JP5431284B2 - 押釦スイッチ用部材 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材2を備える電子機器としての携帯端末1の正面図である。図2は、図1に示す携帯端末1に組み込まれる押釦スイッチ用部材2の斜視図である。図3は、図2に示す押釦スイッチ用部材2のA−A線断面図である。以後、操作面側(図3の紙面上側)を表面側、操作面と逆側を裏面側という。また、表裏方向の距離を厚さという。
次に、本実施の形態に係る押釦スイッチ用部材2の製造方法について説明する。図4は、押釦スイッチ用部材2の製造の概略的な流れを示すフローチャートである。図5は、各工程における押釦スイッチ用部材2の状態を示す断面図であって、図3と同様の断面において、押釦スイッチ用部材2の表面側を下に向けた図である。
以上、本発明の押釦スイッチ用部材2、およびその製造方法の各実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されることなく、種々変形を施して実施可能である。
実施の形態に係る製造方法で、表1に示す部材を用いて押釦スイッチ用部材を形成した。キートップは、高さ0.30mm、操作面から見た面積84mm2(縦12mm、横7mmの略長方形)であった。
反りおよびひけの有無を目視で観察した。反りについては、押釦スイッチ用部材の側面から観察した。ひけについては、押釦スイッチ用部材の天面側および裏面側から観察した。
A・・・良好
B・・・やや目立つ
C・・・目立つ
弾性シートの代わりに、弾性率が5900N/m2、操作面に対して平行な面の線収縮率がほぼ0%、かつ100μmの厚さのPETシートを用いた。PETシートおよびキーシートの弾性率は、JIS K7113に基づき測定した。キーシートの弾性率を測定する際には、厚み0.3mmの1号ダンベル形状に光硬化性樹脂を成型することにより、弾性率測定を行った。なお、成型品では、厚さ方向と操作面から見た平面方向との収縮率が異なる場合があるが、薄いフィルムの場合には、平面方向の線収縮率が体積収縮率をほぼ表わす上、PETシートの線収縮率は、無視できる程度に十分小さいので、体積収縮率ではなく線収縮率を測定した。比較例1〜5の各試料において、キーシートを構成する光硬化性樹脂の体積収縮率は、10%未満だった。また、キーシートを構成する光硬化性樹脂の体積収縮率とPETシートとの体積収縮率差は、10%未満であった。また、キーシートの弾性率は、PETシートの弾性率よりも低く、PETシートの弾性率に対するキーシートの弾性率は、1よりも小さかった。比較例1〜5の各試料の性能評価の結果、反りまたはヒケのいずれか一方、あるいはその両方が認められ、反りもヒケも少ないものは得られなかった。
比較例6〜10では、弾性シートの代わりに、比較例1〜5のPETシートと同じ材質からなり、厚さだけを188μmに変えたPETシートを用いた。比較例6〜10の各試料の性能評価の結果、反りまたはヒケのいずれか一方、あるいはその両方が認められ、反りもヒケも少ないものは得られなかった。
比較例11および比較例12では、弾性シートとして弾性率が13N/m2、操作面に対して平行な面の線収縮率が0.1〜0.2%のウレタンシートを用いて各試料を作製した。ウレタンシートの弾性率は、JIS K7311に基づき測定した。比較例11および比較例12の各試料では、キーシートを構成する光硬化性樹脂の体積収縮率は、すべて10%未満であった。キーシートの弾性率は、ウレタンシートの弾性率よりも大きいが、比較例11では35倍、比較例12では59倍であった。比較例11および比較例12の性能評価の結果、比較例11および比較例12の試料ともに、反りが目立った。
実施例1〜4では、弾性シートとして、弾性率が13N/m2、線収縮率が0.2%のウレタンシートを用いて各試料を作製した。実施例1〜4の各試料では、キーシートを構成する光硬化性樹脂の体積収縮率は、10%未満である。また、キーシートの弾性率は、ウレタンシートの弾性率よりも大きく、実施例1では87倍、実施例2では110倍、そして、実施例3では150倍であった。実施例1〜4の性能評価の結果、実施例1〜4のすべての試料において、反りもヒケも生じなかった。
10 キーシート
11 キートップ
20 弾性シート(積層体の一部)
21 積層体
32 支持シート(積層体の一部)
40a 下型
40b 上型
Claims (4)
- 硬化前後における体積収縮率が10%未満の光硬化性樹脂から主になる1若しくは2以上のキートップと、
上記キートップの裏面側に固着される弾性シートと、を有し、
上記キートップの弾性率は、上記弾性シートの弾性率の60倍以上であることを特徴とする押釦スイッチ用部材。 - 請求項1に記載の押釦スイッチ用部材であって、
前記弾性シートは、ウレタンエラストマーから成るシートであることを特徴とする押釦スイッチ用部材。 - 請求項1または請求項2に記載の押釦スイッチ用部材であって、
前記弾性シートの前記キートップと反対側の面に凹部を有し、当該凹部に樹脂を埋めて形成される平滑面に、印刷層を有することを特徴とする押釦スイッチ用部材。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の押釦スイッチ用部材であって、
前記弾性シートは、透光性であることを特徴とする押釦スイッチ用部材。
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