JP5427392B2 - 荷重センサ、秤 - Google Patents

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Description

本発明は、音叉振動子を有する荷重センサ及び該荷重センサを用いた秤に関する。
音叉振動子を備え、該音叉振動子を一定の固有振動数で振動させ、該音叉振動子の軸方向に荷重が加わると振動数が変化することで、該振動数の変化を計測することで荷重を検出する音叉式荷重センサがある。このような音叉式荷重センサにおいては、温度が変化すると音叉振動子の振動数も変化するので、検出荷重が温度によって変化するため、温度補償をする必要がある。また、音叉振動子を恒弾性材料で製造し、温度変化により振動数が変動しないようにする必要があった。この温度補償の方法としては、音叉振動子が設けられている荷重センサに温度補償基板を取り付け、温度変化による荷重検出誤差を補正する温度補償方法がある。
特開昭62−298726号公報 特公昭60−10122号公報
そして、上記荷重センサに温度補償基板を取り付け、温度変化による荷重検出誤差を補正する方法では、音叉振動子が設置されている周辺の雰囲気の温度を検知しているため、荷重センサ自体の温度変化と同期せず、温度補償精度を向上させることができないという問題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、音叉振動子を有する荷重センサ自体の温度変化に同期して高精度で温度補償ができる荷重センサ、及び該荷重センサを用いた秤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、センサ基部と一体的に形成された音叉振動子を備え、該音叉振動子に荷重が加わることにより、該音叉振動子の振動数が変化し、該変化した振動数により加わった荷重を検出する荷重センサであって、荷重を検出する第1の音叉振動子とは別に、荷重の影響を受けない構成の第2の音叉振動子をセンサ基部と一体的に設け、さらに前記センサ基部に支点部によって支持され且つ前記第1の音叉振動子に結合される梃子部を設置し、前記センサ基部中に、一端がセンサ基部と梃子部の間の空隙に開口することで、前記支点部及びその周囲に加わる応力を分散する支点部破壊防止用の切欠き部を設け、第1の音叉振動子の振動数と第2の音叉振動子の振動数とから荷重を検出することを特徴とする。
また、本発明は、上記荷重センサにおいて、前記支点部破壊防止用の切欠き部は、前記荷重により前記センサ基部内に発生する応力が前記第2の音叉振動子に加わらないように、前記第2の音叉振動子の上方に設けられることを特徴とする。
また、本発明は、上記荷重センサにおいて、前記センサ基部中には、前記支点部破壊防止用の切欠き部の他に、前記荷重により前記センサ基部内に発生する応力が前記第2の音叉振動子に加わらないようにする、応力遮断用の切欠き部を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上記荷重センサにおいて、前記応力遮断用の切欠き部は、前記第2の音叉振動子の中心軸に直交する状態に形成されるか、或いはその一端が前記第2の音叉振動子の上部に位置し他端が前記第1の音叉振動子と第2の音叉振動子の間に位置するように形成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記荷重センサを備え、第1の音叉振動子の振動数と第2の音叉振動子の振動数とに基づき荷重を算出する算出手段を備えたことを特徴とする秤にある。
請求項1に記載の発明によれば、荷重を検出する第1の音叉振動子と荷重の影響を受けない第2の音叉振動子をセンサ基部と一体的に構成しているので、第1の音叉振動子の温度と第2の音叉振動子の温度は同期して変動することになり、第1の音叉振動子の温度による振動変化を第2の音叉振動子の温度による振動変化で除去することが可能となり、温度変化による影響を受けない荷重検出、即ち温度変化による影響を受けない高精度の荷重検出ができる。
請求項1に記載の発明によれば、上記のように第1の音叉振動子と荷重の影響を受けない第2の音叉振動子をセンサ基部と一体的に構成しているので、センサ基部、第1の音叉振動子及び第2の音叉振動子を温度変化により弾性係数が変化する非恒弾性材料を用いても、第1の音叉振動子の温度と第2の音叉振動子の温度は同期して変動するから、第1の音叉振動子の温度による振動変化を第2の音叉振動子の温度による振動変化で除去することが可能となり、温度変化による影響を受けない高精度の荷重検出も安価で特別な処理が不要な材料で実現できる。
請求項3に記載の発明によれば、センサ基部中に切欠き部を設け、第2の音叉振動子に荷重により発生する応力が加わらないようにするか又は該応力が加わることを抑制するので、第2の音叉振動子の振動は切り欠き部を設けるという簡単な構成により荷重による影響を受けることなく、温度のみの影響を受けることになるから、第1の音叉振動子の温度による振動変化を第2の音叉振動子の温度による振動変化で除去することが可能となり、温度変化による影響を受けない高精度の荷重検出ができる。
請求項5に記載の発明によれば、秤が備える荷重センサに、上記温度変化による影響を受けない高精度の荷重検出ができる荷重センサを使用し、算出手段で第1の音叉振動子の振動数と第2の音叉振動子の振動数とに基づき荷重を算出するので、高精度の温度補償秤を提供できる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施形態例1〕
図1は本発明に係る荷重センサの構成例を示す正面図である。本荷重センサ1は、板状のセンサ基部2に一体的に荷重を検出するための第1の音叉振動子3、荷重の影響を受けない測温用の第2の音叉振動子4を設けた構成である。ここでは、センサ基部2に板状の非恒弾性材料、例えばSUSを用い、該非恒弾性材料からなる板状体をワイヤカット放電加工等で切り抜き、第1の音叉振動子3、第2の音叉振動子4、梃子部5、牽引部8、及び荷重受部10等が形成されている。また、第1の音叉振動子3とセンサ基部2の間には空隙Bが形成され、第2の音叉振動子4とセンサ基部2の間には空隙C、Dが形成され、梃子部5、牽引部8、及び荷重受部10とセンサ基部2の間には空隙Eが形成されている。
第1の音叉振動子3は、中心軸に対して対象に2枚の板状振動片3a、3bを平行に配置し、該板状振動片3a、3bの両端どうしをそれぞれ結合部3c、3dで結合している。また、結合部3cは薄板状の支持片3eで梃子部5の一端部に結合され、結合部3dは薄板状の支持片3fでセンサ基部2に結合されている。第2の音叉振動子4は、中心軸に対して対象に2枚の板状振動片4a、4bを平行に配置し、該板状振動片4a、4bの両端どうしをそれぞれ結合部4c、4dで結合している。また、結合部4cは薄板状の支持片4eでセンサ基部2に結合され、結合部4dは薄板状の支持片4fでセンサ基部2に結合されている。
梃子部5は薄肉板状の支点部6でセンサ基部2に支持されている。梃子部5の他端部には薄肉板状の牽引点部7を介して牽引部8が連結され、該牽引部8の下端に薄肉板状の牽引点部9を介して荷重受部10が連結されている。11、12はセンサ基部2を貫通して設けられ、荷重によるセンサ基部2内に発生する応力が第2の音叉振動子4に作用しないようにする応力遮断用の切欠き部(溝部)である。切欠き部11は第2の音叉振動子4の上部に該第2の音叉振動子4の中心軸に直交する状態で設けられている。切欠き部12は直線状の傾斜部と該傾斜部の先端が円弧状に湾曲した形状で傾斜部の他端は空隙Eに開口している。ここで切欠き部11は、センサ基部2に生じる応力が第2の音叉振動子4に作用しないようにするための応力遮断用の切欠き部である。また、切欠き部12は、支点部6及びその周囲に加わる応力を分散し、支点部6及びその周囲が破壊されるのを防ぐための切欠き部である。
第1の音叉振動子3の結合部3dの両側部のいずれか一方には励振用圧電素子39が取付けられ、他方にはピックアップ用圧電素子40が取付けられている。励振用圧電素子39で結合部3dに振動を加えることにより、板状振動片3a、3bは第1の音叉振動子3の中心軸方向に加えられた引張り荷重に対応した固有振動数で振動し、該振動をピックアップ用圧電素子でピックアップするようになっている。また、第2の音叉振動子4の結合部4cの両側部のいずれか一方には励振用圧電素子41が取付けられ、他方にはピックアップ用圧電素子42が取付けられている。励振用圧電素子41で結合部4cに振動を加えることにより、板状振動片4a、4bは第2の音叉振動子4の固有振動数で振動し、該振動をピックアップ用圧電素子42でピックアップするようになっている。
上記のようにセンサ基部2に、該センサ基部2と一体に第1の音叉振動子3と第2の音叉振動子4を設けることにより、第1の音叉振動子3の温度と第2の音叉振動子4の温度は連動(同期)して変化する。また、荷重受部10に矢印Fに示すように荷重が加わった場合、該荷重は牽引点部9、牽引部8、及び牽引点部7を介して梃子部5の他端部に作用し、該梃子部5は支点部6を中心に回動し、梃子部5の一端部に矢印Aに示す方向に移動し、第1の音叉振動子3に中心軸方向の引っ張り力が作用する。一方、第2の音叉振動子4は、応力遮断用の切欠き部11を設けたことにより、上記荷重がかかることにより発生する応力が第2の音叉振動子4に作用することが大きく抑制され、該応力による振動への影響が大きく抑制される。即ち、第2の音叉振動子4の振動数は、荷重や発生する応力による影響を受けることなく、第1の音叉振動子3と第2の音叉振動子4とに共通のセンサ基部2の温度によってのみ振動数は変化する。
図2は図1の荷重センサ1の荷重受部10に矢印F方向に示すように300N(=30.5915kgf)の荷重をかけた場合のセンサ基部2内に発生する応力分布の解析結果を等高線で示した図であり、図3(a)は第2の音叉振動子4を、図3(b),(c)は第2の音叉振動子4の要部の拡大図である。比較のため、等高線の間隔を2、4、6、8、10、30、50[N/mm2]としている。図示するように、センサ基部2の第2の音叉振動子4の上部に該センサ基部2を貫通させて応力遮断用の切欠き部11を設けたことにより、切欠き部11の上部近傍では50[N/mm2]であった応力が図3に示す第2の音叉振動子4の要部では大半の箇所で10[N/mm2]以下の応力になっており、第2の音叉振動子4への応力の影響を大幅に除去抑制できる。ここで、荷重のかかる方向Fと荷重センサ1のセンサ基板2をロバーバル機構(後述)に固定するための孔2aの中心と荷重受部10をロバーバル機構に固定するための孔10aの中心とを結ぶ線とを一致させることにより、荷重によるモーメントの影響を除去できる。
〔実施形態例2〕
図4は本発明に係る荷重センサの別の構成例を示す正面図である。本荷重センサ1は、板状体をワイヤカット放電加工等で加工し、センサ基部2に一体的に第1の音叉振動子3、第2の音叉振動子4、梃子部5、牽引部8、荷重受部10を設けた点、及び励振用圧電素子39、41、ピックアップ用圧電素子40、42の取付け位置等は、図1に示す荷重センサと同じである。本荷重センサ1が図1に示す荷重センサと相違する点は、荷重により発生する応力が第2の音叉振動子4に作用しないようにする応力遮断用の切欠き部(溝部)の形状とその配置位置にある。センサ基部2に生じる応力が第2の音叉振動子4に作用しないようにするための応力遮断用の切欠き部13はその一端が第2の音叉振動子4の上部に位置し、他端が第1の音叉振動子3と第2の音叉振動子4の間に位置するように形成され、センサ基部2を貫通して配置されている。また、支点部6及びその周囲に加わる応力を分散し、支点部6及びその周囲が破壊されるのを防ぐための切欠き部14は切欠き部13と略同じ形状で該切欠き部13の上方に間隔を設けてセンサ基部2を貫通して配置され、他端は上記空隙Eに開口している。また、切欠き部15は切欠き部13と同様、荷重により発生する応力が第2の音叉振動子4に作用しないようにする応力遮断用の切欠き部であり、第2の音叉振動子4の下部に該第2の音叉振動子4の中心軸と直交する方向にセンサ基部2を貫通して配置され、その一端は上記空隙Dに開口している。
図5は図4の荷重センサ1の荷重受部10に矢印F方向に示すような300N(=30.5915kgf)の荷重をかけた場合のセンサ基部2内に発生する応力分布の解析結果を等高線で示した図であり、図6(a)は第2の音叉振動子4を、図6(b),(c)は第2の音叉振動子4の要部の拡大図である。比較のため、等高線の間隔を2、4、6、8、10、30、50[N/mm2]としている。図示するように、切欠き部13の周囲では、30、50[N/mm2]の応力が生じているのに対して、第2の音叉振動子4では、10[N/mm2]以下となっており、センサ基部2の第2の音叉振動子4の上部に該センサ基部2を貫通させて応力遮断用の切欠き部13を設け、第2の音叉振動子4の下部にセンサ基部2を貫通させて応力遮断用の切欠き部15を設けたことにより、第2の音叉振動子4への応力の影響を図1に示す荷重センサ1よりも除去抑制できる。
〔実施形態例3〕
図7は本発明に係る荷重センサの更に別の構成例を示す正面図である。本荷重センサ1は、板状体をワイヤカット放電加工等で切り抜きセンサ基部2と一体的に第1の音叉振動子3、第2の音叉振動子4、梃子部5、牽引部8、荷重受部10等を設けた点、及び励振用圧電素子39、41、ピックアップ用圧電素子40、42の取付け位置等は、図1及び図4に示す荷重センサと同じである。本荷重センサ1が図1及び図4に示す荷重センサ1と相違する点は、荷重による応力が第2の音叉振動子4に加わらないようにする応力遮断用の切欠き部(溝部)の形状とその配置である。切欠き部16は第2の音叉振動子4の上部に該第2の音叉振動子4の中心軸と直交する方向に切欠き部16がセンサ基部2を貫通して配置され、その一端は屈曲し上記空隙Cに開口している。切欠き部17は図1の切欠き部12と略同じ形状で同じ目的の為に設けられており、該第2の音叉振動子4の上方に配置され、一端は空隙Eに開口している。また、切欠き部18は第2の音叉振動子4の下方に第2の音叉振動子4の中心軸に平行にセンサ基部2を貫通して配置され、一端は空隙Cに開口し、他端はセンサ基部2の外に開口している。
図8は図7の荷重センサ1の荷重受部10に矢印F方向に示すような300N(=30.5915kgf)の荷重をかけた場合のセンサ基部2内に発生する応力分布の解析結果を等高線で示した図である。比較のため、等高線の間隔を2、4、6、8、10、30、50[N/mm2]としている。図示するように、センサ基部2の第2の音叉振動子4の上部及び下部に該センサ基部2を貫通させて応力遮断用の切欠き部16、18を設けたことにより、第2の音叉振動子4での応力の発生がなく、荷重により生じる応力の影響を図1及び図4に示す荷重センサ1よりも更に除去抑制できる。
図9のモデルに示すように、第2音叉振動子4の右側に設けた支点部28の一点のみで第2音叉振動子4をセンサ基部2に接続すると切欠き部16、18は図7に示すような形状となる。図7における空隙C,Dが図9における空隙C,Dに対応する。図9において、荷重受部10に矢印Fに示すように下向きの荷重を受けた場合、梃子部5を介して第1音叉振動子3の上端には上向きの力が作用するが、第1音叉振動子3の下端はセンサ基部2に固定されているため、該第1音叉振動子3の両端には相応の力が生じる。それに対して、第2音叉振動子4は軸に直交する方向の片側の1つの支点部28のみを介してセンサ基部2に接続されているため、第2音叉振動子4の両端には力が作用しない形状となっている。図9に示すモデルを元に切欠き部18を設け、荷重センサとしたのが図7に示す荷重センサである。
図9のモデルでは第2音叉振動子4の右側に設けた支点部28で第2音叉振動子4をセンサ基部2に接続したのに対して、図10のモデルでは支点部28を第2音叉振動子4の左側に設けている。このようにしても第2音叉振動子4は1つの支点部28のみを介してセンサ基部2に接続されているため、第2音叉振動子4の両端には力が作用しない形状となる。図10に示すモデルを元に右側に切欠き部18を設け、更に切欠き部16を切欠き部16’のように変更し、新たに左側に切欠き部19を設けて荷重センサ1を構成したのが、図11に示す荷重センサであり、図11の空隙E,Gが図10の空隙E,Gに対応する。つまり、切欠き部の少なくとも1つは、第2の音叉振動子の軸に直交する方向の片側のみがセンサ基部2に連結され、該第2の音叉振動子4の両端に該センサ基部2で発生した応力が作用しないように設けた。
上記のようにセンサ基部2に一体的に第1の音叉振動子3と第2の音叉振動子4を設け、荷重によるセンサ基部2に発生する応力が、第2の音叉振動子4に作用しないように、応力遮断用の切欠き部の形状及びその配置位置等を適宜選択して設けることにより、荷重受部10にかかる荷重によりセンサ基部2に発生する応力が、第2の音叉振動子4に作用しないようにすること、即ち第2の音叉振動子4の振動に影響を与えないようにすることが可能となる。このようにセンサ基部2に発生する応力が第2の音叉振動子4に作用しないようにすることにより、第2の音叉振動子4の振動数の変化は、温度によるものとなる。この温度による振動数の変化は、第1の音叉振動子3と第2の音叉振動子4を同一のセンサ基部2に一体的に形成していることから、両音叉振動子に共通である。
従って、第2の音叉振動子4の温度による振動数の変化を用いて第1の音叉振動子3の温度による振動数の変化を除去することにより、第1の音叉振動子3から荷重変化のみによって変化する振動数の変化のみが得られる。
次に荷重センサを組み込む(使用する)秤について説明する。図12乃至図16は上記荷重センサを用いる秤のロバーバル機構の構成を示す図で、図12はロバーバル機構の外観斜視図、図13は荷重センサとロバーバル機構20の分解斜視図、図14はロバーバル機構の正面図、図15は荷重センサを組み込んだロバーバル機構の外観斜視図、図16は荷重センサを組み込んだロバーバル機構の正面図である。本ロバーバル機構20は所定の間隔を設けて平行に配置された一対のビーム21、21が形成され、各ビーム21にその所定位置の両面を円弧状に切削した切削部22を形成して肉薄の起歪部23を二箇所に設けた構成である。一対のビーム21、21の両端部は連結部26、27で結合され、平行リンク機構を構成している。また、一対のビーム21、21の間には荷重センサ1を収容する荷重センサ収容部24が形成され、該荷重センサ収容部24に荷重センサ1の荷重受部10を取り付けるセンサ荷重受部取付部25と、その上部に荷重センサ1のセンサ基部2を取り付けるセンサ基部取付部29が設けられている。そしてセンサ基部取付部29はロバーバル機構20の固定端側(連結部27側)と一体で連結部26とは非接触となっている。また、センサ荷重受部取付部25はロバーバル機構20のセンサ荷重受部取付部25の可動端側(連結部26側)に一体となっている。即ち、図14に示すようにロバーバル機構20のセンサ基部取付部29の上下辺部、及び右辺部の外周部には空隙32が設けられ、連結部26は連結部27に対して一対のビーム21、21を介して上下方向に移動できるようになっている。
上記構成のロバーバル機構20の荷重センサ収容部24に、荷重センサ1(ここでは図7に示す荷重センサ1)を収容し、そのセンサ荷重受部取付部25に荷重センサ1の荷重受部10を、センサ基部取付部29に荷重センサ1のセンサ基部2を取り付け固定する。なお、この取り付けは荷重受部10に設けられた孔10aにビスを通し、該ビスをセンサ荷重受部取付部25に設けられた孔25aに捩じ込み、センサ基部2に設けられた孔2aにビスを通し、該ビスをセンサ基部取付部29に設けられた孔29aに捩じ込んで行う。そしてロバーバル機構20の連結部26にブラケット32を介して秤量皿31を取り付けることにより、図17に示す秤30を構成する。なお、図17は秤30の正面図である。また、連結部27はボルト等により秤30を取り付ける基台に取り付けることができるようになっている。
上記構成の秤において、秤量皿31に測定荷重を載置(図示は省略)すると、その荷重は上記のように連結部26に作用し、ロバーバル機構20の平行リンク作用により、図16の矢印Fに示すように連結部26は垂直方向に下降する。つまり、ロバーバル機構20の可動端側で下降すると、可動端側に位置するセンサ荷重受部取付部25も下降する。そしてこのセンサ荷重受部取付部25が垂直方向に下降することにより、荷重センサ1には荷重受部10の孔10aの中心とセンサ基部2の孔2aの中心を結ぶ垂直線上に下降する力Fが作用し、荷重によるモーメントの発生を除去できる。この荷重は牽引部8を介して梃子部5に伝えられ、梃子部5は支点部6を中心に回動し、梃子部5の一端部に矢印Aに示す方向に力が作用し、第1の音叉振動子3に中心軸方向の荷重に対応した引っ張り力が作用する。荷重に応じて第1の音叉振動子3の振動数が変化する。
図18は上記秤30のシステム構成を示すブロック図である。秤30はCPU35、ROM36、RAM37、表示部38、励振用圧電素子39、ピックアップ用圧電素子40、励振用圧電素子41、及びピックアップ用圧電素子42を備えている。励振用圧電素子39は第1の音叉振動子3を振動させるための励振用圧電素子であり、ピックアップ用圧電素子40は第1の音叉振動子3の振動をピックアップするためのピックアップ用圧電素子である。また、励振用圧電素子41は第2の音叉振動子4を振動させるための励振用圧電素子であり、ピックアップ用圧電素子42は第2の音叉振動子4の振動をピックアップするためのピックアップ用圧電素子である。
励振用圧電素子39及び励振用圧電素子41を起動すると、第1の音叉振動子3及び第2の音叉振動子4はそれぞれ一定の固有振動数で振動する。第1の音叉振動子3及び第2の音叉振動子4の振動はそれぞれピックアップ用圧電素子40及びピックアップ用圧電素子42でピックアップされる。この状態で、秤量皿31に被測定物が載置され、荷重がかかると該荷重はロバーバル機構20を介して荷重センサ1の荷重受部10にかかり、上記のように牽引点部9、牽引部8、及び牽引点部7を介して梃子部5の他端部に作用し、梃子部5は支点部6を中心に回動し、梃子部5の一端部に連結された第1の音叉振動子3に中心軸方向の引っ張り力(テンション)が作用する。
上記のように第1の音叉振動子3に荷重によるテンションが加わると振動数が上昇し、周期Tは短くなる。また、温度が上がると第1の音叉振動子3及び第2の振動子4の弾性係数が下がるので、周期は長くなる。上記のように、第1の音叉振動子3と第2の音叉振動子4は、固有振動数が異なるが、温度による変化分の振動数は同じであるので、変化分の周期も同じになる。
第1の音叉振動子3は、即ち荷重測定用の音叉振動子の振動周期T3は、荷重をF、温度をtとすると、
3=f(F,t)
で表され、
温度測定用の第2の音叉振動子4には上記のように荷重及び荷重により発生する応力が作用しないのであるから、その振動周期T4は、
4=f(t)
で表される。よって、第1の音叉振動子3の荷重の変化による振動周期の変化分Tは、下式で表される。
T=f(F,t)−f(t)
CPU35は、第1の音叉振動子3の振動をピックアップするピックアップ用圧電素子40からの周波数、第2の音叉振動子4の振動をピックアップするピックアップ用圧電素子42からの周波数をRAM37の所定のエリアに格納しておき、上記式を演算して第1の音叉振動子3の振動周期T3から温度に影響されない振動周期の変化分Tを算出することにより、温度に影響されない荷重値を算出することができる。そして算出した荷重値は表示部38に表示される。なお、CPU35の上記処理はROM36に格納しているプログラムCPU35で実行することにより行う。
上記の荷重センサには、例えばNi,Fe,Al等の合金からなる恒弾性材料を使用すれば、弾性係数の温度依存性が少ないので好ましいが、恒弾性材料自体高価である。また、Ni,Fe,Al等の合金からなる恒弾性材料であっても、恒弾性としての特性を出せる合金にするには、該合金を冷間圧延し、更に時効硬化処理をするなど、様々な処理が必要である。従って、従来では非恒弾性材料を使用したいが、従来の基板で温度補正をする方式で、非恒弾性材料を使用すると、温度変化が同期しないので、温度補正の精度が悪くなり、非恒弾性材料を使用することができなかった。
一方、本発明に係る荷重センサでは、荷重センサ自体にその弾性係数が周囲温度に大きく依存する非恒弾性材料であるSUSを使用したとしても、荷重測定用の音叉振動子である第1の音叉振動子3の振動数の温度変化分を温度補正用の音叉振動子である第2の音叉振動子4の振動数の温度変化分で容易に相殺することができるので、安価で特別な処理が不要な非恒弾性材料を用いても高精度の温度補償が可能になる。
本発明に係る荷重センサ1では、センサ基部2に一体的に荷重を検出するための第1の音叉振動子3、荷重や発生する応力の影響を受けない構成の第2の音叉振動子4を設けている。第1の音叉振動子3は荷重と温度変化の両方の影響を受け、第2の音叉振動子4は温度変化のみの影響を受ける。第2の音叉振動子4は、第1の音叉振動子3よりも大きさが小さく、それぞれの固有振動数は異なる。これは第2の音叉振動子4を設けるスペースの問題であり、機能としては第1の音叉振動子3と全く大きさの同じ、同じ固有振動数の音叉振動子を二つ設けてもよい。本実施形態例では、第1の音叉振動子3の振動数には約2kHzのものを、第2の音叉振動子4には約4kHzのものを使用している。但し、温度変化による固有振動数の変化分は同じであるから、異なる固有振動数の音叉振動子であってもよい。
なお、上記実施形態例では、表示部38に、重量値を表示する秤30を示したが、これに限らず、重量値の他に該重量値に基づく金額を表示したり、また、該重量値や金額を印字する印字手段を備えるようにしてもよい。また、上記例では、第1の音叉振動子3の固有振動数は約2kHz、第2の音叉振動子4の固有振動数は約4kHzとしたが、これに限らず他の固有振動数のものを使用してもよい。
また、上記実施形態例では、荷重センサ1を、板状体(肉厚の板状態)をワイヤカット放電加工等で切り抜き、第1の音叉振動子3、第2の音叉振動子4、梃子部5、牽引部8、及び荷重受部10等をセンサ基部2と一体的に形成した構成であるが、これに限定されるものではなく、薄い金属板をエッチング処理により第1の音叉振動子3、第2の音叉振動子4、梃子部5、牽引部8、及び荷重受部10等をセンサ基部2と一体的に形成し、該薄い金属板をエッチング処理によりセンサ基部2と一体的に形成したものを複数枚重ね合わせて、真空中で昇温・加圧することにより接着し、積層構造の荷重センサ1としてもよい。
上記のように、荷重センサ1を板状体をワイヤカット放電加工等で切り抜いた構造では、カット時のワイヤのブレにより、加工精度が低下するおそれがある。これに対して、上記薄い金属板をエッチング処理したものを複数枚重ね合わせて積層構造とするものは、エッチング処理による加工するため、加工時のバラツキが小さく、加工精度の高い荷重センサが得られる。
なお、上記実施形体では、基部に非恒弾性材料を用いていたが、高価であるが恒弾性材料で音叉振動子を製造し、更に温度変化により振動数の変化を少なくするために、恒弾性材料を冷間圧延し、時効硬化処理する等処理を施してもよい。
また、図9では支点部28が第2音叉振動子4の右側、図10では第2音叉振動子4の左側に位置する側で説明したが、支点部28の位置を問わず、センサ基部2で一箇所で接続されており、その箇所は第2音叉振動子4に応力が伝わらないような位置であれば良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る荷重センサの構成例を示す図である。 図1に示す荷重センサの荷重による発生する内部応力の解析結果を示す図である。 図2の要部を示す拡大図である。 本発明に係る荷重センサの他の構成例を示す図である。 図4に示す荷重センサの荷重による発生する内部応力の解析結果を示す図である。 図2の要部を示す拡大図である。 本発明に係る荷重センサの他の構成例を示す図である。 図7に示す荷重センサの荷重による発生する内部応力の解析結果を示す図である。 第2音叉振動子4を支点部28の一点のみでセンサ基部2に接続した荷重センサモデルを示す図である。 図9の荷重センサモデルの切欠き部18の位置を変えたモデルを示す図である。 本発明に係る荷重センサの他の構成例を示す図である。 本発明に係る秤のロバーバル機構の外観斜視図である。 本発明に係る秤のロバーバル機構と荷重センサの分解斜視図である。 本発明に係る秤のロバーバル機構の正面図である。 図12に示すロバーバル機構に荷重センサを組み込んだ状態を示す外観斜視図である。 本発明に係る秤のロバーバル機構の正面図である。 本発明に係る秤の正面図である。 本発明に係る秤のブロック構成を示す図である。
符号の説明
1 荷重センサ
2 センサ基部
3 第1音叉振動子
4 第2音叉振動子
5 梃子部
6 支点部
7 牽引点部
8 牽引部
9 牽引点部
10 荷重受部
11 切欠き部
12 切欠き部
13 切欠き部
14 切欠き部
15 切欠き部
16,16’ 切欠き部
17 切欠き部
18 切欠き部
19 切欠き部
20 ロバーバル機構
21 ビーム
22 切削部
23 起歪部
24 荷重センサ収容部
25 センサ荷重受部取付部
26 連結部
27 連結部
28 支点部
29 センサ基部取付部
30 秤
31 秤量皿
32 空隙
35 CPU
36 ROM
37 RAM
38 表示部
39 励振用圧電素子
40 ピックアップ用圧電素子
41 励振用圧電素子
42 ピックアップ用圧電素子

Claims (5)

  1. センサ基部と一体的に形成された音叉振動子を備え、該音叉振動子に荷重が加わることにより、該音叉振動子の振動数が変化し、該変化した振動数により加わった荷重を検出する荷重センサであって、
    前記荷重を検出する第1の音叉振動子とは別に、前記荷重の影響を受けない構成の第2の音叉振動子を前記センサ基部と一体的に設け、
    さらに前記センサ基部に支点部によって支持され且つ前記第1の音叉振動子に結合される梃子部を設置し、
    前記センサ基部中に、一端がセンサ基部と梃子部の間の空隙に開口することで、前記支点部及びその周囲に加わる応力を分散する支点部破壊防止用の切欠き部を設け、
    前記第1の音叉振動子の振動数と第2の音叉振動子の振動数とから前記荷重を検出することを特徴とする荷重センサ。
  2. 請求項1に記載の荷重センサにおいて、
    前記支点部破壊防止用の切欠き部は、前記荷重により前記センサ基部内に発生する応力が前記第2の音叉振動子に加わらないように、前記第2の音叉振動子の上方に設けられることを特徴とする荷重センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の荷重センサにおいて、
    前記センサ基部中には、前記支点部破壊防止用の切欠き部の他に、前記荷重により前記センサ基部内に発生する応力が前記第2の音叉振動子に加わらないようにする、応力遮断用の切欠き部を設けたことを特徴とする荷重センサ。
  4. 請求項3に記載の荷重センサにおいて、
    前記応力遮断用の切欠き部は、前記第2の音叉振動子の中心軸に直交する状態に形成されるか、或いはその一端が前記第2の音叉振動子の上部に位置し他端が前記第1の音叉振動子と第2の音叉振動子の間に位置するように形成されることを特徴とする荷重センサ。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載の荷重センサを備え、
    前記第1の音叉振動子の振動数と第2の音叉振動子の振動数とに基づき前記荷重を算出する算出手段を備えたことを特徴とする秤。
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