JP5439893B2 - 光増幅装置及び増幅光の偏波依存性制御方法 - Google Patents

光増幅装置及び増幅光の偏波依存性制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光増幅装置及び増幅光の偏波依存性の制御方法に関する。
光増幅器には、半導体光増幅器(SOA; semiconductor optical amplifier)と光ファイバ増幅器がある。両光増幅器は、夫々、独自の利点を有している。例えば、SOAは、小型、高効率、他の半導体デバイスと集積化可能という利点を有している。しかし、SOAには、利得が入力光の偏波状態に依存して変化するという欠点もある。
半導体レーザの出力を直接増幅するブースタアンプとしてSOAを使用する場合には、偏波依存性は問題にならない。しかし、光ファイバを伝搬して来た光を増幅する、中継増幅器やプリアンプとして用いる場合には、偏波依存性は大きな問題となる。
光ファイバを伝搬する光の偏波状態は、光ファイバが置かれた環境の温度、光ファイバに加わる圧力等の揺らぎによって、時々刻々変化する。従って、このような光をSOAに入力すると、増幅光の利得が時々刻々変化する。
そこで、入力光の偏波状態によって利得が変化しないSOAが、種々研究されてきた。その結果、活性層に引張り歪を導入することによって、SOAを偏波無依存化する技術が開発された。
US 5,982,531 特開平1−251685号公報 特開平4−27183号公報
しかし、半導体層に発生する歪は、半導体層を形成する半導体材料(例えば、InGaAsP)の組成比が僅かに揺らいだだけでも、大きな影響を受ける。このため、このようなSOAには、偏波依存性が、ばらつき易いという問題がある。
この問題は、SOAの偏波依存性を修正する機能を、光増幅装置に設けることによって解決できると考えられる。
そこで、本発明の目的は、SOAによって増幅された光(増幅光)の偏波依存性を小さくする機能を備えた光増幅装置及び増幅光の偏波依存性の制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本光増幅装置は、第1の方向に電界が振動する第1の偏光に対する利得が、前記第1の方向に直交する第2の方向に電界が振動する第2の偏光に対する利得より大きく、且つ前記第1の偏光を増幅した第1の出力光の遠視野像の広がり角が、前記第2の偏光を増幅した第2の出力光の遠視野像の広がり角より、第3の方向で広くなる半導体光増幅器と、前記半導体光増幅器が出力する増幅光が照射されるスリットが設けられたスリット板とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本増幅光の偏波依存性の制御方法は、第1の方向に電界が振動する第1の偏光に対する利得が、前記第1の方向に直交する第2の方向に電界が振動する第2の偏光に対する利得より大きく、且つ前記第1の偏波を増幅した第1の出力光の遠視野像の広がり角が、前記第2の偏光を増幅した第2の出力光の遠視野像の広がり角より、第3の方向で広くなる半導体光増幅器に、電界の振動方向が変動する光を入射して得られる増幅光をスリット板のスリットに向かって照射する第1の工程と、前記スリットを通過した前記増幅光の強度が、時間に対して一定になるように、前記増幅光の進行方向に垂直な平面に前記スリットを垂直投影して得られる投影像の、前記第3の方向に於ける幅を調整する第2の工程を具備する。
本光増幅装置は、SOAによって増幅された光(増幅光)の偏波依存性を小さくする機能を備えている。
また、本増幅光の偏波依存性の制御方法によれば、SOAによって増幅された光(増幅光)の偏波依存性を小さくすることができる。
実施の形態1の光増幅装置の構成を説明する平面図である。 図1のII-II線に於ける断面を矢印の方向から見た断面図である。 実施の形態1のスリット板の構成を説明する正面図である。 スリット板と取り付け部の関係を説明する斜視図である。 実施の形態1に用いられるSOAの遠視野像の一例を説明する図である。 実施の形態1の光増幅装置の動作を説明する概念図である。 スリット板に照射された増幅光の、基板に平行な方向の状態を説明する図である。 スリット板の回転角度と偏波間利得差の制御量の関係を、説明する図である。 実施の形態1の光増幅装置を製造する際に行われる、偏波間利得差の調整方法を説明するフローチャートである。 製造中の光増幅装置の状態を説明する図である。 実施の形態2の光増幅装置の構成を説明する断面図である。 スリット板の取り付け部の他の例を説明する斜視図である(その1)。 スリット板の取り付け部の他の例を説明する斜視図である(その2)。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。尚、図面が異なっても対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
(実施の形態1)
(1)構 成
(i)全体構成
図1は、本実施の形態の光増幅装置2の構成を説明する平面図である。図2は、図1のII-II線に於ける断面を矢印の方向から見た断面図である。
本光増幅装置2は、SOA4と、スリット板6と、支持台8を具備している。
また、本光増幅装置2は、SOA4の出力光(増幅光)を平行光(進行方向が互いに平行な光線の束)にして、スリット板6のスリット30に向かって照射する第1のレンズ10と、スリット30を通過したSOA4の出力光を集光して、出口側の光ファイバ12に入力する第2のレンズ14を具備している。
また、本光増幅装置2は、入口側の光ファイバ16から出射する信号光を平行光にする第3のレンズ18と、この平行光を集光して、SOA4に入力する第4のレンズ20を具備している。
そして、本光増幅装置2では、支持台8に搭載された各光学部材(SOA4を含む)及び支持台8が、図示しない筐体に格納されている。尚、支持台8は、筐体の一部として、形成されていてもよい。
(ii)支持台
支持台8は、SOA4とスリット板6が搭載される搭載面22と、搭載面22に垂直な軸24を中心としてスリット板6が回転自在に取り付けられる取り付け部26とを具備している。ここで、本光増幅装置2の取り付け部26は、円環状の溝37によって形成されている(図1及び2参照)。
尚、本支持台8の搭載面22には、SOA4とスリット板6以外にも、第1のレンズ乃至第4のレンズ10,14,18,20が搭載されている。また、SOA4は、サブマウント28に実装された状態で、支持台8の搭載面22に搭載される(図1及び2参照)。
(iii)スリット板
図3は、スリット板6の構成を説明する正面図である。
スリット板6には、SOA4が出力する増幅光が照射されるスリット30が設けられている。ここで、スリット板6は、取り付け部26に取り付けられた時に、スリット30が搭載面22に垂直な方向に延在するように、形成されている。また、スリット30の幅31は、例えば、1mmである。
図4は、スリット板6と取り付け部26の関係を説明する斜視図である。
本スリット板6は、その底辺32の両端に設けられた一対のピン34,36を有している(図3及び4参照)。このピン34,36を取り付け部26の円環状の溝37に嵌め込むことによって、スリット6が取り付け部26に取り付けられる。
スリット板6は、取り付け部26に取り付けられると、搭載面22に垂直な軸14を中心として自在に回転可能になる。
この状態で、出口側の光ファイバ12に入射する増幅光のTE偏光とTM偏光の利得差が所望の値(例えば、0dB)になるように、スリット板6の回転角度の調整が行われる。
スリット板6の回転角度は、例えば、64°である。この時、SOA4から見た、見掛け上のスリット幅は、実際のスリット幅が1mmの場合、440μmに狭まる。
この時に調整された回転角度を保ったまま、スリット板6は、支持台8に固定される。スリット板6の固定は、例えば、紫外線硬化樹脂を用いて行われる。
このように、スリット板6は、スリット30が搭載面22に垂直な方向に延在するように、取り付け部26に取り付けられている。
(iv)SOA
本SOA4は、一方の端面から入射した光を増幅して、他方の端面から出力する透過型のSOAである。このようなSOAとしては、ファブリペロー型のSOAや、ファブリペロー型半導体レーザの両端面に反射防止膜を施した進行波型のSOA等がある。
―偏光特性―
本実施の形態のSOA4は、第1の方向に電界が振動する第1の偏光に対する利得が、第1の方向に直交する第2の方向に電界が振動する第2の偏光に対する利得より大きいSOAである。
ここで、第1の方向は、例えば、SOAが形成された半導体基板(以後、基板と呼ぶ)に平行で且つSOA内部に於ける増幅光の進行方向に直交する方向である。また、第1の偏光は、例えば、TE(transverse electric)偏光である。一方、第2の偏光は、例えば、TM(transverse magnetic)偏光である。
尚、TE偏光は、SOA内においては、進行方向に電界成分がなく、進行方向に直交し且つ基板に平行な方向に電界成分がある偏光である。すなわち、TE偏光は、活性層に(すなわち基板に)水平な方向に電界成分を持つ偏光である。
また、TM偏光は、SOA内においては、進行方向に磁界成分がなく、進行方向に直交し且つ基板に平行な方向に磁界成分がある偏光である。すなわち、TM偏光は、活性層に(すなわち基板に)水平な方向に磁界成分を持つ偏光である。
多くの場合、SOAの活性層は、高さが低く且つ横幅が広い帯状(ストライプ状)の半導体層によって、形成されている。このような活性層が、基板に格子整合した半導体によって形成されると、TE偏光に対する利得gTEは、TM偏光に対する利得gTMより大きくなる。両利得の差(=gTE−gTM)は、10dB以上に及ぶこともある。
このようなSOAを利得部として、本光増幅装置2を形成することも可能である。しかし、SOA4としては、活性層に引張り歪を導入して、TE偏光に対する利得を、TM偏光に対する利得より僅かに大きくしたSOAが好ましい。
活性層に引張り歪を導入すると、偏波間利得差(=gTE−gTM)が小さくなる。この技術を用いれば、先に説明したように、SOAを偏波無依存性化することができる。
但し、偏波無依存性化のためには、活性層に導入する歪量を、0.1%の精度で制御することが求められる。しかし、このようの高い精度で歪量を制御することは、容易でない。
そこで、本実施の形態では、例えば、TE偏光に対する利得がTM偏光に対する利得より大きいSOA4を用意して、光増幅装置2全体としての偏波間利得差が所望の値(例えば、0dB)になるように、スリット板6の回転角度を調整する。
但し、SOA4の偏波間利得差(=gTE−gTM)が大きくなると、偏波間利得差を解消するためのスリット板6の回転角度が大きくなる。この場合、光増幅装置2の出力強度が小さくなる。従って、SOA4の偏波間利得差は、小さい方が好ましい。
例えば、SOA4の偏波間利得差は、1dBであることが好ましい。但し、SOA4の偏波間利得差は、このような目標値を含む一定の範囲内(例えば、0dB〜2dB)にあればよい。
このような広い許容範囲が許されるSOAを、活性層に引張り歪を導入して形成することは容易である。
―遠視野像―
本実施の形態のSOA4は、上記偏波特性を備え、且つ、第1の偏光(例えば、TE偏光)を増幅した第1の出力光の遠視野像の広がり角が、第2の偏光(例えば、TM偏光)を増幅した第2の出力光の遠視野像の広がり角より、第3の方向で広くなるSOAである。
ここで、第1の偏光は、例えば、TE(transverse electric)偏光である。一方、第2の偏光は、例えば、TM(transverse magnetic)偏光である。また、第3の方向は、例えば、基板に平行で且つSOA内部に於ける増幅光の進行方向(活性層の延在方向)に直交する方向である。
上述したように、SOAの活性層は、高さが低く且つ横幅が広い帯状(ストライプ状)の半導体層によって形成される場合が多い。このような活性層では、TE偏光に対する光閉じ込め係数が、TM偏光に対する光閉じ込め係数より大きくなる。このため、通常のSOAでは、遠視野像(FFP; far field pattern)の広がり角が、TM偏光の広がり角より広くなる。ここで、遠視野像の広がり角とは、遠視野像の強度変化を放射角度の関数として表した場合の半値幅のことである。
図5は、本実施の形態に用いられるSOA4の遠視野像の一例を説明する図である。横軸は、基板に平行な方向に於ける、増幅光の放射角度である。縦軸は、増幅光の光強度である。図5には、TE偏光の遠視野像38及びTM偏光の遠視野像40が示されている。
ここで、図5に遠視野像を示したSOAの活性層は、高さが80nmで横幅が2μmの帯状の半導体層であって、引っ張り歪が発生したInGaAsP層(バルク)によって形成されている。そして、このSOAの偏波間利得差は1dBであり、その素子長は800μmである。
図5に示したTE偏光(TEモード)の遠視野像38の半値幅42は23°である。一方、TM偏光(TMモード)の遠視野像42の半値幅44は、16°である。
このように、本実施の形態のSOA4では、例えば、TE偏光を増幅した出力光の遠視野像38の広がり角が、TM偏光を増幅した出力光の遠視野像40の広がり角より、基板に平行な方向で広くなっている。
―SOAの固定方向―
図1及び図2から明らかように、本SOA4は、第3の方向(例えば、基板に平行で且つSOA内部に於ける増幅光の進行方向に直交する方向)が搭載面22に平行なるように、支持台8に固定されている。
(2)動 作
図6は、本光増幅装置2の動作を説明する概念図である。図6には、動作中の本光増幅装置2のスリット板6の近傍を、真上から見た状態が示されている。尚、光増幅装置2を形成するSOA4は、図5を参照して遠視野像を説明した上記SOAであるとする。
まず、図示されていない電源が、SOA4に電流を供給する。すると、SOA4に利得が発生する。ここで、SOA4の偏波間利得差は、1dBである。
この状態で、信号光45が、入口側の光ファイバ16から、本光増幅装置2に入射する(図1参照)。
次に、第3のレンズ18が、この信号光45を平行光に整形して、第4のレンズ20に照射する。
次に、第4のレンズ20は、信号光45を集光し、SOA4に入力する。
次に、SOA4は、信号光45を増幅して、増幅光46として出力する。この時、SOA4は、増幅光46を、図5に示した遠視野像に従って放射する。
次に、第1のレンズ10が、増幅光46を平行光線48に変換して、スリット6に照射する(図6参照)。
次に、第2のレンズ14は、スリット板6を通過した平行光線49(増幅光)を集光して、出口側の光ファイバ12に入力する。
ところで、平行光線48の束である平行光線束のビーム径(以下、平行光線48のビーム径と呼ぶ)は、増幅光46の遠視野像の広がり角(FFP半値幅)と、第1のレンズ10の特性によって決まる。そして、平行光線48のビーム径は、増幅光46の遠視野像の広がり角が大きいほど大きくなる。
例えば、FFP半値幅が23°であるTE偏光42のビーム径は、510μmになる。また、FFP半値幅が16°であるTM偏光44のビーム径は、340μmになる。
図7は、スリット板6に照射された増幅光(平行光線48の束)の、基板に平行な方向の状態を説明する図である。横軸は、増幅光(平行光線48の束)の中心を貫く光線50からの距離である。縦軸は、遠視野像の光強度である。
図7の上部には、スリット板6が描かれている。スリット板6は、平行光線48がスリット板6に当たる位置と、増幅光(平行光線48の束)内に於けるこの平行光線の位置(横軸)が対応するように描かれている。
平行光線48となった増幅光は、スリット板6に照射される(図6参照)。この時、平行光線束の中心領域52は、スリット30を通過する(図7参照)。しかし、増幅光(平行光線48の束)の周端部54は、スリット板6を形成する板状部材に当たって吸収又は反射される。このため、増幅光(平行光線48の束)の周端部54は、第2のレンズ14に到達することができない。
ところで、上述したように、TE偏光のビーム径は、TM偏光のビーム径より大きい。従って、スリット板6を通過して第2のレンズ14に到達する増幅光46の割合は、TE偏光よりTM偏光の方が大きい。一方、SOA4の利得は、TE偏波の方が、TM偏波より大きい。従って、スリット板6を通過することによって、増幅光の偏波間利得差は修正され、小さくなる。
ところで、スリット板6を通過する増幅光46の割合は、スリット板6の回転角度56を変えることによって調整することができる。これは、スリット板6が回転することによって、平行光48の進行方向から見たスリット30の幅が、変化するためである。
本光増幅装置2では、スリット板6を通過する第1の偏光(TE偏光)と第2の偏光(TM偏光)の割合が、SOA4の偏波間利得差を相殺するように、スリット板6の回転角度が調整されている。
すなわち、本光増幅装置全体としての偏波間利得差が略0dBになるように、スリット板6の回転角度56が調整されている。
図8は、スリット板6の回転角度と偏波間利得差の制御量の関係を、説明する図である。横軸は、スリット板6の回転角度である。縦軸(偏波間利得差の制御量)は、スリット板6を通過する前の増幅光(平行光線48の束)の偏波間利得差PDG1と、スリット板6を通過した後の増幅光(平行光線49の束)の偏波間利得差PDG2との変化量(=PDG2−PDG1)である。
ここで、増幅光46の偏波間利得差とは、光増幅装置内の何れか地点に於ける増幅光の強度とSOA4に入射する光の強度との比によって定義される利得の偏波間の差分である。例えば、スリット板通過後のTE偏光及びTM偏光の利得が、夫々、GTEdB及びGTMdBである場合、スリット板通過後の増幅光の偏波間利得は、GTE−GTMdBである。
尚、図8に示した例は、スリット幅が1mmで、TE偏光及びTM偏光のビーム径が、夫々、510μm及び340μmの場合に得られる特性である。また、回転角度は0°は、平行光線48がスリット板6に垂直に当る時の、スリット板6の回転位置である。
図8に示すように、回転角度が大きくなるに従って、偏波間利得差の制御量は大きくなる。ここで、偏波間利得差の制御量は、3dB以上を超える。
例えば、回転角度が64°の場合、偏波間利得差の制御量は1dBになる。また、回転角度が73°の場合、偏波間利得差の制御量は2dBになる。また、回転角度が81°の場合、偏波間利得差の制御量は3dBになる。
従って、SOA4の偏波間利得差が0dBから3dBの間にあれば、スリット板6の回転角度を調整して、本光増幅装置2の偏波間利得差を0dBに調整することができる。
但し、回転角度が大きくなり過ぎると、スリット板6が平行光線48を遮る割合が増加して、光増幅装置2の出力は小さくなってしまう。
従って、偏波間利得差の制御量は、大き過ぎない方が好ましい。例えば、偏波間利得差の制御量としては、0dB以上3dB以下であることが好ましい。また、偏波間利得差の制御量としては、0dB以上2dB以下が、更に好ましい。
以上の説明から明らかなように、本光増幅装置2は、SOA4によって増幅された光(増幅光)の偏波依存性を小さくする機能を備えている。
(3)製造方法
図9は、本光増幅装置2の製造方法を説明するフローチャートである。図10は、製造中の本光増幅装置2の状態を説明する図である。
(i)光軸調整工程(ステップS1)
まず、サブマウント28に搭載されたSOA4と第1のレンズ〜第4のレンズ10,14,18,20を、支持台8の所定の位置に配置する。
尚、支持台8は、上述したように、SOA4とスリット板6が搭載される搭載面22と、搭載面22に垂直な軸24を中心としてスリット板6を回転自在に取り付け可能とする取り付け部26とを有する支持台である。
次に、SOA4を、下記第3の方向が搭載面22に平行になるように、支持台8に固定する。
ここで、SOA4は、上述したように、第1の方向に電界が振動する第1の偏光(例えば、TE偏光)に対する利得が、上記第1の方向に直交する第2の方向に電界が振動する第2の偏光(例えば、TM偏光)に対する利得より大きい、半導体光増幅器である。
また、SOA4は、上記第1の偏波(例えば、TE偏光)を増幅した第1の出力光の遠視野像の広がり角が、上記第2の偏光(例えば、TM偏光)を増幅した第2の出力光の遠視野像の広がり角より、第3の方向で広くなる半導体光増幅器である。
次に、SOA4に電流を供給して、増幅された自然放出(ASE; Amplified Spontaneous Emission)光を、SOA4の端面から出射させる。
次に、第1のレンズ10及び第2のレンズ14の位置を調整して、ASE光を出口側の光ファイバ12に入射させる。この時、光ファイバ12の端には、光強度検出器58が接続されている。
この光強度検出器58の出力をモニターしながら、出口側の光ファイバ12に入射するAES光の強度が最大になるよう、第1のレンズ10及び第2のレンズ14の位置を調整する。そして、光ファイバ12に入射するAES強度が最大になった位置で、第1のレンズ10及び第2のレンズ14を固定する。
尚、図10では、説明の都合上、出口側の光ファイバ12は、光増幅装置2に接続される先端部では、太く描かれている。同様に、入口側の光ファイバ16も、光増幅装置2に接続される先端部で、太く描かれている。
第3のレンズ18及び第4のレンズ20も、同様の手順によって、固定される。この際、光強度検出器58は、入口側の光ファイバ16に接続される。そして、入口側の光ファイバ16に入射するAES光の強度が最大になるように、第3のレンズ18及び第4のレンズ20の位置が調整される。その後、、第3のレンズ18及び第4のレンズ20が、支持台8に固定される。
最後に、スリット板6を、取り付け部26に取り付ける。
ところで、スリット板6が取り付けられると、SOA4から出射した光は、スリット30を通り抜けて、第2のレンズ14に到達するようになる。すなわち、スリット板6の取り付けは、新たな光学部材を増幅光の光路に挿入することに他ならない。
しかし、スリット30は、周囲が遮光板によって区切られた空間に過ぎない。従って、スリット板6を挿入しても、増幅光の光路は変化しない。故に、本工程では、スリット板6を増幅光の光路に挿入するが、光軸の再調整は行われない。
(ii)ランダム光照射工程(ステップS2)
本工程では、レーザ光源60が接続された偏波スクランブラ62を、入口側の光ファイバ16に接続する(図10参照)。
すると、時間に対して電界の振動方向が変動する光(ランダム光64)が、入口側の光ファイバ16から、第3のレンズ18に向かって出射する。但し、ランダム光64の強度は、時間に対して一定である。
第3のレンズ18は、ランダム光64を平行光線にして、第4のレンズ20に照射する。すると、第4のレンズ20は、ランダム光64を集光して、SOA4に入力する。
次に、SOA4は、ランダム光64を増幅して、第1のレンズ10に向かって出力する。この時、増幅されたランダム光66に、偏波間利得差が発生する。
次に、第1のレンズ10が、増幅されたランダム光66を、搭載面22に垂直な方向に延在するスリット30に向かって照射する。
次に、第2のレンズ14が、スリット30を通過した、増幅されたランダム光66を集光して、出口側の光ファイバ12に入力する。
最後に、光ファイバ12の端に接続された光強度検出器58が、増幅されたランダム光66の強度を測定する。
従って、光強度検出器58の出力は、光増幅装置2に偏波間利得差がある場合には時間に対して揺らぎ、偏波間利得差がない場合には時間に対して一定になる。
すなわち、本工程では、SOA4にランダム光64を入射して得られる増幅光(増幅されたランダム光66)を、スリット板6のスリット30に向かって照射する工程である。
(iii)スリット幅の調整工程(ステップS3及びS4)
まず、光強度検出器58の出力の揺らぎが小さくなるように、スリット板6を回転して、その回転角度を調整する(ステップS3)。
次に、光強度検出器58の出力がなお揺らいでいるか、所定の時間(例えば、数秒〜数十秒)、観察する(ステップS4)。光強度検出器58の出力が揺らがない場合には、次のステップに進む。この場合、本光増幅装置2の偏波間利得差は、無くなっている。
一方、光強度検出器58の出力がなお揺らいでいる場合には、ステップS3に戻る。
ところで、スリット板6を回転しても、増幅光の光路は変化しない。従って、本ステップでも、光軸調整の再調整は行われない。
また、スリット板6の回転は、搭載面22に垂直な回転軸24を中心として行われる。従って、本工程の実施は、容易である。
上記説明から明らかなように、本工程は、スリット30を通過した増幅されたランダム光66の強度が、時間に対して一定になるように、スリット板6の回転角度を調整する工程である。
ここで、スリット板6の回転角度を調整することは、増幅されたランダム光66の進行方向に垂直な平面にスリット30を垂直投影して得られる投影像の、上記第3の方向に於ける幅を調整することに他ならない。ここで第3の方向は、例えば、増幅光の進行方向(活性層の延在方向)に直交し、且つ基板に平行な方向である。
(iv)スリット板固定工程(ステップS5)
最後に、スリット6を、例えば、紫外線硬化樹脂等によって支持台8に固定する。
(実施の形態2)
(1)構 成
図11は、本実施の形態の光増幅装置68の構成を説明する断面図である。
本光増幅装置68の構成は、図1を参照して説明した光増幅装置2と構成と基本的には同じである。
但し、本光増幅装置68には、実施の形態1の透過型のSOA4に代えて、反射型のSOA70が設けられている。従って、本光増幅装置68には、第3のレンズ18及び第4のレンズ20は、設けられていない。
SOA70の第1の端面には、高反射膜72が設けられている。SOA70の第2の端面には、反射防止膜(図示せず)が設けられている。この第2の端面に対向して第1のレンズ10が配置され、更に、その先にスリット板6と、第2のレンズ14と、入出力用光ファイバ71が配置されている。
(2)動 作
本光増幅装置68の動作は、基本的には実施の形態1の光増幅装置2と同じである。
まず、信号光45が、入出力用光ファイバ71から、第2のレンズ14に向かって出射する。
第2のレンズ14は、この信号光45を平行光線に変換して、スリット板6のスリット30に向かって照射する。
スリット板6は、スリット30を通過する信号光45の周端部を遮断する。信号光45の遠視野像のビーム径は、その偏波方向(電界の振動方向)に拘わらず略一定である。従って、信号光45の周端部がスリット板6によって遮断される程度は、信号光45の偏光方向がどの方向を向いて略一定である。
第1のレンズ10は、スリット板6を通過した信号光45を集光して、SOA70の第2の端面に入力する。
SOA70に入射した信号光45は、反射防止膜が設けられた第2の端面と、高反射膜72が設けられた第1の端面の間を一往復し、その間に増幅される。この時、偏波間利得差が発生する。
SOA70は、このようにして増幅された信号光73を、第2の端面から第1のレンズ10に向かって出力する。
第1のレンズ10は、SOA70によって増幅された信号光73を平行光線に変換して、スリット板6のスリット30に向かって照射する。
スリット板6は、偏波間利得差が生じた増幅された信号光73に作用して、その偏波間利得差を消滅させる。この時のスリット板6の作用及び効果は、実施の形態1のスリット板6の作用及び効果と同じである。
第2のレンズ14は、スリット30を通過した、増幅された信号光73を集光して、入出力用光ファイバ71に入力する。
以上の動作から明らかなように、本光増幅装置68の偏波間利得差も略0dBである。
(変形例)
以上の例では、スリット板6の取り付け部26は、円環状の溝37によって形成されている(図4参照)。しかし、取り付け部26の構成は、このような構成に限られない。
図12及び13は、取り付け部26の他の例を説明する斜視図である。
図12に示すように、取り付け部26は、円盤状の窪み74によって形成されていてもよい。また、図13に示すように、取り付け部26は、分割された円環状の溝76によって形成されていてもよい。
また、以上の例では、光増幅装置2,68は、増幅光を平行光線にする第1のレンズ10を有している。しかし、第1のレンズ10を設けずに、放射状に広がる増幅光を直接、スリット30に向かって照射してもよい。
また、以上の例では、増幅光を集光して光ファイバに入力する第2のレンズ14が、光増幅装置2,68に設けられている。しかし、第2のレンズ14は、光増幅装置2,68に設けなくてもよい。例えば、光ファイバ12,71の端部に、第2のレンズ14を設けてもよい。
また、以上の例では、光増幅装置2,68の偏波間利得差は、0dBに調整されている。しかし、光増幅装置2,68の偏波間利得差は、0dB以外の値(例えば、0.5dB)に調整されてもよい。
また、以上の例では、TE偏波の利得がTM偏波の利得より大きくなるSOAが、用いられている。しかし、TM偏波の利得がTE偏波の利得より大きくなるSOAを用いて、光増幅装置2,68を形成してもよい。この場合には、SOAをサブマウント28の側面に搭載すればよい。
また、以上の例では、スリット幅が一定のスリット板6が用いられている。しかし、増幅光の進行方向(増幅光の中心を伝播する光線の進行方向)から見たスリット幅を変えることのできるスリット板であれば、本光増幅装置2,68の形成に用いることができる。例えば、スリット幅自体が、変化するスリット板であってもよい。このようなスリット板としては、マイクロメータによって左右に移動可能な一対の薄板を、端辺が対向するように配置したスリット板がある。
また、以上の例では、スリット30の長手方向が、支持台8の搭載面22に垂直になっている。しかし、スリット30の長手方向が、搭載面22に対して傾いていてもよい。
また、以上の例では、SOA4,70の活性層は、半導体バルクによって形成されている。しかし、SOA4,70の活性層は、量子井戸構造や量子ドット構造で形成されていてもよい。
以上の例では、スリット30の幅は、1mmである。しかし、スリット幅は、1mmより、狭くても広くてもよい。例えば、スリット幅は、0.5mmや2.0mmであってもよい。
また、以上の例では、スリット30は、矩形の開口部によって形成されている。しかし、スリットは、円形や楕円形の開口部によって形成されていてもよい。
また、以上の例では、光増幅装置2,68には、アイソレータ等の光学部材は配置されていない。しかし、アイソレータ等の光学部材を、SOA4,70と光ファイバ12,16,71の間に設けてもよい。
本光増幅装置2,68は、偏波無依存性が求められる光中継増幅器やプリアンプに適用することができる。しかし、他の光増幅装置(例えば、ブースターアンプ)に適用することもできる。
2・・・実施の形態1の光増幅装置 4・・・SOA
6・・・スリット板 8・・・支持台
10・・第1のレンズ 12・・・出口側の光ファイバ
14・・・第2のレンズ 16・・・入口側の光ファイバ
18・・・第3のレンズ 20・・・第4のレンズ
22・・・搭載面 24・・・軸
26・・・取り付け部 28・・・サブマウント
30・・・スリット 31・・・スリットの幅
32・・・スリットの底辺
34,36・・・ピン 37・・・溝
38・・・TE偏光の遠視野像
40・・・TM偏光の遠視野像 42,44・・・遠視野像の半値幅
45・・・信号光 46・・・増幅光 48・・・平行光線
49・・・スリット板を通過した平行光線
50・・・増幅光の中心を貫く光線
52・・・増幅光の中心領域 54・・・増幅光の周端部
56・・・回転角度 58・・・光強度検出器
60・・・レーザ光源 62・・・偏波スクランブラ
64・・・ランダム光 66・・・増幅されたランダム光
68・・・実施の形態2の光増幅装置 70・・・SOA
71・・・入出力用光ファイバ
72・・・高反射膜 73・・・増幅された信号光
74・・・円盤状の窪み 76・・・分割された円環状の溝

Claims (8)

  1. TE偏光に対する利得が、TM偏光に対する利得より大きく、且つ前記TE偏光を増幅した第1の出力光の遠視野像の広がり角が、前記TM偏光を増幅した第2の出力光の遠視野像の広がり角より、基板に平行で活性層の延在方向に直交する横方向で広くなる半導体光増幅器と、
    前記半導体光増幅器が出力する増幅光が照射されるスリットが設けられたスリット板とを有し、
    電界の振動方向が変動する光を前記半導体光増幅器に入射した場合に、前記スリットを通過した前記増幅光の強度が時間に対して一定になるように、前記半導体増幅器の出力光の進行方向に垂直な平面に前記スリットを垂直投影して得られる投影像の、前記横方向に於ける幅が調整されている
    光増幅装置。
  2. 請求項1に記載の光増幅装置において、
    前記半導体光増幅器と前記スリット板が搭載される搭載面と、前記搭載面に垂直な軸を中心として前記スリット板が回転自在に取り付けられる取り付け部とを有する支持台を具備し、
    前記半導体光増幅器は、前記横方向が前記搭載面に平行になるように、前記支持台に固定され、
    前記スリット板は、前記スリットが前記搭載面に垂直な方向に延在するように、前記取り付け部に取り付けられていることを、
    特徴とする光増幅装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光増幅装置において、
    前記半導体光増幅器の出力光を平行光にして、前記スリットに向かって照射する第1のレンズと、
    前記スリットを通過した前記出力光を集光して、光ファイバに入力する第2のレンズを具備することを、
    特徴とする光増幅装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の光増幅装置において、
    前記半導体光増幅器の活性層が、引っ張り歪の発生した半導体層で形成されている
    ことを、
    特徴とする光増幅装置。
  5. TE偏光に対する利得が、TM偏光に対する利得より大きく、且つ前記TE偏光を増幅した第1の出力光の遠視野像の広がり角が、前記TM偏光を増幅した第2の出力光の遠視野像の広がり角より、基板に平行で活性層の延在方向に直交する横方向で広くなる半導体光増幅器に、電界の振動方向が変動する光を入射して得られる増幅光をスリット板のスリットに向かって照射する第1の工程と、
    前記スリットを通過した前記増幅光の強度が、時間に対して一定になるように、前記増幅光の進行方向に垂直な平面に前記スリットを垂直投影して得られる投影像の、前記横方向に於ける幅を調整する第2の工程を、
    具備する増幅光の偏波依存性の制御方法。
  6. 請求項5に記載の光増幅装置の製造方法において、
    前記第1の工程が、
    前記半導体光増幅器と前記スリット板が搭載される搭載面と、前記搭載面に垂直な軸を中心として前記スリット板を回転自在に取り付け可能とする取り付け部とを有する支持台に、前記横方向が前記搭載面に平行になるように、前記半導体光増幅器が固定され、且つ前記取り付け部に前記スリット板が取り付けられた状態で、前記搭載面に垂直な方向に延在する前記スリットに向かって前記増幅光を照射する工程であり、
    前記第2の工程が、前記スリット板を回転して、前記幅を調整する工程であることを、
    特徴とする増幅光の偏波依存性の制御方法。
  7. 請求項5又は6に記載の、増幅光の偏波依存性の制御方法において、
    前記半導体光増幅器の活性層が、引っ張り歪の発生した半導体層で形成されている
    ことを、
    特徴とする増幅光の偏波依存性の制御方法。
  8. 請求項2に記載の光増幅装置において、
    前記スリット板は、底辺に一対のピンを有し、
    前記取付け部は、前記一対のピンに対応する円環状または弧状の溝、または前記一対のピンに対応する円盤状の窪みを有することを
    特徴とする光増幅装置。
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