JP5433761B2 - 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムに関する。
従来、画像を立体的に表示可能な立体画像表示装置、所謂、3次元ディスプレイが存在している。さらに、近年、3次元ディスプレイを、PC(Personal Computer)に搭載する傾向にある。
3次元ディスプレイでは、例えば、スリットやレンチキュラシート(シリンドリカルレンズアレイ)を用いて、左右視差(水平視差)を実現している。このような構成を備えた3次元ディスプレイを用いて、右眼用の画像と左眼用の画像とを、ユーザのそれぞれの眼に提供することで、立体視表示を実現できる。当然ながら、3次元ディスプレイで立体視表示を行う際に、画像データに対して、当該3次元ディスプレイに対応した処理を行う必要がある。
ところで、PCの表示画面上では、従来から入力デバイス等を用いて操作するためのカーソルが表示されている。そして、PCでは、表示画面上に表示しているコンテンツに応じて、カーソルをジャンプさせるなど様々な移動制御が提案されている。これにより、PCを操作する際の利便性の向上を実現している。
特開2008−40826号公報
しかしながら、従来技術において、3次元ディスプレイで画像の立体視表示を行っている範囲では、立体視表示に対応させるための特殊な処理が行われている。このため、通常の2次元画像であるカーソルを、何ら処理を行わないまま、立体視表示を行っている範囲で表示することは難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、立体視表示の際、カーソルに対して適切な表示制御を行う表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムを提供する。
実施形態の表示制御装置は、表示制御手段と、切替手段と、を備える。表示制御手段は、相互に視差を有する画像情報に基づいた立体視映像と、ユーザの操作に従って移動する2次元表示の操作オブジェクトと、を画面内に表示するよう制御する。切替手段は、前記画面内で前記立体視映像が表示されている範囲に前記操作オブジェクトが移動した場合に、当該操作オブジェクトを非表示に切り替え、前記操作オブジェクトが他の表示オブジェクトをドラッグして当該範囲に移動した場合に、当該範囲内を2次元表示に切り替え、当該操作オブジェクトの表示を継続し、前記他の表示オブジェクトについては枠線のみ表示する。
図1は、実施形態にかかる立体画像表示装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる立体画像表示部の構成を一部拡大して示す斜視図である。 図3は、実施形態にかかるCPUにより実行される、立体視表示カーソル制御プログラムと、OSと、のソフトウェア構成を示したブロック図である。 図4は、サイドバイサイド方式のコンテンツの一フレームを示した画像データの例を示した図である。 図5は、実施形態にかかる表示制御部における、2次元表示と、立体視表示と、の切換制御を説明した図である。 図6は、実施形態にかかる表示制御部により表示される表示画面の例を示した図である。 図7は、立体視表示された範囲を分割した分割領域の例を示した図である。 図8は、実施形態にかかる表示制御部により表示される表示画面の例を示した図である。 図9は、実施形態にかかる立体画像表示装置における、カーソルの制御処理の手順を示すフローチャートである。
本実施形態にかかる立体画像表示装置100のハードウェア構成について説明する。図1は、実施形態にかかる立体画像表示装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示すように、立体画像表示装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、記憶部104と、通信I/F105と、入力デバイス106と、立体画像表示部107と、がバス108を介して接続された、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
ROM102は、CPU101が実行する各種のプログラムや各種の設定情報等を記憶する。RAM103は、立体画像表示装置100の主記憶装置であって、CPU101のワークエリアとして機能する。
通信I/F105は、LANやインターネット等を介して、他の情報処理装置等とのデータ通信を制御する。
記憶部104は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置であって、CPU101が実行する各種のプログラム(立体視表示カーソル制御プログラム)や各種の設定情報を記憶する。さらに、記憶部104は、後述する視差画像の生成が可能なコンテンツを記憶する。
入力デバイス106は、立体画像表示部107に表示されたカーソルを操作するためのデバイスとする。本実施形態では、カーソルを操作する例について説明するが、カーソル以外の操作オブジェクトを操作しても良い。
立体画像表示部107は、インテグラル・イメージング(II)方式やインテグラル・フォトグラフィー(IP)方式の画像を立体視表示することが可能な立体画像表示仕様の表示装置とする。
このように、本実施形態にかかる立体画像表示装置100は、立体画像表示部107として、インテグラル・イメージング(II)方式やインテグラル・フォトグラフィー(IP)方式の裸眼3D対応パネルを搭載したPC等とする。
図2は、立体画像表示部107の構成を一部拡大して示す斜視図である。図2に示すように、立体画像表示部107は、2次元平面状に複数配列されたカラー画素ドットを備えてカラー画像を表示可能な画像表示素子201と、カラー画素ドットから出射する光線方向を限定することにより水平方向の視認可能な角度を制限する光線方向限定素子202から構成されている。
画像表示素子201は、画面内のカラー画素ドットの位置ずれが光線の出射方向に大きく影響することから、2次元上に画素ドットがマトリクス配列された、所謂フラットパネルがCRT、プロジェクターよりも好ましく、そのような表示方式として非発光型の液晶パネル(LCD)、発光型のプラズマディスプレイパネル(PDP)、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルなどが挙げられる。
光線方向限定素子202は、画面垂直方向に母線を有する垂直レンティキュラーレンズである。光線方向限定素子202は、光線を出力する方向を限定する機能を有し、パララクスバリア或いは視差バリアとも称せられる。なお、立体視を実現するための手法としては、垂直レンティキュラーレンズを用いるものに制限するものではなく、光線を出力する方向を限定する機能を有するものであればよい。これにより、ユーザの左眼と右目とのそれぞれに異なる光線を出力できるため、立体視を実現できる。
画像表示素子201には、縦横比が3:1の画素が、横方向および縦方向にそれぞれ直線状にマトリクス状に並び、各画素は同一行内で横方向にR(赤)、G(緑)、B(青)が交互に並ぶように配列されており、同一列内で縦方向にR(赤)、B(青)、G(緑)が交互に並ぶように配列されている。画素行の縦周期は、画素の横周期Ppの3倍である。このような画像表示素子201の構造では、水平方向に複数の視差を与える立体表示が可能となる。
図1に戻り、CPU101は、ROM102や記憶部104が記憶するプログラムをRAM103に展開して実行する。本実施形態にかかるCPU101は、立体視表示カーソル制御プログラムに従って各種の演算処理を実行して各部を制御する。
図3は、CPU101により実行される、立体視表示カーソル制御プログラム300と、OS350と、のソフトウェア構成を示したブロック図である。
OS350は、表示制御部351を備え、コンピュータのハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラムとする。OS350は、プログラムの起動、情報の読み込み制御、保存制御等を行う。OS350上で走る動作プログラムをアプリケーションプログラムと呼ぶ。本実施形態では、OS350上で、立体視表示カーソル制御プログラム300が動作する例とする。
表示制御部351は、立体画像表示部107を用いて、各種情報の表示するよう制御を行う。表示制御部351は、記憶部104に記憶されているコンテンツを読み出して、立体画像表示部107に対して受け渡す。コンテンツは、動画データや静止画データなど、様々な表示データが考えられる。
また、立体視表示カーソル制御プログラム300は、OS350等の所定のOS上で動作するものに限らず、後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、任意のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
このコンテンツのフォーマット(3D Format)は、立体画像表示装置100が表示可能な、相互に視差を有するフォーマットであればよい。フォーマットとしては、例えば、マルチキャスト方式、サイドバイサイド方式、トップアンドボトム方式、2D+奥行き方式、タイルフォーマット方式等とする。
図4は、サイドバイサイド方式のコンテンツの一フレームを示した画像データの例を示した図である。図4に示すように、サイドバイサイド方式では、相互に視差を有する、右目用のフレーム401と、左眼用のフレーム402と、を平方向に1/2に圧縮した上で、横並びに配置して1枚のフレーム画像400として構成されている。
その際、表示制御部351は、コンテンツを立体視表示する際に、当該コンテンツを表示する対象となる領域を、立体画像表示部107に対して、立体視表示するよう設定する。当該設定の後、表示制御部351は、コンテンツを、立体画像表示部107の立体視表示するよう設定がなされた領域に表示するよう制御する。
このコンテンツは、立体画像表示部107の立体視表示可能な領域に出力する前に、立体視表示に対応させるための処理がなされている。なお、立体視表示のための処理は、OS350にAPIとして組み込んでも良いし、OS350の上で動作するコンテンツ処理プログラムとして実現しても良い。
このように、本実施形態にかかる立体画像表示装置100では、表示制御部351が領域毎に立体視表示のための設定を行うか否かにより、任意の領域に対して、通常の2次元表示(2D表示)と、立体視表示(3D表示)と、を切り替えることができる。例えば、立体画像表示装置100は、立体視表示可能なコンテンツを表示するウィンドウ内に限って、立体視表示を実現する等が可能となる。このように、立体画像表示装置100は、2次元と、3次元と、の同時表示を実現できる。
図5は、2次元表示501と、立体視表示502と、の切換制御を説明した図である。図5に示すように、表示制御部351は、立体画像表示部107の光線方向限定素子202を制御することで、2次元表示501と、立体視表示502と、を切り替えることができる。
本実施形態では、表示制御部351が、光線方向限定素子202による光の偏光を抑止するよう制御する。画像表示素子201から出力された光は、光線方向限定素子202をそのまま通り、2次元表示501を実現できる。一方、表示制御部351が、光線方向限定素子202で光を偏光させるよう制御する。これにより、画像表示素子201から出力された光は、光線方向限定素子202により、右目用の光と左目用の光とに分けられ、立体視表示502を実現できる。
ところで、表示制御部351は、立体視表示だけでなく、ユーザの操作に従って移動する、2次元表示データのカーソル等も、立体画像表示部107に表示するよう制御している。
従来から、カーソルを、立体視表示が行われている範囲に表示する場合、当該カーソルを立体視表示に対応させる必要があった。仮にカーソルを立体視表示に対応しない場合、立体視表示が行われている領域では、カーソルが正しい位置に表示されなくなる。このために利便性が低下するという問題が生じていた。一方、カーソルを立体視表示に対応するためには、カーソルの移動に応じて立体視表示のための処理を行う必要があるため、処理負担が大きくなる。そこで、本実施形態の立体画像表示装置100では、カーソルに対して立体視表示のための処理を行う必要なく、2次元表示であっても利便性を保つことを可能とした。
図3に戻り、立体視表示カーソル制御プログラム300は、カーソル位置監視部310と、カーソル制御部320と、ウィンドウ制御部330と、を備える。
カーソル位置監視部310は、カーソル位置検出部311と、判定部312と、を備え、入力デバイス106により操作されるカーソルや、カーソルによりドラッグされているウィンドウ等の移動及び位置を監視する。そして、カーソル位置監視部310は、監視結果を、カーソル制御部320及びウィンドウ制御部330に逐次通知する。
カーソル位置検出部311は、立体画像表示部107が表示する画面上における、カーソルの位置座標を検出する。
判定部312は、立体画像表示部107の表示画面内で、立体視表示されている範囲に、カーソルが移動したか否かを判定する。本実施形態にかかる判定部312の判定は、立体視表示がなされている範囲に、カーソル位置検出部311により検出された位置座標が含まれるか否かに基づいて行われる。なお、判定部312は、カーソルでドラッグされている表示オブジェクト(例えば他のウィンドウ、アイコン)についても、立体視表示されている範囲に、当該表示オブジェクトが含まれたか否かを判定する。
カーソル制御部320は、カーソル切替部321を備え、OS350に対して、カーソルの表示、非表示、及びカーソルの表示位置の指定等を指示する。
カーソル切替部321は、判定部312により立体視表示されている範囲にカーソルが移動したと判定された場合に、当該カーソルを非表示に切り替えるよう、OS350に対して指示する。さらに、カーソル切替部321は、カーソルの移動が停止してから所定の時間経過した後、表示画面内のカーソルで操作可能な項目が配置された領域に、当該カーソルを再び表示するよう、OS350の表示制御部351に指示する。
これにより、表示制御部351は、カーソルで操作可能な項目が配置された領域に、当該カーソルを表示する。所定の時間としては、例えば2、3秒とすることが考えられるが、実施形態に応じて適切な時間が設定されていればよい。また、カーソルの表示先となる領域は、カーソルで操作可能な項目が配置されたタイトルバーやコントロールバー等とする。
また、表示制御部351は、カーソルをタイトルバーやコントロールバーに再表示する際に、非表示にされたカーソルが停止してから所定の時間が経過した場合に制限するものではなく、カーソルを非表示にしてから所定時間が経過した場合でもよい。
図6は、表示制御部351により表示される表示画面の例を示した図である。図6に示す表示画面601では、ウィンドウ610が含まれている。このウィンドウ610では、タイトルバー611、612、613と、コントロールバー621、622、623と、が表示されている。タイトルバー611、612、613、及びコントロールバー621、622、623は、カーソルで操作可能な項目が配置されており、且つ2次元表示がなされている。
そして、ウィンドウ610内の範囲630では、上述したサイドバイサイド方式のコンテンツが、立体視表示に対応させるための処理が行われた上で表示されている。このため、通常のカーソル651が範囲630に含まれた場合に、位置が正しく表示されなくなる。
そこで判定部312が、範囲630にカーソルが含まれたと判定した場合、カーソル切替部321が、表示制御部351に対して、カーソルを非表示にするよう指示する。これにより、カーソルが表示されなくなる。そして、本実施形態では、範囲630内で、カーソル652の移動が停止してから所定時間が経過した場合に、カーソル制御部320が、停止したカーソルの位置座標に対応する、タイトルバー611、612、613、又はコントロールバー621、622、623に表示するよう、表示制御部351に指示する。
図6に示す例では、表示制御部351が、位置座標652に対応する、コントロールバー622に、カーソル653を再表示している。このように、カーソルが2次元表示な領域且つ、操作可能な項目が配置されている領域に、ジャンプして表示されたことで、カーソルによる操作性を向上できる。また、表示制御部351は、カーソルを再表示する際に、移動位置を知らせるために、カーソルを一定時間点滅させたり、色を異ならせる等の表示態様の変更を行う。
このように、本実施形態にかかる表示制御部351は、立体視表示されている範囲630を分割した分割領域のうち、カーソルがいずれの分割領域に移動したのかに基づいて、カーソルの表示先となるタイトルバー611、612、613、又はコントロールバー621、622、623を異ならせている。
図7は、範囲630を分割した分割領域の例を示した図である。図7に示すように、本実施形態は、範囲630を、第1の分割領域、第2の分割領域、第3の分割領域、第4の分割領域、第5の分割領域、及び第6の分割領域に分割した例とする。分割領域毎に、カーソルの移動先が対応付けられている。
本実施形態では、第1の分割領域に含まれているカーソルの移動先は、タイトルバー611となる。また、第2の分割領域に含まれているカーソルの移動先は、タイトルバー612となる。第3の分割領域に含まれているカーソルの移動先は、タイトルバー613となる。
さらに、第4の分割領域に含まれているカーソルの移動先は、コントロールバー621となる。第5の分割領域に含まれているカーソルの移動先は、コントロールバー622となる。第6の分割領域に含まれているカーソルの移動先は、コントロールバー623となる。
このように、範囲630にカーソルが移動した場合に、カーソルの位置座標に応じた領域にジャンプした上で表示するため、カーソルによる操作性を向上できる。なお、本実施形態はタイトルバー及びコントロールバーの数にあわせて、表示画面を6個に分割する例としたが、分割領域の数を6個に制限するものではなく、実施の態様にあわせて適切な数に分割すればよい。
変形例としては、表示画面の分割するのではなく、カーソル制御部320が、カーソルが停止した位置から、カーソルから距離が最も近いタイトルバー又はコントロールバー上の位置にカーソルが自動的に移動して表示するよう、表示制御部に対して指示を行っても良い。その際、タイトルバー又はコントロールバーとカーソルとの間の距離を算出する手法は、どのような手法を用いても良い。
ところで、ウィンドウやアイコンなどの表示オブジェクトをドラッグしながら、カーソルが範囲630に含まれた場合、カーソル及び表示オブジェクトを非表示にすると、移動操作を行うのが難しくなる。また、カーソル及び表示オブジェクトは、上述した理由により、立体視表示されている領域で表示するのは難しい。
そこで、本実施形態では、カーソルが表示オブジェクトをドラッグしているときに、判定部312により、カーソルが範囲630に含まれたと判定された場合、カーソル切替部321は、カーソルの表示を継続するよう表示制御部351に対して指示することとした。
しかしながら、表示制御部351は、立体視表示された範囲630では、カーソルを正しい位置に表示できない。そこで、表示制御部351は、範囲630の表示を、2次元表示に切り替える。その上で、表示制御部351は、範囲630に、カーソルの表示を継続する。なお、3Dコンテンツの2次元表示の手法としては、どのような手法を用いても良く、例えば、左目用のフレームを、範囲630に表示するなどが考えられる。
ウィンドウ制御部330は、カーソルが表示オブジェクトをドラッグしているときに、判定部312により、表示オブジェクトが範囲630に含まれたと判定された場合、ウィンドウ制御部330は、表示オブジェクトの枠線のみ表示するよう、表示制御部351に対して指示する。なお、本実施形態は、表示オブジェクトの枠線のみ表示する例としたが、表示オブジェクトを非表示としても良い。
図8は、表示制御部351により表示される表示画面の例を示した図である。図8に示す表示画面601では、図6と同様にウィンドウ610が含まれている。
そして、判定部312が、範囲630に、ウィンドウ861をドラッグしているカーソル851が含まれたと判定した場合、カーソル切替部321が、表示制御部351に対して、カーソルの表示を継続するよう指示する。これにより、表示制御部351は、範囲630内のコンテンツを2次元表示にした上で、カーソル852の表示を継続して行う。そして、判定部312によりウィンドウ861が範囲630に含まれたと判定した場合、ウィンドウ制御部330が、ウィンドウ861で範囲630に含まれた部分を、枠線のみ表示するよう、表示制御部351に指示する。これにより、表示制御部351は、カーソル852でドラッグされているウィンドウの枠線862のみ表示する。
図8に示す表示を行うことで、移動操作がなされているカーソルの位置を、ユーザは把握できると共に、ドラッグされているウィンドウについては枠線のみ表示することで、範囲630に表示されているコンテンツを、ユーザが視認できなくなることを抑止できる。なお、本実施形態では、表示コンテンツをドラッグしているカーソルを、範囲630に含まれた場合に、範囲630に表示されているコンテンツを2次元表示に切り替えることとした。
次に、本実施形態にかかる立体画像表示装置100における、カーソルの制御処理について説明する。図9は、本実施形態にかかる立体画像表示装置100における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、カーソル位置検出部311が、表示画面上に表示されているカーソルの位置座標を検出する(ステップS901)。
次に、判定部312が、検出されたカーソルの位置座標に基づいて、カーソルが、ウィンドウの立体視表示している範囲内に含まれているか否かを判定する(ステップS902)。含まれていないと判定した場合(ステップS902:No)、再びステップS901から処理を繰り返す。
一方、立体視している範囲内に含まれていると判定した場合(ステップS902:Yes)、判定部312は、カーソルが他のウィンドウ等をドラッグしているか否かを判定する(ステップS903)。
そして、判定部312がドラッグしていないと判定した場合(ステップS903:No)、カーソル切替部321が、カーソルを非表示に切り替えるよう表示制御部351に指示する。これにより、表示制御部351が、カーソルを非表示に切り替える(ステップS904)。
そして、カーソル制御部320は、非表示にされたカーソルの移動が停止してから、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS905)。所定の時間が経過していない場合(ステップS905:No)、すこし時間が経過してから、再び所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS905)。
そして、所定の時間が経過したと判定した場合(ステップS905:Yes)、カーソル制御部320が、カーソルが停止した位置に対応するタイトルバー又はコントロールバーに表示するよう、表示制御部351に指示する。これにより、表示制御部351が、カーソルが停止した位置に対応するタイトルバー又はコントロールバーに、カーソルを移動させた上で表示する(ステップS906)。その際、表示制御部351は、移動位置を知らせるために、カーソルを一定時間点滅させたり、色を異ならせる等の表示態様を変更する。
一方、判定部312が、カーソルが他のウィンドウ等をドラッグしているかと判定した場合(ステップS903:Yes)、表示制御部351は、カーソルが含まれたウィンドウに対して、立体視表示から2次元表示に切り替える(ステップS907)。
その後、ウィンドウ制御部330は、当該ウィンドウ内にカーソルでドラッグしている他のウィンドウが含まれたと判定部312により判定された場合に、当該他のウィンドウについて枠線のみ表示するよう、表示制御部351に指示する。これにより、表示制御部351は、カーソルの表示を継続した上で、当該カーソルでドラッグされている他のウィンドウの枠線のみ表示する(ステップS908)。
上述した処理手順により、表示制御部351が、ウィンドウ内でコンテンツの立体視表示を行っているときに、カーソルが立体視表示されている範囲内に含まれた場合に、表示が異常になることを抑止できる。
また、本実施形態では、表示画面上に表示されたウィンドウに対して、カーソルが重畳する場合について説明したがこのような場合に限らず、表示画面上に当該ウィンドウがフルスクリーン表示された場合についても、同様の処理を行うこととする。
さらに、本実施形態では、立体視可能なコンテンツを、立体視表示を行う例について説明した。しかしながら、このような手法に制限するものではない。例えば、2次元コンテンツに対して2D3D変換を行い、立体視可能なコンテンツを生成してから、上述した構成による処理を行っても良い。
本実施形態にかかる立体画像表示装置100では、立体視表示されている範囲内にカーソルが移動した場合に、当該カーソルを非表示することで、カーソルの異常表示を抑止できる。また、カーソルを立体視表示対応させる必要がないため処理負担を軽減できる。さらに、カーソルを、タイトルバー又はコントロールバーに再表示を行うことで、カーソル操作を行う際の利便性を保持することができる。
本実施形態にかかる立体画像表示装置100では、非表示とされたカーソルを再び表示する際に、当該カーソルの停止位置に対応する、最適な移動先を選択することを可能とした。これにより、カーソルによる操作性を向上できる。なお、本実施形態では、入力デバイス106でカーソルを操作する例について説明したが、カーソルに制限するものではなく、例えば、マウスポインタなどを用いてもよい。このように、入力デバイス106の操作対象は、表示画面上に表示された表示オブジェクトを指示又はドラッグが可能な操作オブジェクトであればよい。
本実施形態の立体画像表示装置100で実行される立体視表示カーソル制御プログラム300及びOS350は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の立体画像表示装置100で実行される立体視表示カーソル制御プログラム300及びOS350を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の立体画像表示装置100で実行される立体視表示カーソル制御プログラム300及びOS350をインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の立体視表示カーソル制御プログラム300及びOS350を、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…立体画像表示装置、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…記憶部、105…通信I/F、106…入力デバイス、107…立体画像表示部、108…バス、201…画像表示素子、202…光線方向限定素子、300…立体視表示カーソル制御プログラム、310…カーソル位置監視部、311…カーソル位置検出部、312…判定部、320…カーソル制御部、321…カーソル切替部、330…ウィンドウ制御部、351…表示制御部

Claims (3)

  1. 相互に視差を有する画像情報に基づいた立体視映像と、ユーザの操作に従って移動する2次元表示の操作オブジェクトと、を画面内に表示するよう制御する表示制御手段と、
    前記画面内で前記立体視映像が表示されている範囲に前記操作オブジェクトが移動した場合に、当該操作オブジェクトを非表示に切り替え、前記操作オブジェクトが他の表示オブジェクトをドラッグして当該範囲に移動した場合に、当該範囲内を2次元表示に切り替え、当該操作オブジェクトの表示を継続し、前記他の表示オブジェクトについては枠線のみ表示する切替手段と、
    を備える表示制御装置。
  2. 表示制御装置で実行される表示制御方法であって、
    相互に視差を有する画像情報に基づいた立体視映像と、ユーザの操作に従って移動する2次元表示の操作オブジェクトと、を画面内に表示するよう制御する第1の表示ステップと、
    切替手段が、前記画面内で前記立体視映像が表示されている範囲に前記操作オブジェクトが移動した場合に、当該操作オブジェクトを非表示に切り替え、前記操作オブジェクトが他の表示オブジェクトをドラッグして当該範囲に移動した場合に、当該範囲内を2次元表示に切り替え、当該操作オブジェクトの表示を継続し、前記他の表示オブジェクトについては枠線のみ表示する切替ステップと、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  3. 相互に視差を有する画像情報に基づいた立体視映像と、ユーザの操作に従って移動する2次元表示の操作オブジェクトと、を画面内に表示するよう制御する第1の表示ステップと、
    前記画面内で前記立体視映像が表示されている範囲に前記操作オブジェクトが移動した場合に、当該操作オブジェクトを非表示に切り替え、前記操作オブジェクトが他の表示オブジェクトをドラッグして当該範囲に移動した場合に、当該範囲内を2次元表示に切り替え、当該操作オブジェクトの表示を継続し、前記他の表示オブジェクトについては枠線のみ表示する切替ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2012233029A 2012-10-22 2012-10-22 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム Active JP5433761B2 (ja)

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