JP5421062B2 - 焼入れ用鋼板および高強度部材 - Google Patents

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Description

本発明は、スポット溶接される焼入れ用鋼板に関し、より詳細には、焼入れして高強度化した後にスポット溶接する用途に用いられる焼入れ用鋼板に関するものである。さらに本発明は、この鋼板から得られる高強度部材に関するものである。
近年、自動車などの衝突安全性向上に対する要求は益々高まる一方で、車両重量を低減して燃費を向上させるために、車体の骨格部分等に用いられる自動車用部材の高強度化が求められている。自動車用部材は、通常、厚みが3mm以下の薄鋼板を成形加工して製造される。ところが薄鋼板の強度を高めると、成形加工性が悪くなる。そのため成形加工時には延性に優れ、良好な加工性を有し、成形加工後に焼入れを行なうことによって強度を高める鋼板に関する様々な発明または技術がこれまで提案されている。本出願人も、そのような鋼板に関する発明を特許文献1で提案している。詳しくは特許文献1では、(a)延性を飛躍的に向上させるためにMn量を抑え、且つ(b)焼入れ後の強度バラツキ及びめっき付着の不良を防止するために、Cr及び/又はMo量の合計量を適正に制御することを開示している。
一方、焼入れ後の強度は、鋼板に含まれるC量によってほぼ決まるため、焼入れ後の鋼板を高強度化するには、必然的にC量を多くする必要がある。ところが、自動車用部材は、その多くが薄鋼板をスポット溶接して組立てられるため、スポット溶接部の接合強度は高いことが望まれる。しかし焼入れした鋼板の強度を確保するためにC量を高めると、スポット溶接部の接合強度が低下する。
ところで、薄鋼板に焼入れ処理を施して高強度の自動車用部材を製造する方法としては、薄鋼板全体に焼入れ処理を施して高強度化してからスポット溶接して製造する方法や、薄鋼板の一部に焼入れ処理を施して高強度化し、焼入れを行っていない部分をスポット溶接して製造する方法が挙げられる。しかしいずれの方法で製造した自動車用部材においても部材組み立てに必要なスポット溶接部の接合強度が低下するという問題は避けられない。
そこで本出願人は、特許文献2に、スポット溶接部の接合強度を高める発明を提案している。詳しくは特許文献2では、鋼板に0.7%以上のSiを含有させることによってスポット溶接部の接合強度が高められることを開示している。
また、焼入れ後の鋼板をスポット溶接したときの溶接部の接合強度を高める技術ではないが、ホットスタンプ用Zn系めっき鋼板の溶接特性を改善する技術が特許文献3に、ホットプレス用高強度鋼板の溶接特性を改善する技術が特許文献4に開示されている。これらの文献には、溶接電流範囲を最適化したり、溶接部の破断形態を改善することは記載されているが、スポット溶接したときの溶接部の接合強度については考慮されていない。また、これらの文献の実施例に具体的に開示されている鋼板には、Mnが多く添加されており、具体的には、1%前後のMnが添加されている。
特開2002−241895号公報 特開2007−169679号公報 特開2005−113233号公報 特開2006−9116号公報
特許文献2で開示するように鋼板中のSi量を増加させれば、スポット溶接部の接合強度を高めることができる。しかしSi量が増加すると、(a)熱間圧延時のスケール模様発生に伴う外観不良、(b)粒界酸化に起因する冷延・連続焼鈍・溶融亜鉛めっき工程などの工程でのロール疵の発生、(c)溶融亜鉛めっき時のめっき性の悪化という問題が発生する。
そこで本発明の目的は、Siの過剰添加を抑制しつつもスポット溶接強度の確保を達成し、且つ、焼入れ後に980MPa以上の高い引張強度を実現できる焼入れ用鋼板を提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明の焼入れ用鋼板は、質量%で、C:0.20%超0.30%以下、Si:1.0%未満(0%を含む)、Mn:0.1%超0.50%未満、P:0.015%以下(0%を含まない)、S:0.01%以下(0%を含まない)、Ti:0.01%以上0.04%以下、B:0.0005%以上0.005%以下、Al:0.08%以下(0%を含まない)、N:0.01%以下(0%を含まない)を含有し、並びにCr及び/又はMo:合計で0.1%以上0.50%以下を含有し、残部が鉄及び不可避不純物からなり、C,P,S,Mn,Siの含有量が、下記式(1)を満たす点に要旨を有する。式(1)中、[ ]は鋼板中の各元素の含有量(質量%)を表す。なお、本発明の焼入れ用鋼板中のSi含有量が0%であるときは、上記式(1)中の[Si]にゼロ(0)を代入する。
10000−31000×[C]−98000×[P]−340000×[S]−980×[Mn]+1230×[Si]>0 ・・・(1)
本発明の焼入れ用鋼板には、上記化学成分の他、必要に応じて更に他の元素として、
(a)Ni:0.5%以下(0%を含まない)及び/又はCu:0.5%以下(0%を含まない);
(b)V:0.1%以下(0%を含まない)及び/又はNb:0.1%以下(0%を含まない);
等を含有させることも有効であり、含有させる成分の種類に応じて、鋼板の特性がさらに改善される。
さらに本発明は、前記焼入れ用鋼板を焼入れし、スポット溶接して製造されたことを特徴とする高強度部材や、前記焼入れ用鋼板の一部を焼入れし、焼入れしていない部分をスポット溶接して製造されたことを特徴とする高強度部材も提供するものである。
本発明によれば、鋼板中のSi量を低減させているので高Si量によるめっき不良などの弊害を回避できる。さらにC、P、S、Mn及びSi量を上記式(1)を満たすように制御することによって、Si量を低減させても、スポット溶接部の優れた接合強度を確保できる。さらに本発明の焼入れ用鋼板は、0.20%を超える量でCを含有するので、焼入れ後に高強度(特に980MPa以上の強度)を実現できる。
図1は、C量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。 図2は、P量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。 図3は、S量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。 図4は、Mn量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。 図5は、Si量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。
まず、本発明の焼入れ用鋼板の化学成分について説明する。
〈C:0.20%超0.30%以下〉
Cは、焼入れ性を高めて焼入れ後の強度を確保するために必要な元素である。特に焼入れ後に980MPa以上の鋼板強度を確保するために、C量は、0.20%超とする。好ましくは0.22%以上である。しかしC量が過剰になると、スポット溶接部の接合強度が低くなり、また焼入れ部の靭性低下や遅れ破壊の発生を招く。そのためC量は、0.30%以下とする。好ましくは0.26%以下である。
〈Si:1.0%未満(0%を含む)〉
鋼にSiを含有させると、熱間圧延時のスケール模様発生に伴う外観不良や、粒界酸化に起因する不めっき等のめっき性の悪化等が生じる。さらにスポット溶接において、ちり発生電流が低下し、溶接電流の適正範囲が狭くなる。また焼入れ時にフェライトが生成しやすくなる。そこで鋼板中のSi量は、1.0%未満とする。好ましくは0.8%以下である。さらに本発明の焼入れ用鋼板ではSi量が0%であっても良い。但し、Siは、スポット溶接部の接合強度を向上させる元素である。従ってSi量が、好ましくは0.002%以上、より好ましくは0.005%以上であれば、この作用を充分に発揮させることができる。
〈Mn:0.1%超0.50%未満〉
Mnは、焼入れ性を高める元素である。こうした作用を充分に発揮させるためにMn量は、0.1%超とする。好ましくは0.2%以上である。しかしMn量が過剰であると、スポット溶接部の接合強度が劣化する共に、熱延後の冷却時や冷延後の再結晶焼鈍時にマルテンサイトやベイナイトなど硬質相が生じ易く、焼入れ前の鋼板の成形性が劣化する。またMn量が過剰であると、焼入れ後の靱性が劣化する。そこでMn量は、0.50%未満とする。好ましくは0.4%以下である。
〈P:0.015%以下(0%を含まない)〉
Pは、スポット溶接部の接合強度に悪影響を及ぼす元素であり、その量が過剰であると、スポット溶接で形成されるナゲットの最終凝固面に偏析してナゲットが脆化し、接合強度が低下する。従ってP量は、0.015%以下とする。好ましくは0.01%以下である。
〈S:0.01%以下(0%を含まない)〉
Sも、スポット溶接部の接合強度に悪影響を及ぼす元素であり、その量が過剰であると、ナゲット内の粒界偏析による粒界破壊が助長され、接合強度が低下する。従ってS量は、0.01%以下とする。好ましくは0.008%以下である。
〈10000−31000×[C]−98000×[P]−340000×[S]−980×[Mn]+1230×[Si]>0 ・・・(1)〉
上述したように、C、Mn、P及びSはスポット溶接部の接合強度に悪影響を及ぼす元素であり、一方Siはスポット溶接部の接合強度を向上させる元素である。そこで本発明では、これらの量を適正に制御することによって、Si量を低減させながらもスポット溶接部の接合強度を充分に確保することを大きな特徴とする。詳しくは本発明では、上記式(1)を満たすように、C、P、S、Mn及びSi量を制御することを特徴とする。この式(1)は以下で説明する実験によって算出した。
まず、下記表1〜表5に示す組成の鋼を真空溶解法により溶製して鋳造し、鋳片を得た。この鋳片を1200℃に加熱した後、仕上圧延温度870℃、巻取温度600℃の条件で熱間圧延を行って板厚2.5mmとし、冷間圧延を行って板厚1.6mmとし、次に850℃で90秒間焼鈍を行い、最後に0.5%のスキンパス圧延を行った。このようにして得られた鋼板を、下記実施例に示す溶接条件で、2枚重ねのスポット溶接を行い、ナゲット径6.3mm(5√t)の十字引張荷重を、JIS Z3137に従って測定した。測定結果を下記表1〜表5に併せて示す。
Figure 0005421062
Figure 0005421062
Figure 0005421062
Figure 0005421062
Figure 0005421062
上記表1〜表5に示すC、P、S、MnまたはSi量と十字引張荷重との関係を示すグラフを図1〜図5に示す。この図1〜5には、C、P、S、MnまたはSi量をx、十字引張荷重をyとしたときの直線近似式も示した。
図1は、C以外の化学成分をほぼ一定とし、C量を変化させたときのC量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。図2は、P以外の化学成分をほぼ一定とし、P量を変化させたときのP量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。図3は、S以外の化学成分をほぼ一定とし、S量を変化させたときのS量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。図4は、Mn以外の化学成分をほぼ一定とし、Mn量を変化させたときのMn量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。
図1〜図4から、鋼中のC、P、S、Mn量を増加させると、十字引張荷重が低下する傾向が読み取れる。これに対し、Si量を添加すると、十字引張荷重は増大する傾向が認められた。即ち、図5は、Si以外の化学成分をほぼ一定とし、Si量を変化させたときのSi量と十字引張荷重との関係を示すグラフである。この図5から明らかなように、Si量を増加させると十字引張荷重は増大することが分かる。
以上の結果に基づいて、各元素が十字引張荷重に及ぼす影響(即ち、直接近似式の傾き)を考慮し、十字引張荷重が10000N以上となるように鋼中のC、P、S、Mn、Si量のバランスを設計したところ、下記式(1)を満足すれば、十字引張荷重が10000N以上となることが判明した。
10000−31000×[C]−98000×[P]−340000×[S]−980×[Mn]+1230×[Si]>0 ・・・(1)
上記式(1)は、前述したように、焼入れ用鋼板の一部を焼入れし、焼入れしていない部分をスポット溶接することを想定した実験結果に基づいて導出されたものであるが、この式(1)は上記態様に限定されず、焼入れ用鋼板の全体を焼入れし、焼入れした部分をスポット溶接するときにも適用できる。即ち、鋼板に含まれるC、P、S、Mn、Si量のバランスが上記式(1)を満足するように設計すれば、この鋼板全体を焼入れした後にスポット溶接しても溶接部の十字引張荷重が10000N以上となり、スポット溶接性に優れることが確認できた。
〈Ti:0.01%以上0.04%以下〉
Tiは、焼入れ後の強度を向上させるのに有効な元素である。またTiは、Bによる焼入れ性向上作用を改善する元素である。詳しくは、Tiは鋼中のNと結合してTiNを析出し、Nを消費することによって、固溶B量を確保する作用を有する元素である。固溶B量が増大すると、焼入れ性が改善され、焼入れ後の鋼板強度が向上する。こうした作用を充分に発揮させるために、Ti量は、0.01%以上とする。好ましくは0.02%以上である。しかしTi量が過剰であると、鋼板の延性が劣化する。そこでTi量は、0.04%以下とする。好ましくは0.03%以下である。
〈B:0.0005%以上0.005%以下〉
Bは、焼入れ性を高めて焼入れ後の鋼板強度を高める作用を有する元素である。この作用を充分に発揮させるために、B量は、0.0005%以上とする。好ましくは0.001%以上である。しかしB量が過剰であると、鉄のホウ化物が多量に形成し、鋼板の延性が劣化する。従ってB量は、0.005%以下とする。好ましくは0.004%以下である。
〈Al:0.08%以下(0%を含まない)〉
Alは、溶鋼を脱酸するために添加される元素である。この作用を充分に発揮させるためにAl量は、通常0.01%以上、好ましくは0.02%以上である。しかしAlを多量に添加しても脱酸作用が飽和するため経済的に無駄であり、またC系の介在物が多量に生成して表面疵の原因となる。そこでAl量は、0.08%以下とする。好ましくは0.06%以下である。
〈N:0.01%以下(0%を含まない)〉
Nは、Bと結合して固溶B量を減少させ、焼入れ性に悪影響を与える。またN量が過剰であると、窒化物の析出量が増大し、靱性に悪影響を与える。そこでN量は、0.01%以下とする。好ましくは0.008%以下である。なお、製鋼上のコスト等を考慮すると、N量は、通常0.001%以上である。
〈Cr及び/又はMo:合計で0.1%以上0.50%以下〉
Cr及びMoは、鋼板の焼入れ性を向上させるために有効な元素であり、これらの元素を含有させることによって、焼入れ後の強度ばらつきが抑えられる。こうした作用を発揮させるために、これら1種または2種の合計量を0.1%以上とする。好ましくは0.2%以上である。しかしこれらの量が過剰であると、めっき性が悪化する。そこでこれら1種または2種の合計量は、0.50%以下とする。好ましくは0.4%以下である。
本発明の焼入れ用鋼板の基本成分組成は上記の通りであり、残部は実質的に鉄である。但し原料、資材、製造設備等の状況によって持ち込まれる不可避不純物が鋼板中に含まれることは、当然に許容される。さらに本発明の鋼板は、必要に応じて、以下の選択元素を含有していても良い。
〈Ni:0.5%以下(0%を含まない)及び/又はCu:0.5%以下(0%を含まない)〉
Ni及びCuは、いずれも鋼板の耐食性を向上させ、耐遅れ破壊性を向上させる元素である。こうした作用を発揮させるために、必要に応じてNi及び/又はCuを鋼板に含有させても良い。Ni及びCuの各量は、それぞれ、好ましくは0.1%以上、より好ましくは0.2%以上である。しかしNi及びCu量が過剰であると、鋼板の加工性が劣化する。そこで鋼板に含有させる場合のNi及びCuの各量は、それぞれ、0.5%以下とすることが好ましい。より好ましくは0.4%以下である。
〈V:0.1%以下(0%を含まない)及び/又はNb:0.1%以下(0%を含まない)〉
V及びNbは、いずれも強度の向上、及びγ粒微細化による焼入れ後の靭性改善に有効な元素である。こうした作用を発揮させるために、必要に応じてV及び/又はNbを鋼板に含有させても良い。V及びNbの各量は、それぞれ、好ましくは0.003%以上、より好ましくは0.02%以上である。しかしV及びNbが過剰であると、炭窒化物等の析出が増大し、加工性および耐遅れ破壊性が低下する。そこで鋼板に含有させる場合のV及びNbの各量は、それぞれ、0.1%以下とすることが好ましい。より好ましくは0.05%以下である。
本発明の焼入れ用鋼板は、例えば、Se、As、Sb、Pb、Bi、Mg、Sn、Zn、Zr、W、Cs、Rb、Co、La、Tl、Nd、Y、In、Be、Hf、Tc、Ta、O(酸素)なども合計で0.01%以下の量で含有してもよい。この合計量以下であれば、耐食性や耐遅れ破壊性が改善される等の好ましい場合がある。
本発明の焼入れ用鋼板の焼入れ前の金属組織は、フェライト及びパーライトであることが望ましい。
本発明の焼入れ用鋼板は、熱延鋼板若しくは冷延鋼板、前記熱延鋼板若しくは冷延鋼板に溶融亜鉛めっきを施した溶融亜鉛めっき鋼板(GI鋼板)、又はこれを合金化した合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA鋼板)でもよい。本発明の焼入れ用鋼板を得るための方法は特に限定されず、常法に従って、溶鋼の成分調整を行い、熱間圧延、冷間圧延、溶融亜鉛めっき、合金化を行えばよい。熱間圧延は、例えば、熱間圧延時の加熱温度(SRT)を1100〜1300℃程度、仕上圧延温度(FDT)を800〜950℃程度、巻取温度(CT)を500〜700℃程度とすることが好ましい。冷間圧延後は700〜900℃程度で、50〜120秒間加熱して焼鈍してから溶融亜鉛めっきを施すことが好ましい。
本発明の焼入れ用鋼板の板厚は、スポット溶接できる限り特に限定はないが、好ましくは3mm以下である。
好ましい焼入れ用鋼板は、板厚が3mm以下である冷延薄鋼板に、溶融亜鉛めっき又は合金化溶融亜鉛めっきを施したGI鋼板又はGA鋼板である。めっき付着量は、好ましくは20〜100g/m2、より好ましくは20〜60g/m2、特に30〜50g/m2である。
本発明の焼入れ用鋼板を用いて高強度部材を製造する方法は特に限定されず、例えば、焼入れ用鋼板のAc3点以上の温度(例えば、850〜1000℃程度)に加熱した後、水や油、更にはミスト等で焼入れする方法の他、熱間プレス(ホットスタンプ)する方法を採用できる。
ホットスタンプでは、Ac3点以上の温度(即ち、900℃前後のオーステナイト域)で数分間加熱された薄鋼板をプレス金型内で冷却することにより焼入れ強化する。ホットスタンプは、ダイレクト工法とインダイレクト工法に大別できる。これらのうちダイレクト工法(直接方式とも呼ばれる。)は、薄鋼板をそのAc3点以上の温度に加熱した後、金型で急冷しながら成形する工法であり、インダイレクト工法(予成形方式)は、薄鋼板を冷間成形した後、薄鋼板のAc3点以上の温度に加熱し、次いで金型で急冷しながら焼入れする工法である。ダイレクト工法とインダイレクト工法は、薄鋼板をAc3点以上の温度に加熱してから焼入れしている点で一致しているが、薄鋼板を成形するタイミングが異なっている。なお、上記焼入れ用鋼板を加熱する温度は、Ac3点以上の温度に限定されず、例えば、Ac1点以上、Ac3点未満の温度としてもよい。
焼入れ強化する領域は特に限定されない。例えば、ホットスタンプでは、通常、薄鋼板全体に焼入れを行うが、加熱する領域を制御したり金型との接触領域を制御することにより、薄鋼板の一部のみを焼入れ強化してもよい。
成形加工方法は特に限定されず、例えば、プレス成形やロールフォーム成形などを行なえばよい。
また焼入れの加熱手段も特に限定されず、例えば、加熱炉による方法や、直接通電による方法、或いは高周波や電子ビームによる加熱手段が挙げられる。
焼入れ後は、スポット溶接して高強度部材を製造する。スポット溶接する位置は、焼入れした部分でもよいし、焼入れしていない部分でもよい。
スポット溶接の条件としては、例えば、加圧力は2000〜5000N程度、初期加圧時間は電源周波数60Hzで0〜60サイクル程度、アップスローブは電源周波数60Hzで0〜20サイクル程度、通電時間は電源周波数60Hzで10〜30サイクル程度、ホールド時間は0〜60サイクル程度である。
本発明の焼入れ鋼板をスポット溶接するには、同種の鋼板(熱延鋼板同士、冷延鋼板同士、GI鋼板同士、GA鋼板同士)を使用してもよいし、異種の鋼板(例えば熱延鋼板と冷延鋼板、冷延鋼板とGI鋼板、GI鋼板とGA鋼板など)を組み合わせても良い。
以下、実験例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実験例によって制限を受けるものではなく、上記・下記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
下記実験例1では、焼入れしていない部分をスポット溶接することを模擬して焼入れ用鋼板のスポット溶接性を評価した。一方、下記実験例2では、ホットスタンプを想定し、焼入れ用鋼板の全体を焼入れした後、スポット溶接することを模擬して焼入れ用鋼板のスポット溶接性を評価した。
[実験例1]
下記表6、表7に示す化学成分(単位:質量%)を含有する鋼(残部は鉄および不可避不純物)を真空溶解法で溶製し、鋳造して鋳片を得た。この鋳片を、下記表8に示すスラブ加熱温度(SRT)に加熱した後、仕上圧延温度(FDT)で熱間圧延を行い、巻取温度(CT)まで冷却して巻取を行い、板厚2.5mmの熱延鋼板を製造した。この熱延鋼板を酸洗した後、さらに冷間圧延を行って板厚1.6mmの冷延鋼板を製造した。この冷延鋼板に下記表8に示す焼鈍温度で90秒間焼鈍を行った後、めっきシミュレーターにて溶融亜鉛めっき処理(めっき浴の温度:460℃程度、浸漬時間:5秒程度、めっき付着量:35g/m2)、及び必要に応じて合金化処理(温度:550℃、時間:15秒)を行い、溶融亜鉛めっき鋼板(GI鋼板)及び合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA鋼板)を製造した。
上記のようにして製造した各種鋼板(GI鋼板またはGA鋼板)に焼入れを行い、焼入れ前後での機械的特性、焼入れ前の鋼板をスポット溶接したときの溶接部の接合強度(十字引張荷重)、および、めっき性を測定・評価した。
〈焼入れ前後での機械的特性〉
まず、焼入れ前の鋼板の降伏点(YP)、引張強度(TS)及び伸び(El)を次のようにして測定した。鋼板の圧延方向に対して垂直な方向が長手方向となるように、JIS Z2201で規定される5号試験片を切り出し、引張速度を10mm/minとして引張試験を行い、YP、TS及びElを測定した。測定結果を下記表9に示す。なお、測定結果は、3回測定したときの平均値である。
次に、焼入れ後の鋼板の降伏点(YP)及び引張強度(TS)を次のようにして測定した。得られた鋼板(焼入れ前のGI鋼板またはGA鋼板)から切り出した1.6mm×30mm×150mmの平板を、鋼板ガイドから対向に配置された高周波コイルの間に送り込み、平板全体の温度が950℃となるように高周波加熱し、加熱温度到達後は平板を速やかに水冷することによって焼入れを施した。その後、各平板からJIS Z2201で規定される5号試験片を切り出し、上記と同じ条件で引張試験を行って焼入れ後のYP及びTSを測定した。測定結果を下記表9に示す。なお、測定結果は、3回測定したときの平均値である。
〈スポット溶接部の接合強度〉
焼入れ前の鋼板をスポット溶接したときにおけるスポット溶接部の接合強度を十字引張荷重で評価した。詳しくは上記GI鋼板同士、または上記GA鋼板同士を2枚重ね、これを下記に示す条件でスポット溶接し、JIS Z3137で規定されている十字引張試験を行って溶接継手の十字引張荷重を測定した。測定結果を下記表9に示す。
(スポット溶接条件)
試験片 :十字引張試験用の試験片(JIS Z3137)
溶接機 :単相交流式スポット溶接機
電極 :外径φ19mm、先端径φ8mmのドームラジアスタイプ
加圧力 :4119N(420kgf)
初期加圧時間 :60サイクル(電源周波数60Hz)
アップスローブ:1サイクル(電源周波数60Hz)
通電時間 :22サイクル(電源周波数60Hz)
ホールド時間 :1サイクル(電源周波数60Hz)
溶接電流 :ナゲット径が6.3mm(5√t)となるように調整
〈めっき性〉
上記GA鋼板または上記GI鋼板について、幅70mm×長さ150mmの試験片表面における不めっきの有無を目視で観察し、めっき性を評価した。評価結果を下記表9に示す。なお、表9では、不めっきが生じなかったものを○、不めっきが生じたものを×と記載した。
表6、表7及び表9に示す結果から、次のように考察できる。上記式(1)の要件を満たす本発明例No.1〜21、36は、10000Nを超える十字引張荷重を示し、この要件を満たさない比較例No.22〜30、33〜35と比べてスポット溶接性に優れていることが分かる。またSi量が過剰である比較例No.31及びNo.32は、スポット溶接性(十字引張荷重)に優れるものの、不めっきが生じていた。
Figure 0005421062
Figure 0005421062
Figure 0005421062
Figure 0005421062
[実験例2]
実験例2では、上記実験例1で得られた溶融亜鉛めっき鋼板(GI鋼板)と合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA鋼板)を用い、この全体を焼入れし、焼入れした鋼板の機械的特性と、焼入れした鋼板をスポット溶接したときの溶接部の接合強度(十字引張荷重)を測定した。
実験例2では、上記表6、表7に示したNo.2、4、7、11、13、14、15、16、17、19、20、24、30、32、36の鋼から得られたGI鋼板またはGA鋼板を用いた。
次に、焼入れした鋼板の機械的特性の評価と、焼入れした鋼板のスポット溶接は、次の手順で行った。
<焼入れ後の機械的特性>
上記実験例1で得られた鋼板(焼入れ前のGI鋼板またはGA鋼板)から切り出した厚み1.6mm×30mm×150mmの平板を、大気雰囲気の加熱炉で、950℃で90秒間加熱した後、直ちに厚さ10mmの厚鋼板で挟み込んで急冷し、焼入れを行った。厚鋼板で挟み込んで急冷しているのは、ホットスタンプしたときに金型で急冷するのを模擬するためである。なお、冷却に使用した厚鋼板はその温度が高くなるため、一度使用した厚鋼板は、室温程度の水槽に浸漬し、厚鋼板の表面温度が50℃以下になるまで冷却してから次の冷却に使用した。また、平板の加熱−冷却は、サンプル1枚毎に行った。
焼入れした各平板からJIS Z2201で規定される5号試験片を切り出し、上記実験例1と同じ条件で引張試験を行い、焼入れ後のYP及びTSを測定した。測定結果を下記表10に示す。なお、測定結果は、3回測定したときの平均値である。下記表10に示したNo.は、上記表6、表7に対応している。
〈スポット溶接部の接合強度〉
焼入れした鋼板をスポット溶接したときの溶接部の接合強度を十字引張荷重で評価した。詳しくは焼入れしたGI鋼板同士、または焼入れしたGA鋼板同士を2枚重ね、これをスポット溶接し、JIS Z3137で規定されている十字引張試験を行って溶接継手の十字引張荷重を測定した。スポット溶接は、加圧力を4903N(500kgf)とする以外は、上記実験例1と同じ条件で行った。測定結果を下記表10に示す。
上記表6、表7、表9、および下記表10に示す結果から、次のように考察できる。
上記式(1)の要件を満たす本発明例(No.2、4、7、11、13、14、15、16、17、19、20、36)は、十字引張荷重が10000Nを超えており、焼入れした鋼板のスポット溶接性も優れている。
一方、上記式(1)の要件を満たさない比較例(No.24、30)は、十字引張荷重が10000N以下となり、焼入れした鋼板のスポット溶接性は劣化している。
なお、No.32は、上記式(1)の要件を満たしているため、焼入れした鋼板のスポット溶接性(十字引張荷重)は優れているが、Siが過剰であるため不めっきが生じていた。
Figure 0005421062
上記の実験例1、2では、溶融亜鉛めっき鋼板および合金化溶融亜鉛めっき鋼板の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。めっき前の熱延鋼板および冷延鋼板であっても、スポット溶接部の接合強度および焼入れ後の強度の両方に優れた鋼板が得られることを、実験により確認している。
本発明の焼入れ用鋼板は、スポット溶接性(接合強度)及び焼入れ後の強度に優れているので、複雑な成形が行われ、且つ高強度が求められる自動車用鋼板や建築用鋼板、機械構造部材用鋼板として有用である。

Claims (6)

  1. 質量%で、
    C :0.20%超0.30%以下、
    Si:1.0%未満(0%を含む)、
    Mn:0.1%超0.50%未満、
    P :0.015%以下(0%を含まない)、
    S :0.01%以下(0%を含まない)、
    Ti:0.01%以上0.04%以下、
    B :0.0005%以上0.005%以下、
    Al:0.08%以下(0%を含まない)、
    N :0.01%以下(0%を含まない)、並びに
    Cr及び/又はMo:合計で0.1%以上0.50%以下
    を含有し、
    更に、他の元素として、
    V :0.1%以下(0%を含まない)及び/又は
    Nb:0.1%以下(0%を含まない)を含有し、
    残部が鉄及び不可避不純物からなり、
    下記式(1)を満たすことを特徴とする板厚が3mm以下であり、スポット溶接に用いられる焼入れ用鋼板。
    10000−31000×[C]−98000×[P]−340000×[S]−980×[Mn]+1230×[Si]>0 ・・・(1)
    〔式(1)中、[ ]は鋼板中の各元素の含有量(質量%)を表す。〕
  2. 更に、他の元素として、
    Ni:0.5%以下(0%を含まない)及び/又は
    Cu:0.5%以下(0%を含まない)を含有する請求項1に記載の焼入れ用鋼板。
  3. 質量%で、
    C :0.20%超0.30%以下、
    Si:1.0%未満(0%を含む)、
    Mn:0.1%超0.50%未満、
    P :0.015%以下(0%を含まない)、
    S :0.01%以下(0%を含まない)、
    Ti:0.01%以上0.04%以下、
    B :0.0005%以上0.005%以下、
    Al:0.08%以下(0%を含まない)、
    N :0.01%以下(0%を含まない)、並びに
    Cr及び/又はMo:合計で0.1%以上0.50%以下
    を含有し、
    残部が鉄及び不可避不純物からなり、
    下記式(1)を満たす焼入れ用鋼板を焼入れし、スポット溶接して製造されたことを特徴とする高強度部材。
    10000−31000×[C]−98000×[P]−340000×[S]−980×[Mn]+1230×[Si]>0 ・・・(1)
    〔式(1)中、[ ]は鋼板中の各元素の含有量(質量%)を表す。〕
  4. 前記焼入れ用鋼板は、
    更に、他の元素として、
    Ni:0.5%以下(0%を含まない)及び/又は
    Cu:0.5%以下(0%を含まない)を含有する請求項3に記載の高強度部材。
  5. 前記焼入れ用鋼板は、
    更に、他の元素として、
    V :0.1%以下(0%を含まない)及び/又は
    Nb:0.1%以下(0%を含まない)を含有する請求項3又は4に記載の高強度部材。
  6. 前記焼入れ用鋼板の一部を焼入れし、焼入れしていない部分をスポット溶接して製造された請求項3〜5のいずれかに記載の高強度部材。
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