JP5428603B2 - セッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末 - Google Patents

セッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP5428603B2
JP5428603B2 JP2009164398A JP2009164398A JP5428603B2 JP 5428603 B2 JP5428603 B2 JP 5428603B2 JP 2009164398 A JP2009164398 A JP 2009164398A JP 2009164398 A JP2009164398 A JP 2009164398A JP 5428603 B2 JP5428603 B2 JP 5428603B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication terminal
information
session
session server
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009164398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011023778A (ja
Inventor
順一 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2009164398A priority Critical patent/JP5428603B2/ja
Publication of JP2011023778A publication Critical patent/JP2011023778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5428603B2 publication Critical patent/JP5428603B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、セッションサーバに通信経路(通信網)を介して接続された2つの通信端末同士がセッションを確立するセッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末に関する。
近年、デジタルカメラやデジタルビデオカメラは高画質化と共に高機能化が進んでいる。例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラをインターネット等の通信経路を通じて動画共有サイトを運営するサーバに接続することで、パーソナルコンピュータ等のデータ転送機能を利用することなく、直接、撮像した画像(静止画または動画)コンテンツを動画共有サイトにアップロードすることができる。
このように動画共有サイトを通じた不特定多数の人に対する公開と異なり、ユーザが特定の知人にのみ画像コンテンツを公開する場合や特定の装置に画像コンテンツを転送する場合、自身と相手の通信端末同士を特定して、インターネット等の通信経路を通じた1対1のセッションを確立し、画像コンテンツを直接転送することとなる。
かかる1対1のセッションの確立においては、送信側端末が、送信先である受信側端末のIP(Internet Protocol)アドレスを予め認識している必要があり、送信側端末のユーザは、何らかの手段で受信側端末のIPアドレスを入手し、そのIPアドレスを送信側端末に設定しなくてはならなかった。従って、送信側端末や受信側端末のユーザは、IPアドレスを入手または伝達する手間を余儀なくされ、また、入力ミス等のヒューマンエラーによって受信側端末を特定できずセッションが確立できない事態に陥ることもあった。
そこで、受信側端末のIPアドレスと所定の別名情報とをネットワーク上のゲートキーパ装置に登録し、送信側端末から別名情報が入力されるとゲートキーパ装置を通じて送信側端末に受信側端末のIPアドレスの照会を受ける技術が知られている(例えば、特許文献1)。かかる技術によると、IPアドレスの手入力を回避できるので、照会を受けた受信側端末とのセッションの確立を比較的容易に実行できる。
特開2001−358887号公報
上述した特許文献1の技術では、IPアドレスを引き出すキーである別名情報を、関連した情報(例えば、拠点名称、会議名称、参加者、共有情報等)を用いて自由に設定できるので、受信側端末のユーザが所望するキーワード(別名情報)を好き勝手に登録することが可能であった。しかし、かかるキーワードが受信側端末のユーザと何ら関係がない場合、送信側端末のユーザは、かかるキーワードを保持するため別途の保持手段(例えばメモ等)を取らなくてはならなかった。また、他の受信側端末とキーワードが重複したり、酷似したりすると、送信側端末は、照会時において目的とする受信側端末を正確に特定できなかった。
さらに、悪意ある第三者が事実と異なる内容でゲートキーパ装置に別名情報を登録することが可能となるので、受信側端末のユーザに成り済まして別名情報を勝手に登録したり、正当なユーザを不正なIPアドレスに誘導したりする等の不正行為を排除することができず、送信側端末は所望する受信側端末との正しいセッションを確立できないといった問題が生じ得る。
本発明は、このような課題に鑑み、受信側端末(第1通信端末)の識別性、一意性および正当性を確保しつつ、送信側端末(第2通信端末)と受信側端末(第1通信端末)とのセッションを容易かつ確実に確立させ、ユーザの利便性を向上させることが可能なセッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は下記のセッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末を提供するものである。
(1)セッションサーバに通信網を介して接続された、第1通信端末と、第2通信端末とがセッションを確立するセッション確立方法であって、前記第1通信端末は、前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信し、前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達し、前記第1通信端末は、前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信し、前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録し、前記第2通信端末は、前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報とセッションの確立を所望する前記第1通信端末の第1宛先情報とを含む取得要求情報を前記セッションサーバに送信し、前記セッションサーバは、前記第2通信端末から前記取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信し、前記第2通信端末は、前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立することを特徴とするセッション確立方法。
(2)第1通信端末と、セッションサーバと、第2通信端末とが通信網を介してそれぞれ接続されたセッション確立システムであって、前記第1通信端末は、前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信する情報送信制御部と、前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信する認証返信制御部と、を備え、前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の第1宛先情報宛てに伝達する認証伝達制御部と、前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録するユーザ登録部と、前記第2通信端末から前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報と前記第2通信端末がセッションの確立を所望する第1通信端末に対応する前記第1宛先情報とを含む取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信するアドレス送信制御部と、を備え、前記第2通信端末は、前記取得要求情報を前記セッションサーバに送信する宛先送信制御部と、前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立するセッション確立部と、を備えることを特徴とするセッション確立システム。
(3)前記情報送信制御部は、当該第1通信端末へのセッションの確立を許可する1または複数の第2通信端末それぞれに対応する1または複数の第2宛先情報も登録情報に含んで前記セッションサーバに送信し、前記ユーザ登録部は、前記第1アドレス情報に前記1または複数の第2宛先情報も関連付けて登録し、前記宛先送信制御部は、前記第2アドレス情報と第1宛先情報と当該第2通信端末に対応する第2宛先情報とを含む取得要求情報を前記セッションサーバに送信し、前記アドレス送信制御部は、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた前記1または複数の第2宛先情報に、前記取得要求情報中の第2宛先情報が含まれているとき、前記第1アドレス情報を前記第2通信端末に送信することを特徴とする上記(2)に記載のセッション確立システム。
(4)前記第2通信端末は、前記セッションサーバから受信した第1アドレス情報を保持可能な保持部をさらに備え、前記保持部に第1アドレス情報が保持されている場合、前記セッションサーバとの通信接続を行うことなく、前記セッション確立部は、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立することを特徴とする上記(2)または(3)に記載のセッション確立システム。
(5)第1通信端末と、第2通信端末と通信網を介して接続可能なセッションサーバであって、前記第1通信端末から、前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成された認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達する認証伝達制御部と、前記第1通信端末から、前記登録情報に前記認証コードを加えた拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録するユーザ登録部と、前記第2通信端末から、前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報と前記第2通信端末がセッションの確立を所望する第1通信端末に対応する前記第1宛先情報とを含む取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信するアドレス送信制御部と、を備えることを特徴とするセッションサーバ。
(6)セッションサーバと通信網を介して接続可能な通信端末であって、前記通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信する情報送信制御部と、前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信する認証返信制御部と、を備え、前記通信端末は、他の通信端末と接続可能であり、前記通信端末を第1通信端末とし、他の通信端末を第2通信端末とした場合に、前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、前記認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達し、前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録し、前記第2通信端末は、前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報とセッションの確立を所望する前記第1通信端末の第1宛先情報とを含む取得要求情報を前記セッションサーバに送信し、前記セッションサーバは、前記第2通信端末から前記取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信し、前記第2通信端末は、前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立することを特徴とする通信端末。
(7)セッションサーバと通信網を介して接続可能であり、かつ、他の通信端末と接続可能な通信端末であって、前記通信端末を第2通信端末とし、他の通信端末を第1通信端末とした場合に、前記第1通信端末は、前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信し、前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達し、前記第1通信端末は、前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信し、前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録し、前記第2通信端末から前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報と前記第2通信端末がセッションの確立を所望する第1通信端末に対応する前記第1宛先情報とを含む取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信し、前記第2通信端末は、記取得要求情報を前記セッションサーバに送信する宛先送信制御部と、前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立するセッション確立部と、を備えことを特徴とする通信端末。

以上説明したように本発明によれば、第1通信端末の識別性、一意性および正当性を確保しつつ、第2通信端末と第1通信端末とのセッションを容易かつ確実に確立させることが可能となる。
本実施形態にかかるセッション確立システムの概略的な接続関係を示した説明図である。 第1通信端末の概略的な構成を示した機能ブロック図である。 セッションサーバに送信される登録情報を説明するための説明図である。 セッションサーバに送信される拡張登録情報を説明するための説明図である。 セッションサーバの概略的な構成を示した機能ブロック図である。 サーバ保持部で保持されているユーザデータベースを説明するための説明図である。 セッションサーバに送信される取得要求情報を説明するための説明図である。 セッションサーバから送信される取得応答情報を説明するための説明図である。 第2通信端末の概略的な構成を示した機能ブロック図である。 第2保持部で保持されているセッションデータベースを説明するための説明図である。 セッション確立方法の処理の流れを示したシーケンス図である。 セッション確立方法の処理の流れを示したシーケンス図である。 仮登録のタイムアウトを説明するための説明図である。 セッション確立システムの概略的な接続関係を示した説明図である。 セッション確立方法の全体的な流れを示したシーケンス図である。 セッション確立方法の全体的な流れを示したシーケンス図である。 セッションサーバに送信される登録情報を説明するための説明図である。 サーバ保持部で保持されているユーザデータベースを説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(セッション確立システム100)
図1は、本実施形態にかかるセッション確立システム100の概略的な接続関係を示した説明図である。当該セッション確立システム100は、第1通信端末110と、セッションサーバ120と、第2通信端末130とがインターネット回線等で構成される主通信経路(通信網)140を介して接続されている。また、本実施形態において、第1通信端末110はユーザ112に利用され、第2通信端末130はユーザ132に利用されるとする。ここで、ユーザ112とユーザ132とは同一人物であってもよい。
第1通信端末110は、BD(Blu-ray Disk)レコーダ/プレーヤ、DVDレコーダ/プレーヤ、CDプレーヤ、HDD(Hard disk drive)レコーダ/プレーヤ、パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話、PHS(Personal Handy phone System)端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、テレビジョン、ゲーム機器等、主通信経路140に接続可能な様々な電気機器で構成される。第1通信端末110として、例えば、BDプレーヤを例に挙げると、BDプレーヤは、主通信経路140を介して受信した画像コンテンツ等をHDD等の大容量記憶媒体に蓄積することができる。そして、ユーザ112は、蓄積された画像コンテンツをディスプレイ114に表示することで、その画像を楽しむことが可能となる。
また、本実施形態において、第1通信端末110を利用するユーザ112は、主通信経路140と異なる通信経路である副通信経路142を通じてセッションサーバ120から情報(例えば認証コード)の伝達を受ける第1補助端末150を有する。かかる第1補助端末150としては、携帯電話、PHS端末、固定電話、FAX受信機等が挙げられるが、副通信経路142を運営する第三者機関がその一意性を保証した第1宛先情報によって第1補助端末150自体を識別でき、セッションサーバ120からの情報(例えば認証コード)を取得さえできれば様々な電気機器を採用することができる。また、第1補助端末150は、第1通信端末110と別体に設けられるとは限らず、第1通信端末110の電子メール送受信機能部が第1補助端末150として機能するとしてもよい。さらに、副通信経路142を通じて情報の伝達さえできれば、第1補助端末150を特別に設けることなく、後述する第1宛先情報としてそのユーザ112の住所や名前を用いてもよく、ユーザ112は郵便や宅配を通じてセッションサーバ120から情報を入手できる。なお、ここでは、実施形態の理解を容易にするため、主通信経路140と副通信経路142とを異なる通信経路としているが、同じ通信経路を用いることもできる。
セッションサーバ120は、主通信経路140に常時接続され、第1通信端末110および第2通信端末130の接続要求に対応する。第1通信端末110および第2通信端末130は、それぞれセッションサーバ120と接続するためのアドレス情報、例えばIPアドレスを予め把握しており、少なくとも第1通信端末110および第2通信端末130はセッションサーバ120とのセッションの確立を容易に為し得る。本実施形態の大まかな流れを述べると、まず、第1通信端末110がセッションサーバ120に予め自体の第1アドレス情報を登録し、第2通信端末130がセッションサーバ120から第1通信端末110の第1アドレス情報の照会を受けることで、第2通信端末130と第1通信端末110とのセッションが確立される。
第2通信端末130は、第1通信端末110同様、BDプレーヤ、DVDプレーヤ、CDプレーヤ、HDDプレーヤ、パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話、PHS端末、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、テレビジョン、ゲーム機器等、主通信経路140に接続可能な様々な電気機器で構成される。第2通信端末130として、例えば、デジタルカメラを例に挙げると、デジタルカメラは、第1通信端末110としてのBDプレーヤとセッションを確立して、撮像した画像(静止画や動画)コンテンツを、主通信経路140を通じてその第1通信端末110に送信する。かかる構成により、例えば、遠隔地に住んでいる家族のBDプレーヤにユーザ132が撮像した画像コンテンツを随時アップデートすることも可能となる。
ここでは、ユーザ132が、第2通信端末130を通じて、第1通信端末110とのセッションの確立を試みると、セッションサーバ120に第1通信端末110の第1アドレス情報の照会を受ける。しかし、その照会を受けるためのキーワードに何かしらの規則がないと、ユーザ132は、そのキーワードを予想できず、結局、第1アドレス情報を入手することができなくなってしまう。
また、複数ユーザによる複数の第1通信端末110がセッションサーバ120に登録されている場合において、ユーザ112のキーワードと他の第1通信端末110のキーワードが重複したり、酷似したりすると、ユーザ132は、目的とする第1通信端末110を正確に特定できなくなってしまう。さらに、悪意ある第三者が事実と異なる内容でセッションサーバ120に登録することが可能となるので、そのキーワードの信頼性を担保することが難しかった。
本実施形態では、第1通信端末110の識別性、一意性および正当性を確保しつつ、第2通信端末130と第1通信端末110とのセッションを容易かつ確実に確立させ、ユーザ112、132の利便性を向上させることを目的としている。以下、第1通信端末110、セッションサーバ120、第2通信端末130それぞれについて詳述する。
(第1通信端末110)
図2は、第1通信端末110の概略的な構成を示した機能ブロック図である。第1通信端末110は、第1通信部210と、第1操作部212と、第1保持部214と、第1制御部216とを含んで構成される。
第1通信部210は、例えば、主通信経路140を介したTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)によって、セッションサーバ120や第2通信端末130とセッションを確立し、データの送受信を行う。
第1操作部212は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチ、ディスプレイ114の表示面上に設置されたタッチパネル等で構成され、第1通信端末110へのユーザの操作入力を受け付ける。
第1保持部214は、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、例えば、第2通信端末130から転送された1または複数の画像データ(画像コンテンツ)を保持する。なお、HDDは正確には装置であるが、説明の便宜上本説明では記録媒体と同義として扱う。
第1制御部216は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により、第1通信端末110全体を制御する。また、第1制御部216は、図2に示すように、宛先情報設定部230と、情報送信制御部232と、認証返信制御部234として機能する。
宛先情報設定部230は、第1通信端末110を利用するユーザ112に情報を伝達するための、副通信経路142を管理する第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報を、第1操作部212を通じてユーザ112に設定させる。第1宛先情報は、電子メールアドレス、固定電話番号、携帯電話番号、FAX番号、チャットのハンドルネーム、住所等、第三者機関によりその一意性、有効性および伝達可能性が保証された情報であればよい。本実施形態では、第1通信端末110のユーザ112が有する第1補助端末150の電子メールアドレスを第1宛先情報としている。
情報送信制御部232は、第1操作部212を通じて、ユーザ112による当該第1通信端末110のセッションサーバ120への登録指示を受け付けると、第1通信端末110を特定可能な第1アドレス情報と、宛先情報設定部230が設定した第1宛先情報とを含む登録情報を、予め把握しているセッションサーバ120のアドレス情報を用い主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信し、後述する認証コードを設定するための待機状態に移行する。
ここで、第1アドレス情報は、当該第1通信端末110を特定するIPアドレスやMACアドレスであって、情報送信制御部232により自動抽出される。こうしてユーザ112による手動入力の手間やヒューマンエラーによる第1アドレス情報の登録ミスを回避することが可能となる。
図3は、セッションサーバ120に送信される登録情報248を説明するための説明図である。図3(a)で示すように、登録情報248は、IPヘッダ部250、TCPヘッダ部252、MSGヘッダ部254、第1アドレス情報部256、第1宛先情報部258を含んで構成される。IPヘッダ部250やTCPヘッダ部252に続くMSGヘッダ部254には、当該情報の情報種類260が登録情報248であることを識別するための4バイト(固定長)のMSGヘッダ値262「0100」が付与され(図3(b)参照)、第1アドレス情報部256には、第1アドレス情報として例えばIPv4の場合は、4バイト(固定長)で表される第1通信端末110のIPアドレスが付与され、第1宛先情報部258には第1宛先情報として第1補助端末150の可変長の電子メールアドレスが付与される。なお、このような可変長の情報においては、その先頭部分にデータ長を記述することで、付与された情報を容易に抽出することが可能となる。
認証返信制御部234は、第1補助端末150としての携帯電話がセッションサーバ120から、上述した登録情報248に対する認証コードを含む認証情報を取得した後、認証情報中の認証コードを登録情報248に加えた拡張登録情報を、主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信する。ここで認証情報における認証コードは、ユーザ112の正当性を確認すべく例えば4桁のランダムな英数字が用いられる。ユーザ112は、第1補助端末150の例えば電子メールを通じて認証コードを取得すると、その認証コードを目視しながら、第1操作部212を通じて手動で第1通信端末110に認証コードを設定する。
図4は、セッションサーバ120に送信される拡張登録情報264を説明するための説明図である。図4で示すように、拡張登録情報264は、図3(a)同様、IPヘッダ部250、TCPヘッダ部252、MSGヘッダ部254、第1アドレス情報部256、第1宛先情報部258を含み、さらに、認証コード部266が追加されている。MSGヘッダ部254には、図3(b)に示すように当該情報の情報種類260が拡張登録情報264であることを識別するためのMSGヘッダ値262「0101」が付与され、第1アドレス情報部256、第1宛先情報部258には、登録情報248と同一の第1アドレス情報および第1宛先情報が付与され、認証コード部266には、「0000」以外の4桁(固定長)の認証コードが付与される。
第1通信端末110のユーザ112は、このような認証コードの設定以外に登録キャンセル入力を行うことができる。かかる登録キャンセル入力があった場合、図4の認証コード部266には「0000」が付与され、セッションサーバ120に第1通信端末110の第1アドレス情報の登録がキャンセルされたことが伝達される。セッションサーバ120は、拡張登録情報264の認証コード部266の「0000」を検知すると、登録情報248によって仮登録された第1アドレス情報や第1宛先情報を破棄する。
(セッションサーバ120)
図5は、セッションサーバ120の概略的な構成を示した機能ブロック図である。セッションサーバ120は、サーバ通信部310と、サーバ保持部312と、サーバ制御部314とを含んで構成される。
サーバ通信部310は、例えば、主通信経路140を介したTCP/IPによって、第1通信端末110や第2通信端末130とセッションを確立し、データの送受信を行う。
サーバ保持部312は、HDD等の大容量記録媒体で構成され、例えば、第1通信端末110から主通信経路140を通じて送信された登録情報248に基づくユーザデータベースを保持する。
サーバ制御部314は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により、セッションサーバ120全体を制御する。また、サーバ制御部314は、図5に示すように、認証伝達制御部330と、ユーザ登録部332と、アドレス送信制御部334として機能する。
認証伝達制御部330は、第1通信端末110が自体を登録するために登録情報248を送信した場合、その登録情報248を受信し、MSGヘッダ部254を参照してそれが登録情報248であること、即ち、第1アドレス情報および第1宛先情報の登録要求であることを把握し、第1アドレス情報部256から第1アドレス情報を、第1宛先情報部258から第1宛先情報を抽出する。また、第1アドレス情報として用いられるIPアドレスはIPヘッダ部250にも付与されているので、そのIPヘッダ部250から抽出することも可能である。
続いて、認証伝達制御部330は、抽出した第1アドレス情報と第1宛先情報とがサーバ保持部312のユーザデータベース348に既に登録されているか否かを判断する。
図6は、サーバ保持部312で保持されているユーザデータベース348を説明するための説明図である。図6に示すユーザデータベース348は、レコード番号フィールド350と、第1アドレス情報フィールド352と、第1宛先情報フィールド354と、認証コードフィールド356と、登録状況フィールド358と、登録日時フィールド360とで形成され、各フィールドのパラメータがレコード単位で関連付けられている。
認証伝達制御部330は、登録情報248から抽出した第1アドレス情報と、ユーザデータベース348の第1アドレス情報フィールド352にある全ての第1アドレス情報とを比較して重複する第1アドレス情報が無いことを判断し、第1アドレス情報がユーザデータベース348に登録されていなかったら、登録情報248から抽出した第1宛先情報とユーザデータベース348の第1宛先情報フィールド354にある全ての第1宛先情報とを比較して重複する宛先情報が無いことを判断する。
ここで、第1アドレス情報または第1宛先情報がユーザデータベース348に存在していた場合、同一の第1通信端末110の重複登録と判断して、当該第1通信端末110の登録処理を中止する。かかる重複判断によって、第1アドレス情報や第1宛先情報の重複登録を回避することができ、第1通信端末110の一意性(プライマリーキー)や識別性を確保することが可能となる。
ここで、第1アドレス情報または第1宛先情報の代わりに、何れかまたは両方をシーズとしてSHA−1等の片方向ハッシュ関数を施したハッシュ値を用いてもよい。所定の桁数に揃えたハッシュ値を用いることで、第1アドレス情報や第1宛先情報の文字数がレコード毎に異なる場合においても、均一の比較処理を遂行することができる。
第1アドレス情報および第1宛先情報がいずれもユーザデータベース348に登録されていない場合、認証伝達制御部330は、その第1通信端末110を登録可能な端末とみなし、ランダムな4桁の英数字で構成される認証コードを生成する。さらに、認証伝達制御部330は、第1アドレス情報と第1宛先情報と生成された認証コードとを関連付け、ユーザデータベース348の新たなレコードとして仮登録する。仮登録は、ユーザデータベース348には記されているものの、その情報をまだ有効に利用させない状態を示し、本実施形態では、ユーザデータベース348の登録状況フィールド358に「認証中」の識別子を付与して仮登録状態を示す。また、仮登録があった日時も登録日時フィールド360に付与される。
そして認証伝達制御部330は、登録情報248中の第1宛先情報によって示される宛先、ここでは第1補助端末150の電子メールアドレスに、副通信経路142としての電子メールを通じて、認証コードを含む認証情報を伝達する。また、第1宛先情報が電話番号であり、第1補助端末150への伝達手段が副通信経路142としての音声通話のみであった場合、認証コードは音声案内によってユーザ112に伝達される。
ユーザ登録部332は、第1通信端末110から認証コードが加わった拡張登録情報264を受信すると、その拡張登録情報264から第1アドレス情報、第1宛先情報および認証コードを抽出し、第1宛先情報の正当性を確認すべく、ユーザデータベース348に、その第1アドレス情報、第1宛先情報および認証コードが全て一致するレコードが存在するか否か判断する。
ここで拡張登録情報264から抽出した第1アドレス情報、第1宛先情報および認証コードと任意のレコードとが一致することは、登録を所望したユーザ112へ認証コードが正しく伝達されたことを示すこととなるので、第1宛先情報の正当性を確認することができる。従って、第1アドレス情報、第1宛先情報および認証コードが一致するレコードが存在すると、ユーザ登録部332は、拡張登録情報264を認証し、第1アドレス情報と第1宛先情報とを関連付けてユーザデータベース348に正式に登録する。本実施形態では、ユーザデータベース348の登録状況フィールド358の識別子を「認証中」から「登録済」に変更して登録が完了したことを示すと共に、そのときの日時で登録日時フィールド360を更新する。第1アドレス情報、第1宛先情報は一致するが認証コードが不一致な場合、正当性が確認できなかったとして、第1アドレス情報、第1宛先情報が一致するレコード(仮登録レコード)を削除する。
また、拡張登録情報264の認証コード部266に「0000」が記されている場合も、ユーザ112がその登録情報の登録をキャンセルしたとして仮登録されているレコードを削除する。そして、登録情報の登録のキャンセルを実行した旨、第1宛先情報に通知する。
ユーザ登録部332がユーザデータベース348に登録情報(特に第1アドレス情報と第1宛先情報)を登録することで、第1通信端末110への第1アドレス情報の照会を受けることが可能となる。
アドレス送信制御部334は、第2通信端末130が、第1通信端末110とセッションを確立するため第1通信端末110の第1アドレス情報の取得要求を示した取得要求情報を送信すると、その取得要求情報を受信してそれに対応する。
図7は、セッションサーバ120に送信される取得要求情報362を説明するための説明図である。図7で示すように、取得要求情報362は、IPヘッダ部364、TCPヘッダ部366、MSGヘッダ部368、第2アドレス情報部370、第1宛先情報部372を含んで構成される。MSGヘッダ部368には、図3(b)に示すように当該情報の情報種類260が取得要求情報362であることを識別するためのMSGヘッダ値262「0300」が付与され、第2アドレス情報部370には、第2アドレス情報として例えばIPv4の場合は、4バイト(固定長)で表されるIPアドレスが付与され、第1宛先情報部372には第1宛先情報としての第1補助端末150の可変長の電子メールアドレスが付与される。
アドレス送信制御部334は、取得要求情報362のMSGヘッダ部368を参照して、受信したのが取得要求情報362であること、即ち、第1アドレス情報の取得要求であることを把握し、第2アドレス情報部370から第2アドレス情報を、第1宛先情報部372から第1宛先情報を抽出する。また、第2アドレス情報として用いられるIPアドレスはIPヘッダ部364にも記されているので、そのIPヘッダ部364から抽出することも可能である。
アドレス送信制御部334は、ユーザデータベース348の第1宛先情報フィールド354に、取得要求情報362から抽出した第1宛先情報と一致する第1宛先情報があるか否か判断し、第1宛先情報があれば、その第1宛先情報にユーザデータベース348上で関連付けられた第1アドレス情報を抽出し、第1アドレス情報を含む取得応答情報を、第2アドレス情報を用い主通信経路140を通じて第2通信端末130に送信する。ここで第1宛先情報が無かった場合や、第1宛先情報はあるが、その登録状況フィールド358の識別子が未だ「認証中」であった場合、第2通信端末130には第1宛先情報に基づいて第1アドレス情報を抽出できなかった旨伝達する。
図8は、セッションサーバ120から送信される取得応答情報374を説明するための説明図である。図8に示すように、取得応答情報374は、IPヘッダ部376、TCPヘッダ部378、MSGヘッダ部380、第1アドレス情報部382を含んで構成される。MSGヘッダ部380には、図3(b)に示すように当該情報の情報種類260が取得応答情報374であることを識別するためのMSGヘッダ値262「0400」が付与され、第1アドレス情報部382には抽出した第1アドレス情報が付与される。
本実施形態において、セッションサーバ120で管理される第1宛先情報は、そのユーザ112が有している第1補助端末150、例えば携帯電話の電子メールアドレス等、そのユーザ112の知人(ここでは第2通信端末130のユーザ132)に予め伝達されている情報なのでそのユーザ112を確実に特定でき、識別性に優れる。また、第1宛先情報は電子メールアドレス等、第三者機関によってその一意性が保証されている。従って、この第三者機関によってその一意性が保証された第1宛先情報を用いて第1補助端末150へ認証コードを送信し、第1補助端末150から第1アドレス情報を用いて返信される認証コードを受信するので、悪意ある第三者の成り済ましを排除でき、正当性を確保することが可能となる。
(第2通信端末130)
図9は、第2通信端末130の概略的な構成を示した機能ブロック図である。第2通信端末130は、第2通信部410と、第2操作部412と、第2保持部(保持部)414と、第2制御部416とを含んで構成される。
第2通信部410は、例えば、主通信経路140を介したTCP/IPによって、セッションサーバ120や第1通信端末110とセッションを確立し、データの送受信を行う。
第2操作部412は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチで構成され、第2通信端末130へのユーザの操作入力を受け付ける。
第2保持部414は、RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、例えば、第1通信端末110へ転送する1または複数の画像データや第1通信端末110へのセッション確立を繰り返し実行するためのセッションデータベースを保持する。
第2制御部416は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により、第2通信端末130全体を制御する。また、第2制御部416は、図9に示すように、宛先情報設定部430と、宛先送信制御部432と、セッション確立部434と、アドレス記憶制御部436として機能する。
宛先情報設定部430は、当該第2通信端末130のユーザ132が第2通信端末130を通じて第1通信端末110とのセッションの確立を試みた際、所望する第1通信端末110に対応した第1宛先情報を第2操作部412を通じて設定させる。かかる第1宛先情報は、第1通信端末110と第2通信端末130間の共通鍵と考えることができる。当該第2通信端末130のユーザ132は、知人である第1通信端末110のユーザ112の電子メールアドレスを把握しているため、鍵交換は既に完了しており、その第1補助端末150の電子メールアドレスを通常の電子メール交換等の用途で利用していれば、その正当性も確認されていることとなる。
宛先送信制御部432は、セッションデータベース448にセッションの確立を所望する第1通信端末110の第1アドレス情報が登録されていない場合、第1宛先情報と自体の第2アドレス情報とを含む取得要求情報362(図7参照)を、予め把握しているセッションサーバ120のアドレス情報を用い主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信する。
ここで、第2アドレス情報は、当該第2通信端末130を特定するIPアドレスやMACアドレスであって、宛先送信制御部432に自動抽出される。こうしてユーザによる手動入力の手間やヒューマンエラーによる第2アドレス情報の設定ミスを回避することが可能となる。
セッション確立部434は、宛先送信制御部432がセッションサーバ120から取得応答情報374(図8参照)を受信すると、その取得応答情報374から第1アドレス情報を抽出し、第1アドレス情報を用い主通信経路140を通じて第1通信端末110とセッションを確立する。こうして第2通信端末130は第1通信端末110とデータの送受信を行うことが可能となる。このように、一度、第1通信端末110とのセッションが確立すると、第2通信端末130と第1通信端末110とは1対1の通信が遂行され、セッションサーバ120はこの通信に関与しない。
かかる第2通信端末130と第1通信端末110との1対1の接続において、実際の動画コンテンツの転送は、第2通信端末130と第1通信端末110とのネゴシエーションによって、FTP(File Transfer Protocol)のような蓄積型の転送方式を用いることも、RTP(Realtime Transport Protocol)のようなストリーミング型の転送方式を用いることも可能である。かかる転送では、セキュアなプロトコルを用いるのが望ましい。
アドレス記憶制御部436は、セッションサーバ120から受信した第1アドレス情報を第1宛先情報と関連づけて第2保持部414のセッションデータベースに記憶する。
図10は、第2保持部414で保持されているセッションデータベース448を説明するための説明図である。図10に示すセッションデータベース448は、レコード番号フィールド450と、第1アドレス情報フィールド452と、第1宛先情報フィールド454と、接続状況フィールド456と、接続日時フィールド458とで形成され、各フィールドのパラメータがレコード単位で関連付けられている。
第1アドレス情報フィールド452と第1宛先情報フィールド454には、図6同様、IPアドレスや電子メールアドレスが付与され、接続状況フィールド456には直近にセッションの確立を試みたときのセッション確立の成否に応じて「成功」または「失敗」の識別子が付与され、接続日時フィールド458には、直近にセッションの確立を試みた日時が付与される。ここで、「成功」は、第1アドレス情報が正しかったことの証明となり、「失敗」は、第1アドレス情報が不正確である可能性を示す。
第2保持部414に第1アドレス情報が保持されている場合、即ち、セッションデータベース448に、第1通信端末110に対応する第1宛先情報と第1アドレス情報が既に保持され、かつ接続状況フィールド456が「成功」となっている場合、セッションサーバ120に取得要求情報362を送付することなく、セッション確立部434は、第1アドレス情報を用い主通信経路140を通じて第1通信端末110とセッションを確立することができる。
このように、セッションサーバ120から一度第1アドレス情報の照会を受けると、その第1アドレス情報を第2保持部414に記憶し、その後は、記憶された第1アドレス情報を用いて直接、第1通信端末110とのセッションを確立する構成により、毎回セッションサーバ120の照会を受けなくてよくなるので、セッションサーバ120の負荷を軽減することが可能となり、リソースの有効利用とコスト削減を図ることができる。
以上、説明したセッション確立システム100によって、第1通信端末110の識別性、一意性および正当性を確保しつつ、第2通信端末130と第1通信端末110とのセッションを容易かつ確実に確立させ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。ここでは、第2通信端末130の要求に応じて第1通信端末110とのセッションを確立する例を挙げたが、第1通信端末110と第2通信端末130とはその両機能を1の端末で実現することができ、その端末は第1通信端末110として他の端末(第2通信端末130)からのセッション確立に応じることも、第2通信端末130として自ら主体的に他の端末(第1通信端末110)にセッション確立を要求することも可能となる。
(セッション確立方法)
次に、上述した第1通信端末110、第1補助端末150、セッションサーバ120、第2通信端末130を用いて、第2通信端末130が第1補助端末150とセッションを確立するセッション確立方法について説明する。
図11および図12は、セッション確立方法の処理の流れを示したシーケンス図であり、特に図11は第1通信端末110の登録時を、図12は第2通信端末130のセッション確立時を示している。
図11を参照すると、第1通信端末110のユーザ112が第1通信端末110の第1アドレス情報の登録を試みたとき、第1通信端末110の宛先情報設定部230は、第1補助端末150の第1宛先情報を、第1操作部212によるユーザ入力を通じて設定し(S500)、情報送信制御部232は、第1通信端末110を特定可能な第1アドレス情報と、宛先情報設定部230が設定した第1宛先情報とを含む登録情報248を主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信し(S502)、後述する認証コードの設定待機状態に移行する。
セッションサーバ120の認証伝達制御部330は、第1通信端末110から登録情報248を受信すると(S504)、第1アドレス情報部256から第1アドレス情報を、第1宛先情報部258から第1宛先情報を抽出する(S506)。認証伝達制御部330は、抽出した第1アドレス情報と第1宛先情報とがサーバ保持部312のユーザデータベース348に既に登録されているか否かを判断し(S508)、第1アドレス情報および第1宛先情報がいずれもユーザデータベースに登録されていない場合、ランダムな4桁の英数字を用いて認証コードを生成し(S510)、第1アドレス情報と第1宛先情報と認証コードとを関連付けてユーザデータベース348の新たなレコードとして仮登録する(S512)。
そして認証伝達制御部330は、登録情報248中の第1宛先情報によって示される宛先、ここでは第1補助端末150の電子メールアドレスに、副通信経路142としての電子メールを通じて認証コードを含む認証情報を伝達する(S514)。
第1通信端末110のユーザ112は、第1補助端末150がセッションサーバ120から上述した登録情報248に対する認証情報を受信すると(S516)、その認証情報中の認証コードを目視しながら第1操作部212を通じて手動で第1通信端末110に認証コードを設定する(S518)。認証返信制御部234は、認証コードが加えられた拡張登録情報264を主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信する(S520)。
セッションサーバ120のユーザ登録部332は、第1通信端末110から認証コードが加わった拡張登録情報264を受信すると(S522)、その拡張登録情報264から第1アドレス情報、第1宛先情報および認証コードを抽出し(S524)、ユーザデータベース348に、その第1アドレス情報、第1宛先情報および認証コードが全て一致するレコードが存在するか否か判断する(S526)。全て一致するレコードが存在する場合、ユーザ登録部332は、拡張登録情報264を認証し、第1アドレス情報と第1宛先情報とを関連付けてユーザデータベース348に登録する(S528)。
ユーザ登録部332がユーザデータベース348に拡張登録情報264の第1アドレス情報や第1宛先情報を登録することで、第2通信端末130は、第1通信端末110の第1アドレス情報の照会を受けることが可能となり、第1通信端末110とのセッションを確立することができるようになる。
続いて、図12を参照すると、第2通信端末130のユーザ132が第1通信端末110とのセッションの確立を試みたとき、第2通信端末130の宛先情報設定部430は、所望する第1通信端末110に対応した第1宛先情報を第2操作部412を通じて設定させる(S552)。そして、宛先送信制御部432は、セッションデータベース448にセッションの確立を所望する第1通信端末110の第1アドレス情報が登録されていないことを確認して(S554)、第1宛先情報と自体の第2アドレス情報とを含む取得要求情報362を主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信する(S556)。
セッションサーバ120のアドレス送信制御部334は、第2通信端末130から取得要求情報362を受信すると(S558)、取得要求情報362の第2アドレス情報部370から第2アドレス情報を、第1宛先情報部372から第1宛先情報を抽出する(S560)。続いて、アドレス送信制御部334は、ユーザデータベース348の第1宛先情報フィールド354に、取得要求情報362から抽出した第1宛先情報と一致する第1宛先情報を検索し(S562)、その第1宛先情報にユーザデータベース348上で関連付けられた第1アドレス情報を抽出し(S564)、その第1アドレス情報を含む取得応答情報を第2アドレス情報を用い主通信経路140を通じて第2通信端末130に送信する(S566)。
第2通信端末130のセッション確立部434は、セッションサーバ120から取得応答情報374を受信すると(S568)、その取得応答情報374から第1アドレス情報を抽出し、第1アドレス情報を用い主通信経路140を通じて第1通信端末110とセッションを確立する(S570)。こうして第2通信端末130は第1通信端末110とデータの送受信を行うことが可能となる。
(仮登録のタイムアウト)
上述したセッション確立システム100やセッション確立方法によって、第1通信端末110の識別性、一意性および正当性を確保しつつ、第2通信端末130と第1通信端末110とのセッションを容易かつ確実に確立させ、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。かかるセッション確立システム100では、重複登録を回避するため、一度仮登録すると同一の第1アドレス情報または同一の第1宛先情報では登録できないようにしている。しかし、不正な第三者によって仮登録されてしまうと、正規のユーザが登録できなくなってしまう事態が生じ得る。ここでは、このような正規のユーザの登録を救済する構成を述べる。
図13は、仮登録のタイムアウトを説明するための説明図である。ここでは、正規のユーザ112が第1通信端末110aと第1補助端末150とを有し、他に第1通信端末110bを有する不正な第三者610が存在するとする。
例えば、不正な第三者610が第1通信端末110bをセッションサーバ120のユーザデータベース348に登録する際、意図的に(悪意を持って)正規のユーザ112に対応する第1宛先情報(例えば電子メールアドレス)を設定して、その第1宛先情報と第1通信端末110bの第1アドレス情報を含む登録情報248をセッションサーバ120に送信したとする。セッションサーバ120の認証伝達制御部330は、かかる登録情報248を受信すると、登録情報248から第1アドレス情報と第1宛先情報とを抽出し、ユーザデータベース348に関連付けて仮登録する。そして、認証伝達制御部330は、第1宛先情報を用い副通信経路142を通じて認証コードを伝達する。
しかし、第1宛先情報が示す宛先は正規のユーザ112が有する第1補助端末150であるため、正規のユーザは、唐突に伝達された認証コードの意図を把握することができず、また、仮に認証コードによってユーザデータベース348への登録が可能なことを理解できたとしても、自己が有する第1通信端末110の第1アドレス情報が不正な第三者610の第1通信端末110bの第1アドレス情報と異なるため、セッションサーバ120のユーザ登録部332によってその登録が拒否される。一方、不正な第三者610には認証コードが伝達されず、その認証コードを知る手段もないため、認証コードを追加した拡張登録情報264を送信することができず、登録できない。従って、セッションサーバ120のユーザデータベース348では、かかるレコードが仮登録の状態のまま維持されることとなる。
このような状況下で、正規のユーザ112が、新たに自己の第1通信端末110aの登録を試みたとしても、不正な第三者610が設定した第1宛先情報と同一の第1宛先情報を設定すると、セッションサーバ120の認証伝達制御部330は、ユーザデータベース348に既に第1宛先情報が存在することをもって当該登録要求を拒否する。従って、正規のユーザ112は、自己が有する第1補助端末150を示しているにも拘わらず、第1宛先情報を利用する限り、第1通信端末110aを登録することができなくなる。
そこで、図13に示したように、セッションサーバ120のサーバ制御部314にデータベース管理部620を追加する。データベース管理部620は、外部と独立して形成され、即ち、セッションサーバ120への外部からのアクセスに影響を受けることなく、サービスプロセス(常駐プロセス)として、ユーザデータベース348を常に監視している。
そして、データベース管理部620は、ユーザデータベース348(図6参照)の登録状況フィールド358が「認証中」になっているレコードをすべて抽出し、そのレコードの登録日時フィールド360の登録日時と現在時刻との差分を導出する。これは、図11における両矢印の期間622に相当する。
導出した結果、登録日時と現在時刻との差分がタイムアウトとして予め設定されている所定期間(例えば、12時間)を超過していれば、データベース管理部620は、当該登録日時を含むレコードを削除し、タイムアウトにより仮登録が削除された旨、第1宛先情報を用い副通信経路142を通じて第1補助端末150に送信する。ここでは、所定期間を12時間としたが、登録を所望するユーザ112が認証コードを含む拡張登録情報264の再送を意図して遅らせる理由がないので、さらに短い時間を設定することも可能である。
かかるデータベース管理部620の構成により、不正な第三者610が正規のユーザ112に対応する第1宛先情報を仮登録させたとしても、所定期間内に本登録することができないので、第1宛先情報が仮登録されたレコードが開放され、正規のユーザ112の登録を拒むものがなくって、正規のユーザ112の登録が可能となる。
さらに、正規のユーザ112による正規の登録中に、停電等の予期せぬ事故によって認証コードを喪失してしまい、認証コードを含む拡張登録情報264を適切に送信できない状態になったとしても、所定期間経過後には仮登録が削除されるので、改めて登録処理を遂行することが可能となる。
(セッションを許可するユーザ132の制限)
ところで、上述したセッション確立システム100では、第2通信端末130を有するユーザ132が第1通信端末110を有するユーザ112に対応する第1宛先情報さえ知っていれば、無条件に第1通信端末110の第1アドレス情報の照会を受けることができるため、接続するか否かの選択権は第2通信端末130のみが有し、第1通信端末110においてそのセッションの確立要求を回避する手段がなかった。ここでは、第1通信端末110へのセッションの確立を許可するユーザ132を制限する構成を述べる。
図14は、セッション確立システム100の概略的な接続関係を示した説明図である。当該セッション確立システム100は、図1同様、第1通信端末110と、セッションサーバ120と、第2通信端末130とが主通信経路140を介して接続され、第1通信端末110のユーザ112が第1補助端末150を有している。ここでは、さらに、第2通信端末130のユーザ132が第2補助端末160を有している。
かかる第2補助端末160としては、第1補助端末同様、携帯電話、PHS端末、固定電話、FAX受信機等が挙げられるが、第三者機関がその一意性を保証した第2宛先情報によって第2補助端末160自体を識別できれば様々な電気機器を採用することができる。また、第2補助端末160は、第2通信端末130と別体に設けられるとは限らず、第2通信端末130の電子メール送受信機能部が第2補助端末160として機能するとしてもよい。さらに、情報さえ入手できれば、後述する第2宛先情報としてそのユーザ132の住所や名前を用いてもよく、ユーザ132は郵便や宅配を通じてセッションサーバ120から情報を入手できる。
図15および図16は、セッション確立方法の全体的な流れを示したシーケンス図であり、特に図15は第1通信端末110の登録時を、図16は第2通信端末130のセッション確立時を示している。図11および図12を用いて既に説明した工程は実質的に処理動作が同一なので同一の符号を付して重複説明を省略し、ここでは、その処理動作が異なる工程のみを主に説明する。
図15を参照すると、宛先情報設定部230に、第1通信端末110の第1補助端末150に対応する第1宛先情報を第1操作部212を通じてユーザに設定させた後(S500)、情報送信制御部232は、第1アドレス情報、第1宛先情報に加え、当該第1通信端末110へのセッションの確立を許可する1または複数の第2通信端末130それぞれに対応する1または複数の第2宛先情報も登録情報に含んで主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信する(S650)。
図17は、セッションサーバ120に送信される登録情報676を説明するための説明図である。登録情報676は、IPヘッダ部250、TCPヘッダ部252、MSGヘッダ部254、第1アドレス情報部256、第1宛先情報部258、第2宛先情報部678を含んで構成される。図3で説明した登録情報248から追加された第2宛先情報部678には、セッションの確立を許可する1または複数の第2宛先情報が付与される。なお、第1宛先情報部258や第2宛先情報部678はデータサイズが可変長の情報であるが、このような情報の場合、その先頭部分にデータ長を記述することで、付与された情報を容易に抽出することが可能となる。
セッションサーバ120の認証伝達制御部330は、第1通信端末110から登録情報248を受信すると(S504)、第1アドレス情報、第1宛先情報に加えて第2宛先情報も抽出する(S652)。認証伝達制御部330は、抽出した第1アドレス情報と第1宛先情報とがサーバ保持部312のユーザデータベースに既に登録されているか否かを判断し(S508)、第1アドレス情報および第1宛先情報がいずれもユーザデータベースに登録されていない場合、認証コードを生成し(S510)、ユーザデータベースに仮登録する(S512)。
そして、第1通信端末110および第1補助端末150における処理(S514〜S520)が終わった後、セッションサーバ120が第1通信端末110から拡張登録情報264を受信すると(S522)、ユーザ登録部332は、その拡張登録情報264から第1アドレス情報、第1宛先情報、認証コードおよび第2宛先情報を抽出し(S654)、ユーザデータベースに、その第1アドレス情報、第1宛先情報および認証コードが全て一致するレコードが存在するか否か判断する(S526)。そして、全て一致するレコードが存在する場合、ユーザ登録部332は、拡張登録情報264を認証し、第1アドレス情報と第1宛先情報とを関連付けてユーザデータベースに登録する(S528)。
図18は、サーバ保持部312で保持されているユーザデータベース680を説明するための説明図である。図18に示すユーザデータベース680は、第1アドレス情報フィールド352と、第1宛先情報フィールド354と、認証コードフィールド356と、登録状況フィールド358と、登録日時フィールド360と、第2宛先情報フィールド682とで形成され、各フィールドのパラメータがレコード単位で関連付けられている。第2宛先情報フィールド682には、そのレコードの第1アドレス情報を照会可能なユーザ132を特定する第2宛先情報が付されている。なお、第2宛先情報フィールド682は複数件登録することが可能である。
図16を参照すると、第2通信端末130の宛先情報設定部430は、所望する第1通信端末110に対応した第1宛先情報を第2操作部412を通じて設定させると共に(S552)、第2通信端末130を特定するための第2宛先情報を設定させ(S656)、宛先送信制御部432は、セッションデータベース448にセッションの確立を所望する第1通信端末110の第1アドレス情報が登録されていない場合(S554)、第1宛先情報、第2アドレス情報に第2宛先情報を加えた取得要求情報684を主通信経路140を通じてセッションサーバ120に送信する(S658)。ここで、第2宛先情報は、電子メールアドレス、固定電話番号、携帯電話番号、FAX番号、チャットのハンドルネーム、住所等、第三者機関によりその一意性、有効性および伝達可能性が保証された情報であればよい。
セッションサーバ120のアドレス送信制御部334は、第2通信端末130から取得要求情報362を受信すると(S558)、取得要求情報362から第2アドレス情報、第1宛先情報、第2宛先情報を抽出する(S660)。続いて、アドレス送信制御部334は、ユーザデータベース680の第1宛先情報フィールド354に、抽出した第1宛先情報と一致する第1宛先情報を検索し(S562)、その第1宛先情報にユーザデータベース680上で関連付けられた第1アドレス情報と1または複数の第2宛先情報を抽出し(S662)、抽出した1または複数の第2宛先情報に、取得要求情報362から抽出した第2宛先情報が含まれているか否かを判断して(S664)、第1アドレス情報を含む取得応答情報374を第2アドレス情報を用い主通信経路140を通じて第2通信端末130に送信する(S566)。
例えば、図18のように、レコード番号01001の第1通信端末110(第1宛先情報:akira@a.ne.jp)と、レコード番号01002の第1通信端末110(第1宛先情報:kaori@b.co.jp)は、互いに相手を「セッションを許可する相手」として登録しているので、両者のセッションの確立は成功することとなる。
また、アドレス送信制御部334は、第1アドレス情報にユーザデータベース680で関連付けられた第2宛先情報が無いとき、即ち、第1通信端末110のユーザがセッションの確立に制限を設けていない場合にも第1アドレス情報を第2通信端末130に送信する。
かかる構成により、第1通信端末110側でセッションの確立先の第2通信端末130を選択することができるので、不明な第2通信端末130からのセッション確立要求を確実に回避することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の記録方法および再生方法における各工程は、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、セッションサーバに主通信経路を介して接続された2つの通信端末同士がセッションを確立するセッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末に利用することができる。
100 …セッション確立システム
110 …第1通信端末
120 …セッションサーバ
130 …第2通信端末
140 …主通信経路
142 …副通信経路
230 …宛先情報設定部
232 …情報送信制御部
234 …認証返信制御部
248、672 …登録情報
264 …拡張登録情報
330 …認証伝達制御部
332 …ユーザ登録部
334 …アドレス送信制御部
348、680 …ユーザデータベース
362、684 …取得要求情報
374 …取得応答情報
430 …宛先情報設定部
432 …宛先送信制御部
434 …セッション確立部
436 …アドレス記憶制御部
448 …セッションデータベース
620 …データベース管理部

Claims (7)

  1. セッションサーバに通信網を介して接続された、第1通信端末と、第2通信端末とがセッションを確立するセッション確立方法であって、
    前記第1通信端末は、前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信し、
    前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達し、
    前記第1通信端末は、前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信し、
    前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録し、
    前記第2通信端末は、前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報とセッションの確立を所望する前記第1通信端末の第1宛先情報とを含む取得要求情報を前記セッションサーバに送信し、
    前記セッションサーバは、前記第2通信端末から前記取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信し、
    前記第2通信端末は、前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立することを特徴とするセッション確立方法。
  2. 第1通信端末と、セッションサーバと、第2通信端末とが通信網を介してそれぞれ接続されたセッション確立システムであって、
    前記第1通信端末は、
    前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信する情報送信制御部と、
    前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信する認証返信制御部と、
    を備え、
    前記セッションサーバは、
    前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の第1宛先情報宛てに伝達する認証伝達制御部と、
    前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録するユーザ登録部と、
    前記第2通信端末から前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報と前記第2通信端末がセッションの確立を所望する第1通信端末に対応する前記第1宛先情報とを含む取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信するアドレス送信制御部と、
    を備え、
    前記第2通信端末は、
    前記取得要求情報を前記セッションサーバに送信する宛先送信制御部と、
    前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立するセッション確立部と、
    を備えることを特徴とするセッション確立システム。
  3. 前記情報送信制御部は、当該第1通信端末へのセッションの確立を許可する1または複数の第2通信端末それぞれに対応する1または複数の第2宛先情報も登録情報に含んで前記セッションサーバに送信し、
    前記ユーザ登録部は、前記第1アドレス情報に前記1または複数の第2宛先情報も関連付けて登録し、
    前記宛先送信制御部は、前記第2アドレス情報と第1宛先情報と当該第2通信端末に対応する第2宛先情報とを含む取得要求情報を前記セッションサーバに送信し、
    前記アドレス送信制御部は、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた前記1または複数の第2宛先情報に、前記取得要求情報中の第2宛先情報が含まれているとき、前記第1アドレス情報を前記第2通信端末に送信することを特徴とする請求項2に記載のセッション確立システム。
  4. 前記第2通信端末は、前記セッションサーバから受信した第1アドレス情報を保持可能な保持部をさらに備え、
    前記保持部に第1アドレス情報が保持されている場合、前記セッションサーバとの通信接続を行うことなく、前記セッション確立部は、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立することを特徴とする請求項2または3に記載のセッション確立システム。
  5. 第1通信端末と、第2通信端末と通信網を介して接続可能なセッションサーバであって、
    前記第1通信端末から、前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成された認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達する認証伝達制御部と、
    前記第1通信端末から、前記登録情報に前記認証コードを加えた拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録するユーザ登録部と、
    前記第2通信端末から、前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報と前記第2通信端末がセッションの確立を所望する第1通信端末に対応する前記第1宛先情報とを含む取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信するアドレス送信制御部と、
    を備えることを特徴とするセッションサーバ。
  6. セッションサーバと通信網を介して接続可能な通信端末であって、
    前記通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信する情報送信制御部と、
    前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信する認証返信制御部と、
    を備え
    前記通信端末は、他の通信端末と接続可能であり、
    前記通信端末を第1通信端末とし、他の通信端末を第2通信端末とした場合に、
    前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、前記認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達し、前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録し、
    前記第2通信端末は、前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報とセッションの確立を所望する前記第1通信端末の第1宛先情報とを含む取得要求情報を前記セッションサーバに送信し、
    前記セッションサーバは、前記第2通信端末から前記取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信し、
    前記第2通信端末は、前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立することを特徴とする通信端末。
  7. セッションサーバと通信網を介して接続可能であり、かつ、他の通信端末と接続可能な通信端末であって、
    前記通信端末を第2通信端末とし、他の通信端末を第1通信端末とした場合に、
    前記第1通信端末は、前記第1通信端末を特定可能な第1アドレス情報と、第三者機関によって一意性が保証された第1宛先情報と、を含む登録情報を前記セッションサーバに送信し、
    前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記登録情報を受信すると、認証コードを生成し、この生成した認証コードを前記登録情報中の前記第1宛先情報宛てに伝達し、
    前記第1通信端末は、前記セッションサーバから伝達された認証コードを前記登録情報に加えた拡張登録情報を前記セッションサーバに送信し、
    前記セッションサーバは、前記第1通信端末から前記拡張登録情報を受信すると、前記拡張登録情報を認証し、前記第1アドレス情報と前記第1宛先情報とを関連付けて登録し、前記第2通信端末から前記第2通信端末を特定可能な第2アドレス情報と前記第2通信端末がセッションの確立を所望する第1通信端末に対応する前記第1宛先情報とを含む取得要求情報を受信すると、前記取得要求情報中の前記第1宛先情報に関連付けられた第1アドレス情報を、前記第2アドレス情報を用いて前記第2通信端末に送信し、
    前記第2通信端末は、
    記取得要求情報を前記セッションサーバに送信する宛先送信制御部と、
    前記セッションサーバから第1アドレス情報を受信すると、前記第1アドレス情報を用いて前記第1通信端末とセッションを確立するセッション確立部と、
    を備えことを特徴とする通信端末。
JP2009164398A 2009-07-13 2009-07-13 セッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末 Active JP5428603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009164398A JP5428603B2 (ja) 2009-07-13 2009-07-13 セッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009164398A JP5428603B2 (ja) 2009-07-13 2009-07-13 セッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011023778A JP2011023778A (ja) 2011-02-03
JP5428603B2 true JP5428603B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=43633505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009164398A Active JP5428603B2 (ja) 2009-07-13 2009-07-13 セッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5428603B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10453604B2 (en) 2014-04-15 2019-10-22 Ferrarispower Co., Ltd Current transformer device

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6260131B2 (ja) * 2013-07-26 2018-01-17 株式会社リコー 通信管理システム、通信端末、通信システム、および、プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003152890A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Sun Communications:Kk インターネット電話システム
JP2007102777A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Forval Technology Inc ユーザ認証システムおよびその方法
JP4444327B2 (ja) * 2007-10-31 2010-03-31 京セラコミュニケーションシステム株式会社 データ通信料金課金システム、プログラム、記録媒体およびデータ通信料金課金方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10453604B2 (en) 2014-04-15 2019-10-22 Ferrarispower Co., Ltd Current transformer device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011023778A (ja) 2011-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7680878B2 (en) Apparatus, method and computer software products for controlling a home terminal
JP4642022B2 (ja) 通信端末、通信方法、プログラムおよび通信システム
JP5143125B2 (ja) ドメイン間情報通信のための認証方法、システム、およびその装置
WO2008020644A1 (fr) Serveur mandataire, système de communication, procédé de communication et programme
US9230286B2 (en) Methods and systems for associating users through network societies
EP2512087B1 (en) Method and system for accessing network through public device
JP2009246417A (ja) 認証サーバ、プログラム、認証システム及び認証方法
US7228131B2 (en) IPv6/IPv4 tunneling method
WO2012060021A1 (en) Registration server, gateway apparatus and method for providing a secret value to devices
JP5565408B2 (ja) Id認証システム、id認証方法、認証サーバ、端末装置、認証サーバの認証方法、端末装置の通信方法、及びプログラム
JP4321806B2 (ja) サービス切り替えにおける認証方法およびこれを用いるサービスユーザ端末切り替え方法ならびにそのプログラムと記録媒体
JP5428603B2 (ja) セッション確立方法、セッション確立システム、セッションサーバおよび通信端末
CN101904148A (zh) 用于公司分机标识进行网络漫游的方法和装置
EP2075984B1 (en) Data providing system and data providing apparatus
JP4886712B2 (ja) アクセス制御システム、アクセス制御方法、アクセス制御装置およびアクセス制御プログラム
JP2009118267A (ja) 通信ネットワークシステム、通信ネットワーク制御方法、通信制御装置、通信制御プログラム、サービス制御装置およびサービス制御プログラム
JP4472566B2 (ja) 通信システム、及び呼制御方法
JP4069388B2 (ja) サーバ装置およびコンテンツサーバ装置
KR100790496B1 (ko) 인증키를 이용한 이동통신 단말기 제어를 위한 인증 방법,시스템 및 기록매체
JP2007207016A (ja) 情報送受信システム、クライアント装置及びサーバ装置
JP3929969B2 (ja) 通信システム、サーバ、端末装置、通信方法、プログラムおよび記憶媒体
KR101049635B1 (ko) 공중 무선랜과 기업 무선랜간의 로밍 서비스 제공 방법
JP2010061192A (ja) 中継装置、およびプログラム
EP2075985B1 (en) Data providing system and data providing apparatus
JP4832941B2 (ja) 通信状態保障システム、通信状態保障方法および通信状態保障プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20111012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5428603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150