JP5421581B2 - プローブカードの製造方法及び治具 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体デバイスの電気的諸特性を測定するのに使用されるプローブカードの製造方法及びプローブカードの製造に用いられる治具に関する。
この種のプローブカードとしては、先端部が略L字状に折り曲げられており且つ当該先端部の先端から折り曲げ部までの長さが異なる複数のプローブが多段状に絶縁樹脂で固定されたプローブユニットと、このプローブユニットのプローブが接続される電極を有するメイン基板とを備えたものがある(特許文献1参照)。樹脂固定されたプローブは千鳥配置され、鉛直方向に別のプローブが配置されないようになっている。
特開平10−319044号公報
前記プローブユニットは、絶縁板上に立てられた仕切り板の間にプローブを並べることにより一段のユニットを作成し、当該ユニットを積層した後、当該プローブを絶縁樹脂でモールドすることにより、製造されるようになっている。
ところが、前述のように絶縁板上にプローブを並べ、それを積層すると、プローブの先端位置にバラツキが生じる場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、プローブの先端位置を容易に揃えることができるプローブカードの製造方法及び治具を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明の第1のプローブカードの製造方法は、上段部及び溝が設けられた下段部を有するベースと、このベースの下段部上に取り付けられた当該ベースよりも薄いプレートとを備えており、プレートにベースの溝に連通する複数の位置決め孔が当該溝の長さ方向に沿って配設された治具を用いて、先端部が略L字状に折り曲げられた第1、第2のプローブを有し且つ第2のプローブの先端部の先端から折り曲げ部までの長さが第1のプローブの先端部の先端から折り曲げ部までの長さよりも長くなっているプローブユニットと、メイン基板とを備えたプローブカードを製造するプローブカードの製造方法において、第1のプローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔及びベースの溝に挿入し、当該第1プローブの先端を当該溝の底面に当接させると共に、当該第1のプローブの中間部をベースの上段部上に設置し、その後、第1のプローブの中間部を第1の樹脂でベースの上段部上に固定し、その後、第2のプローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔及びベースの溝に挿入し、当該第2プローブの先端を当該溝の底面に当接させると共に、当該第2のプローブの中間部を第1の樹脂上に設置し、その後、第2のプローブの中間部を第2の樹脂で第1の樹脂上に固定し、第1、第2のプローブ及び第1、第2の樹脂を有するプローブユニットを作成する第1工程と、その後、プローブユニットを治具から取り外す第2工程と、その後、プローブユニットの第1、第2のプローブをメイン基板の電極に接続する第3工程とを含んでいる。
このような第1のプローブカードの製造方法による場合、第1、第2のプローブの先端部をプレートの位置決め孔に各々挿入するようにしたことから、第1、第2のプローブの先端部の位置決めを簡単に行うことができる。しかも、位置決め孔をベースよりも薄いプレートに設けるようにしたことから、当該位置決め孔を狭ピッチ間隔で簡単に開設することができる。よって、治具の製造コストを低減することができ、当該治具を用いて製造される第1のプローブカードの製造コストも低減することができる。
第1、第2のプローブの先端部をベースの溝の底面に当接させることにより、第1、第2のプローブの先端の高さ位置を簡単に揃えることができる。
前記第1プローブカードの製造方法は、第1のプローブをベースの上段部上に固定した後、第1のプローブ上に間隙材を配置するようにしても良い。この場合、第2のプローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔及びベースの溝に挿入る際に、当該第2のプローブを第1の樹脂及び間隙材上に設置し、第2の樹脂が間隙材に付着しないように、当該第2の樹脂で第2のプローブを第1の樹脂上に固定した後、第1、第2のプローブの間から間隙材を取り外す。
このように第1のプローブ上に間隙材を配置した後、第2のプローブを第1の樹脂及び間隙材上に設置することにより、当該第2のプローブの設置状態が安定する。よって、プローブカードの製造の容易化を図ることができる。
また、前記第1、第2のプローブの中間部は絶縁コーティングされていることが好ましい。
上記第1のプローブカードの製造方法に用いられる治具は、上段部及び下段部を有するベースと、このベースの下段部上に取り付けられた当該ベースよりも薄いプレートとを備えており、ベースの下段部には溝が設けられており、プレートには、溝に連通する複数の位置決め孔が当該溝の長さ方向に沿って配設されている。
このような治具による場合、ベースよりも薄いプレートに位置決め孔が開設されているので、位置決め孔を第1、第2のプローブの先端位置に応じて簡単に狭ピッチで開設することができる。また、ベースには溝を設けるだけであるので、ベースに複数の位置決め孔を狭ピッチで開設する場合に比べてベースの加工コストを低減することができる。この点で、治具の製造コストの低減を図ることができる。
本発明の第2のプローブカードの製造方法は、上段部及び下段部を有し且つ下段部に第1、第2の溝が上段部及び下段部の並び方向に間隔を空けて設けられたベースと、このベースの下段部上に取り付けらており且つベースの第1、第2の溝に各々連通する第1、第2の位置決め孔が設けられたベースよりも薄いプレートと、プレート上の第1、第2の位置決め孔の間に配設された土台とを備えた治具を用いて、先端部が略L字状に折り曲げられた第1、第2のプローブを有するプローブユニットと、メイン基板とを備えたプローブカードを製造するプローブカードの製造方法であって、第1のプローブの先端部を治具のプレートの第1の位置決め孔及びベースの第1の溝に挿入すると共に、当該第1のプローブの中間部をベースの上段部上に設置し、その後、第1のプローブの中間部を第1の樹脂でベースの上段部上に固定し、その後、第1のプローブの先端部上に間隙材を取り付け、その後、間隙材及び土台上に絶縁板を設置し、その後、第2のプローブの先端部を治具のプレートの第2の位置決め孔及びベースの第2の溝に挿入すると共に、当該第2のプローブの中間部を絶縁板上に設置し、その後、第2のプローブの中間部を第2の樹脂で第1の樹脂及び絶縁板に固定し、第1、第2のプローブ、第1、第2の樹脂及び絶縁板を有するプローブユニットを作成する第1工程と、プローブユニットを治具から取り外す第2工程と、プローブユニットの第1、第2のプローブをメイン基板の電極に接続する第3工程とを含み、前記間隙材は、第1、第2又は第3工程の後に、除去されるようになっている。
このような第2のプローブカードの製造方法による場合、第1、第2のプローブの先端部をプレートの第1、第2の位置決め孔に各々挿入するようにしたことから、第1、第2のプローブの先端部の位置決めを簡単に行うことができる。しかも、第1、第2の位置決め孔をベースよりも薄いプレートに設けるようにしたことから、当該第1、第2の位置決め孔を狭ピッチ間隔で簡単に開設することができる。よって、治具の製造コストを低減することができ、当該治具を用いて製造される第2のプローブカードの製造コストも低減することができる。
第2のプローブカードの製造方法は、第1のプローブの先端部をベースの第1の溝に挿入する際に、当該第1の溝の底面に当接させ、第2のプローブの先端部をベースの第2の溝に挿入する際に、当該第2の溝の底面に当接させるようになっていることが好ましい。このように第1、第2のプローブの先端部を第1、第2の溝の底面に当接させることにより、第1、第2のプローブの先端の高さ位置を容易に揃えることができる。
前記間隙材は接着テープであることが好ましい。
上記第2のプローブカードの製造方法に用いられる治具は、上段部及び下段部を有するベースと、このベースの下段部上に取り付けられたベースよりも薄いプレートと、プレート上に設けられた土台とを備え、ベースの下段部には第1、第2の溝が上段部及び下段部の並び方向に間隔を空けて設けられており、プレートには、ベースの第1、第2の溝に各々連通する第1、第2の位置決め孔が前記並び方向に沿って配設されており、土台がプレート上の第1、第2の位置決め孔の間に配置されている。
このような治具による場合、ベースよりも薄いプレートに第1、第2の位置決め孔が開設されているので、第1、第2の位置決め孔を第1、第2のプローブの先端位置に応じて狭ピッチで簡単に開設することができる。また、ベースには第1、第2の溝を設けるだけであるので、ベースに複数の位置決め孔を狭ピッチで開設する場合に比べてベースの加工コストを低減することができる。この点で、治具の製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施例1及び実施例2について説明する。
以下、本発明の実施例1に係るプローブカードの製造方法により製造されるプローブカードについて図1を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施例1に係るプローブカードの概略的断面図、図2は同プローブカードのプローブユニットの概略図斜視図である。
図1に示すプローブカードは、半導体デバイス10の電気的諸特性を測定するのに使用されるものである。このプローブカードは、メイン基板100と、アルミナリング200と、プローブユニットUとを備えている。以下、各部について詳しく説明する。
メイン基板100は周知のプリント基板である。このメイン基板100の両端部の下面には複数の電極110が各々二列で配設されている。すなわち、メイン基板100の下面には電極110が四列で配設されている。一方、メイン基板100の上面には、電極110に各々電気的に接続された複数の外部電極120が設けられている。
アルミナリング200は、平面視略ロ字状の環状体であって、メイン基板100の下面に取り付けられている。
プローブユニットUは、図2に示すように、千鳥配置された複数の第1、第2のプローブ310、320と、第1、第2のプローブ310、320をアルミナリング200の両辺部に固着させる樹脂400とを有している。
第1のプローブ310はタングステン等の円柱状の針である。この第1のプローブ310は、略L字状に折り曲げられた先端部311と、この先端部311に続く中間部312と、この中間部312に続く後端部313とを有する。
後端部313はメイン基板100の電極110に接続されている。
先端部311は、垂下部311aと、この垂下部311aに対して折り曲げられた傾斜部311bとを有する。垂下部311aは外径が基端から先端にかけて漸次低減する先細り形状となっている。この垂下部311aの先端が半導体デバイス10の電極11に接触する部分である。
傾斜部311bは、垂下部311aを垂直方向に向けた状態で、斜め上方に傾斜している。これに続く、中間部312及び後端部313も同様に傾斜している。
中間部312は、その外周面が絶縁コーティングされている。
第2のプローブ320はタングステン等の円柱状の針である。この第2のプローブ320は、先端部321の垂下部321aの長さ寸法(即ち、先端部321の先端から折り曲げ部までの長さ寸法)が第1のプローブ310の垂下部311aの長さ寸法(即ち、先端部311の先端から折り曲げ部までの長さ寸法)よりも長くなっている点で、第1のプローブ310と相違している。それ以外については第1のプローブ310と略同じであるので、重複する説明は省略する。
樹脂400には中間部312、322の一部が埋設されている。この樹脂400により、第1、第2のプローブ310、320が千鳥配置された状態でユニット化される。
なお、樹脂400は、後述する第1、第2の樹脂410、420により構成されている。本実施形態では、樹脂400としてレジンを用いている。
ここで、上記構成のプローブカードを製造するための治具500について図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は本発明の実施例1のプローブカードの製造方法に用いられる治具の概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図4は(a)は同治具のベースの概略的平面図、(b)は同治具の位置決めプレートの概略的平面図である。
図3に示す治具500は、金属製のベース510と、ベース510よりも薄いフィルム状の位置決めプレート520と、耐熱樹脂テープ530とを備えている。以下、詳しく説明する。
ベース510は、図4(a)に示すように、上段部511と、下段部512とを有している。
上段部511の上面は図示左側に上り傾斜となっており、第1のプローブ310の中間部312が載置可能になっている。また、上段部511には切欠き部511aが設けられている。この切欠き部511aには、第1、第2のプローブ310、320をユニット化するための樹脂が流し込まれる。
また、下段部512の上面には溝512aが設けられている。溝512aは、上段部511及び下段部512の並び方向に直交する方向に沿って配置された長溝である。本実施形態では、溝512aの長さ寸法が1mm、深さが40μmとなっている。
耐熱樹脂テープ530は周知の両面テープである。この耐熱樹脂テープ530は、下段部512の上面の溝512aの中央部を除いた領域に貼付されている。
位置決めプレート520は耐熱樹脂テープ530により下段部512の上面に接着されている。位置決めプレート520には、図4(b)に示すように、複数の位置決め孔521が溝512aの長さ方向に沿って一列で配設されている。この位置決め孔521は、位置決めプレート520が下段部512の上面に接着された状態で、ベース510の溝512aに連通する。
位置決め孔521の径は、第1、第2のプローブ310、320の垂下部311a、321aの外径に対応した大きさになっている。すなわち、位置決め孔521に第1、第2のプローブ310、320の垂下部311a、321aが挿入可能になっている。位置決め孔521の配列及びピッチ間隔は上述した半導体デバイス10の電極11の配列及びピッチ間隔に対応している。本実施形態では、位置決め孔521は、直径が数十μmであり、数百μmのピッチ間隔で配設されている。
以下、治具500を用いてプローブカードを製造する工程について図5乃至図10を参照しつつ説明する。図5は本発明の実施例1に係るプローブカードの製造方法のフローチャート、図6は同製造方法の第1のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図7は同製造方法の第1のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図8は同製造方法の間隙テープの取り付け工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図9は同製造方法の第2のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図10は同製造方法の第2のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。
まず、図6に示すように、複数の第1のプローブ310の先端部311の垂下部311aを位置決めプレート520の位置決め孔521に一つおきに挿入し、当該垂下部311aの先端をベース510の下段部512の溝512aの底面に当接させる。これと共に、第1のプローブ310の中間部312をベース510の上段部511上に各々設置する(図5のS1参照)。
その後、図7に示すように、ベース510の上段部511の切欠き部511aに第1の樹脂410を流し込み、第1のプローブ310の中間部312をベース510の上段部511に樹脂固定する(図5のS2参照)。
その後、図8に示すように、全ての第1のプローブ310の中間部312上に間隙テープ600を張り付ける(図5のS3参照)。
その後、図9に示すように、複数の第2のプローブ320の先端部321の垂下部321aを位置決めプレート520の残りの位置決め孔521(すなわち、垂下部311aが挿入された位置決め孔521の間の位置決め孔521)に各々挿入し、当該垂下部321aの先端をベース510の下段部512の溝512aの底面に当接させる。これと共に、第2のプローブ320の中間部322を第1の樹脂410及び間隙テープ600上に設置する(図5のS4参照)。
その後、図10に示すように、第1の樹脂410上に第2の樹脂420を流し込み、第2のプローブ320の中間部322を第1の樹脂410上に樹脂固定する(図5のS5参照)。このとき、第1、第2の樹脂410、420が一体化され、上記樹脂400となる。
その後、間隙テープ600に力を加えて、当該間隙テープ600を第1、第2のプローブ310、320の間から引き抜いて除去する(図5のS6参照)。
その後、樹脂400をベース510の切欠き部511aから取り外す。すると、樹脂400によりユニット化された第1、第2のプローブ310、320(これがプローブユニットU)が位置決めプレート520の位置決め孔521及びベース510の溝512aから抜ける(図5のS7参照)。このようにしてプローブユニットUを治具500から取り外す。
その後、プローブユニットUの樹脂400をアルミナリング200の辺部下に樹脂固定する(図5のS8参照)。その後、第1、第2のプローブ310、320の後端部313、323をメイン基板100の電極110に接続させる(図5のS9参照)。これにより、プローブユニットUとメイン基板100とアルミナリング200とを備えた上記プローブカードが得られる。
このようなプローブカードの製造方法による場合、第1、第2のプローブ310、320の先端部311、321を治具500の位置決めプレート520の位置決め孔521に挿入し、ベース510の溝512aの底面に当接させるようにしている。このため、第1、第2のプローブ310、320の先端部311、321の位置決めを簡単に行うことができると共に、第1、第2のプローブ310、320の先端部311、321の先端の高さ位置を簡単に揃えることができる。
また、治具500は、フィルム状の位置決めプレート520に位置決め孔521が開設されていることから、位置決め孔521を第1、第2のプローブ310、320の先端位置に応じて簡単に狭ピッチで開設することができる。また、ベース510には、溝512aを設けるだけで良いので、当該ベース510に位置決め孔521を狭いピッチで設ける場合と比べてベース510の加工コストを低減することができる。この点で、治具500の製造コストを低減することができる。よって、安価な治具500を用いてプローブカードを製造することができるため、プローブカードの製造コストを低減することができる。
なお、本発明の実施例1に係るプローブカードの製造方法は、特許請求の範囲の趣旨に適う限り任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく説明する。なお、図11は、本発明の実施例1に係るプローブカードの製造方法の第2のプローブ設置工程の設計変更例を示す概略的断面図である。
上述したプローブカードの製造方法は、垂下部の長さ寸法が異なる3以上のプローブを有するプローブカードの製造方法に適応可能である。この場合、プローブを樹脂固定した後、プローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔に挿入し、当該先端部をベースの溝の底面に当接させると共に、当該プローブの中間部を前記樹脂上に設置し樹脂固定する工程をプローブの種類の数だけ繰り返し行うようにすれば良い。
上記実施例1では、第1、第2のプローブ310、320の先端部311、321を溝512aの底面に当接させるとしたが、これを行うか否かは任意である。すなわち、第1、第2のプローブ310、320の中間部312、322をベース510の上段部511、間隙テープ600上に設置することにより、第1、第2のプローブ310、320の先端部311、321の高さ位置を揃えることができる場合には、第1、第2のプローブ310、320の先端部311、321を溝512aの底面に当接させなくても良い。
上記実施例1では、第1、第2のプローブ310、320との間に間隙テープ600を介在させるとしたが、当該間隙テープ600を用いるか否かは任意である。すなわち、第1の樹脂400上に第2のプローブ320の中間部322を設置した状態が安定するのであれば、間隙テープ600を使用しなくても良い。
また、間隙テープ600以外の間隙材としてはワイヤー等を用いることができる。また、図11に示すように、ワイヤーで第1、第2のプローブ310、320の先端部311、321の折り曲げ部の高さを揃えることによっても、当該第1、第2のプローブ310、320の先端の高さ位置を揃えることができる。
また、図11のように、第1、第2のプローブ310、320の傾斜角に応じて、ベース510の上段部511上に角度を調整する調整テープを貼付することも可能である。このように調整テープを用いれば、一つのベース510で傾斜角の異なる第1、第2のプローブに対応することができる。
また、ベース510については、上段部511及び溝512aが設けられた下段部512を有する限り任意に設計変更することが可能である。上段部511の上面は傾斜面であるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、前記上面を水平面とし、前述の調整テープ等で調整するようにしても良い。
上記実施例1では、溝512aは一つであるとしたが、2以上の溝512aを設けることも可能である。この場合には、位置決めプレート520に2列以上の位置決め孔521を設け、溝512aに各々連通させるようにすれば良い。
位置決めプレート520は、フィルム状のプレートに限定されるものではなく、位置決め孔521が開設可能であり且つベースよりも薄いものである限り、どのようなものを用いても良い。また、位置決めプレート520は耐熱樹脂テープ530を用いてベース510の下段部512に貼付されるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、接着剤等を用いて位置決めプレート520を下段部512に接着しても良いし、下段部512に設けた係止片等に位置決めプレート520を係止させ、当該位置決めプレート520を下段部512上に貼付するようにしても良い。
なお、上述した各構成部品は、その一例を示したものであって、その素材、形状及び配置等は、上記実施例1と同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することができる。
以下、本発明の実施例2に係るプローブカードの製造方法により製造されるプローブカードについて図1を参照しつつ説明する。図12は本発明の実施例2に係るプローブカードの概略的断面図、図13は同プローブカードのプローブユニットの概略的斜視図である。
図12に示すプローブカードは、半導体デバイス10の電気的諸特性を測定するのに使用されるものである。このプローブカードは、メイン基板100’と、プローブ支持部200’と、プローブユニットU’とを備えている。以下、各部について詳しく説明する。なお、実施例1と重複する符号については実施例1の符号と区別するため、’を付している。
メイン基板100’は周知のプリント基板である。このメイン基板100’の両端部の下面には複数の電極110’が各々二列で配設されている。すなわち、メイン基板100’の下面には電極110’が四列で配設されている。一方、メイン基板100’の上面には、電極110’に各々電気的に接続された外部電極120’が設けられている。
プローブ支持部200’はメイン基板100’の下面に取り付けられている。
プローブユニットU’は、図12及び図13に示すように、下上二列で配列された複数の第1、第2のプローブ310’、320’と、第1、第2のプローブ310’、320’をプローブ支持部200’に固着させる樹脂400’と、樹脂400に固着された絶縁板700とを有している。
第1のプローブ310’は下段に位置するタングステン等の円柱状の針である。この第1のプローブ310’は、略L字状に折り曲げられた先端部311’と、この先端部311’に続く中間部312’と、この中間部312’に続く後端部313’とを有する。
後端部313’はメイン基板100’の電極110’に接続されている。
先端部311’は、垂下部311a’と、この垂下部311’aに対して折り曲げられた傾斜部311b’とを有する。垂下部311a’は外径が基端から先端にかけて漸次低減する先細り形状となっている。この垂下部311a’の先端が半導体デバイス10の電極11に接触する部分である。
傾斜部311b’は、垂下部311a’を下方に向けた状態で、斜め上方に傾斜している。これに続く、中間部312’及び後端部313’も同様に傾斜している。
第2のプローブ320’は第1のプローブ310の上方に位置するタングステン等の円柱状の針である。この第2のプローブ320’は第1のプローブ310’よりも長くなっている点で相違する以外、当該第1のプローブ310’と略同じである。従って、重複する説明は省略する。
樹脂400’には第1、第2のプローブ310’、320’の中間部312’、322’が埋設されている。この樹脂400’により、第1、第2のプローブ310’、320’が下上に二列で配置された状態でユニット化される。
なお、樹脂400’は、後述する第1、第2の樹脂410、420により構成されている。本実施形態では樹脂400’としてレジンを用いている。
絶縁板700は略矩形状の平板である。この絶縁板700は、第1のプローブ310’の傾斜部312b’と第2のプローブ320’の中間部322’との間に樹脂400’で固定されている。絶縁板700は傾斜部312b’との間に隙間を有している。絶縁板700は、詳しくは後述するが、第2のプローブ320’の中間部322’を樹脂固定する際に、塗布された樹脂がたれ落ちないようにするためのものである。
ここで、上記構成のプローブカードを製造するための治具500’について図14及び図15を参照しつつ説明する。図14は本発明の実施例2のプローブカードの製造方法に用いられる治具の概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図15は(a)は同治具のベースの概略的平面図、(b)は同治具のプレートの概略的平面図である。
図14に示す治具500’は、金属製のベース510’と、位置決めプレート520’と、耐熱樹脂テープ530’と、土台540’とを有する。
このベース510’は、図15(a)に示すように、上段部511’と、下段部512’とを有している。
上段部511’の上面は図示左側に上り傾斜となっており、第1のプローブ310’の中間部312’が載置可能になっている。
また、下段部512’の上面には第1、第2の溝512a’、512b’が設けられている。この第1、第2の溝512a’、512b’は、上段部511’及び下段部512’の並び方向に間隔を空けて平行に配置された長溝である。本実施形態では、第1、第2の長溝512aの長さ寸法は1mm、深さが40μmとなっている。
耐熱樹脂テープ530’は周知の両面テープである。この耐熱樹脂テープ530’は、下段部512’の上面の第1、第2の溝512a’、512b’を除いた領域に貼付されている。
位置決めプレート520’は、耐熱樹脂テープ530’により下段部512’の上面に接着されている。位置決めプレート520’には、図15(b)に示すように、複数の第1、第2の位置決め孔521’522’が第1、第2の溝512a’、512b’の長さ方向に沿って二列で配設されている。この第1、第2の位置決め孔521’522’は、上段部511’及び下段部512’の並び方向に沿って等間隔で並んでいる。第1、第2の位置決め孔521’522’は、位置決めプレート520’が下段部512の上面に接着された状態で、ベース510’の第1、第2の溝512a’、512b’に連通する。
第1、第2の位置決め孔521’522’の径は、第1、第2のプローブ310’、320’の垂下部311a’、321a’の外径に各々対応した大きさになっている。すなわち、第1、第2の位置決め孔521’522’に第1、第2のプローブ310’、320’の垂下部311a’、321a’が挿入可能になっている。第1、第2の位置決め孔521’522’の配列及びピッチ間隔は上述した半導体デバイス10の電極11の配列及びピッチ間隔に対応している。本実施形態では、位置決め孔521は、直径が数十μmであり、数百μmのピッチ間隔で配設されている。
土台540’は耐熱性樹脂で構成された長尺状の角柱体である。この土台540’は、位置決めプレート520’上の第1、第2の位置決め孔521’、522’の間に配設されている。
以下、治具500’を用いてプローブカードを製造する工程について図16乃至図22を参照しつつ説明する。図16は本発明の実施例2に係るプローブカードの製造方法のフローチャート、図17は同製造方法の第1のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図18は同製造方法の第1のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図19は同製造方法の接着テープの取り付け工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図20が同製造方法の絶縁板設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図21は同製造方法の第2のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図、図22は同製造方法の第2のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。
まず、図17に示すように、複数の第1のプローブ310’の先端部311’の垂下部311a’を位置決めプレート520の第1の位置決め孔521に各々挿入し、ベース510’の第1の溝512a’に挿入する。これと共に、第1のプローブ310’の中間部312’をベース510’の上段部511’上に各々設置する(図16のS1参照)。
その後、図18に示すように、ベース510’の上段部511上に第1の樹脂410’を流し込み、第1のプローブ310’の中間部312’をベース510’の上段部511’上に樹脂固定する(図16のS2参照)。第1の樹脂410’は粘性があるため、第1のプローブ310’の中間部312’の下側に入り込む。このため、第1のプローブ310’が浮き上がる。
その後、図19に示すように、第1のプローブ310’の傾斜部312b上に耐熱性両面粘着テープ610’を張り付け、当該両面粘着テープ610’上に粘着面を上にして耐熱性片側粘着テープ620’を設置する(図16のS3参照)。なお、耐熱性両面粘着テープ610’及び耐熱性片側粘着テープ620’としては約150℃の耐熱性を有する周知のテープを用いている。このテープの厚みを調整することにより、第2のプローブ320’の高さ調整を行うことができる。
その後、図20に示すように、絶縁板700を第1の樹脂410’の先端と土台540’上に設置し、耐熱性片側粘着テープ620’に接着させる(図16のS4参照)。すると、絶縁板700が第1のプローブ310’の傾斜部312b’と略平行に配置される。
その後、図21に示すように、複数の第2のプローブ320’の垂下部321a’を位置決めプレート520’の第2の位置決め孔522’に各々挿入し、ベース510’の下段部512’の第2の溝512b’に挿入する。これと共に、第2のプローブ320’の中間部322’を絶縁板700上に設置する(図5のS5参照)。
その後、図22に示すように、絶縁板700及び第1の樹脂410’及び絶縁板700上に第2の樹脂420’を流し込み、第2のプローブ320’の中間部322’及び絶縁板700を第1の樹脂410’に樹脂固定する(図16のS6参照)。このとき、絶縁板700があるため、第2の樹脂420’が下に垂れ落ちない。また、第1、第2の樹脂410’、420’は一体化され、上記樹脂400’となる。これにより第1、第2のプローブ310、320が樹脂400’によりユニット化され、下上二列で位置固定される(これがプローブユニットU’である)。
その後、樹脂400’によりユニット化された第1、第2のプローブ310’、320’をベース510’の上段部511’から取り外す。すると、第1、第2のプローブ310’、320’の垂下部311a’、321a’が位置決めプレート520の第1、第2の位置決め孔521’、522’及びベース510’の第1、第2の溝512a’、512b’から抜ける(図16のS7参照)。このようにしてプローブユニットU’が治具500’から取り外される。
その後、プローブユニットU’の樹脂400’をプローブ支持部200’に樹脂固定する(図16のS8参照)。その後、プローブユニットU’の第1、第2のプローブ310’、320’の後端部313’、323’をメイン基板100’の電極110’に各々接続させる(図16のS9参照)。
その後、両面粘着テープ610’及び耐熱性片側粘着テープ620’に力を加えて、当該両面粘着テープ610’及び耐熱性片側粘着テープ620’を第1のプローブ310’と絶縁板700との間から引き抜いて除去する(図16のS10参照)。これにより、プローブユニットU’と、メイン基板100’と、プローブ支持部200’とを備えた上記プローブカードが得られる。なお、両面粘着テープ610’及び耐熱性片側粘着テープ620’は、S6、S7又はS8の後に除去することも可能である。また、両面粘着テープ610’及び耐熱性片側粘着テープ620’にアルコールを垂らせば、引き抜き易くなる。
このようなプローブカードの製造方法による場合、第1、第2のプローブ310’、320’の先端部311’、321’を位置決めプレート520’の第1、第2の位置決め孔521’、522’に挿入するだけで、先端部311’、321’の位置決めを簡単に行うことができる。
また、治具500’は、位置決めプレート520’に第1、第2の位置決め孔521’、522’が開設されていることから、第1、第2の位置決め孔521’、522’を第1、第2のプローブ310’、320’の先端位置に応じて簡単に狭ピッチで開設することができる。また、ベース510’には、第1、第2の溝512a’、512bを設けるだけで良いので、当該ベース510’に第1、第2の位置決め孔521’、522’を狭いピッチで設ける場合と比べてベース510’の加工コストを低減することができる。この点で、治具500’の製造コストを低減することができる。よって、安価な治具500’を用いてプローブカードを製造することができるため、プローブカードの製造コストを低減することができる。
なお、本発明の実施例2に係るプローブカードの製造方法は、特許請求の範囲の趣旨に適う限り任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく説明する。
前記プローブカードの製造方法は、長さ寸法が相違する3以上のプローブを有するプローブカードの製造方法にも適応可能である。すなわち、プローブを樹脂固定した後、当該プローブの先端部上に間隙材及び絶縁板を設置し、その後、上段のプローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔及びベースの溝に挿入し、当該プローブの中間部を前記間隙材及び絶縁板上に設置し樹脂固定する工程をプローブの種類の数だけ繰り返し行うようにすれば良い。この場合、ベースには3以上の溝を設け、プレートには、前記溝に連通する3以上の位置決め孔を設ける必要がある。
また、前記プローブカードの製造方法は、第1、第2のプローブ310’、320’の先端部311’、321’を位置決めプレート520’の第1、第2の位置決め孔521’、522’に挿入する際、実施例1と同様に、ベース510’の第1、第2の溝512a’、512b’の底面に当接させるようにすれば、先端部311’、321’の高さ位置を容易に揃えることができる。
上記実施例2では、両面粘着テープ610’及び耐熱性片側粘着テープ620’が間隙材として用いられるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、第1のプローブの先端部と絶縁板との間に設置でき且つ第2のプローブを前記絶縁板に樹脂固定した後に除去できるものである限りどのようなものを用いても良い。
また、ベース510’については、上段部511’及び第1、第2の溝512a’、512b’が設けられた下段部512’を有する限り任意に設計変更することが可能である。上段部511’の上面は傾斜面であるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、前記上面を水平面とし、当該上面に調整テープ等を貼付してプローブの傾斜角に対応する用にしても良い。
位置決めプレート520’は、第1、第2の位置決め孔521’、522’が開設可能であり且つベースよりも薄いものである限り、どのようなものを用いても良い。この位置決めプレート520’はフィルム状のプレートを含むものである。また、位置決めプレート520’は耐熱樹脂テープ530’を用いてベース510’の下段部512’に貼付されるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、接着剤等を用いて位置決めプレート520’を下段部512’に接着しても良いし、下段部512’に設けた係止片等に位置決めプレート520’を係止させ、当該位置決めプレート520’を下段部512’上に取り付けるようにしても良い。
なお、上述した各構成部品は、その一例を示したものであって、その素材、形状及び配置等は、上記実施例2と同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することができる。
本発明の実施例1に係るプローブカードの概略的断面図である。 同プローブカードのプローブユニットの概略図斜視図である。 本発明の実施例1のプローブカードの製造方法に用いられる治具の概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 (a)は同治具のベースの概略的平面図、(b)は同治具の位置決めプレートの概略的平面図である。 本発明の実施例1に係るプローブカードの製造方法のフローチャートである。 同製造方法の第1のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の第1のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の間隙テープの取り付け工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の第2のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の第2のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 本発明の実施例1に係るプローブカードの製造方法の第2のプローブ設置工程の設計変更例を示す概略的断面図である。 本発明の実施例2に係るプローブカードの概略的断面図である。 同プローブカードのプローブユニットの概略的斜視図である。 本発明の実施例2のプローブカードの製造方法に用いられる治具の概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 (a)は同治具のベースの概略的平面図、(b)は同治具のプレートの概略的平面図である。 本発明の実施例2に係るプローブカードの製造方法のフローチャートである。 同製造方法の第1のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の第1のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の接着テープの取り付け工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の絶縁板設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の第2のプローブ設置工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。 同製造方法の第2のプローブの樹脂固定工程を示す概略図であって、(a)が断面図、(b)が平面図である。
符号の説明
U プローブユニット
310 第1のプローブ
311 先端部
312 中間部
320 第2のプローブ
321 先端部
332 中間部
400 樹脂
410 第1の樹脂
420 第2の樹脂
500 治具
510 ベース
511 上段部
512 下段部
512a 溝
520 位置決めプレート
521 位置決め孔
600 間隙テープ(間隙材)
U’ プローブユニット
310’ 第1のプローブ
311’ 先端部
312’ 中間部
320’ 第2のプローブ
321’ 先端部
332’ 中間部
400’ 樹脂
410’ 第1の樹脂
420’ 第2の樹脂
500’ 治具
510’ ベース
511’ 上段部
512’ 下段部
512a’ 第1の溝
512b’ 第2の溝
520’ 位置決めプレート
521’ 第1の位置決め孔
522’ 第2の位置決め孔
540’ 土台
610 両面粘着テープ(間隙材)
620 耐熱性片側粘着テープ(間隙材)
700 絶縁板

Claims (8)

  1. 上段部及び溝が設けられた下段部を有するベースと、このベースの下段部上に取り付けられた当該ベースよりも薄いプレートとを備えており、プレートにベースの溝に連通する複数の位置決め孔が当該溝の長さ方向に沿って配設された治具を用いて、
    先端部が略L字状に折り曲げられた第1、第2のプローブを有し且つ第2のプローブの先端部の先端から折り曲げ部までの長さが第1のプローブの先端部の先端から折り曲げ部までの長さよりも長くなっているプローブユニットと、メイン基板とを備えたプローブカードを製造するプローブカードの製造方法において、
    第1のプローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔及びベースの溝に挿入し、当該第1プローブの先端を当該溝の底面に当接させると共に、当該第1のプローブの中間部をベースの上段部上に設置し、
    その後、第1のプローブの中間部を第1の樹脂でベースの上段部上に固定し、
    その後、第2のプローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔及びベースの溝に挿入し、当該第2プローブの先端を当該溝の底面に当接させると共に、当該第2のプローブの中間部を第1の樹脂上に設置し、
    その後、第2のプローブの中間部を第2の樹脂で第1の樹脂上に固定し、第1、第2のプローブ及び第1、第2の樹脂を有するプローブユニットを作成する第1工程と、
    その後、プローブユニットを治具から取り外す第2工程と、
    その後、プローブユニットの第1、第2のプローブをメイン基板の電極に接続する第3工程とを含む
    ことを特徴とするプローブカードの製造方法。
  2. 請求項1記載のプローブカードの製造方法において、
    第1のプローブをベースの上段部上に固定した後、第1のプローブ上に間隙材を配置し、
    第2のプローブの先端部を治具のプレートの位置決め孔及びベースの溝に挿入する際に、当該第2のプローブを第1の樹脂及び間隙材上に設置し、
    第2の樹脂が間隙材に付着しないように、当該第2の樹脂で第2のプローブを第1の樹脂上に固定した後、第1、第2のプローブの間から間隙材を除去する
    ことを特徴とするプローブカードの製造方法。
  3. 請求項1又は2記載のプローブカードの製造方法において、
    第1、第2のプローブの中間部は絶縁コーティングされている
    ことを特徴とするプローブカードの製造方法。
  4. 請求項1、2又は3記載のプローブカードの製造方法に用いられる治具であって、
    上段部及び下段部を有するベースと、
    このベースの下段部上に取り付けられた当該ベースよりも薄いプレートとを備えており、
    ベースの下段部には溝が設けられており、
    プレートには、溝に連通する複数の位置決め孔が当該溝の長さ方向に沿って配設されていることを特徴とする治具。
  5. 上段部及び下段部を有し且つ下段部に第1、第2の溝が上段部及び下段部の並び方向に間隔を空けて設けられたベースと、このベースの下段部上に取り付けらており且つベースの第1、第2の溝に各々連通する第1、第2の位置決め孔が設けられたベースよりも薄いプレートと、プレート上の第1、第2の位置決め孔の間に配設された土台とを備えた治具を用いて、
    先端部が略L字状に折り曲げられた第1、第2のプローブを有するプローブユニットと、メイン基板とを備えたプローブカードを製造するプローブカードの製造方法において、
    第1のプローブの先端部を治具のプレートの第1の位置決め孔及びベースの第1の溝に挿入すると共に、当該第1のプローブの中間部をベースの上段部上に設置し、
    その後、第1のプローブの中間部を第1の樹脂でベースの上段部上に固定し、
    その後、第1のプローブの先端部上に間隙材を取り付け、
    その後、間隙材及び土台上に絶縁板を設置し、
    その後、第2のプローブの先端部を治具のプレートの第2の位置決め孔及びベースの第2の溝に挿入すると共に、当該第2のプローブの中間部を絶縁板上に設置し、
    その後、第2のプローブの中間部を第2の樹脂で第1の樹脂及び絶縁板に固定し、第1、第2のプローブ、第1、第2の樹脂及び絶縁板を有するプローブユニットを作成する第1工程と、
    プローブユニットを治具から取り外す第2工程と、
    プローブユニットの第1、第2のプローブをメイン基板の電極に接続する第3工程とを含み、
    前記間隙材は、第1、第2又は第3工程の後に、除去される
    ことを特徴とするプローブカードの製造方法。
  6. 請求項5記載のプローブカードの製造方法において、
    第1のプローブの先端部をベースの第1の溝に挿入する際に、当該第1の溝の底面に当接させ、
    第2のプローブの先端部をベースの第2の溝に挿入する際に、当該第2の溝の底面に当接させることを特徴とするプローブカードの製造方法。
  7. 請求項5又は6記載のプローブカードの製造方法において、
    前記間隙材は接着テープであることを特徴とするプローブカードの製造方法。
  8. 請求項5、6又は7記載のプローブカードの製造方法に用いられる治具であって、
    上段部及び下段部を有するベースと、
    このベースの下段部上に取り付けられた当該ベースよりも薄いプレートと、
    プレート上に設けられた土台とを備え、
    ベースの下段部には第1、第2の溝が上段部及び下段部の並び方向に間隔を空けて設けられており、
    プレートには、ベースの第1、第2の溝に各々連通する第1、第2の位置決め孔が前記並び方向に沿って配設されており、
    土台がプレート上の第1、第2の位置決め孔の間に配置されていることを特徴とする治具。
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