JP5443208B2 - 動力工具 - Google Patents

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Description

本発明は、動力工具に関し、特に、工具に対してハンドルの位置や向きを変更可能な動力工具に関する。
特許文献1、2に、工具に対してハンドルの向きを変更可能な動力工具が開示されている。この動力工具では、工具を原動機によって駆動する本体が、主に、第1ユニットと、第1ユニットに対して回転可能な第2ユニットによって構成されている。第1ユニットには、工具が取り付けられており、第2ユニットには、ユーザが把持するためのハンドルが設けられており、第1ユニットに対して第2ユニットを回転させることで、工具に対するハンドルの位置や向きを調整することができる。そして、第1ユニットと第2ユニットは、複数の角度調整位置で、互いにロック可能となっている。
上記した動力工具はさらに、起動操作部材とロック操作部材とインターロック機構を有している。駆動操作部材は、原動機によって工具を駆動するために、ユーザが操作する操作スイッチである。ロック操作部材は、第1ユニットと第2ユニットの間のロックを解除するために、ユーザが操作する操作スイッチである。インターロック機構は、起動操作部材とロック操作部材の両方が操作されることを機械的に禁止する。この構造により、原動機によって工具が駆動されている間は、第1ユニットと第2ユニットの間のロックの解除が禁止され、第1ユニットと第2ユニットの間のロックが解除されている間は、原動機による工具の駆動が禁止される。
特開平3−117573号公報 独国特許発明第19532299号明細書
上記した動力工具では、インターロック機構によって、起動操作部材とロック操作部材の両方が操作されることを機械的に禁止している。従って、インターロック機構が物理的に破損した場合には、起動操作部材とロック操作部材を同時に操作することが可能となってしまう。この場合、ユーザが工具に対してハンドルの位置や向きを調整する時に、慎重を期して行わなければならず、操作性に欠けてしまう。
本発明は、上記の問題を解決する。本発明は、工具に対してハンドルの位置や向きを調整可能な動力工具において、その操作性を改善する。
本発明によって具現化される動力工具は、工具と、工具を原動機によって駆動する本体を備えている。その本体は、第1ユニットと、第1ユニットに対して回転可能な第2ユニットを備えている。第1ユニットには、工具が取り付けられており、第2ユニットには、ユーザが把持するためのハンドルが設けられており、第1ユニットに対して第2ユニットを回転させることで、工具に対するハンドルの位置や向きを調整することができる。
動力工具はさらに、起動操作部材と、起動操作連動スイッチと、ロック操作部材と、ロック操作連動スイッチを備えている。起動操作部材は、ハンドルに設けられており、ユーザによって起動位置と停止位置との間で操作される。起動操作連動スイッチは、原動機へエネルギーを供給する経路上に設けられており、起動操作部材が起動位置にあるときには当該経路を導通し、起動操作部材が停止位置にあるときには当該経路を遮断する。ロック操作部材は、ユーザによってロック位置とアンロック位置との間で操作され、ロック位置にあるときには第1ユニットに対して第2ユニットが回転することを禁止し、アンロック位置にあるときには第1ユニットに対して第2ユニットが回転することを許容する。ロック操作連動スイッチは、原動機へエネルギーを供給する経路上に設けられており、ロック操作部材がロック位置にあるときには当該経路を導通し、ロック操作部材がアンロック位置にあるときには当該経路を遮断する。
上記の動力工具では、ロック操作部材がアンロック位置にある間、ロック操作連動スイッチによって、原動機へのエネルギー供給が遮断される。即ち、例えば原動機がモータであるとすれば、そのモータへの電力供給が遮断されることを意味し、原動機がエンジンであるとすれば、そのエンジンへの燃料供給が遮断されることを意味する。従って、ロック操作部材がアンロック位置にある限り、起動操作部材が起動位置へ操作されたとしても、原動機による工具の駆動が禁止される。
ユーザは、工具に対してハンドルの位置や向きを調整する時に、ハンドルに設けられた起動操作部材へ、意図せず操作力を加えていることがある。上述したように、ロック操作部材がアンロック位置にある間は、起動操作部材の位置にかかわらず、ロック操作連動スイッチによって工具の駆動は禁止される。しかしながら、起動操作部材が起動位置に操作されていると、ハンドルの調整後にロック操作部材がロック位置へ戻された時に、原動機によって工具が意図せず駆動されてしまう。このような事態を防止するために、従来の動力工具におけるインターロック機構を併せて採用することも考えられる。従来のインターロック機構によれば、ロック操作部材がアンロック位置にある間は、起動操作部材が起動位置へ操作されることを防止できるからである。しかしながら、ユーザが起動操作部材へ操作力を加えている状態で、ロック操作部材がロック位置へ戻された場合には、起動操作部材が起動位置へ直ちに操作されてしまい、原動機によって工具が駆動されてしまう。
上記の問題を鑑み、動力工具の本体は、ロック操作部材がアンロック位置にあるときに、起動操作部材が停止位置から起動位置へ移動することを許容するとともに、起動操作部材が起動位置にあるときに、ロック操作部材がアンロック位置からロック位置へ移動すること禁止するインターロック機構をさらに有することが好ましい。このインターロック機構は、従来のインターロック機構と異なり、ロック操作部材がアンロック位置にあるときでも、起動操作部材が停止位置から起動位置へ移動することを許容する。即ち、ユーザが起動操作部材に操作力を加えていれば、起動操作部材を起動位置へ敢えて移動させる。その上で、起動操作部材が起動位置にある場合には、ロック操作部材がアンロック位置からロック位置へ移動することを禁止する。それにより、起動操作部材が起動位置に操作されたままで、ロック操作部材がロック位置へ戻されることを禁止する。ユーザは、ロック操作部材をロック位置へ戻すことができないことで、起動操作部材を操作位置へ操作していること自覚することができ、起動操作部材を停止位置へ戻した上で、ロック操作部材をロック位置へ操作することができる。
前記したインターロック機構はさらに、起動操作部材が起動位置にあるときに、ロック操作部材がアンロック位置へ移動することを禁止することが好ましい。このインターロック機構によると、原動機にとって工具が駆動されている時に、第1ユニットに対して第2ユニットが回転しないように注意する必要がないため、操作性がよい。
前記した本体は、第1ユニットに設けられており、ユーザが把持するための第2のハンドルと、その第2のハンドルに設けられており、ユーザによって起動位置と停止位置との間で操作される第2の起動操作部材と、原動機へエネルギーを供給する経路上に設けられており、第2の起動操作部材が起動位置にあるときには当該経路を導通し、第2の起動操作部材が停止位置にあるときには当該経路を遮断する第2の起動操作連動スイッチを、さらに有することが好ましい。この構成によると、二つの起動操作部材が操作されない限り、工具の駆動が禁止される。
本発明により、工具に対してハンドルの位置や向きを調整可能な動力工具において、その操作性が改善される。
ヘッジトリマの外観図。 ヘッジトリマの外観図であって、第1ユニットに対して第2ユニットを回転させた状態を示す。 本体の第1ユニットを開けた状態を示す図(メイン起動レバー及びロック操作部材の操作時)。 本体の内部構造を示す断面図(停止持)。 本体の内部構造を示す断面図(起動時)。 ヘッジトリマの電気的構成を示す回路図(停止時)。 ヘッジトリマの電気的構成を示す回路図(起動時)。 ヘッジトリマの電気的構成を示す回路図(調整時)。 インターロック機構の動作を説明する図(メイン起動レバーの操作時)。 インターロック機構の動作を説明する図(ロック操作部材の操作時)。
本発明を実施したヘッジトリマ10について図面を参照しながら説明する。ヘッジトリマ10は、生垣等の刈り込み作業に用いられる園芸用の動力工具である。図1、図2に示すように、ヘッジトリマ10は、本体12と、本体12に取り付けられているブレードアセンブリ100を備えている。本体12には、再充電可能なバッテリパック80が取り付けられている。ヘッジトリマ10は、バッテリパック80を電源とする電動工具である。
ブレードアセンブリ100は、上シャーブレード102と下シャーブレード104を有している。一対のシャーブレード102、104は、その一部が図示省略されているが、本体12から前方に長く伸びている。一対のシャーブレード102、104には、複数の刃部が櫛状に形成されている。一対のシャーブレード102、104は、相対的に往復運動することにより、生垣の枝葉を切断することができる。シャーブレード102、104の構造は、公知のものと同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本体12は、第1ユニット20と、第1ユニット20に対して回転可能な第2ユニット40を有している。詳しくは後述するが、ヘッジトリマ10では、第1ユニット20に対する第2ユニット40の角度(逆に言えば、第2ユニット40に対する第1ユニット20の角度)を、多段階に調整可能となっている。
第1ユニット20には、ブレードアセンブリ100が取り付けられており、ブレードアセンブリ100は、第1ユニット20から前方に伸びている。第1ユニット20には、切断片の飛散を防止するチップガード22と、ユーザが把持するためのフロントハンドル24が設けられている。フロントハンドル24は、前後方向(即ち、ブレードアセンブリ100の長手方向)に対して略垂直な面内で、ループ状に伸びている。フロントハンドル24には、フロント起動レバー26が設けられている。フロント起動レバー26は、ブレードアセンブリ100を駆動するために、ユーザが操作する操作部材である。フロント起動レバー26は、揺動可能に支持されており、ユーザによって停止位置と起動位置の間で操作される。フロント起動レバー26は、停止位置に向けて付勢されており、ユーザが操作力を加えない限り、停止位置に維持されるようになっている。
第2ユニット40は、第1ユニット20の後方に位置している。第1ユニット20に対する第2ユニット40の回転軸は、概して前後方向に伸びているが、ブレードアセンブリ100の長手方向に対して僅かな角度が設けられている。第2ユニット40には、バッテリパック80が着脱可能なバッテリ取付部42と、ユーザが把持するためのメインハンドル44が設けられている。バッテリ取付部42は、第2ユニット40の下部に設けられており、メインハンドル44は、第2ユニット40の上部に設けられている。メインハンドル44には、メイン起動レバー46が設けられている。メイン起動レバー46は、ブレードアセンブリ100を駆動するために、ユーザが操作する操作部材である。即ち、ユーザは、メイン起動レバー46とフロント起動レバー26の両者を操作することで、一対のシャーブレード102、104を起動することができる。メイン起動レバー46は、揺動可能に支持されており、ユーザによって停止位置と起動位置の間で操作される。メイン起動レバー46は、停止位置に向けて付勢されており、ユーザが操作力を加えない限り、停止位置に維持されるようになっている。
第2ユニット40にはさらに、ロック操作部材50が設けられている。ロック操作部材50は、第1ユニット20に対して第2ユニット40を回転させるために、ユーザが操作する操作部材である。ロック操作部材50は、進退可能に支持されており、ユーザによってロック位置とアンロック位置の間で操作される。ロック操作部材50は、ロック位置に向けて付勢されており、ユーザが操作力を加えない限り、ロック位置に維持されるようになっている。詳しくは、ユーザがロック操作部材50を引くと、ロック操作部材50がアンロック位置に移動し、ユーザがロック操作部材50から手を離すと、ロック操作部材50がロック位置に移動する。
加えて、第2ユニット40には、速度調整ダイヤル54が設けられている。速度調整ダイヤル54は、ユーザによって操作される操作部材であり、回転可能に支持されている。ユーザが速度調整ダイヤル54の回転させると、一対のシャーブレード102、104の動作速度が変化する。即ち、ユーザは、速度調整ダイヤル54の回転を調整することで、一対のシャーブレード102、104の動作速度(即ち、モータ30の回転速度)を調整することができる。ここで、速度調整ダイヤル54は、ループ状に形成されたメインハンドル44の内側に配置されており、メインハンドル44によって取り囲まれている。従って、速度調整ダイヤル54は、メインハンドル44や、それを把持するユーザの手によって保護されることになり、例えば垣根の枝といった外部の物体が、速度調整ダイヤル54に接触することを避けることができる。また、例えばヘッジトリマ10を落下させた場合に、速度調整ダイヤル54が損傷を受けることも防止される。
図3は、本体12の第2ユニット40を開けた状態を示している。図3に示すように、第1ユニット20は、円筒状に形成された回転軸部36を有し、第2ユニット40は、その回転軸部36を回転可能に保持している。それにより、回転軸部36の中心軸を回転軸として、第1ユニット20と第2ユニット40は回転可能となっている。回転軸部36の外周面には、複数のロック穴36aが形成されている。複数のロック穴36aは、回転軸部36の周方向に沿って均等間隔で配列されている。一方、第2ユニット40には、ロック穴36aに係合するロックピン60が設けられている。ロックピン60は、回転軸部36に対してスライド可能に保持されている。ロックピン60は、ロック操作部材50に固定されており、ロック操作部材50と共に移動する。ロックピン60及びロック操作部材50は、ばね部材62によって、回転軸部36に向けて付勢されている。
ロック操作部材50がロック位置にある場合、ロックピン60は回転軸部36の一つのロック穴36aに挿入される。それにより、第1ユニット20に対して第2ユニット40がロックされ、第1ユニット20に対する第2ユニット40の回転が禁止される。一方、ロック操作部材50がアンロック位置に移動すると、ロックピン60は回転軸部36のロック穴36aから離脱する。それにより、第1ユニット20に対する第2ユニット40のロックが解除され、第1ユニット20に対する第2ユニット40の回転が許容される。即ち、ロック操作部材50をアンロック位置へ引くことで、第1ユニット20に対する第2ユニット40の角度を調整することができ、ロック操作部材50をロック位置へ戻すことで、第1ユニット20に対する第2ユニット40の調整した角度を維持することができる。第1ユニット20に対する第2ユニット40の角度は、隣り合う二つのロック穴36aの角度間隔で、段階的に調整することができる。
ユーザは、通常、右手でメインハンドル44を把持し、左手でフロントハンドル24を把持して、ヘッジトリマ10を保持する。そして、右手でメイン起動レバー46を操作するとともに、左手でフロント起動レバー26を操作することで、ブレードアセンブリ100の一対のシャーブレード102、104を駆動させる。そして、ブレードアセンブリ100を生垣の表面に沿って移動させることにより、生垣の枝葉を剪定することができる。このとき、ユーザは、ブレードアセンブリ100(正確には、一対のシャーブレード102、104)の刃面が、生垣の表面に略平行となるように、ブレードアセンブリ100の向きを変化させる必要がある。例えば、水平面に近い生垣の上面を刈り込む際には、ブレードアセンブリ100の刃面を略水平とし、垂直面に近い生垣の側面を刈り込む際には、ブレードアセンブリ100の刃面を略垂直とする必要がある。
図1、図2に示すように、ヘッジトリマ10では、第2ユニット40に対して第1ユニット20を回転させることで、ブレードアセンブリ100の向きを変えることができる。従って、例えば生垣の上面を刈り込む場合には、ブレードアセンブリ100を図1に示す向きに調整し、生垣の側面を刈り込む場合には、ブレードアセンブリ100を図2に示す向きに調整することができる。図1、図2を比較して明らかなように、第2ユニット40の向きを実質的に変化させることなく、ブレードアセンブリ100の向きを水平(図1)や垂直(図2)に調整することができる。第2ユニット40には、比較的に重量の大きなバッテリパック80が設けられている。ブレードアセンブリ100の向きを変化させても、そのバッテリパック80の位置が変化しないことから、ユーザはバッテリパック80の重量を強く感じることなく、ヘッジトリマ10を楽に取り扱うことができる。
特に、本実施例のヘッジトリマ10では、バッテリパック80が第2ユニット40の下部に取り付けられており、メインハンドル44が第2ユニット40の上部に設けられている。この構造によると、ユーザがメインハンドル44を把持したときに、バッテリパック80の重量によって、第2ユニット40の姿勢が安定する。その結果、ヘッジトリマ10の姿勢も安定することになり、ユーザはヘッジトリマ10を楽に取り扱うことができる。
また、本実施例のヘッジトリマ10では、ブレードアセンブリ100が第1ユニット20から前方に長く伸びる一方で、比較的に重量の大きなバッテリパック80が、第1ユニット20の後方に位置する第2ユニット40に取り付けられている。この構成によると、前方に長く伸びるブレードアセンブリ100の重量と、バッテリパック80の比較的に大きな重量が互いに均衡し、ヘッジトリマ10の重心位置が前後方向の一方に偏ることを防ぐことができる。
次に、ヘッジトリマ10の内部構造について説明する。図4、図5は、ヘッジトリマ10の内部構造を示す断面図である。ここで、図4は、メイン起動レバー46が停止位置にあり、フロント起動レバー26も停止位置にあり、ロック操作部材50はロック位置にある状態を示している。即ち、ブレードアセンブリ100が駆動されない状態を示している。一方、図5は、メイン起動レバー46が起動位置にあり、フロント起動レバー26も起動位置にあり、ロック操作部材50はロック位置にある状態を示している。即ち、ブレードアセンブリ100が駆動される状態を示している。また、図6、図7は、ヘッジトリマ10の電気的な構成を示す回路図である。ここで、図6は、図4に対応し、ブレードアセンブリ100が駆動されない状態を示しており、図7は、図5に対応し、ブレードアセンブリ100が駆動される状態を示している。なお、図6、図7、図8に示す回路図では、速度調整ダイヤル54に係る部分の図示を省略している。
第1ユニット20には、図4、図5に示すように、モータ30と、モータ30の出力するトルクを増幅する減速ギヤ32と、モータ30からの回転運動を一対のシャーブレード102、104の往復運動へ変化させるクランクカム34が収容されている。また、第1ユニット20には、フロント起動レバー26に連動するフロント起動操作連動スイッチ28が収容されている。図6、図7に示すように、モータ30は、電力供給回路90によってバッテリパック80に接続されており、バッテリパック80から電力供給を受けて回転する。フロント起動操作連動スイッチ28は、電力供給回路90上に設けられており、電力供給回路90を導通/遮断することができる。即ち、フロント起動レバー26が停止位置にある場合、フロント起動操作連動スイッチ28はオフとなり、電力供給回路90を遮断する。一方、フロント起動レバー26が起動位置へ操作されると、フロント起動操作連動スイッチ28はオンとなり、電力供給回路90を導通する。
第2ユニット40には、図3、図4、図5に示すように、メイン起動レバー46に連動するメイン起動操作連動スイッチ48と、ロック操作部材50及びロックピン60に連動するロック操作連動スイッチ52が収容されている。図6、図7に示すように、メイン起動操作連動スイッチ48は、電力供給回路90上に設けられており、電力供給回路90を導通/遮断することができる。即ち、メイン起動レバー46が停止位置にある場合、メイン起動操作連動スイッチ48はオフとなり、電力供給回路90を遮断する。一方、メイン起動レバー46が起動位置へ操作されると、メイン起動操作連動スイッチ48はオンとなり、電力供給回路90を導通する。
ロック操作連動スイッチ52も同様に、電力供給回路90上に設けられており、電力供給回路90を導通/遮断することができる。ただし、ロック操作連動スイッチ52は、ロック操作部材50がロック位置にある場合にオンとなって電力供給回路90を導通し、ロック操作部材50がアンロック位置へ操作されるとオフとなって電力供給回路90を遮断する。従って、図8に示すように、ロック操作部材50がアンロック位置へ操作され、ロック操作連動スイッチ52がオフされると、二つの起動操作連動スイッチ28、48がオンとなっても、モータ30が駆動されることはない。このように、ヘッジトリマ10では、第1ユニット20と第2ユニット40の間のロックが解除された状態では、モータ30の駆動が電気的に禁止される構成となっている。
第2ユニット40にはさらに、モータ30の誤作動を機械的に制限するインターロック機構64が設けられている。インターロック機構64は、主に、ロック操作部材50に連動するスライダ66と、メイン起動レバー46に連動するフック68によって構成されている。インターロック機構64は、メイン起動レバー46が起動位置にあるときに、ロック操作部材50がアンロック位置へ移動することを禁止することができる。それにより、モータ30にとってブレードアセンブリ100が駆動されている時に、ロックピン60によるロックが解除され、第1ユニット20に対して第2ユニット40が回転することを防止できる。
加えて、インターロック機構64は、ロック操作部材50がアンロック位置にあるときでも、メイン起動レバー46が停止位置から起動位置へ移動することを許容する一方で、メイン起動レバー46が起動位置にあるときには、ロック操作部材50がアンロック位置からロック位置へ移動することを禁止することができる。
本実施例のインターロック機構64では、ロック操作部材50がアンロック位置にあるときでも、メイン起動レバー46が停止位置から起動位置へ移動することを許容する。即ち、ユーザがメイン起動レバー46に操作力を加えていれば、メイン起動レバー46を起動位置へ移動させる。その上で、メイン起動レバー46が起動位置に操作された場合には、ロック操作部材50がアンロック位置からロック位置へ移動することを禁止する。それにより、メイン起動レバー46が起動位置に操作されたままで、ロック操作部材50がロック位置へ戻されることを禁止し、モータ30によってブレードアセンブリ100が駆動ることを防止する。なお、ロック操作部材50がアンロック位置にあるときは、ロック操作連動スイッチ52によって電力供給回路90が遮断されるので(図8参照)、起動レバー26、46の位置にかかわらずモータ30は作動しない。ユーザは、ロック操作部材50をロック位置へ戻すことができないことで、メイン起動レバー46を操作位置へ操作していること自覚することができ、メイン起動レバー46を停止位置へ戻した上で、ロック操作部材50をロック位置へ操作することができる。
以下、図3、図9、図10を参照して、インターロック機構64の詳細について説明する。インターロック機構64のスライダ66は、ロック操作部材50に接続されており、ロック操作部材50の上下方向の移動に応じて、前後方向に移動するように構成されている。詳しくは、ロック操作部材50がアンロック位置へ向けて上方へ移動すると、スライダ66はメイン起動レバー46に向けて後方へ移動し、ロック操作部材50がロック位置へ向けて下方へ移動すると、スライダ66はメイン起動レバー46から離れるように前方へ移動する。また、スライダ66には、上下方向に伸びる開口66aが形成されている。一方、インターロック機構64のフック68は、メイン起動レバー46に一体に形成されており、メイン起動レバー46の揺動に応じて、上下方向に移動するように構成されている。詳しくは、メイン起動レバー46が起動位置へ向けて上方へ移動するとフック68も上方へ移動し、メイン起動レバー46が停止位置へ向けて下方へ移動するとフック68も下方へ移動する。
図9に示すように、メイン起動レバー46が操作位置へ操作された場合、フック68はメイン起動レバー46と共に上方に移動する。この場合、フック68の外面が、スライダ66に後方から対向し、スライダ66は後方へ移動することが禁止される。その結果、スライダ66に接続されたロック操作部材50も、アンロック位置へ向けて上方へ移動することが禁止される。このように、メイン起動レバー46が操作位置へ操作された状態では、ロック操作部材50がアンロック位置へ操作されることが禁止される。
一方、図10に示すように、メイン起動レバー46が停止位置にある場合、フック68はメイン起動レバー46と共に下方に移動した位置にある。この場合、スライダ66は、フック68に接触することなく、後方へ移動することができる。従って、ロック操作部材50が、アンロック位置へ向けて上方へ移動することが許容される。ユーザは、ロック操作部材50をアンロック位置へ操作し、第1ユニット20に対する第2ユニット40の角度を調整することができる。
図3は、ロック操作部材50がアンロック位置へ操作された状態で、メイン起動レバー46が起動位置へ操作された状態を示している。この場合、フック68は、上方へ移動して、スライダ66の開口66aに入り込む。スライダ66は、フック68が掛けられた状態となり、前方へ移動することが禁止される。その結果、スライダ66に接続されたロック操作部材50も、ロック位置へ向けて下方へ移動することが禁止される。このように、メイン起動レバー46が操作位置へ操作された状態では、ロック操作部材50がアンロック位置からロック位置へ操作されることが禁止される。
上記したインターロック機構64は一例であり、その構造は必要に応じて変更することができる。例えば、一例として、スライダ66をメイン起動レバー46に連動させるとともに、フック68をロック操作部材50に連動させてもよい。また、開口66aを有するスライダ66とフック68の組み合わせは、互いに係合可能な一対の構造の具体例であり、他の係合可能な一対の構造を採用することもできる。インターロック機構64は、少なくとも、アンロック位置にあるロック操作部材50と、起動位置にあるメイン起動レバー46(又はフロント起動レバー26でもよい)を、互いに係合できるものであればよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書では、実施例としてヘッジトリマ10を詳細に説明したが、本願明細書に開示された技術、特に、ヘッジトリマ10の誤作動を防止する技術は、この種の動力工具に限られず、屋外で使用される他の園芸用動力工具、あるいは他の種類の動力工具でも同様に実施することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ヘッジトリマ
12:本体
20:第1ユニット
24:フロントハンドル
26:フロント起動レバー
28:フロント起動操作連動スイッチ
30:モータ
36:回転軸部
36a:ロック穴
40:第2ユニット
42:バッテリ取付部
44:メインハンドル
46:メイン起動レバー
48:メイン起動操作連動スイッチ
50:ロック操作部材
52:ロック操作連動スイッチ
54:速度調整ダイヤル
60:ロックピン
64:インターロック機構
66:インターロック機構のスライダ
66a:スライダの開口
68:インターロック機構のフック
80:バッテリパック
90:電力供給回路
100:ブレードアセンブリ
102:上シャーブレード
104:下シャーブレード

Claims (3)

  1. 工具と、
    工具を原動機によって駆動する本体を備え、
    その本体は、
    工具が取り付けられている第1ユニットと、
    第1ユニットに対して回転可能であるとともに、ユーザが把持するためのハンドルが設けられている第2ユニットと、
    ハンドルに設けられており、ユーザによって起動位置と停止位置との間で操作される起動操作部材と、
    原動機へエネルギーを供給する経路上に設けられており、起動操作部材が起動位置にあるときには当該経路を導通し、起動操作部材が停止位置にあるときには当該経路を遮断する起動操作部材連動スイッチと、
    ユーザによってロック位置とアンロック位置との間で操作され、ロック位置にあるときには第1ユニットに対して第2ユニットが回転することを禁止し、アンロック位置にあるときには第1ユニットに対して第2ユニットが回転することを許容するロック操作部材と、
    原動機へエネルギーを供給する経路上に設けられており、ロック操作部材がロック位置にあるときには当該経路を導通し、ロック操作部材がアンロック位置にあるときには当該経路を遮断するロック操作連動スイッチと、
    ロック操作部材がアンロック位置にあるときに、起動操作部材が停止位置から起動位置へ移動することを許容するとともに、起動操作部材が起動位置にあるときに、ロック操作部材がアンロック位置からロック位置へ移動すること禁止するインターロック機構と、
    を有することを特徴とする動力工具。
  2. 前記インターロック機構はさらに、起動操作部材が起動位置にあるときに、ロック操作部材がアンロック位置へ移動することを禁止することを特徴とする請求項に記載の動力工具。
  3. 前記本体は、
    第1ユニットに設けられており、ユーザが把持するための第2のハンドルと、
    その第2のハンドルに設けられており、ユーザによって起動位置と停止位置との間で操作される第2の起動操作部材と、
    原動機へエネルギーを供給する経路上に設けられており、第2の起動操作部材が起動位置にあるときには当該経路を導通し、第2の起動操作部材が停止位置にあるときには当該経路を遮断する第2の起動操作部材連動スイッチと、
    をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の動力工具。
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