JP5423513B2 - 伝送装置及び信号伝送方法 - Google Patents
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Description
また、SDHにおけるフレーム周期は、SONETにおけるフレーム周期と同様、125μsである。また、SDHにおける信号のフォーマット等は、STM−n(Synchronous Transport Module - level n)として階層的に定義されている。現在では、STM−256まで標準化されている。
SONETとSDHとは、OC−3/STM−1以上では、伝送速度や階層構造が同一である。
図1に示されるように、OC−nのフレームの大きさは、nによって変化する。具体的には、OC−nのフレームの大きさは、n×90×9バイトである。また、上述したように、SONET/SDHでは、nの値によらず、フレーム周期は125μsで一定である。そのため、OC−nの信号速度は、n×51.84Mbpsとなる。
図2に示されるように、ODUkのフレームの大きさは、kの値によらず3824×4バイトである。これに対し、ODUkのフレーム周期は、kの値により異なる。例えば、ODU0のフレーム周期は98.35μsであり、ODU1のフレーム周期は48.97μsであり、ODU2のフレーム周期は12.19μsである。そのため、ODUkの信号速度は、kの値により異なる。
例えば、OC−1の信号速度を持つクロスコネクト装置があったとする。このとき、OC−1の3倍の信号速度を持つOC−3のフレーム単位でのクロスコネクトは、OC−1用のクロスコネクト装置3台をパラレル接続することによって、実現できる。
第2の観点では、フレーム内に含まれるスタッフの量を調整することで、第1フレームのフレームデータを、第1フレームとは信号速度が異なる第2フレームに収容する信号伝送方法が提供される。
本実施形態の伝送装置は、ネットワークから入力されるネットワーク信号(例えば、OTUk信号)からODUk信号を抽出する。また、本実施形態の伝送装置は、クライアント装置などから入力されたクライアント信号(例えば、SONETフォーマットの信号(OC−1、OC−3,OC−12など)、Ethernet(Ethernetは登録商標)フォーマットの信号、Fibre Channelフォーマットの信号)からODUk信号を生成する。換言すると、SONETフォーマットの信号、Ethernetフォーマットの信号やFibre Channelフォーマットの信号をODUk信号にマッピングする。
また、OTUkインターフェース部110は、入力されたネットワーク信号やクライアント信号からクロックを抽出し、抽出したクロックをODUインターフェース部120、内部フレーム生成部130へ供給する。
なお、OTUk信号の中にクライアント信号が収容されている場合、ODUインターフェース部120は、供給されたODUk信号をそのまま内部フレーム生成部130へ供給する。
ここで、図4を参照して、内部フレームのフレーム構造について説明する。本実施形態の内部フレームは、ODTU4.tsに相当する。図4(a)は、内部フレームのフレーム構造の一例を示す図であり、図4(b)は、内部フレームのオーバーヘッドの構造の一例を示す図である。図4(a)に示されるように、本実施形態の内部フレームは、6バイトのオーバーヘッドと、15200バイトのペイロードと、を含む。本実施形態の内部フレームの信号速度(ペイロードの信号速度)は、1.301Gbpsである。また、内部フレームのフレーム周期は、93.42μsである。この内部フレームのフレーム周期は、ODU4のフレーム周期の80倍である。内部フレームのペイロードには、バイト単位でデータとスタッフとが格納される。
ここで、図5を参照して、本実施形態の内部フレームのオーバーヘッドに格納される情報について説明する。図5は、本実施形態の内部フレームのオーバーヘッドとペイロードに格納される情報の関係の一例を示す図である。図5に示されるように、本実施形態では、(n−1)番目の内部フレームIF(n−1)のオーバーヘッドには、n番目の内部フレームIFnのペイロードにおいて、データ又はスタッフがマッピングされている位置を特定するための情報が格納される。本実施形態では、全ての内部フレームのオーバーヘッドに、ペイロードにおいて、データがマッピングされている位置を特定するための情報が格納される。
また、2つの内部フレームへのマッピングは、例えば、2byte granularityを用いることができる。
以上のようにして、図6に示される例では、内部フレーム生成部130は、ODU1信号から2つの内部フレームを生成する。
内部フレーム生成部130により生成された内部フレームは、クロスコネクト部200へ供給される。
また、バッファメモリ322は、特許文献2の図3に開示されている第1バッファメモリユニットPS1に相当する。また、周波数比較部324と制御部326は、特許文献2の図3に開示されている第1バッファメモリユニットPS1以外の第1伝送ユニットUE1の構成に相当する。
具体的には、制御部316からの書き込みイネーブル信号に応じて、スタッフが挿入されることにより、内部フレームの信号速度とODUフレームの信号速度の差が吸収される。
バッファメモリ314に記憶されたデータは、クロックリカバリ部318で生成されたクロックに基づいて、ODU信号生成部320へ読み出される。このようにして、内部フレームからODU信号が生成される。
以上説明したように、バッファメモリ314によって、内部フレームの信号速度とODUフレームの信号速度の差が吸収される。
バッファメモリ322は、クロックリカバリ部318からのクロック(write clk)を基準として書き込み動作を行う。クロックリカバリ部318からのクロックに基づいて、ODU信号生成部320から供給されたデータがバッファメモリ322に書き込まれる。
具体的には、制御部326からの読み出しイネーブル信号に応じて、データ信号が読み出されることにより、ODUフレームの信号速度とODTUフレームの信号速度の差が吸収される。
以上説明したように、バッファメモリ322によって、ODUフレームの信号速度とODTUフレームの信号速度の差が吸収される。
ODTU信号生成部328は、生成されたODTU信号をODUインターフェース部350へ供給する。
また、本実施形態によれば、バッファメモリ314が、内部フレームの信号速度とODUフレームの信号速度の差を吸収する。また、バッファメモリ322が、ODUフレームの信号速度とODTUフレームの信号速度の差を吸収する。そのため、クロスコネクトが行われた内部フレームに基づいて、ODTUフレームを生成することができる。
上述した第1の実施形態では、内部フレーム終端部312から供給されたデータに基づいて、ODU信号生成部320がODU信号を生成した後に、ODU信号に基づいてODTU信号生成部328がODTU信号を生成する。本実施形態のODTUフレーム生成部310は、内部フレーム終端部312から供給されたデータに基づいて、直接ODTU信号を生成する。
本実施形態の伝送装置は、ODTUフレーム生成部310の構成が第1の実施形態とは異なり、その他の構成は、第1の実施形態の伝送装置の構成と同様である。
ここで、nはCIFで表現されるデータ量を示す単位であり、ビット単位の場合はn=1、バイト単位の場合はn=8である。
例えば、内部フレームのペイロード領域がODTU4.tsに相当し、ODUインターフェース部350へ出力するフレームがODU2である場合、変換定数αは237/227となる。また、内部フレームのペイロード領域がODTU4.tsに相当し、ODUインターフェース部350へ出力するフレームがODU4である場合、変換定数αは1となる。変換定数αは、内部フレームと出力フレームとの信号速度の比と関連付けられる定数である。
演算部330は、制御部326、及び、ODTU信号生成部328へ、第2スタッフ情報を供給する。
具体的には、制御部326からの読み出しイネーブル信号に応じて、データが読み出されることにより、内部フレームの信号速度とODTUフレームの信号速度の差が吸収される。
その結果、本実施形態によれば、第1の実施形態で用いられたクロックリカバリ部や周波数比較部を削減することができる。また、本実施形態によれば、第1の実施形態で2つ用いられたバッファメモリを1つ削減することができる。これにより、本実施形態によれば、第1の実施形態と比較して回路が単純化され、消費電力の低減や信号遅延の抑制が可能となる。
上述した実施形態では、伝送装置が、クロスコネクトされた内部フレームから、ODTU信号を介してGMP方式でODUk信号を生成する例について説明したが、内部フレームからODUk信号を生成する方式はGMP方式に限定されるものではない。本実施形態では、伝送装置が、クロスコネクトされた内部フレームから、ODTU信号を介してAMP(Asynchronous Mapping Procedure)方式でODUk信号を生成する例について説明する。
本実施形態の伝送装置は、ODTUフレーム生成部310の構成が第2の実施形態とは異なり、その他の構成は、第2の実施形態の伝送装置の構成と同様である。
本実施形態における上記式(2)の変換定数αは、以下の表2、表3に示される。
演算部330は、制御部326、及び、オーバーヘッド生成部332へ、第2スタッフ情報を供給する。
オーバーヘッド生成部332が生成したオーバーヘッド(JC OH)は、ODTU信号生成部328へ供給される。
なお、本発明は、以下の付記に記載されるように構成することができる。
フレーム内に含まれるスタッフの量を調整することで、第1フレームのフレームデータを、第1フレームとは信号速度が異なる第2フレームに収容する伝送装置であって、
第1フレームのフレームデータを記憶する記憶部と、
第1フレーム内に含まれるスタッフの量を示す第1スタッフ情報に基づいて、前記記憶部に第1フレームのフレームデータを書き込むタイミングを制御する第1制御部と、
第1フレームと第2フレームとの信号速度の比に基づいて、第2フレーム内に含まれるべきスタッフの量を示す第2スタッフ情報を求める演算部と、
第2スタッフ情報に基づいて、前記記憶部に記憶された第1フレームのフレームデータを読み出すタイミングを制御する第2制御部と、
を備えることを特徴とする伝送装置。
第2スタッフ情報に基づいて、第1フレームのオーバーヘッドとはオーバーヘッド長が異なる第2フレームのオーバーヘッドを生成するオーバーヘッド生成部を有する、付記1に記載の伝送装置。
フレーム内に含まれるスタッフの量を調整することで、第1フレームのフレームデータを、第1フレームとは信号速度が異なる第2フレームに収容する信号伝送方法であって、
第1フレームのフレームデータを記憶する記憶工程と、
第1フレーム内に含まれるスタッフの量を示す第1スタッフ情報に基づいて、前記記憶工程において、第1フレームのフレームデータを書き込む工程と、
第1フレームと第2フレームとの信号速度の比に基づいて、第2フレーム内に含まれるべきスタッフの量を示す第2スタッフ情報を求める工程と、
第2スタッフ情報に基づいて、前記記憶工程において記憶された第1フレームのフレームデータを読み出す工程と、
を有することを特徴とする信号伝送方法。
第2スタッフ情報に基づいて、第1フレームのオーバーヘッドとはオーバーヘッド長が異なる第2フレームのオーバーヘッドを生成する工程を有する、付記3に記載の信号伝送方法。
110 OTUkインターフェース部
120 ODUインターフェース部
130 内部フレーム生成部
200 クロスコネクト部
300 イーグレス部
310 ODTUフレーム生成部
312 内部フレーム終端部
314 バッファメモリ
316 制御部
318 クロックリカバリ部
320 ODU信号生成部
322 バッファメモリ
324 周波数比較部
326 制御部
328 ODTU信号生成部
330 演算部
332 オーバーヘッド生成部
350 ODUインターフェース部
360 OTUkインターフェース部
400 システムクロック
Claims (4)
- フレーム内に含まれるスタッフの量を調整することで、第1フレームのフレームデータを、第1フレームとは信号速度が異なる第2フレームに収容する伝送装置であって、
第1フレームのフレームデータを記憶する記憶部と、
第1フレーム内に含まれるスタッフの量を示す第1スタッフ情報に基づいて、前記記憶部に第1フレームのフレームデータを書き込むタイミングを制御する第1制御部と、
第1フレームと第2フレームとの信号速度の比に基づいて、第2フレーム内に含まれるべきスタッフの量を示す第2スタッフ情報を求める演算部と、
第2スタッフ情報に基づいて、前記記憶部に記憶された第1フレームのフレームデータを読み出すタイミングを制御する第2制御部と、
を備えることを特徴とする伝送装置。 - 第2スタッフ情報に基づいて、第1フレームのオーバーヘッドとはオーバーヘッド長が異なる第2フレームのオーバーヘッドを生成するオーバーヘッド生成部を有する、請求項1に記載の伝送装置。
- フレーム内に含まれるスタッフの量を調整することで、第1フレームのフレームデータを、第1フレームとは信号速度が異なる第2フレームに収容する信号伝送方法であって、
第1フレームのフレームデータを記憶する記憶工程と、
第1フレーム内に含まれるスタッフの量を示す第1スタッフ情報に基づいて、前記記憶工程において、第1フレームのフレームデータを書き込む工程と、
第1フレームと第2フレームとの信号速度の比に基づいて、第2フレーム内に含まれるべきスタッフの量を示す第2スタッフ情報を求める工程と、
第2スタッフ情報に基づいて、前記記憶工程において記憶された第1フレームのフレームデータを読み出す工程と、
を有することを特徴とする信号伝送方法。 - 第2スタッフ情報に基づいて、第1フレームのオーバーヘッドとはオーバーヘッド長が異なる第2フレームのオーバーヘッドを生成する工程を有する、請求項3に記載の信号伝送方法。
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