JP5421275B2 - 集積電子制御回路を有する作動装置 - Google Patents

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Description

本発明は集積電子制御回路を有する作動装置に関する。更に具体的には、本発明は負荷を駆動し、電圧を制御して負荷に電力を供給する集積電子制御回路を有する作動装置に関する。
作動装置は、当該技術分野においては周知の技術である。典型的な作動装置は、負荷又はアクチュエータを駆動する装置である。アクチュエータは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する装置である。代表的な作動装置には、空気清浄化システムなどの活性材料の液滴を生成するための装置、空気処理装置、ネブライザー、及び機械的に操作する玩具が含まれる。負荷、又はアクチュエータを駆動するには、作動装置は十分な電力を必要とする。例えば、空気清浄化システムの香料の液滴を生成する電気機械アクチュエータは、通常、約100ボルトなどのさまざまな電圧で、少なくとも約200ミリアンペアを必要とする。単一の可変電圧から複数の電圧を生成するには、例えば、空気清浄化システムは、多くの場合、直流−直流(DC/DC)コンバータを使用する。更に、ネブライザーなどのパレメディカル作動装置は、通常、連続運転の提供における信頼性が高いDC/DCコンバータを使用する。DC/DCコンバータは、直流の電源を1つの電圧レベルから別の電圧レベルに変換する回路である。DC/DCコンバータは、単一の可変バッテリ電圧から複数の制御電圧を生成する方法を提供し、それにより、装置の異なる部品に供給するために複数のバッテリを使う代わりに、スペースを節約し、次いで作動装置の連続稼動を可能にする。そのため、DC/DCコンバータは、一般的にハンドヘルド又はポータブル作動装置に使用される。
しかし、DC/DCコンバータの費用は空気処理又は空気清浄化システムなどの携帯用家庭用作動装置の小売価格の半分であり得るため、それを家庭用作動装置に応用するには費用が高くなりすぎる。そのため、携帯用家庭用用途向けに費用の適切な電子制御回路の必要性が引き続き存在する。
本発明は、アクチュエータ、マイクロコントローラ、及び、そのマイクロコントローラと電気的に導通する少なくとも1つの受動部品を含む集積電子制御回路を備えた作動装置に関する。集積電子制御回路は、アクチュエータと動作可能に連結しており、マイクロコントローラは少なくとも1つの受動部品の1つに制御信号を提供して、アクチュエータに電力を供給し、アクチュエータを駆動する駆動信号を提供する電圧を制御している。このように、本発明は、作動装置がDC/DCコンバータを有する先行技術回路よりも1つ少ない特定用途向け集積回路(ASIC)で、前述の2つの作業を安定的に行うことを可能にする。
本発明の1つの実施形態では、作動装置は香料、その他の揮発性液体、及び/又は揮発性物質などの液体活性物質の液滴を生成し得る電気機械交換器と、マイクロコントローラとマイクロコントローラと電気的に導通する少なくとも1つの受動部品を含み、電気機械交換器に電力を供給する電圧の制御と、電気機械交換器を駆動する駆動機能を提供するという2つの機能を果たす集積電子駆動回路と、を有する、空気清浄化システムであり得る。
本発明はまた、アクチュエータと、マイクロコントローラと、そのマイクロコントローラと電気的に導通する少なくとも1つの受動部品からなる集積電子制御回路を提供する工程と、アクチュエータを駆動するためにマイクロコントローラから駆動信号を生成する工程と、マイクロコントローラから制御信号を生成してアクチュエータに電力を供給する電圧を制御する工程と、含む装置を作動させるための方法に関する。
本明細書は、本発明を詳細に指摘して明確に請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、以下の説明を添付図面と併せ読むことによって更に十分に理解されると考えられる。
本発明の代表的な電子制御回路のブロック図。
図1を参照すると、本発明は、集積電子制御回路10、集積電子制御回路10に電力を供給する電源50、集積電子制御回路10から電力を受け取り、負荷40に電力を供給する増幅器60を備える。負荷40は、集積電子制御回路10の一部である得る。集積電子制御回路10は、マイクロコントローラ20とマイクロコントローラ20と電気的に導通する少なくとも1つの受動部品30を含む電子回路である。集積電子制御回路10は、受動部品30に電気信号を送ることができ、同時に、受動部品30から電気信号を受け取ることができるマイクロコントローラ20を含む。受動部品は、エネルギーを消費するが、内部にASICが埋め込まれていない、電気的構成ブロックである。DC/DCコンバータは、例えば、内部にASICが埋め込まれていて、作動装置に十分な電力が供給できるため、受動部品ではない。全てが受動部品から構成されている電子回路は、受動回路と呼ばれ受動部品と同じ特性を有する。
マイクロコントローラ20は、所望の回路用に適切な機能を提供するようにプログラムすることができ、別の方法としては、マイクロコントローラ20は、ROMに埋め込まれた専用プログラムを有することができる。本発明の集積電子制御回路10は、DC/DCコンバータを使わずに作動装置1に電力を提供し、負荷40に電力を供給するために必要な電圧レベルを制御する。本発明のマイクロコントローラ20は、負荷40の駆動と、負荷40の作動に十分な電力を供給するための電圧の制御という2つの作業を行うよう構成されており、両方の作業はDC/DCコントローラを使用した回路よりも安価に実行し得る。
本発明は、作動装置1を動作するために必要な電気信号を簡素化する。その理由は、駆動信号122及び制御信号124の情報が、マイクロコントローラがその一部ではない電気制御回路からの入力制御信号を必要とするマイクロコントローラの代わりに、一般的なマイクロコントローラ20から生成されるためである。マイクロコントローラ20と受動部品30との集積により、マイクロコントローラ20は、駆動信号発生器22が増幅器60への駆動信号122を生成するときに反応し、負荷40が電力を必要とするときに、クロックサイクルをカウントして反応することができる。本発明を詳細にわたって説明する目的で、本発明を香料の液滴を生成する空気清浄化システムとして説明する。液体材料は、装置の一部であるリサーバ内に入っていることがある。香料は約3〜約9センチポワズ(cps)、あるいは約3〜約5cps、あるいは、少なくとも約10cpsの粘性を有し、センチメートル当たり約35ダイン未満、あるいは、センチメートル当たり約20〜約30ダインの範囲の表面張力を有する。しかし、上記のように、当業者は、本発明がさまざまな作動装置1として具体化できること、及び、本発明が特定の実施形態に限られないことが理解する。当業者は、本発明の簡素化された構造の利点を、本発明の作動装置1に応用して負荷40に電力を供給し得ることを認識する。
更に具体的には、本発明の作動装置1は、マイクロコントローラ20と制御信号124との間のフィードバックループのトランジスタ32を有する回路によって電力の供給を受けることができる。マイクロコントローラ20は、一定の時間に制御信号124がオン及びオフになる回数をカウントするために使用することができる。更に、キャパシタ38を充電し、既知の時間をかけて消耗することで、マイクロコントローラ20を、制御信号124が起動する別の時間を提供するために使用することができる。
電源
図1の代表的な集積電子制御回路10は、交流出力を有する直流又は交流電源であり得る電源50によって駆動する。好適な電源は、バッテリ及び標準壁コンセントを含む。電源50は、マイクロコントローラ20に駆動電力信号150、及び、少なくとも1つの受動部品30に制御電力信号250を供給する。駆動電力信号150は、任意により、マイクロコントローラ20に供給される前に、まず補助電源ユニット90に供給することができる。
駆動回路
電源50は、駆動信号発生器22を含み得るマイクロコントローラ20に駆動電力信号150を供給し得る。マイクロコントローラ20は、内部駆動周波数発生器22を有し、これは負荷40を駆動するために必要な周波数分解能をもつ方形波駆動信号122を生成するために使用される。駆動信号発生器22は、出力遷移間のマイクロコントローラ20のクロックサイクル数を使って、負荷40の駆動に必要な方形波を生成する周波数生成機能を実行するソフトウェアによってプログラミングされ得る。振動周波数は、負荷40に供給される電力に影響を及ぼす要素である。負荷40は、その共振駆動周波数で動作し得る。好適なアクチュエータは、約75KHz〜約175KHz、あるいは、約80KHz〜約120KHz、あるいは、約80KHz〜約100KHz、あるいは約80KHzの範囲の共振駆動周波数を提供する。この共振周波数で駆動すると、負荷40の電力消費量は同電圧の他の周波数に比較して増加する。分解能は、約100Hz〜約1KHz、あるいは、500Hz又は1KHz、あるいは、約750Hz〜約1KHz、あるいは、1KHzで、これはクロックのタイミングによる。
共振周波数を決めるために、最終制御電力238は、制御信号124をオフにし、アクチュエータを30サイクル駆動し、制御信号124を再びオンにし、キャパシタ38の目標電圧に達するまでの時間を測定することで、測定することができる。周波数掃引で所定の電流値までキャパシタ38を充電するのに最も長い時間がかかる周波数が、最大の電力を消費する周波数である。駆動周波数発生器22は、電源50に最も高い負荷をかける動作周波数を共振周波数として選ぶことができる。共振周波数は負荷40を駆動するための更なる動作に使用することができる。
装置1のスイッチがオンのときは、共振周波数は不明である。そのため、香料の液滴を生成する前に、負荷40の動作周波数を見つけるために、その範囲の全ての周波数を上記の説明に従ってテストすべきである。動作中、共振周波数は、温度などで回路パレメータが変化するため、シフトするようにみえる。そのため、装置1が液滴を生成するたびに、単一周波数点を測定する。当該範囲の全ての周波数を測定したら、動作周波数値を更新し、プロセスが再開する。
制御回路
電源50は、約0.8〜約15ボルトの直流、あるいは、約1.5〜約3ボルトの直流で、最大約800ミリアンペア、あるいは約200〜約300ミリアンペアの電流の制御電力信号250を、集積電子制御回路10の少なくとも1つの受動部品30に提供する。ある実施形態では、バッテリから制御電力信号250を受信する受動部品30は、インダクタ34である。受動部品30は、負荷がない状態では比較的低い静止電力消費であるが、この負荷電流は、上記のように、キャパシタ38の充電、放電時間を測定することで推測することができる。
本発明のマイクロコントローラ20は、負荷40を駆動するための駆動信号122だけでなく、負荷40に電力を供給するに十分な電圧を生成する制御信号124を実装するために必要な全ての機能ブロックを含む場合がある。集積電子制御回路10の好適なマイクロコントローラ20は、例えば、Atmel ATTINY13、ATTINY26L、Atmel Mega168及びSonix SN8P2501Bなどの商品名で知られる装置である。マイクロコントローラ20は、12のIOを備えた14のピンを有する。
前述のように、負荷40を駆動する共振周波数で方形波を生成することに加え、マクロコントローラ20は、負荷40に電力を供給する増幅器60に最終制御電力238を供給するための電圧生成を制御する少なくとも1つの受動部品30への制御信号124を生成する制御信号発生器24を含む。受動部品30は、トランジスタ32、インダクタ34、ダイオード36、キャパシタ38及びレジスタを含み得る。制御信号124の振動周波数は、負荷40に電力を供給するために必要な電圧を適切に制御する範囲とする。約10nF圧電素子の形で負荷40を使用する空気清浄化システムでは、制御信号124の振動周波数は、約200KHz〜約1MHz、あるいは、約400KHz〜約750KHz、あるいは、約450KHz〜約600KHz、あるいは約500KHz〜約550KHz、あるいは約500KHzである。
1つの実施形態では、制御信号124はトランジスタ32に供給されている。トランジスタ32は、Nチャネル電界効果トランジスタであり、又はこれは一般的にNチャネルFETと呼ばれている。制御信号124は前記トランジスタ32に供給することができ、それにより、インダクタ34がキャパシタ38にダイオード36を充電及び放電できるようになり得る。このように、電流がキャパシタ38内に蓄積される。キャパシタ38は、約22μF〜約3300μF、あるいは、約22μF〜約2000μF、あるいは、約47μF〜約1000μF、あるいは、約47μF〜約100μF、あるいは、約47μFのキャパシタンスを有し得る。
マイクロコントローラ20は、キャパシタ38に充電されている電圧をモニターすることができ、キャパシタ38からフィードバック制御信号138を受け取って、キャパシタ28が目標電圧達成したかを決める。目標電圧に達すると、制御信号124はオフの状態になる。受動部品30を通し、マイクロコントローラ20に戻るマイクロコントローラ20からの制御信号124の通路は、電圧フィードバックループと呼ばれている。キャパシタ38の電圧レベルが、それが増幅器60に最終制御電力238を供給するという事実から、目標電圧以下に低下すると、制御信号124は再びオンの状態に戻り得る。最終制御電力238は、約3〜約10ボルト、あるいは、約4〜約9ボルト、あるいは、約5〜約8ボルト、あるいは約6〜約7ボルトで、電流は約1〜1000mA、あるいは、約100mA〜約900mA、あるいは、約100〜約800mA、あるいは、約200mA〜約700mA、約200mA〜約400mA、あるいは約200mA〜約300mAであってもよい。
ここで説明されている制御回路は、上記の駆動回路の演習時間内で演習することができる。具体的には、駆動信号122生成中にはダウンタイムがあり、その間は、マイクロコントローラ20はクロックサイクルをカウントしている。このダウンタイムは、マイクロコントローラ20の回路にすでに存在する上記のフィードバックループを使って、出力電圧をモニターするために使用することができ、これによって電圧レベルが所定ポイントの上、又は下にあるかを決定する。電圧の決定に基づいて、マイクロコントローラ20は制御信号124をオン又はオフにすることができる。更に、オフタイムを追跡することができるため、同じマイクロコントローラ20内で、制御信号124のデューティサイクルを制御する能力が付与され、その結果、バッテリ寿命が延び、必要な電力を引き出す時間を増加させることがある。制御信号124のオフタイムは、バッテリ寿命を延ばすために増加させることができ、これは、制御信号124のデューティサイクルを通して実行することができる。制御信号124をオン及びオフにすることができる最も低いデューティサイクルが、一般的に好ましい。使用中のデューティサイクルが、制御信号124がオフになることを許可しないようになると、デューティサイクルは増加する。オフタイムとは、マイクロコントローラ20が制御信号124の波動関数を生成しておらず、駆動信号122の波動関数のみを生成している時間をさす。
増幅器と負荷
空気清浄化システムは、アクチュエータという形で、電力増幅器60と負荷40を有すことができる。電力増幅器60は、受動部品30によって供給される電力238を増幅し、マイクロプロセッサ20から駆動信号122を受け取ると、増幅器60はアクチュエータに最終電力260を送る。好適なアクチュエータは、圧電素子、又は、圧電水晶、及びソレノイドなどの電気機械変換器を含み得る。空気清浄化システムにおいては、アクチュエータはこれにわたって任意の開口部を有する丸型の圧電結晶であり得る。圧電結晶は、穴のあいた膜を有する基板上に取り付けられてよく、そこから香料の液滴が放出される。圧電結晶はまた、穴のあいた膜から物理的に分離することができる。いずれの構成においても、圧電結晶は液体と流体連通をなし、穴のあいた膜と動作可能に連結されるため、香料の液滴は穴のあいた膜を通して大気中に拡散される。穴の直径は、約30ミクロン未満、あるいは、約15ミクロン未満、あるいは、約2〜約10ミクロン、あるいは、約4〜8ミクロン、あるいは、約5〜約7ミクロンである。
この実施形態では、増幅器60の回路はブリッジ回路として構成することができ、共振ブリッジ回路であってもよい。アクチュエータは、ブリッジ回路の一部を形成している。駆動信号発生器22は、所望の周波数で180度位相外れの2つの信号を含む駆動信号122を生成することができる。2つの信号は、非オーバーラップ信号を含み得る。約3〜約6ボルト、あるいは約5ボルトで作動して、マイクロコントローラ20は、電圧を増幅して約32〜約55ボルトのピーク・ピーク値、あるいは、約42〜約55ボルトのピーク・ピーク値で最終電力260をアクチュエータに供給する増幅器60への駆動信号122を生成することができる。アクチュエータに供給される最終電力260は、約0.7ワット〜約1.7ワットの範囲である。
モード
装置1は、メンテナンスモードとブーストモードの2つの動作モードを有することができる。メンテナンスモードは、装置1がオフの状態のときのデフォルトモードである。ブーストモードは、アクチュエータの動作を増強することが所望される際に、ユーザーによって起動されるモードであり得る。2つの異なるモードで流体を噴霧するこの種の空気清浄装置においては、集積制御回路10は、メンテナンススイッチ70とブーストスイッチ80を含む。メンテナンススイッチ70は、マイクロコントローラ20に接続して、マイクロコントローラ20によって提供されるタイマ72を制御し、電力増幅器60に駆動信号が提供される間隔を設定し、液滴発生器が自動的に作動する間隔を制御することができる。
マイクロコントローラ20はまた、負荷40が自動的に動作するパルスよりも長い、所定時間にわたるパルスである駆動信号122を生成するブーストタイマ82を要求に応じて提供することができる。ブーストタイマ82は、マイクロコントローラ20に接続された単安定ブーストスイッチ80によって作動させることができる。
メンテナンスモードでは、事前設定された量の流体がアクチュエータによって、ユーザーが決定した間隔で放出される。これは、所定の時間、アクチュエータを自動的に作動させることで達成される。この際、メンテナンススイッチ70によって、ユーザーはどの位の頻度でアクチュエータから流体を放出させるかを調節することができる。メンテナンススイッチ70は、多位置スライドスイッチで、ユーザーはこれを調整して、各噴霧間の間隔を設定することができる。
メンテナンスタイマ72は、上記のようにメンテナンス噴霧間の間隔を設定するために使用することができる。このタイマはまた、一回の噴霧の長さを設定する。メンテナンスタイマ72は、マイクロコントローラ20のソフトウェア又はハードウェアによって提供され得る。メンテナンススイッチ70は、メンテナンスタイマ72に接続され、これにより、ユーザーは各バックグラウンド噴霧間の間隔を設定することができる。
本発明の1つの実地形態では、メンテナンスモードは、アクチュエータが空気清浄化システムから香料の液滴を生成する噴霧時間と、アクチュエータが空気清浄化システムから香料の液滴を放出しない停止時間を含む。噴霧時間は、約5ミリ秒〜約5秒、あるいは、約10ミリ秒〜1秒、あるいは約20ミリ秒〜500ミリ秒、あるいは、約50ミリ秒〜100ミリ秒。停止時間は、約1秒〜約30時間、あるいは、約1秒〜約24時間、あるいは、約5秒〜約12時間、あるいは、約5秒〜約8時間、あるいは、約5秒〜約6時間、あるいは、約5秒〜約4時間、あるいは、約5秒〜約3時間、あるいは、約5秒〜約2時間、あるいは、約5秒〜約1時間、あるいは、約5秒〜約45分、あるいは、約5秒〜30分、あるいは、約5秒〜20分、あるいは、5秒〜15分、あるいは、約5秒〜10分、あるいは、約5秒〜約5分、あるいは、約5秒〜150秒、あるいは、約20秒〜約120秒、あるいは、約25秒〜約80秒、あるいは、約10秒〜約40秒であり得る。ただし、本発明では、上述の時間範囲よりも長い時間を使いうることが理解されている。
ブーストモードも提供することができる。このモードでは、ユーザーがブーストスイッチ80を操作すると、アクチュエータが事前に設定された量の液体を噴霧する。ブーストタイマ82は、マイクロコントローラ20内のハードウェア又はソフトウェアとして提供することができる。ブーストスイッチ14を押すと、ソフトウェアがブースト噴霧を実行する。ブーストモードを起動すると、追加の液体が噴霧される時間を、複数の一定の長さの固定持続時間に分割できるが、各一定の長さの時間間隔は一定である。各一定の長さは1秒とすることができ、それが10回繰り返され、各60ミリ秒パルス間の時間間隔は40ミリ秒である。40ミリ秒のギャップは、平均流量を低下させ、各噴霧間にアクチュエータが回復する時間を提供することができる。
通常、ブーストモードは、3秒間毎に約1ミリグラム〜3ミリグラムの香料を放出することができ、メンテナンスモードは、サイクル中に1時間に約40ミリグラムの香料を放出し、これには、約1〜60秒毎、あるいは、約5〜約60秒毎に約60ミリ秒の噴霧が含まれる。マイクロコントローラは、500KHz信号を制御するようにプログラムされており、それにより、予めプログラムされた時間、又は香料が装置から使い果たされるまでブーストサイクルを実行するように、キャパシタ38に十分なエネルギーが保存される。1つの実施形態では、ブーストモードは、少なくとも約1秒、あるいは、少なくとも約3秒、あるいは約1秒〜約10秒、あるいは、約3秒〜約5秒、あるいは約3秒である。
ブースト機能の使用で解決される問題は、流体の静的層の装置性能に対する有害な影響であり、場合によって、この問題は、負荷40の上面に一定の時間を経て発生する。いくつかの装置では、負荷40がこの液体の膜を通して液滴を生成することが難しいようにみえる。噴霧の開始が、噴霧区域から液体膜を除去しうることが認識された。そのため、この問題をもつ負荷40は、連続的な開始操作にこれを晒すことよって解決できることがわかっている。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。この文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲内にある前記変更及び修正のすべてを、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (11)

  1. a.負荷と、
    b.マイクロコントローラと、前記マイクロコントローラと電気的に導通する少なくとも1つの受動部品とを備えた集積電子制御回路であって、前記負荷と動作可能に連結される集積電子制御回路と、
    を備え、
    電源が前記少なくとも1つの受動部品に電圧を供給して前記負荷に電力を供給し、前記マイクロコントローラは、(i)前記負荷に電力を供給する前記電圧を制御するための前記少なくとも1つの受動部品の1つに向けて、制御信号を生成するための制御信号発生器と、(ii)前記負荷を駆動するための駆動信号を生成するための駆動信号発生器と、を備え
    前記マイクロコントローラは、前記少なくとも1つの受動部品からフィードバック制御信号を受信して、前記負荷に電力を供給する前記電圧を制御する制御フィードバックループを完成する
    ことを特徴とする作動装置。
  2. 前記作動装置は、空気清浄化システムである
    ことを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
  3. 前記空気清浄化システムは、液体活性物質を含み、
    前記液体活性物質は、香料、芳香、殺虫剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される
    ことを特徴とする請求項2に記載の作動装置。
  4. 前記負荷は、圧電素子を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
  5. 前記作動装置は、空気清浄システムであり、
    前記電力の供給が、前記少なくとも1つの受動部品に、200から300ミリアンペアで0.8ボルトから15ボルトの直流電圧を供給して、前記負荷に電力を供給し、
    前記負荷に電力を供給する前記電圧は、DC/DCコンバーターを利用するものではなく、
    前記負荷は、ピエゾ素子を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
  6. 前記制御信号は、500KHzである
    ことを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
  7. 前記少なくとも1つの受動部品は、トランジスタ、インダクタ、ダイオード、キャパシタ、レジスタ、又はこれらの組み合わせからなる群から選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
  8. 前記作動装置は、前記マイクロコントローラに接続されたメンテナンススイッチを更に備え、
    前記マイクロコントローラは、前記メンテナンススイッチと電気的に連結されるメンテナンスタイマを備えて、メンテナンス駆動信号が提供されるメンテナンス間隔を設定し、前記作動装置が動作する間隔である前記メンテナンス間隔を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
  9. 前記作動装置は、前記マイクロコントローラに接続されたブーストスイッチを更に備え、
    前記マイクロコントローラは、前記ブーストスイッチと電気的に連結されたブーストタイマを更に含み、ブースト駆動信号が提供されるブースト間隔を設定し、前記ブーストスイッチが起動したときに前記ブースト間隔を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の作動装置。
  10. a.液体を貯蔵するリザーバと、
    b.前記液体が前記リザーバ内に存在するときに、前記液体と流体連通する電気機械交換器と、
    c.マイクロコントローラと、前記マイクロコントローラと電気的に導通する少なくとも1つの受動部品とを備える集積電子制御回路であって、前記電気機械交換器と動作可能に連結される集積電子制御回路と、
    を備え、
    電源が前記少なくとも1つの受動部品に電圧を供給して前記電気機械交換器に電力を供給し、
    前記マイクロコントローラは、(i)前記少なくとも1つの受動部品の1つに向けて、前記電気機械交換器に電力を供給する前記電圧を制御するための制御信号(ii)前記電気機械交換器を駆動するための駆動信号と、を提供し、
    前記マイクロコントローラは、前記少なくとも1つの受動部品からフィードバック制御信号を受信して、前記電気機械交換器に電力を供給する前記電圧を制御する制御フィードバックループを完成する
    ことを特徴とする空気清浄化システム。
  11. a.マイクロコントローラと、前記マイクロコントローラと電気的に導通する少なくとも1つの受動部品とを含む集積電子制御回路を提供する工程であって、前記集積電子制御回路がアクチュエータと動作可能に連結される、工程と、
    b.前記少なくとも1つの受動部品に電圧を供給する工程と、
    .前記マイクロコントローラから駆動信号を生成して、前記アクチュエータを駆動する工程と、
    .前記マイクロコントローラから前記少なくとも1つの受動部品に制御信号を生成する工程と
    e.前記少なくとも1つの受動部品からフィードバック制御信号を受信して、前記アクチュエータに電力を供給する前記電圧を制御する制御フィードバックループを完成する工程と
    を含む装置を作動させる方法。
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