JP5435325B2 - 補強シートの巻付け装置及びコンクリート構造物の補強方法 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋コンクリートなどによって構築される柱や橋脚などのコンクリート構造物を補強する際に使用する補強シートの巻付け装置、及びコンクリート構造物の補強方法に関するものである。
従来、地震によって鉄筋コンクリート製の柱や橋脚がせん断破壊した際に、破損箇所に補強シートを巻き付けて補強をおこなう方法が知られている(特許文献1−3など参照)。
例えば特許文献1の補強方法では、鉄筋コンクリートの柱に帯状炭素繊維含有補強材料を巻き付ける際に、その直前に接着用の含浸樹脂を補強材料に浸み込ませて柱の表面に接合している。
また、特許文献2の補強方法では、柱の表面に予め下地接着剤を塗布しておき、その上から帯状シートを巻き付け、さらにその帯状シートの表面からエポキシ樹脂接着剤を吹き付けることによって接合をおこなう。
さらに、特許文献3の補強方法では、柱に炭素繊維シートを巻き付け、その周囲に型枠を設置し、その型枠の内部に含浸樹脂を流し込んで炭素繊維シートを柱に接合する。
特開2008−63744号公報 特開2007−255130号公報 特開2008−63745号公報
しかしながら、上記した従来の補強方法では、接着剤として液状又はペースト状の樹脂材料を使用するので、柱に均一に塗布するのに熟練した技量が要求される。また、接着剤は乾燥するまでに接着強度が刻々と変化するうえに、施工時の気温や湿度などの影響を受け易いので、接合作業はさらに熟練を要することになる。
また、接着剤や溶剤など特殊な材料を使用する場合は、取り扱いに知識を有するため、復旧工事などの緊急時には利用しにくい。また、接着剤の種類によっては、硬化までに時間がかかり、迅速な復旧が必要な場合には適用が難しい。
そこで、本発明は、取り扱いが容易で短時間で補強効果を発揮させることが可能な補強シートの巻付け装置、及びコンクリート構造物の補強方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の補強シートの巻付け装置は、帯状の繊維シートに水硬性樹脂を含浸又は塗布して乾燥させることで形成された補強シートが装着される装着部と、前記装着部から引き出された前記補強シートを補強対象面に押し付ける押付けローラと、前記装着部から引き出された前記補強シートに向けて散水可能な散水口と、前記装着部、前記押付けローラ及び前記散水口が取り付けられる本体部とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記押付けローラの後方に間隔を置いて押圧ローラが取り付けられ、前記散水口は前記押付けローラと前記押圧ローラとの間で前記補強対象面に押し付けられた前記補強シートに向けて散水可能な位置に取り付けられる構成とすることができる。
また、前記装着部は所定の大きさ以上の回転力が付与されると回転するように形成されるとともに、前記押付けローラは自転可能に形成される構成とすることもできる。
さらに、前記本体部の両側には、前記補強シートが引き出される方向と略直交する方向に延出されたガイド部が設けられ、前記ガイド部に係合させる反力ベルトが前記補強対象面側に取り付けられるものであってもよい。
また、本発明のコンクリート構造物の補強方法は、上記補強シートの巻付け装置を使用するコンクリート構造物の補強方法であって、前記コンクリート構造物の補強対象箇所に前記巻き付け装置により前記補強シートを巻き付ける工程と、巻き付けられた前記補強シートに前記散水口から散水する工程とを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明の別のコンクリート構造物の補強方法は、コンクリート構造物の補強方法であって、帯状の繊維シートに水硬性樹脂を含浸又は塗布して乾燥させることで形成された補強シートを、張力を与えながら前記コンクリート構造物の補強対象箇所に巻き付ける工程と、巻き付けられた前記補強シートに散水する工程とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記補強シートは、前記補強対象箇所に対して、連続して隙間無く巻き付けることが好ましい。
このように構成された本発明の補強シートの巻付け装置は、水と接触することによって短時間で強度が発現する水硬性樹脂を含浸又は塗布して乾燥させた補強シートが装着される装着部と、その装着部から引き出された補強シートを補強対象面に押し付ける押付けローラと、散水口とを備えている。
このように乾燥した状態の補強シートであれば、補強対象面に容易に配置することができるうえに、散水口から補強シートに散水することによって短時間で補強対象面に接合させることができる。
また、水であれば安全上の問題がまったく無く、取り扱い及び入手が容易なため、震災後の復旧工事など緊急を要する場合に慣れない作業員が施工したとしても、所望する補強を適切におこなうことができる。さらに、このような巻付け装置は、電気、ガスなどによる火気も使用しないので安全性が高い。このため、震災直後に早急にライフラインを復旧させることができるようになる。
また、押付けローラの後方に押圧ローラを取り付け、その間の補強シートに向けて散水可能な位置に散水口を配置することで、補強対象面に押し付けられた補強シートに素早く散水し、散水直後に押圧ローラで補強対象面に再度、押し付けることができるので、補強シートを確実に補強対象面に接合させることができる。
さらに、所定の大きさ以上の回転力の付与により回転する装着部から自転可能な押付けローラによって補強シートを引き出すようにすることで、補強シートに張力が付与される。
このように張力を付与した状態で補強シートを配置して水硬性樹脂を硬化させることで、張力を付与しない場合に比べて補強箇所の剛性を大きくすることができる。
また、本体部の両側にガイド部を設け、そこに補強対象面側に取り付けられた反力ベルトを係合させることで、巻付け装置を自走させることができる。このため、人力作業が削減されて、作業場所が高所などであっても作業員の負担が軽減される。
さらに、本発明の巻付け装置を使ったコンクリート構造物の補強方法であれば、補強対象箇所に補強シートを巻き付け、散水するだけで補強することができるので、熟練した作業員でなくても補強対象箇所を容易かつ確実に補強することができる。
そして、このような巻付け装置を使って、補強シート全長をコンクリート構造物の補強対象箇所に付着させることで、補強箇所の強度を高めることができる。
さらに、別の本発明のコンクリート構造物の補強方法であれば、乾燥した補強シートに張力を与えながら補強対象箇所に巻き付け、散水するだけで、特別な装置や熟練した作業員がいなくてもコンクリート構造物を補強することができる。このため、震災後の復旧工事など、緊急を要し、人力、物資ともに不足するような事態になっても、実施することができる。
例えば、山間部などでは震災によって道路が寸断され、重機を搬入できないこともあるが、補強シートを巻き付ける本発明であれば、重機や特殊車両を必要とせず、迅速に復旧工事に着手することができる。
また、補強シートを巻き付ける方法であれば、コンクリート構造物の形状を問わず適用できるので、様々なコンクリート構造物の補強をおこなうことができる。
さらに、補強対象箇所に対して、補強シートを連続して隙間無く巻き付けることで、断続的に補強シートを配置した場合に比べて補強箇所の剛性を上げることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のコンクリート構造物1の補強方法を説明する説明図である。なお、本実施の形態では、地震などによって損傷したコンクリート構造物1を補修する場合について主に説明するが、損傷する前のコンクリート構造物1を補強する耐震補強などの場合であっても本発明を適用することができる。
このコンクリート構造物1は、鉄筋コンクリート製の柱や橋脚などで、大規模な地震によって主として破壊モードがせん断破壊又は曲げせん断破壊である損傷を受けた場合の復旧工事などに適用できる。
例えば、大規模地震が発生して、図1(a)に示すように、柱などのコンクリート構造物1にひび割れ12,・・・が生じた場合に、ここが補強対象箇所11となる。
そして、この補強対象箇所11に対して、図1(b)に示すように、帯状の補強シート2を巻き付ける。
この補強シート1は、図2(a)に示すように、基材としての繊維シートに水硬性樹脂を含浸させて、乾燥させた状態で巻き取り可能に形成されている。
この基材となる繊維シートには、帯状に成形された繊維シートが使用でき、例えばガラス繊維シート、炭素繊維シート、アラミド繊維シート、ビニロン繊維などが利用できる。以下、本実施の形態では、繊維シートとしてガラス連続繊維シートを使用する場合について説明する。
図2(b)は、水平方向(図2(a)では網目方向)に向けたガラス繊維31,・・・と、鉛直方向(図2(a)では網目鉛直方向)に向けたガラス繊維32,・・・とを編んで帯状に成形された2軸繊維シート3Aの平面図である。
また、図2(c)は、水平方向に向けたガラス繊維31,・・・と、鉛直方向に向けたガラス繊維32,・・・と、斜め方向に向けたガラス繊維33,・・・と、その直交方向に向けたガラス繊維34,・・・とを編んで帯状に成形された4軸繊維シート3Bの平面図である。
このように編み込まれた繊維シート(2軸繊維シート3A又は4軸繊維シート3B)の網目に水硬性樹脂を含浸させる。この水硬性樹脂には、例えば水硬性ポリウレタン樹脂が使用できる。
水硬性ポリウレタン樹脂は、水と接触すると反応して硬化する特性を有しており、濃度が高い方が引張強度は高くなるが、濃度が高いと発泡を起こすので、例えば樹脂の母材率が50%〜75%程度になるように希釈して使用する。
そして、繊維シートに、液状、ペースト状又はスラリー状の水硬性ポリウレタン樹脂を含浸又は塗布して、水硬性ポリウレタン樹脂がガラス繊維31,32(33,34)の周囲を取り囲んだような状態にして乾燥させることで、補強シート2を製作する。
このようにして製作された補強シート2は、円筒状に巻き取るとともに、保管中に空気中の水分と反応して硬化しないように、防湿性能の高い袋や容器に入れて保管する。
そして、補強をおこなう際に、保管された補強シート2を取り出して、図1(a)に示すような補強対象箇所11に対して、図1(b)に示すように補強シート2を巻き付ける。
この補強シート2を巻き付ける方法には、図3(a)に示すように1本の補強シート2を螺旋状に連続して巻き付ける方法と、図3(b)に示すように、複数の補強シート2,2を使って、それぞれ水平方向にコンクリート構造物1を一周するように環状に巻き付ける方法がある。
そこで、図4に、補強シート2の巻き付け方法が異なる試験体に対して載荷試験をおこなった結果を示す。ここで、比較のために、損傷していない「健全」な試験体、また損傷後の補修をおこなっていない「無補修」の試験体についても試験をおこなった。また、縦軸にとった「正規化荷重」とは、補修後の荷重を補修前の最大荷重で除した値である。
そして、損傷を与えるための載荷をおこなった試験体(「無補修」の試験体と同等)に対して、図3(a)に示すように、1本の補強シート2を隙間ができないようにラップさせながら斜め上方に向けて4周させたものが「4層連続」と表示されている試験体である。また、「無補修」と同等の試験体に対して、図3(b)に示すように、4本の補強シート2,・・・を隙間ができないようにそれぞれ1周させたものが「4層非連続」と表示された試験体である。
この載荷試験の結果、「4層連続」の試験体は、「健全」の試験体と同等の初期剛性を保ちながら、「無補修」の試験体の最大正規化荷重の0.82を上回り1.0を越えた付近まで正規化荷重が増加した。
これに対して、「4層非連続」の試験体は、「無補修」の試験体に比べて二次勾配(荷重−変位関係が変極した後の勾配)は大幅に増加しているが、最大正規化荷重は略同程度となっている。
このため、補強シート2は、コンクリート構造物1の補強対象箇所11に対して、連続して隙間無く巻き付ける方法が好ましい。
続いて、図5には、補強シート2と張力の付与との関係を確認するためにおこなった引張試験の結果を示す。
この試験は、補強シート2に対して、網目方向(図2(a)参照)に引張力(張力)を与えた後に散水して硬化させた場合(図5の「網目方向(引張力を加えた後硬化)」)と、網目方向に引張力を与えずに散水して硬化させた場合(図5の「網目方向(引張力を加えずに硬化)」)についておこなった引張試験である。ここで、参考として引張力を与えずに散水して硬化させた場合の網目鉛直方向(図2(a)参照)についても試験をおこなった。
この結果、網目鉛直方向の剛性が最も大きくなったが、「網目方向(引張力を加えた後硬化)」の試験体も同程度の剛性を示した。これに対して、「網目方向(引張力を加えずに硬化)」の試験体は、低い剛性となった。
このため、補強シート2は、コンクリート構造物1の補強対象箇所11に対して、張力を与えながら巻き付ける方法が好ましい。
また、図6は、補強シート2とコンクリート構造物1との付着の有無と補強効果の関係を確認するためにおこなった載荷試験結果を示した図である。ここで、「付着あり」は、コンクリート構造物1に補強シート2を巻き付けてから散水して水硬性ポリウレタン樹脂を硬化させた試験体であり、コンクリート構造物1に補強シート2が付着している。他方、「付着なし」は、コンクリート構造物1に補強シート2を付着させていない試験体である。
この結果、「付着あり」の試験体の方が、「付着なし」の試験体に比べてせん断力が向上し、最大正規化荷重が大きくなることがわかる。
このため、補強シート2は、コンクリート構造物1に巻き付けた後に散水をして、全長に亘って水硬性ポリウレタン樹脂を硬化させて、コンクリート構造物1に付着させるのがよい。
例えば、図1(b)に示すように、コンクリート構造物1に補強シート2を巻き付けた後に水Wを吹き付けると、補強シート2の水硬性ポリウレタン樹脂が水と反応して硬化が始まり、20分程度でほぼ全体が硬化して、図1(c)に示すように補強部20が完成することになる。
次に、本実施の形態のコンクリート構造物1の補強方法の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のコンクリート構造物1の補強方法であれば、乾燥した補強シート2に張力を与えながら補強対象箇所11に巻き付け、散水するだけで、特別な装置や熟練した作業員がいなくてもコンクリート構造物1を補強することができる。
また、水であれば安全上の問題がまったく無く、取り扱い及び入手が容易なため、震災後の復旧工事など緊急を要する場合に慣れない作業員が施工したとしても、所望する補強を適切におこなうことができる。
さらに、このような方法であれば、電気、ガスなどによる火気も使用しないので火災が発生する心配がなく、安全性が高い。また、補強シート2を巻き付ける方法であれば、コンクリート構造物1がどのような形状をしていても適用できるので、建物の柱、橋脚、電柱、上下水道管など様々なコンクリート構造物の補強をおこなうことができる。
このため、震災後の復旧工事など、緊急を要し、人力、物資ともに不足するような事態になっても実施することが可能で、震災直後に早急にライフラインを復旧させることができるようになる。
さらに、張力を付与した状態で補強シート2をコンクリート構造物1の補強対象箇所11に巻き付けて水硬性ポリウレタン樹脂を硬化させることで、張力を付与しない場合に比べて補強箇所の剛性を大きくすることができる。
また、補強対象箇所11に対して、補強シート2を連続して隙間無く巻き付けることで、断続的に補強シート2を配置した場合に比べて補強箇所の剛性を上げることができる。
以下、前記実施の形態で説明したコンクリート構造物1の補強方法の施工に使用可能な補強シート2の巻付け装置の実施例1について説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例1では、図7,8を参照しながら、補強シート2の巻付け装置としての自走巻付け装置5について説明する。ここで、図7は、四角柱形状のコンクリート構造物1の側面図で見た自走巻付け装置5の構成を説明する図であり、図8はコンクリート構造物1の断面図で見た自走巻付け装置5の構成を説明する図である。
まず、構成から説明すると、この自走巻付け装置5は、本体部54と、その本体部54に取り付けられて補強シート2が装着される装着部51と、その装着部51から補強シート2を引き出し補強対象面に押し付ける押付けローラとしての駆動押付けローラ52と、その後方に間隔を置いて取り付けられる押圧ローラ53と、本体部54に取り付けられて駆動押付けローラ52と押圧ローラ53との間に出現する補強シート2に向けて散水可能な散水口56とを主に備えている。
この装着部51は、円筒状に形成されており、図8に示すように本体部54の一端に回転可能に取り付けられている。また、この装着部51には、補強シート2が巻き取られた巻取り部21が形成されており、正方向に所定の大きさ以上の回転力が付与されると回転するように構成される。
例えば、装着部51の回転軸511にラチェット機構(図示省略)を設ける場合は、所定の大きさより小さな正方向の回転力による回転を阻止する抵抗手段を歯車に対して設けておき、所定の大きさ以上の回転力が付与されたときに抵抗手段を乗り越えて歯車が正回転するようにしておく。また、回転後には歯車の歯にラチェット機構の爪が食い込むことになって、反対方向に回転しないような構成としておく。
このように構成された装着部51に巻き取られた補強シート2は、所定の大きさ以上の正方向の回転力が付与されたときに巻取り部21から引き出されるので、引き出されたときには張力が付与された状態になっている。
また、図8に示すように、本体部54のコンクリート構造物1側には、駆動押付けローラ52が自転可能に取り付けられる。この駆動押付けローラ52は、駆動モータ(図示省略)に駆動軸521が接続された円筒形状のローラで、駆動モータが作動すると駆動押付けローラ52が回転することになる。
そして、この駆動押付けローラ52には、装着部51の巻取り部21から引き出された補強シート2が架け渡される。
一方、この自走巻付け装置5の本体部54の両側(図7では本体部54の上下)には、補強シート2が引き出される方向と略直交する方向にガイド部55,55が延出される。このガイド部55は、駆動押付けローラ52の軸方向と略同一方向に向けて延出される芯棒55aと、その芯棒55aの端部に設けられる円板状のストッパ55bとによって主に構成される。
さらに、このガイド部55の芯棒55aには、図8に示すようにコンクリート構造物1(補強対象面側)の外周に環状に取り付けられた反力ベルトとしてのゴムベルト4を係合させる。すなわち、図7に示すように、自走巻付け装置5の上下に延出されたガイド部55,55の位置に合わせてゴムベルト4,4をコンクリート構造物1に取り付け、ゴムベルト4,4の弾性力で自走巻付け装置5をコンクリート構造物1に押し付けて支持させる。
そして、このような状態で自走巻付け装置5の駆動押付けローラ52を、図8で見て反時計回りに回転(ここでの正回転)させると、補強シート2が引っ張られて、所定の大きさ以上の回転力になったときに装着部51から補強シート2が引き出されることになる。
また、駆動押付けローラ52のコンクリート構造物1の側面に沿った後方には、回転軸531を中心に回転する押圧ローラ53が配置される。この押圧ローラ53は、駆動押付けローラ52によってコンクリート構造物1の補強対象面に押し付けられた補強シート2を、再び補強対象面に向けて押し付ける円筒形状のローラである。
さらに、この駆動押付けローラ52と押圧ローラ53との間の本体部54には、散水口56が設けられる。すなわち、本体部54の略中央には水Wが充填される供給タンク561が設けられ、その補強対象面側に複数の散水口56,・・・が設けられる。また、図示していないが、給水タンク561には給水ホースが接続されて、随時、水Wが供給される構成となっている。
次に、実施例1の自走巻付け装置5を使用した補強シート2の巻き付け方法について説明する。
まず、コンクリート構造物1の補強対象箇所11の最上部に、自走巻付け装置5のガイド部55,55の間隔に合わせてゴムベルト4,4を取り付ける。そして、それらのゴムベルト4,4にガイド部55を係合させることで、自走巻付け装置5を自走可能な状態にする。
また、この取り付けに際して、補強シート2を装着部51の巻取り部21から引き出して駆動押付けローラ52及び押圧ローラ53に架け渡し、コンクリート構造物1とローラ52,53との間に補強シート2が介在された状態にする。さらに、補強シート2の端部2aは、予め散水してコンクリート構造物1の側面に固定しておく。
そして、この状態で駆動押付けローラ52を作動させると、補強シート2を引っ張る力が発生し、その張力が所定の大きさ以上になると装着部51が回転して巻取り部21から補強シート2が引き出される。また、補強シート2が引き出されると、補強シート2による拘束力が低下し、自走巻付け装置5が前進することになる。
さらに、駆動押付けローラ52を通過した補強シート2には、散水口56から水Wが散水され、水Wが浸み込んだ補強シート2は、押圧ローラ53によって再びコンクリート構造物1の補強対象面に押し付けられる。
また、このような自走巻付け装置5は、ゴムベルト4,4に沿って走行するので、所定の位置まで走行した時点で停止させ、ゴムベルト4,4の位置を下方にずらして、再び走行させることによって、補強シート2の連続した巻き付けをおこなう。
このように構成された実施例1の補強シート2の自走巻付け装置5は、水Wと接触することによって短時間で強度が発現する水硬性ポリウレタン樹脂を含浸又は塗布して乾燥させた補強シート2が装着される装着部51と、その装着部51の巻取り部21から引き出された補強シート2を補強対象面に押し付ける駆動押付けローラ52と、散水口56とを備えている。
このように乾燥した状態の補強シート2であれば、コンクリート構造物1の補強対象面に容易に配置することができるうえに、散水口56から補強シート2に散水することによって短時間でコンクリート構造物1に接合させることができる。
このため、震災後の復旧工事など、緊急を要し、人力、物資ともに不足するような事態になっても、自走巻付け装置5と補強シート2と水Wが用意できれば、これらを使って損傷したコンクリート構造物1を早急に補修することができる。
さらに、所定の大きさ以上の回転力の付与により回転する装着部51から自転可能な駆動押付けローラ52によって補強シート2を引き出すようにすることで、巻き付ける際に補強シート2に張力が付与される。
このように張力を付与した状態で、補強シート2をコンクリート構造物1の補強対象箇所11に巻き付けて水硬性ポリウレタン樹脂を硬化させることで、張力を付与しない場合に比べて補強箇所の剛性を大きくすることができる。
また、駆動押付けローラ52の後方で補強シート2に向けて散水口56から散水することで、補強対象面に押し付けられた補強シート2に素早く散水して反応を開始させることができる。さらに、散水後の補強シート2を押圧ローラ53によってコンクリート構造物1の補強対象面に再び押し付けることで、確実に補強シート2をコンクリート構造物1に接合させることができる。
また、本体部54の両側にガイド部55,55を設け、そこにコンクリート構造物1に取り付けられた反力ベルト4,4を係合させることで、自走巻付け装置5を自走させることができる。
このような自走巻付け装置5であれば、人力作業が削減されるので、作業場所が高所であっても特殊な支持装置を設ける必要がなく、作業員の負担も軽減される。
さらに、自走巻付け装置5を使用したコンクリート構造物1の補強方法であれば、自走巻付け装置5を使って補強対象箇所11に補強シート2を巻き付け、散水口56から散水するだけで補強することができるので、熟練した作業員でなくても補強対象箇所11を容易かつ確実に補強することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以下、前記実施例1とは別の形態の補強シート2の巻付け装置の実施例2について説明する。なお、前記実施の形態又は前記実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例2では、図9,10を参照しながら、補強シート2の巻付け装置としての手動巻付け装置6について説明する。ここで、図9は、四角柱形状のコンクリート構造物1の側面図で見た手動巻付け装置6の構成を説明する図であり、図10はコンクリート構造物1の断面図で見た手動巻付け装置6の構成を説明する図である。
まず、構成から説明すると、この手動巻付け装置6は、本体部64と、その本体部64に取り付けられた補強シート2が装着される装着部61と、その装着部61から引き出された補強シート2を補強対象面に押し付ける押付けローラ62と、その後方に間隔を置いて取り付けられる押圧ローラ63と、本体部64に取り付けられて押付けローラ62と押圧ローラ63との間に出現する補強シート2に向けて散水可能な散水口65とを主に備えている。
また、この本体部64は、箱形のケース部641で覆われており、ケース部641には取手部642が設けられて作業員が保持しやすい構成となっている(図9,10の二点鎖線参照)。
さらに、ケース部641の内側に収容される装着部61には、補強シート2が巻き取られた巻取り部21が形成されている。また、この装着部61は回転軸611を中心に回転することになるが、前記実施例1で説明した装着部51と同様に、所定の大きさ以上の回転力が付与されると正方向に回転するように構成されている。
また、装着部61の巻取り部21から引き出された補強シート2は、押付けローラ62と押圧ローラ63とによってコンクリート構造物1の補強対象面に押し付けられる。この押付けローラ62と押圧ローラ63は、回転軸621,631を中心に回転する。
さらに、この押付けローラ62と押圧ローラ63との間の本体部64には、散水口65が設けられる。すなわち、本体部64の略中央に複数の散水口65,・・・が設けられる。また、図示していないが、散水口65,・・・には給水ホースが接続されており、随時、給水可能な構成となっている。
次に、実施例2の手動巻付け装置6を使用した補強シート2の巻き付け方法について説明する。なお、ここでは、コンクリート構造物1の下から上に向けて補強シート2を巻き付ける方法について説明するが、前記実施例1と同様に上から下に向けて巻き付けることもできる。
まず、補強シート2を装着部61の巻取り部21から引き出して押付けローラ62及び押圧ローラ63に架け渡し、作業員が手動巻付け装置6の取手部642を保持してコンクリート構造物1とローラ62,63との間に補強シート2が介在される状態にする。さらに、補強シート2の端部2aは、予め散水してコンクリート構造物1の側面に固定しておく。
そして、手動巻付け装置6をコンクリート構造物1に押し付けた状態で、その側面に沿って人力で移動させる。このように手動巻付け装置6を横方向に移動させると、引き出された補強シート2の上を押付けローラ62と押圧ローラ63とが走行することになる。
また、押付けローラ62が回転すると、補強シート2を引っ張る力が発生し、その張力が所定の大きさ以上になると装着部61が回転して巻取り部21から補強シート2が引き出される。
さらに、押付けローラ62を通過した補強シート2には、散水口65から散水がおこなわれ、水を含んだ補強シート2は押圧ローラ63によってコンクリート構造物1に再び押し付けられる。
このように構成された実施例2の補強シート2の手動巻付け装置6は、作業員が手で保持してコンクリート構造物1の補強対象面に沿って移動させる装置のため、事前準備がほとんど必要なく、迅速にコンクリート構造物1の補強対象箇所11に対して補強シート2を巻き付けることができる。
また、このように手動巻付け装置6を使って補強対象箇所11に補強シート2を巻き付け、散水するだけで補強することができるので、震災後の復旧工事など、緊急を要し、人力、物資ともに不足するような事態になっても、実施することができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は前記実施例1と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1,2では、自走巻付け装置5又は手動巻付け装置6を使用したコンクリート構造物1の補強方法について説明したが、これに限定されるものではなく、人力で補強シート2を巻き付けて、一定量の巻き付けが終わってからまとめて散水することでコンクリート構造物1を補強する方法であってもよい。また、巻き付けのみ巻付け装置を使用し、散水は別途、おこなう構成であってもよい。
さらに、前記実施の形態では、ガラス連続繊維シートに水硬性ポリウレタン樹脂を含浸させて製作された補強シート2について説明したが、これに限定されるものではなく、基材となる繊維シート及び水硬性樹脂の組み合わせは、他の組み合わせであってもよい。
また、前記実施の形態及び前記実施例では、柱などの中実のコンクリート構造物1の補強について説明したが、これに限定されるものではなく、コンクリート管などの中空のコンクリート構造物にも本発明を適用することができる。
さらに、前記実施例1,2では、駆動押付けローラ52(押付けローラ62)を通過した直後に散水口56(65)から散水をおこなう構成について説明したが、これに限定されるものではなく、駆動押付けローラ52(押付けローラ62)を通過する直前に散水がおこなえる位置に散水口を設けることもできる。
本発明の最良の実施の形態のコンクリート構造物の補強方法の工程を説明する説明図である。 補強シートの構成を説明する図であって、(a)は一部巻き取られた補強シートの正面図、(b)は基材となる2軸繊維シートの正面図、(c)は基材となる別の種類の4軸繊維シートの正面図である。 コンクリート構造物に補強シートを巻き付ける方法を説明する図であって、(a)は斜めに連続して補強シートを巻き付けた場合の斜視図、(b)は非連続で環状に補強シートを巻き付けた場合の斜視図である。 補強シートの巻き付け方法の異なる試験体に対して載荷試験をおこなった結果を示す図である。 張力の有無による補強シートの特性の違いを確認するためにおこなった引張試験の結果を示す図である。 付着の有無による補強効果の違いを確認するためにおこなった載荷試験の結果を示す図である。 コンクリート構造物の側面図で見た実施例1の自走巻付け装置の構成を示した説明図である。 コンクリート構造物の断面図で見た実施例1の自走巻付け装置の構成を示した説明図である。 コンクリート構造物の側面図で見た実施例2の手動巻付け装置の構成を示した説明図である。 コンクリート構造物の断面図で見た実施例2の手動巻付け装置の構成を示した説明図である。
符号の説明
W 水
1 コンクリート構造物
11 補強対象箇所
2 補強シート
21 巻取り部
3A 2軸繊維シート(繊維シート)
3B 4軸繊維シート(繊維シート)
4 ゴムベルト(反力ベルト)
5 自走巻付け装置(巻付け装置)
51 装着部
52 駆動押付けローラ(押付けローラ)
53 押圧ローラ
54 本体部
55 ガイド部
56 散水口
6 手動巻付け装置(巻付け装置)
61 装着部
62 押付けローラ
63 押圧ローラ
64 本体部
65 散水口

Claims (7)

  1. 帯状の繊維シートに水硬性樹脂を含浸又は塗布して乾燥させることで形成された補強シートが装着される装着部と、
    前記装着部から引き出された前記補強シートを補強対象面に押し付ける押付けローラと、
    前記装着部から引き出された前記補強シートに向けて散水可能な散水口と、
    前記装着部、前記押付けローラ及び前記散水口が取り付けられる本体部とを備えたことを特徴とする補強シートの巻付け装置。
  2. 前記押付けローラの後方に間隔を置いて押圧ローラが取り付けられ、前記散水口は前記押付けローラと前記押圧ローラとの間で前記補強対象面に押し付けられた前記補強シートに向けて散水可能な位置に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の補強シートの巻付け装置。
  3. 前記装着部は所定の大きさ以上の回転力が付与されると回転するように形成されるとともに、前記押付けローラは自転可能に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の補強シートの巻付け装置。
  4. 前記本体部の両側には、前記補強シートが引き出される方向と略直交する方向に延出されたガイド部が設けられ、前記ガイド部に係合させる反力ベルトが前記補強対象面側に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の補強シートの巻付け装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の補強シートの巻付け装置を使用するコンクリート構造物の補強方法であって、
    前記コンクリート構造物の補強対象箇所に前記巻き付け装置により前記補強シートを巻き付ける工程と、
    巻き付けられた前記補強シートに前記散水口から散水する工程とを備えたことを特徴とするコンクリート構造物の補強方法。
  6. コンクリート構造物の補強方法であって、
    帯状の繊維シートに水硬性樹脂を含浸又は塗布して乾燥させることで形成された補強シートを、張力を与えながら前記コンクリート構造物の補強対象箇所に巻き付ける工程と、
    巻き付けられた前記補強シートに散水する工程とを備えたことを特徴とするコンクリート構造物の補強方法。
  7. 前記補強シートは、前記補強対象箇所に対して、連続して隙間無く巻き付けることを特徴とする請求項6に記載のコンクリート構造物の補強方法。
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