JP5438823B2 - 移動通信ネットワークにおける移動機が支援するハンドオーバ - Google Patents

移動通信ネットワークにおける移動機が支援するハンドオーバ Download PDF

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Description

本発明は、長期的進化(LTE:ロング・ターム・エボリューション)ネットワーク等の移動通信ネットワークにおいて、移動機が支援するハンドオーバ(移動機支援ハンドオーバ)のための技術に関する。移動端末がデータ受信またはデータ送信を行っているときには、その進行中のデータ受信またはデータ送信はハンドオーバの候補となる候補セルからのシステム情報の受信の妨げになるが、本発明は、特にこのような状況におけるハンドオーバに対する技術に関するものである。
セルラ移動通信システムにおけるモビリティ(移動性)を実現するために、鍵となる要件は、その移動端末に現在サービスを提供している1つのセルから新しい1つのセルにハンドオーバを実行する能力である。今日において利用可能な種々のハンドオーバ技術は、種々の異なるクラスに分類することができる。たとえば、「ソフトハンドオーバ」があり、これは、移動端末が、ハンドオーバの間にどのくらいかの時間スパンの間は2つの基地局に並行して接続されているというステップを含む。一方、「ハードハンドオーバ」があり、この場合は、移動端末は、新しい基地局に接続される前に以前の基地局から切断される。さらなる分類によれば、ハンドオーバ技術は、「ネットワークが制御するハンドオーバ」、「移動機が支援するハンドオーバ(移動機支援ハンドオーバ)」、および「移動機が制御するハンドオーバ」に分類される。
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP:3rd)は、「長期的進化(LTE)およびシステムアーキテクチャ進化(SAE)」と名付けられたシステムコンセプトに関して、現在作業中の標準化団体である。3GPP LTE/SAEシステムの中で使用されると考えられるハンドオーバ技術は、移動機支援ハードハンドオーバである。この場合、移動機が行う支援は、移動端末またはユーザ装置(UE)がダウンリンクの無線信号測定を実行するステップを備え、一方ネットワークは、ハンドオーバの判定を行うであろう。3GPP LTE/SAEシステムのアーキテクチャはフラット化されるであろう。すなわち、「進化型ノードB(evolved NodeB)」(eNB)と名付けられた無線基地局は、無線アクセスネットワークE−UTRAN(進化型UMTS無線アクセスネットワーク、Evolved UMTS Radio Access Network)の中で、互いに直接に接続され、そしてまたコアネットワークに直接に接続されている。したがって、GSMシステムにおける基地局制御装置(BSC:Base Station Controller)、または、WCDMAまたはUTRANシステムにおける無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)等の、中央制御装置は存在しない。これらのシステムでは、ハンドオーバアルゴリズムはこれらの装置に設置することもできるであろう。その代わりに3GPP LTE/SAEシステムでは、ハンドオーバの判定はeNBによって、具体的には、移動端末に現在サービスを提供している在圏セルによって実行されるであろう。
LTEにおいては、ユニーク(固有の)セル識別情報およびユニークでないセル識別情報(非ユニーク(非固有の)セル識別情報)によってセルを識別することができる。ユニークセル識別情報(「セル識別情報」)は、少なくとも1つの移動通信ネットワーク(公衆陸上移動ネットワーク、PLMN:Public Land Mobile Network)の内部の1つのセルをユニークに識別するものである。非ユニークセル識別情報(「物理セル識別情報」)は、一般的に、1つのネットワークの中でユニークではなく、また、1つのローカル環境の中で(すなわち、特定の基地局の周囲で)もユニークでなくともよい。しかしながら、非ユニーク識別情報は、たとえば、それがハンドオーバの候補となる候補セルからブロードキャストされた場合には、UEはそれを比較的容易に検出することができる。たとえば、LTEにおいては、504個の物理セル識別情報が用意される計画である。各識別情報は、参照シンボルの個々のフィンガープリントに関連づけられている。一方、ユニークセル識別情報は、システム情報として、定期的に、しかし連続してではなく送信される。したがって、UEは、ユニークセル識別情報がブロードキャストされる次の時刻まで待つ必要があり、その後にそれを受信して復号化することができる。
eNBは、サービスを提供しているそれぞれのセルに対して、近隣セルを示す近隣セルリストを保持する。このリストは、近隣セルの非ユニーク識別情報、および/またはそのセルに対するユニークセル識別情報を、そのセルにサービスを提供しているeNBにどのようにして到達するかに関するコネクティビティ(接続性)情報に関連づけている。多くの場合には、UEは、サービスを提供しているeNBに対して、ハンドオーバの候補となる候補セルの非ユニークセル識別情報を報告することで十分であろう。すなわち、eNBは、非ユニークセル識別情報を把握して、それがローカルにユニークである場合には、近隣セルリストに基づいて、候補セルの基地局に接続することができる。非ユニークセル識別情報が提供されて、それが未知であるか、または近隣セルリストの中で事実上非ユニークである場合には、サービスを提供しているeNBは、候補セルに対するユニークセル識別情報を提供するように、UEに対して要求する。したがって、UEは、候補セルからシステム情報を受信しなければならず、そのシステム情報からユニークセル識別情報を復号化しなければならず、また、復号化したユニークセル識別情報を、サービスを提供しているeNBに対して送信しなければならない。
ある状況では、移動端末にはユニークセル識別情報を復号化する時間がない場合があるであろう。たとえば、移動端末は、現在VoIP(IPネットワークを介した音声通話)通信に関与していて、これは、規則的なタイムインターバル(時間間隔)で小さなデータパケットを受信するステップを含んでいるという場合を考えてみる。この周期的なデータ受信によるタイムスロットがオーバーラップしている(ただ1つの受信機チェーンが利用可能であると仮定して)場合には、端末が近隣セルからのシステム情報を受信することが妨げられる可能性がある。別の典型的な状況では、アップリンクデータがネットワークから確認される場合であり、すなわちこの場合は、確認応答は規則的に受信されるべきであり、これもまた、近隣セルからのシステム情報の受信を妨げる可能性がある。原理的に、非常に少量の間欠受信を行ういずれのサービスも、ダウンリンクデータの受信またはアップリンクデータへの帰還が進行中であるために、ユニークセル識別情報の受信を妨げる可能性がある。したがって、いずれのデータが受信されるとしても、現在では、端末は、サービスを提供しているセルに対して、ユニークセル識別情報を提供することをスキップしてしまうと考えられる。しかしながら、これによって、対応したセルへのハンドオーバが妨げられることになる。
この状況は、たとえば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)の分野において、特に問題となるであろう。このような環境下では、典型的には、ネットワーク計画に対して、それほど多くの努力は払われないであろう。たとえば、CSGでは、非ユニークセル識別情報として用意されたセットからランダムに非ユニークセル識別情報がセルに割り当てられている可能性がある。したがって、非ユニークセル識別情報は、ローカル(局所的)にも非ユニークであるという場合が比較的高い頻度で生ずるであろう。CSGセルへのハンドオーバに対するハンドオーバメカニズムは、そのセルのユニークセル識別情報の強制的な判定を行うステップを含むことが考えられる(LTEにおけるCSGセルの場合には、セル識別情報とは別に、CSG識別情報を示す第2の種類のユニーク識別情報が扱われる。このCSG識別情報は、移動端末によって、認可(オーサライザーション)の目的で使用され、したがって、このCSG識別情報は判定される必要がある。しかし、サービスを提供しているセルに対する測定報告の中で強制的である可能性があるものは、セル識別情報なのである)。しかしながら、しばしばある場合で、移動端末が通話サービス、ストリーミングサービス、または不十分な間欠受信を行う同様のサービスに関わっている場合には、上記のようなセルへのハンドオーバは妨げられる。これは、端末が、それらのユニークセル識別情報を復号化することができないからである。この問題は、CSG等の特定のネットワークシナリオの適用可能性に対して制限を課することになる。
国際公開第2009/065053号公報は、識別子を使用して通信を確立することに関連し、複数のノードに対して同一の識別子を割り当てた結果から生じる混乱を解決するものであり、混乱検出技術と、複数のノードについて固有の識別情報とを使用するものである。いくつかの観点によれば、アクセスポイントやアクセス端末が混乱を検出したり、固有の識別情報を提供したりして混乱を解決するかもしれない。
ノキア・シーメンス・ネットワークによるXP050340920文献「CSG拡張移動性要件」は、クローズド加入者グループ(CSG)の拡張移動性要件に関するもので、とりわけ、CSGに接続するモードの移動性要件の分析に関連するものである。ほとんどの部分は、接続モードの移動性が既存のREL8SIB1に対して提供可能であることを示している。VoIPタイプのアプリケーションが実行されているときにDRXの期間はほとんどないため、ユーザには優れた体験を提供できないだろう。これらのシナリオにおいてさえ、いくつかの解決策が提案されており、すなわち、隣接セルのSIBを読み出すユーザ装置の機能とユーザ装置が送信を中断することである。
移動通信ネットワークにおける、移動機支援ハンドオーバに対する技術が要望される。この技術は、サービスを提供している基地局にとって非ユニークセル識別情報がセルを識別するのに十分でない場合、および進行中のデータ受信またはデータ送信が候補セルのユニークセル識別情報の判定を妨げる場合に、そのセルへのハンドオーバを可能にするものである。
この要望は、移動通信ネットワークにおける移動機支援ハンドオーバのための方法によって満足される。ここでは、本方法は移動端末の中で実行され、進行中のデータ受信またはデータ送信に関する情報を、移動端末の少なくとも1つのデータ受信コンポーネントまたはデータ送信コンポーネントから受け取るステップと、その受け取った情報に基づいて、進行中のデータ受信またはデータ送信によって、ハンドオーバの候補となる候補セルを示すユニークセル識別情報の受信が可能になるか否かを判別するステップと、その判別結果に依存して、選択的に、進行中のデータ受信またはデータ送信を停止し、候補セルのユニークセル識別情報を受信し、ユニークセル識別情報を受信した後にデータ受信またはデータ送信を再開するステップと、ネットワークにおいて移動端末にサービスを提供している在圏基地局に対してその受信したユニークセル識別情報を送信するステップとを備える。
移動通信ネットワークは、3GPP LTE/SAEネットワークであってよく、また移動端末は、これらのネットワークと通信するように適合したユーザ装置(UE)であってよい。
本方法の1つの変形は、候補セルを示す非ユニークセル識別情報を、サービスを提供している基地局に送信する、事前のステップを備える。この変形は、非ユニークセル識別情報の送信に応答して、候補セルのユニークセル識別情報を提供するようにという要求を、サービスを提供している基地局から受信する、事前のステップを備えることができる。この変形または他の変形は、非ユニークセル識別情報およびユニークセル識別情報を、1回の送信の中でサービスを提供している基地局に配信するステップを備えることができる。強制的な要求条件としてユニークセル識別情報を配信しなければならない場合には、移動端末は、サービスを提供している基地局に候補セルの非ユニーク識別情報を送信するステップを省略することができる。
判別するステップは、ユニークセル識別情報の受信は、進行中のデータ受信またはデータ送信を停止することなく、所与の時間間隔の中で行うことが可能であるか否かを判定するステップを備える受け取るステップは、データ受信またはデータ送信に対して割り当てられたリソースを示す情報を受け取るステップを備えることができる。たとえば、受け取るステップは、情報(たとえば、データ受信またはデータ送信に対して永続的に割り当てられたリソースを示す情報)を判定するステップを備えることができる。この変形では、ユニークセル識別情報が候補セルによって規則的な時間間隔で送信された場合には、判別するステップは、データ受信またはデータ送信のためにスケジューリングされたタイムスロットとユニークセル識別情報の受信に対するタイムスロットとの間で競合するタイムスロットを識別するステップを備えることができる。
本方法の1つの実現形態に従えば、受け取るステップは、進行中のデータ受信またはデータ送信が関係するデータサービスを示す情報を受け取るステップを備える。この実現形態では、受け取るステップは、移動端末に搭載されたサービスアプリケーションから情報を受け取るステップを備えることができる。たとえば、このステップは、サービスアプリケーションにアクセスするステップを含むことができる。または、サービスアプリケーションは、起動されることなしに、必要な情報を提供することができる。
判別ステップは、受け取ったサービス情報を1つ以上の所定のサービス表示と比較するステップを備えることができる。所定のサービス表示は、通話サービス、ストリーミングサービス、ビットレートが保証されたサービス、および低い優先度のサービスの内の少なくとも1つに分類されたサービスに関するものであってよい。
進行中のデータ受信またはデータ送信は、規則的な時間間隔でデータブロックを受信または送信するステップ(たとえば、VoIPデータストリームを受信または送信するステップ等)を備えることができる。進行中のデータ受信またはデータ送信の間に受信されたデータは、ユーザデータおよびシグナリング(または制御)データの内の少なくとも1つを備えることができる。たとえば、ユーザデータは、VoIPデータ、スピーチデータ(音声データ)、ビデオデータ、マルチメディアデータ、または任意の種類のストリーミングデータであってよい。シグナリングデータは、たとえば、受信したデータを確認するために送信された確認応答を備えることができる。
データ受信またはデータ送信を停止するステップは、1つ以上のタイムスロットの間データの受信または送信を省略するステップを備えることができる。追加としてまたは代替として、データ受信またはデータ送信を停止するステップは、サービスを提供している基地局に1つ以上のデータ受信の否定確認応答(non−acknowledgement indication)を送信するステップを備えることができる。これは、データ受信またはデータ送信を停止していたために移動端末が受信しなかったデータパケットを、再送信するよう起動することができる。
上記で述べた要望は、コンピュータ読み取り可能媒体によってさらに満足される。コンピュータ読み取り可能媒体は、本明細書に記述した方法および方法の視点の1つ以上のステップを1つ以上の計算デバイス(たとえば移動端末)によって実行するための、コンピュータが実行可能な命令を有する。コンピュータ読み取り可能媒体は、計算デバイス、または着脱可能なCD−ROM、DVDまたはUSBスティックの内部、またはそれらに関連した永久メモリまたは書き換え可能メモリであってよい。
上記で述べた要望は、移動通信ネットワークにおける移動機支援ハンドオーバを行うように適合した移動端末によって、またさらに満足される。ここで、移動端末は、進行中のデータ受信またはデータ送信に関する情報を、移動端末の少なくとも1つのデータ受信コンポーネントまたはデータ送信コンポーネントから受け取るように適合したコンポーネントと、進行中のデータ受信またはデータ送信が、ハンドオーバの候補となる候補セルを示すユークセル識別情報の受信を可能にするか否かを、その受信した情報に基づいて判別するように適合したコンポーネントであって、進行中のデータ受信またはデータ送信を停止することなく、所定の期間内に前記ユニークセル識別情報を受信することが可能かどうかを判定するように構成されたコンポーネントと、その判別するステップに依存して、進行中のデータ受信またはデータ送信を選択的に停止し、候補セルのユニークセル識別情報を受信し、また、ユニークセル識別情報を受信した後に、進行中のデータ受信またはデータ送信を再開するように適合した1つ以上のコンポーネントと、ネットワークの、サービスを提供している基地局に対して、受信したユニークセル識別情報を送信するように適合したコンポーネントとを備える。
移動端末の1つの実現形態は、データ受信またはデータ送信に対して割り当てられたリソースを示す情報を受け取るように適合されコンポーネントと、進行中のデータ受信またはデータ送信が関係するデータサービスのタイプを示す情報を受け取るように適合したコンポーネントとの内の少なくとも1つのコンポーネントを備えることができる。追加としてまたは代替として、移動端末は、サービスを提供している基地局に、1つ以上のデータ受信否定確認応答を送信するように適合したコンポーネントを備えることができる。
図に示した典型的な実施形態を参照して、本発明のさらなる記述を以下で行う。
基地局と通信している移動端末の第1の実施形態を示す図である。 図1の移動端末の動作を示すフローチャートである。 移動端末の第2の実施形態を示す図である。 図3の移動端末の動作を示すフローチャートである。 候補セルからのシステム情報の受信に対するタイムスロット、およびダウンリンクのデータ受信に対するタイムスロットを示す図である。 移動端末の第3の実施形態を示す図である。 図6の移動端末の動作を示すフローチャートである。
以下の説明では、本発明の十分な理解を与えるために、具体的なネットワークシステム、ネットワークノード等の、具体的な詳細を記述する。これらは説明する目的であって、限定する目的ではない。当業者には、本発明はこれらの具体的な視点とは異なった他の実施形態で実行することもできるという点が明らかであろう。たとえば、本発明を説明するために、以下ではLTE環境を導入するであろう。ここでは、ユーザ装置(UE)は、進化型NodeB(eNB)と通信している。しかしながら、本発明はまた、他の環境において(すなわち、他の移動通信技術に基づいて)も実施することができるという点が理解されるべきである。実際に、本発明は任意のセルラ通信システムに対しても使用することができ、これらのセルラ通信システムでは、ネットワークが制御するハンドオーバは、ローカルな判定に基づいて実行される、すなわち、ここでは、RAN(またはコアネットワーク)の中で、利用可能な集中型制御装置は存在せず、無線基地局は自分の近隣セルをアプリオリには知っていない。
当業者は、さらに、本明細書において以下で説明する機能は、個別のハードウェア回路を使用することにより、さらには、ソフトウェア機能を、一般目的のコンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、FPGA(field−programmable gate array)、ASIC(application secific integrated circuit)、および/または1つ以上のディジタル信号処理装置(DSP:digital signal processor)と連携して使用することにより実現することができると理解するであろう。本発明を方法として記述した場合には、本発明はまた、コンピュータプロセッサ、およびプロセッサに結合したメモリの中で実施することもでき、ここでは、メモリは、プロセッサによって本方法を実行するときには、本明細書で開示した本方法を実行するプログラムコードで符号化されているという点もまた理解されるであろう。
図1は、基地局104および106を備えるネットワーク102と通信している移動端末の第1の実施形態100の機能構成ブロックを示す。本明細書の以下では、ネットワーク102はLTEネットワークであり、基地局104および106はネットワーク102のeNBであり、また移動端末100は、LTEネットワーク102と通信するように適合したユーザ装置(UE)であると仮定している。
UE100は、送信コンポーネント108、受信コンポーネント110、内部モニタ112、判定コンポーネント114、および受信制御コンポーネント116を備える。一般的に、UE100は、LTEネットワーク102において移動機支援ハンドオーバを行うように適合され、ここで、eNB104がUE100にサービスを提供している場合には、eNB106がサービスを提供している近隣セルに対するUE100のハンドオーバが実行されるべきか否かは、eNB104によって判定される。UE100は、ダウンリンクの無線測定を実行し、これらの測定の結果をeNB104に提供することにより、この判定を支援する。図2のフローチャートを参照して、UE100の動作を以下でさらに説明する。
ステップ202において、送信コンポーネント108は、ハンドオーバの候補となる候補セルとしてeNB106を示す非ユニークセル識別情報を、サービスを提供しているeNB104に送信するように動作する。非ユニークセル識別情報は、上記で記述したように、LTEシステムにおいては非ユニーク識別情報に対して利用可能な504の識別情報の内の1つの識別情報であってよい。ステップ204において、受信コンポーネント110は、ステップ202における非ユニークセル識別情報の送信に応答して、サービスを提供しているeNB104から、候補セル106のユニークセル識別情報を提供するようにという要求を受信する。eNB104は、ステップ204において、この要求を送信することができる。これは、eNB104が、ステップ202において配信された非ユニーク識別情報が意味する近隣セルを判定することができなかったためであり、判定できなかったのは、たとえば、非ユニーク識別情報はeNB104にとっては完全に未知である、または、NB104の近隣セルリストの中で、異なる近隣セルの表示として2回以上現れているということで、非ユニークであるという理由による。
ステップ204において受信した要求に応答して、ステップ206において、内部モニタ112は、送信コンポーネント108および受信コンポーネント110、および/またはUE100のさらなる内部のコンポーネントの内の少なくとも1つから、進行中のデータ受信またはデータ送信に関する情報を受け取る。たとえば、内部モニタは、コンポーネント108および110の1つまたは両方にアクセスすることができる。または、これらのコンポーネントは、モニタ112によるアクセスに対応するためにバッファの中に情報を提供すことができ、またはモニタ112に対して直接に情報を提供することができる。ステップ208において、判定コンポーネント114は、進行中のデータ受信/データ送信によって、ハンドオーバの候補となる候補セル106のユニークセル識別情報の受信が可能になる否かを、内部モニタ112が受信した情報に基づいて判別するように動作する。判定コンポーネント114のこの動作は、たとえば、いずれかのデータ受信/データ送信が進行中であるか否かを判定するステップを備えることができる。
もし、いずれかのデータ受信/データ送信が進行中であるとすれば、判別するステップ208は、その進行中のデータ受信/データ送信がユニークセル識別情報の復号化を可能にするか否かにしたがって、進行中のデータ受信/データ送信を、暗黙にまたは明白な形で分類するステップをさらに備えることができる。たとえば、データ受信を、短時間の非周期的なデータ受信であると分類できる場合には、判定コンポーネント114は、さらなるいずれの行動も取らずに、データ受信が終了するのを待って、必要なシステム情報を引き続いて受信するように決定することができる。すなわち、進行中のデータ受信の中断を回避することができる。そしてそれにしたがって、判定コンポーネント114は、UE100のスケジューラを起動することができる。
図2のフローチャートでは、上記と異なり、判定コンポーネント114は、進行中のデータ受信/データ送信によって、近隣セル106のユニークセル識別情報の判定は可能ではないので、進行中のデータ受信/データ送信はクリティカル(決定的)であるという結果を得ること、そして判定コンポーネント114は、対応した起動信号を受信制御コンポーネント116に供給すると仮定している。ステップ210において、受信制御コンポーネント116は、この起動信号に基づいて、受信コンポーネント110および送信コンポーネント108の内の1つのまたは両方を制御することにより(図2では、受信コンポーネント110の制御だけが明示されている)、進行中のデータ受信/データ送信を停止するように動作する。
ステップ212において、受信制御コンポーネント116は、候補セルのユニークセル識別情報の受信に関与する。このステップは、受信コンポーネント110を制御して近隣セル106からシステム情報を受信するステップを備えることができる。ユニークセル識別情報の「受信」という用語は、本明細書においては、一般的に、成功した受信ということを意味しており、この成功した受信は、システム情報または少なくともユニークセル識別情報が送信される間のタイムスロットをカバーする時間スパンの間、または少なくとも、移動端末の中でユニークセル識別情報の復号化が可能な時間スパンの間、移動端末は候補セルに同調をとることができるという状態を含んでいる。ユニークセル識別情報を表す、候補セルからの受信信号の復号化は、原理的に、受信の後に(たとえば、引き続くステップと並行して)実行することができる。
ステップ214において、受信制御コンポーネント116は、ユニークセル識別情報の受信の後に、ステップ210において停止していたデータ受信を再開するように動作する。その結果、ステップ216においては、送信コンポーネント108は、受信および復号化に成功したユニークセル識別情報を、サービスを提供しているeNB104に送信するように動作する。図1では、図面の理解しやすさから、受信制御コンポーネント116は単一のコンポーネントとして図示されているが、その機能はまた、移動端末の複数のエンティティにわたって分散させることもできる。
上記では、ステップ206および208は、ステップ204におけるサービスを提供しているeNBの要求(リクエスト)に応答して実行されるだけであると説明したが、他の実施形態では、ステップ206および208と同様のステップは、無条件に実行することができる。すなわち、ユニークセル識別情報の提供を要求する明白な形のリクエストを受信する前に、および/またはこのリクエストを受信しなくとも、無条件に実行することができる。
図1および図2の実施形態においては、UE100は、最初に非ユニークセル識別情報を、サービスを提供しているeNBに提供し(ステップ202)、そして次にユニークセル識別情報をeNB104(ステップ214)に提供するというように、時系列に提供するように構成されている。ここではユニークセル識別情報は、要求に対してだけ、eNB104に提供している。他の実施形態においては、移動端末は、明白な形の要求がなくても、サービスを提供している基地局からの管理行為を介しておよび/または命令を介して、ユニークセル識別情報を、ネットワークに対して永続的に提供するように構成することができる。追加としてまたは代替として、いくつかの実施形態においては、移動端末は、非ユニークセル識別情報およびユニークセル識別情報を、サービスを提供している基地局に対して、単一の送信の中で提供するように構成することができる。さらに他の実施形態においては、移動端末は、永続的にまたは永続的にではなく、非ユニークセル識別情報を、全く提供しないように構成することもできる(たとえば、CSGシナリオの場合)。
図3は、基地局304および306を備えるネットワーク302と通信している移動端末のさらなる実施形態300の機能構成ブロックを示す。図3の実施形態のネットワークシナリオは、図1のネットワークシナリオと同様である。具体的には、ネットワーク302もまたLTEネットワークであって、基地局304および306はそれらのeNBであり、また移動端末300はLTEネットワーク302と通信するように適合したUEであると仮定している。図3の実施形態は、UE300の特定の内部動作をより詳細に示すことを意図している。図3から図5に示された実施形態のいずれの視点も、本明細書の以下では明白な議論を行わないが、図1および2の実施形態に関して記述したものと同様であると仮定することができる。
UE300は、送信コンポーネント308、受信コンポーネント310、内部モニタ312、判定コンポーネント314、受信制御コンポーネント316、およびスケジューラ318を備える。図4のフローチャートを参照して、UE300の動作を以下に記述する。ここでは、eNB304はUE300にサービスを提供し、eNB306はUE300がハンドオーバを行う候補セルである近隣セルを提供すると仮定する。
スケジューラ318は、データの送信および/または受信に関係するUE300のリソース(無線資源)を管理するように適合している。スケジューラ318は、特に、タイムスロット等のリソースを割り当てて、それにしたがって、送信コンポーネント308および受信コンポーネント310を制御するように動作することができる。ステップ402において、内部モニタ312は、スケジューラ318から情報を受け取るように動作する。モニタ312は、たとえば、情報を求めてスケジューラ318に積極的にアクセスすることができる。および/またはスケジューラ318は、明白な形の起動がなくても、内部モニタ312に情報を提供するように構成することができる。
一般的に、モニタ312は、データ受信/送信に対して割り当てられたリソースを示す情報を受け取る。図5は、内部モニタ312が受け取ることができる情報のタイプに対する例を示す。2つの送信時間方式502および504が示されている。それぞれは、時間軸に対して示されており、時間軸の上に時系列で配置された影を付けたエリアは送信タイムスロットを示す。時間方式502は、セル306のユニークセル識別情報を含むシステム情報のブロードキャストに関している。時間方式504は、UE300の進行中のデータ受信に関している。データ受信は、進行中のVoIP通信に属するものであるとすることができ、それにしたがってVoIPデータパケットがそれぞれのタイムスロット506の中で受信される。たとえば、タイムスロット506は、2ミリ秒(ms)の長さを有することができ、1つのパケットは、20msの継続時間のそれぞれの時間間隔508の中で受信される。一方で、システム情報ブロードキャスト510は、30msの継続時間を有することができ、80msの継続時間の時間間隔512毎に繰り返すことができる。
スケジューラ318は、時間方式504によって示されたデータ受信に対して永続的に割り当てられたリソースを有し、時間方式504にしたがって受信コンポーネント310を制御する機能を含む。コンポーネント314が行う判定を準備するために、内部モニタ312は、時間方式504を表す情報をスケジューラ318から受け取る。内部モニタ312はまた、スケジューラ318からまたはUE300の別のコンポーネントから、時間方式502に関する情報を受け取ることができる。
ステップ404および406において、判定コンポーネント314は、時間方式504にしたがって進行中のデータ受信は、候補セル306からのユニークセル識別情報の受信を可能にするか否かを推定するように動作する。この判定は、競合する可能性があるタイムスロットを識別することによりステップ404で開始され、スケジューラ318の中でVoIPデータ受信に対してスケジューリングされたタイムスロット506に関する情報と、近隣セル306のシステム情報の受信に対するタイムスロット510に関する情報とを、処理する(たとえば、比較する)ステップを含む。
ステップ406において、判定コンポーネント314は、進行中のデータ受信を停止することなく所与の時間間隔の中で、セル306のユニークセル識別情報の受信が可能であるか否かを判定する。所与の時間間隔は、たとえば、セル306のシステム情報ブロードキャストの繰り返し時間間隔512に関連させることができる。所与の時間間隔は、一般的に、セル識別情報を含むシステム情報の受信に成功するために十分に長い時間間隔を含むように選定することができる。判定ロジック314が、どの時間間隔を実際に調べるかは、進行中のデータ受信が関わるサービスのタイプに依存する可能性もある。たとえば、サービスがダウンロードサービスである場合には、判定コンポーネント314は、ダウンロードがいつ終了するかを判定することができるであろう。ここで議論する例では、図5の中の時間方式504で示すデータ受信は、VoIP等の通話サービスサービスであると仮定している。この場合には、判定ロジックは、一般的に、進行中のデータ受信がいつ終了するかを予測することはできないであろう。
UE300が単一の受信チェーンだけを有していると仮定すれば、図5から、競合がある、すなわち、タイムスロット506におけるデータ受信は、タイムスロット510におけるデータ受信の妨げになるということが明らかである。すなわち、各タイムスロット510がカバーする時間スパンの中にタイムスロット506がスケジューリングされているので、タイムスロット510の全部の間で、UE300が連続してセル306に適合させておくことは不可能である。したがって、コンポーネント314の判定ロジックがどの時間間隔を実際に調べたとしても、システム情報の中でブロードキャストされたユニークセル識別情報を成功裏に復号化することは不可能であると考えられるであろう。したがって、判定コンポーネント314は、進行中のデータ受信を停止することなくセル306ユニークセル識別情報を受信して復号化することは不可能であると判定するであろう。
ステップ408において、UE300の受信制御コンポーネント316は、コンポーネント314の判定に起動されて、図2のステップ210〜214と同様の様式で動作する。ここでは、それらの詳細は繰り返さないことにする。一般的に、受信制御コンポーネント316は、スケジューラ318および/または受信コンポーネント310を、進行中のデータ受信を停止するように制御動作を行う。たとえば、図5に示したようにスケジューリングされているタイムスロット514をキャンセルして、その代わりに、タイムスロット516の間にはセル306のシステム情報の受信をスケジューリングし、そして、タイムスロット518以後のタイムスロットに対してだけVoIPデータ受信を再スケジューリングする。
UE300の動作はまた、図2のステップ202および/またはステップ204に同様なステップを含むことができる。しかしこれらのステップは、図を簡略にするために、図4のフローチャートでは省略してある。あるいは代替として、UE300は、サービスを提供している基地局からの、ユニークセル識別情報に対する要求とは独立に、ステップ402か、またはステップ402から408までの全てのシーケンスを実行するように構成することができる。たとえば、UEは、ステップ402を永続的に実行することができる。またはステップ402から408までを、永続的に、またはサービスを提供している基地局に対して非ユニークセル識別情報を提供した後ごとに実行することができる。さらに別の代替として、UEは、サービスを提供している基地局に対して非ユニークセル識別情報を提供するステップの代替として、ステップ402から408までのステップを実行することができる。
図5に示したシナリオに関して、UE300は、タイムスロット514の間に受信されなかったパケットに関して否定確認応答(NACK)を送信するように動作することができる。この様式では、ネットワーク304は対応したデータパケットの内の1つ以上のパケットを再送信するように起動されることがある。
受け取るステップ402は、図2の受け取るステップ206の特定の実施形態であると見ることができる。特に、内部モニタ312は、スケジューラ318から見て、移動端末の受信コンポーネント/送信コンポーネントに関する情報を受信する、図1のモニタ112の1つの実施形態であると見ることができる。ステップ404および406は、図2の判別するステップ208の特定の実施形態であると見ることができる。しかしながら、他のまたはさらなるステップもまた、受け取るステップ206および判別するステップ208の中に含めることもできる。
図6は、移動端末のさらに別の実施形態600の機能構成ブロックを示す。移動端末600は、基地局604および606を備える移動通信ネットワーク602と通信するように適合されている。再び、図6の実施形態のネットワークシナリオは、図1および図3の場合と同様であると仮定する。すなわち、具体的には、ネットワーク602はLTEネットワークであり、基地局604および606はLTEネットワークのeNBであり、また移動端末600はLTEネットワーク602と通信するように適合したUEであると仮定する。図6および図7に示した実施形態のいずれ視点も、本明細書の以下では明白には議論していないが、これまでの実施形態を参照して記述したものと同様であると仮定することができる。
UE600は、内部モニタ608、判定コンポーネント610、受信制御コンポーネント612、およびサービスアプリケーション614を備える。アプリケーション614は、データ受信および/またはデータ送信に関係している。ここで議論する実施例に対しては、サービスアプリケーション614は、ネットワーク602を介してVoIP通信を実行するように現在動作しているVoIPアプリケーションであり、データ受信およびデータ送信の両方の機能を備えていると仮定する。UE600は、現在の状況では、eNB604によってサービスが提供されている。また、eNB606はハンドオーバの候補となる候補セルを提供する。図7のフローチャートを参照して、この状況におけるUE600の動作の記述を行う。
ステップ702において、内部モニタ608は、進行中のデータ受信およびデータ送信が関係するデータサービスを示す情報を、サービスアプリケーション614から受け取る。たとえば、内部モニタ608は、サービスアプリケーション614にアクセスすることができ、アプリケーション614は通話サービスアプリケーションであって、またそれは現在アクティブである、すなわち、通信が進行中であると判定することができる。別の実施形態においては、このような情報は、UE600の所定の記憶エリアの中のアプリケーション614が活性になったときに、そしてモニタ608が所定の記憶エリアの中の情報にアクセスしたときに、そのサービスアプリケーション614によって提供される。
ステップ704において、判定コンポーネント610は、モニタ608によって提供された情報に基づいて、内部モニタ608が受信したサービス情報を所定のサービス表示と比較することにより、進行中の受信/送信は候補セル606のユニークセル識別情報の判定を可能にするか否かを判別する。図6に典型的に示すように、コンポーネント610は、UE600の記憶エリア616の中に記憶されたサービスタイプの所定のリストにアクセスすることができる。モニタ608によって提供されたサービス情報が記憶されたサービス表示の内の1つに合致するサービスを示す場合には、コンポーネント610は、進行中のデータ受信はクリティカルサービス属し、これにより、近隣セル606からのユニークセル識別情報を受信して復号化することは、さらなる行動を取ることがなければ可能ではないであろうと判定する。
記憶エリア616の中のサービス表示は、たとえば、サービスアプリケーション614等の特定のアプリケーションを直接に示すことができる。またはサービスアプリケーションのクラスを示すこともできる。このようなクラスは、「音声サービス」、「VoIPアプリケーション」、またはより一般的に、「通話サービス」、および/または「ストリーミングサービス」であってよい。表示されたサービスクラスまたはサービスタイプは、間欠受信の時間があまりにも短くて、近隣の候補セルに対するセル識別情報の復号化が不可能であると予想されるサービス(「クリティカルサービス」)を含むことができる。たとえば、任意の種類の通話サービスまたはストリーミングサービスは、クリティカルサービスのリストに含めることができる。これらのサービス関しては、一般的に、移動端末の中の判定ロジックは、これらのサービスに関係するデータ受信またはデータ送信は合理的な時間窓の中で終了するか否か、したがって、近隣セルからのシステム情報の受信が可能であるか否かを判定することができない。追加としてまたは代替として、他の分類規準も適用することができる。たとえば、優先度が低いサービスをクリティカルサービスに分類することができる(たとえば、通話サービスまたはストリーミングサービスは、しばしば優先度が低いサービスに分類されるからである)。または、ビットレートを保証したサービスをクリティカルサービスに分類することもできる(たとえば、ベストエフォートサービスまたは低いデータ損失を保証するサービスと対照させて)。
記憶エリア616の中にあるクリティカルサービスまたはサービスタイプのリストは、製造時にまたは管理行為を介してUE600の中に搭載することができる。および/または、ネットワーク602によってまたはネットワーク602を介して、ダウンロードまたは更新することができる。進行中のデータ受信/データ送信がクリティカルサービスに属し、それ故にeNB606からのシステム情報の受信が恐らくは不可能であろうと判別された後には、ステップ706において、それでもなお、セル606のユニークセル識別情報を、受信して、復号化し、サービスを提供しているeNB604にそれを供給できることを保証し、これによりセル606へのハンドオーバを可能にするべく行動が取られる。ステップ706において実行する実際の動作は、図2のステップ210から214までのステップと同様であってよく、したがって、ここでは繰り返さないこととする。
これまでの図に示した実施形態は、互いに組み合わせることができるという点に注意するべきである。たとえば、内部モニタは、移動端末の内部のスケジューラから情報を受け取るように動作することができる。また、移動端末に搭載したサービスアプリケーションから並行して情報を受け取ることができる。同様に、端末の判定ロジックは、上記で議論した種々の手法を組み合わせることができる。
本明細書において提案している技術は、1つのセルに対するハンドオーバを行う場合に、非ユニークセル識別情報が、サービスを提供している基地局にとって、そのセルを識別するために十分でなく、また、進行中のデータ受信またはデータ送信が、候補セルからのユニークセル識別情報の受信に対して十分な時間を与えないという場合に、そのセルに対するハンドオーバを可能にする技術である。移動端末は、内部の情報に基づいて、候補セルのユニークセル識別情報の受信が可能であるか否かを判別する。もし可能でなければ、移動端末は、適切な処理を実行する。たとえば、進行中のデータ受信/送信を必要な時間の間停止して、候補セルのユニークセル識別情報を判定する。このような技術は、端末の外部からのいずれの情報も必要としない。すなわち、追加的なネットワークトラフィックを生成することはない。すなわち、たとえば、サービスを提供している基地局から、データ受信または送信に関する優先度情報が与えられる必要はない。移動端末の内部のスケジューラに関する処理情報、および/または移動端末の中に搭載されたサービスアプリケーションには、端末の制御ソフトウェアを利用可能とするために僅かな変更が必要となるだけである。
本明細書において議論されているシナリオにおいては、通話サービスまたはストリーミングサービスは、クリティカルサービスであると考えることができる。これは、これらのサービスに対しては、規定できない時間の間継続する規則的な受信/送信が必要だからである。一方で、受信または送信される、1つのまたはいくつかのデータパケットが破棄されることは、このようなサービスの場合は、通常では僅かなサービス劣化になるだけである。または、サービス劣化は全くないと言える。したがって、ここで提案している技術は、データ受信/送信が進行中であるにも拘わらず、ハンドオーバを可能とし、しかもサービス劣化を最小に抑えるものである。
結論を言えば、ここで提案している技術を使用することにより、端末は、ネットワークトラフィックおよび端末の中のリソースの使用に関して、特に効率のよい方法でハンドオーバに対する判定を支援することができる。本技術は、特に、CSGシナリオ、およびユニークセル識別情報の提供が強制的に要求される同様のシナリオにおいてハンドオーバを可能にするために、特に適している。
本発明は好適な実施形態に関して記述されているが、この記述は説明の目的のためだけであるという点が理解されるべきである。したがって、本発明は、本明細書に添付した特許請求の範囲によってのみ限定されるべきであると意図される。

Claims (14)

  1. 移動通信ネットワークにおいて移動機支援ハンドオーバを実行する方法であって、当該方法は移動端末によって実行される方法であり、
    前記移動端末が備える少なくとも1つのデータ受信部または送信部の進行中のデータ受信またはデータ送信に関連した情報を受け付ける受付ステップと、
    前記受け付けた情報に基づいて、前記進行中のデータ受信またはデータ送信によって、ハンドオーバの候補となるセルを示すユニークセル識別情報を受信できるようになるかどうかを判別する判別ステップであって、前記進行中のデータ受信またはデータ送信を停止することなく、所定の期間内に前記ユニークセル識別情報を受信することが可能かどうかを判定するステップを有する判ステップと、
    前記判別ステップの判別結果に応じて、選択的に、
    ・前記進行中のデータ受信またはデータ送信を停止し、
    ・前記ハンドオーバの候補となるセルを示すユニークセル識別情報を受信し、
    ・前記ユニークセル識別情報を受信した後で、前記進行中のデータ受信またはデータ送信を再開するステップと、
    前記移動通信ネットワークの在圏基地局に対して、前記受信したユニークセル識別情報を送信する送信ステップと
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記在圏基地局に対して、前記ハンドオーバの候補となるセルを示す非ユニークのセル識別情報を送信するステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記在圏基地局に対して前記ハンドオーバの候補となるセルを示す非ユニークのセル識別情報を送信したことに応じて、前記ハンドオーバの候補となるセルのユニークセル識別情報を提供するよう要求するリクエストを前記在圏基地局から受信するステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記受付ステップは、
    前記データ受信またはデータ送信のために割り当てられたリソースを示す情報を受け付けるステップ
    を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記ユニークセル識別情報は、既定の時間間隔で前記ハンドオーバの候補となるセルから送信され、
    前記判別ステップは、
    前記データ受信またはデータ送信のためにスケジュールされた複数のタイムスロットのうち、前記ユニークセル識別情報を受信するためのタイムスロットと競合しているタイムスロットを識別するステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記受付ステップは、
    前記進行中のデータ受信またはデータ送信が関連しているデータサービスの種類を示す情報を受け付けるステップ
    を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記受付ステップは、
    前記移動端末に実装されているサービスアプリケーションから情報を受け付けるステップ
    を有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記判別ステップは、
    前記受け付けたサービス情報を1つ以上の所定のサービスインジケーションと比較するステップ
    を有することを特徴とする請求項1、3、6、7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記所定のサービスインジケーションは、通話サービス、ストリーミングサービス、ビットレート保証サービス、および、低優先度サービスのうち1つ以上のサービスに分類されたサービスであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記進行中のデータ受信またはデータ送信を停止するステップは、
    前記在圏基地局に対して、1つ以上のデータ受信否定応答インジケーションを送信するステップ
    を有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記移動通信ネットワークは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)ネットワークであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 請求項1ないし11に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体。
  13. 移動通信ネットワークにおいて移動機支援ハンドオーバを実行する移動端末であって、
    前記移動端末が備える少なくとも1つのデータ受信部または送信部の進行中のデータ受信またはデータ送信に関連した情報を受け付ける受付コンポーネントと、
    前記受付部が受け付けた情報に基づいて、前記進行中のデータ受信またはデータ送信によって、ハンドオーバの候補となるセルを示すユニークセル識別情報を受信できるようになるかどうかを判別する判別コンポーネントであって、前記進行中のデータ受信またはデータ送信を停止することなく、所定の期間内に前記ユニークセル識別情報を受信することが可能かどうかを判定する、判別コンポーネントと、
    前記判別コンポーネントの判別結果に応じて、選択的に、
    ・前記進行中のデータ受信またはデータ送信を停止し、
    ・前記ハンドオーバの候補となるセルを示すユニークセル識別情報を受信し、
    ・前記ユニークセル識別情報を受信した後で、前記進行中のデータ受信またはデータ送信を再開する1つ以上のコンポーネントと、
    前記移動通信ネットワークの在圏基地局に対して、前記受信したユニークセル識別情報を送信する送信コンポーネントと
    を有することを特徴とする移動端末。
  14. 前記データ受信またはデータ送信のために割り当てられたリソースを示す情報を受け付けるコンポーネントと、
    前記データ受信またはデータ送信に関連したデータサービスの種類を示す情報を受け付けるコンポーネントと
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項13に記載の移動端末。
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