JP5431867B2 - 路側支柱の補修器具 - Google Patents

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本発明は、傾いた道路標識やカーブミラー等の支柱を直立状態に復帰させるための路側支柱の補修器具に関する。
道路標識やカーブミラー等の支柱は例えば自動車の衝突や接触によって根本部分で曲げられて傾いた状態にさせられることがある。この支柱が傾斜したままであると道路標識等が正しく表示されないおそれがあり、また交通の障害になることもある。
支柱が曲って倒れかけていても直立状に復旧できる場合が多く、これを迅速に復旧して正常に機能させることは交通安全の点で有益であり、また経済的でもある。
但し、曲ってしまった鋼管製の支柱を直立状に立て直すのは人力では難しく、それなりの器具が必要になる。
特開2005−146534号公報(特許文献1)には、道路標識支柱を直立状態に復帰させるための道路標識起こし機が開示されている。
特開2005−146534号公報
しかしながら、特許文献1の道路標識起こし機は構造が複雑であり、道路標識起こし機に装備している流体シリンダに空気または油等の流体を送り込むための駆動装置が別途必要であった。
請求項1に記載の路側支柱の補修器具は、地表に置かれる箱状の架台と、環状に閉じられた閉鎖状態と半割状に開放した開放状態とに可変で前記架台の一方の端部に連結された、内周形状が楕円形の下把握部と、尾部が前記架台の他方の端部にヒンジ構造で連結された油圧ジャッキと、環状に閉じられた閉鎖状態と半割状に開放した開放状態とに可変で前記油圧ジャッキのロッドに連結された上把握部とを備えてなり、傾いた路側支柱の傾き側の地表に前記架台を置き、前記路側支柱の地際部を閉鎖状態とした前記下把握部にて把握し、前記路側支柱の前記下把握部による把握位置よりも上部を閉鎖状態とした前記上把握部にて把握してから、前記油圧ジャッキを伸長操作することにより前記路側支柱を直立状態に復帰させることができる。
この路側支柱の補修器具は、架台、架台の一方の端部に連結された下把握部、架台の他方の端部にヒンジ構造で連結された油圧ジャッキ及び油圧ジャッキのロッドに連結された上把握部という構成になるので、特許文献1の技術と比較して構造が単純化されている。そのため、作業員1名が片手で携行できる程度に小型化、軽量化できる。
また、復旧対象の路側支柱に取り付ける作業も復旧操作も簡単であり、作業員1名で10分程度で作業を完了できる。
しかも、油圧ジャッキを用いているので電源や駆動装置等を必要としないから、復旧現場へは本発明の路側支柱の補修器具だけを携行すれば充分であり、出動も撤収も容易である。
ところで、道路標識の支柱にはφ60.5の鋼管が使用され、カーブミラーではφ76.3の鋼管が使用されることが多い。
請求項2に記載の路側支柱の補修器具は、前記上把握部にはインナーを着脱可能であり、前記インナーを装着して閉鎖状態としたときにはφ60.5の鋼管を緩みなく把握可能で、前記インナーを装着せずに閉鎖状態としたときにはφ76.3の鋼管を緩みなく把握可能であることを特徴とする請求項1に記載の路側支柱の補修器具であるから、φ60.5及びφ76.3の支柱を補修できる。
路側支柱の補修器具の説明図であり、傾いた路側支柱のに装着した状態(a)と修復が完了した状態(b)とを示す。 上把握部の平面図(a)、上把握部の側面図(b)、上把握部の開放状態の平面図(c)、インナーの平面図(d)、A−A断面図(e)。 上把握部にインナーを装着した状態の平面図(a)、上把握部にインナーを装着した状態の断面図(b)、インナー不装着の断面図(c)。
図1に示すように、路側支柱の補修器具1は、鋼製で箱状の架台2を備えている。
架台2の前端部には下把握部3が取り付けられている。下把握部3は、架台2の前端部に溶接された円弧状の固定部4と、その固定部4の一端に開閉軸ボルトにて連結された円弧状の可動部5とを備えている。また、可動部5の開閉軸ボルトとは逆側の端部には、回転軸ボルト6を介してロックボルト7が取り付けられている。そして、固定部4にはロックボルト7に螺合したフランジナット8の座部を当接させるためのナット受9が設けられている。
こうした構成であるため、開閉軸ボルトを軸にして可動部5を回動変位させることで、下把握部3を環状に閉じた閉鎖状態と半割状に開放した開放状態とに変化させることができる。
また、下把握部3を環状に閉じた閉鎖状態となしてから、ロックボルト7及びフランジナット8を操作してフランジナット8の座部をナット受9に当接させると可動部5の回動変位を阻むことができ、それによって下把握部3を閉鎖状態に維持できる。
なお、下把握部3を閉鎖状態となしたときの内周形状は長円形であり、短径が76.3mmをわずかに上回り、長径は短径を約30mm上回っている。
架台2の後端部にはブラケット11が立設されている。ブラケット11にはヒンジ軸となるボルト12を介して連結片13が連結されていて、ヒンジ構造を構成している。連結片13は油圧ジャッキ14の尾部に固着されており、架台2と油圧ジャッキ14の尾部とがヒンジ構造で連結されている。
油圧ジャッキ14のロッド15の先端部16には、ヒンジ軸となるボルト17を介して上把握部18の連結部19が連結されている。このため上把握部18はボルト17を軸にして上下に首振り変位可能である。
図2に示すように、上把握部18の連結部19には2枚の固定弧部21が上下に重なる位置で溶接されている。
固定弧部21の一端には上下2枚の円弧状の可動弧部23が開閉軸ボルト22にて連結されている。また、可動弧部23の開閉軸ボルト22とは逆側の端部には、回転軸ボルト24を介してロックボルト26が取り付けられている。そして、固定弧部21にはロックボルト26に螺合したフランジナット27の座部を当接させるためのナット受29が設けられている。
こうした構成であるため、開閉軸ボルト22を軸にして可動弧部23を回動変位させることで、上把握部18を環状に閉じた閉鎖状態(図2(a)参照)と半割状に開放した開放状態(図2(b)参照)とに変化させることができる。
また、上把握部18を環状に閉じた閉鎖状態となしてから、ロックボルト26及びフランジナット27を操作してフランジナット27の座部をナット受29に当接させると可動弧部23の回動変位を阻むことができ、それによって上把握部18を閉鎖状態に維持できる。
なお、上把握部18を閉鎖状態となしたときの内周形状はほぼ円形(直径が76.3mmをわずかに上回る)で、図2(a)に示す閉鎖状態としたときにはφ76.3の鋼管を緩みなく把握可能である。
また上把握部18には、インナー31(図2(d)、(e)参照)を保持するための凹所32が固定弧部21、可動弧部23に2箇所ずつ設けられている。
インナー31は、半円状の上板33と下板34とをボルト35にて連結した半割体36を対にした構造で、上板33にはプランジャボルト37が取り付けられている。
インナー31は、図3(a)、(b)に示す通りに上把握部18に取り付けられる。即ち、一方の半割体36の2本のボルト33を固定弧部21の凹所32にはめ込んでからプランジャボルト37を締めることで位置を固定する。他方の半割体36も同様にして可動弧部23に取り付ける。
上把握部18はインナー31を取り付けたままで開放状態と閉鎖状態に可変であり、また図3(a)に示すごとく、ロックボルト26及びフランジナット27にてインナー31を取り付けたままの上把握部18を閉鎖状態に維持できる。そして、上把握部18にインナー31を取り付けたままで閉鎖状態にしたときには、図3(b)に示すように、φ60.5の鋼管を緩みなく把握可能である。
一方、上把握部18にインナー31を取り付けずに閉鎖状態にすれば、図3(c)に示すように、φ76.3の鋼管を緩みなく把握可能である。
この路側支柱の補修器具1を使用して、傾いた路側支柱を直立状態に復帰させる作業は次のように行われる。
まず、図1(a)に示すように、傾いた路側支柱Pの傾き側の地表に架台2を置く。そして、路側支柱Pの地際部を下把握部3にて掴むようにして下把握部3を閉鎖状態としてロックボルト7とフランジナット8にてロックする。
次に、油圧ジャッキ14の角度が45°程度になるような位置にて、上把握部18で路側支柱Pを把握してロックボルト26とフランジナット27にてロックする。
続いて、ジャッキレバー(図示略)にて油圧ジャッキ14を操作してロッド15を突き出させると、路側支柱Pが徐々に直立していく。直立に近づいたなら一旦油圧ジャッキ14の油圧を下げて路側支柱Pの角度を確認し、再度油圧ジャッキを作動させると押しすぎることなく路側支柱Pを直立させることができる。
路側支柱Pが直立状態に復帰したなら、上把握部18及び下把握部3を開放状態にして路側支柱の補修器具1を路側支柱Pから取り外す。
路側支柱の補修器具1は、架台2、架台の一方の端部に連結された下把握部3、架台2の他方の端部にヒンジ構造で連結された油圧ジャッキ14及び油圧ジャッキ14のロッド15に連結された上把握部18という構成になるので、構造が単純化であり、作業員1名が片手で携行できる程度に小型化、軽量化できる。
また、復旧対象の路側支柱Pに取り付ける作業も復旧操作も簡単であり、作業員1名で10分程度で作業を完了できる。
しかも、油圧ジャッキ14を用いているので電源や駆動装置等を必要としないから、復旧現場へは路側支柱の補修器具1だけを携行すれば充分であり、出動も撤収も容易である。
また、路側支柱の補修器具1は、上把握部18にはインナー31を着脱可能であり、インナー31を装着すればφ60.5の路側支柱Pを補修するのに好適で、インナー31を装着しないときにはφ76.3の路側支柱Pを補修するのに好適である。すなわち、補修対象が道路標識の支柱Pであるときはインナー31を装着し(φ60.5用にして)、補修対象がカーブミラーの支柱Pであるときはインナー31を装着せずに(φ76.3用にして)、切り換えて使用できる。
1・・・路側支柱の補修器具、
2・・・架台、
3・・・下把握部、
11・・・ブラケット、
12・・・ボルト、
13・・・連結片、
14・・・油圧ジャッキ、
15・・・ロッド、
18・・・上把握部、
31・・・インナー、
32・・・凹所、
P・・・路側支柱。

Claims (2)

  1. 地表に置かれる箱状の架台と、
    環状に閉じられた閉鎖状態と半割状に開放した開放状態とに可変で前記架台の一方の端部に連結された、内周形状が楕円形の下把握部と、
    尾部が前記架台の他方の端部にヒンジ構造で連結された油圧ジャッキと、
    環状に閉じられた閉鎖状態と半割状に開放した開放状態とに可変で前記油圧ジャッキのロッドに連結された上把握部と
    を備えてなり、
    傾いた路側支柱の傾き側の地表に前記架台を置き、前記路側支柱の地際部を閉鎖状態とした前記下把握部にて把握し、前記路側支柱の前記下把握部による把握位置よりも上部を閉鎖状態とした前記上把握部にて把握してから、
    前記油圧ジャッキを伸長操作することにより前記路側支柱を直立状態に復帰させる路側支柱の補修器具。
  2. 前記上把握部にはインナーを着脱可能であり、前記インナーを装着して閉鎖状態としたときにはφ60.5の鋼管を緩みなく把握可能で、前記インナーを装着せずに閉鎖状態としたときにはφ76.3の鋼管を緩みなく把握可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の路側支柱の補修器具。
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