JP5439830B2 - 焼結用燃料炭材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、CDQ(Coke Dry Quencher)と呼ばれるコークス乾式消火装置に焼結用燃料炭材の原料となるチャー原料を投入して焼結用燃料炭材を製造する製造方法に関する。
鉄鉱石焼結鉱を製造する一般的な製造工程は、鉄鉱石,副原料および返鉱などに、熱源としての粉コークスや無煙炭などの固体燃料を加えた焼結原料を、例えばドワイトロイド式の焼結機における無端回動するシンターケーキ支持スタンドに装入し、着火炉で表層部の固体燃料に着火させ、上方から空気を吸引して下方へと焼結反応を連続的に進行させて所定粒度の焼結鉱を製造する。
このとき、固体燃料として使用する粉コークスは、高炉用の冶金コークスを製造する際に副次的に発生する細粒のコークスであり、粒度が小さすぎるために高炉へ装入することができない。そのため、一般的には粉コークスを5mm以下の粒度に破砕調製して、焼結用の熱源として使用されている。
また、無煙炭はNOxの発生原因となるN分が少ない固体燃料として、あるいは粉コークスの発生量不足を補う固体燃料として、粉コークスと同様に破砕調製された後、焼結工程で広く使用されている。
しかしながら、粉コークスに関しては、コークス炉での生産と高炉での使用のバランスによって在庫量が大きく変動することがある。また、無煙炭に関しては、海外からの輸入品であると同時に資源国が限定されており、需給の変動リスクが大きい。
斯かる観点より焼結用固体燃料の新規な原料として、褐炭や亜瀝青炭といった低品位の石炭、あるいはバイオマスが利用できれば、低価格で安定して焼結用固体燃料の供給が可能となるが、これらの焼結用固体燃料の新規な原料を熱分解(乾留)させて焼結用燃料炭材にするには、新規設備が必要となる。
そこで、例えば製鉄所内における既存設備の利用といった観点から種々検討したところ、コークス乾式消火装置(CDQ)を用いれば、これらの焼結用固体燃料の新規な原料を熱分解できることに着目した。
従来、CDQ内にバイオマスを投入し、赤熱コークスの顕熱によりバイオマスを熱処理することが提案されている(特許文献1―3)。
特許文献1では、CDQにおける赤熱コークスの投入空間であるプレチャンバーに木質系,農業系のバイオマスを投入し、赤熱コークスの顕熱によりバイオマスを乾留し、回収コークス量の増加を図ることが開示されている。
特許文献2では、CDQのプレチャンバーに、木材,下水汚泥ケーキ等のバイオマスを投入し、バイオマスの所持している熱量を熱分解及び燃焼により回収し利用することが開示されている。
特許文献3では、CDQの冷却室上部のプレチャンバーに木材,下水汚泥ケーキ等のバイオマスを投入し、赤熱コークスの顕熱によりバイオマスを熱分解させ、熱分解により生成した可燃ガスを冷却ガスとして利用し、余剰の可燃ガスを燃料ガスとして回収するにあたり、プレチャンバーをバイオマスの熱分解に適した温度にするために、バイオマスの熱分解により生成した可燃ガスの一部を燃焼させることが開示されている。
特開2003−129060号公報 特開2004−217820号公報 特開2004−217834号公報
上述したように、CDQ内にバイオマスを投入し、赤熱コークスの顕熱を利用してバイオマスを熱分解させる技術は、乾留したバイオマスをコークスの代替品として使用し、あるいはバイオマスの持つ可燃性ガスを利用するもので、このままではCDQのプレチャンバーに褐炭,亜瀝青炭あるいはバイオマス等を投入し、熱分解させて焼結鉱の燃料となる焼結用炭材を製造することはできない。
すなわち、バイオマスをコークスの代替品とする場合には、炭化したバイオマスを冷却されたコークスと共にCDQのコークス排出口から排出すれば良く、特にバイオマス炭化物をコークスから選別するという技術は不要である。
また、バイオマスの熱分解により可燃性ガスを取り出す場合、バイオマス熱分解後に発生する固形分を積極的に有効利用するというものではない。
本発明は、このような観点に鑑みなされたもので、CDQを利用して褐炭,亜瀝青炭あるいはバイオマス等を焼結鉱の焼結用固体燃料となる焼結用燃料炭材を製造できる焼結用燃料炭材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記技術的課題を解決するものであり、その発明の要旨とするところは以下の通りである。
焼結用燃料炭材となるチャー原料をコークス乾式消火装置における赤熱コークスの装入空間であるプレチャンバーに赤熱コークスと一体にあるいは独立して投入し乾留することによりチャーを得る乾留工程と、コークス排出口から冷却されたコークスと共に前記チャーを排出する排出工程と、前記排出工程で排出される排出物を複数段の分級処理により塊状コークスを選別し、最終の分級処理で粉コークスおよびチャーからなる混合物を通過物として得る分級工程と、前記分級工程において、最初の分級処理で塊状物を選別した際の通過物を粉砕整粒して粉コークスとチャーの混合物を得る粉砕整粒工程と、からなり、前記最終の分級処理で得られた粉コークスとチャーの混合物と、最初の分級処理で塊状物を選別した際の通過物を粉砕整粒して得られた粉コークスとチャーの混合物の両方を焼結用燃料炭材とした焼結用燃料炭材の製造方法であって、前記チャー原料は、褐炭,亜瀝青炭,褐炭または亜瀝青炭を粉砕して形成されたブリケット,前記褐炭あるいは亜瀝青炭または前記ブリケットの塊であり、前記プレチャンバーにおける乾留温度を650〜850℃とすることを特徴とする焼結用燃料炭材の製造方法。
本発明によれば、コークス乾式消火装置(CDQ)を用いて、褐炭,亜瀝青炭,褐炭または亜瀝青炭を粉砕して形成されたブリケット,前記褐炭あるいは亜瀝青炭または前記ブリケットの塊チャー原料から焼結鉱の固体燃料をなす焼結用燃料炭材を製造することが可能となった。


特に、チャーだけでなく粉コークスも焼結用燃料炭材に含むので、焼結鉱の燃焼工程での燃焼性を向上させることができる。
また、CDQのプレチャンバーにおける乾留温度を650〜850℃とすることにより、チャーにはVMとして水素成分は残存するがタールや炭化水素ガスが存在しないので、焼結工程の低温領域で発生するVMの一部が燃焼に寄与せず、集塵機、ブロワーに吸引され、集塵機トラブル等を招くおそれがなく、また低温での燃焼反応を開始させることができ、焼結鉱の製造効率向上に寄与することができる。
さらに、褐炭あるいは亜瀝青炭等をチャー原料とすることができるので、低コストで焼結用燃料炭材を製造することができる。
本発明による焼結用燃料炭材の製造方法の一例を示すブロック図。 図1に示すCDQの概略図。 石炭の乾留処理温度と揮発分(VM)との関係を示すグラフ。 VMとH/Cとの関係を示すグラフ。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は本発明による焼結用燃料炭材の製造方法の一例を示すブロック図、図2は図1に示すCDQの概略図である。
CDQ22のプレチャンバーには、コークス炉20からの赤熱コークスが移動式バケット21を介して投入される。焼結用燃料炭材であるチャーの原料となるチャー原料は、褐炭,亜瀝青炭,褐炭または亜瀝青炭を粉砕して形成されたブリケット,前記褐炭あるいは亜瀝青炭または前記ブリケットの塊,バイオマス等が用いられ、チャー原料をCDQのプレチャンバーに投入する位置としては、第1例としては移動式バケット21に投入し、チャー原料を赤熱コークスと共にプレチャンバーに投入する位置、あるいは第2例として赤熱コークスとチャー原料とをプレチャンバーに独立して投入する位置がある。
第1例の投入位置では、チャー原料を予め移動式コークス受骸バケット(移動式バケット21)に装入し、その上にコークス炉20から排出された赤熱コークスを入れ、CDQ22にバケット21内のコークスおよびチャー原料を投入する。
通常のCDQプロセスにおいては、CDQへのコークス投入口は高所にあり、バケット21はCDQ上部まで持ち上げられる。この方法では、チャー原料の投入位置は下部でよいので、搬送装置(コンベア)、貯蔵装置(ホッパー)の設置は下部(グランドレベル)で良く、装置は簡素であり、設備費も安い。また、チャー原料の上からコークスが投入されるので、チャー原料からの発塵も防止される。その一方で、チャー原料の投入タイミングをコークスの排出タイミングに合わせる必要がある。
第2例の投入位置では、チャー原料をCDQ内に直接投入する。この場合、チャー原料は、CDQ上部まで搬送する必要がある。その一方で、チャー原料のCDQ上部への投入タイミングはコークスのCDQへの投入タイミングとは独立にすることができる。
焼結用の固体燃料として使用するためのチャー原料の処理温度は、850℃超であっても、焼結用の固体燃料チャーおよび高炉装入用チャーとして用いる上で問題はないが、以下の理由により850℃以下、好ましくは650〜850℃であることが好ましい。
図3は石炭を種々の温度で加熱乾留(熱分解)したときの揮発分(VM)の関係を示し、乾留処理温度が高いほどチャーに含まれるVMが低下する。
ここで、VMが高いチャーを焼結用固体燃料として実機焼結機で使用すると、焼結工程の低温領域で発生するVMの一部が燃焼に寄与せず、集塵機、ブロワーに吸引され、集塵機トラブル等を招くおそれがある。
具体的には、石炭を乾留する、すなわち熱分解させると、石炭の熱分解過程において、熱分解温度に応じて発生するガスの組成が異なり、約200〜400℃の低温ではタール成分が発生し、400〜650℃においてはメタンやエタンを中心とした炭化水素ガスが、650〜850℃においては水素が発生する。
そこで、集塵機トラブル等の発生を防止するには、焼結用固体燃料としてのチャーにおけるVMを10%以下のものを用いるのが望ましく、図3によれば、チャーを製造する際の乾留処理温度650℃以上に相当する。なお、乾留処理温度600℃で製造したチャーのVMは高いので好ましくない。
一方、VMが1.0%以上の焼結用固体燃料としてのチャーは、化学構造が切れ易く、焼結工程において低温で反応を開始する特徴を有し、図4によれば乾留処理温度850℃以下に相当する。なお、乾留処理温度850℃超で製造したチャーはVMが低すぎるため、焼結工程において化学構造が切れ難く、反応開始温度が高いので好ましくない。ここで、反応開始温度が低いことは、焼結機での燃焼開始から終了までの時間を短縮でき、焼結機における原料搬送速度の増速化が図れて焼結鉱の増産化に繋がる。
このため、本発明ではCDQプレチャンバーにおける好ましい石炭の加熱乾留(熱分解)温度範囲を650〜850℃としている。
次に、石炭を650〜850℃の温度範囲で加熱乾留すると、チャー中のVM(揮発分)は図3に示すように、1〜10%であり、VMは水素成分が含まれるがタールや炭化水素ガスは既に抜けている。図4に示すように、VMとH/C(炭素1原子当たりの水素の原子数の割合)の間には相関があり、VMが増加するとH/Cは増加し、VM1.0%以上は原子数比H/Cが0.040以上に相当する。
CDQ22は、図2に示すように、赤熱コークス1をCDQ本体2上部のコークス装入口3から、蓋3aを開放した後プレチャンバー4に装入して冷却室5に下降させる。
赤熱コークス1とチャー原料とを独立してプレチャンバー4に投入する上記第2例の場合には、チャー原料はチャー原料投入口8からプレチャンバー4に投入される。
そして、プレチャンバー4内でチャー原料は赤熱コークスの顕熱等により乾留されて焼結用燃料炭材であるチャーが得られる。
一方、冷却室5下部において冷却ガス管14から供給する冷却ガスとしての不活性ガスを赤熱コークス1と熱交換させ、赤熱コークス1の熱を回収した高温の不活性ガスを環状ダクト6から煙道9を経由してボイラー13に導入して熱交換した後、循環ブロワー15で冷却室5下部へ圧送して循環させるようになっている。冷却されたコークスはCDQ本体2最下部のコークス排出口7から排出され、前記チャーが冷却コークスと共に排出口7から排出される。
他方、煙道9には、衝突壁10と、衝突壁10によって分離された粉コークスとチャー(以下、ダストと称す)を回収するためのダストキャッチャ11と、煙道9内のガス温度を計測するための温度センサ12が設けられている。また、ボイラー13と循環ブロワー15との間の配管にはダスト分離のためのサイクロン17が設けられ、サイクロン17の出側には冷却ガス中のCO、H2等の可燃ガス濃度を計測するための可燃ガス濃度センサ16が設けられている。
さらに、循環ブロワー15の出側と環状ダクト6を連結するバイパス管18が設けられており、バイパス管18の途中には、燃焼用空気導入口19が設けられている。これによりバイパスされた冷却ガスと燃焼用空気とが混合され、この混合ガス、すなわちバイパスガスが環状ダクト6より導入されるようになっている。
以上の構成を有するCDQ22において、プレチャンバー4に投入されたチャー原料は、赤熱コークス1の顕熱により熱分解され、CO、H等の可燃ガスが発生する。可燃ガスは、冷却室5にて赤熱コークス1と熱交換した冷却ガスと混合され、環状ダクト6に導入される。一方、循環ブロワー15を出てバイバス管18によりバイパスされた冷却ガスの一部は、燃焼温度を維持・低減するためのバイパスガスとしてバイパス管18の途中で燃焼用空気と予混合された後、環状ダクト6に導入される。循環ブロワー15からの冷却ガスのバイパス量及び燃焼用空気の導入量は、温度センサ12による計測温度が所定温度範囲内(650〜850℃)に維持され、かつ、可燃ガス濃度センサによる可燃ガス濃度が所定濃度以下となるように図示しない制御装置によりフィードバック制御される。具体的には、図示しない制御装置により、流量調整弁18a、19aの開閉度を調整する。すなわち、チャー原料はガスと固形分(チャー)に転換し、該ガスは燃焼し、コークスより優先的に燃焼することによりコークスの回収率が向上し、また燃焼熱をボイラー13で回収できる。
図1において、サイズの大きなチャーは、CDQ本体2のコークス排出口7から通常のコークスと共に製品として排出される。
前記製品は第1篩23により分級される。第1篩23は篩網サイズを25mmとし、製品中、25mm以上(+25mm)の塊状物を選別する。25mm以上の塊状物は、第1ホッパー24を介して第2篩25に送られて分級される。
第2篩25は篩網サイズを30mm(+30mm)とし、25mm以上の塊状物中、30mm以上の塊状物を選別する。ここで、通常コークスのサイズは30mm以上であり、チャーは通常コークスに比べて小さいので、チャーはどんなに大きくても第2篩25を通過して落下する。
ここで、チャーが通常コークスに比べて小さいのは、以下の理由による。チャー原料である褐炭、亜瀝青炭、バイオマスは、VMが高く、乾留(熱分解)過程において揮発分を放出する過程で収縮し、亀裂が数多く発生するため、たとえ大きな塊を原料として投入してもサイズが小さくなる。
第2篩25により選別された30mm以上の塊状物は塊状コークスであり、高炉26で使用される。
また、第2篩25を通過した30mm以下(−30mm)の通過物は、第3篩27により分級される。第2篩25を通過した通過物には、塊状のコークスであっても前記通常コークスよりも小さい小塊コークスとチャーに加えて、分級処理中に粉化した粉コークスが含まれる。
第3篩27は、高炉装入物としては最低10mm以上のものを必要とすることから篩網サイズを10mmとし、第2篩25の通過物中、30−10mm範囲内の小塊コークスとチャーの一部を選別(回収)する。この第3篩27で回収された小塊コークスは高炉26で使用され、回収されたチャーの一部も高炉で使用される。高炉において、チャーの反応性は極めて高く、高反応性コークスとして効果を発揮する。
第3篩27を通過した通過物は10mm以下(−10mm)の粉コークスとチャーとの混合物であり、第2ホッパー28を介して回収され、焼結用燃料炭材として用いられる。
一方、第1篩23を通過した25mm以下(−25mm)の通過物は、チャーに加えて塊状のコークスも含まれている。CDQ本体2のコークス排出口7から排出されるチャーの多くはこの第1篩23を通過するが、焼結用燃料炭材として使用するには5mm以下のサイズとするのが望ましい。そこで、粉砕、整粒工程29において粉砕機等で5mm以下(5mm以下を目標)に粉砕し整粒することで、5mm以下(−5mm)の粉コークスとチャーが回収され、焼結用燃料炭材として用いられる。
また、CDQ22において、大きな固形物はCDQ本体下部のコークス排出口7より排出されるが、チャーの一部(微粒)は、ダストキャッチャ11で粉コークスと共に回収され、この粉コークスとチャーの混合物を焼結用燃料炭材として使用する。
なお、第2ホッパー28の製品を焼結機30に直接供給せずに、二点鎖線で示すように、粉砕・整粒工程29に供給し、5mm以下を目標とした粉コークスとチャーを焼結機30に供給するようにしても良い。
また、図1の実施形態では、第1篩23、第2篩25、第3篩27の篩網サイズを固定(25mm、30mm、10mm)しており、この場合、チャー原料のサイズや形状、強度によりそれぞれの篩上下の比率が変わる。これに対し、チャー原料のサイズや形状、強度に応じて篩網サイズを調整すれば、篩上下の比率を一定にすることができる。
1 赤熱コークス
2 CDQ本体
3 コークス装入口
4 プレチャンバー
5 冷却室
6 環状ダクト
7 コークス排出口
8 チャー原料投入口
9 煙道
10 衝突壁
11 ダストキャッチャ
12 温度センサ
13 ボイラー
14 冷却ガス管
15 循環ブロワー
16 可燃ガス濃度センサ
17 サイクロン
18 バイパス管
18a 流量調整弁
19 燃焼用空気導入口
19a 流量調整弁
20 コークス炉
21 移動式バケット
22 CDQ
23 第1篩
24 第1ホッパー
25 第2篩
26 高炉
27 第3篩
28 第2ホッパー
29 粉砕、整粒工程
30 焼結機

Claims (1)

  1. 焼結用燃料炭材となるチャー原料をコークス乾式消火装置における赤熱コークスの装入空間であるプレチャンバーに赤熱コークスと一体にあるいは独立して投入し乾留することによりチャーを得る乾留工程と、
    コークス排出口から冷却されたコークスと共に前記チャーを排出する排出工程と、
    前記排出工程で排出される排出物を複数段の分級処理により塊状コークスを選別し、最終の分級処理で粉コークスおよびチャーからなる混合物を通過物として得る分級工程と、
    前記分級工程において、最初の分級処理で塊状物を選別した際の通過物を粉砕整粒して粉コークスとチャーの混合物を得る粉砕整粒工程と、からなり、
    前記最終の分級処理で得られた粉コークスとチャーの混合物と、最初の分級処理で塊状物を選別した際の通過物を粉砕整粒して得られた粉コークスとチャーの混合物の両方を焼結用燃料炭材とした焼結用燃料炭材の製造方法であって、
    前記チャー原料は、褐炭,亜瀝青炭,褐炭または亜瀝青炭を粉砕して形成されたブリケット,前記褐炭あるいは亜瀝青炭または前記ブリケットの塊であり、
    前記プレチャンバーにおける乾留温度を650〜850℃とすることを特徴とする焼結用燃料炭材の製造方法。
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