JP5433966B2 - シフトレジスタおよびそれを用いた表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薄膜トランジスタを用いたシフトレジスタおよびそのシフトレジスタを用いた表示装置に関する。
液晶表示装置や有機EL(Electro−Luminescence)表示装置は、表示パネルと走査ドライバと信号ドライバを含む。
表示パネル上には、表示素子がマトリクス状に配置されている。走査ラインは行方向に並んだ各表示素子を接続する。データラインは列方向に並んだ各表示素子を接続する。
走査ドライバは、各走査ラインに順次走査パルスを印加し、各走査ラインに接続された表示素子を順次選択する。信号ドライバは、各データラインに画像データに対応した信号電圧を印加して、選択されている表示素子に対して画像データを書き込む。
各表示素子はアモルファスシリコン(以下、a−Siという。)またはポリシリコン(以下、p−Siという。)を用いた薄膜トランジスタ構造を有して形成される。
小型化とコスト低減のためには、走査ドライバと信号ドライバあるいはその何れか一方をa−Siまたはp−Siを用いた薄膜トランジスタ(TFT,Thin Film Transistor)で、例えば表示素子と一体的に形成することが好ましい。更には、a−Siは、p−Siより比較的低コストで形成することができため、コスト低減のためにはa−SiによるTFTを用いることが好ましい。
ただし、a−Siは、ホールの移動度が極端に小さい。このため、a−SiによるTFTを用いる場合には、pチャネルTFTを製造することは困難であり、nチャネルTFTのみで回路を構成せざるを得ない。
走査ドライバは、走査ラインに順次走査パルスを印加するためにシフトレジスタを含む。そこで、nチャネルTFTのみで構成できるシフトレジスタが提案されている(例えば、特許文献1と特許文献2参照)。
特開2001−52494号公報 特開2006−164477号公報
しかしながら、a−Si形nチャネルTFTでは、ゲート電極に電圧を印加すると、しきい値電圧Vthが徐々に変化する経時変化が比較的大きいことが知られている。
ゲート−ソース電極間またはゲート−ドレイン電極間に負の電圧が印加されると、しきい値電圧Vthは徐々に減少する。すなわち、ゲート電極に印加される電圧がソース電極に印加される電圧よりも相対的に低い場合、またはゲート電極に印加される電圧がドレイン電極に印加される電圧よりも相対的に低い場合、しきい値電圧Vthは徐々に減少する。しきい値電圧Vthの減少は、リーク電流を増加させるため、好ましくない。
また、ドレイン電極とソース電極の間に電流が流れると、しきい値電圧Vthは徐々に増加する。特に、a−Si形nチャネルTFTのドレイン電極とソース電極の間に大きな電流密度の電流が頻繁に流れると、そのa−Si形nチャネルTFTのしきい値電圧Vthは急速に増加する。しきい値電圧Vthが大きくなると、ドレイン電極とソース電極の間を電流が流れにくくなり、回路の構造によっては誤動作するため、好ましくない。
このようにTFTの特性が劣化して、しきい値電圧Vthが変化すると、TFTを用いて構成されたシフトレジスタの動作が不安定となったり、誤動作を起こしたりすることがある。また、このようなシフトレジスタやそれを用いたドライバ回路の消費電力が増加することがある。
本発明は、所定の導電型の薄膜トランジスタのみで構成し、薄膜トランジスタが劣化しにくいシフトレジスタ、およびそれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
請求項に記載の発明は、縦続接続された複数のレジスタ回路からなる複数段のシフトレジスタであって、前記各レジスタ回路は、所定の基準電位の電圧と、前記基準電位より高い電位を有する第1の電圧と該第1の電圧より低い電位の第2の電圧とを交互に有する第1のクロック信号と、が印加され、前段の出力信号が入力信号として印加され、次段の出力信号がリセット信号として入力され、前記第1のクロック信号と前記入力信号と前記リセット信号とに基づく第1の信号を出力する保持回路と、前記第1のクロック信号と前記基準電位の電圧と前記第1の信号とが印加され、前記第1のクロック信号と前記第1の信号とに基づく第2の信号を出力するインバータ回路と、前記第1の信号と前記第2の信号とが印加され、該第1の信号と該第2の信号とに基づく信号を前記出力信号として出力する出力回路と、を備え、前記保持回路は、少なくとも、前記基準電位より高い電位を有する第の電圧と、前記基準電位以上で前記第1の電圧より低い電位の第の電圧とを有する信号を前記第1の信号として出力し、前記インバータ回路は、前記第1のクロック信号の電圧レベルが前記第1の電圧であり、前記第1の信号の信号レベルが前記第の電圧であるとき、前記第2の信号の信号レベルを前記基準電位に応じた電圧に変化させ、前記第1のクロック信号の電圧レベルが前記第1の電圧であり、前記第1の信号の信号レベルが前記第の電圧であるとき、前記第2の信号の信号レベルを前記第1の電圧に応じた電圧に変化させる手段を有し、前記保持回路は、第1の電流路と第1の制御端子を有し、前記第1の電流路の一端に前記第1のクロック信号が印加され、前記第1の制御端子に前記入力信号が印加され、前記第1の電流路の他端に前記第1の信号を出力する第1の薄膜トランジスタと、第2の電流路と第2の制御端子を有し、前記第2の電流路の一端が前記第1の薄膜トランジスタの前記第1の電流路の他端に接続され、前記第2の電流路の他端に前記基準電位の電圧が印加され、前記第2の制御端子に前記リセット信号が印加される第2の薄膜トランジスタと、第3の電流路と第3の制御端子を有し、前記第3の電流路の一端が前記第1の薄膜トランジスタの前記第1の電流路の他端に接続され、前記第3の電流路の他端に前記基準電位の電圧が印加され、前記第3の制御端子に前記第2の信号が印加され、該第2の信号の信号レベルが前記第1の電圧に応じた電圧であるときにオン状態となる第3の薄膜トランジスタと、を有し、前記第1のクロック信号は、前記入力信号が印加される入力期間と前記リセット信号が入力されるリセット期間とにおいて前記第1の電圧に設定され、前記出力信号を出力する出力期間において前記第2の電圧に設定されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシフトレジスタにおいて、前記インバータ回路は、第4の電流路と第4の制御端子を有し、前記第4の電流路の一端に前記第1のクロック信号が印加され、前記第4の制御端子が前記第4の電流路の一端に接続された第4の薄膜トランジスタと、第5の電流路と第5の制御端子を有し、前記第5の電流路の一端が前記第4の薄膜トランジスタの前記第4の電流路の他端に接続されて前記第2の信号を出力し、前記第5の電流路の他端前記基準電位の電圧が印加され、前記第5の制御端子に前記第1の信号が印加される第5の薄膜トランジスタと、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のシフトレジスタにおいて、前記インバータ回路は、更に、第6の電流路と第6の制御端子を有し、前記第6の電流路の一端に前記第1のクロック信号が印加され、前記第6の制御端子に前記リセット信号が印加される第6の薄膜トランジスタと、第7の電流路と第7の制御端子を有し、前記第7の電流路の一端が前記第6の薄膜トランジスタの前記第6の電流路の他端及び前記第5の薄膜トランジスタの前記第5の電流路の一端に接続され、前記第7の電流路の他端に前記基準電位の電圧が印加され、前記第7の制御端子に前記入力信号が印加される第7の薄膜トランジスタと、を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシフトレジスタにおいて、前記出力回路は、前記出力信号を出力する出力端子を有し、2つの電圧レベルを交互に有する第2のクロック信号と、前記基準電位の電圧と、が印加され、前記第のクロック信号は電圧レベルとして、前記基準電位より高い電位を有する第の電圧と、前記基準電位以上で前記第の電圧より低い電位の第の電圧と、を有し、前記第1のクロック信号が前記第1の電圧である期間と前記第2のクロック信号が前記第の電圧である期間とは重ならないタイミングに設定され、前記第1の信号の信号レベルが前記第の電圧であり、前記第2の信号の信号レベルが前記基準電位に応じた電圧であるとき、前記出力信号の信号レベルを前記第2のクロック信号の信号レベルに近づけ、前記第1の信号の信号レベルが前記第4の電圧であり、前記第2の信号の信号レベルが前記第1の電圧に応じた電圧であるとき、前記出力信号の信号レベルを前記基準電位に応じた電圧にする手段を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシフトレジスタにおいて、前記出力回路は、第の電流路と第の制御端子を有し、前記第の電流路の一端に前記第2のクロック信号が印加され、前記第の電流路の他端が前記出力端子に接続され、前記第の制御端子に前記第1の信号が印加される第の薄膜トランジスタと、第の電流路と第の制御端子を有し、前記第の電流路の一端が前記第の薄膜トランジスタの前記第の電流路の他端に接続され、前記第の電流路の他端前記基準電位の電圧が印加され、前記第の制御端子に前記第2の信号が印加される第の薄膜トランジスタと、一端が前記第の薄膜トランジスタの前記第の制御端子に接続され、他端が前記第の薄膜トランジスタの前記第の電流路の他端に接続された容量成分と、を有することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシフトレジスタにおいて、前記保持回路は、前記入力信号が印加されたとき、前記第1のクロック信号の信号レベルに応じた電圧を前記第1の信号として出力し、前記リセット信号が印加されたとき、前記基準電位に応じた電圧を前記第1の信号として出力する手段と、前記入力信号及び前記リセット信号が前記入力端子及び前記リセット端子に印加されていないとき、前記第1の信号の信号レベルをそれ以前の信号レベルに基づく電圧にする手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明に係わる表示装置は、マトリクス状に配置された複数の表示素子と、所定の方向に並んだ前記表示素子を接続する複数の走査ラインと、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のシフトレジスタを含み、当該シフトレジスタに含まれる個々のレジスタ回路の出力端子が個々の前記走査ラインに接続された走査ドライバと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、所定の導電型の薄膜トランジスタのみで構成し、薄膜トランジスタが劣化しにくいシフトレジスタおよびそれを用いた表示装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態に係るアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の一例を示す図であり、図2は、走査ラインに順次印加される走査パルスを示す図である。アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置100は、図1に示すように、表示パネル1と、走査ドライバ2と、信号ドライバ3とを有している。
表示パネル1は、マトリクス状に配置された表示素子10と、行方向に並んだ複数の走査ラインLS1〜LSnと、列方向に並んだ複数のデータラインLD1〜LDmとを有している。
表示素子10は、データラインLD1〜LDmと走査ラインLS1〜LSnの交点の近傍に配置されている。
走査ドライバ2は、1画面分の画像データを表示素子10に書き込むために、図2(A)に示すように、まず走査ラインLS1にtsの期間ハイレベル(例えば、+15V)となる走査パルスを印加する。この走査パルスによって走査ラインLS1に接続された表示素子10が選択される。次に、走査ドライバ2は、図2(B)に示すように、次のtsの期間ハイレベルとなる走査パルスを走査ラインLS2に印加する。この走査パルスによって走査ラインLS2に接続された表示素子10が選択される。そして、走査ドライバ2は、図2(C)に示すように、更に次のtsの期間ハイレベルとなる走査パルスを走査ラインLS3に印加する。この走査パルスによって走査ラインLS3に接続された表示素子10が選択される。
走査ドライバ2は、走査ラインLS4から図2(D)に示す走査ラインLS(n−1)までtsの期間ハイレベルとなる走査パルスを順次印加し、走査ラインLS4〜LS(n−1)に接続された表示素子10を順次選択する。走査ドライバ2は、最後に、図2(E)に示すように、tsの期間ハイレベルとなる走査パルスを走査ラインLSnに印加する。この走査パルスによって走査ラインLSnに接続された表示素子10が選択される。
信号ドライバ3は、データラインLD1〜LDmに画像データに対応した信号電圧を印加する。走査パルスによって選択されている表示素子10に信号電圧が印加されると、表示素子10に画像データが書き込まれる。表示素子10に書き込まれた画像データは、次の画面の画像データが書き込まれるまで記憶され、画像として表示パネル1に表示される。
なお、液晶表示装置100は本発明の表示装置の一例であり、表示素子10は本発明の表示素子の一例であり、走査ラインLS1〜LSnは本発明の走査ラインの一例であり、走査ドライバ2は本発明の走査ドライバの一例である。
図3は、本発明の実施の形態に係るシフトレジスタの一例を示す図である。走査ドライバ2は、本発明の実施の形態に係るシフトレジスタ200を含む。シフトレジスタ200は、走査パルスを生成する。シフトレジスタ200は、図3に示すように、走査ラインLS1〜LSnにそれぞれ対応するn個のレジスタ回路40によって構成される。
レジスタ回路40は、入力端子INと、出力端子OUTと、リセット端子RSTと、クロック端子CKmと、クロック端子CKpと、ローレベル電源電圧端子Vssとを有する。
n個のレジスタ回路40はカスケードに配置され、n段のシフトレジスタ200を構成する。1段目のレジスタ回路40の入力端子INには、図示しない制御回路からハイレベル(例えば、+15V)の電源電圧Vdd(以下、ハイレベル電源電圧という。)に等しいハイレベルのスタート信号が供給される。
または、走査ドライバ2を連続して駆動する場合には、1段目のレジスタ40の入力端子INに、最初の画像の表示を開始するときにイニシャルパルスとしてハイレベルのスタート信号を供給する。そして、2枚目以降の画像を表示するときには、1段目のレジスタ回路40の入力端子INに、スタート信号として最終段(n段目)のレジスタ回路40の出力端子OUTから出力される出力信号OUT(n)を供給しても良い。
1段目以外のk段目のレジスタ回路40の入力端子INには、前段(k−1)段目のレジスタ回路40の出力端子OUTが接続される(kは1〜nの整数)。また、k段目のレジスタ回路40の出力端子OUTは対応する走査ラインLSkに接続され、k段目のレジスタ回路40の出力信号OUT(k)が走査ラインLSkに出力される。
クロック信号CK1とクロック信号CK2は2相クロック信号であり、方形波電圧出力回路41はパルス信号のクロック信号CK1を出力する回路であり、方形波電圧出力回路42はパルス信号のクロック信号CK2を出力する回路である。各レジスタ回路40のクロック端子CKpとクロック端子CKmにはクロック信号CK1とクロック信号CK2が交互に印加される。
図4は、2相クロック信号の一例を示す図である。方形波電圧出力回路41と方形波電圧出力回路42から出力されるクロック信号CK1とクロック信号CK2は、図4に示すように、ハイレベル電源電圧Vddに等しいハイレベルの電圧とローレベル(例えば、−15V)の電源電圧Vss(以下、ローレベル電源電圧という。)に等しいローレベルの電圧を交互に繰り返す2相クロック信号である。デューティ比(t1/t0)は50%より小さく、クロック信号CK1がハイレベルである期間とクロック信号CK2がハイレベルである期間は重ならない。
奇数段のレジスタ回路40のクロック端子CKmとクロック端子CKpには、それぞれクロック信号CK1とクロック信号CK2が供給される。また、偶数段のレジスタ回路40のクロック端子CKmとクロック端子CKpは、それぞれクロック信号CK2とクロック信号CK1が供給される。
n段目(最終段)以外のk段目のレジスタ回路40のリセット端子RSTには、後段(k+1段目)のレジスタ回路40の出力端子OUTが接続されている。n段目(最終段)のレジスタ回路40のリセット端子RSTには、図示しない制御回路からリセット信号が供給される。または、(n+1)段目のレジスタ回路40を追加して、n段目のレジスタ回路40のリセット端子RSTにその出力端子OUTを接続し、(n+1)段目のレジスタ回路40の出力信号OUT(n+1)を入力するようにしても良い。
ローレベル電源電圧端子Vssには、ローレベル電源電圧Vssが印加される。
なお、シフトレジスタ200は本発明のシフトレジスタの一例である。
図5は、本発明の実施の形態に係るレジスタ回路の回路構成例を示す図である。本発明の実施の形態に係るレジスタ回路40aは、図5に示すように、保持回路50aと、出力回路70aとを有している。レジスタ回路40aは、図3に示したレジスタ回路40の一例である。
保持回路50aは、電流路が直列に接続されたnチャネルTFT51aとnチャネルTFT52を含む。nチャネルTFT51aは、ゲート電極と電流路の一端がそれぞれ入力端子INとクロック端子CKmに接続されている。nチャネルTFT52は、ゲート電極がリセット端子RSTに接続され、電流路の一端がローレベル電源電圧端子Vssに接続され、電流路の他端がnチャネルTFT51aの電流路の他端に接続されている。nチャネルTFT51aの電流路の他端とnチャネルTFT52の電流路の他端は、ノードn1に接続されている。
図6は、保持回路の各部の電圧の一例を示す図である。nチャネルTFT51aは、入力端子INにハイレベルの入力信号が入力すると、オン状態となって電流路の一端と他端とが導通し、クロック端子CKmに印加される電圧をノードn1に印加する。保持回路50aでは、図6(A)と(B)に示すように、クロック端子CKmにハイレベルの電圧が印加されているときにハイレベルの入力信号が入力する。このため、ノードn1にハイレベルの電圧が印加される。
nチャネルTFT52は、リセット端子RSTにハイレベルのリセット信号が入力すると、オン状態となって電流路の一端と他端とが導通し、ローレベルの電圧をノードn1に印加する。
従って、保持回路50aは、図6(B)に示すように、入力端子INにハイレベルの入力信号が入力すると、図6(D)に示すように、ノードn1に保持されていたローレベルの電圧をハイレベルの電圧に変化させる。また、保持回路50aは図6(C)に示すように、リセット端子RSTにハイレベルのリセット信号が入力すると、図6(D)に示すように、ノードn1に保持されていたハイレベルの電圧をローレベルの電圧に変化させる。入力端子INにハイレベルの入力信号が入力せず、リセット端子RSTにハイレベルのリセット信号が入力しないとき、保持回路50aはノードn1の電圧のレベルを保持する。保持回路50aは、ノードn1に保持されている電圧を出力し、出力回路70aに供給する。
なお、図6(D)において、破線はノードn1がフローティング状態であり、実線はノードn1にハイレベルまたはローレベルの電圧が印加されていることを意味する。以下の図でも同様に破線はフローティング状態を示し、実線はハイレベルまたはローレベルの電圧が印加されていることを示す。
出力回路70aは、nチャネルTFT71と、容量Ccと、容量Coとを含む。nチャネルTFT71は、ゲート電極がノードn1に接続され、電流路の一端がクロック端子CKpに接続され、電流路の他端がノードn2(出力端子OUT)に接続されている。容量Ccは、一端がノードn1に接続され、他端がノードn2(出力端子OUT)に接続されている。容量Coは、一端がノードn2(出力端子OUT)に接続され、他端が接地されている。
図7は、出力回路の各部の電圧の一例を示す図である。nチャネルTFT71は、図7(A)、(B)、(C)に示すように、ノードn1に保持されている電圧がハイレベルのとき、オン状態となって電流路の一端と他端が導通し、ノードn2(出力端子OUT)の電圧のレベルをクロック端子CKpに印加される電圧のレベルと同一となるように変化させる。
容量Ccと容量Coは、ノイズの影響を排除し、誤動作を防止するために設けられている。容量Ccと容量Coが無くてもレジスタ回路40aは動作するが、容量Ccと容量Coが無いと、ノイズの影響を受けて誤動作しやすくなる。
図8は、図3に示したように、複数のレジスタ回路40aをカスケードに配置し、シフトレジスタ200を構成したときの1個のレジスタ回路40aの各部の電圧の一例を示す図である。
図8(A)と図8(B)に示すように、クロック端子CKmとクロック端子CKpには、ハイレベルである期間が重ならない2相信号が供給される。
図8に示す期間taは、入力期間である。入力期間では、図8(B)と図8(C)に示すように、クロック端子CKmにハイレベルの電圧が印加されているとき、入力端子INにハイレベルの入力信号が入力する。これにより、nチャネルTFT51aの電流路の一端と他端が導通し、図8(E)に示すように、ハイレベル電源電圧VddよりもnチャネルTFT51aのしきい値電圧Vthだけ低下した電圧がノードn1に印加される。
入力期間中、nチャネルTFT71は電流路の一端と他端が導通しているが、クロック端子CKpにローレベルの電圧が印加されているため、図8(F)に示すように、ノードn2(出力端子OUT)の電圧はローレベルである。
図8に示す期間tbは、出力期間である。出力期間には、クロック端子CKpにハイレベルの電圧が印加されるため、図8(F)に示すように、ノードn2(出力端子OUT)の電圧がハイレベルになる。
出力期間中、図8(C)と図8(D)に示すように、入力信号とリセット信号はともにローレベルである。このため、ノードn1はフローティングとなっている。このとき、ノードn1の電圧は、図8(E)に示すように、チャージポンプと同様の原理によってハイレベル電源電圧Vddを超えて上昇する。すなわち、ノードn1の電圧は、入力期間中にnチャネルTFT71のゲート−ドレイン電極間の浮遊容量や容量Ccに蓄積された電荷により生じる電圧と、クロック端子CKpから供給される電圧の和となる。
このように、出力期間中、nチャネルTFT71のゲート電極に印加される電圧はハイレベル電源電圧Vddよりも高くなる。このため、ノードn2(出力端子OUT)の電圧は、nチャネルTFT71のしきい値電圧Vth分の低下の影響を受けることがなく、ハイレベル電源電圧Vddまでフルスイングする。
図8に示す期間tcは、リセット期間である。クロック端子CKmとクロック端子CKpにはクロック信号CK1とクロック信号CK2が供給されるが、図4に示すように、クロック信号CK1とクロック信号CK2は、ローレベルの電圧である期間がハイレベルの電圧である期間より長い。
図9は、出力期間tbとリセット期間tcを拡大した図である。図9(A)に示すように、出力期間tbに、クロック端子CKpに印加される電圧はローレベルとなる。しかし、図9(E)に示すように、リセット期間tcにリセット信号が入力するまでノードn1の電圧はハイレベルのままである。このとき、nチャネルTFT71の電流路の一端と他端は導通している。このため、矢印で示すようにノードn2(出力端子OUT)の電圧はローレベルとなる。その後、図9(D)に示すように、リセット信号RSTが入力すると、nチャネルTFT52の電流路の一端と他端が導通し、図9(E)に示すように、ノードn1の電圧はローレベルとなる。これにより、nチャネルTFT71はオフとなり、電流路の一端と他端が非導通となってノードn2はフローティングとなる。ノードn2(出力端子OUT)がフローティングである間、ノードn2(出力端子OUT)はローレベルの電圧を保持する。
以下では、図8に示すように、入力期間taと出力期間tbとリセット期間tcを合わせた期間を動作期間、それ以外の期間を非動作期間と呼ぶ。
nチャネルTFTでは、一般に電流路の一端と他端のうち電圧の低い側がソース電極、電圧の高い側がドレイン電極と呼ばれる。
ここで、図8(B)と図8(E)に示すように、出力期間tbを除くと、クロック端子CKmの電圧はノードn1の電圧より高いか、またはクロック端子CKmとノードn1の電圧は等しい。この場合、nチャネルTFT51aは、ノードn1に接続されている電流路の他端がソース電極であり、クロック端子CKmに接続されている電流路の一端がドレイン電極である。
一方、出力期間tbでは、クロック端子CKmの電圧はノードn1の電圧より低い。この場合、nチャネルTFT51aは、ノードn1に接続されている電流路の他端がドレイン電極であり、クロック端子CKmに接続されている電流路の一端がソース電極である。
このように、nチャネルTFT51aは、電流路の一端と他端のうちいずれがソース電極であり、いずれがドレイン電極であるかが変化する。
図10は、図5のレジスタ回路に含まれる保持回路に対する比較例としての保持回路を示す図である。
図10に示す保持回路50bは、nチャネルTFT51bの電流路の一端にハイレベル電源電圧Vddが供給される点が、図5の保持回路50aのnチャネルTFT51aと異なる。nチャネルTFT52は、保持回路50aと保持回路50bで同一である。
図5における保持回路50aを保持回路50bに置き変えたレジスタ回路40も、レジスタ回路40aと同様に動作する。しかし、nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bは、しきい値電圧Vthが劣化する程度が異なる。
表1は、nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bのゲート−ソース間電圧Vgsとゲート−ドレイン間電圧Vgdの一例を示す。
Figure 0005433966
クロック端子CKmにハイレベル(例えば、+15V)の電圧が印加されるとき、保持回路50aに含まれるnチャネルTFT51aと保持回路50bに含まれるnチャネルTFT51bのゲート−ソース間電圧Vgsとゲート−ドレイン間電圧Vgdは同一である。
入力期間taには、図8(C)に示すように、nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bのゲート電極(入力端子IN)にハイレベル(例えば、+15V)の入力信号が入力する。図8(B)に示すように、ドレイン電極(クロック端子CKm)にはハイレベル(例えば、+15V)の電圧が印加される。ソース電極とドレイン電極間は導通し、図8(E)に示すように、ソース電極にはハイレベルからしきい値電圧Vthだけ減少した電圧(例えば、+15V−Vth)が供給される。このとき、ノードn1に接続されている電流路の他端がソース電極であり、クロック端子CKmまたはハイレベル電源電圧Vddに接続されている電流路の一端がドレイン電極である。従って、ゲート−ソース間電圧Vgs=Vth、ゲート−ドレイン間電圧Vgd=0Vとなる。
出力期間tbには、図8(C)に示すように、nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bのゲート電極(入力端子IN)の電圧はローレベル(例えば、−15V)である。このとき、図8(E)に示すように、ノードn1がフローティングとなるため、ノードn1の電圧は、図8(E)に示すように、ハイレベル電源電圧Vdd(例えば、+15V)を超えて、例えば、約+39Vまで上昇する。このため、クロック端子CKmまたはハイレベル電源電圧Vddに接続されている電流路の一端よりも、ノードn1に接続されている電流路の他端の電圧の方が高くなる。すなわち、ノードn1に接続されている電流路の他端がドレイン電極であり、クロック端子CKmまたはハイレベル電源電圧Vddに接続されている電流路の一端がソース電極である。nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bのゲート−ドレイン間電圧Vgdは両方とも約−54Vである。
一方、クロック端子CKmに接続されているnチャネルTFT51aのソース電極には、図8(B)に示すように、−15Vが印加される。しかし、nチャネルTFT51bのソース電極には、+15V(ハイレベル電源電圧Vdd)が印加される。このため、nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bのゲート−ソース間電圧Vgsは、それぞれ0Vと−30Vであり、異なる。
リセット期間tcには、図8(C)に示すように、nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bのゲート電極(入力端子IN)の電圧はローレベル(例えば、−15V)である。一方、図8(D)に示すように、nチャネルTFT52のゲート電極にはハイレベル(例えば、+15V)のリセット信号が入力する。このとき、nチャネルTFT52が導通するため、図8(E)に示すように、ノードn1の電圧はローレベル(例えば、−15V)となる。nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bは、ノードn1に接続されている電流路の他端がソース電極であり、クロック端子CKmまたはハイレベル電源電圧Vddに接続されている電流路の一端がドレイン電極である。nチャネルTFT51aとnチャネルTFT51bのドレイン電極にはハイレベル(例えば、+15V)の電圧が供給される。このため、ゲート−ソース間電圧Vgs=0V、ゲート−ドレイン間電圧Vgd=−30Vである。
非動作期間では、nチャネルTFT51bはリセット期間と同じく、ゲート−ソース間電圧Vgs=0V、ゲート−ドレイン間電圧Vgd=−30Vである。
nチャネルTFT51aもクロック端子CKmに印加される電圧がハイレベル(例えば、+15V)であるときはリセット期間と同じく、ゲート−ソース間電圧Vgs=0V、ゲート−ドレイン間電圧Vgd=−30Vである。
一方、クロック端子CKmに印加される電圧がローレベル(例えば、−15V)であるとき、nチャネルTFT51aのゲート−ソース間電圧Vgs=0V、ゲート−ドレイン間電圧Vgd=0Vである。
ゲート−ソース間電圧Vgsまたはゲート−ドレイン間電圧Vgdが負である間、a−SiTFTはしきい値電圧Vthが減少し、劣化する。
上述したように、nチャネルTFT51aは、出力期間tbのゲート−ソース間電圧Vgsが0Vであり、および非動作期間でCKm端子の電圧がローレベル(−15V)であるときのゲート−ドレイン間電圧Vgdも0Vである。一方、nチャネルTFT51bは、出力期間tbのゲート−ソース間電圧Vgsが−30Vであり、非動作期間も常にゲート−ドレイン間電圧Vgdが−30Vである。
このため、保持回路50aのnチャネルTFT51aは保持回路50bのnチャネルTFT51bよりも劣化しにくい。nチャネルTFT51aまたはnチャネルTFT51bが劣化すると、リーク電流が増加するため、非動作期間にノードn1に電荷が蓄積し易くなる。電荷が蓄積すると、ノードn1の電位が上昇するため、レジスタ回路40の動作が不安定になる。
しかも、保持回路50aのnチャネルTFT51aは非動作期間でCKm端子の電圧がローレベル(例えば、−15V)であるとき、ドレイン−ソース間電圧Vdsが0Vである。このとき、nチャネルTFT51aにはリーク電流が流れない。従って、nチャネルTFT51aは非動作期間のリーク電流がnチャネルTFT51bのリーク電流の概ね半分に減少する。
従って、保持回路50aを用いたレジスタ回路40aは、保持回路50bを用いたレジスタ回路40よりも長期間安定して動作し、消費電力が減少する。
なお、レジスタ回路40aは本発明のレジスタ回路の一例であり、保持回路50aは本発明の保持回路の一例であり、出力回路70aは本発明の出力回路の一例である。
図11は、本発明の別の実施の形態に係るレジスタ回路の回路構成例を示す図であり、図12は、図11に示すレジスタ回路をカスケードに配置し、シフトレジスタを構成したときのレジスタ回路の各部の電圧の一例を示す図であり、図13は、インバータ回路の各部の電圧の一例を示す図である。
レジスタ回路40bは、保持回路50aと、インバータ回路60aと、出力回路70bとを有している。レジスタ回路40bは、インバータ回路60aが付加され、出力回路70bがnチャネルTFT72を含む点で図5のレジスタ回路40aと異なる。図5と図11の同じ構成要素には同じ符号が付されている。
出力回路70bは、出力回路70aにnチャネルTFT72が付加されたものである。nチャネルTFT72は、ゲート電極がインバータ回路60aのノードn3に接続され、電流路の一端がローレベル電源電圧端子Vssに接続され、電流路の他端がノードn2(出力端子OUT)に接続されている。
nチャネルTFT72は、図12(G)に示すように、非動作期間に電流路の一端と他端が導通し、ノードn2(出力端子OUT)の電圧をローレベル電源電圧Vssに固定する。非動作期間のノードn1の電圧は、図12(E)に示すように、フローティングとなっているが、ノードn2の電位が安定しているため、容量Ccを介してノードn1の電位も安定化する。
レジスタ回路40bは、図12(C)、(D)、(G)に示すように、レジスタ回路40aと異なり、非動作期間において入力信号、リセット信号および出力信号がローレベル電源電圧Vssに固定されている。このため、レジスタ回路40bは、非動作期間においてレジスタ回路40aよりもノイズに強く、ノイズによって誤動作することが少ない。
インバータ回路60aは、電流路が直列に接続されたnチャネルTFT61aとnチャネルTFT62とを含む。nチャネルTFT61aは、ゲート電極と電流路の一端がクロック端子CKmに接続されている。nチャネルTFT62は、ゲート電極がノードn1に接続され、電流路の一端がローレベル電源電圧端子Vssに接続され、電流路の他端がnチャネルTFT61aの他端に接続されている。nチャネルTFT61aの電流路の他端とnチャネルTFT62の電流路の他端はノードn3に接続されている。
インバータ回路60aは、ノードn1の電圧を反転してノードn3から出力する。
nチャネルTFT61aは、クロック端子CKmにハイレベルの電圧が印加されるとき、電流路の一端と他端が導通し、ノードn3にハイレベルの電圧を印加する。一方、nチャネルTFT61aは、クロック端子CKmにローレベルの電圧が印加されるとき、電流路の一端と他端が非導通となる。
nチャネルTFT62は、図13(B)に示すように、ノードn1の電圧がローレベルであるとき非導通となる。このとき、クロック端子CKmの電圧がハイレベルである間にnチャネルTFT61aの電流路の一端と他端が導通するため、ノードn3は充電される。図13(C)に示すように、クロック端子CKmの電圧がハイレベルである間、ノードn3の電圧はハイレベルとなる。一方、クロック端子CKmの電圧がローレベルである間、ノードn3はフローティングとなり、ハイレベルの電圧が保持される。
一方、ノードn1の電圧がハイレベルであるときnチャネルTFT62の電流路の一端と他端が導通し、ローレベル電源電圧Vssがノードn3に印加される。
このとき、クロック端子CKmの電圧がローレベルである間、nチャネルTFT61aの電流路の一端と他端は非導通となるため、図13(C)に示すように、ノードn3の電圧はローレベル電源電圧Vssまでフルスイングする。
一方、クロック端子CKmの電圧がハイレベルである間は、nチャネルTFT61aが導通し、nチャネルTFT61aとnチャネルTFT62を通って貫通電流が流れる。このため、図13(C)に示すように、ノードn3の電圧はローレベル電源電圧Vssから上昇する。
レジスタ回路40bが図3に示すようにシフトレジスタ200を構成するとき、ノードn2(出力端子OUT)の電圧がハイレベルになるのは、図12(G)に示すように、出力期間tbのみである。出力期間tb以外の期間は、ノードn2(出力端子OUT)の電圧はローレベルである。すなわち、nチャネルTFT72の電流路の一端と他端が非導通となってローレベル電源電圧Vssを遮断しなければならないのは、出力期間tbのみである。
ここで、出力期間tbには、図12(B)に示すように、クロック端子CKmの電圧はローレベルである。このため、nチャネルTFT61aの電流路の一端と他端は非導通である。従って、図12(F)に示すように、ノードn3の電圧は出力期間tbにローレベル電源電圧Vssまでフルスイングする。
このように、レジスタ回路40bが図3に示すようにシフトレジスタ200を構成するとき、nチャネルTFT72の電流路の一端と他端が非導通とならなければならない出力期間tbには、ノードn3の電圧はローレベル電源電圧Vssまでフルスイングする。
a−Si形nチャネルTFTは、ドレイン電極とソース電極の間に大きな電流密度の電流が流れると、しきい値電圧Vthが急速に増加し、劣化する。nチャネルTFT62が非導通となったときのノードn3の電圧は(ハイレベル電源電圧Vdd−nチャネルTFT61aのしきい値電圧Vth)である。このため、nチャネルTFT61aのしきい値電圧Vthが増加すると、ノードn1の電圧がローレベルとなってnチャネルTFT62の電流路の一端と他端が非導通となる期間、すなわち非動作期間においてノードn3の電圧がハイレベルから低下する。ノードn3の電圧がハイレベルから低下すると、出力回路70bに含まれるnチャネルTFT72をオンとし、電流路の一端と他端を十分に導通させることが困難となる。このため、非動作期間においてノードn2(出力端子OUT)の電圧をローレベルに保つことが困難となり、シフトレジスタ200が誤動作するおそれがある。
図11に示すインバータ回路60aは、出力期間tbには、クロック端子CKmの電圧はローレベルであるため、nチャネルTFT61aが非導通となる。このため、nチャネルTFT61aのオン抵抗の大小に関係なく、ノードn3の電圧はローレベル電源電圧Vssまでフルスイングする。従って、nチャネルTFT61aはチャネル幅を広くしてオン抵抗を小さくすることができる。
図12(B)と(E)に示すように、入力期間taには、クロック端子CKmの電圧とノードn1の電圧は両方ともハイレベルである。このとき、nチャネルTFT61aとnチャネルTFT62が両方とも導通し、貫通電流が流れる。しかし、nチャネルTFT61aのチャネル幅が広いと、電流路の一端と他端の間に流れる電流の電流密度は小さい。このため、しきい値電圧Vthの増加は少なく、nチャネルTFT61aは劣化しにくい。
nチャネルTFT61aのオン抵抗が小さくなると、図12(F)に示すように、入力期間taにおいて、ノードn3の電圧が十分に小さなレベルまで下がらない。しかし、図12(A)と(G)に示すように、入力期間taには出力回路70bのクロック端子CKpに印加される電圧と出力信号OUTは両方ともローレベルである。nチャネルTFT71の電流路の両端の電圧とnチャネルTFT72の電流路の両端の電圧が全てローレベルであるため、ノードn3の電圧が高くても問題は無い。
更に、非動作期間には、nチャネルTFT62の電流路の一端と他端が非導通となるため、ノードn3の電圧は、(ハイレベル電圧−nチャネルTFT61aのしきい値電圧Vth)となる。インバータ回路60aでは、クロック端子CKmの電圧はハイレベルの電圧とローレベルの電圧を交互に繰り返す。クロック端子CKmの電圧はnチャネルTFT61aのゲート電極に供給されるため、クロック端子CKmにローレベルの電圧が印加されているとき、nチャネルTFT61aのゲート電極(クロック端子CKm)とドレイン電極(ノードn3)の間の電圧は、負の電圧(例えば、−27V)となる。ゲート−ドレイン電極間に負の電圧が印加されると、しきい値電圧Vthは徐々に減少する。
一方、上述したように、入力期間taには、nチャネルTFT61aとnチャネルTFT62が両方とも導通し、貫通電流が流れる。このとき、nチャネルTFT61aのしきい値電圧Vthは増加する。
このように、インバータ回路60aには、nチャネルTFT61aのしきい値電圧Vthを増加させる期間と減少させる期間が存在する。
また、上述したように、nチャネルTFT61aはチャネル幅を広くし、電流路の一端と他端の間に流れる電流の電流密度を小さくすることができる。
これらの効果により、nチャネルTFT61aは、劣化しにくく、インバータ回路60aを用いるレジスタ回路40aは長期間安定して動作する。
更に、出力期間tbにnチャネルTFT61aとnチャネルTFT62を通って貫通電流が流れない。インバータ回路60aは出力期間tbに貫通電流が流れない分だけ消費電力が減少する。
図14は、本発明の別の実施の形態に係るレジスタ回路の第1の変形例を示す図である。
図14に示すレジスタ回路40cは、保持回路50bと、インバータ回路60aと、出力回路70bとを有している。レジスタ回路40cは、図11に示したレジスタ回路40bの保持回路50aを、図10に示した保持回路50bに置き換えたものである。レジスタ回路40cは、レジスタ回路40bと同様に動作する。
図15は、本発明の別の実施の形態に係るレジスタ回路の第2の変形例を示す図である。
図15に示すレジスタ回路40dは、保持回路50cと、インバータ回路60aと、出力回路70bとを有している。レジスタ回路40dは、図11に示したレジスタ回路40bの保持回路50aを、保持回路50cに置き換えたものである。
保持回路50cは、nチャネルTFT51cのゲートと電流路の一端が接続されている点が、図11の保持回路50aのnチャネルTFT51aと異なる。nチャネルTFT52は、保持回路50aと保持回路50cで同一である。
レジスタ回路40dも、レジスタ回路40bと同様に動作する。
なお、インバータ回路60aは本発明のインバータ回路の一例であり、出力回路70bは本発明の出力回路の一例であり、レジスタ回路40bとレジスタ回路40cとレジスタ回路40dは本発明のレジスタ回路の一例である。
図16は、本発明の更に別の実施の形態に係るレジスタ回路の回路構成例を示す図である。
レジスタ回路40eは、保持回路50dと、インバータ回路60bと、出力回路70bとを有している。
レジスタ回路40eは、保持回路50dがnチャネルTFT53を含み、インバータ回路60bがnチャネルTFT63とnチャネルTFT64を含む点で図11のレジスタ回路40bと異なる。図11と図16の同じ構成要素には同じ符号が付されている。
保持回路50dは、保持回路50aにnチャネルTFT53が付加されたものである。nチャネルTFT53は、ゲート電極がインバータ回路60bのノードn3に接続され、電流路の一端がローレベル電源電圧端子Vssに接続され、電流路の他端がノードn1に接続されている。
nチャネルTFT53は、非動作期間のノードn1の電圧をローレベル電源電圧Vssに固定する。非動作期間のノードn1の電圧が安定化するため、ノイズに強くなり、出力回路70bに含まれる容量Ccを小さくすることができる。
なお、保持回路50dは、保持回路50bまたは保持回路50cにnチャネルTFT53を付加した構成としても良い。
インバータ回路60bは、インバータ回路60aにnチャネルTFT63とnチャネルTFT64が付加されたものである。
nチャネルTFT63は、ゲート電極がリセット端子RSTに接続され、電流路の一端がクロック端子CKmに接続され、電流路の他端がノードn3に接続されている。nチャネルTFT64は、ゲート電極が入力端子INに接続され、電流路の一端がローレベル電源電圧端子Vssに接続され、電流路の他端がノードn3に接続されている。
ハイレベルのリセット信号が入力すると、nチャネルTFT63の電流路の一端と他端が導通する。ハイレベルのリセット信号は、図12(b)と図12(c)に示すように、クロック端子CKmに印加される電圧がハイレベルのとき入力する。従って、リセット信号が入力すると、ノードn3にハイレベルの電圧が印加される。ノードn3の電圧がハイレベルになると、出力回路70bのnチャネルTFT72の電流路の一端と他端が導通し、ノードn2(出力端子OUT)の電圧をハイレベルからローレベルに変化させる。また、ノードn3の電圧がハイレベルになると、nチャネルTFT53の電流路の一端と他端が導通し、ノードn1の電圧をハイレベルからローレベルに変化させる。
このように、nチャネルTFT63は出力信号OUTの立ち下がりを早め、ノードn1を非動作状態の電圧に早期に変化させるために設けられている。
nチャネルTFT63は、保持回路50aに含まれるnチャネルTFT51aと同様の理由により、しきい値電圧Vthの減少が抑えられ、劣化しにくい。
ハイレベルの入力信号が入力すると、nチャネルTFT64の電流路の一端と他端が導通し、ノードn3の電圧を早期にハイレベルからローレベルに変化させる。ノードn3の電圧がローレベルになると、保持回路50dに含まれるnチャネルTFT53と出力回路70bに含まれるnチャネルTFT72がオフとなる。nチャネルTFT64は、入力期間taにおいてノードn3の電圧を早期にローレベルに変化させるために設けられている。
なお、保持回路50dは本発明の保持回路の一例であり、インバータ回路60bは本発明のインバータ回路の一例であり、レジスタ回路40eは本発明のレジスタ回路の一例である。
上記実施形態では、nチャネルTFTで構成される回路について説明したが、本発明はpチャネルTFTで構成される回路についても同様に適用することができる。また、TFT以外の構造の電界効果トランジスタで構成される回路についても同様に適用することができる。
また、上記実施形態では、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置100について説明したが、本発明はパッシブマトリクス駆動方式の液晶表示装置についても同様に適用することができる。また、本発明は有機EL表示装置についても同様に適用することができる。更には、表示装置に限るものではなく、アモルファスシリコンやポリシリコンで形成されたTFTを用いたシフトレジスタを備えるものであればよく、例えば、アモルファスシリコンやポリシリコンによるTFTと同等の構造を有して構成される複数の受光素子が配設された撮像素子に対しても同様に適用することができる。
以上説明したように、本発明によれば、アモルファスシリコンやポリシリコンで形成されたTFTを劣化しにくくすることができる。このため、アモルファスシリコンやポリシリコンで形成されたTFTを用いたシフトレジスタの動作を長期間安定させることができ、そのシフトレジスタを用いた液晶表示装置や有機EL表示装置の信頼性と寿命を向上させることができる。
また、アモルファスシリコンやポリシリコンで形成されたTFTを用いたシフトレジスタの消費電力を低減することができる。更に、アモルファスシリコンやポリシリコンで形成されたTFTに限らず、それ以外の電界効果トランジスタを用いて構成されたシフトレジスタに本発明を適用しても、そのシフトレジスタの消費電力を低減することができる。
また、本発明によれば、ハイレベル電源電圧Vddのための配線が不要となるため、シフトレジスタの面積を削減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれると理解されるべきである。
本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の一例を示す図である。 走査ラインに順次印加される走査パルスを示す図である。 本発明の実施の形態に係るシフトレジスタの一例を示す図である。 2相クロック信号の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るレジスタ回路の回路構成例を示す図である。 保持回路の各部の電圧の一例を示す図である。 出力回路の各部の電圧の一例を示す図である。 図5に示すレジスタ回路をカスケードに配置し、シフトレジスタを構成したときのレジスタ回路の各部の電圧の一例を示す図である。 図8の出力期間とリセット期間を拡大した図である。 図5のレジスタ回路に含まれる保持回路に対する比較例としての保持回路を示す図である。 本発明の別の実施の形態に係るレジスタ回路の回路構成例を示す図である。 図11に示すレジスタ回路をカスケードに配置し、シフトレジスタを構成したときのレジスタ回路の各部の電圧の一例を示す図である。 インバータ回路の各部の電圧の一例を示す図である。 本発明の別の実施の形態に係るレジスタ回路の第1の変形例を示す図である。 本発明の別の実施の形態に係るレジスタ回路の第2の変形例を示す図である。 本発明の更に別の実施の形態に係るレジスタ回路の回路構成例を示す図である。
符号の説明
2…走査ドライバ
10…表示素子
51a、52、61a、62、63、71、72…nチャネルTFT
40a、40b、40c、40d、40e…レジスタ回路
50a、50b、50c、50d…保持回路
60a、60b…インバータ回路
70a、70b…出力回路
100…液晶表示装置
200…シフトレジスタ
LS1〜LSn…走査ライン

Claims (7)

  1. 縦続接続された複数のレジスタ回路からなる複数段のシフトレジスタであって、
    前記各レジスタ回路は、
    所定の基準電位の電圧と、前記基準電位より高い電位を有する第1の電圧と該第1の電圧より低い電位の第2の電圧とを交互に有する第1のクロック信号と、が印加され、前段の出力信号が入力信号として印加され、次段の出力信号がリセット信号として入力され、前記第1のクロック信号と前記入力信号と前記リセット信号とに基づく第1の信号を出力する保持回路と、
    前記第1のクロック信号と前記基準電位の電圧と前記第1の信号とが印加され、前記第1のクロック信号と前記第1の信号とに基づく第2の信号を出力するインバータ回路と、
    前記第1の信号と前記第2の信号とが印加され、該第1の信号と該第2の信号とに基づく信号を前記出力信号として出力する出力回路と
    備え、
    前記保持回路は、少なくとも、前記基準電位より高い電位を有する第の電圧と、前記基準電位以上で前記第1の電圧より低い電位の第の電圧とを有する信号を前記第1の信号として出力し、
    前記インバータ回路は、前記第1のクロック信号の電圧レベルが前記第1の電圧であり、前記第1の信号の信号レベルが前記第の電圧であるとき、前記第2の信号の信号レベルを前記基準電位に応じた電圧に変化させ、前記第1のクロック信号の電圧レベルが前記第1の電圧であり、前記第1の信号の信号レベルが前記第の電圧であるとき、前記第2の信号の信号レベルを前記第1の電圧に応じた電圧に変化させる手段を有し、
    前記保持回路は、第1の電流路と第1の制御端子を有し、前記第1の電流路の一端に前記第1のクロック信号が印加され、前記第1の制御端子に前記入力信号が印加され、前記第1の電流路の他端に前記第1の信号を出力する第1の薄膜トランジスタと、第2の電流路と第2の制御端子を有し、前記第2の電流路の一端が前記第1の薄膜トランジスタの前記第1の電流路の他端に接続され、前記第2の電流路の他端に前記基準電位の電圧が印加され、前記第2の制御端子に前記リセット信号が印加される第2の薄膜トランジスタと、第3の電流路と第3の制御端子を有し、前記第3の電流路の一端が前記第1の薄膜トランジスタの前記第1の電流路の他端に接続され、前記第3の電流路の他端に前記基準電位の電圧が印加され、前記第3の制御端子に前記第2の信号が印加され、該第2の信号の信号レベルが前記第1の電圧に応じた電圧であるときにオン状態となる第3の薄膜トランジスタと、を有し、
    前記第1のクロック信号は、前記入力信号が印加される入力期間と前記リセット信号が入力されるリセット期間とにおいて前記第1の電圧に設定され、前記出力信号を出力する出力期間において前記第2の電圧に設定されることを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 前記インバータ回路は
    4の電流路と第4の制御端子を有し、前記第4の電流路の一端に前記第1のクロック信号が印加され、前記第4の制御端子が前記第4の電流路の一端に接続された第4の薄膜トランジスタと、
    第5の電流路と第5の制御端子を有し、前記第5の電流路の一端が前記第4の薄膜トランジスタの前記第4の電流路の他端に接続されて前記第2の信号を出力し、前記第5の電流路の他端前記基準電位の電圧が印加され、前記第5の制御端子に前記第1の信号が印加される第5の薄膜トランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項に記載のシフトレジスタ。
  3. 前記インバータ回路は、更に、
    第6の電流路と第6の制御端子を有し、前記第6の電流路の一端に前記第1のクロック信号が印加され、前記第6の制御端子に前記リセット信号が印加される第6の薄膜トランジスタと、
    第7の電流路と第7の制御端子を有し、前記第7の電流路の一端が前記第6の薄膜トランジスタの前記第6の電流路の他端及び前記第5の薄膜トランジスタの前記第5の電流路の一端に接続され、前記第7の電流路の他端に前記基準電位の電圧が印加され、前記第7の制御端子に前記入力信号が印加される第7の薄膜トランジスタと、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のシフトレジスタ。
  4. 前記出力回路は、前記出力信号を出力する出力端子を有し、
    2つの電圧レベルを交互に有する第2のクロック信号と、前記基準電位の電圧と、が印加され、
    前記第のクロック信号は電圧レベルとして、前記基準電位より高い電位を有する第の電圧と、前記基準電位以上で前記第の電圧より低い電位の第の電圧と、を有し、前記第1のクロック信号が前記第1の電圧である期間と前記第2のクロック信号が前記第の電圧である期間とは重ならないタイミングに設定され、
    前記第1の信号の信号レベルが前記第の電圧であり、前記第2の信号の信号レベルが前記基準電位に応じた電圧であるとき、前記出力信号の信号レベルを前記第2のクロック信号の信号レベルに近づけ、
    前記第1の信号の信号レベルが前記第4の電圧であり、前記第2の信号の信号レベルが前記第1の電圧に応じた電圧であるとき、前記出力信号の信号レベルを前記基準電位に応じた電圧にする手段を有することを特徴とする請求項に記載のシフトレジスタ。
  5. 前記出力回路は、第の電流路と第の制御端子を有し、前記第の電流路の一端に前記第2のクロック信号が印加され、前記第の電流路の他端が前記出力端子に接続され、前記第の制御端子に前記第1の信号が印加される第の薄膜トランジスタと、
    の電流路と第の制御端子を有し、前記第の電流路の一端が前記第の薄膜トランジスタの前記第の電流路の他端に接続され、前記第の電流路の他端前記基準電位の電圧が印加され、前記第の制御端子に前記第2の信号が印加される第の薄膜トランジスタと、
    一端が前記第の薄膜トランジスタの前記第の制御端子に接続され、他端が前記第の薄膜トランジスタの前記第の電流路の他端に接続された容量成分と、
    を有することを特徴とする請求項に記載のシフトレジスタ。
  6. 前記保持回路は、前記入力信号が印加されたとき、前記第1のクロック信号の信号レベルに応じた電圧を前記第1の信号として出力し、前記リセット信号が印加されたとき、前記基準電位に応じた電圧を前記第1の信号として出力する手段と、
    前記入力信号及び前記リセット信号が前記入力端子及び前記リセット端子に印加されていないとき、前記第1の信号の信号レベルをそれ以前の信号レベルに基づく電圧にする手段と、
    を有することを特徴とする請求項に記載のシフトレジスタ。
  7. マトリクス状に配置された複数の表示素子と、
    所定の方向に並んだ前記表示素子を接続する複数の走査ラインと、
    請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のシフトレジスタを含み、当該シフトレジスタに含まれる個々のレジスタ回路の出力端子が個々の前記走査ラインに接続された走査ドライバと、
    を備えることを特徴とする表示装置。
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