JP5432945B2 - 車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
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このような構成とすることにより、ブレーキ流路を用いてチェック弁を好適に配置することができる。
基体10の各面には、図示せぬマスタシリンダからの管材が接続される入口ポート10aや図示せぬ車輪ブレーキに至る管材が接続される四つの出口ポート10b(一つのみ図示)のほか、図示しない電磁弁や圧力センサといった電子機器が装着される穴(孔、省略)が形成されている。また、ポンプPが装着されるポンプ穴(孔)10cや、リザーバRとして機能する各種部品が装着されるリザーバ孔(孔)20が形成されている。なお、各穴同士は、直接に、あるいは基体10の内部に形成された図示せぬ流路を介して互いに連通している。
また、チェック弁Cは、ポンプPを構成する吸入弁として備わり、リザーバ孔20に連通している吸入路10eに固定され、リザーバ孔20に向けて突出配置されている。つまり、ポンプPの吸入弁がチェック弁Cで構成されている。
リザーバ孔20には、リザーバRを構成する部品が収容される。
リザーバRは、図2(a)に示すように、リザーバ孔20に装着される円筒状のピストン21と、このピストン21をリザーバ孔20の底部20a側(上側)に付勢するばね22と、リザーバ孔20の開口部を塞ぐ略有底円筒状のばね受け部材23とを備えて構成される。
また、係止溝202には、傾斜状の係止面202aが形成されている。この係止面202aには、抜け止部材24が係止される。
ピストン21は、リザーバ孔20の底部20aに対向する環状のピストン底部21aと、ピストン21の中央部分に形成された有底円筒状のガイド部21bと、リザーバ孔20の摺動穴壁面211に対向する筒状のピストン周壁部21cと、を備えている。ピストン21には、リザーバ孔20の底部20aに対向する面に凹部21gが設けられている。なお、ピストン21の内空部には、ばね22の一端部が挿入される。ピストン底部21aの受け部材3側の面には、ばね22の一端が当接する。
ガイド部21bは、ピストン底部21aの内周縁部につながっており、有底円筒状を呈している。ガイド部21bは、ピストン21およびばね22と同軸に形成されており、ピストン21の下面側から見てばね22側(下面側)に突出している。この突出部分には、ばね22の端部が外嵌されて保持されている。
ガイド部21bの内空(すなわち凹部21g)は、チェック弁Cを収容することが可能な大きさを有して形成されている。ガイド部21bの内周面(凹部21gの内周面)は、これに挿入されるチェック弁Cの外周面(後記するシート部材30の胴部30b、以下同じ)に対向しており、チェック弁Cの外周面に摺接可能となっている。つまり、ピストン21は、チェック弁Cの外周面にガイド部21bの内周面が摺接しながらストロークするように構成されている。
支持部23aは、ばね22の他端に当接する部位であるが、本実施形態では、平面視円帯状を呈していて、その中央部に開口部23cが設けられている。
なお、抜け止部材24としては、円環の一部を欠損させた形態(C字状)のものを用いることができる。抜け止部材24は、その内周側に弾性変形させた状態で、リザーバ孔20に挿入され、外周側に広がろうとする復元力によって係止面202aに弾接する。
挿入部25bと張出部25cとの隅部には、環状のシール部材26が環装されている。シール部材26は、蓋部材25とリザーバ孔20のテーパ穴壁面204との間を全周に亘ってシールする。
シート部材30は、図3に示すように、吸入孔30dが中心軸に沿って貫通している金属製の部材であり、プレス加工等によって一体的に成形されている。シート部材30は、フランジ部30a(基体10がわに突出する支持部)と、このフランジ部30aに連続する胴部30bとを有している。フランジ部30aは、図2(a)に示すように、吸入路10eの開口部に設けられた大径部10e1に装着される部位であり、胴部30bに比べて肉厚に形成されている。胴部30bの内壁面には、内空へ向けて膨出する弁座部30cが形成されている。この弁座部30cは、弁体31の着座する側が漏斗状(テーパ状)に拡径している。弁座部30cは、図2(a)に示すように、ピストン21のガイド部21bとの位置関係において、ピストン21がリザーバ孔20の底部20aに当接した状態で、ガイド部21b(凹部21g)に収容される位置に設けられている。
なお、チェック弁Cは、吸入路10eの大径部10e1に圧入により固定してもよい。
なお、ピストン21がリザーバ孔20の底部20aに当接した状態で、ガイド部21bの底部とチェック弁Cのシート部材30の下端部との間には、間隙S1が形成されている。これにより、この間隙S1を通じて凹溝30b1から吸入孔30dの内側にブレーキ液が好適に通流するようになっている。
図4(a)(b)を参照して、第2実施形態のブレーキ液圧制御装置について説明する。
本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、ガイド部21b(凹部21g)の内周面21b1(図4(b)参照)に凹溝21b2を形成した点にある。
図5を参照して、第3実施形態のブレーキ液圧制御装置について説明する。
本実施形態が前記第1,第2実施形態と異なるところは、シート部材30の胴部30bの下部に弁座部30cが形成されている点にある。
折返し部30a1は、吸入路10eの大径部10e1に装着されて固定される部位である。固定時には、図示しない装着治具をリザーバ孔20を通じて挿入し、装着治具で大径部10e1の開口縁を押圧する。これにより、大径部10e1に折返し部30a1がかしめられ、チェック弁Cがリザーバ孔20の底部20aからリザーバ孔20内に突出した状態に固定される。
なお、吸入路10eの大径部10e1に折返し部30a1を圧入により固定してもよい。
リテーナ32は、胴部30bの吸入孔30dに内嵌され、内側斜面30gとの間に弁体31を覆っている。
また、チェック弁Cは、弁座部30cから離れた上端部の折返し部30a1がかしめや圧入により吸入路10eの大径部10e1に固定されるので、かしめや圧入によって弁座部30cに影響を与えることなく、チェック弁Cを良好に固定することができる。
図6を参照して、第4実施形態のブレーキ液圧制御装置について説明する。
本実施形態が前記第1〜第3実施形態と異なるところは、内周面が段付き円筒状とされたシート部材301を用いてチェック弁Cが形成されている点にある。
小径部302と大径部303との間には、傾斜部が形成されており、この傾斜面を利用して弁体31が着座する弁座部30cが形成されている。
シート部材301の下端部には、十字状に交差する液溝30eが形成されている。液溝30eの中心には、吸入孔30dが開口している。なお、凹溝30b1は、この液溝30eに一つ置きに連通している。
また、前記実施形態に比べて、吸入路10eの大径部10e1を小径とすることができるので、その分、省スペース化を図ることができる。
20 リザーバ孔
20a 底部
21 ピストン
21b ガイド部
21g 凹部
23 ばね受け部
30 シート部材
30c 弁座部
31 弁体
C チェック弁
R リザーバ
30b1 凹溝
C チェック弁
R リザーバ
Claims (9)
- リザーバとチェック弁とを含んで構成される車両用ブレーキ液圧制御装置であって、
前記リザーバは、基体の一面に設けられ底部にブレーキ液路が開口する有底のリザーバ孔と、前記リザーバ孔に摺動自在に挿入されたピストンと、前記ピストンを前記底部に向けて付勢するばねと、前記リザーバ孔の開口端部に設けられ前記ばねを受けるばね受け部と、を備え、
前記チェック弁は、弁体と、この弁体が着座する弁座部が形成されたシート部材と、を備え、
前記ピストンには、前記リザーバ孔の底部に対向する面に凹部が設けられており、
前記チェック弁は、少なくとも前記弁座部が前記凹部に収容されるように前記リザーバ孔の底部から前記ピストンに向けて突設されていることを特徴とする車両用ブレーキ液圧制御装置。 - 前記ピストンは、前記シート部材の外周面に前記凹部の内周面が摺接した状態でリザーバ孔内を摺動することを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
- 前記ピストンの摺動方向における前記シート部材と前記凹部との摺接長は、前記ピストンのストローク長よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
- 前記シート部材と前記凹部との少なくとも一方には、ブレーキ液が通流可能な連通路が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
- 前記チェック弁は、前記ピストンと同軸に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
- 前記ピストンには、前記ばねの端部が外嵌されるガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
- 前記ガイド部は、前記ピストンおよび前記ばねと同軸に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
- 前記シート部材は、前記基体側に突出するリテーナ部を有しており、
前記リテーナ部は、前記リザーバ孔の底部のブレーキ液路に対して、かしめまたは圧入で固定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。 - ブレーキ液を吸引および吐出するポンプを備え、
前記ポンプの吸入弁が前記チェック弁で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両用ブレーキ液圧制御装置。
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