JP5442457B2 - 位置の突き止め - Google Patents

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Description

本発明は、特に、ロボット、特に幾つかの自由度を備えたロボット並びにロボットの位置を突き止める方法及び装置に関するが、本発明は、可動装置にも利用できる。
産業界においてロボットが広く用いられている。典型的には、ロボットは、6つの自由度を有し、例えば、ロボットは、2本の互いに直交した軸線回りに回転できるよう一端がベースで支持された上側アームと、上側アームの他端に枢着された状態で上側アームに対して回転でき、しかもそれ自体の長手方向軸線回りに回転できる下側アームと、2本の互いに直交している回転軸線を備えたジンバル式リスト機構体(wrist mechanism)とから成っている。これら数本の回転軸線は、一例として与えられているに過ぎず、他のロボットは、別の個数の自由度を有し、例えば、1つのアームコンポーネントが伸縮自在又は入れ子式であっても良い。全ての自由度における運動は、それぞれのモータ、例えばサーボモータにより生じる。ロボットは、アームの端部を所望の位置まで動かすようプログラムされているのが良く、かかる位置は、各アーム要素の運動、例えば各回転軸線回りの角度回転により決定される。これら運動は、モータの回転数から決定されても良く又はエンコーダを用いることにより測定されても良い。既存のロボットに関する問題は、これらロボットのプログラムされた位置及びこれらの作業環境内におけるこれらの実際の又は絶対的位置が互いに異なるということにある。プログラムされた位置は、ロボットの各関節の角度位置によって定められる。図1に示す自由度が6つのロボットの場合、これは、各プログラムされた位置について6つの値に対応している。この場合、ロボットコントローラは、6つ全てのサーボモータを協調させて各関節の指令された位置を達成する。したがって、ロボットは、常に、そのプログラムされた位置に進むが、これは正確に行われ、外部の絶対的な組をなす軸線に対する位置は、様々である場合がある。
このばらつきは、次の種々の要因で生じる。
a)環境の温度が関節運動アーム要素の長さに影響を及ぼす。
b)温度勾配がサーボモータからの熱の放散から生じ、かかる温度勾配は、ロボットのデューティーサイクルで決まり、又、温度勾配は、関節運動アーム要素を膨張させるだけでなく、これらの長さに沿う強い不均一な熱の分布によりこれらアーム要素を変形させる傾向がある。
c)ロボットの剛性が不足しており、その結果、ロボットの端部のところに加えられた互いに異なる荷重が互いに異なる撓みを生じさせる。
上述の理由の全てについて、ロボットアームのプログラムされた実際又は「絶対」位置は、1日のうちの異なる時点で異なることになる。用途によっては、結果的に生じる位置のばらつきは問題ではないが、用途によっては、絶対位置を求める必要がある。
公知の技術は、レーザ追跡装置又は高精度カメラを用いて周囲セルに対するロボットの実際の位置を突き止めることである。これら両方の方法は、ロボット及びセルに設けられた標的を用いてこれらの絶対位置を突き止める。これら方法に関する問題は、ロボットの端部がその動作サイクルの一部の間、見えない場合があるということにある。というのは、かかるロボット端部は、レーザ追跡装置又はカメラの直接的な視界から隠される場合があるからである。この問題に取り組むため、ロボットは、そのサイクルの可視的部分で且つそのサイクルの非可視的部分にわたり絶対位置について「較正され」又は「補正され」る場合があり、位置の誤差は、複雑な数学的モデル化を用いて推定される。この推定により、モデルにおいて行われる仮定により不正確さが生じる。
本発明によれば、基準系内で動くことができる要素の位置を突き止める装置であって、多数の第1の標的が、可動要素に対して固定されており、多数のベース要素が、基準系に対して固定された位置に設けられており、この装置は、可動要素と共に動くことができる手段を備えた測定システムを有し、測定システムは、ベース要素のうちの少なくとも幾つかに対する可動要素の位置を突き止めると共に可動要素の位置に対する第1の標的のうちの少なくとも幾つかの位置を突き止める手段を有することを特徴とする装置が提供される。
好ましくは、測定システムは、光学測定システムである。測定システムの可動手段は、可動要素に連結されても良く、別々に支持されても良いが、可動要素の付近の範囲内に保持される。
本発明の別の観点では、ロボットアームの端部の位置を突き止める装置であって、ロボットアームは、幾つかの自由度を有し、ロボットアームは、ベースに取り付けられ、ロボットアームは、リスト機構体を有し、リスト機構体は、回転支持要素を有し、ベース要素は、ロボットのベースの周りに位置し、第1の標的は、回転支持要素の周りにアーム標的として配置され、光学手段は、光学手段に対するベース要素のうちの少なくとも幾つかの位置及び光学手段に対するアーム標的のうちの少なくとも幾つかの位置を突き止めることができるようロボットアームに取り付けられ又はロボットアームに隣接して設けられていることを特徴とする装置が提供される。
かくして、アーム標的(これらは、固定されていない)の位置をベース要素(これらは、固定されている)に対して測定することができ、これらの測定のための位置突き止め手段は、それ自体アームと共に動く。位置突き止め手段は、好ましくは、光学システムであるが、但し、これに代えて、例えば、超音波システム又は赤外線システムであっても良い。
この装置により、既存のロボットは、絶対位置精度を達成することができる。かかる装置は、任意形式の関節形ロボットに取り付け可能である。かかる装置により、ロボットアームの絶対位置をその軌道全体に沿って且つその実際の作業条件下において測定することができ、この場合、数学的又は他のモデル化を必要としない。アレイ状に配置されたアーム標的をロボットのリスト機構体を支持した回転軸線回りに取り付けることにより、6軸ロボットを効果的に2台のロボット、即ち、4軸ロボット及び4軸ロボットの端部に取り付けられた2軸ロボット(リスト機構体が2本の軸線を提供することを仮定している)に効果的に分解される。アーム標的は、この2軸ロボットのベースに取り付けられる。これにより、少なくともこの2軸ロボットのベースが例えばレーザ追跡装置又は写真測量カメラシステムの適当な配置によって常時見えるので、直視の大きな問題が解決される。
ベース又は可動要素(ロボットアーム)と関連した標的又は要素は、用いられる測定システムで決まる。例えば、再帰反射器がレーザ追跡装置と組み合わせて用いられ、写真測量標的又はLEDがカメラ利用システムと関連し、或いは、測定システムは、エミッタとレフレクタとの間の信号、例えば光パルスの伝搬時間に基づいて距離を測定することができる。
また、理解されるべきこととして、「リスト機構体」という用語は、多くの自由度を提供するより複雑な機構体を含む場合がある。例えば、リスト機構体に代えて、高精度熱補償式軽量測定又は溶接ロボットを用いても良く、測定又は溶接ロボットは、回転支持要素に剛結される。回転支持要素をリスト機構体のベース又はA4回転要素という場合があり、というのは、かかるA4回転要素により、リスト機構体(又はどのような機構体がどのA4回転要素に連結されるにせよ、その機構体)をA4軸線回りに回転させることができるからである。本装置により、リスト機構体のベースの絶対位置を常時高精度で且つ実際の作業条件下において突き止めることができる。ロボットアームの端部又はツールの位置を推定することができる。というのは、上述の要因に起因して生じるばらつきは、極めて小規模のものであり、かかるばらつきを計算し、較正し又は測定することができるからである。したがって、「リスト機構体」は、幾つかの自由度をもたらし、確かに、かかるリスト機構体は、例えば、6軸ロボットアームであるのが良い。
光学手段は、ロボットアームに固定されたレーザ追跡装置又は写真測量カメラを含むのが良く、或いは、この光学手段は、かかる光学手段がロボットアームアームに隣接して位置したままであるようにするよう構成された別のアーム機構体によって支持されても良い。この構成は、死角を有する場合があるが、かかる死角のところで絶対位置精度が必要ではない場合、この欠点は、問題ではなく、或いは、光学手段の位置を調節してかかる死角を回避することができる。好ましい一実施形態では、ベース要素は、ベース標的であり、この場合、光学手段は、レーザ追跡装置から成るのが良い。これに代えて、光学手段は、1つ又は2つ以上のカメラから成っていても良い。したがって、別の実施形態では、光学手段は、アーム標的を視認する少なくとも1つのカメラ及びベース標的を視認する少なくとも1つのカメラから成る。別の実施形態では、ベース要素は、ベースカメラから成り、この場合、光学手段は、少なくとも1つの標的及びアーム標的を視認する少なくとも1つのカメラから成る。どの実施形態においても、光学手段は、好ましくは、リスト機構体のベースが取り付けられたアーム要素又は光学手段がロボットアームのこの部分に隣接して位置したままであるようにするよう構成された別のアーム機構体に取り付けられる。光学手段をこの場所に取り付けることにより、アーム標的のうちの少なくとも幾つか及びベース要素のうちの少なくとも幾つかが常時見えるようになり、したがって死角が生じないようになる。
本発明は又、別の観点では、かかる装置を用いて可動要素又はロボットアームの端部の一部を突き止める方法を提供する。
ベース標的は、好ましくは、再帰反射器を含み、ベース標的は、好ましくは、支持構造体、好ましくは熱膨張率の小さい支持構造体に取り付けられる。同様に、アーム標的は、好ましくは、再帰反射器を含み、好ましくは、アーム標的は、リスト機構体に取り付けられた支持構造体、好ましくは熱膨張率の小さい支持構造体に取り付けられる。いずれの場合においても、標的は、球形再帰反射器を有するのが良い。かかる再帰反射器は、レーザ追跡装置と併用するのに適している。
理解されるように、レーザ追跡装置は、極めて正確な位置情報を提供することができるが、種々の位置の測定値を非常に迅速には取ることができず、カメラ手段は、実質的にリアルタイムで且つ連続的に多くの互いに異なる位置の観察を行うことができるが、有用な位置情報を提供するには較正されなければならない。カメラ手段は、好ましくは、少なくとも4つのカメラ、即ち、ベース標的のうちの少なくとも幾つかの立体視的画像を提供するよう構成された2つのカメラ及びアーム標的のうちの少なくとも幾つかの立体視的画像を提供するよう構成された2つのカメラから成る。装置がレーザ追跡装置とカメラ手段の両方を利用する場合、全てのアーム標的の相対位置が正確に知られている限り、レーザ追跡装置により観察されたアーム標的がカメラ手段によって観察されたアーム標的とは異なっていても良く、同じことは、ベース標的について当てはまる。
次に、添付の図面を参照して本発明を詳細に且つ具体的に説明するが、これは例示であるに過ぎない。
先行技術のロボットの斜視図であり、自由度を示す図である。 レーザ追跡装置を示す図である。 ベース標的を有する本発明のベースリングを示す図である。 アーム標的を有する本発明のアームリングを示す図である。 図4のアームリングが取り付けられたアーム端部の断面図である。 本発明の装置を備えたロボットアームを示す図である。 図6のロボットアームの改造例を示す図である。 図6のロボットアームの別の改造例を示す図である。
図1を参照すると、本発明と関連した関節形ロボット10の基本構成要素は、ベース11、第1の関節運動アーム12、第2の関節運動アーム13、回転可能なアーム端部14及び代表的にはツール又はプローブ(図示せず)を端部16に支持したリスト機構体15である。第1のアーム12は、垂直軸線A1及び水平軸線A2回りに回転することができ、第2のアームは、第1のアーム12に対して水平軸線A3回りに回転することができ、関節17が、第2のアーム13の長手方向軸線回りのアーム端部14の回転A4を可能にし、リスト機構体15は、2本の互いに直交する軸線A5,A6回りの端部16の回転を可能にする。かかるロボット10は、公知のものである。1つ又は2つ以上のかかるロボットが、作業場又はセル内に設置されている場合がある。
いま参照する図2、図3及び図4は、例えば図1に示されているようなロボットが絶対精度を達成することができるようにする本発明の装置の構成要素を示している。この装置18は、本質的には、3つのアイテム、即ち、図2に示されているレーザ追跡装置20、球形再帰反射器標的32を備えた図3に示されているベースリング30及び球形再帰反射器標的42を備えた図4に示されているA4軸線アームリング40から成っている。
次に図2を参照すると、レーザ追跡装置20は、レーザビーム24を放出するレーザヘッド22を有している。レーザヘッド22は、これが仰角軸線27回りに回転することができるようフレーム23内に支持されており、フレーム23は、これが方位角軸線26回りに回転することができるようベースユニット25上に支持されている。それ故、レーザヘッド22を回すと、レーザビーム24を任意所望の方向に送ることができる。レーザヘッド22は、レーザビーム24が適当な標的によって戻された場合、反射したレーザビーム24を検出し、ヘッド22と標的の中心との間の距離が、レーザ干渉分光法を用いて非常に正確に測定される。それ故、レーザ追跡装置20により、標的の位置(レーザ追跡装置20に対する位置)を球座標系で正確且つ効率的に突き止めることができる。標的は、種々の形状を有することができるが、図3及び図4に示されているように、一構成例では、凸球形標的32,42が用いられる。
次に図3を参照すると、ベースリング30は、球形再帰反射器標的32が取り付けられているスペースフレーム34で構成されている。スペースフレーム34は、熱膨張係数の非常に小さな材料、例えばNILO36(登録商標)又はINVAR(登録商標)鋼材料で作られており、したがって、標的32相互間の位置関係は、温度の変化によっては影響を受けず、その構造は、剛性を保証している。ベースリング30は、好ましくは、ロボット10のベース11を包囲するようロボットセルのフロア上に設置されている。標的32は、スペースフレーム34に永続的に固定されるのが良いが、この例では、標的32は、取り外し可能であり、標的32が磁気的に引き付けられる円錐形カップ33内に入り込む。この例では、ベースリング30は、3つの下方に突き出た脚部36によって支持され、これら脚部の下面は、円錐形凹部を備えており、これら脚部は、フロアに永続的に固定されるのが良い先端がボール形の支持ロッド38上に載っている。それ故、ベースリング30を取り外すことができ、取り付け箇所36,38は、リング30に機械的応力を生じさせない。この実施形態では、ベースリング30は、セルフロアに取り付けられるものとして説明されるが、天井又は壁取り付け型リング及びロボットベースを変形例として用いても良い。ベースリングは、ロボットベースそれ自体に取り付けられても良い。いずれの場合においても、取り付け方法は、次の2つの要件を満たさなければならない。
1.ベースリング30が取り付けられる表面は、セルに対して熱的に又は機械的に動いてはならない。
2.取り付け部は、リング30を変形させ、このリングに取り付けられた標的32相互間の位置関係を変える機械的応力をリング30中に生じさせない。
ベースリング30は、固定されても良く又はその支持ロッド38から取り外し可能であっても良い。ベースリングが取り外し可能である場合、支持ロッド38は、ベースリング30の脚部36と支持ロッド38との間に確実な位置関係が常時生じるよう磁気的であるのが良い。
次に図4〜図6を参照すると、A4軸線アームリング40(特に図4を参照されたい)は、球形再帰反射器標的42が取り付けられたスペースフレーム44(これは、この例では中空リングであるのが良い)で構成されている。スペースフレーム44は、熱膨張率が非常に小さい材料、例えばNILO36(登録商標)又はINVAR(登録商標)鋼で作られ、したがって、標的42相互間の位置関係は、温度の変化によっては影響を受けないままであるようになっている。図5に示されているように、A4軸線リング40は、ロボット10のアーム端部14を包囲しており、かかるA4軸線リングは、このA4軸線リングを変形させ、これに取り付けられている標的42相互間の位置関係を変える機械的応力をA4軸線リング40に生じさせない仕方でアーム端部14に取り付けられている。この例では、A4軸線リング40は、3つの先がボール形のピン45を用いてアーム端部14に取り付けられており、これらピンは、アーム端部14に設けられたねじ山付き凹部内に対応関係をなしてねじ込まれるねじ山付き部分を一端に備えている。各ピン45の外側端部は、スペースフレーム44を通って半径方向管46内に嵌まり込んでおり、ピン45の直径は、管46の直径よりも僅かに小さい。取り付けの際、ピン45を管46に挿入し、アーム端部14の本体にねじ込む。ピン45のボール形端部は、隙間を最小限に抑えた状態で又は生じない状態で(図5に示されているように)管46の壁に係合する。
この例では、スペースフレーム44の周りに取り付けられた標的42が8つ存在する。図4に示されているように、各標的42は、スペースフレーム44に固定された円錐形カップ48内に嵌まり込んでいる。カップ48は、磁性材料のものであり、したがって、標的42は、しっかりと且つ確実に定位置に保持されるが、必要ならばこれを取り出すことができる。
本装置は、1台又は2台以上のロボットが納められているセル内で使用できる。セル内に絶対位置軸線を定めるため、当初、標的(例えば、標的再帰反射器32のような標的)をセルのフロア上に少なくとも3つの非同一直線上位置で取り付け、したがって、絶対X‐Y平面を定め、Z軸は、この平面に直交しているのが良く、原点は、標的のうちの1つのところ(又は、平面内の任意所望の位置のところ)に位置するのが良く、X軸及びY軸は、この平面内において任意所望の仕方で、例えば、磁針方向により定められるのが良い。図6に示されているように、ベースリング30は、1台のロボット(又は各ロボット)10のベース11の周りに配置される。次に、レーザ追跡装置20又はこれと均等な測量装置、例えばレーザセオドライトにより、フロアの平面(X‐Y平面)をフロア上の標的の配置場所から決定することができ、ベースリング30上の標的32の各々の正確な配置場所をXYZ軸線に対して求めることができる。2台以上のロボット10が存在する場合、ベースリング30を各ロボット10のベースの周りに永続的に配置するのが良く、或いは、変形例として、各ロボット10の周りに3つの支持体38を配置しても良く、そして単一のベースリング30を1台のロボット10の周りから別のロボットの周りまで移送するのが良い。いずれの場合においても、各ベースリング30の配置場所のところへの標的32の正確な配置場所は、セルの絶対座標系に対して決定される。
次に、レーザ追跡装置20をロボット10の第2の関節運動アーム13に取り付ける。ロボットアームの位置を突き止める場合、レーザ追跡装置20は、先ず最初に見えるベースリング30上の標的32を見て、次に、見えるA4軸線リング40上の標的42を見るようプログラムされている。それ故、ロボット10上のA4軸線リング40の位置と対応のベースリング30との間の関連が定められ、ベースリング30の位置は、絶対座標系で既に知られている。
理解されるように、事実、ロボット10のためのコンピュータ制御装置は、上述のばらつきの源を無視して、ロボットアームが位置すべき場所を知っており、したがって、レーザ追跡装置20をコンピュータ制御装置に関連付けることができ、その結果、レーザ追跡装置20は、標的32,42をランダムに捜す必要はなく、これとは異なり、レーザ追跡装置20を標的が位置すべき場所に誘導することができるようになっている。事実、レーザ追跡装置20は、標的32又は42の中心への正確な方向を見出す上で大まかに捜すことしか必要としない。
理解されるように、この手順により、A4軸線アームリング40の絶対位置を常時且つ実際の作業条件下において、考えられる限り最も高い精度で測定することができ、このA4軸線アームリングは、効果的には、ロボット10の残りのコンポーネントのうちのベースであり、即ち、2つの回転軸線を備えたリスト機構体15である。いまや、端部16の位置又はロボット10に取り付けられているツールの位置が突き止められるべきである。依然として熱膨張という同一の問題が存在するが、これはかなり減少した規模のものとなっている。というのは、このリスト機構体15の長さは、ロボット10の全長のうちの僅かな割合だからである。これは、6軸ロボットの元々の問題よりも非常に解決しやすい問題である。環境温度に起因する熱的変化は、そのサイズが小さいので、補償を全く行うことなく、大幅に減少する。
第2に、代表的には、ロボット10のこの部分にはモータが設けられておらず、したがって、モータに起因する熱的影響は存在せず、モータが存在している場合であっても、電力は、ロボットアームに設けられている他のモータの場合よりも非常に僅かであり、それ故、熱の放散に関する問題は、非常に軽減されている。最後に、剛性不足に起因する問題は、実質的になくなっており、その理由は、リスト機構体15は、ロボット10と比較して非常に剛性が高く、しかも撓む長いアームは存在せず、しかも関節が2つしか設けられていないからであり、いずれの場合においても、リスト機構体は、荷重印加箇所の近くに位置している。
A4軸線アームリング40上の標的42に対する端部16の位置をロボット10が依然としてセル内に位置するが、その実際の作業位置の外部に位置した状態で又はロボットがオフラインに配置された状態で突き止めることができる。これは、必要な精度に応じて多種多様な仕方で達成できる。
第1の方式では、例えば、ロボット10が測定用途に供されるようになっている場合、リスト機構体15及びアーム端部14は、熱膨張率の小さい材料、例えばNILO36(登録商標)又はINVAR(登録商標)鋼で作られるのが良く、その結果、熱より影響は無視できる。初期セットアップ中、A4軸線を固定状態に保持する。端部16(又はこれに取り付けられているアイテム)の重要な幾何学的特徴の位置をリスト軸線A5,A6の多くの位置について(例えば、各軸線について10°毎に)A4軸線アームリング40上の標的42に対して測定する。測定は、レーザ追跡装置20が標的42と端部16上に配置されている標的の両方を見ることができる起点としての位置にセットアップされたレーザ追跡装置20によって行われる。次に、リスト軸線A5,A6の中間位置に関し、リスト軸線A5,A6と関連した角度位置エンコーダからの情報を用いてセットアップ中に得られた値相互間の補間により端部16の位置を得ることができる。これらエンコーダの分解能が高ければ高いほど、端部16の位置を突き止めることができる精度がそれだけ一層高くなる。この方法は、測定用途に特に適している。
第2の手順では、アーム端部16及びリスト機構体15から成る2軸ロボットを熱的に安定した材料で作ることができない場合、上述の手順を温度が例えば3℃刻みで例えば16℃から32℃まで変化する環境チャンバ内においてオフラインで繰り返すのが良い。この方法は、温度較正と呼ばれる場合がある。必要ならば、かかる較正は、或る範囲の互いに異なる荷重を用いても実施できる。
第3のしかも好ましい手順では、アーム標的42に対する端部16の位置をロボットサイクル中にオンラインで見出すことができる。このために、第2の(外部)レーザ追跡装置20aが、セル内に固定位置で配置されている(図6参照)。多数の再帰反射器又は写真測量標的が、端部16上の重要な位置に又は端部16周りに配置されている(これら位置は、オプションとして、ロボット10によって支持されたアイテム上に位置していても良い。ただし、このアイテムの位置を突き止めようとすることは条件である)。ロボット10が当初、その作業位置にあり、このロボットが位置が突き止められるべき荷重を支持しており、荷重がこの作業位置では少なくとも部分的に隠されていると仮定する。第1ステップでは、絶対基準系に対する目に見える標的42の位置を上述したように突き止め、A4軸線、A5軸線及びA6軸線の正確な位置を記録する(エンコーダ又は制御システムから)。
第2ステップとして、ロボット10は、次に、端部16を動かして(同種の荷重又は同一の荷重と共に)静止状態のレーザ追跡装置20aに対面し、これは、作業領域に隣接して位置する較正領域内であるのが良い。A4軸線及びリスト軸線A5,A6の向きは、これらが作業位置にあるときに取っていた位置を取るよう定められている。静止レーザ追跡装置20aを軸線A4及びリスト軸線A5,A6がたとえどのように関節連結されていても、端部16に取り付けられた標的が常に見えるようにするよう設置する。
この外部レーザ追跡装置20aは、ベースリング30上の標的32(又はフロア上の既知の位置に存在する他の標的)を視認し、次に端部16上の標的を視認するようプログラムされている。それと同時に、アーム13に取り付けられているレーザ追跡装置20は、A4軸線アームリング40上の標的42及びベースリング30上の標的32を視認するようプログラムされている。レーザ追跡装置20,20aの両方が同一の絶対座標系に関連しているので、端部16に取り付けられている標的の位置は、それ故に、絶対基準系で突き止められ、アームリング40上の標的42の位置も又、絶対基準系で突き止められ、それ故、端部16に取り付けられている標的と標的42との間の相対位置をA4軸線及び2本のリスト軸線A5,A6のこの特定の構成の場合に容易に計算することができる。これら相対位置と第1のステップで見出された標的42の絶対位置を組み合わせることにより、ロボット10がその作業位置に位置しているとき、端部16に取り付けられている標的の絶対位置を容易に計算することができる。
この「セル内に位置するが作業状態にはない位置」の較正が完了した後、ロボットは、引き続きその作業位置を取り続け、必要な仕事を行うことができる。この手順を端部16に取り付けられている標的に対して説明したが、これは、荷重上の重要な位置に取り付けられた標的にも同様に利用できる。
この手順を多くの環境温度で繰り返すのが良く、その結果、これら温度について上述の相対位置を較正し、この場合、第2のレーザ追跡装置20aは、後で必要となることはないであろう。変形例として、かかる手順を端部16(又はこれによって支持されたアイテム)の正確な位置を突き止めるべきあらゆる場合に実施しても良い。
理解されるように、上述の説明は、例示として提供されているに過ぎず、本発明の装置及び方法を種々の仕方で改造することができる。例えば、幾つかの互いに異なるロボットが稼働している作業環境又はセル内に、専用レーザ追跡装置20を各ロボット10に取り付ける(上述したように)ことができる。別法として、単一のかかるレーザ追跡装置20を設けても良く、これは、互いに異なるロボット10相互間でサイクル稼働される。このように、レーザ追跡装置20のコストは、互いに異なるロボット相互間で分担され、したがって、その費用は、設置における決定的な要因ではなくなる。1台のロボットの絶対位置をいったん突き止めると、レーザ追跡装置20を自動的に1台のロボットから別のロボットに移すのが良い。セル内におけるロボットの台数に応じて、サイクル時間は、ざっと約1時間である。条件(及び熱的影響に起因する関連の位置の変化)は、通常、1時間以内で大幅に変化することは見込まれていない。ロボットセル内におけるこのデータ収集サイクルを例えば1週間に延長することができ、この場合、レーザ追跡装置を手作業で又は自動的に別のセルに移すことができる。
本発明の絶対位置決め装置18は、新しいロボット設計の一体的特徴部として設計され又は既存の関節形ロボットにレトロフィットできることは理解されるべきである。この装置は、あらゆるロボットの絶対位置をロボットセル内においてこれらの実際の作業条件下で且つこれらのエンベロープ全体にわたり測定により求めるので、ロボットの絶対位置を推定するための数学的モデル化が不要である。装置18は、その性能(ペイロード能力、エンベロープ範囲、速度及び精度)を低下させないで、ロボットの絶対位置を突き止める。かかる装置により、これを達成し、セル内のあらゆるロボットについてセットアップすることができ、その結果、全てのロボットがセル内の同一の絶対基準系に関連付けられるようになる。
別の変形例では、標的は―再帰反射器標的であれ写真測量標的であれいずれにせよ―リング又はフレーム構造を用いないでロボット10のA4軸線アーム(アーム端部14)又はベース11に直接取り付け可能であり、確かに、ベース標的をロボットベースそれ自体として同一の表面(例えば、フロア)上に設置することができる。或る用途に関し、これは、精度が許容限度内のシステムを提供することができる。それにもかかわらず、熱的に安定した材料で作られたベース11の周りにスペースフレーム34を用いることにより次のような利点が得られ、即ち、標的32がセルに対して固定された位置のままであるようになり、それにより各ロボットについて絶対局所基準系が提供される。アーム標的42を支持するスペースフレーム44を設けることは、精度全体にとって重要度は低い。というのは、これら標的42の正確な位置は、ベースリング30上の標的32に対してレーザ追跡装置20によって測定されるからである。
また、理解されるように、アーム標的及びベース標的は、種々の形式の再帰反射器、例えば中空球体内に収容された再帰反射器(3つの互いに直交したミラーで作られたコーナキューブ)を含む球面取り付け型再帰反射器を有することができる。別の形式の標的は、直径及び光学的性質が互いに異なる2つの半球体で作られている「キャッツアイ(cat's eye)」と市場において知られている球面再帰反射器又は例えばピーエルエックス・インコーポレイテッド(PLX Inc.)(米国所在)により製造されているハードマウント型(hard mounted)中空再帰反射器であって良い。どのような形式の標的を用いるにせよ、かかる標的は、これらの相対位置を従来型測定機器により容易に測定できるような仕方で設けられる。
上述の手順により、ロボットアーム10の位置をこれが作動中に辿る軌道に沿って正確に測定することができる。しかしながら、レーザ追跡装置20は、測定値を取るのが遅く、ロボットアーム10は、レーザ追跡装置20がその測定値を取ることができるよう互いに異なる各位置で数秒間停止しなければならない場合がある。レーザ追跡装置20は又、比較的高価なアイテムである。それ故、レーザ追跡装置20を較正段階中に用い、その後カメラ、例えば高速写真測量カメラを用いて通常の作動中、アーム位置を測定することが好ましい場合があり、カメラは、適当に較正されている。理解されるように、カメラは、幾つかのアイテムを実質的に同時に視認することができ、立体視的情報を一対のカメラの使用により得ることができる。
次に図7を参照すると、これは、図6に示されている絶対位置決め装置18の改造例68を示しており、同一のコンポーネントは、同一の参照符号で示されている。図6の場合と同様、ベースリング30は、ロボット10のベース11を包囲するよう設けられており、A4軸線アームリング40が、ロボット10のアーム端部14を包囲した状態でこれに取り付けられており、ベースリング30及びアームリング40は、各々、数個の球面再帰反射器標的32又は42を支持している。この装置68では、ベースリング30は、この周りに固定位置で数個の写真測量カメラ72を更に支持しており、アームリング40は、各々が正確に円筒形の周囲を離れた先端部が平らな円形ヘッドを備えたピンから成る数個の写真測量標的74を更に支持しており、これらは全て、既知の位置でアームリング40に固定されている。ベースリング30上の標的32とカメラ72の相対位置を従来型測定器により測定することができる。
図6の場合と同様、レーザ追跡装置20は、ロボット10の第2の関節運動アーム13に取り付けられるのが良い。加うるに、全体としてL字形の光学フレーム76が、第2の関節運動アーム13にしっかりと固定されており、このフレームは、3つの写真測量カメラ78(L字形の各端部のところに1つずつ設けられると共にコーナ部(角)に隣接して1つ設けられている)を支持している。光学フレーム76は、円周方向リング上に配置された写真測量標的82を支持した剛性円板80を更に有する。光学フレーム76は、熱膨張率が非常に小さい材料、例えばNILO36(登録商標)又はINVAR(登録商標)鋼で作られ、したがって、カメラ78と標的82の位置関係は、温度の変化によっては影響を受けないままであるようになっている。
次に図8を参照すると、これは、図6の装置18及び図7の装置68の変形例としての改良型装置88を示しており、同一のコンポーネントは、同一の参照符号で示されている。図6及び図7の場合と同様、ベースリング30が、ロボット10のベース11を包囲するよう設けられ、A4軸線アームリング40が、ロボット10のアーム端部14を包囲した状態でこれに取り付けられている。ベースリング30及びアームリング40は、各々、数個の球面再帰反射器標的32又は42を支持し、この装置88では、これらは、各々、多数の円形写真測量標的74を更に支持している。ベースリング30上の標的32と標的74の相対位置及びアームリング40上の標的42と標的74の相対位置は各々、従来型機器を用いて測定でき、これらは変化しない。
レーザ追跡装置20をロボット10の第2の関節運動アーム13に取り付けるのが良い。ただし、これは通常の作動中用いられず、図示されていない。写真測量カメラユニット90が第2の関節運動アーム13に取り付けられている。写真測量カメラユニット90は、円筒形ベースユニット92とベースユニット92に固定されていて、その長手方向軸線回りに回転可能なヨーク93とから成っている。ベースユニット92は、A4軸線アームリング40上の写真測量標的74を視認するよう三角形のコーナ部(角)のところに配置された3つの写真測量カメラ94を支持しており、同様に、ヨーク93は、ベースリング30上の写真測量標的74を視認するよう三角形のコーナ部のところに配置された3つの写真測量カメラ96を支持している。カメラ94は、ベースユニット92に対して適当な向きをなしてロックされ、カメラ96は、ヨーク93に対して適当な向きをなしてロックされている。ベースユニット92は、ヨーク93を回転させるモータ及びこの回転を測定する角度エンコーダを有し、使用にあたり、モータは、カメラ96がベースリング30を視認することができるようするためにヨーク93をロボット10の運動に従って回転させるために使用されるのが良い。
理解されるように、高速写真測量カメラ94,96は、従来技術、例えば直接較正又はTsais較正アルゴリズムを用いてモジュールとして較正できる。というのは、カメラ94,96は(各場合において)3つのステレオペアを提供するからである。例えば、カメラ94及びカメラ96は、相対位置が正確に知られている幾何学的形状の正確に刻まれた他端を有し、少なくとも3つの再帰反射器が取り付けられた標準型較正板を用いて較正できる。較正プロセスの際、較正板をカメラ94の視野内に位置する(これらカメラを較正できる)種々の位置に配置し、次にカメラ96の視野内の位置に配置し、いずれの場合においても、較正板の空間位置を別個に設けられた静止レーザ追跡装置20aによって突き止め、それにより較正基準系において再帰反射器及びかくして刻まれたパターンの位置を突き止める。較正基準系において突き止める。較正基準系は、カメラユニット90のカメラ94,96の全てについて同一である。カメラ96の較正は、ベースユニット92に対するヨーク93の多種多様な向きで(角度エンコーダによって定められる)、例えば1°〜10°だけ異なる等間隔を置いた向きで実施される。次の動作では、カメラ96によって視認されたベースリング30上の標的74の像により、較正基準系を絶対基準系に関連付けることができる。
上述したオフライン較正の別法として、カメラ94,96を使用に先立ってロボット10に取り付けたときに較正しても良い。この場合、ロボット10を或る1つの箇所から所望の作業軌道に沿って別の箇所に動かし、標的42の位置を上述したように可動レーザ追跡20によりベースリング30に対して突き止める。アームリング40上の写真測量標的74の位置は、その結果、絶対基準系で分かる。各ロボット位置において、ヨーク93上のカメラ96をベースリング30上の標的74の像に基づいて較正することができる。同様に、アームリング40上の標的74の座標により、ベースユニット92上のカメラ94を較正することができる。ロボット10を別の位置に動かし、ヨーク93を必要ならば再調整し、プロセスを繰り返し実施する。この場合、較正座標系は、絶対座標系である。この較正手順は、較正と通常の作動の両方において同一の標的74が用いられるという利点を有している。使用にあたり、較正が実施された位置相互間の補間を行うことにより適当な較正を推定することができる。
理解されるように、装置88に関する上述した較正手順は、カメラ72及びカメラ78を較正するために適宜変更を施して装置68に利用できる。円板80上の写真測量標的82は、この場合、ベースリング30上のカメラ72を較正するために用いられる。標的82の絶対位置は、静止レーザ追跡20aにより突き止められ、この静止レーザ追跡装置は、ベースリング30上に配置された標的32の存在場所を突き止め、次に、光学フレーム76又は円板80上に配置された少なくとも3つの再帰反射器標的(図示せず)の存在場所を突き止める。写真測量標的82に対するこれら再帰反射器標的の位置は、光学フレーム76の構成の仕方によって既知である。
通常の作動にあたり、ロボット10上のレーザ追跡装置20は不要である。というのは、カメラ94,96により、A4軸線アームリング40の位置を絶対基準系で突き止めることができるからである。理解されるように、例えばカメラ96の較正が回転中、5°毎のヨーク93の向きで実施された場合、カメラ96からの像をヨーク93の向きとして(エンコーダによってモニタされる)がかかる値をいつ通過しても収集することができる。変形例として、エンコーダからのデータを用いて較正が実施された向き相互間を補間することにより任意の向きで像からの測定値を取っても良い。それ故、カメラ94,96により、A4軸線アームリング40の位置をロボット10が動いているときに実質的に連続的に且つリアルタイムで突き止めることができる。このようにして得られた情報をチェックすることが必要な場合又は非常に正確な位置情報が特にロボット10が動いていない間に必要な場合、レーザ追跡装置20を装置18に関して上述したように用いると、A4軸線アームリング40の位置を突き止めることができる。
理解されるように、装置18,68,88は、例示として示されているに過ぎず、これら装置は、本発明の範囲内に属した状態で種々の仕方で改造することができる。具体的に言えば、各場合において、リスト機構体に代えて、小形且つ軽量の自律形ロボットアームを用いても良く、自律形ロボットアームは、回転支持要素に剛結される。事実、回転支持要素は、自律形ロボットアームの一部をなしても良い。主ロボット10により、自律形ロボットアームを広い空間全体にわたって動かすことができ、又、任意所望の位置に保持することができる。かかる任意の位置において、自律形ロボットアームは、主ロボット10とは別個独立に作動することができ、任意所望の位置では、自律形ロボットアームのベースの正確な位置を例えば図6に示されているレーダ追跡装置20か例えば図8を参照して説明したカメラシステムかのいずれかの使用により絶対基準系で正確に測定することができる。
上述したように、A4軸線アームリング40上の標的42に対する端部16(例えば、ツール又はセンサ)の位置を求めるための較正は、外部レーザ追跡装置20aを利用するのが良い。変形例として、この較正は、絶対基準系に対して適当に較正され、端部16を視認することができるよう外部に設けられたカメラシステム(カメラ94と均等である)を更に利用しても良い。例えば、かかる較正カメラ構成をセル内の固定された位置に配置することができ、その結果、間隔を置いて、端部16をこの位置に隣接した位置に持って来てツール又はエンドエフェクタが動いたか又は変形したかをチェックすることができるようになる。
別の改造例では、少なくとも1つのステレオペア(例えば、カメラ94と均等である)から成るカメラシステムをロボットアームの端部16に取り付けることができ、かかるカメラシステムをアームリング40の位置に基づいて基準系に関して較正する。この較正は、エンドエフェクタの多種多様な向き(即ち、アームリング40と端部16との間の種々の回転軸線/関節連結部)について実施される。すると、これにより、非接触測定ロボットの設備が提供される。というのは、このカメラシステムをロボットによって動かしてアイテムを視認することができ、又、このアイテムの正確な配置場所をエンドエフェクタの各関節連結部のところの較正データ及びエンコーダ位置の使用により絶対基準系で容易に突き止めることができる。

Claims (14)

  1. 基準座標系内で動くことができるロボットアームの端部の位置を突き止める装置であって、前記ロボットアームは、幾つかの自由度を有し、前記ロボットアームは、ベースに取り付けられ、前記ロボットアームは、リスト機構体を有し、前記リスト機構体は、回転支持要素を有し、前記装置は、前記ロボットアームの前記リスト機構体に対して固定された多数のアーム標的と、前記基準座標系に対して固定された位置に設けられた多数のベース要素と、を有し、前記装置は、また、前記ロボットアームと共に動く可動の光学手段を含む光学測定システムを有し、
    前記ベース要素は、ロボットのベースの周りに位置し、前記アーム標的は、前記リスト機構体の前記回転支持要素の周りに配置され、前記可動の光学手段は、前記ロボットアームに取り付けられ前記光学測定システムは、前記可動の光学手段に対する前記ベース要素のうちの少なくとも幾つかの位置を突き止めると共に、前記可動の光学手段に対する前記アーム標的のうちの少なくとも幾つかの位置を突き止める手段、を有し、前記リスト機構体の絶対位置を求めることができる、装置。
  2. 前記可動の光学手段は、レーザ追跡装置を含む、請求項1記載の装置。
  3. 前記ベース要素は、ベース標的を有する、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記ベース要素は、ベースカメラを有し、前記可動の光学手段は、少なくとも1つの標的及び前記アーム標的を視認する少なくとも1つのカメラを含む、請求項1記載の装置。
  5. 前記ベース要素は、再帰反射器を含む、請求項3又は4記載の装置。
  6. 前記ベース要素は、ベース要素支持構造体に取り付けられている、請求項1〜5のうちいずれか一に記載の装置。
  7. 前記ベース要素支持構造体は、3つの互いに間隔を置いて位置する支持要素上に載るよう構成されている、請求項6記載の装置。
  8. 前記ベース要素は、前記ベース要素支持構造体に取り外し可能に取り付けられる、請求項6又は7記載の装置。
  9. 前記アーム標的は、再帰反射器を有する、請求項1〜8のうちいずれか一に記載の装置。
  10. 前記アーム標的は、前記リスト機構体の周りに位置した状態でこれに取り付けられたアーム標的支持構造体に取り付けられている、請求項1〜9のうちいずれか一に記載の装置。
  11. 前記可動の光学手段は、前記リスト機構体の前記回転支持要素が取り付けられている前記ロボットアームの要素に取り付けられている、請求項2記載の装置。
  12. 請求項1〜11のうちいずれか一に記載の装置を用いてロボットアームの端部の位置を突き止める方法。
  13. 請求項1記載の装置を使用して、複数本のロボットアームの端部の位置を繰り返し突き止める方法であって、前記アーム標的、前記ベース要素、又は前記可動の光学手段を互いに異なるロボットアーム相互間で周期的に交換する、方法。
  14. 基準座標系内で動くことができるロボットアームの端部の位置を突き止める方法であって、前記ロボットアームは、幾つかの自由度を有し、前記ロボットアームは、ベースに取り付けられ、前記ロボットアームは、リスト機構体を有し、前記リスト機構体は、回転支持要素を有し、多数のアーム標的が、前記リスト機構体に対して固定され、多数のベース要素が、前記基準座標系に対して固定された位置に設けられ、前記ベース要素は、前記ロボットアームのベースの周りに位置し、前記アーム標的は、前記リスト機構体の前記回転支持要素の周りに位置し、前記方法は、前記ロボットアームに取り付けられることにより、前記ロボットアームと共に動く動の光学手段を備えた測定システムを利用するステップを有し、前記方法は、前記ベース要素のうちの少なくとも幾つかに対する前記可動の光学手段の位置を突き止めるステップと、前記可動の光学手段の位置に対する前記アーム標的のうちの少なくとも幾つかの位置を突き止めるステップを有し、かくして、前記基準座標系に対する前記ロボットアームの端部の位置を突き止めるステップを有する、方法。
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