の値「0」と一致しない。したがって、算出部407は血糖値を測定する(S1105)。
血糖値の測定が終わると、制御部410は、変数「j」に「1」を加算する(S1106)。これにより、変数「j」に「1」が設定される。そして、制御部410は2回目の測定を行う処理に移行する(S1106→S1102)。
変数「j」が「1」であるため、変数「j」の値は余り「S」の値「2」と一致しない(S1103でNO)。したがって、算出部407は血糖値を測定する(S1105)。血糖値の測定が終わると、制御部410は変数「j」に「1」を加算する(S1106)。これにより、変数「j」に「2」が設定される。そして、制御部410は3回目の測定を行う処理に移行する(S1106→S1102)。
変数「j」が「2」であるため、変数「j」の値は余り「S」の値「2」と一致する(S1103でYES)。したがって、算出部407は静脈パターンを測定する(S1104)。静脈パターンの測定が終わると、制御部410は変数「j」に「1」を加算する(S1106)。これにより、変数「j」に「3」が設定される(S1106)。そして、制御部410は4回目の測定を行う処理に移行する(S1106→S1102)。
変数「j」が「3」であるため、変数「j」の値は上記余り「S」の値「2」と一致しない(S1103でNO)。したがって、算出部407は血糖値を測定する(S1105)。血糖値の測定が終わると、制御部410は変数「j」に「1」を加算する(S1106)。これにより、変数「j」に「4」が設定される(S1106)。このとき、変数「j」の値が測定回数の総計「4」に達したので(S1102でYES)、制御部410は本処理を終了する。
以上説明したように、S1102において変数「j」の値が測定回数の総計「4」になるまで、S1102からS1106の処理を繰り返すと、本処理の1回目、2回目及び4回目に血糖値が測定され、3回目に静脈パターンが測定される。静脈パターンの測定タイミングは、測定期間「T」にランダムに変化する。例えば、図13(a)に示すように、1回目の測定期間「T」において、静脈パターンは4回目に計測される。また、図13(b)に示すように、2回目の測定期間「T」において、静脈パターンは2回目に計測される。さらに、図13(c)に示すように、3回目の測定期間「T」において、静脈パターンは3回目に計測される。
本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、一つの血糖値の測定結果を得るための上記所定の測定期間毎に、静脈パターンを測定するタイミングをランダムに切り替えることができる。これにより、ユーザは静脈パターンが測定されるタイミングと血糖値が測定されるタイミングとを特定できない。このため、血糖値の測定中にユーザ以外の第三者が指を差し替えて測定を行うことができなくなる。その結果、血糖値測定機器102は、第三者の血糖値の測定結果をユーザの血糖値の測定結果として用いることを確実に防止できる。
また、認証サーバ101側で、静脈パターンの測定結果を用いて認証が行われるため、認証サーバ101側では、予め血糖値測定機器102に設定されたユーザIDの代わりに、血糖値測定機器102毎に得られる静脈パターンの測定結果を用いてユーザを特定することができる。そのため、ユーザの個人情報が血糖値測定機器102に残らないので、ユーザが血糖値測定機器102を紛失した場合においても、第三者はこの血糖値測定機器102から上記ユーザの個人情報を盗み見ることができない。その結果、本実施の形態に係る血糖値測定機器102はユーザのプライバシーを保護することができる。
また、本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、一つの血糖値の測定結果を得るにあたって、所定の測定期間内に血糖値を所定の回数測定し、上記所定の回数の測定結果の平均値を算出する。また、血糖値測定機器102は、上記所定の測定期間内に静脈パターンを測定する。これにより、血糖値測定機器102は、上記血糖値の測定と上記静脈パターンの測定とを時間的に分離して行うのではなく、一つの機器で連続して行うことができる。そのため、上記ユーザの血糖値の測定結果を第三者の測定結果にすり替えることを防止できる。例えば、患者が保険の加入申請をする際、患者の健康状態がよくないと、このことを理由に保険会社から保険の加入を拒否される可能性がある。これを回避するため、患者は、自身のIDを用いて健康状態がよい他人の検査結果を保険会社のサーバに送信し、この検査結果を用いて保険の加入申請を行うことが考えられる。しかし、本実施の形態によると、このような不正を確実に防止することができる。
また、本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、上記所定の測定期間において、1回目に血糖値を測定し、2回目以降のいずれの箇所で静脈パターンを測定する。これにより、1回目に静脈パターンが測定されることはない。そのため、1回目にユーザ自身の静脈パターンを測定し、短時間で指を差し替えて、2回目から第三者の血糖値を測定することはできない。その結果、第三者の血糖値の測定結果をユーザの血糖値の測定結果として用いることを確実に防止できる。
また、本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、静脈パターンの測定結果を上記認証サーバ101に送信する。血糖値測定機器102は、上記認証サーバ101において上記静脈パターンの測定結果を用いた上記ユーザの認証が成功した場合、上記静脈パターンの測定結果と血糖値の測定結果とを対応付けて上記認証サーバ101に送信する。これにより、上記静脈パターンの測定結果は、上記認証サーバ101でのユーザの認証に用いられるとともに、各ユーザの血糖値を識別するためのIDとしても用いられる。そのため、血糖値を識別するためのIDを別途血糖値測定機器102内に登録しておく必要がなくなる。このため、ユーザが血糖値測定機器102を紛失した場合においても、第三者はこの血糖値測定機器102から上記ユーザの個人情報を盗み見ることができない。その結果、血糖値測定機器102はユーザのプライバシーを保護することができる。
また、本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、血糖値の測定結果及び静脈パターンの測定結果を上記認証サーバ101に送信した後、血糖値の測定結果及び静脈パターンの測定結果を血糖値測定機器102から消去する。これにより、ユーザの個人情報が血糖値測定機器102に残らないので、ユーザが血糖値測定機器102を紛失した場合においても、第三者は血糖値測定機器102からユーザの個人情報を盗み見ることができない。その結果、血糖値測定機器102はユーザのプライバシーを保護することができる。
また、本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、上記認証サーバ101側でユーザの認証に失敗した場合、血糖値の測定結果及び静脈パターンの測定結果を上記認証サーバ101に送信せずに、血糖値の測定結果及び上記静脈パターンの測定結果を血糖値測定機器102から消去する。これにより、ユーザ以外の第三者の測定結果が血糖値測定機器102に残らない。そのため、上記第三者の測定後にユーザが測定を行っても、ユーザの測定結果が上記第三者の測定結果と混在するのを防止できる。その結果、血糖値測定機器102は測定結果の誤送信を防止することができる。
また、本実施の形態によると、血糖値測定機器102は、ユーザIDの初期登録時において、ユーザID及び静脈パターンの測定結果を上記認証サーバ101に送信する。これにより、上記認証サーバ101側ではユーザIDとユーザの静脈パターンの測定結果とを対応付けることができる。このため、血糖値を測定する毎に測定される静脈パターンの測定結果が、上記認証サーバ101でのユーザの認証に用いられるとともに、各ユーザの血糖値を識別するためのIDとしても用いることができる。そのため、血糖値を識別するためのIDを別途機器内に登録しておく必要がなくなるので、ユーザが血糖値測定機器102を紛失した場合においても、第三者はこの血糖値測定機器102から上記ユーザの個人情報を盗み見ることができない。その結果、血糖値測定機器102はユーザのプライバシーを保護することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る生体情報測定システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、生体データの一例として血糖値を例に説明したが、これに限られるものではなく、光源による光の照射によって測定できる生体データであれば、適宜、適用できる。例えば、本発明は、血中酸素飽和濃度の測定にも用いることができる。
また、本実施の形態では、静脈パターンを測定するタイミングを決定する手段として、S902で得られた血糖値の測定結果を10進数で表し、この10進数を所定の数値で割ったときの余りを用いたが(S1001)、上記静脈パターンを測定するタイミングが上記所定の測定期間毎にランダムに切り替わる方法であれば他の方法を用いてもよい。例えば、血糖値の測定結果を用いるのではなく、時刻、気温、体温等を用いて静脈パターンを測定するタイミングを決定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、血糖値の測定結果として所定の回数の血糖値の測定結果の平均値を用いることとしたが、それ以外の値を用いてもよい。例えば、所定の回数の血糖値のうちの中央値を血糖値の測定結果としてもよい。また、所定の回数の血糖値のうち、最後の測定結果を血糖値の測定結果としてもよい。これにより、安定した値の血糖値を測定結果として利用することができる。
また、上述の実施の形態ではユーザIDを血糖値測定機器102に一旦初期登録し、ユーザIDと静脈パターンの測定結果とを認証サーバ101に送信するようにしたが、血糖値測定機器102にユーザIDを初期登録しないようにしてもよい。この場合、血糖値測定機器102が静脈パターンの測定結果のみを認証サーバ101に送信し、認証サーバ101がユーザIDを発生させ、発生させたユーザIDと受信した静脈パターンの測定結果とを対応付けることにより、ユーザIDの初期登録を行うようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、図8にも示したように、所定の測定期間「T」内に行われる静脈パターンの測定回数は1回としたが、複数回であってもよい。例えば、所定の測定期間「T」内に静脈パターンを2回測定する場合には、以下に説明するような方法により静脈パターンを測定するタイミングをランダムに決定するようにしてもよい。例えば、残り3回の血糖値の測定と2回の静脈パターンの測定とを行う場合には、制御部410は、図10のS1002の処理の代わりに以下の処理を行う。つまり、図12に示すように、制御部410は、1回目の血糖値の測定結果を10進数で表した値を測定回数の総計「5」で割ったときの余り「S」を取得する。1回目の血糖値の測定を回数に含めない場合には、S回目の血糖値の測定の次のタイミングで1回目の静脈パターンを測定することを決定する。図12は、「S」が「1」の場合を示しており、1回目の血糖値の測定の次のタイミングで1回目の静脈パターンが測定される。次に、制御部410は、2回目の静脈パターンの測定タイミングを決定する。つまり、制御部410は、残りの血糖値の測定の間のどのタイミングで静脈パターンを測定するかを決定する。図12の例では、1回目の静脈パターンの測定が終了した時点では、測定回数の総計は「3」である。このため、例えば、1回目の静脈パターンの測定結果を10進数で表した値を測定回数の総計「3」で割ったときの余り「S2」を取得する。これにより、制御部410は、S2回の血糖値の測定の次のタイミングで2回目の静脈パターンを測定することを決定する。図12は、「S2」が「1」の場合を示している。血糖値測定機器102は、決定されたタイミングにおいて静脈パターンを測定する。
なお、静脈パターンを複数回測定した場合には、複数の静脈パターンの測定結果を認証サーバ101に送信するようにしてもよい。この場合、認証サーバ101は、複数の静脈パターンの測定結果のすべてが、あらかじめ登録されている静脈パターンと一致した場合にのみ、認証に成功したと判断するようにしてもよい。また、血糖値測定機器102が、複数の静脈パターンの測定結果を比較し、すべての静脈パターンの測定結果が一致する場合にのみ、任意の個数の静脈パターンの測定結果を認証サーバ101に送信するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、受光部404は、第1赤外光が指を透過した透過光を受光するものとしたが、指挿入部401に挿入されたユーザの指で反射された第1赤外光の反射光を受光するものであってもよい。この場合には、算出部407は、第1赤外光の反射光を基に、静脈パターンを測定する。
また、上述の実施の形態では、受光部405は、ユーザの指で反射された第2赤外光の反射光を受光するものとしたが、指挿入部401に挿入されたユーザの指を第2赤外光が透過した透過光を受光するものであってもよい。この場合には、算出部407は、第2赤外光の透過光を基に、ユーザの血糖値を測定する。
また、上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されても良い。RAMまたはハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。例えば、血糖値測定機器102の保存部408がRAMにより構成され、切替部406、算出部407、送受信部409及び制御部410がコンピュータプログラムを実行することにより実現されていてもよい。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしても良い。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。例えば、血糖値測定機器102の切替部406、算出部407、保存部408、送受信部409及び制御部410が集積回路により構成されていてもよい。
さらにまた、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されているとしても良い。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしても良い。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしても良い。
また、本発明は、上記に示す方法であるとしても良い。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしても良いし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしても良い。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc(登録商標))、半導体メモリなどに記録したものとしても良い。また、これらの記録媒体に記録されている上記デジタル信号であるとしても良い。
また、本発明は、上記コンピュータプログラムまたは上記デジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしても良い。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、上記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、上記マイクロプロセッサは、上記コンピュータプログラムに従って動作するとしても良い。
また、上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記記録媒体に記録して移送することにより、または上記プログラムまたは上記デジタル信号を上記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしても良い。
さらに、上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、ユーザのプライバシーを保護し、また、所定のユーザの検査結果を他人の検査結果にすり替えることを防止できる血糖値測定機器及び血糖値測定機器の制御方法等に適用できる。
101 認証サーバ
102 血糖値測定機器
201 送受信部
202 認証部
203 血糖値管理メモリ
204 制御部
401 指挿入部
402 光源
403 光源
404 受光部
405 受光部
406 切替部
407 算出部
408 保存部
409 送受信部
410 制御部

Claims (16)

  1. ユーザの指が挿入される指挿入部と、
    第1の波長の第1の光を、前記指挿入部に照射する第1の光源と、
    前記第1の波長とは異なる第2の波長の第2の光を、前記指挿入部に照射する第2の光源と、
    前記第1の光源から前記指挿入部に照射される前記第1の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第1の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第1の受光光を受光する第1の受光部と、
    前記第2の光源から前記指挿入部に照射される前記第2の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第2の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第2の受光光を受光する第2の受光部と、
    前記第1の受光部で受光される前記第1の受光光に基づいて、前記ユーザの静脈パターンを測定し、前記第2の受光部で受光される前記第2の受光光に基づいて、前記ユーザの生体データを測定する算出部と、
    外部に設けられたサーバに、前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果を送信する送受信部と、
    所定の測定期間毎に前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングが切り替わるように、前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定する制御部とを備え、
    前記算出部は、前記所定の測定期間内に生体データを所定の回数測定し、前記所定の回数の前記生体データの測定結果から得られる値を一つの生体データの測定結果とし、前記所定の測定期間内の前記制御部により決定されたタイミングにおいて、前記ユーザの静脈パターンを測定する
    生体情報測定機器。
  2. 前記制御部は、前記所定の測定期間毎に前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングがランダムに切り替わるように、前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定する
    請求項1記載の生体情報測定機器。
  3. 前記算出部は、前記所定の測定期間内の初回に前記ユーザの生体データを測定し、
    前記制御部は、前記算出部における初回の前記ユーザの生成データの測定結果に基づいて、前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定する
    請求項記載の生体情報測定機器。
  4. 前記算出部は、前記所定の回数の前記生体データの測定結果の平均値を前記一つの生体データの測定結果とする
    請求項1記載の生体情報測定機器。
  5. 前記算出部は、前記所定の回数の前記生体データの測定結果のうちのいずれか一つを前記一つの生体データの測定結果とする
    請求項1記載の生体情報測定機器。
  6. 前記算出部は、前記所定の回数の前記生体データの測定結果の中央値を前記一つの生体データの測定結果とする
    請求項記載の生体情報測定機器。
  7. 前記制御部は、前記静脈パターンの測定データと前記生体データの測定結果とを前記サーバに送信した後、前記静脈パターンの測定結果と前記生体データの測定結果とを前記生体情報測定機器から消去する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の生体情報測定機器。
  8. 前記送受信部は、さらに、送信した前記静脈パターンの測定結果を用いた前記ユーザの認証結果を、前記サーバより受信し、
    前記制御部は、さらに、前記送受信部が前記サーバより受信した認証結果が前記ユーザの認証が成功したことを示す場合、前記静脈パターンの測定結果と前記生体データの測定結果とを対応付けて前記サーバに送信する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の生体情報測定機器。
  9. 前記制御部は、さらに、前記送受信部が前記サーバより受信した認証結果が前記ユーザの認証が失敗したことを示す場合、前記静脈パターンの測定結果と前記生体データの測定結果とを前記サーバに送信することなく、前記静脈パターンの測定結果と前記生体データの測定結果とを前記生体情報測定機器から消去する
    請求項記載の生体情報測定機器。
  10. 前記制御部は、1回目の前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果の送信に先立って、前記ユーザの静脈パターンの測定結果と、前記生体情報測定機器に設定されている前記ユーザの識別子とを前記サーバに送信する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の生体情報測定機器。
  11. 前記第1の光は、前記第1の波長が760nmの赤外光であり、
    前記第2の光は、前記第2の波長が1300nmの赤外光である
    請求項1〜1のいずれか1項に記載の生体情報測定機器。
  12. 前記生体データは血糖値である
    請求項1〜1のいずれか1項に記載の生体情報測定機器。
  13. ユーザの生体情報を測定する生体情報測定機器の制御方法であって、
    前記生体情報測定機器は、
    ユーザの指が挿入される指挿入部と、
    第1の波長の第1の光を、前記指挿入部に照射する第1の光源と、
    前記第1の波長とは異なる第2の波長の第2の光を、前記指挿入部に照射する第2の光源と、
    前記第1の光源から前記指挿入部に照射される前記第1の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第1の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第1の受光光を受光する第1の受光部と、
    前記第2の光源から前記指挿入部に照射される前記第2の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第2の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第2の受光光を受光する第2の受光部とを備え、
    前記制御方法は、
    所定の測定期間毎に前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングが切り替わるように、前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定するステップと、
    前記第1の受光部で受光される前記第1の受光光に基づいて、前記ユーザの静脈パターンを測定するステップと、
    前記第2の受光部で受光される前記第2の受光光に基づいて、前記ユーザの生体データを測定するステップと、
    外部に設けられたサーバに、前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果を送信するステップと
    を含み、
    前記ユーザの生体データを測定するステップでは、前記所定の測定期間内に生体データを所定の回数測定し、前記所定の回数の前記生体データの測定結果から得られる値を一つの生体データの測定結果とし、
    前記ユーザの静脈パターンを測定するステップでは、前記所定の測定期間内の、決定された前記タイミングにおいて、前記ユーザの静脈パターンを測定する
    生体情報測定機器の制御方法。
  14. 所定の測定期間毎にユーザの静脈パターンを測定するタイミングが切り替わるように、前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定するステップと、
    第1の光源からユーザの指が挿入される指挿入部に照射される第1の波長の第1の光がユーザの指を透過した透過光または前記第1の光が前記ユーザの指で反射された反射光に基づいて、前記ユーザの静脈パターンを測定するステップと、
    第2の光源から前記指挿入部に照射される前記第1の波長とは異なる第2の波長の第2の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第2の光が前記ユーザの指で反射された反射光に基づいて、前記ユーザの生体データを測定するステップと、
    外部に設けられたサーバに、前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果を送信するステップと
    をコンピュータに実行させ
    前記ユーザの生体データを測定するステップでは、前記所定の測定期間内に生体データを所定の回数測定し、前記所定の回数の前記生体データの測定結果から得られる値を一つの生体データの測定結果とし、
    前記ユーザの静脈パターンを測定するステップでは、前記所定の測定期間内の、決定された前記タイミングにおいて、前記ユーザの静脈パターンを測定する
    プログラム。
  15. 第1の光源からユーザの指が挿入される指挿入部に照射される第1の波長の第1の光がユーザの指を透過した透過光または前記第1の光が前記ユーザの指で反射された反射光に基づいて、前記ユーザの静脈パターンを測定し、第2の光源から前記指挿入部に照射される前記第1の波長とは異なる第2の波長の第2の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第2の光が前記ユーザの指で反射された反射光に基づいて、前記ユーザの生体データを測定する算出部と、
    外部に設けられたサーバに、前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果を送信する送受信部と、
    所定の測定期間毎に前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングが切り替わるように、前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定する制御部とを備え、
    前記算出部は、前記所定の測定期間内に生体データを所定の回数測定し、前記所定の回数の前記生体データの測定結果から得られる値を一つの生体データの測定結果とし、前記所定の測定期間内の前記制御部により決定されたタイミングにおいて、前記ユーザの静脈パターンを測定する
    集積回路。
  16. ユーザの生体情報を測定する生体情報測定機器と、前記生体情報測定機器で測定された前記生体情報を受信し、受信した前記生体情報をデータベースに登録するサーバとを備える生体情報測定システムであって、
    前記生体情報測定機器は、
    ユーザの指が挿入される指挿入部と、
    第1の波長の第1の光を、前記指挿入部に照射する第1の光源と、
    前記第1の波長とは異なる第2の波長の第2の光を、前記指挿入部に照射する第2の光源と、
    前記第1の光源から前記指挿入部に照射される前記第1の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第1の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第1の受光光を受光する第1の受光部と、
    前記第2の光源から前記指挿入部に照射される前記第2の光が前記ユーザの指を透過した透過光または前記第2の光が前記ユーザの指で反射された反射光である第2の受光光を受光する第2の受光部と、
    前記第1の受光部で受光される前記第1の受光光に基づいて、前記ユーザの静脈パターンを測定し、前記第2の受光部で受光される前記第2の受光光に基づいて、前記ユーザの生体データを測定する算出部と、
    前記サーバに、前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果を送信する送受信部と、
    所定の測定期間毎に前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングが切り替わるように、前記ユーザの静脈パターンを測定するタイミングを決定する制御部とを備え、
    前記算出部は、前記所定の測定期間内に生体データを所定の回数測定し、前記所定の回数の前記生体データの測定結果から得られる値を一つの生体データの測定結果とし、前記所定の測定期間内の前記制御部により決定されたタイミングにおいて、前記ユーザの静脈パターンを測定し、
    前記サーバは、
    前記生体情報測定機器から前記静脈パターンの測定結果及び前記生体データの測定結果を受信する送受信部と、
    ユーザごとに、静脈パターンの測定結果が予め記憶されているメモリと、
    前記送受信部が受信した前記静脈パターンの測定結果と、前記メモリに予め記憶されている前記静脈パターンの測定結果とが一致する場合に、前記送受信部が受信した前記生体データの測定結果を、前記メモリに予め記憶されている前記静脈パターンの測定結果と対応付けて前記メモリに書き込む制御部とを備える
    生体情報測定システム。
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