JP5436112B2 - 通信装置、送信先の装置、ファイル送信方法およびファイル送信プログラム - Google Patents

通信装置、送信先の装置、ファイル送信方法およびファイル送信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、装置間の近接によりファイルを送受信できる通信装置、送信先の装置、ファイル送信方法およびファイル送信プログラムに関する。
近年、赤外線や無線など端末間のアドホックなP2P通信によって簡便に端末間でファイル転送を行う技術が普及している。P2P通信には、広域網を介した通信に比べて広帯域を用いる技術が適用されつつあり、動画などの大容量メディアの転送において有望な技術として期待されている。このようなファイル転送技術では、転送すべきファイルをユーザが選択する必要がある。
上記のような端末間におけるファイル転送の応用技術として、インデックス情報とこれに対応する内容のデータを別の通信路で送信する技術が開発されている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1記載のデータ複製方法では、2つの通信路を用いており、第1の通信路により送信すべきファイルに関する情報を送信し、その送信に基づいて高速な第2の通信路によりファイルを送信している。
特開2007−142584号公報
しかし、上記のように端末間で極めて高速なP2P通信が可能で、大容量ファイルが一瞬で転送可能であるとしても、転送時に転送すべきファイルをユーザが選択する必要がある。したがって、結局そのファイルの指定に時間が掛かってしまいユーザの利便性が阻害される。
これに対し、ファイル指定の必要を無くすために、端末のファイルシステム上に公開フォルダを定義し、公開フォルダに格納されているファイルを無条件に対向端末に送信するという方法が考えられる。また、端末に搭載されているアプリケーションが利用する制御情報などが自動的に転送されるようアプリケーションが動作するように設定することも可能である。
しかし、ユーザ自身が、対向端末ごとに送信すべきファイルを指定したい場合には、結局ユーザがどこかのタイミングで送信すべきファイルを指定する必要があり、ユーザの利便性が阻害される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが意識して送信予約をしなくても、ユーザ操作に連携して直接送信が可能になったときにファイル送信できる通信装置、送信先の装置、ファイル送信方法およびファイル送信プログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するため、本発明の通信装置は、第1の通信によりネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、第2の通信により装置間で直接にファイルを送受信できる通信装置であって、前記第1の通信により送信する電子メッセージに関連付けられた1または複数のファイルから、1または複数のファイルを直送ファイルとして選択する直送ファイル選択部と、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信指示に連動して、前記直送ファイルの第2の通信による送信を予約する送受信予約部を備え、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先の装置に対して前記第2の通信が可能になった際に、前記送信予約された直送ファイルを、前記第2の通信により前記送信先の装置に送信することを特徴としている。
これにより、ユーザは意識して送信予約をしなくても電子メッセージの送信操作に連携して直接送信によるファイル送信を予約することができる。そして、第2の通信が可能になったときに容易にファイルを転送できる。なお、装置間で直接にファイルを送受信できるとは、ネットワークを介さない送受信をいい、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、無線LANアドホック通信、TransferJet(登録商標)、非接触ICカード通信、ケーブル接続等が挙げられる。
(2)また、本発明の通信装置は、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージには、前記直送ファイルを除外したファイルを添付して送信することを特徴としている。このように、当初ファイルを関連付けられた電子メッセージからは直送ファイルが除外されるため、第1の通信よりも効率的な第2の通信の利用が促進される。その結果、高速で、セキュアで、かつ低コストなファイル送信が可能になり、ユーザ利便性が向上する。一方、第1の通信路を管理する通信キャリアにとっても帯域を圧迫することが無い等のメリットがある。
(3)また、本発明の通信装置は、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージは、前記直送ファイルに関するファイル属性情報および前記直送ファイルを取得するためのガイダンス情報を含むことを特徴としている。これにより、電子メッセージの受信者に、装置を近接させればファイル受信が可能であることを伝えることができる。どのようなファイルの受信が可能かをファイル属性情報により知らせることができる。また、ガイダンスによりファイル取得方法を知らせることができる。
(4)また、本発明の通信装置は、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージは、前記直送ファイルを受信予約するための受信予約命令を含むことを特徴としている。これにより、受信側装置は受信予約命令に従って、自動で直送ファイルの受信を予約できる。
(5)また、本発明の通信装置は、前記直送ファイル選択部は、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先、または前記直送ファイルのファイルサイズもしくはファイル種別のいずれかに基づいて、前記直送ファイルを選択することを特徴としている。これにより、条件に応じて適切な通信方法でファイルを送信することができる。たとえば、メッセージの宛先によっては第2の通信が使えない場合があり、宛先に応じて別送するかどうかを決定することが有効である。また、自動的に別送ファイルを判別することで、ユーザが別送ファイルを指定する手間を省くことができる。
(6)また、本発明の通信装置は、前記送受信予約部は、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージに対する所定の操作に対応して、前記直送ファイルの送信予約を無効化することを特徴としている。これにより、予約されていた直送ファイルの転送をキャンセルすることができる。たとえば送信側端末で送信予約済みの電子メッセージが一覧で管理される場合に、一覧から電子メッセージを削除したり、電子メッセージの転送予約チェックを無効にしたりすることにより、転送予約の無効化を行える。なお、これは受信側端末でも同様であり、受信したメッセージ一覧から、電子メッセージを削除したり、電子メッセージの転送予約チェックを無効にしたりすることにより、転送予約の無効化を行える。このように転送予約の制御が電子メッセージに関連付けられていることで管理が容易になる。
(7)また、本発明の通信装置は、前記送信先の装置を検知する機器検知部を更に備え、前記検知された送信先の装置へのファイルの送信が予約されているときには、前記ファイルの送信予約の存在をユーザに通知する予約通知部を備えることを特徴としている。これにより、ユーザは第2の通信によりファイル送信できる通信装置が近くにいることを知ることができ、ファイル転送が促される。
(8)また、本発明の通信装置は、上記の通信装置により、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージが送信される送信先の装置であって、前記送信元の通信装置を検知する機器検知部を備え、前記検知された送信元の通信装置からのファイルの受信が予約されているときには、前記ファイルの受信予約の存在をユーザに通知する予約通知部を備えることを特徴としている。これにより、ユーザは第2の通信によりファイル送信できる通信装置が近くにいることを知ることができ、ファイル送信が促される。
(9)また、本発明のファイル送信方法は、第1の通信によりネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、第2の通信により装置間で直接にファイルを送受信できる通信装置を用いたファイル送信方法であって、前記第1の通信により送信する電子メッセージに関連付けられた1または複数のファイルから、1または複数のファイルを直送ファイルとして選択するステップと、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信指示に連動して、前記直送ファイルの第2の通信による送信を予約するステップと、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先の装置に対して前記第2の通信が可能になった際に、前記送信予約された直送ファイルを、前記第2の通信により前記送信先の装置に送信するステップと、を含むことを特徴としている。これにより、ユーザは電子メッセージの送信操作に連携してファイル送信を予約することができ、第2の通信が可能になったときにファイルを送信できる。
(10)また、本発明のファイル送信プログラムは、第1の通信によりネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、第2の通信により装置間で直接にファイルを送受信できる通信装置に実行させるファイル送信プログラムであって、前記第1の通信により送信する電子メッセージに関連付けられた1または複数のファイルから、1または複数のファイルを直送ファイルとして選択する処理と、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信指示に連動して、前記直送ファイルの第2の通信による送信を予約する処理と、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先の装置に対して前記第2の通信が可能になった際に、前記送信予約された直送ファイルを、前記第2の通信により前記送信先の装置に送信する処理と、を含むことを特徴としている。これにより、ユーザは電子メッセージの送信操作に連携してファイル送信を予約することができ、第2の通信が可能になったときにファイルを送信できる。
本発明によれば、ユーザが意識して送信予約をしなくても、ユーザ操作に連携して直接送信が可能になったときにファイル送信できる。
システム全体を示す図である。 本発明に係る通信装置の機能ブロックを示す図である。 本発明に係る通信装置による予約登録の動作を示すフローチャートである。 電子メッセージの送信例を示す図である。 電子メッセージに添付されたファイル属性の例を示す表である。 本発明に係る通信装置によるファイルの送信の動作を示すフローチャートである。 存在通知の表示例を示す図である。 予約登録の例を示した図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(システムの構成)
図1は、通信装置を含むシステム全体を示す図である。通信装置100および200は基地局53および54を介して広域網55による広域通信56を行うことができる。一方、通信装置100および200は広域網55によらないPeer-to-Peer通信57を行うことができる。通信装置200は、通信装置100によりファイルを関連付けられた電子メッセージが送信される送信先の装置である。
ここで、広域網55は、具体的にはインターネットや携帯電話網、IMS(IP Multimedia Subsystem)などが該当する。Peer-to-Peer通信57の例としては赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、無線LANアドホック通信、TransferJet(登録商標)、非接触ICカード通信、ケーブル接続等が挙げられる。これらは単一でのみ利用されるわけではなく、状況に応じて切り替えたり、組み合わせたりして利用されうる。なお、以下では、Peer-to-Peer通信57による送信を、ネットワークを介さないという意味で直接送信(直送)と呼ぶ。
Peer-to-Peer通信57は広域通信56に比べて高速で通信が可能、セキュリティの高い通信が可能、通信コストの低価な通信が可能といった好ましい特性を少なくとも1つは有する。一方、Peer-to-Peer通信57では、送受信先の装置となる対向装置(または対向装置との通信を中継する中継器)と物理的に近接した位置まで近づかないと通信が行えないという制限がある。物理的に近接した位置とは、利用する通信技術によって異なるが、接触(0cm)から数10mのオーダとなる。
(通信装置の構成)
図2は、通信装置100の機能ブロックを示す図である。通信装置は第1通信部102および第2通信部110の2つの通信部を有する。第1通信部102は広域通信56(第1の通信)を、第2通信部110はPeer-to-peer通信57(第2の通信)を行う。すなわち、通信装置100は、第1の通信によりネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、第2の通信により装置間で直接にファイルを送受信できる。図2に示すように、通信装置100は、ユーザ操作部101、第1通信部102、電子メッセージ送信指示部103、電子メッセージ管理部104、電子メッセージ生成部105、機器検知部106、送受信予約部107、直送ファイル選択部108、第2通信部110、ファイル直送部111および予約通知部112を備えている。通信装置100は、第1通信部102を介して電子メールやMMS(Multimedia Messaging System)、IM(Instant Messaging)などの電子メッセージを送受信できる。
ユーザ操作部101は、ユーザの操作を受け付ける。電子メッセージ生成部105は、ユーザの操作に応じて電子メッセージを作成する。電子メッセージ管理部104は、作成された電子メッセージや受信した電子メッセージを記録する等、電子メッセージを管理する。
電子メッセージ送信指示部103は、ユーザ操作部101を介してユーザにより送信指示がなされた場合に、指定されたアドレスに宛てて第1通信部102を介した電子メッセージの送信を指示する。なお、電子メッセージの生成および送信はユーザ指示を介さずアプリケーションによって自動的に行ってもよい。
ファイル直送部111は、第2通信部110を介して、ファイル管理部109に管理されているファイルを対向装置に直接送信できる。その場合、ファイル直送部111は、第1通信部102の電子メッセージの送受信に連動して第2通信部110で送信するファイルを選択する。
直送ファイル選択部108は、電子メッセージ管理部104に管理されている送信前の電子メッセージに添付される添付ファイルを確認する。そして、宛先やファイル属性などの所定の条件に従い、第1通信部102ではなく第2通信部110を介して送信すべきファイルを選択する。なお、添付ファイルは、ファイル管理部109にて管理されている。
選択された直送ファイルが存在する場合、第1通信部102を介して送信される電子メッセージからは直送ファイルが除外され、代わりにファイル属性情報やサムネイルと共に、電子メッセージ受信者が当該ファイルを入手するためのガイダンスが挿入される。
送受信予約部107は、電子メッセージ送信指示部103において電子メッセージの送信指示がなされたことに対応して、直送ファイル選択部108によって選択された直送ファイルの第2通信部110を介した送信を予約登録する。なお、通信装置100が直送ファイルを受信する側となる場合には、直送ファイルの受信を予約登録する。
機器検知部106は、いずれかのタイミングで、送信予約登録された送信先となる装置の存在を検知する。送受信予約部107は、第2通信部110による通信が確立した段階で、予約登録されたファイルの送信をファイル直送部111に指示する。
ファイル直送部111は、第2通信部110を介してファイル管理部109が管理するファイルを対向装置に送信する。すなわち、ファイルを添付された電子メッセージの送信先の装置に対して第2の通信が可能になった際に、送信予約された直送ファイルを、第2の通信により送信先の装置に送信する。このように、ユーザは第2通信部110における通信時に、ファイル選択をすることなく所望のファイルのみを対向装置に直接送信することが可能となる。予約通知部112は、検知された送信先の装置へのファイルの送信が予約されているときには、ファイルの送信予約の存在をユーザに通知する。なお、通信装置100が直送ファイルを受信する側である場合には、機器検知部106は、送信元の装置の存在を検知する。また、予約通知部112は、検知された送信元の通信装置からのファイルの受信が予約されているときには、ファイルの受信予約の存在をユーザに通知する。
(予約登録の動作)
図3は、通信装置による予約登録の動作を示すフローチャートである。まず、直送ファイル選択部108は電子メッセージ管理部104で管理されている送信前のメッセージを確認する(ステップS1)。この確認は電子メッセージ生成部105におけるメッセージの生成時にリアルタイムに行ってもよいし、電子メッセージ送信指示部103においてメッセージ送信指示が行われた時に行ってもよい。
そして、直送ファイル選択部108は、電子メッセージに添付されたファイルを1つずつ確認し、未確認の添付ファイルが存在するか否かを判定する(ステップS2)。未確認の添付ファイルが存在する場合には、直送ファイル選択部108はメッセージの宛先等のメッセージ属性、またはファイルサイズやファイル種別などのファイル属性に応じて第2通信部110を介して送信されるファイルか否かを判定し(ステップS3)、送信されるファイルでない場合には、ステップS2へ戻る。
送信されるファイルである場合には、選択されたファイルについて送受信予約部107に送信予約を仮登録する(ステップS4)。なお、この仮登録は電子メッセージの送信指示がなされたときに本登録となる。したがって、メッセージ送信指示がなされた時にメッセージの確認が行われている場合には、仮登録なしに直接本登録となる。また、送信指示前においても直接本登録するような構成としてもよい。
一方、あらかじめ直送ファイルのサムネイル化が可能な場合には、直送ファイルのサムネイルデータを準備する(ステップS5)。そして、直送ファイルを取得するためのガイダンスデータを準備する(ステップS6)。
次に、電子メッセージ管理部104は直送ファイル選択部108によって直送ファイルが選択されると、当該ファイルを電子メッセージから除外する(ステップS7)。その代わりに当該ファイルのサムネイルとファイル名やファイルサイズなどのファイル属性を当該電子メッセージに挿入する(ステップS8)。さらに、メッセージ受信者が当該ファイルを入手するために参照するガイダンスを挿入する(ステップS9)。
さらに受信側装置で受信予約するためにコマンド(受信予約命令)を挿入してもよい。これらの代替処理は送信側のユーザに隠蔽して行うこともできるし、ユーザに代替処理が行われたことが伝わるようにメッセージやアイコンを表示することもできる。基本的に、ガイダンスは受信ユーザ向けなので送信側のユーザが見ても意味がない。
一方、ステップS2において直送ファイル選択部108は全ての添付ファイルの確認を終え、未確認の添付ファイルが存在しない場合には処理を終了する。なお、前回確認時に確認された電子メッセージの添付ファイルが削除されている時などには、直接送信の予約登録または仮登録を削除したり、代替挿入したサムネイル等を削除したりする等の処理が必要となる。直接送信の予約登録または仮登録を削除する等の所定の操作に対応して、直送ファイルの送信予約は無効化される。なお、以上のような動作はプログラムの実行により行われる。
(メッセージ送信例)
図4は、電子メッセージの送信例を示す図である。図4に示す例では、AliceがBobに結婚式の動画が添付された電子メッセージを送信している。直送ファイル選択部108は、生成された電子メッセージ401が添付された動画ファイル402を確認し、メッセージ属性、ファイル属性に基づき、直接送信すべきかどうか判断する。図4の例では、動画ファイルの直接送信が決定され、送受信予約部107においてBob宛てにC:/Media/結婚式.aviの動画ファイル402が登録データ403に示すように送信予約登録されている。
なお、通信装置がMD5/SHA1方式等によるファイルキャッシュ値を送信し、受信側装置がキャッシュ値を確認することで、送信されようとしているファイルを既に受信側装置が有しているか否かを確認することもできる。そして、確認により、そのファイルを既に受信側装置が有している場合には、受信側装置は受信予約をキャンセルし、送信不要であることを通信装置に伝えることができる。
電子メッセージ内の動画ファイル402、結婚式.aviはサムネイル406に置き換えられ、ファイル属性405とガイダンス404、受信予約コマンドが挿入されてBobに配信される。Bobが受け取ったメッセージにはサムネイル406と「このファイルを取得するためにはAliceの端末にタッチして下さい」というガイダンス404とファイル名、ファイルサイズ、ファイル作成日時等のファイル属性405が表示されている。また、ユーザに不可視の受信予約コマンド407によってBobの端末(通信装置)にファイル受信予約がなされる。
BobはAliceに遭ったときに、ガイダンス404に従って自分の携帯端末をAliceの端末にタッチすることで、動画ファイル402を取得できる。一方、電子メッセージ401に関連づけられた送受信管理確認408において動画ファイル402の取得をキャンセルすることもできる。キャンセルした場合には、Bobの端末をAliceの端末にタッチした場合においても、動画ファイル402の取得は行われない。
(送信基準)
図5は、電子メッセージに添付されたファイル属性の例を示す表である。ここでは5つのファイルが添付されており、ファイルパス、ファイル種別、ファイルサイズおよび宛先の4つの属性から直接送信の要否が判断される。直接送信の要否は、各基準に基づき、たとえば次に説明する各種のアルゴリズムにより判断される。
1)ファイル種別による判断
動画ファイル(aviやmpg)や音声ファイル(mp3やaac)など所定のファイル種別に該当するファイルを直接送信する。
2)ファイルサイズによる判断
所定の閾値を超えるファイルサイズを有するファイルを直接送信する。閾値は任意であり、たとえば5MB等と決めることができる。図5に示す例では、5MBを超えるサイズのファイルをすべて直接送信することを判断している。このファイルサイズによる判断は個別のファイルごとに行うこともできるし、複数のファイルの全体に対して行うこともできる。全体に対して行う場合には、電子メッセージに添付される複数のファイルの総サイズが閾値を超える場合に適用することができる。全体として閾値を超える場合には添付ファイルすべてを直接送信とするか、閾値を下回るまでファイルサイズの大きいものから順に直接送信することができる。
3)ファイルパスによる判断
所定のファイルパスに含まれるファイルを直接送信することができる。たとえば、セキュリティを要するファイルは所定のファイルパスに入れておき、それを電子メッセージで送信する際には直接送信する等の対応が考えられる。
4)宛先アドレスによる判断
宛先によっては第2通信部による通信が行えない場合がある。たとえば相手側の機器が第2通信部による通信に対応していない場合や、そもそも遠隔地に住んでいて滅多に会えない場合などの状況が考えられる。そこで、あらかじめ宛先アドレスごとに直接送信の選択の可能性を定めておき、非対応の宛先アドレスに対しては直接送信を選択しないという対応が可能である。逆に毎日顔を合わせる人に対しては、すべて直接送信することも可能である。
このように相手が会える人か会えない人かに応じて処理を変えることが好ましい。たとえば、ユーザが電子メッセージの宛先一覧(アドレス帳)を表示させ、添付ファイルの宛先を確認し、宛先毎に普段から会う人かそうでないかを設定可能にしてもよい。また、タッチ履歴を記憶し、ある閾値以上の頻度で会う人か否か(タッチの回数が所定数以上か否か)を自動的に判別してもよいし、あるいは機器検知部106の検知履歴からある閾値以上の頻度で会う人か否か(検知の回数が所定数以上か否か)を自動的に判別してもよい。ユーザ設定またはタッチもしくは検知の頻度により普段会えない人であると判定された場合には、ファイルをメールにそのまま添付して送信することができる。その他、ファイルをサーバに保存し、取得先のURIだけ転送するか、相手からファイルの取得が可能なサーバにUPLOADしてもよい。
基本的にはこれらのアルゴリズムの1つまたは複数の組合せによって自動的に直接送信の判断がなされるが、ユーザ自身がそれらを決定、修正できるインタフェースを別に用意してもかまわない。
(ファイル送信の動作)
図6は、通信装置によるファイルの送信の動作を示すフローチャートである。まず機器検知部106が対向機器を検知する(ステップT1)。この検知は第2通信部を介して行ってもかまわないし、第2通信部よりも広い通信範囲を有する別の通信手段を用いてもよい。第2通信部より広い通信範囲を有する通信手段で対向機器を検知し、当該対向機器に対して送受信予約登録されたファイルが存在する場合には、ユーザに第2通信部による通信が可能な位置まで装置を近接させるよう促す通知を行ってもよい。
次に、送受信予約部107に予約ファイルがあるか否かを確認する(ステップT2)。予約ファイルが無い場合には、処理を終了する。送受信予約ファイルが存在する場合には、対向装置のアドレスを確認し(ステップT3)、アドレスに該当する予約があるか否かを判定する(ステップT4)。具体的には対向装置から、対向装置に関連づけられた電子メッセージアドレスを取得し、送受信予約部107がそのアドレスに関連づけられた送受信予約登録が存在するか否かを確認する。なお、電子メッセージアドレス自体を他装置に無制限に送信すると個人情報の漏洩に繋がるため、電子メッセージアドレスを所定の方式でハッシュ化したハッシュ値の取得を行い、ハッシュ値によって該当する送受信予約登録があるか確認してもよい。
取得した対向装置に関連づけられた電子メッセージアドレスに該当する予約が存在しない場合には、処理を終了する。予約が存在する場合には、ユーザに予約の存在を通知する(ステップT5)。ユーザはこの通知を見て、第2通信部の通信が可能な範囲まで装置を近づけるなどの操作をすることができる。そして、装置同士が十分に近づいたら、送受信の準備を完了し(ステップT6)、予約ファイルを送受信し(ステップT7)、送受信を終了して(ステップT8)、予約を消去するとともに処理を終了する。以上のような動作はプログラムの実行により行われる。
(装置検知時の動作)
図7は、存在通知の表示例を示す図である。通信装置200は、背面液晶の表示により、直送ファイルを保有する通信装置の存在をユーザに通知している。通知には、光や音、バイブなどの他のフィードバック手段を用いてもよい。そして第2通信部110の通信が可能となった際にはファイル直送部111が予約ファイルを送受信する。
図8は、予約登録されたファイル属性の例を示す図である。図8で示すファイル属性は、送受信予約部107に管理されている。ファイル番号001〜003までは、図5で示す例の電子メッセージによって登録された予約登録である。このように送信だけではなく受信するファイルに対しても受信予約を管理する。そして、対向装置のアドレスが確認されると、該当するアドレスに対応する送受信予約がないか確認し、送受信予約が存在する場合には予約に従い該当ファイルの送受信を行う。また、対向装置のアドレスがハッシュ値で与えられる場合にはハッシュ値の一致判断を行う。
なお、各装置において送信予約だけ行い、受信予約を全く行わないように実装する場合は装置間において齟齬は発生しない。しかし、送受信双方の予約を可能とする場合には、1つのファイルについて、送信側装置に送信予約だけある場合、受信側装置に受信予約だけある場合、送信側装置に送信予約、受信側装置に受信予約がある場合、双方に予約が存在しない場合の4通りが生じうる。双方に予約がある場合には直接送信し、無ければ直接送信しなければよいが、片方にだけ予約が存在する場合には、様々な方法が考えられる。片方にだけ予約が存在する場合には、送信前にユーザに送信または受信を確認する対応が望ましい。そのユーザ確認は予約がない装置だけに行ってもよいし、双方の確認を必要としてもよい。
53、54 基地局
55 広域網
56 広域通信
57 Peer-to-Peer通信
100 通信装置
101 ユーザ操作部
102 第1通信部
103 電子メッセージ送信指示部
104 電子メッセージ管理部
105 電子メッセージ生成部
106 機器検知部
107 送受信予約部
108 直送ファイル選択部
109 ファイル管理部
110 第2通信部
111 ファイル直送部
112 予約通知部
200 通信装置
401 電子メッセージ
402 動画ファイル
403 登録データ
404 ガイダンス
405 ファイル属性
406 サムネイル
407 受信予約コマンド
408 送受信管理確認

Claims (8)

  1. 第1の通信によりネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、第2の通信により装置間で直接にファイルを送受信できる通信装置であって、
    前記第1の通信により送信する電子メッセージに関連付けられた1または複数のファイルから、1または複数のファイルを直送ファイルとして選択する直送ファイル選択部と、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信指示に連動して、前記直送ファイルの第2の通信による送信を予約する送受信予約部を備え、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージに、前記直送ファイルを受信予約するための受信予約命令を含めるとともに、前記直送ファイルを除外したファイルを添付して送信し、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先の装置に対して前記第2の通信が可能になった際に、前記送信予約された直送ファイルを、前記第2の通信により前記送信先の装置に送信することを特徴とする通信装置。
  2. 前記ファイルを関連付けられた電子メッセージは、前記直送ファイルに関するファイル属性情報および前記直送ファイルを取得するためのガイダンス情報を含むことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記直送ファイル選択部は、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先、または前記直送ファイルのファイルサイズもしくはファイル種別のいずれかに基づいて、前記直送ファイルを選択することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信装置。
  4. 前記送受信予約部は、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの添付ファイルの削除、または直接送信の予約登録もしくは仮登録の削除の操作に対応して、前記直送ファイルの送信予約を無効化することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記送信先の装置を検知する機器検知部を更に備え、
    前記検知された送信先の装置へのファイルの送信が予約されているときには、前記ファイルの送信予約の存在をユーザに通知する予約通知部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の通信装置により、前記ファイルを関連付けられた電子メッセージが送信される送信先の装置であって、
    前記直送ファイルを受信予約するための受信予約命令を含む電子メッセージの受信により、前記送信元の通信装置を検知する機器検知部
    前記検知された送信元の通信装置からのファイルの受信が予約されているときには、前記ファイルの受信予約の存在をユーザに通知する予約通知部と、を備え
    前記送信元の通信装置を検知したときに、前記検知された送信元の通信装置から受信を予約されていたファイルを受信することを特徴とする送信先の装置。
  7. 第1の通信によりネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、第2の通信により装置間で直接にファイルを送受信できる通信装置を用いたファイル送信方法であって、
    前記第1の通信により送信する電子メッセージに関連付けられた1または複数のファイルから、1または複数のファイルを直送ファイルとして選択するステップと、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信指示に連動して、前記直送ファイルの第2の通信による送信を予約するステップと、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージに、前記直送ファイルを受信予約するための受信予約命令を含めるとともに、前記直送ファイルを除外したファイルを添付して送信するステップと、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先の装置に対して前記第2の通信が可能になった際に、前記送信予約された直送ファイルを、前記第2の通信により前記送信先の装置に送信するステップと、を含むことを特徴とするファイル送信方法。
  8. 第1の通信によりネットワークを介して電子メッセージを送受信でき、第2の通信により装置間で直接にファイルを送受信できる通信装置に実行させるファイル送信プログラムであって、
    前記第1の通信により送信する電子メッセージに関連付けられた1または複数のファイルから、1または複数のファイルを直送ファイルとして選択する処理と、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信指示に連動して、前記直送ファイルの第2の通信による送信を予約する処理と、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージに、前記直送ファイルを受信予約するための受信予約命令を含めるとともに、前記直送ファイルを除外したファイルを添付して送信する処理と、
    前記ファイルを関連付けられた電子メッセージの送信先の装置に対して前記第2の通信が可能になった際に、前記送信予約された直送ファイルを、前記第2の通信により前記送信先の装置に送信する処理と、を含むことを特徴とするファイル送信プログラム。
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