JP5433700B2 - メタデータ収集装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態に係るメタデータ収集装置が適用されるコンテンツ配信システムの全体図である。
有料/無料
宅内コンテンツ/外部ネットワーク上のコンテンツ
更新頻度が少ない/多い
メタデータ収集装置101は、メタデータ提供装置102a〜102eからメタデータを収集および管理する装置である。メタデータ収集装置101は、たとえば、映像表示機能を備えているテレビやパーソナルコンピュータ(PC)等の機器、もしくは、該機器(テレビ、PCなど)の代わりにメタデータを収集管理する装置である。メタデータ収集装置101では、ECGアプリケーションといったメタデータ収集アプリケーションが起動しており、本アプリケーションがメタデータの収集管理を行う。本実施形態では、メタデータを出来るだけ多くメタデータ収集装置101上に蓄積することで、メタデータ提供装置102a〜102eからのメタデータ収集に要する時間を軽減することを大きな特徴の1つとしている。これによりデジタルテレビ等のコンシューマ機器において、複数のコンテンツ配信サービスから映像コンテンツを検索し視聴するための、高速なナビゲーション機能を実現する。
同一ネットワーク事業者が運用する、異なるネットワーク
ローカルエリアネットワーク
異なるネットワーク事業者が運用する異なるネットワークとは、例えば、ネットワーク事業者Aが運用しているネットワーク1とネットワーク事業者Bが運用しているネットワーク2のような場合である。このように物理的に異なるネットワークは、別々のネットワークとして扱う。
ユーザインターフェース部11は、ユーザが所望のコンテンツを検索する際にコンテンツの検索条件および検索対象サービスを入力するための入力インターフェースである。また、ユーザインターフェース部11は、検索結果としてのコンテンツリスト(タイトル等のリスト)を表示する出力インターフェースを提供する。図10は、コンテンツの検索条件および検索対象サービスを入力するコンテンツ検索画面の例を示す。図11は、検索されたコンテンツのリストを含む検索結果表示画面の例を示す。
ネットワークインターフェース部20は、ネットワーク1〜3を介して、メタデータ提供装置102a〜102eと情報を送受信するためのインターフェース部である。具体的には、メタデータ提供装置102a〜102eに対するメタデータ取得要求パケットの送信、及びメタデータ提供装置102a〜102eからのメタデータパケットの受信を行うインターフェース部である。
メタデータ形式統一部12は、複数のメタデータ提供装置102a〜102eから収集したメタデータの形式を統一して、形式の統一されたメタデータをサービス・メタデータ情報蓄積部19に蓄積する。すなわち、メタデータ形式統一部12は、サービス毎に収集したメタデータを、メタデータ形式の違いを吸収して、サービス・メタデータ情報蓄積部19に蓄積する。
端末・サーバ・ネットワーク負荷監視部13は、メタデータ収集装置101のCPU負荷、メタデータ収集装置101で稼動している他のアプリケーションの状況、または、ネットワーク負荷やサーバ負荷などの外乱の影響を監視する。例えば、他のアプリケーションの状況の監視としては、メタデータの収集によりその動作が大きな影響を受ける映像受信アプリケーションまたは映像表示アプリケーションなどの動作状況の監視がこれに相当する。
メタデータ収集速度決定部14は、端末・サーバ・ネットワーク負荷監視部13で監視されている各種負荷状況に応じて、メタデータ収集速度を決定する。ここでメタデータ収集速度は、1リクエスト当たりのメタデータ数、または単位時間当たりのメタデータ収集速度(例えば、1分当たりのメタデータ取得数)である。以降では、メタデータ収集速度とは1リクエスト当たりのメタデータ収集数であるとする。
(2)ネットワーク負荷
(3)サーバ負荷
これらの各種負荷に応じて、メタデータ収集速度をどのようにして決定するかを以下に示す。
自端末のCPU負荷が高い、もしくは他のアプリケーション(例えば、映像受信アプリケーション、映像表示アプリケーション)が起動している場合は、メタデータ収集の影響で、起動中のアプリケーションに影響を及ぼすことが有り得る。このため、1リクエスト当たりのメタデータ取得数を減らす、もしくは少し時間が経ってから再取得する等により、時間をかけてメタデータを収集する。逆に、CPU負荷が低い、もしくは他のアプリケーションが起動していない場合は、メタデータ収集における影響が小さいため、1リクエスト当たりのメタデータ収集数を増やして短時間でメタデータを収集する。
使用可能なネットワーク帯域が少ない、パケットロスが頻繁に発生する、またはパケットのジッタが大きい場合には、ネットワーク負荷が高まっている可能性が高い。そのような状況で大量のメタデータを収集すると、輻輳が発生する等でさらに悪化する可能性がある。それを回避するために、使用可能なネットワーク帯域が少ない、パケットロスが頻繁に発生する、またはジッタが大きい等でネットワーク負荷が大きいなどと想定される場合は、1リクエスト当たりのメタデータ収集数を減らす。もしくは、少し時間が経ってから再取得する等により、時間をかけてメタデータを収集する。逆に、ネットワーク負荷が小さいと想定される場合は、1リクエスト当たりのメタデータ収集数を増やすことにより、短時間でメタデータを収集する。
メタデータ収集装置101がメタデータ提供装置102n(102nは、102a〜102eのいずれか1つ又は複数を示す)からメタデータを収集する際、メタデータ提供装置102nにおいて発生する処理遅延は、メタデータの収集速度に大きく影響する。例えば、メタデータ提供装置102nの負荷が非常に高い場合、メタデータ収集装置101からメタデータを要求してもメタデータ提供装置102nから応答が返ってこないために、リクエストタイムアウトが発生し、メタデータ収集装置101におけるメタデータの表示がそのリクエストタイムアウトに引きずられ遅くなってしまう等の問題が起きる。その問題を回避するために、メタデータ提供装置102nからレスポンス速度やメタデータが送信されるまでの所要時間から、メタデータ提供装置102nの負荷が高いと想定される場合は、1リクエスト当たりのメタデータ収集数を減らす。もしくは、少し時間が経ってから再取得する等により、時間をかけてメタデータを収集する。逆に、メタデータ提供装置102nの負荷が低いと想定される場合は、1リクエスト当たりのメタデータ収集数を増やすことで、短期間でメタデータを収集する。
サービス・メタデータ情報蓄積部19は、メタデータ提供装置102a〜102eから取得したメタデータを蓄積する蓄積部である。また、サービス・メタデータ情報蓄積部19は、図8および図9に示すようなサービス毎に設定されたサービス情報を蓄積する。以下に詳細を記すが、サービス情報には、キャッシュ方式決定部(蓄積方式決定部)15において決定されたキャッシュ方式(蓄積方式)が含まれている。サービス・メタデータ情報蓄積部19は、サービス毎にキャッシュ方式(蓄積方式)を記憶する記憶部としての役目も持つ。サービス・メタデータ情報蓄積部19はたとえば、ハードディスクや不揮発性メモリにより構成される。図8および図9 に示すサービス情報は、以下の項目を含む。
対応サービス名
キャッシュ方式
キャッシュ上限件数
メタデータ取得用情報
登録クエリ数
登録クエリ
検索回数
視聴回数
推奨更新頻度(キャッシュ更新頻度)
推奨更新時間(キャッシュ更新時間)
キャッシュ次更新日時
キャッシュ有効期間
キャッシュ削除日時
「対応サービス数」は、登録されたサービスの数を表しており、図8および図9の例では5つのサービスが登録されている。これら5つのサービスのうちの1つである「映像投稿サービス」が図8に、別の1つである「高品質VoDサービス」が図9に示されている。
キャッシュ方式決定部(蓄積方式決定部)15は、サービス・メタデータ情報蓄積部19に登録された各サービスのそれぞれについてキャッシュ方式を決定する。ここで決定したキャッシュ方式は、キャッシュ管理部18を介して、サービス・メタデータ情報蓄積部19に登録される。キャッシュ方式は、例えば以下に示す(1)および(2)のうちのいずれかの方式を選択する。
本方式は、サービスが保有(提供)しているメタデータを予め全てキャッシュする方式である。全てのメタデータのキャッシュが完了すると、以後は差分のみを定期的に更新する。メタデータ更新は、サービス・メタデータ情報蓄積部19で管理されているキャッシュ次更新日時に基づいて行われる。
本方式は、サービスが保有(提供)するメタデータを予めキャッシュするのではなく、検索された検索条件(検索式)毎に、上位件数のみキャッシュする。上位件数は、サービス毎に決めておき、たとえば、500件のように決めておき、最大で上位件数(500件)分のメタデータを送るようにメタデータ提供装置102nに要求する。なお、メタデータ提供装置102nに、検索条件に合致するすべてのメタデータを送るよう要求し、送られたメタデータ数が上位件数を超えるときはこれらのメタデータの中から上位件数のメタデータのみを選択してもよい。この場合、選択基準は任意でよく、例えば最初に取得した上位件数のメタデータでもよい。また、メタデータに優先度が付されているような場合は、優先度の高いものから上位件数のメタデータを選択してもよい。
ユーザが、サービス毎にキャッシュ方式を決定する。例えば、ポップアップを表示し、キャッシュ方式をユーザが決定する。
サービス毎のキャッシュ方式について予め、サービス・メタデータ情報蓄積部19に登録しておく。例えば、高品質VoD映像サービスではコンテンツ数が限られているため、All Caching Method(事前蓄積方式)を登録し、映像投稿サービスではコンテンツ数が非常に多いのでQuery-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)を登録しておく。
サービス毎のキャッシュ方式について自動的に判断する。判断は以下のいずれかの判断基準に基づく。ただし、これに限定されるものではなく、キャッシュ方式を判断できる限り、どのような判断基準を用いてもよい。
キャッシュ更新頻度・時間決定部16は、キャッシュ管理部18からの指示により、キャッシュ方式に応じた更新単位(サービス単位または登録クエリ単位)で、キャッシュの推奨更新頻度、推奨更新時間、およびキャッシュ有効期間を決定して、サービス・メタデータ情報蓄積部19に登録する。推奨更新頻度、推奨更新時間、およびキャッシュ有効期間は、予めサービス毎に、サービス・メタデータ情報蓄積部19に登録しておいてもよい。推奨更新頻度は本発明の更新頻度に対応し、推奨更新時間は本発明の更新時間帯に相当する。
推奨更新頻度は、サービス・メタデータ情報蓄積部19に登録されている視聴回数または検索回数を基に決定する。視聴回数または検索回数が多いものに関しては、推奨更新頻度を高く設定する。一方、視聴回数または検索回数が少ないものに関しては、推奨更新頻度を低く設定する。例えば、“視聴回数が5回以下なら1日毎に、6-10回なら12時間毎に、11回以上なら6時間毎に”のように視聴回数に応じて推奨更新頻度を決定する。キャッシュ更新頻度・時間決定部16を用いずに、推奨更新頻度を予めサービス・メタデータ情報蓄積部19に登録しておいてもよい。この場合は、例えば、ECGアプリケーション起動時にトップ画面に表示するコンテンツに関しては、常に最新の状態に保っておくことが望ましい。したがって、そうしたコンテンツを持つサービス、又はそのコンテンツのメタデータに関連づけられた登録クエリは、推奨更新頻度を高くしておく。
推奨更新時間は、単位時間毎のメタデータ提供装置102nが提供するメタデータ数の増加数を基に決定する。例えば、単位時間毎にメタデータ提供装置102nから総メタデータ数を取得し、総メタデータ数の増加の変動が“10時:10件、14時:10件、18時:20件、22時:100件”のような場合には、推奨更新時間は22時と決定する等である。
検索回数または視聴回数に応じて、キャッシュの有効期間を設定する。例えば、“視聴回数が5回以下なら3日、6-10回なら10日、11回以上なら20日”のように視聴回数または検索回数に応じてキャッシュの有効期間を決定する。
メタデータ取得・更新要求部17は、キャッシュ管理部18からのメタデータ取得要求を受けて、メタデータ提供装置102nに対してメタデータの取得要求を行う取得部である。また、メタデータを取得する開始条件、検索条件、終了条件などは後述するキャッシュ管理部18が管理しており、管理部18も取得部の一部の機能を受け持っている。キャッシュ管理部18からは、メタデータ収集速度、取得メタデータ数、およびサービス情報(例えばメタデータ取得用情報)が供給され、メタデータ取得・更新要求部17は、それに基づいてメタデータを取得する。
キャッシュ管理部18は、主に、メタデータを取得するための開始条件、検索条件、終了条件や、サービス・メタデータ情報蓄積部(蓄積部)119の更新を管理し、前述のメタデータ取得・更新要求部17とともに、取得部としての役目を果たす。以下に詳細を記す。
以下、図2のメタデータ収集装置101の動作シーケンスを(1)メタデータ収集装置101の起動時、(2)キャッシュしてあるメタデータの更新タイミング、(3)ユーザ(インターフェース)からの検索クエリの発生の3つに分けて説明する。
図3および図4は、メタデータ収集装置101の起動時に行われる動作シーケンスを示すフローチャートである。ここで、メタデータ収集装置101の起動とはECGのようなメタデータ収集アプリケーションの起動のことである。
以下では、ECGアプリケーション起動時に、サービス・メタデータ情報蓄積部19にコンテンツのメタデータが全くキャッシュされていない場合のシーケンスについて、図3を用いて説明する。なお以降の説明では、一つのサービスに着目したシーケンスについて示すが、複数のサービスがある場合はこれらのシーケンスを並列に処理するか、あるいは、あるサービスが終了してから次のサービスについて処理すればよい。
メタデータ収集装置101の2回目以降の起動時の動作シーケンスについて、図4を用いて説明する。ただし、サービス・メタデータ情報蓄積部19にはサービス毎にキャッシュ方式は登録済みであるとする。また、少なくともAll Caching Method(事前蓄積方式)のサービスについてはキャッシュがすでに保存されているとする。本シーケンスは、メタデータ収集装置101の起動とECGアプリケーションの起動が連動している場合について開示している。ECGアプリケーションが常に起動している(メタデータ収集装置の電源オフ時にもECGアプリケーションがバックグラウンドで起動している)場合は、本シーケンスには当てはまらない。なお、以降では一つのサービスに着目したシーケンスを説明するが、複数のサービスがある場合は、これらのシーケンスを並列に処理する。あるいは、あるサービスが終了してから次のサービスの処理を行えばよい。
次に、キャッシュの更新・削除タイミングにおける場合の動作シーケンスについて図5および図6を用いて説明する。以下では、ある一つのサービスに着目したシーケンスを示すが、複数のサービスがある場合は、これらのシーケンスを並列に処理する。あるいは、あるサービスが終了してから次のサービスの処理を行えばよい。
図5は、キャッシュの更新タイミングにおける動作シーケンスを示すフローチャートである。ステップ1では、着目するサービスにおいて、サービス・メタデータ情報蓄積部19に登録されているキャッシュ更新日時を確認する(S301)。着目するサービスのキャッシュ方式がQuery-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)の場合は、登録クエリ毎に更新日時を確認する。All Caching Method(事前蓄積方式)の場合は、1つのみ登録されている更新日時を確認する。
図6は、キャッシュの削除タイミングにおける動作シーケンスを示すフローチャートである。本動作シーケンスは、Query-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)のサービスについてのみ行う。
次に、ユーザから検索クエリがあった場合における動作シーケンスについて、図7を用いて説明する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、メタデータ収集装置101が、All Caching Method(事前蓄積方式)、Query-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)の2種類の蓄積方式(以下、キャッシュ方式という)からいずれかを選択して使用する例を説明した。第2の実施形態では、メタデータ収集装置101におけるキャッシュ方式として、All Caching Method(事前蓄積方式)、Query-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)、及びKeyword-based Caching Method (キーワードベース事前蓄積方式)を備え、メタデータ収集装置101が上記3種類のキャッシュ方式からいずれかを選択して使用するものである。以下の説明では、第1の実施形態と同様の説明は省略し、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
サービス・メタデータ情報蓄積部119は、メタデータ提供装置102a〜102eから取得したメタデータを蓄積する蓄積部である。つまり、サービス・メタデータ情報蓄積部119は、サービス毎に設定されたサービス情報を蓄積する。また、サービス情報には、キャッシュ方式決定部(蓄積方式決定部)115において決定されたキャッシュ方式が含まれており、サービス・メタデータ情報蓄積部119はサービス毎にキャッシュ方式を記憶する記憶部としての役目も持つ。サービス・メタデータ情報蓄積部119は、例えばハードディスクや不揮発性メモリにより構成される。
対応サービス名
キャッシュ方式
キャッシュ上限件数
メタデータ取得用情報
登録クエリ数
登録クエリ
蓄積キーワード・ジャンル数
蓄積キーワード
蓄積ジャンル
検索回数
視聴回数
推奨更新頻度(キャッシュ更新頻度)
推奨更新時間(キャッシュ更新時間)
キャッシュ次更新日時
キャッシュ有効期間
キャッシュ削除日時
上記サービス情報の項目のうち、第1の実施形態と異なる項目について、以下に説明する。
All Caching Method(事前蓄積方式)
Keyword-based Caching Method(キーワードベース事前蓄積方式)
All Caching Method(事前蓄積方式)は、サービスが保有しているメタデータを予めすべてキャッシュする方式である。Query-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)は、検索が行われるごとに、検索された検索条件について、上位数件のみ又はすべてをキャッシュする方式である。Keyword-based Caching Method(キーワードベース事前蓄積方式)は、予めキャッシュするキーワードもしくはジャンルを指定して、そのキーワードもしくはジャンルに基づき予めコンテンツを取得する方式である。キーワード、ジャンルの指定方法は後述する。
ジャンル・キーワード登録情報蓄積部121は、サービス毎に設定されたジャンル・キーワード登録情報を蓄積する。ジャンル・キーワード登録情報は、予め蓄積するべきキーワードもしくはジャンルを設定する情報である。ジャンル・キーワード登録情報は、キャッシュ方式がKeyword-based Caching Method (キーワードベース事前蓄積方式)の場合にのみ使用される。ジャンル・キーワード登録情報蓄積部121は、例えばハードディスクや不揮発性メモリにより構成される。図16に、ジャンル・キーワード登録情報の例を示す。キーワード・ジャンル登録情報は、以下の項目を含む。
ジャンルの設定可否
登録ジャンル数
登録ジャンル名
登録キーワード数
登録キーワード
「サービス名」は、登録されたサービスの名称を表す。
ジャンル・キーワード変換情報蓄積部122は、ジャンルからキーワードに変換するために必要なジャンル・キーワード変換情報を蓄積する。ジャンルが検索条件に含めることが出来ない場合でも、サービスのメタデータを検索可能とするために、ジャンル・キーワード変換情報をジャンル・キーワード変換情報蓄積部122に保持する。ジャンル・キーワード変換情報蓄積部122は、例えばハードディスクや不揮発性メモリにより構成される。図17に、ジャンル・キーワード変換情報の例を示す。ジャンル・キーワード変換情報は、以下の項目を含む。
ジャンル名
キーワード数
キーワード
「ジャンル数」は、設定されたジャンルの数を示す。
キャッシュ方式決定部(蓄積方式決定部)115は、サービス・メタデータ情報蓄積部119に登録された各サービスのそれぞれについてキャッシュ方式を決定する。ここで決定したキャッシュ方式は、キャッシュ管理部18を介して、サービス・メタデータ情報蓄積部(記憶部)119に登録される。キャッシュ方式は、以下に示す(1)、(2)、(3)のうちのいずれかの方式を選択する。もしくは、(2)と(3)をともに選択してもよい。
第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
Keyword-based Caching Method(キーワードベース事前蓄積方式)は、サービスが保有(提供)するメタデータを予めすべてキャッシュするのではなく、ジャンル・キーワード登録情報蓄積部121で管理されているキーワード・ジャンル登録情報から取得したキーワード、および又はジャンル毎に上位件数のみをキャッシュする。上位件数は、サービス毎に決めておき(たとえば、500件)、最大で上位件数(500件)分のメタデータを送るようにメタデータ提供装置102nに要求する。なお、メタデータ提供装置102nに、検索条件に合致するすべてのメタデータを送るよう要求し、送られたメタデータ数が上位件数を超えるときは、これらのメタデータの中から上位件数のメタデータのみを選択してもよい。この場合、選択基準は任意でよい。たとえば最初に取得した上位件数のメタデータでもよいし、メタデータに優先度が付されているような場合は、優先度の高いものから上位件数のメタデータを選択してもよい。
ユーザがサービス毎にキャッシュ方式を決定する。たとえば、ポップアップを表示し、キャッシュ方式をユーザが決定する。
あらかじめ、サービスに応じたキャッシュ方式を、サービス・メタデータ情報蓄積部119に登録しておく。たとえば、高品質VoD映像サービスではコンテンツ数が限られているため、All Caching Method(事前蓄積方式)を登録する。映像投稿サービスでは、コンテンツ数が非常に多いのでQuery-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)もしくはKeyword-based Caching Method (キーワードベース事前蓄積方式)を登録しておく。
使用するキャッシュ方式を自動的に選択する。判断は以下のいずれかの判断基準に基づく。ただし、これらの判断基準に限らず、キャッシュ方式を選択できればどのような判断基準を用いてもよい。
キャッシュ更新頻度・時間決定部116は、キャッシュ管理部18からの指示により、キャッシュ方式に応じた更新単位(サービス単位、登録クエリ単位、登録キーワード単位、登録ジャンル単位)で、キャッシュの推奨更新頻度(更新頻度)、推奨更新時間(更新時間帯)、およびキャッシュ有効期間を決定する。そして、これらの情報を、サービス・メタデータ情報蓄積部119に登録する。キャッシュ更新頻度・時間決定部116における推奨更新頻度、推奨更新時間、およびキャッシュ有効期間の決定方法は、第1の実施形態と同様である。
キャッシュ管理部118は、主に、メタデータを取得するための開始条件、検索条件、終了条件といった蓄積方式情報や、サービス・メタデータ情報蓄積部(蓄積部)119に蓄積されたメタデータの更新を管理する。キャッシュ管理部118は、前述のメタデータ取得・更新要求部17とともに、取得部としての役目を果たす。蓄積方式情報は、キャッシュ方式毎に定められている。例えば、All Caching Method(事前蓄積方式)の場合、開始条件は周期的に定められた時刻である。検索条件は、サービスが提供するすべてのコンテンツのメタデータを取得することを示す識別子もしくは検索式である。終了条件は、検索条件に従ってすべてのコンテンツのメタデータ取得の完了時である。
以下、本実施形態に係るメタデータ収集装置101’において、キャッシュ方式がKeyword-based Caching Method (キーワードベース事前蓄積方式)である場合の、初回起動時の動作シーケンスを説明する。キャッシュ方式がAll Caching Method(事前蓄積方式)やAll Caching Method(事前蓄積方式)の場合の、メタデータ収集装置101’の動作シーケンスは、第1の実施形態と同様である。また、Keyword-based Caching Method (キーワードベース事前蓄積方式)における他の動作シーケンス(2回目以降の起動時の動作や、キャッシュの更新・削除のタイミング)は、第1の実施形態に記載のQuery-based Caching Method(検索ベース蓄積方式)と同様である。
ステップ7では、キャッシュ管理部118はメタデータ取得・更新要求部17に対して、ステップ5で決定したメタデータ収集速度と、収集メタデータ数、サービス情報(例えばメタデータ取得用の開始条件、検索条件、終了条件など)及び、ステップ6で取得したキーワード、ジャンルとを送信する。メタデータ取得・更新要求部17は、それらの情報をもとに、メタデータ提供装置102nからメタデータを収集する(S1407)。収集メタデータ数は、サービス・メタデータ情報蓄積部119に蓄積されているキーワード毎のキャッシュ上限件数である。なお、ステップ6で取得したキーワード、ジャンルの個数が多い場合は、ハードディスク容量等に応じて、収集すべきメタデータ数を計算し、計算したメタデータ数のメタデータのみを収集するようにしてもよい。
101・・・メタデータ収集装置
102a〜102e・・・メタデータ提供装置
11・・・ユーザインターフェース部
12・・・メタデータ形式統一部
13・・・負荷監視部
14・・・メタデータ収集速度決定部
15、115・・・キャッシュ方式決定部
16、116・・・キャッシュ更新頻度・時間決定部
17・・・メタデータ取得・更新要求部
18、118・・・キャッシュ管理部
19、119・・・サービス・メタデータ情報蓄積部
20・・・ネットワークインターフェース
121・・・ジャンル・キーワード登録情報蓄積部
22・・・ジャンル・キーワード変換情報蓄積部
Claims (10)
- コンテンツ配信サービスから配信されるコンテンツとそのメタデータを保有するメタデータ提供装置から前記メタデータを取得し蓄積するメタデータ収集装置であって、
前記メタデータを記憶する複数の蓄積方式の中から前記コンテンツ配信サービス毎の蓄積方式を決定し、前記蓄積方式は、検索条件により検索された前記メタデータを蓄積する検索ベース蓄積方式と、前記サービスが保有する前記メタデータの少なくとも一部を予め蓄積する事前蓄積方式とを含む、蓄積方式決定部と、
前記メタデータの取得を開始する開始条件と、前記蓄積方式決定部により決定された蓄積方式に対応し、かつ、取得する前記メタデータを選択するための検索条件と、前記メタデータの取得を終了する終了条件とから決定され、前記蓄積方式と関連する蓄積方式情報を前記蓄積方式毎に記憶する記憶部と、
前記コンテンツ配信サービス毎の前記蓄積方式に従って対応する前記メタデータを取得する取得部と、
取得した前記メタデータを記憶する蓄積部と、
を備えることを特徴とするメタデータ収集装置。 - 前記検索条件は、特定のサービスが有するすべてのメタデータを示す識別情報、またはあらかじめ定めた検索式のいずれかであり、
前記取得部は、前記検索条件が前記識別情報である場合には前記特定のサービスの前記メタデータをすべて取得し、前記検索条件が前記検索式である場合には前記検索式に合致する前記メタデータを取得する
ことを特徴とする請求項1に記載のメタデータ収集装置。 - 前記開始条件は、定期的にメタデータを取得するように定められる時刻、またはユーザからの前記メタデータの取得要求のいずれかであり、
前記取得部は、前記開始条件が前記時刻である場合には前記時刻に到達したときに前記メタデータの取得を開始し、前記開始条件が前記取得要求である場合には前記取得要求が通知されたときに前記メタデータの取得を開始する
ことを特徴とする請求項2に記載のメタデータ収集装置。 - 前記終了条件は、あらかじめ定めた閾値、または特定のサービスが有するすべてのメタデータを示す識別情報のいずれかであり、
前記取得部は、前記終了条件が前記閾値である場合には取得した前記メタデータの数が前記閾値と一致したときに前記メタデータの取得を終了し、前記終了条件が前記識別情報である場合には前記特定のサービスの前記メタデータをすべて取得したときに前記メタデータの取得を終了する
ことを特徴とする請求項3に記載のメタデータ収集装置。 - 前記記憶部は、前記蓄積部に蓄積されている前記メタデータの更新条件を前記サービス毎にさらに記憶し、
前記取得部は、前記サービス毎に、前記蓄積部に蓄積されている前記メタデータのうち前記更新条件に合致する前記メタデータのすべて、または前記蓄積部に蓄積されている前記メタデータとネットワークが有する前記メタデータとの差分を取得する
ことを特徴とする請求項4に記載のメタデータ収集装置。 - 前記更新条件は、特定のサービスが有するすべてのメタデータを示す識別情報、またはあらかじめ定めた検索式のいずれかであり、
前記取得部は、前記検索条件が前記識別情報である場合には前記特定のサービスの前記メタデータをすべて取得し、前記検索条件が前記検索式である場合には前記検索式に合致する前記メタデータを取得する
ことを特徴とする請求項5に記載のメタデータ収集装置。 - 前記更新条件には、更新頻度または更新時間帯をさらに含み、
前記取得部は、少なくとも前記更新頻度または前記更新時間帯に従って前記メタデータを取得することを特徴とする請求項6に記載のメタデータ収集装置。 - 前記蓄積方式決定部は、ネットワークの種類または品質の少なくともいずれか、もしくは前記サービスの種類または特徴の少なくと
もいずれかに基づいて、前記蓄積方式を決定することを特徴とする請求項1に記載のメタデータ収集装置。 - コンテンツ配信サービスから配信されるコンテンツとそのメタデータを保有するメタデータ提供装置から前記メタデータを取得し蓄積するメタデータ収集方法であって、
検索条件により検索された前記メタデータを蓄積する検索ベース蓄積方式と前記サービスが保有する前記メタデータの少なくとも一部を予め蓄積する事前蓄積方式を含み、かつ、前記コンテンツ配信サービス毎の、蓄積方式情報を決定し、
前記メタデータの取得を開始する開始条件と、決定された前記蓄積方式に対応し、かつ取得する前記メタデータを選択するための検索条件と、前記メタデータの取得を終了する終了条件とから決定され、前記蓄積方式に関連する蓄積方式情報を前記蓄積方式毎に記憶し、
前記コンテンツ配信サービス毎の前記蓄積方式に従って対応する前記メタデータを取得し、
取得した前記メタデータを記憶する
を備えることを特徴とするメタデータ収集方法。 - コンテンツ配信サービスにより配信されるコンテンツとそのメタデータを保有するメタデータ提供装置と、前記メタデータ提供装置から前記メタデータを取得し蓄積するメタデータ収集装置と備えたメタデータ提供・収集システムであって、
前記メタデータ収集装置側において、
検索条件により検索された前記メタデータを蓄積する検索ベース蓄積方式と前記サービスが保有する前記メタデータの少なくとも一部を予め蓄積する事前蓄積方式を含み、かつ、前記コンテンツ配信サービス毎の、蓄積方式情報を決定する蓄積方式決定部と、
前記メタデータの取得を開始する開始条件と、前記蓄積方式決定部により決定された蓄積方式に対応し、かつ、取得する前記メタデータを選択するための検索条件と、前記メタデータの取得を終了する終了条件とから決定され、前記蓄積方式と関連する蓄積方式情報を前記蓄積方式毎に記憶する記憶部と、
前記コンテンツ配信サービス毎の前記蓄積方式情報に従って対応する前記メタデータを取得する取得要求部と、を有し、
前記メタデータ供給側において、
前記メタデータ収集装置側の前記取得要求部から要求されたメタデータを供給する供給部を有し、
前記供給部により供給されたメタデータを、前記メタデータ収集装置側で取得し、前記メタデータ収集装置側の蓄積部に記憶することを特徴とするメタデータ提供・収集システム。
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