JP5427388B2 - 肌観察装置 - Google Patents

肌観察装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5427388B2
JP5427388B2 JP2008260397A JP2008260397A JP5427388B2 JP 5427388 B2 JP5427388 B2 JP 5427388B2 JP 2008260397 A JP2008260397 A JP 2008260397A JP 2008260397 A JP2008260397 A JP 2008260397A JP 5427388 B2 JP5427388 B2 JP 5427388B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illumination
observation
skin
illumination mode
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008260397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010088599A (ja
Inventor
井 拓 也 櫻
田 誠 豊
迫 秀 隆 大
Original Assignee
ショットモリテックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ショットモリテックス株式会社 filed Critical ショットモリテックス株式会社
Priority to JP2008260397A priority Critical patent/JP5427388B2/ja
Publication of JP2010088599A publication Critical patent/JP2010088599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5427388B2 publication Critical patent/JP5427388B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、被観察物となる肌に当接させた観察孔を通して、肌を拡大して撮像する肌観察装置に関する。
肌観察装置は、コスメティックサロン(化粧品店)などで顧客の肌に応じた最適なスキンケア製品を販売する販促ツールとして用いられている。
従来の肌観察装置は、一般に、先端に観察孔が形成されたドーム状の観察ヘッドを備えており、この観察ヘッドを頬、こめかみ、眼の下など肌を観察しようとする任意の部位に当てることにより、顧客の肌の様子を拡大観察するものである。
この場合に、皮膚表面で反射された表面反射光には肌あれや肌理(キメ)などの皮膚の表面状態の情報が含まれ、皮膚の内部で散乱された内面反射光にはシミ・クスミなどの肌の内部状態の情報が含まれている。
このため、従来の肌観察装置は、観察ヘッドの内側に、皮膚表面観察光源及び皮下観察光源とを備えた照明系と、被観察物からの反射光画像を検光子を通して撮像する撮像素子を備えた撮像光学系が配され、照明系に、皮膚表面観察光源から照射された光を検光子に対して平行ニコルの直線偏光にする偏光子と、皮下観察光源から照射された光を検光子に対して直交ニコルの直線偏光にする偏光子とが配されている。
特許第4053653号公報
これによれば、いずれの光源から照射された光も皮膚表面及び皮下で反射され、皮膚表面で反射される場合はその偏光状態が維持され、皮下で反射される光は散乱して偏光状態が変化する。
そして、皮膚表面観察光源から照射された光は、検光子に対して平行ニコルの直線偏光となっているので、偏光状態が変化する皮下からの反射光は検光子で遮断され、偏光状態が維持されている皮膚表面からの反射光が検光子を通過して撮像されるので、その画像には主として肌あれや肌理(キメ)などの皮膚表面状態が映し出される。
一方、皮下観察光源から照射された光は、検光子に対して直交ニコルの直線偏光となっているので、偏光状態が維持されている皮膚表面からの反射光は検光子で遮断され、偏光状態が変化した皮下からの反射光が検光子を通過して撮像されるので、その画像には主としてシミ・クスミなどの肌の内部状態が映し出される。
ところで、このようにして皮膚表面の静止画像と、皮下の静止画像を撮像する場合に、従来はまず、皮膚表面観察光源の点灯スイッチをONした状態でモニタ画像を見ながら構図が決まったところでシャッターボタンを押すことにより皮膚表面静止画像を取り込み、次いで、皮膚表面観察光源を消灯させ、皮下観察光源の点灯スイッチをONした状態でモニタ画像を見ながら構図が決まったところで再度シャッターボタンを押すことにより皮下静止画像を取り込まなければならず、操作が煩雑になる。
すなわち、従来は、一枚の画像を取り込むたびに、光源の点灯スイッチをONさせて撮像素子から出力される画像を見ながら構図を決めた後、シャッターボタンを押すという少なくとも2アクションの操作を要するのが一般的であった。
このため、ボタン操作を繰り返す間に肌に当てている肌観察装置が動いてしまうおそれがあり、例えば皮膚表面静止画像と皮下静止画像を対比して説明する必要を生じても、撮像位置が異なるため画像同士を対比できないという問題があった。
さらに、肌に照射される照明光は、いずれも、肌あれや肌理(キメ)を強調したり、シミ・クスミを強調するために偏光化されているので、それぞれの画像は、自然光の下で観察される肌の状態とは肌質が異なって見える。
したがって、肌観察装置をディスプレイ装置に接続してスイッチを入れたときに、いきなりそのような画像を見せられた顧客は、自分が想定している自分の肌とは異なる肌質の画像を見せつけられてしまうため、自分の肌であるか否か不信感を抱く場合があり、販売員はその釈明に時間を取られるという問題も生じた。
このため、照明光路上に偏光子の配されていない白色光源を別途設置することも考えられ、このようにすれば、偏光化されていない自然光に近い状態の光を肌に直接照射することができる。
しかし、このような非偏光用の光源を別途設ける場合、部品点数が増え、観察ヘッドが大型化し、製造コスト及び製造の手間が増えるという問題もある。
さらに、狭い観察ヘッド内に光源を配する必要上、その光源は白色点光源とせざるを得ず、この場合に、点光源自体が皮膚表面で反射して輝点が写ったり、皮膚表面でギラつきやハレーションなどのノイズを生ずるため、肌質自体は自然光下で観察されるのと同様であるものの、そのノイズにより良質な画像を得ることができないという問題があった。
そこで本発明は、第1に、面倒なボタン操作を行うことなく1アクションで皮膚表面観察光源及び皮下観察光源を個別に点灯して各画像を連続的に撮像できるようにし、第2に、非偏光用光源を設置することなく自然光下で観察した場合と同様の画像が映し出されるようにすることを技術的課題としている。
この課題を解決するために、本発明は、観察対象となる肌に当接させる観察ヘッドに観察孔が形成され、その内側に、皮膚表面観察光源及び皮下観察光源とを備えた照明系と、被観察物からの反射光画像を検光子を通して取り込む撮像素子を備えた撮像光学系が配され、前記照明系には、皮膚表面観察光源から照射された光を検光子に対して平行ニコルの直線偏光にする偏光子と、皮下観察光源から照射された光を検光子に対して直交ニコルの直線偏光にする偏光子が夫々の照明光路上に配されてなる肌観察装置において、
前記各照明光源の点灯タイミングと撮像素子による画像取込タイミングをコントロールする制御装置を備え、当該制御装置は、検光子に対して平行ニコル及び直交ニコルにある振動方向が直交する二種類の直線偏光を同時に照射させるプレビュー照明モード、検光子に対して平行ニコルの直線偏光を照射させる皮膚表面照明モード及び検光子に対して直交ニコルの直線偏光を照射させる皮下照明モードの三つの照明モードを予め設定した順序で切り換える照明モード切換手段と、前記プレビュー照明モードの状態でトリガースイッチが押されることによりトリガー信号が発せられたときに、プレビュー照明モードの静止画像を取り込んだ後、前記照明モード切換手段により照明モードを切り換えながら、振動方向の異なる直線偏光を順次照射させて、各照明モードの静止画像を連続的に取り込む静止画像連続取込手段を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、観察ヘッドを皮膚に当接させた状態で、所定のトリガースイッチを押すことによりトリガー信号を出力させると、照明順序設定手段に設定された点灯順序で、例えば、皮膚表面観察光源及び皮下観察光源を同時に点灯させるプレビュー照明モードと、皮膚表面観察光源のみを点灯させる皮膚表面照明モードと、皮下観察光源のみを点灯させる皮下照明モードで順に照明される。
このとき、静止画像連続取込手段により、各照明モードで静止画像の取り込みが終了すると、次の照明モードに切り替えられて再び静止画像が取り込まれる。
すなわち、トリガースイッチを押す1アクションで夫々の照明モードにおける静止画像が連続して取り込まれるので、撮像中にボタン操作を行うことにより照明ヘッドが動くおそれもない。
また、請求項2の発明は、静止画像連続取込手段を起動させるトリガー信号が発せられる前に、プレビュー照明モードの照明下で撮像素子により撮像された動画像を出力させるようになっている。
プレビュー照明モードでは、皮膚表面観察光源及び皮下観察光源を同時に点灯されるので、取り込まれた静止画は、主として皮膚表面の起伏や細かな皺が強調される皮膚表面画像と、主として皮膚色のベースとなる皮下静止画像を重畳した画像となる。
この場合、白色点光源により偏光化されない光を照明光とする場合に生ずる輝点が映ることも、また、皮膚表面でギラつきやハレーションを生ずることもなく、しかも、自然光の下で観察される肌質に極めて近い肌質の画像が得られた。
本例の肌観察装置は、面倒なボタン操作を行うことなく1アクションで皮膚表面観察光源及び皮下観察光源を個別に点灯して各画像を連続的に撮像できるようにするという目的を達成するために、観察対象となる肌に当接させる観察ヘッドに観察孔が形成され、その内側に、皮膚表面観察光源及び皮下観察光源とを備えた照明系と、被観察物からの反射光画像を検光子を通して取り込む撮像素子を備えた撮像光学系が配され、前記照明系には、皮膚表面観察光源から照射された光を検光子に対して平行ニコルの直線偏光にする偏光子と、皮下観察光源から照射された光を検光子に対して直交ニコルの直線偏光にする偏光子が夫々の照明光路上に配され、前記各照明光源の点灯タイミングと撮像素子による画像取込タイミングをコントロールする制御装置を備え、当該制御装置は、検光子に対して平行ニコル及び直交ニコルにある振動方向が直交する二種類の直線偏光を同時に照射させるプレビュー照明モード、検光子に対して平行ニコルの直線偏光を照射させる皮膚表面照明モード及び検光子に対して直交ニコルの直線偏光を照射させる皮下照明モードの三つの照明モードを予め設定した順序で切り換える照明モード切換手段と、前記プレビュー照明モードの状態でトリガースイッチが押されることによりトリガー信号が発せられたときに、プレビュー照明モードの静止画像を取り込んだ後、前記照明モード切換手段により照明モードを切り換えながら、振動方向の異なる直線偏光を順次照射させて、各照明モードの静止画像を連続的に取り込む静止画像連続取込手段を備えた。
図1は本発明に係る肌観察装置の一例を示す説明図、図2は光源の配列状態を示す説明図、図3は各照明モードを示す説明図、図4は画像処理手順を示すフローチャート、図5は他の実施形態を示すフローチャートである。
図1に示す肌観察装置1は、観察対象となる肌に当接させる観察ヘッド2に観察孔3が形成され、その内側に、皮膚表面観察光源4P及び皮下観察光源4Sとを備えた照明系5と、被観察物からの反射光画像を検光子6Aを通して取り込む撮像素子7を備えた撮像光学系8が配されている。
照明系5には、皮膚表面観察光源4Pから照射された光を検光子6Aに対して平行ニコルの直線偏光にする偏光子6Pと、皮下観察光源4Sから照射された光を検光子6Aに対して直交ニコルの直線偏光にする偏光子6Sが、各光源4P、4Sから観察孔3に至る照明光路L上に配されている。
撮像光学系8は、観察孔3から撮像素子7に至る撮像光軸X上に、検光子6A及び結像レンズ9が配されると共に、前記撮像素子7としてCCD又はC−MOSなどの固体撮像素子が配されている。
照明系5は、皮膚表面観察光源4P及び皮下観察光源4SとしてLEDなどの発光素子が撮像光軸Xの周囲に環状に配された構成となっている
また、肌観察装置1のケーシング1C内に配された制御装置10に、照明系5の各光源4P、4Sと、撮像光学系8の撮像素子7が接続され、当該制御装置10により各光源4P、4Sの点灯タイミングと撮像素子7による画像取込タイミングがコントロールされると共に、制御装置の出力がディスプレイ11に接続されて、撮像素子7により撮像されている画像がリアルタイムでディスイプレイ11に映し出されるようになっている。
制御装置10は、プレビュー照明モードM、皮膚表面照明モードM及び皮下照明モードMの三つの照明モードを予め設定した順序で切り換える照明モード切換手段12と、所定のトリガー信号が発せられたときに前記照明モード切換手段12により照明モードを切り換えながら、各照明モードの静止画像を連続的に取り込む静止画像連続取込手段13を備えている。
プレビュー照明モードMでは、図3(a)に示すように照明系5の皮膚表面観察光源4P及び皮下観察光源4Sを同時に点灯されるので、主として皮膚表面の起伏や細かな皺が強調される皮膚表面画像と、主として皮膚色のベースとなる皮下静止画像を重畳した画像が観察される。
各光源4P及び4Sから照射された光は、夫々、検光子6Aに対して平行ニコルの偏光子6Pと直交ニコルの偏光子6Sを透過して肌に照射されるので、振動方向が直交する2種類の偏光が照射されることとなり、白色点光源により偏光化されない光を照明光とする場合に映し出される輝点や、皮膚表面で生ずるギラつきやハレーションが観察されることもなく、自然光の下で観察される肌質に極めて近い肌質の画像が得られる。
皮膚表面照明モードMでは、図3(b)に示すように皮膚表面観察光源4Pのみが点灯され、検光子6Aに対して平行ニコルの偏光子6Pを透過して肌に照射されるので、偏光状態が維持されている皮膚表面からの反射光は検光子6Aを透過し、偏光状態が変化した皮下からの反射光が検光子6Aで遮断される。
その結果、主として皮膚表面の起伏や細かな皺が強調され、皮下の色素情報が消失された皮膚表面画像が観察されることとなる。
さらに、皮下照明モードMでは、図3(c)に示すように皮下観察光源4Sのみが点灯され、検光子6Aに対して直交ニコルの偏光子6Sを透過して肌に照射されるので、偏光状態が維持されている皮膚表面からの反射光は検光子6Aで遮断され、偏光状態が変化した皮下からの反射光のみが検光子6Aを透過する。
その結果、主として皮下の色素情報のみが強調され、皮膚表面の起伏や細かな皺などの表面情報が消失された皮下画像が観察され、皮膚表面に現れるシミやクスミはもちろんのこと、皮膚表面に現れない色素沈着まで映し出される。
図4は制御装置10による制御手順を示すフローチャートである。
メインスイッチ(図示せず)がオンされると処理が実行開始され、まずステップSTP1で照明系5の皮膚表面観察光源4P及び皮下観察光源4Sを同時に点灯され、プレビュー照明モードMにより照明され、ステップSTP2で撮像光学系8がオンされて撮像素子7から出力された動画像がディスプレイ11に映し出される。
この状態で、肌観察装置1の観察ヘッド2を顧客の肌に当てれば、ディスプレイ11にはその顧客の肌を自然光の下で観察した場合に極めて近い色の肌が映し出されることとなる。
そして、ステップSTP3で静止画の取込を開始するトリガースイッチ(図示せず)が押されるまでの間、観察ヘッド2を動かしながら構図を決定する。
トリガースイッチが押されるとステップSTP4ヘ移行し、まず、プレビュー照明モードMによるプレビュー静止画像が撮像され、メモリ14のプレビュー画像記録領域Rに記録される。
次いで、ステップSTP5で皮膚表面観察光源4Pが点灯されたまま、皮下観察光源4Sが消灯され、皮膚表面照明モードMに切り換えられて、ステップSTP6で皮膚表面静止画像が撮像され、メモリ14の皮膚表面静止画像記録領域Rに記録される。
さらに、ステップSTP7で皮膚表面観察光源4Pが消灯されて、皮下観察光源4Sが再点灯され、皮下照明モードMに切り換えられて、ステップSTP8で皮下静止画像が撮像され、メモリ14の皮下静止画像記録領域Rに記録される。
そして、ステップSTP9でメインスイッチがオフされれば処理を終了し、オフされなければステップSTP1に戻る。
ここで、ステップSTP1、ステップSTP5、ステップSTP7の処理が照明モード切換手段12であり、ステップSTP4、テップSTP6、ステップSTP8の処理が静止連続撮像手段13、ステップSTP2の処理が動画出力手段である。
以上が本発明の一構成例であって、次にその作用について説明する。
肌観察装置1のメインスイッチを押して、観察ヘッド2の観察孔3を顧客の肌などに当て、肌の拡大画像をディスプレイに映し出し、これを見ながら撮像する部分を探し出して構図を決め、トリガースイッチを押せば、プレビュー照明モードMによるプレビュー静止画像と、皮膚表面照明モードMによる皮膚表面静止画像と、皮下照明モードMによる皮下静止画像が連続的に撮像される。
この間、何らの操作を必要とせず、また、自動的に照明を切り換えることにより短時間で連続画像取込が可能となるので、同一撮像箇所に肌観察装置を当てた状態で照明モードの異なる複数の静止画像を取り込むことができ、各画像を対比する場合などに極めて好都合である。
上述の説明では、プレビュー照明モードM、皮膚表面照明モードM及び皮下照明モードMの三種類の照明モードをこの順で点灯させる一つの照明コースで静止画像を撮像する場合について説明したが、この照明コースの他に、任意の2種類の照明モードの点灯順序を設定した照明コースを登録し、照明コースを随時選択できるようにしても良い。
この場合、照明モード切換手段12に、例えば、プレビュー照明モードM、皮膚表面照明モードM及び皮下照明モードMの三種類の照明モードをこの順で点灯させる照明コースCと、プレビュー照明モードM及び皮膚表面照明モードMをこの順で点灯させる照明コースCと、プレビュー照明モードM及び皮下照明モードMをこの順で点灯させる照明コースCが登録されている。
そして、予め、どの照明コースC〜Cで画像を取り込むかを所定のスイッチ(図示せず)により選定して置く。
図5はその処理手順を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートと重複するステップは同一符号を付して詳細説明を省略する。
ステップSTP3でトリガースイッチが押されると、ステップSTP3Aで照明コースが読み出される。
このとき、照明コースCが選定されていれば、実施例1と同様、ステップSTP4〜ステップSTP9の処理が行われ、プレビュー照明モードM、皮膚表面照明モードM及び皮下照明モードMの三種類の照明モードにおける静止画が取り込まれる。
照明コースCが選定されていれば、ステップSTP10〜ステップSTP12で、プレビュー照明モードM及び皮膚表面照明モードMの二種類の照明モードにおける静止画が取り込まれる。
具体的には、ステップSTP10ヘ移行し、まず、プレビュー照明モードMによるプレビュー静止画像が撮像され、メモリ14のプレビュー画像記録領域Rに記録される。
次いで、ステップSTP11で皮膚表面観察光源4Pが点灯されたまま、皮下観察光源4Sが消灯され、皮膚表面照明モードMに切り換えられて、ステップSTP12で皮膚表面静止画像が撮像され、メモリ14の皮膚表面静止画像記録領域Rに記録される。
照明コースCが選定されていれば、ステップSTP13〜ステップSTP15で、プレビュー照明モードM及び皮下照明モードMの二種類の照明モードにおける静止画が取り込まれる。
具体的には、ステップSTP13ヘ移行し、まず、プレビュー照明モードMによるプレビュー静止画像が撮像され、メモリ14のプレビュー画像記録領域Rに記録される。
次いで、ステップSTP14で皮下観察光源4Sが点灯されたまま、皮膚表面観察光源4Pが消灯され、皮下照明モードMに切り換えられて、ステップSTP15で皮下静止画像が撮像され、メモリ14の皮下静止画像記録領域Rに記録される。
本例においては、ステップSTP1、5、7、11、14の処理が照明モード切換手段12であり、ステップSTP4、6、8、10、12、13、15の処理が静止連続撮像手段13、ステップSTP2の処理が動画出力手段である。
また、本例においては、いずれの照明コースC〜Cが選択されても、トリガースイッチを押すだけで、夫々の照明モード下における静止画像を連続的に撮像できる。
以上述べたように、本発明は、肌を拡大して観察する際に、複数の照明モードの夫々の静止画像を連続的に撮像する用途に適用することができる。
本発明に係る肌観察装置の一例を示す説明図。 光源の配列状態を示す説明図。 各照明モードを示す説明図。 画像処理手順を示すフローチャート。 他の実施形態を示すフローチャート。
符号の説明
1 肌観察装置
2 観察ヘッド
3 観察孔
4P 皮膚表面観察光源
4S 皮下観察光源
5 照明系
6A 検光子
6P 偏光子
6S 偏光子
7 撮像素子
8 撮像光学系
L 照明光路
X 撮像光軸
10 制御装置
プレビュー照明モード
皮膚表面照明モード
皮下照明モード
12 照明モード切換手段
13 静止画像連続取込手段

Claims (3)

  1. 観察対象となる肌に当接させる観察ヘッドに観察孔が形成され、その内側に、皮膚表面観察光源及び皮下観察光源とを備えた照明系と、被観察物からの反射光画像を検光子を通して取り込む撮像素子を備えた撮像光学系が配され、
    前記照明系には、皮膚表面観察光源から照射された光を検光子に対して平行ニコルの直線偏光にする偏光子と、皮下観察光源から照射された光を検光子に対して直交ニコルの直線偏光にする偏光子が夫々の照明光路上に配されてなる肌観察装置において、
    前記各照明光源の点灯タイミングと撮像素子による画像取込タイミングをコントロールする制御装置を備え、
    当該制御装置は、検光子に対して平行ニコル及び直交ニコルにある振動方向が直交する二種類の直線偏光を同時に照射させるプレビュー照明モード、検光子に対して平行ニコルの直線偏光を照射させる皮膚表面照明モード及び検光子に対して直交ニコルの直線偏光を照射させる皮下照明モードの三つの照明モードを予め設定した順序で切り換える照明モード切換手段と、
    前記プレビュー照明モードの状態でトリガースイッチが押されることによりトリガー信号が発せられたときに、プレビュー照明モードの静止画像を取り込んだ後、前記照明モード切換手段により照明モードを切り換えながら、振動方向の異なる直線偏光を順次照射させて、各照明モードの静止画像を連続的に取り込む静止画像連続取込手段と、
    を備えたことを特徴とする肌観察装置。
  2. 前記制御装置は、前記静止画像連続取込手段を起動させるトリガー信号が発せられる前に、プレビュー照明モードの照明下で前記撮像素子により撮像された動画像を出力させる動画出力手段を備えた請求項1記載の肌観察装置。
  3. 前記照明モード切換手段に、プレビュー照明モード、皮膚表面照明モード及び皮下照明モードの三種類の照明モードの点灯順序を設定した照明コースの他に、任意の2種類の照明モードの点灯順序を設定した照明コースが登録され、
    前記制御装置は、当該照明順序設定手段に登録された複数種類の照明コースから所望の照明コースを選択する照明コース選択手段を備えた請求項1又は2記載の肌観察装置。
JP2008260397A 2008-10-07 2008-10-07 肌観察装置 Expired - Fee Related JP5427388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008260397A JP5427388B2 (ja) 2008-10-07 2008-10-07 肌観察装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008260397A JP5427388B2 (ja) 2008-10-07 2008-10-07 肌観察装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010088599A JP2010088599A (ja) 2010-04-22
JP5427388B2 true JP5427388B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=42251932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008260397A Expired - Fee Related JP5427388B2 (ja) 2008-10-07 2008-10-07 肌観察装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5427388B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012234081A (ja) * 2011-05-06 2012-11-29 Oputeikon:Kk 照明装置および光学装置
JP5774930B2 (ja) * 2011-07-21 2015-09-09 日本電産コパル株式会社 肌観察装置
JP6156787B2 (ja) 2012-07-25 2017-07-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮影観察装置
US10542928B2 (en) * 2017-04-04 2020-01-28 Casio Computer Co., Ltd. Medical imaging device including first and second light sources having different light emission directions
JP7049034B2 (ja) * 2018-12-28 2022-04-06 花王株式会社 肌状態計測装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4053653B2 (ja) * 1998-04-21 2008-02-27 株式会社モリテックス Ccdマイクロスコープ
AU2001270762A1 (en) * 2000-07-05 2002-01-14 Astron Clinica Limited Epithelial diagnostic aid
JP2003333608A (ja) * 2002-05-08 2003-11-21 Makoto Dejima 肌撮影用面順次方式テレビカメラ装置
CN101699850A (zh) * 2004-01-23 2010-04-28 奥林巴斯株式会社 图像处理系统以及照相机
JP2006081654A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Konica Minolta Holdings Inc 画像生成方法およびその装置
JP2007264410A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Nidec Copal Corp 肌観察装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010088599A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5427388B2 (ja) 肌観察装置
US9743830B2 (en) Fundus photography device
JP5545630B2 (ja) 眼科撮影装置
JP5168161B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
EP2060227A1 (en) Multimodal imaging system for tissue imaging
US20130194094A1 (en) Ophthalmologic apparatus, control method therefore, and recording program executing the method
JP2002112970A (ja) 皮膚表面観察装置及び皮膚表面観察方法
US20040196399A1 (en) Device incorporating retina tracking
JP3718104B2 (ja) 眼科装置
JP2004265410A (ja) 個別に検出可能なポインタ追跡信号を用いた可視ポインタ追跡システムおよび方法
US20140016095A1 (en) Ophthalmologic apparatus
JP5538983B2 (ja) 肌観察装置
US11273002B2 (en) Display system
US7006210B2 (en) Glare-directed imaging
US10816783B2 (en) Magnifying observation apparatus
JP6833584B2 (ja) レンズメータ
JP2015029168A (ja) 電子ミラー装置
JP2008032951A (ja) 光学装置
JP7032098B2 (ja) 拡大観察装置
FI107120B (fi) Laite ja järjestely oftalmoskopiaa varten
JP2010134152A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2009258192A (ja) 走査型レーザ顕微鏡
JP7023667B2 (ja) 拡大観察装置
JP7273394B2 (ja) 眼科装置
JP7002178B2 (ja) 拡大観察装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5427388

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees