JP5438614B2 - ネットワークの再構築方法及びネットワークシステム - Google Patents
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上記のステップ1では、無線端末が起動し、起動した無線端末からビーコンリクエストが周囲に送られるとともに、ビーコンリクエストに呼応して、既に起動している端末(ルート端末及び無線端末)からビーコンが送り返される。このビーコンを無線端末が受け取ることで、親ノード候補を特定できる。ステップ2では、親ノード候補毎に、ホップ数及びリンク品質等に従って通信コストを計算し、例えば、通信コストが最も低い親ノード候補を親ノードとする。
ネットワークの基端に位置され、入力情報に基づいて所定の制御情報を生成するアプリケーションが装備されるルート端末と、前記ルート端末よりネットワーク先端側に位置される無線端末とから構築されるネットワークの再構築方法の特徴構成は、
構築が完了している現ネットワークにおいて、前記アプリケーションが実行される場合における前記各無線端末の動作頻度を集計する集計工程を実行し、
構築対象の全ての無線端末をネットワークから離脱させる離脱工程を実行するとともに、
前記集計工程で集計された各無線端末の動作頻度及び各無線端末がネットワークへの再接続を開始するまでの待ち時間に関して、動作頻度が高い無線端末の待ち時間を動作頻度が低い無線端末の待ち時間より短くする形態で、各無線端末のネットワークへの再接続を実行するネットワーク再構築工程を実行することにある。
このように、待ち時間調整を行った場合、アプリケーションの実行において、その動作頻度が高い無線端末が、ネットワーク基端側に接続されることとなり、当該ネットワークシステムの動作状況に適合したネットワークシステムを得ることができる。
従って、再構築されたネットワークでは、動作頻度の高い無線端末がネットワーク上で、より上流側となり、全体の中継トラフィックの削減が実現し、更に、ネットワークの高効率化と低遅延化が実現できる。また、アプリケーションの変更に伴う無線端末の追加や削除に対しても再構築によって最適化が図られる。
前記動作に、前記センサ無線端末から前記ルート端末を介して前記アクチュエータ無線端末に到るネットワーク経路に位置する前記無線端末が実行する情報の送信動作及び受信動作が含まれることが好ましい。
例えば、センサ値により作動するアクチュエータが複数ある場合、単純に、センサ値の送信動作回数及びアクチュエータの動作指示の送信動作回数を、同じ重み付けで処理すると、実質的なトラフィック数の削減を効果的に実現しにくい系の場合もある。それに対して、重み付けを調整・変更することで、ネットワークの実情に即した適切なネットワークを実現できる。
各無線端末を、前記集計工程で集計される動作頻度に基づいてクラス分けし、動作頻度が高いクラスに属する無線端末の待ち時間を、動作頻度が低いクラスに属する無線端末の待ち時間より短くする形態で、各無線端末のネットワークへの再接続を実行することが好ましい。
前記通信コストの導出において、ネットワークの最大ホップ数と、前記動作頻度の高いクラスのクラス数を小さく、動作頻度の低いクラスのクラス数を大きくする形態で設定されるクラス数に基づいて、前記ホップ数及びリンク品質を重み付けして前記通信コストを導出することが好ましい。
前記ポップ数に関して、前記クラス数が小さい上位クラスの無線端末の重み付けを、前記クラス数が大きい下位クラスの無線端末の重み付けより重くし、
前記リンク品質に関して、前記クラス数が小さい上位クラスの無線端末の重み付けを、前記クラス数が大きい下位クラスの無線端末の重み付けより軽くすることが好ましい。
従って、クラス数が小さい上位クラスの無線端末に関しては、動作頻度が高いため、できるだけホップ数が小さいことが好ましい。一方、クラス数が大きい下位クラスの無線端末に関しては、動作頻度は低いため、ホップ数にそれ程配慮する必要はなく、むしろ、通信品質に係るリンク品質が重要となる。
即ち、ネットワークの根元に位置され、入力情報に基づいて所定の制御情報を生成するアプリケーションが装備されるルート端末と、前記ルート端末よりネットワーク先端側に位置される無線端末とから構築されるネットワークシステムに、
構築が完了している現ネットワークにおいて、前記アプリケーションが実行される場合における前記各無線端末の動作頻度の集計を行い、当該動作頻度に従って各無線端末をクラス分けする動作集計・クラス分け手段と、
前記動作集計・クラス分け手段によるクラス分けに従って、各無線端末に、ネットワークからの離脱及びネットワークへの再接続に関するリブート指令を送るリブート処理手段とを備え、
前記リブート指令に含まれる各無線端末がネットワークへの再接続を開始するまでの待ち時間に関して、動作頻度が高いクラスに属する無線端末の待ち時間が動作頻度が低いクラスに属する無線端末の待ち時間より短くなる形態としておくのである。
そして、リブート処理手段から各無線端末に、動作集計・クラス分け手段によるクラス分けに従って、ネットワークからの離脱及びネットワークへの再接続に関するリブート指令を送る。
結果、各無線端末は、動作頻度に従って生成されるリブート指令に従って、ネットワークから離脱するとともに、再接続され、本願の目的に適合するネットワークが再構築される。
前記制御装置は、前記動作集計・クラス分け手段及び前記リブート処理手段を備え、
前記動作集計・クラス分け手段に、全ての前記無線端末の動作をモニタリングする機能部、当該モニタリング結果から一定時間内での各無線端末の動作頻度を求める機能部、総無線端末数とネットワークの最大深さを用いて無線端末を動作頻度順にクラス分けする機能部を有し、
前記リブート処理手段に、現ネットワークの末端に位置する無線端末からルート端末側に順にネットワークから離脱させる離脱動作指令、及び再接続を開始するまでの待ち時間を含む再接続動作指令を生成する機能を有することが好ましい。
即ち、各無線端末の動作モニタリング、動作頻度の求出、動作頻度に従ったクラス分けを実行し、ネットワークの離脱及び、各無線端末のクラス分けに従った再接続を、制御装置が実行できる。
前記ルート端末は、ネットワークを起動し、構築対象とする全ての前記無線端末と通信する通信手段、及び前記センサ情報を受信して、前記センサ情報に基づいて前記アクチュエータに対する動作指示を生成するアクチュエータ動作制御手段を備えることが好ましい。
この構成では、センサ情報に従ったアクチュエータの動作を実行できる。
各無線端末のネットワークへの再接続に際する親ノードとする無線端末の決定において、無線端末が、当該無線端末から親ノードとする無線端末へのホップ数及びリンク品質を考慮した通信コストに基づいて親ノードを決定する親ノード決定処理手段を備え、前記通信コストの導出において、ネットワークの最大ホップ数と、前記動作頻度の高いクラスのクラス数を小さく、動作頻度の低いクラスのクラス数を大きくする形態で設定されるクラス数に基づいて、前記ホップ数及びリンク品質を重み付けして前記通信コストを導出することが好ましい。
前記ポップ数に関して、前記クラス数が小さい上位クラスの無線端末の重み付けを、前記クラス数が大きい下位クラスの無線端末の重み付けより重くし、
前記リンク品質に関して、前記クラス数が小さい上位クラスの無線端末の重み付けを、前記クラス数が大きい下位クラスの無線端末の重み付けより軽くすることが好ましい。
図1は、本願に係るネットワークシステム100を構成する各機器の構成を示す概念図であり、図5に示すネットワークシステム100の一構成例を示す例である。
これらの図に示すように、本願に係るネットワークシステム100は、ネットワークの根元に位置されるルート端末1と、このルート端末1よりネットワーク先端側に位置される無線端末2とから構成され、本願に係るネットワークシステム100には、本願独特の制御装置3が備えられている。図5の場合、端末0がルート端末1であり、端末1〜6が無線端末2である。
前記リブート指令に含まれる各無線端末2がネットワークへの再接続を開始するまでの待ち時間に関して、動作回数が高いクラスに属する無線端末2の待ち時間が動作回数が低いクラスに属する無線端末2の待ち時間より短くなる形態とされている。
ルート端末
ルート端末1は、ネットワーク(現ネットワーク及び再構築ネットワーク共)の構築において最初に起動する端末であり、上記した当該ビーコンリクエストに対する「ビーコン」を生成するためのビーコン生成手段102、及び、アソシエーションリクエストに対する「アソシエーションレスポンス」を生成するためアソシエーションレスポンス生成手段103を備えている。
さらに、先に説明したセンサ情報を受信して、このセンサ情報に基づいてアクチュエータ5に対する動作指示を生成するアクチュエータ動作制御手段11(アプリケーション6)を備えて構成されている。これら通信に必要となる受信及び送信は、通信手段101により受持たれる。
無線端末2は、ネットワークの構築においてルート端末1に遅れて順次起動する端末である。現ネットワークの場合は、先に説明した「端末起動順序」に従って起動する構成とされており、再構築ネットワークの場合は、後述するリブート指令に従って起動する構成とされている。
図1に示すように、再接続に関して、従来型の端末と同様に、通信の確立及び親ノードの決定のために、上記した「ビーコンリクエスト」を生成するためのビーコンリクエスト生成手段104、当該ビーコンリクエストに対する「ビーコン」を生成するためのビーコン生成手段102、及び、「アソシエーションリクエスト」を生成するためのアソシエーションリクエスト生成手段105、当該アソシエーションリクエストに対する「アソシエーションレスポンス」を生成するためアソシエーションレスポンス生成手段103を備えている。
従って、別の端末からビーコンリクエストを受けて応答することで、通信可能な端末であることを通知することができるとともに、別の端末からアソシエーションリクエストを受けて応答することで、親ノードとなることができる。
具体的には、以下に示す数1の式によって導出するように構成されている。
Cost=HOP×(MH−CN)+LQI÷(MH−CN)
本例では、制御装置3は、ルート端末1及び無線端末2とは別個に設けられている。
制御装置3は、構築が完了している現ネットワークにおいて、各無線端末2の動作回数の集計を行い、当該動作回数に従って各無線端末をクラス分けする動作集計・クラス分け手段31と、動作集計・クラス分け手段31によるクラス分けに従って、各無線端末に、ネットワークからの離脱及びネットワークへの再接続に関する「リブート指令」を送るリブート処理手段32とを備え、動作集計・クラス分け手段31に、全ての無線端末の動作をモニタリングする機能部31a、当該モニタリング結果から一定時間内での各無線端末の動作回数を求める機能部31b、総無線端末数とネットワークの最大深さを用いて無線端末を動作回数順にクラス分けする機能部31cを有し、
前記リブート処理手段32に、リブート指令として、現ネットワークの末端に位置する無線端末2からルート端末側に順にネットワークから離脱させる離脱動作指令、及び再接続を開始するまでの待ち時間を含む再接続動作指令を生成する機能を有している。
動作集計・クラス分け手段31
動作集計
動作集計・クラス分け手段31は、無線端末毎に、少なくともセンサ値の送信動作回数Nsenとアクチュエータの動作指令の送信動作回数Nactをカウントし動作回数テーブルに保存ように構成されている。この時、ネットワークの特性やアプリケーションの要求等からセンサ値の送信動作回数Nsenと、アクチュエータの動作指令の送信動作回数Nactに重み付け(数2に於けるα、β)を行うことも可能とされている。即ち、通常、センサ値の送信動作回数Nsen<アクチュエータの動作指令の送信動作回数Nactの条件を満たすこととなるため、α>βといった重み付けを行うこともできる。
Nt=α×Nsen+β×Nact
Nt:動作回数、Nsen:センサ値の送信動作回数、Nact:アクチュエータの動作指令の送信動作回数、α、β:重み付け係数(通常は1)
動作集計・クラス分け手段31は、動作回数テーブルの動作回数Ntから各ノードの動作回数順位を決定し、その動作回数順位に応じて、各無線端末をグループ分けする。
本例が対象とするツリーネットワークは、ネットワーク深さの最大値を規定する値(MH:最大ポップ数)を定める。従来技術では、ネットワーク深さとして規定されている。また、アプリケーションの遅延要求等からMHを設定してよい。
クラス数0には常にルート端末が位置され、動作回数Ntの大きい無線端末からクラス端末数CNN台毎にクラス数1から順に無線端末がクラスに分けられる。
リブート処理手段32は、リブート指令として、現ネットワークの末端に位置する無線端末2からルート端末側に順にネットワークから離脱させる離脱動作指令、及び再接続を開始するまでの待ち時間を含む再接続動作指令を生成する機能部として構成されている。
上記の各無線端末2における実待ち時間RWT=CN×WTである。CNはクラス数である。また、WTはネットワークや端末の動作速度などによって決まる単位待ち時間である。
例えば、この単位待ち時間は、WT=ネットワーク離脱に必要な処理時間×2+ネットワーク接続に必要な処理時間とする。
このように各無線端末2における実待ち時間RWTを設定することで、クラス数の大きいクラスに属する無線端末2ほど遅れて、ネットワークへの接続操作を実行することとなり、結果的に、動作回数の高い無線端末2がツリーネットワークの基端側に位置することとなる。
図6に本願のネットワークシステム100の再構築手順の概略を示した。
この従来型ツリーネットワークの構築により構築されたネットワークが、これまで現ネットワークと呼んできたネットワークである。
この従来型のツリーネットワークの構築においては、図2、図7に示すように、各端末が「端末起動順序」に従って起動される。
1.まず、端末#0(ルート端末)が起動し、その後、端末#1〜6(無線端末)が「端末起動順序」に従って起動する。
2.無線端末#1〜3が、図7に示すようにビーコンリクエストを出す。その応答となるビーコンは端末#0と自分より先に起動した端末から送られる。この例では、先に起動した端末はルート端末1(#0)のみであるため、ルート端末1のみからビーコンが戻される。同一順序の端末は、同時に起動する。
3.端末#1〜3は、受け取ったビーコンからルート端末1までのホップ数HOPと端末間のリンク品質LQIを導き、MH=3(ネットワーク定数)、C0=1(一定の初期値)で、コスト関数:Cost=HOP×(MH−C0)+LQI÷(MH−C0)を計算する。
4.端末#1〜3は同一のコスト関数で親ノード候補を選定する。図から端末間の距離も設置条件も同じだとして、端末#1〜3は端末#0にアソシエーションリクエストを出し端末#0からアソシエーションレスポンスを受け取り、ネットワークへの接続を完了する。
5.次に、端末#4〜5が起動し、同様の起動・接続シーケンスを実行する。
6.端末#0〜3がビーコンで応答するが端末#0は端末間の距離が長くリンク品質が悪く親子ノードから漏れる。
7.端末#4〜5は、リンク品質の良い近傍の端末にアソシエーションリクエストを出す。即ち、端末#4は端末#2に、端末#5は端末#3にアソシエーションリクエストを出しネットワークへの接続を完了する。
8.最後に端末#6が起動し、同様に起動・接続シーケンスを行い。端末#4を親ノードしネットワークへの接続を完了する。
1.現ネットワークの完成後、ルート端末1に備えられるアプリケーション6が動作を開始する。
2.センサ4に装着されている無線端末24(本例の場合は端末#1)はセンサ値を端末#0に送信し、アプリケーション6の働きにより、端末#0はセンサ値の変化からアクチュエータ5に装着された特定の無線端末25(本例の場合は端末#3)に動作指示を送信する。
3.端末#0は、センサ値の受信と指示の送信を制御装置3に転送する。
4.制御装置3では、各端末1,2の動作をカウントし、図3右下図のような動作回数テーブルTを作成する(図8参照)。
同図からも判明するように、この動作回数テーブルTは、各無線端末2について、所定期間における、それらの動作回数を含むテーブルとされている。
1.制御装置3は、一定時間経過後に、端末を動作回数から順位付けを行い、本例では、NN=6台、MH=3HOPの条件から6÷3=2台づつでクラス分けをする。これでアプリケーションが働くことによる各無線端末2の動作回数から再構築ツリーの条件を完成する(図8参照)。
1.制御装置3は、前記の再構築ネットワークの条件から各端末にリブート指令を出す。
2.制御装置3は、現ネットワークの末端に位置する端末(本例の場合は#6)から順にリブート指令を出し、最後に端末#0にリブート指令を出す。
3.リブート指令(リブート指令の一例)は、先に示したReBoot(NA,CN)のようになる。但し、端末#0は常にCN=0である。
4.制御装置3からリブート指令を受けた無線端末2は、離脱動作指令に従って、親ノードにネットワーク離脱の告げ、先に説明した所定の実待ち時間RWT待ってからネットワークへの再接続を開始する(図8参照)。
1.端末#0が起動・接続シーケンスを開始しネットワークの起動が開始する。
2.クラス数1(上位クラス)の端末(#4,#6)から順に起動・接続シーケンスを開始する。
3.端末#4,#6は、Cost=HOP×(MH−CN)+LQI÷(MH−CN)でCN=0で起動する。
4.端末#4,#6は、コスト関数Costに基づいて関数が小さくなるように親ノードを選ぶ。端末#4は端末#0(ホップ数=0)のビーコンを受け取り、端末#0を親ノードとしネットワークに接続する。端末#6は端末#4のビーコンを受け取るが他のビーコンを待つ。この例の場合は、端末#6は、後述する6.で説明するように、端末1,2,4のビーコンを受けるまで他のビーコンを受けるように構成されている。
5.次に、クラス2の端末#1、#2が起動する。端末#1、#2は端末#0を見つけ親ノードとする。Cost=HOP×(MH−CN)+LQI÷(MH−CN)でCN=0に基づいてコスト関数Costを求めることで、端末#0がこの場合も、親ノードとなる。
6.端末#6は端末#1,2,4のビーコンを受け取るが同じ1ホップである為、近傍でリンク品質の良い端末#2を親ノードに選ぶ。換言すると、端末#1及び#4は、遠方にあり、リンク品質が劣るため選択されない。
7.同様に、クラス3の端末#3、#5が起動する。この場合、端末#3、#5は、これまでに起動している端末#0、#1、#2、#4、#6からビーコンを受け取るが、Cost=HOP×(MH−CN)+LQI÷(MH−CN)で、端末#0に関してCN=0、#4、#6に関してCN=1、#2に関してCN=2となるとともに、リンク品質の評価も行い、ホップ数よりリンク品質を重んじることとなり、結果的に近傍の端末#4を親ノードとする。
同図からも判明するように、総トラフィック数は、637から453に減少しており、アプリケーション動作に適合した効率的なネットワークが構築されていることが判る。
(1) 上記の実施形態では、センサにより検出されたセンサ情報によりアクチュエータを作動させるアプリケーションを例示したが、本願が対象とするアプリケーションは、入力情報に従って、制御情報を出力するものを対象とでき、機器連携やM2Mと言われるアプリケーションである「自動監視・警報」、「危険物検知・警報・回避」、「空調制御」等のアプリケーションも本願のネットワークシステムの対象とできる。
(2) 上記の実施形態においては、ルート端末1、無線端末2とは別の制御装置3を設け、本願独特の動作頻度・クラス分け手段及びリブート処理手段を当該制御装置3に設けたが、ネットワークが確立された状態で、各無線端末の動作回数に関する情報を集積でき、且つ、ネットワークから各無線端末が離脱した状態で、本願独特のリブート指令を各無線端末に伝達することが可能であれば、上記の動作頻度・クラス分け手段及びリブート処理手段を設ける位置は、その位置を問うものではない。
(3) 上記の例において、動作頻度は、各無線端末の動作回数として集計したが、例えば、警報機等の重要要素を持つ機器連携アプリケーションの場合、それ自体の動作回数は低いが重要度は高いので、「動作回数×重要度」から動作頻度を集計してもよい。
2 無線端末
3 制御装置
4 センサ
5 アクチュエータ
6 アプリケーション
10 起動制御手段
11 アクチュエータ動作制御手段
21 ネットワーク参加処理手段
22 親ノード決定処理手段
24 センサ無線端末
25 アクチュエータ無線端末
26 センサ制御手段
27 アクチュエータ制御手段
31 動作集計・クラス分け手段
32 リブート処理手段
100 ネットワークシステム
101 通信手段
102 ビーコン生成手段
103 アソシエーションレスポンス生成手段
104 ビーコンリクエスト生成手段
105 アソシエーションリクエスト生成手段
Claims (12)
- ネットワークの基端に位置され、入力情報に基づいて所定の制御情報を生成するアプリケーションが装備されるルート端末と、前記ルート端末よりネットワーク先端側に位置される無線端末とから構築されるネットワークの再構築方法であって、
構築が完了している現ネットワークにおいて、前記アプリケーションが働く際における前記各無線端末の動作頻度を集計する集計工程を実行し、
構築対象の全ての無線端末をネットワークから離脱させる離脱工程を実行するとともに、
前記集計工程で集計された各無線端末の動作頻度及び各無線端末がネットワークへの再接続を開始するまでの待ち時間に関して、動作頻度が高い無線端末の待ち時間を動作頻度が低い無線端末の待ち時間より短くする形態で、各無線端末のネットワークへの再接続を実行するネットワーク再構築工程を実行するネットワークの再構築方法。 - 前記無線端末が、センサに装着されるセンサ無線端末と、前記センサにより検出されるセンサ情報に基づいて働くアクチュエータに装着されるアクチュエータ無線端末とを備え、
前記動作に、前記センサ無線端末から前記ルート端末を介して前記アクチュエータ無線端末に到るネットワーク経路に位置する前記無線端末が実行する情報の送信動作及び受信動作が含まれる請求項1記載のネットワークの再構築方法。 - 前記動作に、前記センサにより検出されるセンサ値の送信動作及び前記アクチュエータに対する動作指示の送信動作が含まれる請求項2記載のネットワークの再構築方法。
- 前記集計工程における前記動作頻度の集計において、前記センサ値の送信動作回数及び前記アクチュエータへの動作指示の送信動作回数を重み付けして集計して総動作回数を求め、当該総動作回数から前記動作頻度を求める請求項3記載のネットワークの再構築方法。
- 前記ネットワーク再構築工程において、
各無線端末を、前記集計工程で集計される動作頻度に基づいてクラス分けし、動作頻度が高いクラスに属する無線端末の待ち時間を、動作頻度が低いクラスに属する無線端末の待ち時間より短くする形態で、各無線端末のネットワークへの再接続を実行する請求項1〜4のいずれか一項記載のネットワークの再構築方法。 - 前記クラス分けのクラス数が、ネットワーク深さ、もしくはネットワークを介して働く前記アプリケーションの動作において許容される遅延時間に基づいて設定される請求項5記載のネットワークの再構築方法。
- 各無線端末のネットワークへの再接続に際する親ノードとする無線端末の決定において、無線端末が、当該無線端末から親ノードとする無線端末のホップ数及び無線端末へのリンク品質を考慮した通信コストに基づいて親ノードを決定する構成で、
前記通信コストの導出において、ネットワークの最大ホップ数と、前記動作頻度の高いクラスのクラス数を小さく、動作頻度の低いクラスのクラス数を大きくする形態で設定されるクラス数に基づいて、前記ホップ数及びリンク品質を重み付けして前記通信コストを導出する請求項5又は6記載のネットワークの再構築方法。 - 前記ホップ数及びリンク品質の重み付けを行うに、
前記ポップ数に関して、前記クラス数が小さい上位クラスの無線端末の重み付けを、前記クラス数が大きい下位クラスの無線端末の重み付けより重くし、
前記リンク品質に関して、前記クラス数が小さい上位クラスの無線端末の重み付けを、前記クラス数が大きい下位クラスの無線端末の重み付けより軽くする請求項7記載のネットワークの再構築方法。 - ネットワークの根元に位置され、入力情報に基づいて所定の制御情報を生成するアプリケーションが装備されるルート端末と、前記ルート端末よりネットワーク先端側に位置される無線端末とから構築されるネットワークシステムであって、
構築が完了している現ネットワークにおいて、前記アプリケーションが実行される場合における前記各無線端末の動作頻度の集計を行い、当該動作頻度に従って各無線端末をクラス分けする動作集計・クラス分け手段と、
前記動作集計・クラス分け手段によるクラス分けに従って、各無線端末に、ネットワークからの離脱及びネットワークへの再接続に関するリブート指令を送るリブート処理手段とを備え、
前記リブート指令に含まれる各無線端末がネットワークへの再接続を開始するまでの待ち時間に関して、動作頻度が高いクラスに属する無線端末の待ち時間が動作頻度が低いクラスに属する無線端末の待ち時間より短くなる形態とされているネットワークシステム。 - 前記ルート端末及び前記無線端末とは別個に制御装置を設け、
前記制御装置は、前記動作集計・クラス分け手段及び前記リブート処理手段を備え、
前記動作集計・クラス分け手段に、全ての前記無線端末の動作をモニタリングする機能部、当該モニタリング結果から一定時間内での各無線端末の動作頻度を求める機能部、総無線端末数とネットワークの最大深さを用いて無線端末を動作頻度順にクラス分けする機能部を有し、
前記リブート処理手段に、リブート指令としての、現ネットワークの末端に位置する無線端末からルート端末側に順にネットワークから離脱させる離脱動作指令及び再接続を開始するまでの待ち時間を含む再接続動作指令を生成する機能部を有する請求項9記載のネットワークシステム。 - 前記無線端末が、センサに装着されるセンサ無線端末と、前記センサにより検出されるセンサ情報に基づいて働くアクチュエータに装着されるアクチュエータ無線端末とからなり、
前記ルート端末は、ネットワークを起動し、構築対象とする全ての前記無線端末と通信する通信手段、及び前記センサ情報を受信して、前記センサ情報に基づいて前記アクチュエータに対する動作指示を生成するアクチュエータ動作制御手段を備える請求項9又は10記載のネットワークシステム。 - 前記無線端末は、
前記制御装置からの指示に従って、ネットワークから離脱し、待ち時間待って、再接続するネットワーク参加処理手段を備え、
各無線端末のネットワークへの再接続に際する親ノードとする無線端末の決定において、無線端末が、当該無線端末から親ノードとする無線端末へのホップ数及びリンク品質を考慮した通信コストに基づいて親ノードを決定する親ノード決定処理手段を備え、前記通信コストの導出において、ネットワークの最大ホップ数と、前記動作頻度の高いクラスのクラス数を小さく動作頻度の低いクラスのクラス数を大きくする形態で設定されるクラス数に基づいて、前記ホップ数及びリンク品質を重み付けして前記通信コストを導出する請求項10記載のネットワークシステム。
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