JP5428511B2 - プランジャーポンプ - Google Patents

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本発明は液体を細霧状に噴霧する場合などに用いるプランジャーポンプに関する。具体的には、噴霧された液体の気化熱によって周囲温度を低下させる場合などに用いられるプランジャーポンプに関する。
従来、ハウス栽培作物に対して水又は液状肥料もしくは薬剤等を細霧状に噴霧させてハウス栽培作物の加湿、冷却、肥料もしくは薬剤散布が行われている(特開平11−137100号公報、特開平11−155389号公報)。
近年ではこうしたハウス栽培用以外にも、集客施設やオフィスビルなどの冷房、夏季のイベントの熱中症対策、吸気冷却による省エネルギー対策、屋根散水による冷房、屋外作業時の冷房等、清水を細霧状に噴霧する可搬式の屋外冷房装置が広く使われている。
一般に、こうした可搬式の屋外冷房装置に使用されるポンプは吸水量が1L/min以下と少なく、プランジャーポンプの場合、プランジャーのストローク量が小さく負圧がほとんど発生しないためにポンプの駆動開始時の吸水性に問題を残していた。
特に、貯水タンクをプランジャーポンプの上方に配置している場合でも、ポンプの吸水側配管及び吸排水弁が乾燥した状態ではポンプの駆動を開始しても前記吸排水弁が機能せず配管内のエアが排出されることがないためほとんど吸水が行われなかった。さらに、ポンプの空転によりプランジャー、パッキン等の部品の消耗をきたす場合があった。
そのため、従来は、ポンプの吐出側管路にエア抜きバルブ(コック)を取り付け、ポンプの駆動開始時に前記エア抜きバルブを開放してポンプ内のエアを排出させていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、吸水側配管と離れた吐出側管路にエア抜きバルブがあるためポンプ駆動開始時において吸水側配管から前記吐出側管路のエア抜きバルブまでに充満しているエアを排出するには多くの時間を要するものであった。さらに管路の水抜きに手数を要し該水抜きが不十分な場合には残留する水の凍結によりポンプの破損を招く場合があった。
実開平5−21181号公報
本発明は、吸水弁に至る吸水側管路のエア抜きが迅速に行われ、ポンプ駆動開始とともに液が吸水弁に供給されるように構成してポンプ駆動開始から液噴霧までの時間の短縮を図り作業性に優れ、さらに、ポンプの空転に伴うプランジャー、パッキン等の部品の消耗を防止してその耐久性を向上させ、水抜きも容易なプランジャーポンプを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、第一の吸水口から該第一の吸水口より低位置にある吸水弁に至る吸水側管路が前記吸水弁の下方に延長され、該延長された給水側管路に前記第一の吸水口よりも低位置となる第二の吸水口が配設され、前記第一及び第二の吸水口のいずれか一方を上、いずれか他方を下にして上側の吸水口に水源が連通され、該水源よりも前記吸水弁が低位置となるように配置され、下側の吸水口をエア抜き口として利用することを特徴とする(請求項1)。
前記本発明の構成によれば、前記吸水弁を挟んで吸水側管路に第一及び第二の二つの吸水口が設けられる。すなわち、二つの吸水口が間隔をあけて設けられる。そして使用及び設置時には一方の吸水口が前記吸水弁よりも下方に位置させられる。その結果、前記二つの吸水口の間に高低差が生じ、前記吸水弁よりも下方に位置させられた吸水口をエア抜き口として利用することができる。
具体的には、前記吸水弁より下方に位置させられた吸水口に予めエア抜きバルブを装着しておき、該エア抜きバルブを一時開放し、前記吸水弁よりも上方に位置した吸水口に貯水タンク等の水源からの給水を行いながらポンプを駆動させればよい。
その結果、ポンプの吸水側配管及び排水弁が乾燥した状態であっても、前記吸水弁よりも上方の貯水タンク(水源)から吸水される水頭に押し出されて前記吸水側管路内のエアは前記吸水弁より下方に位置した吸水口から前記延長させられた吸水側管路を通って排出されるとともに、前記吸水弁よりも上方に位置した吸水口からの給水が吸水弁に至る吸水側管路を通って前記吸水弁に迅速に供給されてポンプの駆動が開始される。ポンプ駆動後は前記エア抜きバルブが閉じられる。
なお、前記二つの吸水口のうち、ポンプ本体の設置方向に応じて下側に位置する吸水口がエア抜きに使用され、ポンプ本体の設置方向に自由度が確保される。また、前記構成によれば、吸水弁を含む吸水側管路の水抜きを下側の吸水口から容易且つ完全に行うことができる。
本発明の実施の一形態は、前記延長された吸水側管路をさらに延長して前記第一の吸水口に連通して循環路を形成したことを特徴とする(請求項2)。この実施の一形態によれば、前記循環路を冷却水循環路及び余水循環路として機能させることができる。
なお、前記循環路はポンプ本体の外周面にできる限り近づけ、且つシリンダの上下左右を取り巻くように形成することが好ましい。すなわち、前記循環路をポンプ本体の外周面にできる限り近づけ、且つシリンダの上下左右を取り巻くように形成すると、ポンプ本体の外周面からの放熱により前記循環路内の通過液及びポンプ自体の温度の上昇を抑えることができる。
本発明の実施の一形態は、前記循環路をプランジャー摺動部に導いたのち循環させたことを特徴とする(請求項3)。この実施の一形態によれば、プランジャー及び該プランジャーのシール部材が前記内部循環路の通過液により湿潤され、前記シール部材の焼き付き等の不具合が防止される。
本発明によれば、吸水口から吸水弁に至る吸水側配管のエア抜きが迅速に行われてポンプ駆動開始とともに液が吸水弁に供給される。したがって、ポンプ駆動開始から液噴霧までの時間が短縮され作業性に優れた効果が得られる。さらにポンプ空転に伴うプランジャー、パッキン等の部品の消耗を防止することができ、したがってその耐久性を向上させることができる。その他、本発明のプランジャーポンプは小型、可搬タイプに構成できる。
本発明の実施の一形態に係るプランジャーポンプの斜視図である。 本発明の実施の一形態に係るプランジャーポンプの要部断面図である。
本発明のプランジャーポンプの構成は、従来のプランジャーポンプと基本的に同じである。図中、1は、図示しないエンジンの駆動軸に連繋されるコネクティングロッド、2はプランジャー、3は前記プランジャー2と一体のピストン、4はシリンダ、5は吸水口(第一の吸水口)、6は吸水ポート、7は吸水弁、8は前記吸水弁7を閉じ状態に押圧しているスプリング、9は吸水室、10は吐出口、11は吐出ポート、12は吐出弁、13は前記吐出弁を閉じ状態に押圧しているスプリング、14は吐出室、15は調圧弁である。
本発明では、吸水弁7(吸水ポート6)の右上に開設した前記吸水口5から前記吸水弁7(給水ポート6)に至る吸水側管路16が前記吸水弁7の下方に延長させられ、該延長させられた吸水側管路17にさらに吸水口18(第二の吸水口)が設けられる。
図面実施の一形態では、図2に示すように、前記吸水口18が前記延長させられた吸水側管路17からさらに延長された前記吸水弁7より左下の位置に設けられている。したがって、前記吸水口18は前記吸水弁7よりも下方に位置させられ、且つ前記吸水口5との関係において高低差が確保されており、前記エア抜き作用に影響を及ぼさないものである。
さらに、図面実施の一形態では、前記延長させられた吸水側管路17がさらに延長され、シリンダ4の上下左右を取り巻くように先の吸入口5への循環路19が形成されている。しかも、該循環路19が前記プランジャー2の摺動部20に形成した環状室21に導かれた後に前記先の吸水口5に循環させられている。
前記プランジャーポンプでは、吸水ポート6を常時はスプリング8の働きで閉じている吸水弁7は、前記ピストン3が前記シリンダ4内を図2でみて左側へ後退する時に、前記シリンダ4内の負圧化により前記スプリング8を押縮して開く方向へ移動する。
前記ピストン3には、前記吸水室9と前記吐出室14とを互いに連通する連通路22が形成されていて、該連通路22は、吐出弁12及びスプリング13の働きで常時は閉じられ、該吐出弁12は、前記ピストン3が前記シリンダ4内を図2でみて右側へ進出するときに、前記吸水室9の内圧の上昇によりスプリング13を押縮して前記連通路22を開く方向(図2でみて左方向)に移動する。
すなわち、前記プランジャーポンプは、前記ピストン3が前記シリンダ4内を図2でみて左端まで後退するとき、前記吸水弁7が前記吸水ポート6を開く方向に移動して、前記シリンダ4内の前記吸水室9に前記吸水側管路16から液が吸い込まれる。この吸水工程では、前記吐出弁12は前記連通路22を塞いでいる。
つぎに、前記ピストン3が、図2でみて右側へ進出するとき、前記吐出弁12が前記連通路22を開く方向に移動し、前記吸入室9から吐出室14と吐出ポート11とを介して前記吐出口10へと液が圧送されるものである。
前記本発明のプランジャーポンプは、ポンプの駆動開始時には、上下左右の何れを底面とした場合でも前記吸水口5あるいは吸水口18の一方が前記吸水弁7よりも下方に位置させられる。その結果、前記吸水口5又は吸水口18が他方の吸水口18又は吸水口5よりも下方に位置させられて両吸水口5と18間に高低差が生じる。図面実施の一形態では、前記吸水口18が前記吸水口5よりも下方に位置させられ、前記上方の吸入口5が図示しない貯水タンク等の水源と連通させられる。
図面実施の一形態の場合、前記下方に位置した吸水口18に予めエア抜きバルブを装着しておき、ポンプの駆動開始とともに前記エア抜きバルブを一時開放し、上方に位置した前記吸水口5から給水を行えば、前記吸水側配管16、17内のエアは前記下方に位置した吸水口18から排出されるとともに、上方に位置した吸水口5からの給水が前記給水弁7に供給されてポンプの駆動が開始されるものである、ポンプ駆動後は前記エア抜きバルブが閉じられる。
本発明は、吸水口を吸水路側管路に二つ設けることにより、自由度の高いレイアウトでプランジャーポンプを搭載できるとともに、ポンプ駆動開始時におけるエア抜きを迅速に行うことができるという効果を有し、液体を細霧状に噴霧する可搬式の屋外冷房装置等のプランジャーポンプとして有用である。
2 プランジャー
5 吸水口(第一の吸水口)
7 吸水弁
16 吸水側管路
17 吸水側管路
18 吸水口(第二の吸水口)
19 循環路

Claims (3)

  1. 第一の吸水口(5)から該第一の吸水口(5)より低位置にある吸水弁(7)に至る吸水側管路(16)が前記吸水弁(7)の下方に延長され、該延長された給水側管路(17)に前記第一の吸水口(5)よりも低位置となる第二の吸水口(18)が配設され、前記第一及び第二の吸水口(5,18)のいずれか一方を上、いずれか他方を下にして上側の吸水口に水源が連通され、該水源よりも前記吸水弁(7)が低位置となるように配置され、下側の吸水口(18)をエア抜き口として利用することを特徴とするプランジャーポンプ。
  2. 前記延長された吸水側管路(17)をさらに延長して前記第一の吸水口(5)に連通して循環路(19)を形成したことを特徴とする請求項1に記載のプランジャーポンプ。
  3. 前記循環路(19)をプランジャー摺動部(20)に形成した環状室(21)に導いたのち循環させたことを特徴とする請求項2に記載のプランジャーポンプ。
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