JP5433719B2 - 部品装着設定装置、部品装着装置、プログラム及び部品供給ユニット配置方法 - Google Patents

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本発明は、基板に部品を装着する部品装着部、および、当該部品装着部が装着する部品を供給する部品供給ユニットを搭載する一つ以上の部品供給台、を備える部品装着装置において、複数種類の基板に部品を装着する際における前記部品供給台への前記部品供給ユニットの配置を特定する技術に関する。
部品供給ユニットに格納されている部品を装着ヘッドで吸着し、基板における装着位置に装着ヘッドを移動させて、吸着した部品を基板に装着する部品装着装置においては、事前に、基板に装着する部品を格納した部品供給ユニットを部品装着装置の部品供給台(以下、パレットという)に搭載する必要がある。
このため、複数種類の基板に対して部品を装着する場合には、装着する基板を切り替える際に、各々の基板に装着する部品を格納した部品供給ユニットをパレットに搭載する必要がある。
従って、複数種類の基板への部品装着に要する時間(以下、部品装着完了時間)は、部品装着装置が基板に部品を装着するのに要する時間(以下、部品装着時間)と、部品を装着する基板を切り替える際に、切り替え後の基板に装着する部品を格納する部品供給ユニットをパレットに搭載する作業(以下、段取作業)に要する部品装着装置の停止時間と、の和により決定される。
そして、このような部品装着完了時間を短縮するため、従来の技術では、各々の基板毎に部品装着時間が短くなるような部品供給ユニットの配置を算出する「ユニーク段取」の技術、部品装着に必要とする部品が似た回路基板種類を、部品装着装置の部品供給ユニット搭載キャパシティが許す限り集めてグループ(以下、類似基板グループ)を作成し、同一の類似基板グループに属する回路基板に部品を装着する際には、共通の部品供給ユニット配置を使用する「グループ段取」の技術、および、基板を切り替える際に、切替前の基板と切替後の基板とに共通して装着する部品を格納した部品供給ユニットについては、基板の切替前と切替後において同じパレットの同じ搭載位置とする「部分段取」の技術、が用いられる(例えば、非特許文献1を参照)。
Jorge Leon.V、and B.A.Peters、A Comparison of Setup Strategies for Printed Circuit Board Assembly、Computers and Industrial Engineering、Vol. 34、No. 1、pp. 219-234、1998
しかしながら、ユニーク段取の手法によれば、部品装着時間は短いが、部品を装着する基板の種類を切り替える際に、数多くの部品供給ユニットの搭載位置を変更しなければならず、段取作業に要する部品装着装置の停止時間が長くなり、結果として部品装着完了時間が長くなる場合がある。
また、グループ段取の技術によれば、同じ類似基板グループ内の複数の基板種類で必要とする部品供給ユニットの段取作業を削減することができるが、部品を装着する類似基板グループを切り替える際には、ユニーク段取の技術と同様に、段取作業に要する部品装着装置の停止時間が発生し、部品装着完了時間が長くなる場合がある。
さらに、部分段取の技術によれば、段取計画作成時に前提とした生産計画(基板、生産枚数)に基づき、類似の基板(若しくは、類似基板グループ)を連続して投入するように基板投入順序(若しくは、類似基板グループ投入順序)を設定することにより、段取作業の作業量を削減することができるが、例えば、特急注文の受注等により、基板投入順序(若しくは、類似基板グループ投入順序)に修正を加える必要が生じた場合には、大幅な段取作業が発生し、結果として部品装着完了時間が長くなる場合がある。
更に、ユニーク段取、グループ段取及び部分段取によれば、基板種類、若しくは、類似基板グループ切り替えの度に部品供給ユニットの着脱を行う必要があるため、例えば、ヒューマンエラーによる部品供給ユニット誤搭載が発生する場合がある。
そこで、本発明は、各々の基板が必要とする部品を格納した部品供給ユニットを搭載した部品供給台を取り替えることにより、複数種類の基板に部品を装着する生産計画を立てることができるか否かを判定し、このような生産計画を立てることができる技術を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明では、部品装着装置に対し、複数種類の基板を投入し、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着方法において、入力された基板の情報と部品供給台の情報を用いて、複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで各基板への部品の装着が可能な部品供給ユニットの前記各部品供給台への配置を特定するステップと、 前記複数種類の基板間で共通して使用する前記部品供給台を算出することによって、基板を生産する順序である部品装着装置への基板の投入順序を特定するステップと、を有することを特徴とする。
例えば、本発明は、部品装着装置に対し、複数種類の基板を投入し、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着方法において、生産計画データを入力するステップと、入力された生産計画データのうち、前記部品装着装置が部品供給台を装備できる数と、生産に使用できる部品供給台の数を特定するステップと、一の種類の基板を前記装備できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、前記複数種類の基板を前記使用できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、を満たすことで複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで各基板への部品の装着が可能となるように、前記部品供給台に搭載される部品供給ユニットの配置を算出するステップと、前記複数種類の基板に共通して使用する部品供給台を算出することによって基板の投入順序を特定するステップと、を有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、各々の基板が必要とする部品を格納した部品供給ユニットを搭載した部品供給台を取り替えることにより、複数種類の基板に部品を装着する生産計画を立てることができる技術を提供することができる。
部品装着システムの概略図。 部品装着設定装置の概略図。 部品装着ラインマスタテーブルの概略図。 部品装着装置マスタテーブルの概略図。 回路基板マスタテーブルの概略図。 部品マスタテーブルの概略図。 生産計画テーブルの概略図。 部品供給ユニット配置テーブルの概略図。 部品装着設定テーブルの概略図。 コンピュータの概略図。 部品装着装置の概略図。 ガントリ型部品装着装置の平面図。 部品装着設定処理を示すPAD。 部品供給ユニット配置設定処理を示すPAD。 部品供給ユニット配置設定条件入力画面の概略図。 部品供給ユニット配置確認画面の概略図。 部品供給ユニット割当算出処理を示すPAD。 定数群及び変数群の説明図。 パレット配置設定処理を示すPAD。 パレット配置設定条件入力画面の概略図。 段取計画確認画面の概略図。 装置別の段取計画確認画面の概略図。 基板投入順序算出処理を示すPAD。 類似度行列の概略図。 パレット配置算出処理を示すPAD。 部品供給ユニット割当算出処理の他の例を示すPAD。 部品供給ユニット割当改善処理を示すPAD。 部品装着システムの使用形態の一例を説明するためのガントチャート。
図1は、本発明の一実施形態である部品装着システム100の概略図である。
図示するように部品装着システム100は、部品装着設定装置110と、部品装着装置130と、を備えており、これらの部品装着設定装置110及び部品装着装置130は、ネットワーク150を介して、情報の送受信を行うことができるようにされている。なお、図1では、部品装着装置130が三つ示されているが、このような数に限定されるわけではなく、少なくとも一つ以上備えていればよい。
ここで、本実施形態である部品装着システム100は、上流工程(クリーム半田印刷工程等)から、ベルトコンベア等の基板搬送装置160により搬送されてくる基板161に対して、部品装着装置130で部品162を装着し、下流工程(リフロー工程等)に投入するものである。
そして、部品装着設定装置110は、部品装着システム100のオペレータより所定の情報の入力を受け付けて記憶部111に記憶し、後述する部品装着設定データ生成部122で、部品供給ユニットを搭載するパレットの配置、パレットにおける部品供給ユニットの搭載位置及び部品装着順序を特定する情報を含む部品装着設定データを生成して、各部品装着装置130にネットワーク150を介して配信し、部品装着装置130は、部品装着設定装置110から受信した部品装着設定データに基づいて、部品の装着を行う。
図2は、部品装着設定装置110の概略図である。
図示するように、部品装着設定装置110は、記憶部111と、制御部120と、入力部123と、出力部124と、通信部125と、を備える。
記憶部111は、部品装着ラインマスタデータ記憶領域112と、部品装着装置マスタデータ記憶領域113と、回路基板マスタデータ記憶領域114と、部品マスタデータ記憶領域115と、生産計画データ記憶領域116と、部品供給ユニット配置データ記憶領域117と、部品装着設定データ記憶領域118と、演算データ記憶領域119と、を備える。
部品装着ラインマスタデータ記憶領域112には、部品の装着ラインを形成する部品装着装置130の配置を特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図3(部品装着ラインマスタテーブル112aの概略図)に示すような部品装着ラインマスタテーブル112aが部品装着ラインマスタデータ記憶領域112に記憶される。
図示するように、部品ラインマスタテーブル112aは、装置順序欄112bと、装置種類欄112cと、IPアドレス欄112dと、を備える。
装置順序欄112bは、後述する装置種類欄112cで特定される部品装着装置130の配置順序を特定する情報が格納される。本実施形態では、部品装着装置130の配置順序を特定する情報として、図1に示すようなベルトコンベア等の基板搬送装置160により搬送されてくる基板161への部品の装着ラインにおける各部品装着装置130の配置を、部品の装着ラインにおける上流から下流に向かって連番となるように装置順番を割り振り、当該装置順序を特定する情報が本欄に格納されるようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
装置種類欄112cには、各々の部品装着装置130の装置種類を識別するための識別情報(例えば、装置型式)が格納される。
IPアドレス欄112dには、装置順序欄112b及び装置種類欄112cで特定される部品装着装置130のネットワーク150におけるアドレスを特定する情報が格納される。本実施形態では、各部品装着装置130に割り振られているIPアドレスが本欄に格納されるようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
図2に戻り、部品装着装置マスタデータ記憶領域113には、部品装着装置130のハードウェア構成を特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、図4(部品装着装置マスタテーブル113aの概略図)に示されているような部品装着装置マスタテーブル113aが格納される。
図示するように、部品装着装置マスタテーブル113aは、装置種類欄113bと、装置種別欄113cと、装着ヘッド数欄113dと、パレット幅欄113eと、パレット数欄113fと、を備える。
装置種類欄113bには、各部品装着装置130の装置種類を識別するための識別情報が格納される。
装置種別欄113cには、装置種類欄113bで特定される部品装着装置130の装置種類の分類を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態では、部品装着装置130の装置種類の分類として、パレットを一括して交換することのできるガントリ型のものを想定しているため、「ガントリ」の文字列が本欄に格納されているが、パレットを一括して交換することのできる部品装着装置であれば、どのようなものでもよい。
装着ヘッド数欄113dには、装置種類欄113bで特定される装置種類の部品装着装置130が有する装着ヘッドの数を特定する情報が格納される。
パレット幅欄113eには、装置種類欄113bで特定される装置種類の部品装着装置130が有する各々のパレットに搭載可能な部品供給ユニットの数を特定する情報が格納される。
パレット数欄113fには、装置種類欄113bで特定される装置種類の部品装着装置130に装着可能なパレット数を特定する情報が格納される。
図2に戻り、回路基板マスタデータ記憶領域114には、部品装着システム100においてそれぞれの基板種類の基板に装着する部品の位置、種類を特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、図5(回路基板マスタテーブル114aの概略図)に示すような回路基板マスタテーブル114aが格納される。
図示するように、回路基板マスタテーブル114aは、基板種類欄114bと、装着座標欄114cと、角度欄114dと、部品種類欄114eと、を備える。
基板種類欄114bには、後述する装着座標欄114c、角度欄114d及び部品種類欄114eで特定される部品を装着する基板の基板種類を識別するための識別情報(例えば、基板型式)が格納される。
装着座標欄114cには、基板種類欄114bで特定される種類の基板に対して、後述する部品種類欄114eで特定される種類の部品を装着する基板上の位置を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品を装着する基板上の位置を特定する情報として、例えば、基板の左下の予め定められた位置を原点とするX軸及びY軸で構成される座標上の位置を特定するようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
角度欄114dには、基板種類欄114bで特定される種類の基板に対して、後述する部品種類欄114eで特定される種類の部品を装着する角度を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、基板に対する水平方向(例えば、X軸方向)を0°として、部品の装着角度を特定しているが、このような態様に限定されるわけではない。
部品種類欄114eには、基板種類欄114bで特定される種類の基板に装着する部品の部品種類を特定する情報(例えば、部品型式)が格納される。
図2に戻り、部品マスタデータ記憶領域115には、部品装着システム100において装着する部品の構成を特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、図6(部品マスタテーブル115aの概略図)に示すような部品マスタテーブル115aが格納される。
図示するように、部品マスタテーブル115aは、部品種類欄115bと、部品サイズ欄115cと、重量欄115dと、を備える。
部品種類欄115bには、部品種類を特定する情報が格納される。
部品サイズ欄115cには、部品種類欄115bで特定される種類の部品のサイズを特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品のサイズとして、部品の幅xと、部品の奥行きyと、部品の高さhと、により部品のサイズを特定するようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
重量欄115dには、部品種類欄115bで特定される種類の部品の重量を特定する情報が格納される。
なお、以上に記載した部品装着ラインマスタデータ記憶領域112、部品装着装置マスタデータ記憶領域113、回路基板マスタデータ記憶領域114、および、部品マスタデータ記憶領域115、に記憶する情報については、部品装着システム100のオペレータが入力部123を介して、または、他の装置で生成して通信部125を介して、予め記憶部111に記憶しておく。
図2に戻り、生産計画データ記憶領域116には、部品装着システム100で部品を装着する生産計画を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品装着システム100で部品を装着する各々の基板の種類、枚数及び順序を特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、図7(生産計画テーブル116aの概略図)に示すような生産計画テーブル116aが格納される。
図示するように、生産計画テーブル116aは、基板種類欄116bと、生産枚数欄116cと、投入順序欄116dと、を備える。
基板種類欄116bには、部品装着システム100で部品を装着する基板種類を識別するための識別情報が格納される。
生産枚数欄116cには、基板種類欄116bで特定される種類の基板を生産する枚数を特定する情報が格納される。
投入順序欄116には、基板種類欄116bで特定される種類の基板を部品装着システム100に投入する順序を特定する情報が格納される。
なお、生産計画テーブル116aのうち、基板種類欄116b及び生産枚数欄116cに格納される情報については、後述するように、部品装着設定装置110のオペレータが入力部123を介して入力し、投入順序欄116dについては、後述する部品装着設定データ生成部122が特定して格納する。
図2に戻り、部品供給ユニット配置データ記憶領域117には、各パレットに搭載する部品の種類と、搭載位置と、を特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図8(部品供給ユニット配置テーブル117aの概略図)に示すような部品供給ユニット配置テーブル117aが格納される。
図示するように、部品供給ユニット配置テーブル117aは、生産可能基板種類特定領域117bと、パレット部品搭載位置特定領域117cと、を備える。
生産可能基板種類特定領域117bには、パレット部品搭載位置特定領域117cで特定されるパレットを用いて生産することのできる基板の種類を特定する情報が格納される。
パレット部品搭載位置特定領域117cには、パレット欄117dと、位置欄117eと、部品種類欄117fと、を備える。
パレット欄117dには、各パレットを識別するための識別情報が格納される。ここで、各パレットを識別するための識別情報として、本実施形態においては、各パレットに一意となるように割り振られた識別情報を格納するようにしているが、このような態様に限定されるわけではない。
位置欄117eには、パレット欄117dで特定されるパレットに、部品種類欄117fで特定される種類の部品を搭載する部品供給ユニットを搭載する位置を特定する情報が格納される。ここで、部品供給ユニットを搭載する位置を特定する情報については、例えば、パレットの一端から他端に向かって端から昇順に番号を付ける等のように、パレット上の部品供給ユニットの搭載位置が一意となるように予め定めておく。
部品種類欄117fには、パレット欄117dで特定されるパレットの、位置欄117eで特定される位置に搭載される部品供給ユニットに搭載される部品の種類を特定する情報が格納される。
図2に戻り、部品装着設定データ記憶領域118には、各パレットの配置と、各パレットに搭載される部品の基板への装着順序と、を特定する情報が記憶される。
例えば、本実施形態においては、図9(部品装着設定テーブル118aの概略図)に示すような部品装着設定テーブル118aが格納される。
図示するように、部品装着設定テーブル118aは、基板セクション118bと、パレット配置セクション118cと、部品装着順序セクション118dと、を備えている。
基板セクション118bには、部品装着設定テーブル118aに基づいて部品の装着を行う基板の種類を特定する情報が格納される。
パレット配置セクション118cには、基板セクション118bで特定される基板に部品を装着する際に、部品装着装置130が有する装着ヘッドで部品を吸着するパレットを特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、パレット配置セクション118cは、装着ヘッド番号欄118eと、パレット欄118fと、を備える。
装着ヘッド番号欄118eには、各装着ヘッドを特定する情報が格納される。例えば、本実施形態においては、部品装着ラインマスタテーブル112aの装置順序欄112bに格納されている配置に基づいて、各部品装着装置130が有する装着ヘッドを特定して、特定した装着ヘッドに装置順序に対応させて連番を割り振ることで、割り振られた連番を識別情報としている。
パレット欄118fには、装着ヘッド番号欄118eで特定される装着ヘッドが吸着を行うパレットを識別する識別情報が格納される。
部品装着順序セクション118dは、部品の装着順序を特定する情報が格納される。
例えば、本実施形態においては、部品装着順序セクション118dは、装着座標欄118gと、角度欄118hと、部品供給ユニット位置欄118iと、装着ヘッド番号欄118jと、装着順序欄118kと、を備える。
装着座標欄118gには、後述する部品供給ユニット位置欄118iで特定される部品供給ユニットに格納される部品を装着する基板上の位置を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、回路基板マスタテーブル114aの装着座標欄114cに対応する座標位置が格納される。
角度欄118hには、後述する部品供給ユニット位置欄118iで特定される部品供給ユニットに格納される部品を装着する角度を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、回路基板マスタテーブル114aの角度欄114dに対応する角度情報が格納される。
部品供給ユニット位置欄118iには、装着座標欄118gで特定される基板の位置に装着する部品を格納する部品供給ユニットが搭載されるパレット上の位置を特定する情報が格納される。
装着ヘッド番号欄118jには、部品供給ユニット位置欄118iで特定される部品供給ユニットに搭載される部品を吸着する装着ヘッドを識別する情報が格納される。
装着順序欄118kには、部品供給ユニット位置欄118iで特定される部品供給ユニットに搭載される部品を吸着した装着ヘッドから基板に当該部品を装着する順番を特定する情報が格納される。
なお、部品装着設定データ記憶領域118に記憶されるデータについては、後述する部品装着設定データ生成部122において生成され記憶される。
図2に戻り、演算データ記憶領域119には、部品装着設定装置110で演算を行う際に必要なパラメータ等を特定する情報、入力部123を介して入力された情報、等が格納される。
図2に戻り、制御部120は、全体制御部121と、部品装着設定データ生成部122と、を備える。
全体制御部121は、部品装着設定装置110での全体的な処理を制御する。
部品装着設定データ生成部122は、入力部123を介して入力されたデータ及び記憶部111に記憶されているデータに基づいて、入力部123を介して入力された複数の基板種類を、生産する基板種類を変更する際にパレットの交換により生産する生産計画を立てることができるか否かを判定し、このような生産計画を立てることができる場合には、生産計画テーブル116aにおける投入順序欄116dに格納する基板の投入順序を特定する情報と、部品供給ユニットテーブル117aに格納する情報と、部品装着設定テーブル118aに格納する情報と、を算出して記憶部111に記憶する。なお、部品装着設定データ生成部122での具体的な処理については、後述のPAD(Problem Analysis Diagram)を用いて説明する。
入力部123は、部品装着設定装置110のオペレータから情報の入力を受け付ける。
出力部124は、情報を所定の形式で出力する。
通信部125は、ネットワーク150を介して情報の送受信を行う。
以上に記載した部品装着設定装置110は、例えば、図10(コンピュータ170の概略図)に示すような、CPU(Central Processing Unit)171と、メモリ172と、HDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置173と、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等の可搬性を有する記憶媒体174から情報を読み出す読取装置175と、キーボードやマウスなどの入力装置176と、ディスプレイなどの出力装置177と、通信ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)等の通信装置178と、を備えた一般的なコンピュータ170で実現できる。
例えば、記憶部111は、CPU171がメモリ172又は外部記憶装置173を利用することにより実現可能であり、制御部120は、外部記憶装置173に記憶されている所定のプログラムをメモリ172にロードしてCPU171で実行することで実現可能であり、入力部123は、CPU171が入力装置176を利用することで実現可能であり、通信部125は、CPU171が通信装置178を利用することで実現可能であり、出力部124は、CPU171が出力装置177を利用することで実現可能である。
この所定のプログラムは、読取装置175を介して記憶媒体174から、あるいは、通信装置178を介してネットワークから、外部記憶装置173にダウンロードされ、それから、メモリ172上にロードされてCPU171により実行されるようにしてもよい。また、読取装置175を介して記憶媒体174から、あるいは、通信装置178を介してネットワークから、メモリ172上に直接ロードされ、CPU171により実行されるようにしてもよい。
図11は、部品装着装置130の概略図である。
図示するように、部品装着装置130は、記憶部131と、制御部135と、部品装着部138と、パレット139と、通信部140と、を備える。
記憶部131は、部品マスタデータ記憶領域132と、生産計画データ記憶領域133と、部品装着設定データ記憶領域134と、を備える。
部品マスタデータ記憶領域132には、部品装着システム100において装着する部品の構成を特定する情報が格納される。
ここで、本実施形態においては、図6に示すような部品マスタテーブル115aが格納される。
なお、この部品マスタテーブル115aについては、部品装着設定装置110からネットワーク150を介して受信し、本領域に記憶するようにしているが、このような態様に限定されるわけではなく、可搬性を有する記憶媒体等を介して部品装着装置130に読み込み、本領域に記憶するようにしてもよく、また、オペレータが入力部(図示せず)を介して入力しても良い。
生産計画データ記憶領域133には、部品装着システム100で部品を装着する生産計画を特定する情報が格納される。ここで、本実施形態においては、部品装着システム100で部品を装着する各々の基板の枚数及び順序を特定する情報が格納される。
ここで、本実施形態においては、図7に示すような生産計画テーブル116aが格納される。なお、この生産計画テーブル116aについても、部品装着設定装置110からネットワーク150を介して受信し、本領域に記憶するようにしているが、このような態様に限定されるわけではなく、可搬性を有する記憶媒体等を介して部品装着装置130に読み込み、本領域に記憶するようにしてもよい。
部品装着設定データ記憶領域134には、各々の基板種類毎に、各パレットの配置と、各パレットに搭載される部品の基板への装着順序と、を特定する情報が記憶される。
ここで、本実施形態においては、図9に示すような部品装着設定テーブル118aが格納される。なお、この部品装着設定テーブル118aについても、部品装着設定装置110からネットワーク150を介して受信し、本領域に記憶するようにしているが、このような態様に限定されるわけではなく、例えば、可搬性を有する記憶媒体等を介して部品装着装置130に読み込み、記憶部131に記憶するようにしても良く、また、オペレータが入力部(図示せず)を介して入力しても良い。
制御部135は、全体制御部136と、部品装着処理部137と、を備える。
全体制御部136は、部品装着装置130における処理全体を制御する。
部品装着処理部137は、記憶部131に記憶されているデータに基づいて、後述する部品装着部138及びパレット139を制御して、図1に示すベルトコンベア等の基板搬送装置160により搬送されてくる基板161に部品を装着する処理を制御する。
部品装着部138は、パレットに搭載されている部品供給ユニットから部品を吸着し、基板に部品を装着する。
パレット139は、搭載された部品供給ユニットを制御して、部品装着部138の部品吸着位置に部品を供給する。
以上に記載した部品装着部138と、パレット139と、については、例えば、図12に示すような装置で実現可能である。
図12は、ガントリ型部品装着装置180の平面図である。
図示するように、ガントリ型部品装着装置180は、複数の部品供給ユニット181を搭載する少なくとも一つ以上のパレット182と、XYロボット183により移動する少なくとも一つ以上の装着ヘッド184と、基板161を載置するテーブル185と、により構成される。
このようなガントリ型部品装着装置180において、装着ヘッド184は、XYロボット183により所望の部品を格納した部品供給ユニット181の位置まで移動され、供給された部品を吸着し、XYロボット183により基板161上の所望の座標まで移動され、保持する部品を解放することで基板161に装着する。
即ち、ガントリ型部品装着装置180では、部品装着部138は、XYロボット183と、装着ヘッド184と、により構成されることになる。
このようなガントリ型部品装着装置180において、複数の秀類の基板に部品を装着する際に、パレット182を交換することで、必要な部品を交換することができれば、段取り作業に要する時間を短縮することができる。
図11に戻り、通信部140は、ネットワーク150を介して情報の送受信を行う。
以上に記載した部品装着装置130においては、例えば、制御部135は、所定のプログラムをCPUで実行することにより実現可能であり、記憶部131は、CPUがハードディスク等の補助記憶装置やメモリ等の主記憶装置を利用することにより実現可能であり、通信部140は、CPUがNIC等の通信装置を利用することにより実現可能である。
図13は、以上のように構成される部品装着設定装置110の部品装着設定データ生成部122が行う部品装着設定処理を示すPADである。
なお、PADについては、二村良彦著、「情報工学基礎講座4 プログラム技法 PADによる構造化プログラミング」、オーム社、1984年、に詳細に記載されている。
部品装着設定処理は、部品供給ユニット配置設定処理(S10)と、パレット配置設定処理(S11)と、により構成される。
ステップS10における部品供給ユニット配置設定処理は、生産する基板毎に、部品供給ユニットを配置するパレット、および、当該パレットにおける搭載位置を算出、設定する処理である。なお、この処理の詳細については、図14を用いて説明する。
ステップS11におけるパレット配置設定処理は、基板投入順序、各基板種類への部品装着時のパレット配置、部品装着順序を算出する処理である。なお、この処理の詳細については、図19を用いて説明する。
図14は、部品装着設定装置110の部品装着設定データ生成部112が実行する部品供給ユニット配置設定処理を示すPADである。
まず、部品装着設定装置110の部品装着設定データ生成部112は、入力部123を介して、部品装着設定装置110のオペレータより、部品供給ユニット配置設定を行うための条件の入力を受け付ける(S20)。
例えば、部品装着設定データ生成部112は、出力部124に、図15(部品供給ユニット配置設定条件入力画面190の概略図)に示すような部品供給ユニット配置設定条件入力画面190を出力し、入力部123を介して、部品装着設定装置110のオペレータより、必要な条件の入力を受け付ける。
図示するように、部品供給ユニット配置設定条件入力画面190は、生産計画データ入力欄190aと、生産ラインデータ入力欄190bと、所有パレット数入力欄190cと、同一部品搭載可能数入力欄190dと、を備える。
生産計画データ入力欄190aでは、生産を行う基板の種類を特定する情報、および、当該種類の基板の生産枚数を特定する情報、の入力を受け付ける。
生産ラインデータ入力欄190bでは、基板を生産する部品装着ラインのライン構成データを特定する情報の入力を受け付ける。ここでは、部品装着ラインにおける部品装着装置130の装置順序、当該順序に配置される部品装着装置130の装置種類、および、当該順序に配置される部品装着装置130のIPアドレス、の入力を受け付ける。
所有パレット数入力欄190cでは、基板を生産する部品装着ラインにおいて使用するパレットの数を特定する情報の入力を受け付ける。
同一部品搭載可能数入力欄190dでは、部品装着ラインにおいて搭載することのできる各々の種類の部品の部品供給ユニットの数の入力を受け付ける。なお、同一部品搭載可能数については、各部品に関して同じ値となるようにしているが、例えば、各々の部品毎に、搭載可能な部品供給ユニットの数を入力することができるようにしても良い。
なお、本実施形態においては、入力部123を介して、部品装着設定装置110のオペレータより、必要な条件の入力を受け付けるようにしているが、このような態様に限定されず、例えば、予め部品装着設定装置110のオペレータが必要な条件を入力したファイルを作成しておき、ステップS20において、当該ファイルから必要な条件を読み取るようにしてもよい。
図14に戻り、次に、部品装着設定データ生成部112は、ステップS20で入力された情報を、部品装着ラインマスタデータ記憶領域112、生産計画データ記憶領域116、および、演算データ記憶領域119、に記憶する(S21)。
具体的には、部品供給ユニット配置設定条件入力画面190において、生産計画データ入力欄190aを介して入力された情報を生産計画テーブル116aに格納し、生産ラインデータ入力欄190bを介して入力された情報を部品装着ラインマスタテーブル112aに格納し、所有パレット数入力欄190c及び同一部品搭載可能数入力欄190dを介して入力された情報を演算データ記憶領域119に格納する。
図14に戻り、次に、部品装着設定データ生成部112は、後述するステップS23及びステップS24を実行することにより、部品供給ユニット配置を算出する。なお、ここで算出する部品供給ユニット配置は、各々の種類の基板毎に、部品供給ユニットを搭載するパレットと、当該パレットにおける部品供給ユニットの搭載位置と、を特定する処理である。
ステップS23においては、部品装着設定データ生成部112は、各々の種類の基板毎に部品供給ユニットを搭載するパレットを特定する部品供給ユニット割当を算出する(S23)。なお、部品供給ユニット割当算出処理については、図17に示すPADを用いて詳細に説明する。
ステップS24においては、ステップS23で算出した部品供給ユニット割当に基づき、各パレットにおける部品供給ユニットの搭載位置を算出する。
なお、搭載するパレットが所与の部品供給ユニットを入力とし、部品供給ユニットの搭載位置を算出する手順は公知であるため(例えば、下記の、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4、非特許文献5)、詳細な説明は省略するが、本実施形態では、2−opt近傍を用いた局所探索法を用いることで算出するものとする。
非特許文献2:Jouni Smed、Mika Johnsson、Tommi Johtela、and Olli Nevalainen、Techniques and Applications of Production Planning in Electronics Manufacturing Systems、 TUCS Technical Report、No 320、ISBN 952-12-0577-6、1999
非特許文献3:Kimberly P.Ellis、Fernando J.Vittes、and John E.Kobza、Optimizing the Performance of a Surface Mount Placement Machine、IEEE Transactions on Electronics Packaging Manufacturing、Vol. 24、No. 3、pp. 160-169、2001
非特許文献4:Wonsik LEE、Sunghan LEE、Beomhee LEE、and Youngdae LEE、A Genetic Optimization Approach to Operation of a Multi-head Surface Mounting Machine、IEICE Transactions Fundamentals、Vol. E83-A、No. 9、pp. 1748-1756、2000
非特許文献5:Dong-Seok Sun、Tae-Eog Lee、Kyung-Hoon Kim、Component allocation and feeder arrangement for a dual-gantry multi-head surface mounting placement tool、Int.J.Production Economics 95、pp. 245-264、2005
次に、部品装着設定データ生成部112は、ステップS22で算出された部品供給ユニット配置を部品供給ユニット配置データ記憶領域117に記憶する。
具体的には、ステップS20において生産計画データ入力欄190aを介して入力された基板種類を特定する情報を部品供給ユニット配置テーブル117aの生産可能基板種類特定領域117bに格納する。
また、ステップS22において算出された部品供給ユニットを搭載するパレット、および、当該パレットにおける部品供給ユニットの搭載位置、を特定する情報は、部品供給ユニット配置テーブル117aのパレット部品搭載位置特定領域117cに格納する。
なお、ステップS22において格納された部品供給ユニット配置テーブル117aに記憶された情報については、部品装着設定装置110のオペレータより入力部123を介して指示を受け付けることにより、部品装着設定データ生成部122が予め定められた表示形式に変形して出力部124に出力することが可能である。
例えば、部品装着設定データ生成部122は、図16(部品供給ユニット配置確認画面191の概略図)に示すような部品供給ユニット配置確認画面191を生成して、出力することにより、部品装着設定装置110のオペレータは、各パレットに搭載する部品供給ユニットの位置を容易に確認することが可能となる。
図17は、図14のステップS23における部品供給ユニット割当算出処理を示すPADである。
ここでは、数理計画法に基づいて、部品供給ユニットの割当を算出する例を示す。即ち、部品供給ユニット割当を変数群で表現し、当該変数群が満たすべき条件(部品供給ユニット割当が満たすべき条件、以下、制約条件)、並びに、変数群の望ましい性質(部品供給ユニット割当の望ましい性質、例えば、部品装着時間概算値が小さい、パレット使用数、部品供給ユニット搭載数が少ない等、以下、目的関数)を、当該変数群を含む数式で表現し、その制約条件を満たし、また、その目的関数値を最小(若しくは、最大)とする変数群の値を、数学的手続きにより算出する。
そして、本実施形態においては、パレットを交換することにより複数基板の生産を可能とするためには、下記の(イ)〜(ハ)の条件を満たす必要がある。
(イ)何れかのパレットに搭載される各部品種類を格納する部品供給ユニットの数が、予め利用者が指定した値(図14のステップS20で入力)以下、1本以上である。例えば、所有する部品供給ユニット(部品がテープに貼付された格納形態)の数が限られている場合、また例えば、在庫管理の観点から、利用者が、使用する部品供給ユニットの数を制限したい場合等には、各部品種類を格納する部品供給ユニットの数の上限を、部品種類当たり1本とすることがある。
(ロ)部品供給ユニットを搭載するパレットの数が、予め、利用者が指定した値(図14のステップS20で入力)以下である。例えば、所有するパレット数以下に制限する。
(ハ)各基板種類への部品装着に使用する部品供給ユニットを搭載するパレットの数は、生産ラインを構成する部品装着装置に同時に取付可能なパレット数の最大値(部品装着装置マスタテーブル113aで特定)以下である。
このため、まず、部品装着設定データ生成部122は、記憶部111に記憶されている情報から、図18(定数群及び変数群の説明図)に示す定数群の値を特定し、数理計画モデルを構築する(S30)。
ここで、図18に示す定数群において、rは部品種類の識別情報であり、iは基板種類の識別情報であり、UMTについては、予め定められた概算値を使用すればよい。
次に、部品装着設定データ生成部122は、ステップS30において構築した数理計画モデルを用いて、下記の(1)〜(6)式に示す制約条件を満たすパレットと、部品供給ユニットと、の組み合わせを基板種類毎に特定する(S31)。なお、この特定方法については、パレットと部品供給ユニットとの全ての組み合わせにおいて(1)〜(6)式に示す制約条件を満たすか否かを判断してもよいが、ここでは、公知の分枝限定法を用いて解く。なお、分枝限定法は公知であるため(例えば、非特許文献8)、詳細の説明は省略する。
非特許文献8:今野 浩、鈴木 久敏編、整数計画法と組合せ最適化、ISBN4817153075、日科技連
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但し、(1)〜(6)式における変数は、図18に示す変数群の通りである。図18に示す変数群において、pはパレットの識別情報である。
ここで、(1)式は、使用されるパレットに搭載される各部品供給ユニットの数が、使用可能数以下であることを要求するものである。
(2)式は、各パレットに搭載される部品供給ユニット数がパレット幅以下であることを要求するものである。
(3)式は、基板種類iにおいて必要な部品供給ユニットが、使用されるいずれかのパレットに搭載されていることを要求するものである。
(4)式は、基板種類iへの部品装着に使用するパレットの数が、装着ヘッド数以下であることを要求するものである。
(5)式は、基板種類iに、パレットpに搭載されている部品供給ユニットrを使用するならば、部品供給ユニットrはパレットpに搭載されていることを要求するものである。
(6)式は、基板種類iに、パレットpに搭載されている部品供給ユニットrを使用するならば、パレットpは基板種類iへの部品装着に使用されるパレットであることを要求するものである。
これらの(1)〜(6)式に示す制約条件を満たすパレットと部品供給ユニットとの組み合わせが見つからない場合には、実行可能解が無いものと判断し、これらの制約条件を満たす解が一つしかない場合には、その解が最適解となり、これらの制約条件が複数ある場合には、下記の(7)式に示す目的関数において最小値となるものを最適解とする。
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ここで、(7)式の第一項は、部品装着時間の概算値を表しており、第二項は、パレット使用数(部品供給ユニットを搭載するパレットの数)を表しており、第三項は、部品供給ユニット使用数(パレットに搭載する部品供給ユニットの数)を表している。即ち、(7)式に示す目的関数の値を最小化することにより、部品装着時間概算値が小さく、パレット使用数が小さく、部品供給ユニット使用数が小さい、部品供給ユニット割当を得ることができる。
ここで、(7)式の目的関数を満たすための制約条件は、下記の(8)式及び(9)式で示される。
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(8)式は、パレットpが基板種類iへの部品装着に使用されるならば、パレットpは何れかの基板種類への部品装着に使用されることを要求するものである。
(9)式は、基板種類iへの部品装着時間概算値MTiの計算式である。
次に、部品装着設定データ生成部122は、ステップS31において実行可能解が算出されたか否かを判断し(S32)、実行可能解がない場合には出力部124にエラーメッセージ(与えられた条件を満たす解は存在しない旨の表示)を出力し(S33)、部品装着設定処理を終了する(S34)。
そして、以上の処理により、部品装着設定データ生成部122は、実行可能解の定義に基づき、基板種類毎に、各パレットが搭載する部品供給ユニット(部品種類)を特定する(S35)。
図19は、部品装着設定装置110の部品装着設定データ生成部112が実行するパレット配置設定処理を示すPADである。
まず、部品装着設定データ生成部112は、入力部123を介して、部品装着設定装置110のオペレータより、パレット配置設定を行うための条件の入力を受け付ける(S40)。
例えば、部品装着設定データ生成部112は、出力部124に、図20(パレット配置設定条件入力画面192の概略図)に示すようなパレット配置設定条件入力画面192を表示し、入力部123を介して、部品装着設定装置110のオペレータより、必要な条件の入力を受け付ける。
図示するように、パレット配置設定条件入力画面192は、確定生産計画データ入力欄192aを備えており、確定生産計画データ入力欄192aでは、生産を行う基板の種類を特定する情報、および、当該種類の基板の生産枚数を特定する情報、の入力を受け付ける。
ここで、確定生産計画データ入力欄192aに入力する基板種類については、部品供給ユニット配置データ記憶領域117に記憶されている部品供給ユニット配置テーブル117aの生産可能基板種類特定領域117bで特定されている生産可能な基板種類である必要がある。このため、本実施形態においては、確定生産計画データ入力欄192aに入力する基板種類については、生産可能基板種類特定領域117bで特定されている基板種類からプルダウン形式で選択することができるようにしている。なお、このような態様に限定されず、例えば、生産可能基板種類特定領域117bで特定されている基板種類以外の基板が入力された際に、文字色を変える等により不適切な入力であることを通知するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、入力部123を介して、部品装着設定装置110のオペレータより、必要な条件の入力を受け付けるようにしているが、このような態様に限定されず、例えば、予め部品装着設定装置110のオペレータが必要な条件を入力したファイルを作成しておき、ステップS40において、当該ファイルから必要な条件を読み取るようにしてもよい。
図19に戻り、次に、部品装着設定データ生成部112は、ステップS40で入力された情報を、生産計画データ記憶領域116に記憶する(S41)。即ち、ステップS40で入力された情報を生産計画テーブル116aの基板種類欄116b及び生産枚数欄116cに格納する。
そして、部品装着設定データ生成部112は、生産計画データ記憶領域116からステップS41で記憶された生産計画テーブル116aを取得し、パレットの交換回数が少ないと思われる基板投入順序を算出する(S42)。なお、基板投入順序の算出処理の詳細については、後述する。
そして、部品装着設定データ生成部112は、ステップS42で算出された基板の投入順序を、生産計画データ記憶領域116に記憶する(S43)。即ち、生産計画テーブル116aの投入順序欄116dに格納する。
次に、部品装着設定データ生成部112は、ステップS43で基板の投入順序が格納された生産計画テーブル116aを生産計画データ記憶領域116から取得し、当該投入順序において、パレットの交換回数が少ないパレット配置を算出する(S44)。なお、パレット配置の算出処理の詳細については、後述する。
そして、部品装着設定データ生成部112は、ステップS44で算出したパレット配置を、部品装着設定データ記憶領域118に記憶されている部品装着設定テーブル118aのパレット配置セクション118cに格納する(S45)。
次に、部品装着設定データ生成部112は、ステップS45で部品装着設定テーブル118aのパレット配置セクション118cに格納されたパレット配置に基づき、各基板種類における部品装着順序を算出する(S46)。なお、部品供給ユニット配置が所与の下、部品装着順序を算出する手順は、公知技術であるため(例えば、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4)、詳細な説明は省略するが、本実施形態では、2−opt近傍を用いた局所探索法を用いる例を最良とする。
そして、部品装着設定データ生成部112は、ステップS46で算出した部品装着順序を、部品装着設定データ記憶領域118に記憶されている部品装着設定テーブル118aの部品装着順序セクション118dに格納する(S47)。
なお、部品装着設定装置110のオペレータが、入力部123を介して、基板の投入順序、部品供給ユニットの配置、部品装着順序、を確認する旨の指示を入力することにより、部品装着設置装置110の部品装着設定データ生成部は、生産計画テーブル116a及び部品装着設定テーブル118aから、例えば、図21(段取計画確認画面193の概略図)に示す段取計画確認画面193、または、図22(装置別の段取計画確認画面194の概略図)に示す装置別の段取計画確認画面194、を出力部124より出力することで、部品装着設定装置110のオペレータは、段取計画を容易に確認することができる。そして、部品装着設定装置110のオペレータは、当該段取計画に基づいて、各装着ヘッドにパレットを取り付け、基板を部品装着ラインに投入することにより、基板への部品装着が可能になる。
図23は、図19におけるステップS42の基板投入順序算出処理を示すPADである。
まず、部品装着設定装置110の部品装着設定データ生成部112は、各基板種類同士の類似度の行列(類似度行列)を算出する(S50)。ここで、類似度行列は、例えば、図24(類似度行列の概略図)に示すように、同一の基板種類同士のペアを除くすべての基板種類のペアについて、共通で使用するパレットの数(類似度)を算出したものである。そして、このような類似度の総和(基板投入順序を先頭から順に辿っていき類似度の和を取る)が大きい順に、基板種類を投入すれば、部品装着対象基板種類切り替え時のパレット交換数が少ない基板の投入順序であると期待することができる。
次に、部品装着設定データ生成部112は、基板投入順序の初期解を設定する(S51)。基板投入順序の初期解については、例えば、基板種類をランダムに並べることにより定めることができる。
次に、部品装着設定データ生成部112は、ステップS51で特定した基板の投入順序における類似度の総和(基板投入順序を先頭から順に辿っていき類似度の和を取る)を算出し、一時変数Sとして記憶部111の演算データ記憶領域119に記憶する(S52)。
次に、部品装着設定データ生成部112は、類似度の総和Sが更新されている間、後述するステップS54〜S57を繰り返し実行する。
ステップS54では、部品装着設定データ生成部112は、全ての基板種類ペア(以下、基板種類ペア[A、B]という)を対象に後述するステップS55〜S57を実行する。
ステップS55では、部品装着設定データ生成部112は、基板種類ペア[A、B]における基板種類Aと、基板種類Bと、の投入順序を交換した場合の、基板投入順序の類似度の総和を算出し、一時変数S’として、記憶部111の演算データ記憶領域119に記憶する(S55)。
ステップS56では、部品装着設定データ生成部112は、基板投入順序の類似度の総和Sと、ステップS55で算出した基板投入順序の類似度の総和S’とを比較し、S’がSよりも大きければ、ステップS57に進む。
ステップS57では、部品装着設定データ生成部112は、類似度の総和SをS’に置き換え(S←S’)、回路基板種類A、Bの投入順序を交換し、基板投入順序を更新する(S57)。
以上説明したステップS53〜S57により、ステップS51で算出した基板投入順序の初期解から、類似度の総和が大きくなる方向(パレット交換数が少ないと期待される方向)に、基板投入順序が更新されていくことになる。
図25は、図19におけるステップS44のパレット配置算出処理を示すPADである。
まず、部品装着設定データ生成部112は、図19のステップS42で算出された基板投入順序の先頭から順に基板種類を特定し(i番目の基板種類又は基板種類iとする)、各々の基板種類に対して、以下のステップS61〜S70までの処理を繰り返し行うことで、パレットの交換回数が少ないパレット配置を算出する(S60)。
ステップS61では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS60で特定した基板種類iが、図19のステップS42で算出された基板投入順序における最初の投入基板種類(i=1)であるか否かを判定し、最初の投入基板ではない場合には、ステップS62に進む。
ステップS62では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS60で特定した基板種類iへの部品装着と、当該基板種類iの1つ前に投入される基板種類(i−1)への部品装着に、共通で使用するパレットがある場合には、この共通で使用するパレットの配置を、基板種類iの場合にも基板種類(i−1)における配置と同じとなるように設定する。
この処理により、基板種類(i−1)から、基板種類iへの部品装着対象基板種類切り替えの際に必要なパレット交換の数を小さくすることができる。
ステップS63では、部品装着設定データ生成部112は、基板種類iへの部品装着に使用するパレットのうち、ステップS62で配置が特定されていないパレットの各々(以下、パレットpと記す)について、ステップS64〜S70までの処理を行うことで、パレットpの配置を設定する。
そして、ステップS64では、部品装着設定データ生成部112は、最良配置ヘッドh_bestを初期化する(例えば、h_best = -1)。
ステップS65では、部品装着設定データ生成部112は、パレットpを装着ヘッドh_bestが使用するパレットとして、部品装着装置130に取り付ける時の最良評価値e_bestを初期化する(例えば、e_best = ∞、但し、∞は十分に大きな値で、例えば、部品装着設定データ生成部112が取り扱うことのできる最大の値とするのが望ましい)。
ステップS66では、部品装着設定データ生成部112は、生産ラインが備える全ての装着ヘッドの各々(以下、ヘッド番号hの装着ヘッド、若しくは、装着ヘッドhとする)について、ステップS67〜S69を実行する。
ステップS67では、部品装着設定データ生成部112は、パレットpを装着ヘッドhが使用するパレットとして取り付けた場合の部品装着時間概算値の増分を評価値estとして算出する。
なお、部品装着時間概算値については、例えば、非特許文献5、非特許文献6に記載の方法などのように、既に公知の方法を用いればよいため、詳細の説明は省略するが、例えば、記憶部111に部品を装着する際の装着時間を算出するために必要な情報、例えば、装置各部の所用動作時間の算出に必要なアクチュエータ(装着ヘッド等)の稼働速度や稼働加速度等を特定する情報(例えば、装着ヘッドの移動速度)を格納しておく。
そして、例えば、部品装着時間=装着ヘッドの移動時間の総和を算出する。
なお、装着ヘッドの移動時間=装着ヘッドの移動距離/装着ヘッドの移動速度である。
非特許文献6:Tero Laakso、Mika Johnsson、Tommi Johtela、Jouni Smed、and Olli Nevalainen、Estimating the Production Times in PCB Assembly、TUCS Technical Report、No 392、ISBN 952-12-0783-3、2001
ステップS68では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS67で算出した評価値estと、最良評価値e_bestと、を比較し、評価値estが最良評価値e_bestよりも小さい場合には、ステップS69において、最良評価値e_bestを評価値estで置き換え、最良配置ヘッドh_bestを装着ヘッドhを識別するための識別情報で置き換える。
以上説明した処理ステップS66〜S69により、パレットpの最良配置先h_bestが得られることになる。
そして、ステップS70において、部品装着設定データ生成部112は、パレットpの配置位置を最良配置ヘッドh_bestで特定される装着ヘッドが使用するパレットの取付位置に取り付けるよう設定する。
図26は、図14のステップS23における部品供給ユニット割当算出処理の他の例を示すPADである。
ここでは、ヒューリスティック法(発見的手法)に基づき、部品供給割当を算出する例を示す。
以下に説明するヒューリスティック法に基づく例では、初めに、部品供給ユニット毎に、一の部品供給ユニットを使用する基板種類の集合を特定し、当該集合が等しい部品供給ユニットのグループ(以下、部品供給ユニットグループ)を作成する。次に、前記部品供給ユニットグループをそれぞれ別のパレットに搭載する部品供給ユニットの配置を初期解とする。一般に、このような初期解における部品供給ユニットの配置は、制約条件に違反しているため、以降、制約条件の違反量(例えば、各回路基板種類の基板への部品装着に必要なパレットの数の、生産ラインを構成する部品装着装置に同時に取付可能なパレット数の最大値に対する超過量)が小さくなるように、部品供給ユニットグループを併合し、全ての制約条件を満たす部品供給ユニット配置を生成する。最後に、前記部品供給ユニット配置を、制約条件に違反しない範囲で、部品装着時間が短くなるように改善する。
以上説明した処理手順について、図を用いて詳細に説明する。
まず、部品装着設定データ生成部112は、後述するステップS81〜S96を実行することにより、実行可能な部品供給ユニット割当を算出する(S80)。
ステップS81では、部品装着設定データ生成部112は、各部品供給ユニットが格納する部品を装着する必要がある基板種類の集合を、各々の部品供給ユニット毎に集計する。
ステップS82では、ステップS81で集計された基板種類の集合が等しくなっている部品供給ユニットのグループを作成し、当該グループを一つのパレットに搭載するような配置を部品供給ユニットグループ初期解とする。但し、当該グループに属する部品供給ユニットの数がパレット幅を超えているものに関しては、当該グループに属する部品供給ユニットの数がパレット幅と等しいグループが可能な限り多くできるように、当該グループを分割する。
以下のステップでは、部品供給ユニットグループ初期解を併合していることにより、制約条件(例えば、各回路基板種類の基板への部品装着に必要なパレットの数が、生産ラインを構成する部品装着装置に同時に取付可能なパレット数の最大値を超えない、並びに、各部品種類を格納する部品供給ユニットの数が、予め、利用者が指定した値以下、1本以上である等)を満たす、部品供給ユニットグループの集合を算出する。
ステップS83では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS91及びステップS96で部品供給ユニットグループが更新される間、ステップS84〜S96を繰り返し実行する。
ステップS84では、部品装着設定データ生成部112は、現時点での部品供給ユニットグループに基づき、部品装着に必要な部品供給ユニットグループの数が、生産ラインを構成する部品装着装置に同時に取り付け可能なパレット数の最大値を超過している基板種類を特定し、特定した基板種類を部品装着に必要な部品供給ユニットグループの数が大きい順に並び変える。ここで、部品装着に必要な部品供給ユニットグループの数が等しい場合には、部品装着に必要な部品供給ユニットの数が大きい順に並び変える。
ステップS85では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS84で並び替えた基板種類の先頭から順に、後述するステップS86〜S96を実行する。
ステップS86では、部品装着設定データ生成部112は、後述する併合条件を満たす全ての部品供給ユニットグループのペア(g1、g2)に対して、後述するステップS87、S88を実行する。ここで、併合条件とは、部品供給ユニットグループg1の使用基板種類の集合が、部品供給ユニットグループg2の使用基板種類の集合を含むことである。
ステップS87では、部品装着設定データ生成部112は、部品供給ユニットグループg1とg2とを併合した際の部品供給ユニットの数を算出する。この部品供給ユニットの数が、パレット幅以下であれば、該部品供給ユニットグループのペア(g1、g2)は併合可能である。
ステップS88では、部品装着設定データ生成部112は、部品供給ユニットグループのペア(g1、g2)を併合した場合に増加するfill-in数(各部品供給ユニットにおいて、該部品供給ユニットを使用しない基板種類への部品装着の際に、該基板種類の部品装着に使用するパレットに該部品供給ユニットが搭載される回数の総和)を算出する。以下のステップでは、このfill-in数の増加が少ないように部品供給ユニットグループを併合することにより、各パレットを効率良く使用する。
ステップS89では、部品装着設定データ生成部112は、併合可能な部品供給ユニットグループのペアが存在するかを判定し、真の場合には、後述するステップS90〜S92を実行し、偽の場合には、後述するステップS93〜S96を実行する。
ステップS90では、部品装着設定データ生成部112は、併合可能な部品供給ユニットグループのペアの中から、fill-in数の増加が最も少ないペア(g1,g2)を選択する。fill-in数の増加が等しい場合には、例えば、部品供給ユニットグループg2の使用基板種類数が少ない、併合後のグループに含まれる部品供給ユニットの数が少ない、の順に比較する。
ステップS91では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS90で選択した部品供給ユニットグループのペア(g1、g2)を併合する。この併合処理により、部品供給ユニットグループg2の使用基板種類において、使用パレット数が1つ減少することになる。
ステップS92では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS84と同様の処理により、基板種類を再度並び替える。
次に、部品装着設定データ生成部112は、ステップS93〜S96において、何れかの部品供給ユニットグループを分割し、部分的に併合する処理を行う。
まず、ステップS93では、部品装着設定データ生成部112は、分割対象とする部品供給ユニットグループを選択する。本実施形態では、ステップS85で特定されている基板種類の基板への部品装着に必要な部品供給ユニットグループであって、かつ、当該グループに含まれ、ステップS85で特定されている基板種類の基板への部品装着に必要な部品供給ユニット(以下、挿入対象部品供給ユニットという)の数が少ない部品供給ユニットグループを選択するものとする。
次に、ステップS94では、部品装着設定データ生成部112は、全ての挿入対象部品供給ユニットについて、挿入対象部品供給ユニットrを一つずつ特定して、後述するステップS95及びS96を実行する。
ステップS95では、部品装着設定データ生成部112は、挿入対象部品供給ユニットrを挿入する部品供給ユニットグループを選択する(以下、挿入先部品供給ユニットグループという)。本実施形態では、部品供給ユニットグループで部品を装着する基板種類の集合が、部品供給ユニットrで部品を装着する基板種類の集合を含んでおり、かつ、部品供給ユニットrを挿入しても部品供給ユニットグループに含まれる部品供給ユニットの数がパレット幅を超過しない、または、部品供給ユニットグループに属する部品供給ユニットの内、各基板種類の使用パレット数を増加させないという条件の下、他の部品供給ユニットグループに移動可能な部品供給ユニットが存在する、部品供給ユニットグループを選択する。
ステップS96では、部品装着設定データ生成部112は、部品供給ユニットrを、ステップS95で特定した挿入先部品供給ユニットグループに挿入する(前述の通り、グループに含まれる部品供給ユニットの数がパレット幅を超過する場合には、各基板種類の使用パレット数を増加させないという条件の下、部品供給ユニットを他の部品供給ユニットグループに移動する)。
次に、ステップS97では、部品装着設定データ生成部112は、各基板種類の基板への部品装着に使用するパレットを調べ、使用パレット数が、生産ラインを構成する部品装着装置に同時に取付可能なパレット数の最大値を超過する基板種類(以下、超過基板種類という)が存在するかを判定し、真の場合には、後述するステップS98を実行する。
そして、ステップS98では、部品装着設定データ生成部112は、各々の超過基板種類で使用する部品供給ユニットグループの内、当該超過基板種類で使用する部品供給ユニットの数が少ない部品供給ユニットグループを選択し、選択した部品供給ユニットグループに属する部品供給ユニットを2本以上搭載することにより、使用パレット数の超過を解消する。
具体的には、選択した部品供給ユニットグループに属する部品供給ユニットを、共通で使用する基板種類の数が最も多い(同じ場合には、fill-in数の増加が少ない)部品供給ユニットグループに、部品供給ユニットを追加して、割り当てる。何れかの部品供給ユニットにおいて、搭載数が予めオペレータが指定した値を超過した場合には、ステップS98を終了する。
そして、ステップS99では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS80において実行可能な部品供給ユニット割当を算出できなかったか否かを判定し、真の場合には、出力部124を介して、部品装着素設定装置110のオペレータに、エラーメッセージ(与えられた条件を満たす解が見つからなかった)を出力し(S100)、部品供給ユニット割当算出処理を終了する(ステップS101)。
ここで、図26に示すPADのようにして算出された部品供給ユニット割当については、例えば、図27(部品供給ユニット割当改善処理を示すPAD)に示すPADのようにして改善することができる。
まず、部品装着設定データ生成部112は、ステップS110〜S114により定義される処理により、部品供給ユニット割当を、部品装着時間概算値が短くなるように改善する。
ステップS110では、部品装着設定データ生成部112は、後述するステップS111において、部品供給ユニット割当が更新されている間、後述するステップS112〜S114を実行する。
ステップS111では、部品装着設定データ生成部112は、交換可能な部品供給ユニットの全てのペア(r1、r2)について、後述するステップS112〜S114を実行する。ここで、「交換可能」な部品供給ユニットペア(r1、r2)とは、部品供給ユニットr1が割り当てられている部品供給ユニットグループと、部品供給ユニットr2が割り当られている部品供給ユニットグループと、を交換した際にも、各基板種類の基板への部品装着に必要なパレットの数が、生産ラインを構成する部品装着装置に同時に取付可能なパレット数の最大値を超過しない、部品供給ユニットのペアを意味する。
ステップS112では、部品装着設定データ生成部112は、部品供給ユニットr1とr2との間で割当先部品供給ユニットグループを交換する前後の、部品装着時間の概算値を算出する。なお、部品装着時間の概算値については、図25のステップS67で説明したものと同様の方法で算出すればよい。
ステップS113では、部品装着設定データ生成部112は、ステップS112で算出した、交換前後の部品装着時間概算値を比較し、交換により部品装着概算値が短縮されるかを判定し、真の場合には、ステップS114を実行する。
ステップS114では、部品装着設定データ生成部112は、部品供給ユニットのペア(r1、r2)の割当先部品供給ユニットグループを交換し、部品供給ユニット割当を更新する。
以上説明したステップS110〜S114により、算出された部品供給ユニット割当を、部品装着時間の概算値が短くなるように更新することができる。即ち、全ての制約条件を満たし、部品装着時間概算値が短い部品供給ユニット割当が得られることになる。
図28は、以上のように構成される部品装着システム100の使用形態の一例を説明するためのガントチャートである。
図示するように、部品装着システム100では、予め、計画対象の全ての基板種類に部品装着可能な部品供給ユニット配置を準備(図中、「パレット準備」)しておき、生産開始後は、パレットの一括交換だけで部品装着対象基板種類を切り替える。これにより、装置停止時間の短縮が可能である。
更に、計画対象基板種類であれば、回路基板種類の投入順序を変更(並び替え、削除、追加)しても、パレット交換回数が増加するのみであり、パレット交換に要する時間は短時間であることから、生産完了時刻に与える影響は軽微である。加えて、部品供給ユニット配置作業が必要最小限に抑えることができるため、ヒューマンエラー等による部品供給ユニットの誤搭載の可能性を最小限に抑えることができる。
図示するように、時刻195aでは、部品装着設定装置110は、図13に示す部品供給ユニット配置設定(S10)を実行することにより、以降生産すると予想される基板種類、並びに、生産量に基づき、部品供給ユニット配置を算出し、各部品装着装置130に設定する。
そして、部品装着システム100のオペレータは、部品供給ユニット配置設定に従い、各パレットに部品供給ユニットを搭載する。
また、時刻195b、195c、195dでは、部品装着設定装置110は、図13に示すパレット配置設定(S11)を実行することにより、例えば、確定した生産計画(基板種類、生産枚数)に基づき、パレット交換回数が少ない(オペレータの作業負荷が小さい)、基板投入順序、並びに、各基板種類への部品装着時のパレット配置を算出し、各部品装着装置130に設定する(例えば、毎日の生産開始時、特急オーダ追加による生産計画修正時、等に実施する)。
そして、部品装着システム100のオペレータは、設定された基板投入順序、パレット配置に従い、パレット交換作業を行った後、基板を部品装着ラインに投入することで、基板を生産することができる。
なお、部品供給ユニット配置設定時に想定しなかった種類の基板を生産する際には、想定する生産計画データを修正した上で、改めて部品供給ユニット配置を設定すれば良い。
以上説明した実施形態では、各基板種類を独立に取り扱ったが、例えば、グループ段取の手法で用いられる類似基板グルーピング手法により、予め、複数の基板種類のグループを作成しておき、個別の基板種類を独立に扱わず、グループとして取り扱っても、本発明は同様に適用可能である。
また、以上説明した実施形態によれば、オペレータが入力した生産対象の基板種類の各々の基板への部品装着に使用する部品供給ユニットを搭載するパレットの数が、部品装着ラインが同時に取付可能なパレットの数(例えば、装着ヘッド数)以下であることを確認する処理と、全ての生産対象基板種類の基板への部品装着に使用するパレットの数が、オペレータが入力した上限値(例えば、所有パレット数)以下であることを確認する処理と、全ての部品種類に対して、パレット搭載する部品種類を格納する部品供給ユニットの数が、オペレータが入力した上限値(例えば、所有部品リール数)以下であることを確認する処理を備えるため、使用パレットの組み合わせを変えることにより、任意の生産対象基板種類の基板に対して部品を装着可能な部品供給ユニット配置を設定することができ、結果として、部品装着装置停止時間が短く、生産計画の変更に容易に対応でき、更に、部品供給ユニットの誤搭載が少ない部品装着設定を行うことができる。
更に、本実施形態によれば、部品を装着する基板種類を切り替える際に発生するパレット交換の数が少ない基板投入順序を算出する処理を備えることにより、利用者のパレット交換作業負荷が少ない部品装着設定を行うことができる。
更に、本実施形態によれば、基板投入順序と、各基板種類の基板への部品装着に使用するパレットの搭載位置を表示する画面を備えるため、利用者は、基板生産に必要なパレット交換作業を、容易に把握することができる。
以上に記載した実施形態においては、部品装着設定装置110と、部品装着装置130と、を別々の装置として記載したが、このような態様に限定されず、これらの装置を一つの装置にまとめることも可能である。このような場合には、生産ラインにおける複数の部品装着装置130のうちの少なくとも一つの部品装着装置130に部品装着設定装置110が有する機能をプラスすればよい。
100 部品装着システム
110 部品装着設定装置
111 記憶部
112 部品装着ラインマスタデータ記憶領域
113 部品装着装置マスタデータ記憶領域
114 回路基板マスタデータ記憶領域
115 部品マスタデータ記憶領域
116 生産計画データ記憶領域
117 部品供給ユニット配置データ記憶領域
118 部品装着設定データ記憶領域
119 演算データ記憶領域
120 制御部
121 全体制御部
122 部品装着設定データ生成部
130 部品装着装置

Claims (21)

  1. 部品装着装置に対し、複数種類の基板を投入し、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着方法において、
    入力された基板の情報と部品供給台の情報を用いて、複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台の一括交換をするだけで各基板への部品の装着が可能な部品供給ユニットの前記各部品供給台への配置を特定するステップと、
    前記複数種類の基板間で共通して使用する前記部品供給台を算出することによって、基板を生産する順序である部品装着装置への基板の投入順序を特定するステップと、
    を有することを特徴とする部品装着方法。
  2. 部品装着装置に対し、複数種類の基板を投入し、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着方法において、
    入力された基板の情報と部品供給台の情報を用いて、複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで一の種類の基板の生産に対応する部品供給ユニットの入れ替えを行う配置である前記部品供給ユニットの前記部品供給台への配置を特定するステップと、
    前記複数種類の基板間で一括交換せずに共通して使用する部品供給台を算出し、前記共通して使用する部品供給台の数に応じて、基板の投入順序を特定するステップと、
    を有することを特徴とする部品装着方法。
  3. 複数種類の基板に部品を装着する際に、前記共通して使用する部品供給台を、前記部品装着装置への配置が同じ位置になるように設定することを特徴とする請求項1または2記載の部品装着方法。
  4. 部品装着装置に対し、複数種類の基板を投入し、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着方法において、
    生産計画データを入力するステップと、
    入力された生産計画データのうち、前記部品装着装置が部品供給台を装備できる数と、生産に使用できる部品供給台の数を特定するステップと、
    一の種類の基板を前記装備できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、前記複数種類の基板を前記使用できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、を満たすことで複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで各基板への部品の装着が可能となるように、前記部品供給台に搭載される部品供給ユニットの配置を算出するステップと、
    前記複数種類の基板に共通して使用する部品供給台を算出することによって基板の投入順序を特定するステップと、
    を有することを特徴とする部品装着方法。
  5. 前記部品装着装置への基板の投入順序を、複数種類の基板間で共通して使用する部品供給台の数を算出することにより特定することを特徴とする請求項4記載の部品装着方法。
  6. 前記部品装着装置への基板の投入順序を、異なる基板種類同士の全てのペアについて比較し、共通して使用する部品供給台を特定することで基板の投入順序を特定することを特徴とする請求項4記載の部品装着方法。
  7. 請求項1,2,4いずれか一項記載の部品装着方法において、
    特定された前記基板の投入順序を表示するステップと、
    を有することを特徴とする部品装着方法。
  8. 複数種類の基板が投入され、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着装置において、
    前記部品装着装置は制御部と記憶部を有し、
    前記記憶部は、
    入力された基板の情報と部品供給台の情報とを記憶し、
    前記制御部は、
    前記基板の情報と部品供給台の情報を用いて、複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで各基板への部品の装着が可能な部品供給ユニットの前記各部品供給台への配置を特定する処理と、
    前記複数種類の基板間で共通して使用する前記部品供給台を算出することによって、基板を生産する順序である部品装着装置への基板の投入順序を特定する処理と、
    を行うことを特徴とする部品装着装置。
  9. 複数種類の基板が投入され、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着装置において、
    前記部品装着装置は制御部と記憶部を有し、
    前記記憶部は、
    入力された基板の情報と部品供給台の情報とを記憶し、
    前記制御部は、
    前記基板の情報と部品供給台の情報を用いて、複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで一の種類の基板の生産に対応する部品供給ユニットの入れ替えを行う配置である前記部品供給ユニットの前記部品供給台への配置を特定する処理と、
    前記複数種類の基板間で一括交換せずに共通して使用できる部品供給台を算出し、前記共通して使用できる部品供給台の数に応じて、基板の投入順序を特定する処理と、
    を行うことを特徴とする部品装着装置。
  10. 複数種類の基板に部品を装着する際に、前記共通して使用する部品供給台を前記部品装着装置への配置が同じ位置になるように設定することを特徴とする請求項8または9記載の部品装着装置。
  11. 複数種類の基板が投入され、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着装置において、
    前記部品装着装置は制御部と記憶部を有し、
    前記記憶部は、
    入力された生産計画データを記憶し、
    前記制御部は、
    前記生産計画データのうち、前記部品装着装置が部品供給台を装備できる数と、生産に使用できる部品供給台の数を特定する処理と、
    一の種類の基板を前記装備できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、前記複数種類の基板を前記使用できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、を満たすことで複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで各基板への部品の装着が可能となるように、前記部品供給台に搭載される部品供給ユニットの配置を算出する処理と、
    前記複数種類の基板に共通して使用する部品供給台を算出することによって基板の投入順序を特定する処理と、
    を有することを特徴とする部品装着装置。
  12. 前記部品装着装置への基板の投入順序を、複数種類の基板間で共通して使用する部品供給台を判定することにより特定することを特徴とする請求項11記載の部品装着装置。
  13. 前記部品装着装置への基板の投入順序を、異なる基板種類同士の全てのペアについて比較し、共通して使用する部品供給台を特定することで基板の投入順序を特定することを特徴とする請求項11記載の部品装着装置。
  14. 請求項8,9,11いずれか一項記載の部品装着装置において、
    特定された前記基板の投入順序を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする部品装着装置。
  15. コンピュータに、
    複数種類の基板が投入され、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着装置に対する基板の投入順序を特定させるプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、制御手段と記憶手段として機能させ、
    前記記憶手段は、
    入力された基板の情報と部品供給台の情報とを記憶し、
    前記制御手段は、
    前記基板の情報と部品供給台の情報を用いて、複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで各基板への部品の装着が可能な部品供給ユニットの前記各部品供給台への配置を特定する処理と、
    前記複数種類の基板間で共通して使用する前記部品供給台を算出することによって、基板を生産する順序である部品装着装置への基板の投入順序を特定する処理と、
    を行うことを特徴とするプログラム。
  16. コンピュータに、
    複数種類の基板が投入され、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着装置に対する基板の投入順序を特定させるプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、制御手段と記憶手段として機能させ、
    前記記憶手段は、
    入力された基板の情報と部品供給台の情報とを記憶し、
    前記制御手段は
    前記基板の情報と部品供給台の情報を用いて、複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで一の種類の基板の生産に対応する部品供給ユニットの入れ替えを行う配置である前記部品供給ユニットの前記部品供給台への配置を特定する処理と、
    前記複数種類の基板間で一括交換せずに共通して使用できる部品供給台を算出し、前記共通して使用できる部品供給台の数に応じて、基板の投入順序を特定する処理と、
    を行うことを特徴とするプログラム。
  17. 複数種類の基板に部品を装着する際に、前記共通して使用する部品供給台を前記部品装着装置への配置が同じ位置になるように設定することを特徴とする請求項15または16記載のプログラム。
  18. コンピュータに、
    複数種類の基板が投入され、複数の部品供給台を使用して、前記基板への部品を装着する部品装着装置に対する基板の投入順序を特定させるプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、制御手段と記憶手段として機能させ、
    前記記憶手段は、
    入力された生産計画データを記憶し、
    前記制御手段は、
    前記生産計画データのうち、前記部品装着装置が部品供給台を装備できる数と、生産に使用できる部品供給台の数を特定する処理と、
    一の種類の基板を前記装備できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、前記複数種類の基板を前記使用できる数以下の部品供給台を用いて生産する条件と、を満たすことで複数種類の基板に部品を装着する際に、前記部品供給台を一括交換するだけで各基板への部品の装着が可能となるように、前記部品供給台に搭載される部品供給ユニットの配置を算出する処理と、
    前記複数種類の基板に共通して使用する部品供給台を算出することによって基板の投入順序を特定する処理と、
    を行うことを特徴とするプログラム。
  19. 前記部品装着装置への基板の投入順序を、複数種類の基板間で共通して使用する部品供給台を判定することにより特定することを特徴とする請求項18記載のプログラム。
  20. 前記部品装着装置への基板の投入順序を、異なる基板種類同士の全てのペアについて比較し、共通して使用する部品供給台を特定することで基板の投入順序を特定すること
    を特徴とする請求項18記載のプログラム。
  21. 請求項15,16,18いずれか一項記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、表示信号生成手段として機能させ、
    前記表示信号生成手段は、特定された前記基板の投入順序を表示する表示信号を生成する処理と、を行うことを特徴とするプログラム。
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