JP5430956B2 - 太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、封止材によって封止された複数の太陽電池を備える太陽電池モジュールの製造方法に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵なエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから、環境に優しい新しいエネルギー源として注目されている。
このような太陽電池を電力源として用いる場合、複数の太陽電池を直列に接続することで出力を高めた太陽電池モジュールとして用いられるのが一般的である。複数の太陽電池は、ガラスなどの受光面側保護材とポリエチレンテレフタレート(PET)などの裏面側保護材との間において、エチレンビニルアセテート(EVA)などの封止材によって封止される。
従来、複数の太陽電池は、1種類の封止材によって封止されるだけでなく、軟化点、硬化点或いは絶縁性などの異なる複数の封止材によって封止される場合がある。この場合、太陽電池モジュール側面に露出される複数の封止材の界面を伝って水分などが浸入しやすいという問題があった。
そこで、複数の封止材によって複数の太陽電池を封止する場合において、1種類の封止材だけを側面に露出させた太陽電池モジュールが提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−235603号公報
しかしながら、特許文献1では、ラミネート工程について考慮されていないため、太陽電池モジュール側面に複数の封止材の界面が露出されてしまうおそれがあった。
具体的には、太陽電池モジュールは、以下のラミネート工程を経て作製される。まず、受光面側保護材を載置台に載置して、第1封止材、複数の太陽電池、第2封止材及び裏面側保護材を順次積層することによって積層体を形成する。次に、裏面側保護材側から加圧しながら、第1及び第2封止材を加熱によって硬化させる。次に、第1及び第2封止材のうち受光面側保護材と裏面側保護材の間からはみ出た部分を除去する。
このように、ラミネート工程において積層体は加圧されるので、第1封止材だけでなく第2封止材までもが受光面側保護材と裏面側保護材の間からはみ出てしまう。そのため、はみ出た部分が除去されると、太陽電池モジュール側面に第1及び第2封止材の界面が露出されてしまう。
なお、界面を伝って水分などが浸入しやすいという問題は、第1封止材と第2封止材が異種材料である場合に限らず、同種材料である場合においても生じる。
本発明は、上述した状況に鑑みてなされたものであり、側面からの水分の浸入を抑制可能とする太陽電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールの製造方法は、第1保護材、第1封止材、複数の太陽電池、第2封止材及び第2保護材を順次積層することによって積層体を形成する積層体形成工程と、前記積層体を上下から加圧しながら加熱するラミネート工程とを備え、前記ラミネート工程において、前記第1保護材と前記第2封止材との間に前記第1封止材を封止することを要旨とする。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールの製造方法において、前記第1封止材の軟化温度を前記第2封止材の軟化温度よりも高くすることによって、前記ラミネート工程において、前記第1保護材と前記第2封止材との間に前記第1封止材を封止してもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールの製造方法において、前記第1封止材を前記第2封止材よりも厚くすることによって、前記ラミネート工程において、前記第1保護材と前記第2封止材との間に前記第1封止材を封止してもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールの製造方法において、前記積層体の平面視において、前記第1封止材の外周を前記第1保護材の外周から5mm以上内側に設けることによって、前記ラミネート工程において、前記第1保護材2と前記第2封止材との間に前記第1封止材を封止してもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールの製造方法において、前記第1封止材の前記複数の太陽電池と対向する面には、ディンプル加工が施されていてもよい。
本発明によれば、側面からの水分の浸入を抑制可能とする太陽電池モジュールの製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の側面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100を受光面側から見た平面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池モジュール100の構成を説明するための図である。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(太陽電池モジュールの構成)
本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、太陽電池モジュール100の側面図である。図2は、太陽電池モジュール100を受光面側から見た平面図である。
図1及び図2に示すように、太陽電池モジュール100は、複数の太陽電池ストリング1、受光面側保護材2、裏面側保護材3、第1封止材4a及び第2封止材4bを備える。太陽電池モジュール100は、後述するように、受光面側保護材2、裏面側保護材3、第1封止材4a及び第2封止材4bによって構成される積層体をラミネートすることによって作製される。
複数の太陽電池ストリング1は、受光面側保護材2と裏面側保護材3との間において、第1封止材4aと第2封止材4bとによって封止される。各太陽電池ストリング1は、配列方向Hに沿って配列される複数の太陽電池10と、複数の太陽電池10を互いに電気的に接続する複数の第1配線材11と、両端に位置する一対の太陽電池10に接続される複数の第2配線材12とを備える。複数の太陽電池ストリング1は、図2に示すように、配列方向Hに略直交する直交方向Tにおいて略平行に並べられている。
ここで、一の太陽電池ストリング1と、一の太陽電池ストリング1に隣接する他の太陽電池ストリング1とは、第2配線材12に接続される渡り配線材13によって、互いに電気的に接続される。
各太陽電池10は、光を受ける受光面と、受光面の反対側に設けられる裏面とを有する。各太陽電池10は、受光によって光生成キャリアを生成する。
第1配線材11、第2配線材12及び渡り配線材13は、薄板状或いは縒り線状に成形された銅等の導電材を用いて形成することができる。なお、このような導電材の表面には、半田メッキなどが施されていてもよい。
受光面側保護材2は、各太陽電池10の受光面側に配置され、太陽電池モジュール100の表面を保護する。受光面側保護材2としては、透光性及び遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等を用いることができる。
裏面側保護材3は、各太陽電池10の裏面側に配置され、太陽電池モジュール100の背面を保護する。裏面側保護材3としては、PET(Polyethylene Terephthalate)等の樹脂フィルム、Al箔を樹脂フィルムでサンドイッチした構造を有する積層フィルムなどを用いることができる。
第1封止材4aは、図1に示すように、複数の太陽電池10と受光面側保護材2との間に設けられる。具体的には、第1封止材4aは、受光面側保護材2と第2封止材4bとによって封止されている。従って、第1封止材4aは、太陽電池モジュール100の側面SFに露出しない。そのため、図2に示すように、第1封止材4aは、平面視において、第2封止材4bの内側に設けられる。また、行列状に配列された複数の太陽電池10は、平面視において、第1封止材4aの内側に設けられる。なお、第1封止材4aを側面SFに露出させない方法については後述する。
第2封止材4bは、図1に示すように、複数の太陽電池10と裏面側保護材3との間に設けられる。具体的には、第2封止材4bは、受光面側保護材2との間において、第1封止材4aを封止している。従って、第2封止材4bは、太陽電池モジュール100の側面SFに露出する。そのため、図2に示すように、第2封止材4bは、平面視において、第1封止材4aの外側に設けられる。なお、後述するように、側面SFに露出する第2封止材4bの露出面は、ラミネート工程で受光面側保護材2及び裏面側保護材3の端部からはみ出した部分を除去すことによって形成される。
第1封止材4a及び第2封止材4bとしては、EVA、EEA、PVB、シリコン、ウレタン、アクリル、エポキシ等の透光性の樹脂を用いることができる。第1封止材4a及び第2封止材4bそれぞれは、軟化温度以上に加熱されることによって軟化する。また、第1封止材4a及び第2封止材4bには架橋剤が添加されており、硬化温度以上に加熱されることによって硬化が進行する。なお、第1封止材4aと第2封止材4bとは、同一成分の材料で構成されていてもよいし、異なる成分の材料で構成されていてもよいが、第1封止材4aの軟化温度は、第2封止材4bの軟化温度よりも高いことが好ましい。ラミネート工程において、第2封止材4bの軟化後に第1封止材4aを軟化させることによって、第1封止材4aが太陽電池モジュール100の側面SFに露出することを抑制できるからである。
また、第1封止材4a及び第2封止材4bの厚みに制限はないが、第1封止材4aの厚みは、第2封止材4bの厚みよりも大きいことが好ましい。ラミネート工程において、厚みの大きい第1封止材4aによって厚みの小さい第2封止材4bを側方に押し出すことによって、第1封止材4aが太陽電池モジュール100の側面SFに露出することを抑制できるからである。
なお、太陽電池モジュール100の外周には、強度向上のためのAlフレームなどが取り付けられてもよい。
(太陽電池モジュールの製造方法)
以下において、本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールの製造方法について、図面を参照しながら説明する。
まず、配列方向Hに沿って配列された5個の太陽電池10を、第1配線材11によって互いに電気的に接続する。続いて、5個の太陽電池10の両端に位置する太陽電池10に第2配線材12を接続する。これによって太陽電池ストリング1が形成される。
次に、複数の太陽電池ストリングを互いに略平行に配置し、渡り配線材13によって接続する。これによって、複数の太陽電池ストリング1が電気的に接続され、複数の太陽電池10が行列状に配列される。
次に、ラミネート装置を用いて各構成部材をラミネートする。ラミネート装置20は、図3に示すように、下側ハウジング21、ヒータプレート22、ヒータ23、上側ハウジング24及びダイアフラム25を備える。下側ハウジング21は、ヒータプレート22を収容する。ヒータプレート22は、各構成部材を載置可能な載置台であり、内蔵するヒータ23によって載置面を加熱することができる。上側ハウジング24は、下側ハウジング21の上部開口に嵌めあわされる。上側ハウジング24の下部開口には、ダイアフラム25が張られている。下側ハウジング21及び上側ハウジング24の内部は、給排気可能である。
以下、ラミネート工程について説明する。まず、受光面側保護材2を、ヒータプレート22上に載置する。次に、受光面側保護材2上に、第1封止材4a、行列状に配列された複数の太陽電池10、第2封止材4b及び裏面側保護材3を順次配置する。これによって、各構成部材が積層された積層体30が形成される。従って、積層体30において、第2封止材4bは、第1封止材4aの上方に配置されている。
次に、図3に示すように、下側ハウジング21に上側ハウジング24を嵌め合わせ、下側ハウジング21内部を上側ハウジング24内部の圧力よりも低い圧力に真空引きしながら、ヒータプレート22を約150〜200℃に加熱する。これによって、積層体30は、裏面側保護材3側からダイアフラム25によって上下から加圧されながら、ヒータプレート22によって加熱される。
この際、本実施形態では、前記第1保護材2と前記第2封止材との間に前記第1封止材を封止する。すなわち、第1封止材4aが受光面側保護材2及び裏面側保護材3の間からはみ出さないようにラミネートする。具体的には、以下の3つの手法によって、第1封止材4aが受光面側保護材2及び裏面側保護材3の間からはみ出すことを抑制できる。
(1)第1封止材4aの軟化温度を第2封止材4bの軟化温度よりも高くする
第1の手法は、第1封止材4aの軟化温度を第2封止材4bの軟化温度よりも高くする手法である。この手法によれば、第2封止材4bは、第1封止材4aよりも先に軟化する。これによって、受光面側保護材2と第2封止材4bとの間に第1封止材4aを封止することができるので、第1封止材4aが、受光面側保護材2及び裏面側保護材3の間からはみ出ることを抑制することができる。
(2)第1封止材4aの厚みを第2封止材4bの厚みよりも大きくする
第2の手法は、第1封止材4aの厚みを第2封止材4bの厚みよりも大きくする手法である。この手法によれば、厚みの大きい第1封止材4aによって第2封止材4bが変形されるので、第2封止材4bを第1封止材4aの周囲に押し出すことができる。これによって、受光面側保護材2と第2封止材4bとの間に第1封止材4aを封止することができるので、第1封止材4aが、受光面側保護材2及び裏面側保護材3の間からはみ出ることを抑制することができる。
(3)第1封止材4aのサイズを受光面側保護材2及び裏面側保護材3のサイズより十分小さくする
第3の手法は、第1封止材4aのサイズを受光面側保護材2及び裏面側保護材3のサイズより十分小さくする手法である。ここで、図4は、積層体30を受光面側保護材2側から見た平面図である。図4に示すように、第1封止材4aの外周と受光面側保護材2の外周との間隔αを十分に大きくする。間隔αは、第1封止材4aの軟化温度、粘度などによって変更されうるものであるが、例えば5mm程度である。なお、第2封止材4bのサイズは、第1封止材4aのサイズよりも大きければよく、受光面側保護材2のサイズと同程度であることが好ましい。
以上の3つの手法によれば、図5に示すように、第1封止材4aを受光面側保護材2と第2封止材4bとの間に封止することができる。すなわち、第2封止材4bの外縁部のみを、受光面側保護材2と裏面側保護材3の間からはみ出させることができる。
続いて、ラミネートされた積層体30をさらに一定時間加熱することによって、第1封止材4aと第2封止材4bを十分に架橋させる。
その後、第2封止材4bのうち受光面側保護材2と裏面側保護材3の間からはみ出した食み出し部分Rを、基準線Sに従って切り落とす。これによって、側面SFを有する太陽電池モジュール100が完成する。
(作用及び効果)
実施形態では、受光面側保護材2、第1封止材4a、複数の太陽電池10、第2封止材4b及び裏面側保護材3によって構成される積層体30のラミネート工程において、第1封止材4aを受光面側保護材2と第2封止材4bとの間に封止する。すなわち、ラミネート工程において、第2封止材4bの外縁部のみを受光面側保護材2と裏面側保護材3の間からはみ出させる。
具体的には、第1封止材4aの軟化温度を第2封止材4bの軟化温度よりも高くする手法、第1封止材4aの厚みを第2封止材4bの厚みよりも大きくする手法、或いは、第1封止材4aのサイズを受光面側保護材2及び裏面側保護材3のサイズより十分小さくする手法を用いる。
これらの手法によって、太陽電池モジュール100の側面SFには、第2封止材4bのみが露出し、第1封止材4aは露出しない。従って、側面SFに第1封止材4aと第2封止材4bとの界面が露出されないので、側面SFからの水分が浸入することを抑制することができる。
また、本実施形態では、積層体30において、第2封止材4bは、第1封止材4aの上方に配置されている。従って、第2封止材4bの自重に従って、第2封止材4bを第1封止材4aの側方に垂れ下がり易くすることができる。従って、ラミネート工程において、受光面側保護材2と第2封止材4bとの間に第1封止材4aをより確実に封止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施形態では、受光面側保護材2側に配置される第1封止材4aのサイズを、裏面側保護材3側に配置される第2封止材4bのサイズよりも小さくすることとしたが、裏面側保護材3側に配置される第2封止材4bのサイズを受光面側保護材2側に配置される第1封止材4aのサイズよりも小さくしてもよい。この場合には、第1封止材4aが受光面側保護材2と裏面側保護材3の間からはみ出ることとなる。
また、上記実施形態では、複数の太陽電池10は、第1封止材4aと第2封止材4bによって封止されることとしたが、これに限られるものではない。例えば、第2封止材4bと受光面側保護材2との間において第1封止材4aとともに封止される限り、他の封止材を用いることが可能である。
また、太陽電池ストリング1、太陽電池10、各配線材などの数は、上記実施形態に限定されない。
また、上記実施形態では特に触れていないが、受光面側保護材2の複数の太陽電池10と対向する表面には、ディンプル加工が施されていてもよい。この場合、図6(a)に示すように、第2封止材4bよりもサイズの小さい第1封止材4aを受光面側保護材2側に配置することが好ましい。これによれば、図6(b)に示すように、第1封止材4aを裏面側保護材3側に配置する場合に比べて、側面SFから太陽電池10までの距離を長くすることができる。従って、2つの部材の界面に沿って水分が太陽電池10まで到達することをより抑制することができる。その結果、太陽電池モジュール100の信頼性を向上することができる。 このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
以下、本発明に係る太陽電池モジュールの実施例について具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができるものである。
(実施例1)
受光面側保護材として150mm×150mmサイズのガラス板を、裏面側保護材として150mm×150mmサイズのPETフィルムを準備した。また、小さいサイズの封止材として140mm×140mmサイズのEVAフィルム(以下、「小EVAフィルム」という。)を、大きいサイズの封止材として150mm×150mmサイズのEVAフィルム(以下、「大EVAフィルム」という。)を準備した。
ラミネート装置の載置台上に、ガラス板、小EVAフィルム、複数の太陽電池、大EVAフィルム及びPETフィルムを順次積層して積層体を形成した。なお、小EVAフィルムをガラス板の外周から5mmずつ内側に配置した。
次に、載置台を加熱しながらダイアフラムで積層体を加圧した。これによって、小EVAフィルム及び大EVAフィルムを硬化させた。最後に、受光面側保護材と裏面側保護材の間からはみ出たEVAを切り落として太陽電池モジュールを完成させた。
(実施例2)
実施例2では、ラミネート装置の載置台上に、ガラス板、大EVAフィルム、複数の太陽電池、小EVAフィルム及びPETフィルムの順番で積層した。これ以外は、上記実施例1と同様とした。
(比較例1)
比較例1では、同じサイズの2枚のEVAフィルムを用いて積層体を形成した。これ以外は、上記実施例1と同様とした。
(比較例2)
比較例2では、小EVAフィルムのサイズを145mm×145mmとするとともに、小EVAフィルムをガラス板の外周から2.5mmずつ内側に配置した。これ以外は、上記実施例1と同様とした。
(比較例3)
比較例3では、小EVAフィルムのサイズを140mm×140mmとするとともに、ラミネート装置の載置台上に、ガラス板、大EVAフィルム、複数の太陽電池、小EVAフィルム及びPETフィルムの順番で積層した。これ以外は、上記実施例2と同様とした。
(高温高湿試験)
次に、実施例及び比較例について高温高湿試験(JIS C8991)を行い、試験前後での太陽電池モジュール特性を比較した。高温高湿試験の条件は、温度85℃、湿度85%とした。
高温高湿試験後における太陽電池モジュール特性を下表に示す。なお、下表では、比較例1の値を基準に規格化された値を示している。
Figure 0005430956
上表に示すように、実施例では、比較例に比べて、高い太陽電池モジュール特性を得ることができた。
これは、実施例に係る太陽電池モジュールの側面には、小EVAフィルムと大EVAフィルムとの界面が露出されなかったためである。
特に、載置台上に載置されるガラス板に小EVAフィルムを接触させた実施例1では、ダイアフラム側のPETフィルムに小EVAフィルムを接触させた実施例2よりも太陽電池モジュール特性を向上させることができた。
一方で、比較例1に係る太陽電池モジュールでは、EVAフィルムのサイズが同じであったために、また、比較例2,3に係る太陽電池モジュールでは、小EVAフィルムのサイズが大きめであったために、両者の界面が側面に露出された。
このように、太陽電池モジュールの側面に封止材の界面を露出させないためには、小さい封止材のサイズを大きいサイズの封止材よりも十分に小さくすることが有効であることが確認された。
1…太陽電池ストリング、2…受光面側保護材、3…裏面側保護材、4a…第1封止材、4b…第2封止材、10…太陽電池、11…第1配線材、12…第2配線材、13…配線材、20…ラミネート装置、21…下側ハウジング、22…ヒータプレート、23…ヒータ、24…上側ハウジング、25…ダイアフラム、30…積層体、100…太陽電池モジュール、SF…側面

Claims (6)

  1. 第1保護材、第1封止材、複数の太陽電池、第2封止材及び第2保護材を順次積層することによって積層体を形成する積層体形成工程と、
    前記積層体を上下から加圧しながら加熱するラミネート工程とを含み
    前記ラミネート工程において、前記第1封止材の軟化温度を前記第2封止材の軟化温度よりも高くすることによって、前記第1保護材と前記第2封止材との間に前記第1封止材を封止することを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  2. 前記第1封止材のサイズは、前記第1保護材のサイズよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 前記積層体形成工程において、ラミネート装置の載置台上に、前記第1保護材、前記第1封止材、前記複数の太陽電池、前記第2封止材及び前記第2保護材を下側から順番に載置することにより前記積層体を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  4. 前記第1封止材のサイズは、前記第2封止材のサイズよりも小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  5. 前記ラミネート工程で前記第1保護材および前記第2保護材の端部から外側にはみ出した前記第2封止材を除去することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  6. 前記第1保護材の前記複数の太陽電池と対向する面には、ディンプル加工が施されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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