JP5439636B2 - 揚水ポンプ、吸水配管真空状態診断汎用吸着真空検査器 - Google Patents

Description

本発明は、ポンプで揚水をする時は最初にポンプ内へ呼び水を注入充満させ、ポンプを運転することで吸水管の中が真空状態になり呼び水されて吸水管の中が満水になり、吸水ポンプアップできるのである、そのさい揚水不能の場合は、ポンプの真空能力、複雑に配管された吸水配管の密閉不足で空気混入等が考えられる、その場合不具合場所を検知するためには部分的に吸水配管を分断しポンプの真空吸引力を利用し、分断された吸水管の口面、又はポンプの吸い口面など適所において、大、小口径配管へ汎用的に対応できる吸着盤をワンタッチで吸着させ、コイル状ホースに連結接続された真空計の指針数値でポンプの真空能力状態、空気混入不具合場所を簡単に点検検査し不具合場所を特定できる、又コイル状ホースに連結接続された真空計は、真空計取付けホルダーに固着されたマグネット盤で適所に磁着設置できる、又吸着盤と真空計を分離しコイル状ホースで連結接続する事により、狭所での吸着盤の使用が可能になる、揚水ポンプ、吸水管真空状態診断汎用吸着真空検査器に関するものである。

現状の揚水ポンプにおいてはポンプへ直接、又はポンプ近辺の吸水管へ真空計を取付け設置されている物であり、複雑に配管された物、例えば建設現場等で使用されている散水車、大型タイヤローラーなど車両系建設機械に常設されたタンクへ、現場近くの水源にて水を汲み上げ使用する物には、設備機器の経年劣化等により汲み上げ不能な場合、ポンプ又はポンプ近辺に取付け設置された物においては、吸水不能修理する場合、吸水管の空気混入等不具合場所の特定が困難であるため、必要外の部品交換、不具合場所を特定するための修理時間のロスが発生する状況にある。

散水車、大型タイヤローラー等、経年劣化したポンプの吸水能力又は複雑に配管された吸水配管の空気混入状態、空気混入の場合は空気混入場所の特定が大、小口径配管へ汎用的に使用でき簡単で確実に早急に故障診断できる装置が無い課題がある。

上記、課題を解決するために本発明の、揚水ポンプ、吸水管真空状態診断汎用吸着真空検査器を提供するものである。
従来であるとポンプへ直接又は、ポンプ近辺へ取付け設置された真空計では全体の真空状態が確認できるのみであり、不具合が発生した場合不具合場所の特定は不可能である、本発明のポンプ、吸水配管状態診断汎用吸着真空計検査器は大、小口径配管へ汎用的に使用でき、分断した吸水配管へ吸着盤をワンタッチで吸着させ適所においての不良診断検査可能で不具合場所を早急に特定でき解決できる、気密性ゴム質吸着板、真空計、コイル状ホース、マグネット盤付き真空計ホルダーで構成されたポンプ、吸水配管状態診断汎用吸着真空検査器にある。

上述のように、気密性ゴム質吸着板と真空計、コイル状ホース、マグネット盤付き真空計ホルダーで構成された大、小口径配管へ汎用的に使用できる、揚水ポンプ、吸水管真空状態診断汎用吸着真空検査器で、適所において部分的に不具合場所を早急確実に故障診断できることで、必要外の部品交換等発生せず又修理時間の短縮になり、修理費のコスト低減になる、尚、上述した建設機械等のレンタル、リース会社等の機械の入、出庫点検に本発明のポンプ、吸水配管状態診断汎用吸着真空検査器を使用する事で、点検の為の水源設備が不要で手軽に入、出庫点検ができる効果がある。

本発明の揚水ポンプ、吸水管真空状態診断汎用吸着真空検査器の正面斜視図である。 本発明の揚水ポンプ、吸水管真空状態診断汎用吸着真空検査器の背面斜視図である。 本発明の揚水ポンプ、吸水管真空状態診断汎用吸着真空検査器の正面分解斜視図である。 本発明の揚水ポンプ、吸水管真空状態診断汎用吸着真空検査器の背面分解斜視図である。 エンジンポンプと吸水配管、三方切換えバルブ、送水管、貯留タンクで構成された模擬設備において吸水管サクションホースよりストレーナーを取外し、吸水管汎用吸着真空検査器において外部水源方向からの、吸水配管全体の吸水真空検査の状態を示す診断検査図である。 図５で上述した模擬設備において吸水サクションホースを取外し、汎用吸着真空検査器において、外部水源方向からの三方切換えバルブの場所においての、吸水真空検査の状態を示す部分検査図である。 図５で上述した模擬設備において三方切換えバルブを切換え、貯留タンク方向からの吸水管を切り離し、吸水管汎用吸着真空検査器において、貯留タンク方向の吸水真空検査の状態を示す部分検査図である。 図５で上述した模擬設備において三方切換えバルブを切り離し、狭所で吸水管汎用吸着真空検査器において、ポンプの吸水口へ直接吸着させポンプの能力等の検査を示す部分検査図である。

図１は組立て完成された配管汎用吸着真空検査器の正面図である、図２は組立て完成された配管汎用吸着真空検査器の背面図である、図３においては図１を分解した正面分解図であり、１は一般に市販されている真空計である、２はコイル状に成型加工され延び縮み自在な適宜に硬さのあるつぶれにくい材質でできたホースである、３は気密性ゴム質吸着板４を支持する大型座金で、中心部は穴開きでＬ型中空ネジ切り加工された継ぎ手金具を固着一体化されており、コイル状ホー２を接続する接続金具６を取付ける、４は中心部穴抜き加工されたゴム質吸着板で吸水配管適所において、最適に接着しうる気密性のある適宜素材でできた吸着板で大型座金３へ固着一体化されている、５は中空異径外周オス、オスネジ加工された継ぎ手であり真空計ホルダー８を中空内週ネジ切り加工された継ぎ手金具７とで締付け固定する、６は大型座金３とコイル状ホース２を接続する中空異径外周オス、オスネジ切り加工された接続金具である７は真空計ホルダー８の締付け固定と真空計を取付ける、中空内面ネジ切り加工された継ぎ手金具である、８は真空計を安定に固定される為のホルダーで背面にはマグネット盤が固着された物である、９は真空計ホルダー８へ固着されたマグネット盤であり適材適所へ真空計を安定に磁着設置できる、図４においては、図２を分解した背面図であり、１から９は上述したとおりである。
図５において１０は図１にみられる本発明の揚水ポンプ、配管真空状態診断汎用吸着真空検査器であり、エンジンポンプ１９、吸水配管１２、１４、１６サクション吸水管締付けバンド１３、三方切換えバルブ１５、送水管１８、貯留タンク１７で構成された模擬設備（以下設備）の外部水源吸水方向の、サクション吸水管の先端のストレーナー１１を取り外し汎用吸着真空検査器１０を吸着させ、設備全体の真空状態点検検査の状態図である、１５ａは三方切換えバルブ１５を拡大図にて示すもので、切換えハンドルの矢印で吸水回路が解るものである。
図６においては、サクション吸水管１２を分断して三方切換えバルブ１５のサクション吸水管取付け部にて汎用吸着真空検査器１０を吸着させ点検検査の状態説明図であり、この場所において汎用吸着真空検査器の指針の数値が正常である場合には、サクション吸水管の取付け部１４との嵌合せ部からの空気混入か、サクション吸水管本体１２の穴開き空気混入不良が判明できるのである。
図７においては、貯留タンク１７方向からの吸入配管１６を分断して、三方切換えバルブを貯留タンク方向より吸入する状態に切換えて、汎用吸着真空検査器１０を吸着させ点検検査の状態説明図である、この状態で汎用吸着真空検査器１０の指針の数値が異状である場合は三方切換えバルブ１５からの空気混入不良の可能性あり、この状態で三方切換えバルブの、外部水源方向の口を密閉してみる事で三方切換えバルブの不良がより解明できる。
図８においては、エンジンポンプ１９と三方切換えバルブ１５を切り離し、汎用吸着真空検査器１０をエンジンポンプ１９の吸入口へ吸着させ点検検査の状態説明図である、この場合汎用吸着真空検器１０の指針の数値を読み取ることでポンプの能力が判明でき能力不足の場合、ポンプの部品であるメナニカルシール、ケーシング、羽根車、パッキン等の磨耗、劣化などが考えられ、この場合はポンプを分解点検して不良部品を交換することにより、ポンプの能力再生ができるのである、汎用吸着真空検査器１０の指針の数値が正常である場合にはポンプの状態は正常であり、吸着させた状態でポンプを停止させ時間経過と共に、真空計の指針の降下速度でもポンプの能力判断も可能である。

通常の揚水ポンプで吸水する場合には、ポンプへ呼び水を満水注入してポンプを運転させることで、吸水管の中が真空状態になり揚水できるのである、通常揚水ポンプで真空呼び水揚水の場合においては、真空能力は大気圧に関係するものであり海抜によって変動し、沿岸部においては真空計の指針は約０．０１ＭＰａで約１メーター位の揚水が可能であることにより、真空計の指針の数値を読み取ることで真空吸水楊程が判断可能である、メーカーによって差異はあるものの、通常新品のポンプの性能は最高約０．０８ＭＰａで約８メーター位の真空揚水能力が通常である。

１ 真空計。
２ コイル状成型加工ホース。
３ 大型座金。
４ 気密性ゴム質吸着板。
５ 中空異径オス、オス、外周ネジ切り継ぎ手金具。
６ 中空異径オス、オス、外周ネジ切り継ぎ手金具。
７ 中空メス、メス、内面ネジ切り継ぎ手金具。
８ 真空計ホルダー。
９ マグネット盤。
１０ 揚水ポンプ、吸水配管真空状態診断汎用吸着真空検査器。
１１ ストレーナー。
１２ サクションホース。
１３ 締付けバンド。
１４ Ｌ型継ぎ手配管。
１５ 三方切換えバルブ。
１５ａ 三方切換えバルブ拡大図。
１６ 貯留タンク方向吸水配管。
１７ 貯留タンク。
１８ 送水管。
１９ エンジンポンプ。

Claims (1)

1. 真空計１、コイル状ホース２、大型座金３、機密性ゴム質吸着板４、マグネット固着一体化された真空計ホルダー８、で構成され大、小口径配管へポンプの真空吸引力で、ワンタッチで吸着し汎用的に使用できる、気密性ゴム質吸着盤吸４と大型座金３とで固着一体化された吸着盤。

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