JP5423248B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、電子写真方式のプリンタや複写機等の画像形成装置においては、画像データに基づいて感光体ドラム上にトナー像を現像し、そのトナー像を用紙等の記録媒体上に転写して、定着部(定着器)において熱定着することで、当該記録媒体上に画像を形成している。
定着部において加圧ローラが高温の状態からプリント(画像形成)を開始すると、用紙の進入によって奪われた定着ローラの熱がローラ2周目までに回復することができず、ローラ1周目と2周目の温度差(定着ローラの表面温度の温度差)ができる。この温度差により、定着画像、特にベタ画像において光沢段差が発生する。
具体的に、加圧部材(加圧ローラや加圧ベルト)が冷えた状態で定着ローラを回転させると、定着ローラから加圧ローラへの熱の移動が発生する。この熱の移動による定着ローラの温度低下を防ぐため、熱の供給(ヒータON)が開始される。熱が供給されている状態で用紙を通紙した場合、用紙が定着ローラから熱を奪うがその分の熱を供給する余力があるため、定着ローラ自体にそれほど温度差が発生しない。一方、加圧部材が十分熱を持った状態で定着ローラを回転させると、定着ローラから加圧ローラへの熱の移動はほとんど発生せず、用紙を通紙した時点で定着ローラの熱が奪われることとなる。このとき、定着ローラには熱の供給余力がないため、定着ローラ1周目で奪われた熱を2周目までに回復できず温度差が発生する。
この不具合を改善する対策として、冷却ファン等を使用して、アイドリング中の加圧部材の温度を低く保ち、通紙前に予備回転を行うことで通紙直前の加熱部材(定着ローラや定着ベルト)の熱を奪う、外部加熱ヒータを用いて加熱部材の熱の低下を抑える、加圧部材を冷却ファンで冷やす等の技術が開示されている。
また、加圧ローラや転写材の情報に基づいて、予備加熱手段で通紙前に用紙を加熱する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−17495号公報
しかし、これらの技術では、冷却ファン、外部加熱ヒータ、予備加熱手段等の機能部を新たに設置する必要があり、画像形成装置が大型になってしまう。また、これらの機能部を作動させるために必要な電気代等のコストが余分にかかってしまう。
本発明は、上述したような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、より簡易な構成で、光沢段差の発生を防ぐ画像形成装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
記録媒体上のトナー像を当該記録媒体に定着させるための定着部を備えた画像形成装置であって、
前記定着部への前記記録媒体の進入を検知する検知手段と、
前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知された直後に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より大きくし、前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知されてから二回転目に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より小さくするとともに、二回転目の途中から前記定着ローラの回転速度を徐々に大きくしてプロセス速度と同じ大きさにする制御手段と、
を備える。
請求項2に記載のプログラムは、
記録媒体上のトナー像を当該記録媒体に定着させるための定着部を備えたコンピュータを、
前記定着部への前記記録媒体の進入を検知する検知手段、
前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知された直後に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より大きくし、前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知されてから二回転目に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より小さくするとともに、二回転目の途中から前記定着ローラの回転速度を徐々に大きくしてプロセス速度と同じ大きさにする制御手段、
として機能させる。
請求項1、に記載の発明によれば、制御手段は、検知手段により定着部への記録媒体の進入が検知された直後に定着ローラの回転速度をプロセス速度より大きくし、検知手段により定着部への記録媒体の進入が検知されてから二回転目に定着ローラの回転速度をプロセス速度より小さくするとともに、二回転目の途中から定着ローラの回転速度を徐々に大きくしてプロセス速度と同じ大きさにする。
このように、定着ローラの一回転目の回転速度をプロセス速度より大きくすることで記録媒体に奪われる熱量を少なくすることができる。また、定着ローラの二回転目の回転速度をプロセス速度より小さくすることで記録媒体に熱量を多く与えることができる。そのため、一回転目で奪われた熱量低下分を補填することができる。よって、より簡易な構成で、光沢段差の発生を防ぐ画像形成装置を提供することができる。
本実施の形態における画像形成装置の機能構成例について示した図である。 定着部の機能構成例について示した図である。 制御部の機能構成例について示したブロック図である。 定着ローラ速度制御処理を示すフローチャート図である。 定着ローラの速度制御の様子を示すグラフである。 定着ローラ速度制御処理の変形例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の画像形成装置の実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
[画像形成装置の構成]
まず、構成を説明する。図1に、本実施の形態における画像形成装置1の機能構成例を示す。図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、画像形成部20、電源部30、制御部40、搬送部90を備えて構成される。
画像読取部10は、自動原稿給紙装置11、原稿画像走査装置12等から構成されている。自動原稿給紙装置11は、原稿台に載置された原稿dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12の方へ送り出し、原稿画像走査装置12は搬送された原稿dを光走査し、センサCCDにより光電変換して原稿画像を読み取る。
画像読取部10により読み取られた原稿画像(アナログ画像信号)は、後述する制御部40に出力され、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング補正、画像圧縮処理等の各種画像処理が施された後、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(クロ)の各色に色分解され、出力用画像データとして画像形成部20の露光ユニット2Y、2M、2C、2Kに出力される。
なお、自動原稿給紙装置11は、原稿の両面を読み取るための搬送機構を有しており、原稿台から搬送される多数枚の原稿dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能である。読み取られた原稿画像のデータは画像形成部20内部の画像メモリに記憶され、出力時に順次出力用データとして読み出されて露光ユニット2Y、2M、2C、2Kに出力されることとなる。この機能は、複写機能により多数枚の原稿画像を複写する場合、或いはファクシミリ機能により多数枚の原稿dのデータを送信する場合等に利用する。
画像形成部20は、タンデム方式で用紙(記録媒体)に画像形成を行うものであり、Y、M、C、Kの色ごとに、主走査方向にライン状に配列した発光素子などである露光ユニット2Y、2M、2C、2K、現像ユニット3Y、3M、3C、3K、感光体ドラム4Y、4M、4C、4K、一次転写ローラ7Y、7M、7C、7K、中間転写ベルト8などを備えている。感光体ドラム4Y、4M、4C、4Kの周囲には、帯電を行う帯電部5Y、5M、5C、5K、感光体ドラム4Y、4M、4C、4K上の残存トナーを除去するクリーニング部6Y、6M、6C、6Kが設けられている。
また、画像形成部20は、中間転写ベルト8上に転写されたトナー像を用紙上に転写するための二次転写ローラ21、用紙上に転写後のトナー像を熱定着させる定着部50を備えている。中間転写ベルト8は、複数のローラにより巻回されて回動可能に支持されている。この中間転写ベルト8に面して、当該中間転写ベルト8上の残存トナーを除去するクリーニング部9が設けられている。
画像形成部20における画像形成は、後述する制御部40の制御の下、露光ユニットにより各色の感光体ドラムに静電潜像を形成し、その静電潜像へトナーを付着させたトナー像を中間転写ベルト8に形成して用紙へ転写し、その用紙上のトナー像を定着部50で熱定着して行う。
電源部30は、図示しない商用交流電源に接続され、商用交流電源から入力されたAC(交流)電源電力をDC(直流)電源電力に変換し、必要な電圧を各部にそれぞれ供給する。電源部30は制御部40からの制御命令に従って電源供給を行う。
制御部40は、各機能部の動作の制御と、各機能部間のデータ入出力の制御等を行うことで画像形成装置1を統括的に管理・制御する。例えば、制御部40は、定着部50を構成する定着ローラ52の回転速度を変化させる。
搬送部90は、搬送用のローラ機構などにより、ATS給紙機能により制御可能な用紙トレイT1〜T3に載置された用紙を搬送経路に沿って各部へ搬送し、機外の排紙トレイ91に排紙する。具体的には、搬送部90は、用紙トレイT1〜T3に載置された用紙の二次転写ローラ21への搬送、二次転写ローラ21でトナー画像を転写された後の用紙の定着部50への搬送、定着部50で熱定着された用紙の排紙トレイ91への排紙などを行う。
[定着部の構成]
図2に、定着部50の機能構成例を示す。図2に示すように、定着部50は、加熱するための発熱部54を内部に有する定着ローラ52、この定着ローラ52に圧接してニップ部Nを形成する加圧ローラ53、及び定着部50への用紙の進入を検知する検知部51から構成される。
定着ローラ52と加圧ローラ53とは、回転駆動することで用紙をニップ部Nから通過させる。用紙上のトナー像は、ニップ部Nを通過する際に加圧及び加熱されることで熱定着される。
定着ローラ52の回転速度は、制御部40によって制御される。また、定着ローラ52が回転駆動することにより、加圧ローラ53が回転駆動する。即ち、定着ローラ52の回転速度と加圧ローラ53の回転速度とは同じになる。
または、定着ローラ52と加圧ローラ53とは、それぞれが回転駆動する構成としてもよい。この場合、定着ローラ52と加圧ローラ53との回転速度は、制御部40によってそれぞれ制御される。そして、制御部40は、各ローラの回転速度を同速度として制御する。また、この場合、定着ローラ52と加圧ローラ53を総称して「定着ローラ」と称すことがある。
[制御部の構成]
図3に、制御部40の機能構成例を示す。図3に示すように、制御部40は、CPU(Central Processing Unit)41と、RAM(Random Access Memory)42と、HDD(Hard Disk Drive)43と、入力ポート44と、出力ポート45と、ドライバ46と、を備えて構成されている。
制御部40は、CPU41においてRAM42の所定領域を作業領域とし、HDD43やROM(図示せず)等の記憶部に記憶される制御プログラムやアプリケーションプログラム、各種設定データを読み込んで順次実行することで、画像形成装置1の動作を統括制御する。また、制御部40は、上述したプログラムを順次実行することで、前述した各種画像処理を行う。
HDD43には、定着ローラ速度制御プログラム431、定着ローラ速度制御データ432等が記憶されている。
入力ポート44は、画像形成装置1の各所に設置された各種センサ(例えば、検知部51)からの信号を受け取り、受信した信号をCPU41に出力するインタフェースである。
出力ポート45は、CPU41により出力された制御信号をドライバ46に出力するインタフェースである。
ドライバ46は、出力ポート45から出力された制御信号に基づいて、画像形成装置1の各所に設置された各種モータの駆動制御等を司る。
制御部40は、定着ローラ速度制御プログラム431と協働して、定着ローラ速度制御処理を行う。具体的に、制御部40は、検知部51から検知信号を受信すると、定着ローラ速度制御データ432に基づいて、定着ローラ52の回転速度を制御する(変化させる)。
[定着ローラ速度制御処理]
次に、画像形成装置1の制御部40において実行される定着ローラ速度制御処理の具体的な動作について、図4を用いて説明する。
まず、用紙が定着部50に進入すると、検知部51は、用紙の進入を検知する。検知部51は、用紙進入の検知信号を制御部40に出力(送信)する。
制御部40は、検知部51から検知信号を受信すると(ステップS1)、HDD43に記憶されている定着ローラ速度制御データ432に基づいて、定着ローラ52の回転速度を制御する(ステップS2)。以上で処理が終了する。
[定着ローラ速度制御データ]
定着ローラ速度制御データ432は、定着ローラ52の回転進行状態に対応する定着ローラ52の回転速度を示すデータである。
図5は、定着ローラ速度制御データ432をグラフで表したものである。このグラフを定着ローラ速度制御グラフと称す。
図5に示すように、定着ローラ速度制御グラフの横軸は、定着ローラ52の回転進行状態、即ち総回転数(周目)となっている。定着ローラ速度制御グラフの縦軸は、定着ローラ52の回転速度(mm/sec)となっている。
図5によれば、制御部40は、用紙の進入時から定着ローラ52の一周目の途中まで、定着ローラ52の回転速度を300mm/secとする。即ち、制御部40は、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(250mm/sec)より大きくする。そして、制御部40は、定着ローラ52の一周目の途中から、徐々に回転速度を小さくし、二周目に入る際に回転速度を200mm/secとする。そして、制御部40は、二周目の途中まで、回転速度を200mm/secとする。そして、制御部40は、二周目の途中から、徐々に回転速度を大きくし、回転速度をプロセス速度(250mm/sec)に戻す。図5における回転速度の変動幅は、100mm/secとなる。ここで、プロセス速度とは、回線速度を変化させない場合の基準となる速度(通常の速度)である。
即ち、制御部40は、検知部51により定着部50への用紙(記録媒体)の進入が検知されてから一回転目(一周目)に、定着ローラ52の回転速度を大から小へと変化させる。ここで、回転速度「大」とは、回転速度「小」に比べて大きい速度のことをいう。また、回転速度「小」とは、回転速度「大」に比べて小さい速度のことをいう。
また、制御部40は、検知部51により定着部50への用紙(記録媒体)の進入が検知された直後に定着ローラ52の回転速度を最大(300mm/sec)にし、二回転目(二周目)に定着ローラ52の回転速度を最小(200mm/sec)にする。
また、制御部40は、検知部51により定着部50への用紙(記録媒体)の進入が検知された直後に定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(250mm/sec)より大きくし、二回転目(二周目)に定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(250mm/sec)より小さくする。
また、制御部40は、検知部51により定着部50への用紙(記録媒体)の進入が検知されてから二回転目(二周目)に定着ローラ52の回転速度を徐々に大きくしてプロセス速度(250mm/sec)と同じ大きさにする。
[定着ローラ速度制御処理による効果]
定着ローラ52の回転速度が一定の場合(従来の制御)と、定着ローラ52の回転速度を制御部40が変化させる場合(本発明の技術)とで、用紙(記録媒体)に発生する光沢段差の発生レベルを下記の条件で比較した。
即ち、定着ローラ52のプロセス速度が250mm/sec、定着温度が190℃、ベルト温度が140℃(連続印刷直後)、紙斤量が128g/m2の条件で比較した。また、制御部40が変化させる定着ローラ52の回転速度の変動幅を40mm/sec、60mm/sec、80mm/secの3パターンで比較を行った。
その結果、定着ローラ52の回転速度が一定の場合は、光沢段差が発生した。また、制御部40が定着ローラ52の回転速度を制御し、その回転速度の変動幅が40mm/secである場合、光沢段差は発生した。また、制御部40が定着ローラ52の回転速度を制御し、その回転速度の変動幅が60mm/secである場合、光沢段差は軽微に発生した。また、制御部40が定着ローラ52の回転速度を制御し、その回転速度の変動幅が80mm/secである場合、光沢段差は発生しなかった。
以上、本実施形態によれば、制御部40は、検知部51から検知信号を受信すると、HDD43に記憶されている定着ローラ速度制御データ432に基づいて、検知信号を受信後から一回転目(一周目)に定着ローラ52の回転速度を大から小へと変化させる。
このように、定着ローラ52の一回転目の回転速度を大きくすることで記録媒体に奪われる熱量を少なくすることができる。また、定着ローラの二回転目の回転速度を小さくすることで記録媒体に熱量を多く与えることができる。そのため、一回転目で奪われた熱量低下分を補填することができる。よって、より簡易な構成で、光沢段差の発生を防ぐ画像形成装置を提供することができる。
[定着ローラ速度制御処理の変形例]
次に、画像形成装置1の制御部40において実行される定着ローラ速度制御処理の変形例の具体的な動作について、図6を用いて説明する。
まず、用紙が定着部50に進入すると、検知部51は、用紙の進入を検知する。検知部51は、用紙進入の検知信号を制御部40に出力(送信)する。
制御部40は、検知部51から検知信号を受信すると(ステップS101)、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(通常線速)の大きさから15%大きくした速度で制御する(ステップS102)。
制御部40は、定着ローラ52が用紙の進入時から0.5周回転するまで、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(通常線速)の大きさから15%大きくした速度で制御する(ステップS103;NO、ステップS102)。
制御部40は、定着ローラ52が用紙の進入時から0.5周回転したと判定すると(ステップS103;YES)、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(通常線速)の大きさから15%小さくした速度で制御する(ステップS104)。
制御部40は、定着ローラ52が用紙の進入時から1.2周回転するまで、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(通常線速)の大きさから15%小さくした速度で制御する(ステップS105;NO、ステップS104)。
制御部40は、定着ローラ52が用紙の進入時から1.2周回転したと判定すると(ステップS105;YES)、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度(通常線速)の大きさで制御する(ステップS106)。以上で処理が終了する。尚、本フローチャートのステップS102、ステップS104において、制御部40は、定着ローラ52の回転速度の変動幅を±15%としたが、±20%、±25%等、±15%以上の変動幅としてもよい。逆に、変動幅を±15%未満とすると、光沢段差を防ぐ効果が少なくなってしまう。
以上、本変形例によれば、制御部40は、検知部51から検知信号を受信すると、検知信号を受信後から0.5周目まで、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度の大きさから15%大きくした速度で制御する。また、制御部40は、0.5周目から1.2周目まで、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度の大きさから15%小さくした速度で制御する。そして、制御部40は、1.2周目から、定着ローラ52の回転速度をプロセス速度で制御する。
このように、定着ローラ52の一回転目の回転速度を大きくすることで記録媒体に奪われる熱量を少なくすることができる。また、定着ローラの二回転目の回転速度を小さくすることで記録媒体に熱量を多く与えることができる。そのため、一回転目で奪われた熱量低下分を補填することができる。よって、より簡易な構成で、光沢段差の発生を防ぐ画像形成装置を提供することができる。
尚、本実施形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。画像形成装置の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
また、本実施形態では、プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてHDDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記憶媒体、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を適用することが可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用可能である。
1 画像形成装置
8 中間転写ベルト
10 画像読取部
11 自動原稿給紙装置
12 画像走査装置
20 画像形成部
21 二次転写ローラ
30 電源部
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 HDD
44 入力ポート
45 出力ポート
46 ドライバ
50 定着部
51 検知部
52 定着ローラ
53 加圧ローラ
54 発熱部
90 搬送部
431 定着ローラ速度制御プログラム
432 定着ローラ速度制御データ

Claims (2)

  1. 記録媒体上のトナー像を当該記録媒体に定着させるための定着部を備えた画像形成装置であって、
    前記定着部への前記記録媒体の進入を検知する検知手段と、
    前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知された直後に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より大きくし、前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知されてから二回転目に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より小さくするとともに、二回転目の途中から前記定着ローラの回転速度を徐々に大きくしてプロセス速度と同じ大きさにする制御手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 記録媒体上のトナー像を当該記録媒体に定着させるための定着部を備えたコンピュータを、
    前記定着部への前記記録媒体の進入を検知する検知手段、
    前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知された直後に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より大きくし、前記検知手段により前記定着部への前記記録媒体の進入が検知されてから二回転目に前記定着ローラの回転速度をプロセス速度より小さくするとともに、二回転目の途中から前記定着ローラの回転速度を徐々に大きくしてプロセス速度と同じ大きさにする制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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