JP5423285B2 - カメラ - Google Patents

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本発明は、撮影画像を合成する合成手段を備えたカメラに関するものである。
従来、この種のカメラとしては、例えば、特許文献1に開示されたデジタルカメラがある。このデジタルカメラには多重撮影装置が備えられている。多重撮影装置は、撮像装置によって新たに撮影された画像を記録手段に既に記録された画像信号と合成する複数種類の演算回路から構成されている。撮影者は、用途毎に適切な種類の演算回路を選択することにより、多様な多重撮影を行える。
特開平11−225308号公報
しかしながら、上記従来のデジタルカメラは、多様な多重撮影を可能とするために、上記のように、用途毎に演算回路を複数種類設けなければならなかった。このため、上記従来のデジタルカメラは、簡単な回路構成で多重撮影を行うことができなかった。
願の請求項1に係る発明におけるカメラは、撮影領域の所定領域を隠すマスクパターンを記するマスクパターン記憶手段と、前記マスクパターン記憶手段に記憶された前記マスクパターンによって隠されない領域を撮影し、第1動画を生成する第1動画生成手段と、前記第1動画において前記マスクパターンによって隠される領域を前記第1動画とは異なるタイミングで撮影し、第2動画を生成する第2動画生成手段と、動画を撮影しているときに、前記マスクパターンが前記所定領域を隠す条件を変更するマスク条件変更手段と、前記第1動画生成手段及び前記第2動画生成手段によって生成された前記第1動画及び前記第2動画に基づいて第3動画を合成する合成手段と、前記合成手段によって合成された前記第3動画を記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、マスクパターン記憶手段に記憶されている複数種類のマスクパターンを用いて、各撮影領域が撮影手段によって撮影され、各撮影画像が合成手段によって合成される。このため、マスクパターン記憶手段に記憶されているマスクパターンの種類に応じて多様な撮影画像の合成を行うことができる。従って、従来のように複数の演算回路を備えることなく、マスクパターン記憶手段だけを備えるという簡単な回路構成で、多様な撮影画像の合成を行えるカメラが提供される。
この構成によれば、選択手段によって選択されたマスクパターンによって隠される所定範囲の撮影領域と、これに隣接する隠されない撮影領域との境界位置は、境界変更手段によって変更される。このため、予めマスクパターン記憶手段に記憶されたマスクパターンに限られることなく、多様なマスクパターンで撮影が行える。
この構成によれば、マスクパターンによって隠されていた撮影領域の境界位置が、境界位置記憶手段によって記憶されたタイミングで、境界位置記憶手段によって記憶された境界位置に変更される。このため、動画撮影において撮影領域の境界位置が変更されても、撮影手段によってその変更タイミングが変更タイミング記憶手段から読み出されることで、合成範囲が適切なタイミングで切り換えられ、撮影者の要望に応じて多様な動画を作成することができる。
この構成によれば、透過率変更手段によってマスクパターンによって隠される撮影領域の透過率が変更されると、マスクパターンによって隠される撮影領域の撮影画像は透過率に応じて残存する。このため、合成手段により、マスクパターンによって隠されないで撮影された同じ撮影領域の撮影画像と合成されると、マスクパターンによって隠されない撮影画像に透過率に応じて残存した撮影画像が合成されるので、興趣の高い多重撮影画像が生成される。
この構成によれば、登録手段により、撮影者が作成したマスクパターンをマスクパターン記憶手段に記録させることができる。このため、撮影者の意図に合った撮影画像の合成を行わせることを可能としたカメラを提供することができる。
本発明によれば、上記のように、マスクパターン記憶手段だけを備えるという簡単な回路構成で、多様な撮影画像の合成を行えるカメラを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態によるデジタルカメラの背面図である。 図1に示すデジタルカメラの電気回路構成の概略を示すブロック図である。 図1に示すデジタルカメラの不揮発性メモリに記憶されたマスクパターンを示す図である。 図1に示すデジタルカメラのCPUによって行われる多重動画作成処理の概略を示すフローチャートである。 図4に示した多重動画作成処理における各領域を示し、(a)は1回目撮影におけるマスク領域、(b)は2回目撮影におけるマスク領域、(c)は1回目と2回目との各撮影データの合成領域を示した図である。 本発明の第2の実施の形態によるデジタルカメラのCPUによって行われる多重動画作成処理の概略を示すフローチャートである。
次に、本発明によるカメラをデジタルカメラに適用した場合の第1の実施の形態について説明する。
図1は、この第1の実施の形態によるデジタルカメラ1の背面図である。
デジタルカメラ1の筐体1aの上部には、被写体を撮影する際に操作されるレリーズボタン2が設けられている。レリーズボタン2は、半押しされるとオートフォーカス(Auto Focus)機能を作動させ、全押しされると予め設定されたシャッター速度でシャッターを開かせ、被写体像を所定時間露光させて被写体の撮影を行わせる。筐体1aの背面にはモニタ3が設けられている。モニタ3は、TFT(Thin Film Transistor)液晶からなる。
モニタ3の右側には、ズームボタン4、および十字ボタン5が配置されている。ズームボタン4は、モニタ3に表示される撮影画像を拡大、縮小表示させる際などに操作される。十字ボタン5は、上下方向および左右方向といった操作方向を検出する方向キーからなり、デジタルカメラ1の各種設定を行うメニュー画面において、種々の設定項目の中から所望の設定項目を選択する際などに操作される。十字ボタン5の内側には決定ボタン6が設けられている。決定ボタン6は、十字ボタン5の操作によって選択された所望の設定項目を決定する際などに操作される。
図2は、図1に示すデジタルカメラ1の電気回路構成の概略を示すブロック図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付して説明する。
デジタルカメラ1は、CPU(Central Processing Unit)11、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などで構成される不揮発性メモリ12、およびRAM(Random Access Memory)などで構成されるバッファメモリ13を備えている。不揮発性メモリ12には、CPU11が種々の制御を行う際に参照される制御プログラムなどが格納されている。CPU11は、不揮発性メモリ12に格納されている制御プログラムに従い、バッファメモリ13を一時記憶作業領域として回路各部の制御を行い、デジタルカメラ1の種々の装置機能を作動させる。
被写体からの光は、光学系を構成するレンズ14を介してデジタルカメラ1内に取り込まれる。デジタルカメラ1内に取り込まれた被写体光は、撮像部15の撮像面15a上に被写体像を投影する。撮像部15は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなり、撮像部15の撮像面15a上に結像した被写体像は、アナログの撮像信号に変換される。変換された撮像信号は、A/D変換部16においてデジタル信号に変換される。画像処理部17は、A/D変換部16でデジタル信号に変換された撮像信号をバス18を介して取得し、取得した撮像信号に対して、ホワイトバランス処理やガンマ補正などの画像処理を行い、撮影された画像の画像データを生成する。画像処理部17によって生成された画像データは、CPU11により、圧縮処理が施されてバッファメモリ13に格納されると共に、I/F部19を介して、図示しないスロットに着脱されるメモリカード20に記録される。
CPU11には、上述したレリーズボタン2、ズームボタン4、十字ボタン5および決定ボタン6などが操作部7として接続されている。撮影者により操作部7を構成するレリーズボタン2が操作されると、撮像部15に被写体光が露光されて、被写体像の撮像信号が生成される。上述したモニタ3には、撮像部15の撮像面15aで撮像される被写体像がスルー画像として表示され、撮影者はこのスルー画像で構図を確認する。
本実施形態では、不揮発性メモリ12は、マスクパターン記憶手段を構成しており、撮像部15によって被写体を撮影する撮影領域の所定範囲を隠すマスクパターンを複数種類記憶している。マスクパターンの種類としては、例えば、図3(a)〜(d)に示すマスクパターンがある。これらマスクパターンは、デジタルカメラ1の撮影モードが多重撮影モードに設定されると、CPU11によってモニタ3に表示される。撮影に用いられるマスクパターンは、撮影者が十字ボタン5を操作してモニタ3に表示されたマスクパターンの中から任意のマスクパターンを1つ選択し、決定ボタン6を操作することにより決定される。モニタ3、十字ボタン5、決定ボタン6およびCPU11は、不揮発性メモリ12に記憶された複数種類のマスクパターンの中から任意のマスクパターンを選択する選択手段を構成している。
同図(a)は左右マスク、同図(b)は境界がグラデーションに設定された左右マスク、同図(c)は上下マスク、同図(d)は中央部マスクを示す。各マスクパターンにおける白で表された領域Aは、撮影領域がマスクされないで1回目に撮影される領域を示している。一方、黒で表された領域Bは、撮影領域がマスクされて1回目の撮影で隠され、2回目に撮影される領域を示している。また、同図(b)の白と黒のグラデーションで表された領域Cは、黒から白くなるに連れてマスクの透過率が高くなり、マスクによって隠される撮影画像の割合が低下していってぼかされる境界領域を示している。領域Cにおけるマスクの透過率は、メニュー画面において、撮影者が任意に設定可能とするように構成してもよい。
画像処理部17は、多重撮影モードが設定されている場合、撮像部15により撮影される画像の画像データを生成する際に、撮影者によって選択されたマスクパターンによって隠されずに1回目に撮影される領域Aの撮影画像を、2回目に撮影される領域Bの撮影画像と合成する。CPU11、撮像部15および画像処理部17は、選択手段によって選択されたマスクパターンによって1回目の撮影で隠されない領域Aおよび2回目の撮影で隠されない領域Bの各撮影領域を撮影する撮影手段を構成している。また、画像処理部17は、合成手段を構成しており、撮影手段によって撮影されたマスクパターンによって隠されない各撮影領域AおよびBの撮影画像を合成する。合成された撮影画像は、CPU11により、I/F部19を介してメモリカード20に記録される。CPU11は、合成された撮影画像を記録する記録手段を構成している。
図4は、デジタルカメラ1のCPU11によって行われる多重動画作成処理の概略を示すフローチャートである。
CPU11は、S1において、デジタルカメラ1の撮影モードとしてマスク付き多重撮影モードがメニュー画面などで設定されているか否かを判別する。この判別が“No”である場合、多重動画作成処理は終了する。一方、マスク付き多重撮影モードが設定されていてS1の判別が“Yes”である場合、CPU11は、S2において、図3に示す複数のマスクパターンをモニタ3に表示させて、撮影者にいずれかのマスクパターンを選択させる。続いて、CPU11は、マスクパターンが選択されると、S3において、選択されたマスクパターンに対応したマスク領域をモニタ3のスルー画上に表示させるマスクパターン表示1処理を行う。例えば、図3(a)に示すマスクパターンが選択されると、CPU11は、図5(a)に示すように、モニタ3に、左側半分のマスクされない領域Aを表示すると共に、斜線が描かれた右側半分のマスクされる領域Bを表示する。続いて、CPU11は、S4において、レリーズボタン2が全押しされて、1回目の動画撮影が開始されたか否かを判別する。この判別が“No”である場合、CPU11は、レリーズボタン2が全押しされるまでS4の判別処理を繰り返す。一方、CPU11は、レリーズボタン2が全押しされたことをS4で検出すると、S5において、1回目の動画撮影を開始する。この動画撮影では、左側半分のマスクされない領域Aにおける動画が撮影される。続いて、S6において、CPU11は、レリーズボタン2が再度全押しされて、1回目の動画撮影が終了したか否かを判別する。この判別が“No”である場合、CPU11は、処理をS5へ戻し、動画撮影を継続する。一方、レリーズボタン2が全押しされたことが検出されてS6の判別が“Yes”となり、1回目の動画撮影が終了すると、CPU11は、S7において、1回目の撮影データをメモリーカード20に保存する。
次に、CPU11は、S8において、1回目の動画撮影でマスクされた領域Bとマスクされなかった領域Aとを反転させて、図5(b)に示すような、斜線が描かれた左側半分のマスクされる領域Aと、右側半分のマスクされない領域Bとをモニタ3のスルー画上に表示させるマスクパターン表示2処理を行う。続いて、CPU11は、S9において、レリーズボタン2が全押しされたか否かを判別し、2回目の動画撮影が開始されたか否かを判別する。この判別が“No”である場合、CPU11は、レリーズボタン2が全押しされるまでS9の判別処理を繰り返す。一方、CPU11は、レリーズボタン2が全押しされたことをS9で検出すると、S10において、2回目の動画撮影を開始する。この動画撮影では、右側半分のマスクされない領域Bにおける動画が撮影される。続いて、S11において、CPU11は、レリーズボタン2が再度全押しされて、2回目の動画撮影が終了したか否かを判別する。この判別が“No”である場合、CPU11は、処理をS10へ戻し、動画撮影を継続する。一方、レリーズボタン2が全押しされたことが検出されてS11の判別が“Yes”となり、2回目の動画撮影が終了すると、CPU11は、S12において、メモリーカード20から1回目の撮影データを読み出し、読み出した1回目の領域Aの撮影データと2回目の領域Bの撮影データとを合成する多重動画作成処理を画像処理部17において行わせる。S12おいて、多重動画作成処理が完了すると、図5(c)に示すような動画の合成撮影画像が完成する。CPU11は、完成した合成撮影画像をメモリーカード20に保存し、多重動画作成処理を終了する。
このような本実施形態によるデジタルカメラ1によれば、上述したように、不揮発性メモリ12に記憶されている図3で例示した複数種類のマスクパターンを用いて、各撮影領域A,Bが図4,S5およびS10の処理で撮影手段によって撮影され、各撮影画像が図4,S12の処理で画像処理部17によって合成される。このため、不揮発性メモリ12に記憶されているマスクパターンの種類に応じて多様な撮影画像の合成を行うことができる。従って、従来のように複数の演算回路を備えることなく、複数種類のマスクパターンを記憶した不揮発性メモリ12だけを備えるという簡単な回路構成で、多様な撮影画像の合成を行えるデジタルカメラ1が提供される。また、デジタルカメラ1以外の機器、例えば、PC(パーソナル・コンピュータ)を使用せずに、デジタルカメラ1だけで撮影画像を合成することができる。従って、撮影画像の合成が手軽に行える。
なお、本実施形態では、図4,S11において2回目の動画を撮影し終えてから、S12で多重動画作成処理を行う場合について説明したが、S10において、2回目の動画の撮影時に同時に多重動画作成処理を行ってもよい。
また、S10の2回目の動画撮影の際、左側半分のマスクされる領域Aに、1回目の撮影結果をうっすらと表示させながら、撮影するようにしてもよい。
また、マスクパターンによってマスクされる斜線で示される領域は、黒画像で全く見えなくするのではなく、ある程度透けて見えるようにしてもよい。また、マスクされる斜線で示される領域は表示せずに、境界線だけを表示させるようにしてもよい。
また、S7の1回目の撮影データの保存は、カメラ内蔵のバッファメモリ13などに記憶容量の余裕があれば、メモリカード20でなくてバッファメモリ13に保存するようにしてもよい。また、S7の1回目の撮影データの保存は、マスクされる領域Bの撮影データを黒画像として保存したり、全撮影領域を保存する。全撮影領域を保存した場合には、S12の多重動画作成処理で、S10で得られた2回目の撮影データが所定のマスクパターンで重ね合わされて、合成画像が生成される。
次に、本発明によるカメラをデジタルカメラに適用した第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態によるデジタルカメラは、撮影済みの2つの動画像データを使用して、後処理により多重動画作成処理を行う点が上記の第1の実施の形態によるデジタルカメラ1と相違し、その他の構成は上記の第1の実施の形態と同一である。従って、電気回路構成は、図2に示される構成と同じであり、同図に付されている符号を用いて説明する。
図6は、第2の実施の形態によるデジタルカメラ1のCPU11によって行われる多重動画作成処理の概略を示すフローチャートである。
この多重動画作成処理では、CPU11は、S21において、デジタルカメラ1のメニュー画面などで、マスク付き多重編集モードが設定されたか否かを判別する。この判別が“No”である場合、多重動画作成処理は終了する。マスク付き多重編集モードが設定されていてS21の判別が“Yes”である場合、CPU11は、S22において、図3に示すマスクパターンをモニタ3に表示させて撮影者にマスクパターンを選択させる。続いて、CPU11は、メモリーカード20を参照し、メモリーカード20に記録されている複数の動画像データの一覧をモニタ3に表示させ、S23において、合成させる1つ目の動画像データを十字ボタン5および決定ボタン6を用いて編集者に選択させる撮影データ1選択処理を行う。続いて、S24においてもS23と同様に、合成させる2つ目の動画像データを編集者に選択させる撮影データ2選択処理を行う。
次に、S25において、CPU11は、モニタ3に、編集者が選択した撮影データ同士を合成する多重動画作成処理を実行するか否かを確認する画面を表示させる。編集者が多重動画作成処理の実行を選択せず、S25の判別が“No”である場合、多重動画作成処理は終了する。一方、編集者が多重動画作成処理の実行を選択し、S25の判別が“Yes”である場合、CPU11は、S26において、S23で選択された1つ目の動画像データとS24で選択された2つ目の動画像データとを合成する多重動画作成処理を画像処理部17に実行させる。この処理では、S23で選択された1つ目の動画像データのうち、S22で選択されたマスクパターンによって隠されない領域Aのデータと、S24で選択された2つ目の動画像データのうち、S22で選択されたマスクパターンによって隠される領域Bのデータとが合成される。S26おいて、多重動画作成処理が完了すると、CPU11は、完成した合成撮影画像をメモリーカード20に保存し、多重動画作成処理を終了する。
このような本実施形態によるデジタルカメラ1によっても、不揮発性メモリ12に記憶されている図3で例示した複数種類のマスクパターンを用いて、メモリーカード20に記録されている撮影画像同士の合成を所望の態様で行うことができる。従って、本実施形態によるデジタルカメラ1によっても、上述した第1の実施形態と同様な作用効果が奏され、不揮発性メモリ12だけを備えるという簡単な回路構成で、多様な撮影画像の合成を行えるデジタルカメラ1が提供される。
なお、上述した第2の実施の形態において、選択された1つ目の動画像データと2つ目の動画像データとで撮影時間の長さが異なる場合には、短い撮影時間の方の動画像データに合わせて合成画像が生成される。この場合、短い動画像データに合わせて合成を開始させる時間や合成を終了させる時間は、編集者が任意に決められるように構成することができる。
また、上記の各実施形態では、不揮発性メモリ12に記憶されている図3で例示したマスクパターンによって区分される領域に従って合成画像を生成する場合について説明したが、本発明はこれに限られることはない。
例えば、デジタルカメラ1に、選択手段によって選択されたマスクパターンによって隠される所定範囲の撮影領域Bとこれに隣接する隠されない撮影領域Aとの境界位置を変更する、十字ボタン5、決定ボタン6およびCPU11によって構成される境界変更手段と、境界変更手段によって変更された境界位置を記憶する、バッファメモリ13などによって構成される境界位置記憶手段とを備えるようにしてもよい。この場合、CPU11、撮像部15および画像処理部17から構成される撮影手段は、境界変更手段により変更された境界位置を有するマスクパターンによって隠されない撮影領域Aと、境界位置記憶手段によって記憶された境界位置によって区分されてマスクパターンによって隠されていた撮影領域Bとを撮影する。画像処理部17から構成される合成手段は、撮影手段によって撮影されたマスクパターンによって隠されない撮影領域Aと、マスクパターンによって隠されていた撮影領域Bとの各撮影画像を合成する。
このような構成において、例えば、図4のS3において、選択されたマスクパターンがモニタ3のスルー画上に表示されている際に、撮影者が十字ボタン5を操作することで境界位置を変更し、決定ボタン6で決定することができ、変更された境界位置はバッファメモリ13に記憶される。CPU11は、同図のS5で、境界位置を変更した領域Aについて1回目の撮影を行った後、バッファメモリ13に記憶され境界位置を基にマスクする領域を反転させ、同図のS10で、境界位置を変更した領域Bについて2回目の撮影を行い、同図のS12で、撮影画像を合成する処理を行う。
このような構成によるデジタルカメラ1によれば、上記のように、選択手段によって選択されたマスクパターンによって隠される所定範囲の撮影領域Bと、これに隣接する隠されない撮影領域Aとの境界位置は、境界変更手段によって変更される。このため、予め不揮発性メモリ12に記憶されたマスクパターンに限られることなく、多様なマスクパターンで撮影が行える。
また、境界変更手段を備えた上記構成のデジタルカメラ1に、境界変更手段によって境界位置が変更されたタイミングを記憶する、バッファメモリ13などによって構成される変更タイミング記憶手段を備えるようにしてもよい。この場合、撮影手段は、2回目の撮影時に、1回目の撮影でマスクパターンによって隠されていた撮影領域Bの境界位置を、変更タイミング記憶手段によって記憶されたタイミングで、境界位置記憶手段によって記憶された境界位置に変更して、1回目の撮影でマスクパターンによって隠されていた撮影領域Bを撮影する。
このような構成においては、例えば、図4のS5において、撮影者が十字ボタン5を操作して境界位置を変更したタイミングがバッファメモリ13に記憶される。その後、同図のS10において、バッファメモリ13に記憶されたタイミングで境界位置が変更されて2回目の撮影が行われる。
本構成によるデジタルカメラ1によれば、1回目の撮影でマスクパターンによって隠されていた撮影領域Bの境界位置が、2回目の撮影が行われるときに、変更タイミング記憶手段に記憶されたタイミングで、境界位置記憶手段に記憶された境界位置に変更される。このため、動画撮影において撮影領域の境界位置が変更されても、撮影手段によってその変更タイミングが変更タイミング記憶手段から読み出されることで、合成範囲が適切なタイミングで切り換えられ、撮影者の要望に応じて多様な動画を作成することができる。
また、上記の各実施形態によるデジタルカメラ1に、マスクパターンによって隠される撮影領域における撮影画像の透過率を変更する、十字ボタン5、決定ボタン6およびCPU11によって構成される透過率変更手段を備える構成にしてもよい。
このような構成においては、例えば、図4のS3において、選択されたマスクパターンがモニタ3のスルー画上に表示されている際に、撮影者が十字ボタン5を操作することで透過率を変更し、決定ボタン6で決定することができる。
本構成によるデジタルカメラ1によれば、透過率変更手段によってマスクパターンによって隠される撮影領域Bの透過率が変更されると、マスクパターンによって隠される撮影領域Bの撮影画像は変更された透過率に応じて残存する。このため、合成手段により、マスクパターンによって隠されないで2回目に撮影された同じ撮影領域Bの撮影画像と合成されると、マスクパターンによって隠されない撮影画像に透過率に応じて残存した撮影画像が合成されるので、興趣の高い多重撮影画像が生成される。なお、透過率の変更タイミングは、図4のS3等の撮影前に設定されるものに限られることはなく、同図のS5,S10等の撮影中に透過率を変更できるようにしてもよい。
また、上記の各実施形態によるデジタルカメラ1に、撮影者が任意のマスクパターンをマスクパターン記憶手段に記録させられる、CPU11によって構成される登録手段を備える構成にしてもよい。
このような構成においては、例えば、画面がタッチパネルで形成されるモニタ3に撮影者がタッチして描いてバッファメモリ13に記録させた任意のマスクパターン、または、撮影者が紙等に描いてデジタルカメラ1で撮影してメモリーカード20に記憶させた任意のマスクパターンなどを、CPU11によって不揮発性メモリ12に記憶させることができる。また、境界位置が撮影中に変動するマスクパターンを予め作成し、不揮発性メモリ12に記憶させることもできる。
本構成によるデジタルカメラ1によれば、登録手段により、撮影者が作成したマスクパターンをマスクパターン記憶手段に記録させることができる。このため、撮影者の意図に合った撮影画像の合成を行わせることを可能としたカメラを提供することができる。
また、上記の各実施形態では、撮影画像が動画像である場合について説明したが、撮影画像は動画像に限られることはなく、静止画像であってもよい。この構成においても、上各記実施形態と同様の作用効果が奏される。
また、上記の各実施形態では、先に撮影した撮影画像と後に撮影した撮影画像とを合成する場合、すなわち2回の多重撮影を実施した場合について説明したが、本発明はこれに限られることはない。例えば、マスクパターンに境界位置を2箇所以上設け、マスクする領域を3回以上変更して3回以上の多重撮影を実施するような構成にしてもよい。この構成においても、上記各実施形態と同様の作用効果が奏される。
上記の各実施形態においては、本発明によるカメラをデジタルカメラに適用した場合について説明したが、ビデオカメラや携帯電話機に搭載されたカメラなどに、本発明を適用することも可能である。このようなカメラに本発明を適用した場合においても、上記の各実施形態と同様の作用効果が奏される。
1…デジタルカメラ、3…モニタ、11…CPU、不揮発性メモリ12、バッファメモリ13、15…撮像部、16…A/D変換部、17…画像処理部、20…メモリカード

Claims (5)

  1. 撮影領域の所定領域を隠すマスクパターンを記するマスクパターン記憶手段と、
    前記マスクパターン記憶手段に記憶された前記マスクパターンによって隠されない領域を撮影し、第1動画を生成する第1動画生成手段と、
    前記第1動画において前記マスクパターンによって隠される領域を前記第1動画とは異なるタイミングで撮影し、第2動画を生成する第2動画生成手段と、
    動画を撮影しているときに、前記マスクパターンが前記所定領域を隠す条件を変更するマスク条件変更手段と、
    前記第1動画生成手段及び前記第2動画生成手段によって生成された前記第1動画及び前記第2動画に基づいて第3動画を合成する合成手段と、
    前記合成手段によって合成された前記第3動画を記録する記録手段とを備えること
    を特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記マスクパターンが前記所定領域を隠す条件は、前記所定領域における前記マスクパターンの透過率を変更する条件であること
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記マスクパターンが前記所定領域を隠す条件は、前記所定領域の面積を変更する条件であること
    ことを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカメラにおいて、
    ユーザにより作成された任意のマスクパターンを前記マスクパターン記憶手段に登録する登録手段を備えること
    を特徴とするカメラ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のカメラにおいて、
    前記第3動画の撮影時間は、前記第1動画と前記第2動画との内で短い撮影時間の動画における撮影時間であること
    を特徴とするカメラ。
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