JP5437125B2 - 旋回作業車 - Google Patents

旋回作業車 Download PDF

Info

Publication number
JP5437125B2
JP5437125B2 JP2010062738A JP2010062738A JP5437125B2 JP 5437125 B2 JP5437125 B2 JP 5437125B2 JP 2010062738 A JP2010062738 A JP 2010062738A JP 2010062738 A JP2010062738 A JP 2010062738A JP 5437125 B2 JP5437125 B2 JP 5437125B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
engine
isochronous
diesel engine
selection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010062738A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011196227A (ja
Inventor
淳哉 坂田
和也 保木本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2010062738A priority Critical patent/JP5437125B2/ja
Publication of JP2011196227A publication Critical patent/JP2011196227A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5437125B2 publication Critical patent/JP5437125B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、旋回作業車の技術に関する。
従来より、ディーゼルエンジンの制御パターンとして、ディーゼルエンジンに掛かる負荷の増減に関わらずエンジン回転数を一定とするアイソクロナス制御と、ディーゼルエンジンに掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数を変化させるドループ制御と、が知られている(例えば特許文献1参照。)。
そして、このような制御パターンを適用した一例として、走行に際してはアイソクロナス制御を行なうことで走行性能の向上を図り、掘削作業に際してはドループ制御を行なうことで騒音の低減や燃料消費量の低減を図るとした旋回作業車が公知となっている(例えば特許文献2参照。)。
しかし、走行時に際してもドループ制御を行なうことでディーゼルエンジンのエンジン回転数の変化から該ディーゼルエンジンに掛かる負荷の大きさを把握し、負荷の大きさに応じた運転操作を可能とすることで操作性を向上させたいという要望があった。また、掘削作業時に際してもアイソクロナス制御を行なうことでディーゼルエンジンのエンジン回転数を一定に維持してエンジン出力を確保し、該ディーゼルエンジンに掛かる負荷が大きい場合の作業性を向上させたいという要望もあった。
特開平10−159599号公報 特許第4199276号公報
本発明はかかる問題を解決すべくなされたものであり、ディーゼルエンジンの制御パターンをアイソクロナス制御とドループ制御のいずれかに選択可能とすることでオペレータの要求に応じた運転を実現し、操作性ならびに作業性を向上させた旋回作業車を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンの動力を受けて駆動する走行装置と、前記ディーゼルエンジンの動力を受けて駆動する作業装置と、を備える旋回作業車において、前記走行装置の駆動状態を検出する走行検出手段と、走行時ならびに作業時における、前記ディーゼルエンジンの制御パターンとして、アイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とするフルアイソクロナス制御選択手段と、走行時のみにおける前記ディーゼルエンジンの制御パターンとして、アイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とする走行アイソクロナス制御選択手段と、選択された制御パターンに応じて制御信号を作成して、前記ディーゼルエンジンの制御を行なうエンジン制御装置とを具備し、前記エンジン制御装置は、前記フルアイソクロナス制御選択手段が入状態である場合には、アイソクロナス制御を行ない、前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が入状態である場合に、前記走行検出手段が前記走行装置の駆動を検出したときにはアイソクロナス制御を行ない、前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が入状態である場合に、前記走行検出手段が、前記走行装置の駆動を検出できないときにはドループ制御を行ない、前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が切状態である場合にはドループ制御を行ない、前記ディーゼルエンジンのハイアイドルエンジン回転数を指示するハイアイドル選択手段と、前記ハイアイドル選択手段による指示を有効又は無効とするハイアイドル選択許可手段とを具備し、前記エンジン制御装置は、前記ハイアイドル選択許可手段が前記ハイアイドル選択手段による指示を有効としている場合には、該ハイアイドル選択手段が指示する所定の値をハイアイドルエンジン回転数として制御を行なうものである。
請求項2においては、請求項1に記載の旋回作業車において、前記フルアイソクロナス制御選択手段と、前記走行アイソクロナス制御選択手段と、前記ハイアイドル選択手段とによる選択、ならびに指示を有効又は無効とする制御パターン選択許可手段を具備し、
前記エンジン制御装置は、前記制御パターン選択許可手段が、前記フルアイソクロナス制御選択手段と、前記走行アイソクロナス制御選択手段と、前記ハイアイドル選択手段とによる選択、ならびに指示を無効としている場合には、初期設定情報に基づいて制御を行なうものである。
請求項3においては、請求項1又は請求項2に記載の旋回作業車において、前記エンジン制御装置は、前記ディーゼルエンジンのエンジン回転数がローアイドルエンジン回転数である場合には、アイソクロナス制御を行なうものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、ディーゼルエンジンと、前記ディーゼルエンジンの動力を受けて駆動する走行装置と、前記ディーゼルエンジンの動力を受けて駆動する作業装置と、を備える旋回作業車において、前記走行装置の駆動状態を検出する走行検出手段と、走行時ならびに作業時における、前記ディーゼルエンジンの制御パターンとして、アイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とするフルアイソクロナス制御選択手段と、走行時のみにおける前記ディーゼルエンジンの制御パターンとして、アイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とする走行アイソクロナス制御選択手段と、選択された制御パターンに応じて制御信号を作成して、前記ディーゼルエンジンの制御を行なうエンジン制御装置とを具備し、前記エンジン制御装置は、前記フルアイソクロナス制御選択手段が入状態である場合には、アイソクロナス制御を行ない、前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が入状態である場合に、前記走行検出手段が前記走行装置の駆動を検出したときにはアイソクロナス制御を行ない、前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が入状態である場合に、前記走行検出手段が、前記走行装置の駆動を検出できないときにはドループ制御を行ない、前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が切状態である場合にはドループ制御を行なうので、ディーゼルエンジンの制御パターンをアイソクロナス制御とドループ制御のいずれかに選択可能とすることでオペレータの要求に応じた運転を実現することができる。
これにより、旋回作業車の操作性ならびに作業性を向上させることが可能となる。
また、前記ディーゼルエンジンのハイアイドルエンジン回転数を指示するハイアイドル選択手段と、前記ハイアイドル選択手段による指示を有効又は無効とするハイアイドル選択許可手段とを具備し、前記エンジン制御装置は、前記ハイアイドル選択許可手段が、前記ハイアイドル選択手段による指示を有効としている場合には該ハイアイドル選択手段が指示する所定の値をハイアイドルエンジン回転数として制御を行なうので、ディーゼルエンジンのハイアイドルエンジン回転数を選択可能とすることで騒音の低減や燃料消費量の低減を図ることができる。これにより、旋回作業車の静粛性や経済性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の旋回作業車において、前記フルアイソクロナス制御選択手段と、前記走行アイソクロナス制御選択手段と、前記ハイアイドル選択手段とによる選択、ならびに指示を有効又は無効とする制御パターン選択許可手段を具備し、前記エンジン制御装置は、前記制御パターン選択許可手段が、前記フルアイソクロナス制御選択手段と、前記走行アイソクロナス制御選択手段と、前記ハイアイドル選択手段とによる選択、ならびに指示を無効としている場合には初期設定情報に基づいて制御を行なうので、ディーゼルエンジンの制御パターンを予め記憶された制御パターンに容易に変更することができる。これにより、旋回作業車の操作性を向上させることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の旋回作業車において、前記エンジン制御装置は、前記ディーゼルエンジンのエンジン回転数がローアイドルエンジン回転数である場合にはアイソクロナス制御を行なうので、ディーゼルエンジンに掛かる負荷が増加した場合であってもエンジン回転数を一定に維持しながらエンジントルクを増大することができる。これにより、エンジンストールを回避することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る旋回作業車の全体構成を示す図。 ディーゼルエンジンの性能曲線図。 ディーゼルエンジンの制御システムの構成を示す図。 (A)操作具を示す正面図。(B)操作具を示す側面図。(C)操作具を示す背面図。 エンジン制御装置の制御フローを示す図。 (A)アイソクロナス制御を行なう場合の制御態様を示す一の性能曲線図。(B)アイソクロナス制御を行なう場合の制御態様を示す他の性能曲線図。 (A)ドループ制御を行なう場合の制御態様を示す一の性能曲線図。(B)ドループ制御を行なう場合の制御態様を示す他の性能曲線図。
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る旋回作業車100の全体構成について説明する。
図1に示すように、旋回作業車100は、主に走行装置1と、作業装置2と、旋回装置3と、から構成される。
走行装置1は、旋回作業車100を走行させるものである。走行装置1は、左右一対のクローラ11・11や油圧モータ12・12等から構成され、該油圧モータ12・12が左右のクローラ11・11を駆動することによって、旋回作業車100の前後進を可能としている。また、油圧モータ12・12が左右のクローラ11・11を独立して駆動することによって旋回作業車100の旋回を可能としている。
作業装置2は、土砂等の掘削作業を行なうものである。作業装置2は、ブーム21やアーム22、バケット23等から構成され、これらを独立して駆動することによって掘削作業を可能としている。
具体的に説明すると、ブーム21は、その一端部が旋回装置3の前部に支持されて、伸縮自在に可動するブームシリンダ21aによって回動される。また、アーム22は、その一端部がブーム21の他端部に支持されて、伸縮自在に可動するアームシリンダ22aによって回動される。そして、バケット23は、その一端部がアーム22の他端部に支持されて、伸縮自在に可動するバケットシリンダ23aによって回動される。つまり、作業装置2は、バケット23を用いて土砂等の掘削を行なう多関節構造を構成している。
なお、本旋回作業車100は、バケット23を取り付けて掘削作業を行なう仕様としているが、例えば油圧ブレーカーを取り付けて破砕作業を行なう仕様であっても良く、これに限定するものではない。
旋回装置3は、作業装置2を旋回させるものである。旋回装置3は、旋回台31や油圧モータ32等から構成され、該油圧モータ32が旋回台31を駆動することによって作業装置2を旋回させる。また、旋回装置3には、操縦部33やディーゼルエンジン34が配置されている。
具体的に説明すると、操縦部33には、操縦席331や操作具332が備えられており、オペレータは、操縦席331に着座して操作具332等を操作することによってディーゼルエンジン34の制御を行なう。更に、オペレータは、操作具332等を操作することによって各油圧モータ12・32の制御を行なう。こうして、オペレータは、旋回作業車100の操縦を行なうのである。
なお、操作具332とディーゼルエンジン34は、エンジン制御装置35を介して電気的に接続されており、エンジン制御装置35は、操作具332からの電気信号に基づいて制御信号を作成するとともに、ディーゼルエンジン34に作成した制御信号を出力する。つまり、オペレータは、エンジン制御装置35を介して、ディーゼルエンジン34の制御を行なうのである。
以上が本発明の一実施形態に係る旋回作業車100の全体構成であるが、以下にディーゼルエンジン34の制御システムについて説明する。
まず、図2を用いて、ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nと、エンジントルクTとの関係を示した性能曲線図について説明する。
図2に示すように、ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nは、ローアイドルエンジン回転数Nminから、ハイアイドルエンジン回転数Nmaxまで任意に変更可能とされる。そして、ディーゼルエンジン34は、エンジン回転数N毎に設定された最高トルク点を結んで成るトルクカーブTcurveに囲まれた範囲内で自在に運転可能とされる。
なお、ディーゼルエンジン34のエンジントルクTは、エンジン回転数Nmにおける最高トルク点で最大となる(最大トルク点Tm)。換言すると、ディーゼルエンジン34は、エンジン回転数Nmにおける最高トルク点で最大エンジントルクTmaxとなるようにトルクカーブTcurveが形成されているのである。
また、ディーゼルエンジン34のエンジン回転数NとエンジントルクTとの関数であるエンジン出力は、エンジン回転数Neにおける最高トルク点(エンジントルクTe)で最大となる。換言すると、ディーゼルエンジン34は、エンジン回転数Neにおける最高トルク点で最大エンジン出力となるようにトルクカーブTcurveが形成されているのである。
更に、ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nは、該ディーゼルエンジン34に負荷が掛かっていないときにおける最高エンジン回転数Nhでハイアイドルエンジン回転数Nmaxとなる。換言すると、ディーゼルエンジン34は、該ディーゼルエンジン34に負荷が掛かっていないときにおける最高エンジン回転数Nhがハイアイドル回転数NmaxとなるようにトルクカーブTcurveが形成されているのである。
次に、図2を用いて、ドループ制御を行なった場合の制御態様ならびにアイソクロナス制御を行なった場合の制御態様について説明する。
アイソクロナス制御は、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に関わらずエンジン回転数Nを一定とする制御パターンである。ここで、ディーゼルエンジン34がエンジン回転数NxにおけるエンジントルクTxで運転している場合(図中X1点参照。)を想定すると、エンジン制御装置35は、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷が増加したときには該ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nxを一定に維持しつつ、エンジントルクTを増大させる(図中Xa2点参照。)。
また、エンジン制御装置35は、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷が低減したときには該ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nxを一定に維持しつつ、エンジントルクTを減少させる(図中Xa3点参照。)。
このようにアイソクロナス制御においては、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に関わらずエンジン回転数Nを一定とすることができるため、該ディーゼルエンジン34の動力を走行装置1等に安定して伝達することが可能となる。これにより、例えば走行に際してアイソクロナス制御を行なった場合に、旋回作業車100の走行性能を向上させることが可能となるのである。
一方、ドループ制御は、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数Nを変化させる制御パターンである。ここで、ディーゼルエンジン34がエンジン回転数NxにおけるエンジントルクTxで運転している場合(図中X1点参照。)を想定すると、エンジン制御装置35は、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷が増加したときには該ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nを漸減させつつ、エンジントルクTを増大させる(図中Xd2点参照。)。
また、エンジン制御装置35は、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷が低減したときには該ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nを漸増させつつ、エンジントルクTを減少させる(図中Xd3点参照。)。
このようにドループ制御においては、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数Nが変化するため、例えばディーゼルエンジン34に掛かる負荷が増加した場合にはエンジン回転数Nを低下させることが可能となる。これにより、例えば掘削作業に際してドループ制御を行なった場合に、旋回作業車100の騒音の低減や燃料消費量の低減を図ることが可能となるのである。
以上がディーゼルエンジン34の制御パターンとして、ドループ制御ならびにアイソクロナス制御を行なった場合の制御態様であるが、次に、図3を用いて、ディーゼルエンジン34の制御システムの構成について説明する。
図3に示すように、ディーゼルエンジン34の制御システムは、エンジン制御装置35と、フルアイソクロナス制御選択手段である第一スイッチ1SWと、走行アイソクロナス制御選択手段である第二スイッチ2SWと、ハイアイドル選択手段である第三スイッチ3SWと、ハイアイドル選択許可手段である第四スイッチ4SWと、制御パターン選択許可手段である第五スイッチ5SWと、走行検出手段であるポジションセンサ6SWと、から構成される。
エンジン制御装置35は、主として中央処理装置や記憶装置等により構成される。エンジン制御装置35は、操作具332や各スイッチ1SW・2SW・3SW・4SW、5SW、そして、ポジションセンサ6SW等と電気的に接続されており、これらから入力された電気信号に基づいて制御信号を作成する。そして、エンジン制御装置35は、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。
エンジン制御装置35には、オペレータの要求に応じてディーゼルエンジン34の制御を行なうべく、アイソクロナス制御における制御マップやドループ制御における制御マップが複数記憶されている。そして、エンジン制御装置35は、これらの制御マップのうちから最適な制御マップを選択し、選択した制御マップに基づいて制御信号を作成してディーゼルエンジン34に出力する。こうすることで、エンジン制御装置35は、オペレータが要求するディーゼルエンジン34の運転を実現するのである。
フルアイソクロナス制御選択手段である第一スイッチ1SWは、走行時ならびに作業時におけるディーゼルエンジン34の制御パターンとしてアイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とするものである。本実施形態において第一スイッチ1SWは、オペレータが入状態と切状態とを自在に変更できる、いわゆるA接点スイッチとされる。
走行アイソクロナス制御選択手段である第二スイッチ2SWは、走行時におけるディーゼルエンジン34の制御パターンとしてアイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とするものである。本実施形態において第二スイッチ2SWは、オペレータが入状態と切状態とを自在に変更できる、いわゆるA接点スイッチとされる。
ハイアイドル選択手段である第三スイッチ3SWは、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを指示するものである。本実施形態において第三スイッチ3SWは、オペレータが一のハイアイドルエンジン回転数Nmaxと他のハイアイドルエンジン回転数Nmaxとを自在に選択できる、いわゆるC接点スイッチとされる。
ハイアイドル選択許可手段である第四スイッチ4SWは、ハイアイドル選択スイッチ3SWによる指示を有効又は無効とするものである。本実施形態において第四スイッチ4SWは、オペレータが有効状態と無効状態とを自在に変更できる、いわゆるA接点スイッチとされる。
制御パターン選択許可手段である第五スイッチ5SWは、第一スイッチ1SWと第二スイッチ2SWと第三スイッチ3SWとによる選択ならびに指示を有効又は無効とするものである。本実施形態において第五スイッチ5SWは、オペレータが有効状態と無効状態とを自在に変更できる、いわゆるB接点スイッチとされる。
なお、これらの各スイッチ1SW・2SW・3SW・4SWは、オペレータが操縦席331に着座した状態で操作することができるよう、操縦部33に設けられたコントロールパネルにそれぞれ配置されている。また、第五スイッチ5SWは、オペレータが旋回作業車100を操縦しながら容易に操作することができるよう、操作具332におけるグリップ部の背面上方に配置されている(図4参照。)。
走行検出手段であるポジションセンサ6SWは、走行装置1の駆動状態を検出するものである。本実施形態においてポジションセンサ6SWは、ロータリーポテンショメータ等で構成され、操作具332の操作位置を把握することによって走行装置1の駆動状態を検出する。また、例えば油圧モータ12の駆動状態を把握することによって走行装置1の駆動状態を検出するとしても良く、これに限定するものではない。
以上がディーゼルエンジン34の制御システムの構成であるが、次に、図5を用いて、エンジン制御装置35の制御フローについて説明する。また、図6(A)、図6(B)は、アイソクロナス制御を行なう場合の制御態様を示す性能曲線図であり、図7(A)、図7(B)は、ドループ制御を行なう場合の制御態様を示す性能曲線図である。
まず、ステップS101においてエンジン制御装置35は、制御パターン選択許可手段である第五スイッチ5SWがどのような状態にあるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、第一スイッチ1SW、第二スイッチ2SW及び第三スイッチ3SWによる選択ならびに指示が有効であるか無効であるかの判断を行なう。
そして、エンジン制御装置35は、第五スイッチ5SWが有効状態である、即ち、各スイッチ1SW・2SW・3SWによる選択ならびに指示が有効であると判断した場合はステップS102へ移行し、第五スイッチ5SWが無効状態である、即ち、各スイッチ1SW・2SW・3SWによる選択ならびに指示が無効であると判断した場合はステップS131へ移行する。
ステップS102においてエンジン制御装置35は、フルアイソクロナス制御選択手段である第一スイッチ1SWがどのような状態にあるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、走行時ならびに作業時におけるディーゼルエンジン34の制御パターンとしてアイソクロナス制御を行なうか否かの判断を行なう。
そして、エンジン制御装置35は、第一スイッチ1SWが入状態である、即ち、走行時ならびに作業時にアイソクロナス制御を行なうと判断した場合はステップS103へ移行し、第一スイッチ1SWが切状態である、即ち、走行時ならびに作業時にアイソクロナス制御を行なわないと判断した場合はステップS112へ移行する。
ステップS112においてエンジン制御装置35は、走行アイソクロナス制御選択手段である第二スイッチ2SWがどのような状態にあるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、走行時のみにおけるディーゼルエンジン34の制御パターンとしてアイソクロナス制御を行なうか否かの判断を行なう。
そして、エンジン制御装置35は、第二スイッチ2SWが入状態である、即ち、走行時のみにおいてアイソクロナス制御を行なうと判断した場合はステップS113へ移行し、第二スイッチ2SWが切状態である、即ち、作業時のみならず走行時においてもアイソクロナス制御を行なわないと判断した場合はステップS123へ移行する。
ステップS113においてエンジン制御装置35は、走行装置1が駆動状態であるか停止状態であるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、走行検出手段であるポジションセンサ6SWの検出結果に基づいて旋回作業車100が走行しているか否かの判断を行なう。
そして、エンジン制御装置35は、ポジションセンサ6SWの検出結果から走行装置1が駆動状態である、即ち、旋回作業車100が走行していると判断した場合はステップS103へ移行し、走行装置1が停止状態である、即ち、旋回作業車100が停止していると判断した場合はステップS123へ移行する。
ステップS103においてエンジン制御装置35は、ハイアイドル選択許可手段である第四スイッチ4SWがどのような状態にあるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを変更するか否かの判断を行なう。
そして、エンジン制御装置35は、第四スイッチ4SWが有効状態である、即ち、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを初期設定の値から変更すると判断した場合はステップS104へ移行し、第四スイッチ4SWが無効状態である、即ち、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを初期設定の値から変更しないと判断した場合はステップS107へ移行する。
ステップS107においてエンジン制御装置35は、アイソクロナス制御であってエンジン回転数Neをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとした制御マップを選択し、選択した制御マップに基づいて制御信号を作成する。そして、エンジン制御装置35は、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。
これにより、図6(A)に示すように、ディーゼルエンジン34の制御パターンは、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に関わらずエンジン回転数Nを一定とするアイソクロナス制御となり、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、初期設定として定められたエンジン回転数Neとなる。
一方、第四スイッチ4SWが有効状態であるとしてステップS104へ移行した場合は以下の制御フローとなる。
ステップS104においてエンジン制御装置35は、ハイアイドル選択手段である第三スイッチ3SWがどのような状態にあるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、予め記憶されている複数のハイアイドルエンジン回転数Nmaxのうちから第三スイッチ3SWが指示しているハイアイドルエンジン回転数Nmaxを把握する。なお、本実施形態においては、第一設定であるエンジン回転数Nfと第二設定であるエンジン回転数Ngの二つのハイアイドルエンジン回転数Nmaxが記憶されており、第三スイッチ3SWは、いずれかを選択、指示するものとされる。
そして、エンジン制御装置35は、第三スイッチ3SWが第一設定であるエンジン回転数Nfをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとして指示している場合はステップS105へ移行し、第三スイッチ3SWが第二設定であるエンジン回転数Ngをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとして指示している場合はステップS106へ移行する。
ステップS105においてエンジン制御装置35は、アイソクロナス制御であってエンジン回転数Nfをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとした制御マップを選択し、選択した制御マップに基づいて制御信号を作成する。そして、エンジン制御装置35は、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。
これにより、図6(B)に示すように、ディーゼルエンジン34の制御パターンは、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に関わらずエンジン回転数Nを一定とするアイソクロナス制御となり、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、第三スイッチ3SWが指示したエンジン回転数Nfとなる。
また、ステップS106においてエンジン制御装置35は、アイソクロナス制御であってエンジン回転数Ngをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとした制御マップを選択し、選択した制御マップに基づいて制御信号を作成する。そして、エンジン制御装置35は、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。
これにより、図6(B)に示すように、ディーゼルエンジン34の制御パターンは、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に関わらずエンジン回転数Nを一定とするアイソクロナス制御となり、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、第三スイッチ3SWが指示したエンジン回転数Ngとなる。
このような制御構成とすることで、旋回作業車100は、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを変更でき、ハイアイドルエンジン回転数Nmaxを低下させることによって騒音の低減や燃料消費量の低減を図ることができる。これにより、旋回作業車100は、静粛性や経済性を向上することが可能となるのである。
また、旋回作業車100は、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを低下させることで作業装置2への動力の伝達力を弱めることができ、繊細な掘削作業を行なうことができる。これにより、旋回作業車100は、操作性を向上させることも可能となるのである。
以降に、ステップS112においてエンジン制御装置35が、第二スイッチ2SWが切状態である、即ち、作業時のみならず走行時においてもアイソクロナス制御を行なわないと判断した場合のその後の制御フローについて説明する。
これは、ステップS113においてエンジン制御装置35が、ポジションセンサ6SWの検出結果から走行装置1が停止状態である、即ち、旋回作業車100が停止していると判断した場合のその後の制御フローと同様である。
ステップS123においてエンジン制御装置35は、ハイアイドル選択許可手段である第四スイッチ4SWがどのような状態にあるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを変更するか否かの判断を行なう。
そして、エンジン制御装置35は、第四スイッチ4SWが有効状態である、即ち、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを初期設定の値から変更すると判断した場合はステップS124へ移行し、第四スイッチ4SWが無効状態である、即ち、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを初期設定の値から変更しないと判断した場合はステップS127へ移行する。
ステップS127においてエンジン制御装置35は、ドループ制御であってエンジン回転数Nhをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとした制御マップを選択し、選択した制御マップに基づいて制御信号を作成する。そして、エンジン制御装置35は、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。
これにより、図7(A)に示すように、ディーゼルエンジン34の制御パターンは、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数Nを変化させるドループ制御となり、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、初期設定として定められたエンジン回転数Nhとなる。
一方、第四スイッチ4SWが有効状態であるとしてステップS124へ移行した場合は以下の制御フローとなる。
ステップS124においてエンジン制御装置35は、ハイアイドル選択手段である第三スイッチ3SWがどのような状態にあるかを判断する。つまり、エンジン制御装置35は、予め記憶されている複数のハイアイドルエンジン回転数Nmaxのうちから第三スイッチ3SWが指示しているハイアイドルエンジン回転数Nmaxを把握する。なお、上述したように本実施形態においては、第一設定であるエンジン回転数Nfと第二設定であるエンジン回転数Ngの二つのハイアイドルエンジン回転数Nmaxが記憶されており、第三スイッチ3SWは、いずれかを選択、指示するものとされる。
そして、エンジン制御装置35は、第三スイッチ3SWが第一設定であるエンジン回転数Nfをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとして指示している場合はステップS125へ移行し、第三スイッチ3SWが第二設定であるエンジン回転数Ngをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとして指示している場合はステップS126へ移行する。
ステップS125においてエンジン制御装置35は、ドループ制御であってエンジン回転数Nfをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとした制御マップを選択し、選択した制御マップに基づいて制御信号を作成する。そして、エンジン制御装置35は、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。
これにより、図7(B)に示すように、ディーゼルエンジン34の制御パターンは、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数Nを変化させるドループ制御となり、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、第三スイッチ3SWが指示したエンジン回転数Nfとなる。
また、ステップS126においてエンジン制御装置35は、ドループ制御であってエンジン回転数Ngをハイアイドルエンジン回転数Nmaxとした制御マップを選択し、選択した制御マップに基づいて制御信号を作成する。そして、エンジン制御装置35は、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。
これにより、図7(B)に示すように、ディーゼルエンジン34の制御パターンは、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数Nを変化させるドループ制御となり、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、第三スイッチ3SWが指示したエンジン回転数Ngとなる。
このような制御構成とすることで、旋回作業車100は、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを変更でき、ハイアイドルエンジン回転数Nmaxを低下させることによって騒音の低減や燃料消費量の低減を図ることができる。これにより、旋回作業車100は、静粛性や経済性を向上することが可能となるのである。
また、旋回作業車100は、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxを低下させることで作業装置2への動力の伝達力を弱めることができ、繊細な掘削作業を行なうことができる。これにより、旋回作業車100は、操作性を向上させることも可能となるのである。
以上のように、ディーゼルエンジン34の制御パターンをアイソクロナス制御とドループ制御のいずれかに選択可能とすることで、旋回作業車100は、オペレータの要求に応じた運転を実現することができる。
これにより、オペレータは、ドループ制御を行なうことでディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nの変化から該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の大きさを把握でき、負荷の大きさに応じた運転操作が可能となる。また、オペレータは、アイソクロナス制御を行なうことでディーゼルエンジン34に掛かる負荷が大きい場合でも該ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nを一定に維持してエンジン出力を確保できる。こうして、旋回作業車100は、操作性ならびに作業性を向上させることが可能となるのである。
以降に、ステップS101においてエンジン制御装置35が、第五スイッチ5SWが無効状態である、即ち、第一スイッチ1SW、第二スイッチ2SW及び第三スイッチ3SWによる選択ならびに指示が無効であると判断した場合のその後の制御フローについて説明する。
ステップS131においてエンジン制御装置35は、初期設定情報に基づいて制御信号を作成し、作成した制御信号をディーゼルエンジン34に出力する。なお、初期設定情報とは、走行時ならびに作業時において最も多用する制御パターンを記憶したものであり、例えば走行時ならびに作業時においてドループ制御を行なうものと設定される。また、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、例えばエンジン回転数Nfに設定される。
これにより、図7(B)に示すように、ディーゼルエンジン34の制御パターンは、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に応じてエンジン回転数Nを変化させるドループ制御となり、ディーゼルエンジン34のハイアイドルエンジン回転数Nmaxは、初期設定情報として定められたエンジン回転数Nfとなる。
このような制御構成とすることで、旋回作業車100は、第五スイッチ5SWを操作して、各スイッチ1SW・2SW・3SWによる選択ならびに指示を無効とすることによって初期設定情報として記憶された制御パターンに容易に変更することができる。これにより、旋回作業車100は、操作性を向上させることが可能となるのである。
なお、本旋回作業車100のエンジン制御装置35は、ディーゼルエンジン34のエンジン回転数Nがローアイドルエンジン回転数Nminである場合には、第一スイッチ1SWならびに第二スイッチ2SWの選択に関わらずアイソクロナス制御を行なうものとしている。
これにより、図6(A)、図6(B)、図7(A)、図7(B)に示すように、ディーゼルエンジン34の運転状態がローアイドルエンジン回転数Nminである場合では、該ディーゼルエンジン34に掛かる負荷の増減に関わらずエンジン回転数Nを一定とするアイソクロナス制御が行なわれる。
このような制御構成とすることで、旋回作業車100は、ディーゼルエンジン34に掛かる負荷が増加した場合であってもローアイドルエンジン回転数Nminで一定に維持しながらエンジントルクTを増大することができ、エンジンストールを回避することが可能となるのである。
1 走行装置
2 作業装置
3 旋回装置
34 ディーゼルエンジン
35 エンジン制御装置
100 旋回作業車
1SW 第一スイッチ(フルアイソクロナス制御選択手段)
2SW 第二スイッチ(走行アイソクロナス制御選択手段)
3SW 第三スイッチ(ハイアイドル選択手段)
4SW 第四スイッチ(ハイアイドル選択許可手段)
5SW 第五スイッチ(制御パターン選択許可手段)
6SW ポジションセンサ(走行検出手段)
N エンジン回転数
Nmax ハイアイドルエンジン回転数
Nmin ローアイドルエンジン回転数
T エンジントルク
Tm 最大トルク点
Tmax 最大エンジントルク

Claims (3)

  1. ディーゼルエンジンと、
    前記ディーゼルエンジンの動力を受けて駆動する走行装置と、
    前記ディーゼルエンジンの動力を受けて駆動する作業装置と、を備える旋回作業車において、
    前記走行装置の駆動状態を検出する走行検出手段と、
    走行時ならびに作業時における前記ディーゼルエンジンの制御パターンとして、アイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とするフルアイソクロナス制御選択手段と、
    走行時のみにおける前記ディーゼルエンジンの制御パターンとして、アイソクロナス制御を行なうか否かを選択可能とする走行アイソクロナス制御選択手段と、
    選択された制御パターンに応じて制御信号を作成して、前記ディーゼルエンジンの制御を行なうエンジン制御装置とを具備し、
    前記エンジン制御装置は、前記フルアイソクロナス制御選択手段が入状態である場合にはアイソクロナス制御を行ない、
    前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が入状態である場合に、前記走行検出手段が前記走行装置の駆動を検出したときにはアイソクロナス制御を行ない、
    前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が入状態である場合に、前記走行検出手段が前記走行装置の駆動を検出できないときにはドループ制御を行ない、
    前記フルアイソクロナス制御選択手段が切状態であって、前記走行アイソクロナス制御選択手段が切状態である場合にはドループ制御を行ない、
    前記ディーゼルエンジンのハイアイドルエンジン回転数を指示するハイアイドル選択手段と、前記ハイアイドル選択手段による指示を有効又は無効とするハイアイドル選択許可手段とを具備し、
    前記エンジン制御装置は、前記ハイアイドル選択許可手段が前記ハイアイドル選択手段による指示を有効としている場合には、該ハイアイドル選択手段が指示する所定の値をハイアイドルエンジン回転数として制御を行なう
    ことを特徴とする旋回作業車。
  2. 請求項1記載の旋回作業車において、
    前記フルアイソクロナス制御選択手段と、前記走行アイソクロナス制御選択手段と、前記ハイアイドル選択手段とによる選択、ならびに指示を、有効又は無効とする制御パターン選択許可手段を具備し、
    前記エンジン制御装置は、前記制御パターン選択許可手段が、前記フルアイソクロナス制御選択手段と、前記走行アイソクロナス制御選択手段と、前記ハイアイドル選択手段とによる選択ならびに指示を無効としている場合には、初期設定情報に基づいて制御を行なう
    ことを特徴とする旋回作業車。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の旋回作業車において、
    前記エンジン制御装置は、前記ディーゼルエンジンのエンジン回転数がローアイドルエンジン回転数である場合には、アイソクロナス制御を行なう
    ことを特徴とする旋回作業車。
JP2010062738A 2010-03-18 2010-03-18 旋回作業車 Expired - Fee Related JP5437125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010062738A JP5437125B2 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 旋回作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010062738A JP5437125B2 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 旋回作業車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011196227A JP2011196227A (ja) 2011-10-06
JP5437125B2 true JP5437125B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=44874767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010062738A Expired - Fee Related JP5437125B2 (ja) 2010-03-18 2010-03-18 旋回作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5437125B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6042294B2 (ja) 2013-09-03 2016-12-14 ヤンマー株式会社 建設機械

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2883007B2 (ja) * 1994-07-29 1999-04-19 川崎重工業株式会社 建設車両の変速装置
JPH1089111A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 作業車搭載エンジンの制御機構
JP4795563B2 (ja) * 2001-05-15 2011-10-19 ヤンマー株式会社 移動農機の作業部補助出力装置
JP2004340152A (ja) * 2004-06-16 2004-12-02 Yanmar Co Ltd 作業車搭載エンジンの制御機構
JP4199276B2 (ja) * 2005-11-01 2008-12-17 ヤンマー株式会社 油圧ショベルのエンジン制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011196227A (ja) 2011-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5121405B2 (ja) 建設機械のエンジン制御装置
JP4754969B2 (ja) 作業車両のエンジン制御装置
KR101652661B1 (ko) 건설 기계
JP5886323B2 (ja) 旋回制御装置及び方法
JP4199276B2 (ja) 油圧ショベルのエンジン制御装置
JP4173489B2 (ja) ハイブリッド駆動式のホイール系作業車両
US9211808B2 (en) Power management for a drive system
KR20110021804A (ko) 작업기계를 구동하기 위한 시스템 및 방법
KR101549117B1 (ko) 하이브리드식 작업기계 및 그 제어방법
JP5437125B2 (ja) 旋回作業車
JP2004340259A (ja) 建設機械の走行駆動装置
JP5113921B2 (ja) ホイールローダ
WO2016129196A1 (ja) 作業車両のエンジン制御装置
JP4546914B2 (ja) 電動作業機械
WO2016039490A1 (ja) 作業車両の制御システム、制御方法、及び作業車両
JP3813576B2 (ja) ホイールローダ
US10377223B2 (en) Working machine arranged with means to drive and control a hydraulic pump
JP5877974B2 (ja) 作業車の制御装置
JP5350299B2 (ja) 作業車のエンジン制御装置
JP2012207560A (ja) 作業車両
WO2016121287A1 (ja) 作業車両のエンジン制御装置
JP5877986B2 (ja) 作業車の制御装置
US10934950B2 (en) System and method to control powertrain during directional shift
JP2023084960A (ja) 作業機
JP2012120516A (ja) 苗移植機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5437125

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees