JP5420499B2 - 放射線画像検出方法および装置並びに放射線撮影制御方法および装置 - Google Patents

放射線画像検出方法および装置並びに放射線撮影制御方法および装置 Download PDF

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本発明は、被写体を透過した放射線を検出する放射線検出部から画像信号を読み取り、その画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出方法および装置および放射線画像検出装置に所定の制御信号を無線通信信号として出力する放射線撮影制御方法および装置に関するものである。
従来、医療分野などにおいて、被写体を透過した放射線の照射により被写体に関する放射線画像を記録する放射線検出器が各種提案、実用化されている。
上記放射線検出器としては、たとえば、放射線の照射により電荷を発生するアモルファスセレンなどの半導体を利用した放射線検出器があり、そのような放射線検出器として、いわゆる光読取方式のものやTFT読取方式のものが提案されている。
そして、上記のような放射線検出器を用いた放射線画像撮影システムとして、特許文献1には、放射線検出器から読み取られた放射線画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出装置と、その撮影装置から無線通信信号を受信するとともに、放射線画像検出装置に制御信号を無線通信信号として出力する制御装置とを備えたものが提案されている。
ここで、特許文献1に記載の放射線画像撮影システムのように、放射線画像信号を無線通信信号として出力する場合、放射線検出器から放射線画像信号を読み取っている間に、既に読み取った放射線画像信号を無線通信信号として出力すると、放射線検出器から読み取られる放射線画像信号は微弱な信号であるため、無線通信信号の電波の影響を受けて読取中の放射線画像信号にノイズが混入してしまい、放射線画像の画質を劣化させてしまう。
そこで、特許文献1に記載の放射線画像撮影システムにおいては、放射線検出器から放射線画像信号を読み取っている間は、無線通信信号がその放射線画像信号に影響を与えないように通信出力の大きさを小さくすることが提案されている。
特開2009−78087号公報
しかしながら、無線通信信号の通信出力の大きさについては、読取中の放射線画像信号への影響だけでなく、放射線画像検出装置から制御装置へ無線通信信号を送信するときの通信環境についても考慮する必要がある。たとえば、放射線画像の撮影手技によって放射線検出器に対する撮影対象の位置や間隔などが異なるため放射線画像検出装置と制御装置との間の通信環境が変化する。
このような通信環境の変化を全く考慮せずに放射線画像検出装置または制御装置の通信出力を設定するようにしたのでは、適切な無線通信信号を受信することができず、最悪な場合には通信が途絶えてしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑み、放射線画像の撮影手技が変更されて通信環境が変化したとしても適切な通信を行うことができる放射線画像検出方法および装置並びに放射線撮影制御方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の放射線画像検出方法は、被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して被写体の放射線画像を検出する放射線検出部から放射線画像を表す放射線画像信号を読み取り、その読み取った放射線画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出方法において、被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出し、その撮影手技の変更を検出した際、放射線画像信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定することを特徴とする。
本発明の放射線撮影制御方法は、本被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して被写体の放射線画像を検出する放射線検出部から放射線画像を表す放射線画像信号を読み取り、その読み取った放射線画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出装置に対して、所定の制御信号を無線通信信号として出力する放射線撮影制御方法において、被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出し、その撮影手技の変更を検出した際、制御信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定することを特徴とする。
本発明の放射線画像検出装置は、被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して被写体の放射線画像を検出する放射線検出部と、放射線検出部から放射線画像を表す放射線画像信号を読み取る読取部と、読取部より読み取られた放射線画像信号を無線通信信号として出力する無線通信部と、被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出する撮影手技変更検出部とを備え、無線通信部が、撮影手技変更検出部によって撮影手技の変更が検出された際、無線通信信号の通信出力の大きさを再設定するものであることを特徴とする。
また、上記本発明の放射線画像検出装置においては、無線通信部を、放射線画像検出装置を制御する放射線撮影制御装置から出力された所定の制御信号に基づく無線通信信号を受信するものとし、撮影手技変更検出部を、放射線画像検出装置から出力された撮影手技の変更を示す信号を無線通信部を介して受信することによって撮影手技の変更を検出するものとできる。
また、無線通信部を、所定の経過時間毎に無線通信信号の通信出力を再設定するものとできる。
また、無線通信部を、被写体の放射線画像の撮影が所定回数行われる毎に無線通信信号の通信出力を再設定するものとできる。
また、無線通信部を、放射線画像検出装置を制御する放射線撮影制御装置から出力された所定の制御信号に基づく無線通信信号を受信するものとし、無線通信部を、無線通信部の通信出力の大きさを放射線撮影制御装置との通信が可能な大きさに設定した後、その通信出力の大きさを段階的に下げて設定し、放射線撮影制御装置との通信が可能な最小の大きさ以上でかつその最小の大きさに最も近い段階の通信出力の大きさを取得し、その通信出力の大きさを用いて再設定を行うものとできる。
本発明の放射線撮影制御装置は、被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して被写体の放射線画像を検出する放射線検出部、放射線検出部から放射線画像を表す放射線画像信号を読み取る読取部および読取部より読み取られた放射線画像信号を無線通信信号として出力する検出側無線通信部を有する放射線画像検出装置に対して、検出側無線通信部によって受信される所定の制御信号を無線通信信号として出力する無線通信部と、被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出する撮影手技変更検出部とを備え、無線通信部が、撮影手技変更検出部によって撮影手技の変更が検出された際、制御信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定するものであることを特徴とする。
また、上記本発明の放射線撮影制御装置においては、撮影手技の入力を受け付ける撮影手技受付部を設け、撮影手技変更検出部を、撮影手技受付部によって受け付けられた撮影手技に基づいて撮影手技の変更を検出するものとできる。
また、無線通信部を、所定の経過時間毎に無線通信信号の通信出力を再設定するものとできる。
また、無線通信部を、被写体の放射線画像の撮影が所定回数行われる毎に無線通信信号の通信出力を再設定するものとできる。
また、無線通信部を、放射線画像検出装置から出力された放射線画像信号に基づく無線通信信号を受信するものとし、無線通信部を、無線通信部の通信出力の大きさを放射線画像検出装置との通信が可能な大きさに設定した後、その通信出力の大きさを段階的に下げて設定し、放射線画像検出装置との通信が可能な最小の大きさ以上でかつその最小の大きさに最も近い段階の通信出力の大きさを取得し、その通信出力の大きさを用いて再設定を行うものとできる。
本発明の放射線画像検出方法および装置によれば、被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して被写体の放射線画像を検出する放射線検出部から放射線画像を表す放射線画像信号を読み取り、その読み取った放射線画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出方法において、被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出し、その撮影手技の変更を検出した際、放射線画像信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定するようにしたので、放射線画像の撮影手技が変更されて通信環境が変化したとしても適切な通信を行うことができる。
本発明の放射線撮影制御方法および装置によれば、本被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して被写体の放射線画像を検出する放射線検出部から放射線画像を表す放射線画像信号を読み取り、その読み取った放射線画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出装置に対して、所定の制御信号を無線通信信号として出力する放射線撮影制御方法において、被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出し、その撮影手技の変更を検出した際、制御信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定するようにしたので、上記と同様に、放射線画像の撮影手技が変更されて通信環境が変化したとしても適切な通信を行うことができる。
本発明の放射線画像検出装置および放射線撮影制御装置の一実施形態を用いた放射線画像撮影システムの概略構成図 放射線検出カセッテの内部構成図 放射線画像撮影システムの概略構成を示すブロック図 胸骨正面の患者のポジショニングを示す図 胸骨側面の患者のポジショニングを示す図 上腕正面のポジショニングを示す図 両手正面のポジショニングを示す図 膝蓋骨軸位の患者のポジショニングを示す図 カセッテ送受信機とコンソール送受信機の内部構成の一部を示すブロック図 本発明の放射線画像検出装置および放射線撮影制御装置の一実施形態を用いた放射線画像撮影システムの作用を説明するためのフローチャート
以下、図面を参照して本発明の放射線画像検出装置および放射線撮影制御装置の一実施形態を用いた放射線画像撮影システムについて説明する。図1は、本実施形態の放射線画像撮影システム10が設置された手術室の様子を示したものである。
本実施形態の放射線画像撮影システム10は、撮影条件に従った線量からなる放射線Xを患者14に照射するための撮影装置22と、患者14を透過した放射線Xを検出し、患者14の放射線画像を記録する放射線検出器を内蔵した放射線検出カセッテ24と、放射線検出器によって検出された放射線画像を表示する表示装置26と、撮影装置22、放射線検出カセッテ24および表示装置26を制御するコンソール28とを備えている。コンソール28と、撮影装置22、放射線検出カセッテ24および表示装置26との間では、無線通信により信号の送受信が行なわれる。
撮影装置22は、自在アーム30に連結され、患者14の撮影部位に応じた所望の位置に移動可能であるとともに、医師による手術の邪魔とならない位置に待避可能である。同様に、表示装置26は、自在アーム32に連結され、撮影された放射線画像を医師が容易に観察できる位置に移動可能である。
図2は、放射線検出カセッテ24の内部構成図である。放射線検出カセッテ24は、放射線Xを透過させる材料からなるケーシング34を備えている。ケーシング34の内部には、患者14による放射線Xの散乱線を除去するグリッド38と、患者14を透過した放射線Xを検出し、患者14の放射線画像を記録する放射線検出器40と、および放射線Xのバック散乱を吸収する鉛板42とが、放射線Xが照射されるケーシング34の照射面36側から順に配設されている。
また、ケーシング34の内部には、放射線検出カセッテ24の電源であるバッテリ44と、バッテリ44から供給される電力により放射線検出器40を駆動制御するカセッテ制御部46と、放射線検出器40から読み取られた放射線画像信号などをコンソール28に無線通信信号として送信するとともに、コンソール28から出力された制御信号などを受信するカセッテ送受信機48とが収容されている。
なお、カセッテ制御部46およびカセッテ送受信機48には、放射線Xが照射されることによる損傷を回避するため、ケーシング34の照射面36側に鉛板などを配設しておくことが望ましい。
放射線検出器40は、放射線画像の記録と読出しを繰り返して行うことができるものであり、放射線の照射を直接受けて電荷を発生する、いわゆる直接型の放射線画像検出器を用いてもよいし、放射線を一旦可視光に変換し、その可視光を電荷信号に変換する、いわゆる間接型の放射線画像検出器を用いるようにしてもよい。また、放射線画像信号の読出方式としては、TFT(thin film transistor)スイッチがオン・オフされることによって放射線画像信号が読みだされる、いわゆるTFT読出方式のものや、読取光を照射することによって放射線画像信号が読み出される、いわゆる光読出方式のものを用いることが望ましいが、これに限らずその他のものを用いるようにしてもよい。
図3は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24、表示装置26およびコンソール28からなる放射線画像撮影システム10の内部構成を示すブロック図である。
撮影装置22は、撮影スイッチ72と、放射線Xを出力する放射線源74と、コンソール28から無線通信により撮影条件を受信する一方、コンソール28に対して無線通信により撮影完了信号などを送信する送受信機76と、撮影スイッチ72から供給される撮影開始信号および送受信機76から供給される撮影条件に基づいて放射線源74を制御する線源制御部78とを備えている。
放射線検出カセッテ24には、上述したように放射線検出器40、バッテリ44、カセッテ制御部46、カセッテ送受信機48および電源スイッチ45が収容されている。
電源スイッチ45は、カセッテ制御部46の制御部81からの制御信号Ssによりオン・オフが切り替えられ、バッテリ44から放射線検出器40、カセッテ制御部46およびカセッテ送受信機48への電力の供給を切り替える。制御部81は、コンソール28から出力され、カセッテ送受信機48を介して入力された制御信号に基づいて電源スイッチ45に制御信号Ssを出力するものである。
カセッテ制御部46は、放射線検出器40から読み取られた放射線画像信号を記憶する画像メモリ80と、放射線検出器40、画像メモリ80およびカセッテ送受信機48の動作を制御する制御部81とを備えている。
制御部81は、放射線検出器40および画像メモリ80からの放射線画像信号の読出しを制御するとともに、放射線検出器40の動作状態など放射線検出カセッテ24内の種々の情報をカセッテ送受信機48を介してコンソール28に出力したり、放射線検出カセッテ24に対する種々の制御信号をカセッテ送受信機48を介してコンソール28から受信するものである。コンソール28から放射線検出カセッテ24に出力される制御信号としては、たとえば、カセッテレディ信号や、撮影開始信号や撮影終了信号などがある。カセッテレディ信号とは、撮影待機モードに移行したときに放射線検出器40に不要な電荷が溜まらないように常時リセットを行うよう制御する信号である。また、撮影開始信号は、放射線検出器40が電荷蓄積モードとなるように制御する信号であり、撮影終了信号は、放射線検出器40が電荷蓄積モードから電荷信号読出モードとなるように制御する信号である。
そして、制御部81は、コンソール28において撮影手技の変更が受け付けられた際、撮影手技の変更が行われたことを示す信号をカセッテ送受信機48を介して受信し、撮影手技検出部81aによってその受信信号を検出するものである。なお、コンソール28において受け付けられる撮影手技については、後で詳述する。
そして、制御部81は、撮影手技変更検出部81aによって撮影手技の変更が行われたことを検出すると、カセッテ送受信機48に制御信号を出力し、カセッテ送受信機48から出力される無線通信信号の通信出力の大きさがその変更後の撮影手技において適切な大きさとなるようにカセッテ送受信機48の通信出力を再設定するものである。なお、このカセッテ送受信機48の通信出力の再設定方法については、後で詳述する。
表示装置26は、コンソール28から放射線画像信号を受信する受信機90と、受信した放射線画像信号の表示制御を行う表示制御部92と、表示制御部92によって処理された放射線画像信号に基づいて放射線画像を表示する表示部94とを備えている。
コンソール28は、撮影装置22、放射線検出カセッテ24および表示装置26に対して、放射線画像信号を含む必要な情報を無線通信により送受信するコンソール送受信機96と、撮影装置22による撮影に必要な撮影条件を管理する撮影条件管理部98と、放射線検出カセッテ24から送信された放射線画像信号に対して画像処理を施す画像処理部100と、画像処理の施された放射線画像信号を記憶する画像メモリ101と、撮影対象である患者14の患者情報を管理する患者情報管理部102と、放射線検出カセッテ24に電源スイッチ45をONにする制御信号や種々の制御信号を出力するとともに、放射線検出カセッテ24から放射線検出器40の動作状態など放射線検出カセッテ24内の種々の情報を受け付けるカセッテ制御部103と、撮影手技を含む撮影条件や撮影対象の患者情報の入力を受け付ける入力部104とを備えている。
ここで、本実施形態における撮影条件とは、放射線画像の撮影を適切に行うために必要な条件であり、たとえば、患者14の撮影部位に対して、適切な線量の放射線Xを照射するための管電圧、管電流、照射時間などを決定するための条件があり、このような条件としては、たとえば、撮影部位を含む撮影手技の条件がある。撮影手技の条件としては、たとえば、肋骨正面、肋骨斜位、胸骨正面、胸骨側面、上腕正面、両手正面、膝関節正面、膝蓋骨軸位などがある。また、患者情報とは、患者14の氏名、性別、患者ID番号、体重、身長など、患者14を特定するための情報である。
そして、撮影条件管理部98は、入力部104において撮影手技の変更が受け付けられたことを検出する撮影手技変更検出部98aを有し、撮影手技変更検出部98aにおいて撮影手技の変更が検出された際には、その検出に応じてコンソール送受信機96に制御信号を出力し、コンソール送受信機96から出力される無線通信信号の通信出力の大きさがその変更後の撮影手技において適切な大きさとなるようにコンソール送受信機96の通信出力を再設定するものである。なお、このコンソール送受信機96の通信出力の再設定方法については、後で詳述する。
ここで、上述したように撮影手技が変更された際に、カセッテ送受信機48とコンソール送受信機96との通信出力を再設定するようにするのは、たとえば、撮影手技が胸骨正面である場合には、図4(A)に示されるように放射線検出カセッテ24に対して患者が正面を向いて配置され、撮影手技が胸骨側面である場合には、図4(B)に示されるように放射線検出カセッテ24に対して横を向いて患者が配置されるので、放射線検出カセッテ24とコンソール28との間の通信環境が全く異なってくるからである。
また、撮影手技が上腕正面である場合には、図5(A)に示されるように放射線検出カセッテ24に対して患者の上腕が配置され、撮影手技が両手正面の場合には、図5(B)に示されるように放射線検出カセッテ24に対して両手が配置されるので、このような場合も撮影部位が異なることによって放射線検出カセッテ24を覆う部分が変わってくるので通信環境が異なることになる。
さらに、撮影手技が膝蓋骨軸位である場合には、図6に示すように患者が放射線検出カセッテを手にもった状態で撮影が行われるので、放射線検出カセッテ24の向きや患者が手にもっている状態によって通信環境が変わることになる。
そこで、本実施形態においては、このように通信環境が変化したとしても適切な通信を行うことができるように、撮影手技が変更された際には、カセッテ送受信機48とコンソール送受信機96との通信出力を再設定するようにしている。
図7は、放射線検出カセッテ24におけるカセッテ送受信機48とコンソール28におけるコンソール送受信機96の内部構成の一部を示すブロック図である。
放射線検出カセッテ24におけるカセッテ送受信機48は、マイクロコンピュータを備えるカセッテ送受信制御部202と、アンテナ203と、アンテナ共用器205と、受信部208と、送信部210と、可変利得増幅器212とを備えている。
受信部208は、アンテナ203により受信した電波をアンテナ共用器205を介して受信して復調し、受信信号としてカセッテ送受信制御部202に出力するものである。送信部210は、画像メモリ80(図3参照)から読み出され、カセッテ送受信制御部202から所定の転送レートで出力された放射線画像信号を変調して出力するものである。
可変利得増幅器212は、送信部210から出力された信号を設定された利得で増幅して送信信号を出力するものである。そして、可変利得増幅器212における利得は、カセッテ送受信制御部202からの制御信号に応じて切り替えられる。
カセッテ送受信制御部202は、制御部81において撮影手技が変更されたことが検出された際に出力される制御信号に応じて、カセッテ送受信機48から出力される無線通信信号の通信出力の大きさがその変更後の撮影手技において適切な大きさとなるように可変利得増幅器212の利得を再設定するものである。なお、この利得の再設定方法については、後で詳述する。
一方、コンソール送受信機96は、マイクロコンピュータを備えるコンソール送受信制御部220と、アンテナ224と、アンテナ共用器226と、受信部228と、送信部230と、可変利得増幅器232とを備えている。
受信部228は、アンテナ224により受信した電波をアンテナ共用器226を介して受信して復調し、受信データとしてコンソール送受信制御部220に出力するものである。送信部210は、コンソール送受信制御部220から出力された信号を変調して出力するものである。
可変利得増幅器232は、送信部230から出力された信号を設定された利得で増幅して送信信号を出力するものである。そして、可変利得増幅器232における利得は、コンソール送受信制御部220からの制御信号に応じて切り替えられる。
コンソール送受信制御部220は、撮影条件管理部98の撮影手技変更検出部98aにおいて撮影手技が変更されたことが検出された際に出力される検出信号に応じて、コンソール送受信機96から出力される無線通信信号の通信出力の大きさがその変更後の撮影手技において適切な大きさとなるように可変利得増幅器232の利得を再設定するものである。なお、この利得の再設定方法については、後で詳述する。
次に、本実施形態の放射線画像撮影システム10の動作について、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、医師または放射線技師(以下、操作者という)によって、コンソール28の入力部104を用いて、撮影対象の患者情報や撮影手技の内容が設定され(S10)、その後、患者14と手術台16との間の所定位置に、照射面36を撮影装置22側とした状態で放射線検出カセッテ24が設置される(S12)。
そして、操作者の所定の操作によりコンソール28のカセッテ制御部103から放射線検出カセッテ24の電源スイッチ45をONするための制御信号が出力され、その制御信号はコンソール送受信機96を介してコンソール28から出力される。なお、このときの可変利得増幅器232の利得の大きさは、コンソール28から出力される無線通信信号が、コンソール28と放射線検出カセッテ24とが通信をするのに十分な大きさとなるように設定されており、予めコンソール送受信制御部220に設定されている。
そして、その制御信号は放射線検出カセッテ24のカセッテ送受信機48により受信され、制御部81に出力され、制御部81から電源スイッチ45に制御信号が出力されて電源スイッチ45がONされる。
そして、上述したような放射線検出カセッテ24の電源投入が行われた後、撮影条件管理部98の撮影手技変更検出部98aにおいて、操作者によって設定された撮影手技の内容が、前回の撮影において設定された撮影手技から変更されたか否かが確認される(S14)。
そして、撮影手技変更検出部98aにおいて撮影手技の変更が検出された場合には、その検出信号がコンソール送受信制御部220に出力され、コンソール送受信制御部220は、その検出信号に応じて、コンソール送受信機96から出力される無線通信信号の通信出力の大きさがその変更後の撮影手技において適切な大きさとなるように可変利得増幅器232の利得を再設定する(S16)。
具体的には、まず、コンソール28のカセッテ制御部103において試験信号が生成され、その試験信号はコンソール送受信機96のコンソール送受信制御部220に出力される。そして、コンソール送受信制御部220は、入力された試験信号を所定の転送レートで送信部230に出力する。そして、試験信号は、送信部230おいて変調された後、可変利得増幅器232により増幅され、アンテナ共用器226およびアンテナ224を介して無線通信信号として放射線検出カセッテ24に送信される。
そして、放射線検出カセッテ24は上記のようにしてコンソール28から出力された試験信号をカセッテ送受信機48により受信し、その受信された試験信号は、制御部81に出力される。
そして、制御部81は、入力された試験信号のビットエラーレートが予め設定された閾値以下であるか否かを判定する
そして、制御部81は、入力された試験信号のビットエラーレートが閾値以下である場合には、その旨を示す信号(以下、「通信可能信号」という。)をカセッテ送受信機48を介してコンソール28に出力する。
そして、コンソール28はコンソール送受信機96を介して通信可能信号を受信し、その通信可能信号はコンソール送受信制御部220に入力される。コンソール送受信制御部220は、上記通信可能信号を受信すると、可変利得増幅器232の利得を少し下げる。
そして、再び、カセッテ制御部103から試験信号が出力され、コンソール送受信制御部220から所定の転送レートで送信部230に出力され、可変利得増幅器232において少し下げられた利得で増幅された後、アンテナ共用器226およびアンテナ224を介して放射線検出カセッテ24に出力される。
そして、放射線検出カセッテ24は上記のようにしてコンソール28から出力された試験信号をカセッテ送受信機48により受信し、その受信された試験信号は制御部81に入力される。
そして、制御部81は、再び、入力された試験信号のビットエラーレートが予め設定された閾値以下であるか否かを判定する
そして、制御部81は、入力された試験信号のビットエラーレートが閾値以下である場合には、再び、通信可能信号をカセッテ送受信機48を介してコンソール28に出力する。
そして、コンソール28はコンソール送受信機96を介して通信可能信号を受信し、その通信可能信号はコンソール送受信制御部220に入力される。コンソール送受信制御部220は、上記通信可能信号を受信すると、可変利得増幅器232の利得をさらに少し下げる。
そして、再び、カセッテ制御部103から試験信号が出力され、コンソール送受信制御部220から所定の転送レートで送信部230に出力され、可変利得増幅器232においてさらに少し下げた利得で増幅された後、アンテナ共用器226およびアンテナ224を介して放射線検出カセッテ24に出力される。
上記のようにしてコンソール28から出力された試験信号に対して、放射線検出カセッテ24から通信可能信号が出力される間は、コンソール28は徐々に可変利得増幅器232の利得を下げて設定し、その利得で増幅された試験信号を放射線検出カセッテ24に出力する。
そして、放射線検出カセッテ24の制御部81は、入力された試験信号のビットエラーレートが閾値より大きくなった場合には、その旨を示す信号(以下、「通信不可能信号」という。)をカセッテ送受信機48を介してコンソール28に出力する。
そして、コンソール28はコンソール送受信機96を介して通信不可能信号を受信し、その通信不可能信号はコンソール送受信制御部220に入力される。コンソール送受信制御部220は、上記通信不可能信号を受信すると、そのとき設定されている可変利得増幅器232の利得が設定される直前に設定された利得を取得し、この利得を用いて可変利得増幅器232の利得の再設定を行う。
一方、コンソール28の撮影手技変更検出部98aにおいて撮影手技の変更が検出された場合には、その検出信号はコンソール送受信機96を介して放射線検出カセッテ24にも出力される。
そして、上記検出信号はカセッテ送受信機48を介して制御部81に入力され、制御部81の撮影手技変更検出部81aによって検出される。
そして、制御部81は、撮影手技変更検出部81aにおいて撮影手技の変更が行われたことが検出されると、カセッテ送受信機48に制御信号を出力し、カセッテ送受信機48から出力される無線通信信号の通信出力の大きさがその変更後の撮影手技において適切な大きさとなるようにカセッテ送受信機48の通信出力を再設定する(S18)。
具体的には、まず、制御部81において試験信号が生成され、その試験信号はカセッテ送受信機48のカセッテ送受信制御部202に出力される。そして、カセッテ送受信制御部202は、入力された試験信号を所定の転送レートで送信部210に出力する。そして、試験信号は、送信部210おいて変調された後、可変利得増幅器212により増幅され、アンテナ共用器205およびアンテナ203を介して無線通信信号としてコンソール28に送信される。
ここで、このときの可変利得増幅器212の利得の大きさは、放射線検出カセッテ24から出力される無線通信信号が、コンソール28と放射線検出カセッテ24とが通信をするのに十分な大きさとなるように設定されており、予めカセッテ送受信制御部202に設定されている。
そして、コンソール28は上記のようにして放射線検出カセッテ24から出力された試験信号をコンソール送受信機96により受信し、その受信された試験信号は、カセッテ制御部103に出力される。
そして、カセッテ制御部103は、入力された試験信号のビットエラーレートが予め設定された閾値以下であるか否かを判定する
そして、カセッテ制御部103は、入力された試験信号のビットエラーレートが閾値以下である場合には通信可能信号をコンソール送受信機96を介して放射線検出カセッテ24に出力する。
そして、放射線検出カセッテ24はカセッテ送受信機48を介して通信可能信号を受信し、その通信可能信号はカセッテ送受信制御部202に入力される。カセッテ送受信制御部202は、上記通信可能信号を受信すると、可変利得増幅器232の利得を少し下げる。
そして、再び、制御部81から試験信号が出力され、カセッテ送受信制御部202から所定の転送レートで送信部210に出力され、可変利得増幅器212において少し下げられた利得で増幅された後、アンテナ共用器205およびアンテナ203を介してコンソール28に出力される。
そして、上述したコンソール28のコンソール送受信機96の利得の再設定の場合と同様に、放射線検出カセッテ24から出力された試験信号に対して、コンソール28から通信可能信号が出力される間は、放射線検出カセッテ24は徐々に可変利得増幅器212の利得を下げて設定し、その利得で増幅された試験信号をコンソール28に出力する。
そして、放射線検出カセッテ24のカセッテ送受信制御部202によって通信不可能信号が受信されると、カセッテ送受信制御部202は、そのとき設定されている可変利得増幅器212の利得が設定される直前に設定された利得を取得し、この利得を用いて可変利得増幅器212の利得を再設定する。
上述したようにしてコンソール28のコンソール送受信機96の利得と放射線検出カセッテ24のカセッテ送受信機48の利得とを再設定することによって、通信環境に応じた適切な通信を行うことができるとともに、必要最低限の通信出力で通信を行うことができ、たとえば、放射線検出カセッテ24の放射線検出器40から放射線画像信号が読み出されている最中に通信を行ったとしても、その放射線画像信号に影響を及ぼさないようにすることができる。また、放射線検出カセッテ24においては通信に使用される電力を少なくすることができ、バッテリ44の消費を少なくすることができる。
そして、上述したようにしてコンソール28のコンソール送受信機96の利得と放射線検出カセッテ24のカセッテ送受信機48の利得とが最適な大きさに再設定された後、放射線画像の撮影が行われる(S20)。
具体的には、撮影装置22を放射線検出カセッテ24に対向する位置に移動させた後、撮影スイッチ72を操作して撮影を行なう。
撮影装置22の線源制御部78は、コンソール送受信機96、送受信機76を介して、コンソール28の撮影条件管理部98より患者14の撮影部位に係る撮影条件を無線通信により取得し、取得した撮影条件に従って放射線源74を制御することにより、所定の線量からなる放射線Xを患者14に照射する。
患者14を透過した放射線Xは、放射線検出カセッテ24のグリッド38によって散乱線が除去された後、放射線検出器40に照射され、放射線検出器40によって光電変換されて電荷信号として蓄積される。
そして、上記のようにして放射線Xの照射が終了した後、放射線検出器40に蓄積された電荷信号はカセッテ制御部46の制御部81によって読み出され、サンプルホールド回路によってサンプリングされた後、A/D変換器によってデジタル信号に変換され、画像メモリ80に一旦記憶される。
そして、カセッテ制御部46の制御部81は、画像メモリ80に送信に必要な単位の放射線画像信号が記憶されると、画像メモリ80からその送信単位の放射線画像信号を順次読出し、これをカセッテ送受信機48に出力する。
そして、カセッテ送受信機48におけるカセッテ送受信制御部202は、入力された送信単位の放射線画像信号を所定の転送レートで送信部210に出力する。そして、放射線画像信号は、送信部210おいて変調された後、可変利得増幅器212により増幅され、アンテナ共用器205およびアンテナ203を介して無線通信信号としてコンソール28に送信される。
そして、コンソール28に送信された変調信号は、コンソール28のコンソール送受信機96において放射線画像信号として復調され、その放射線画像信号は、画像処理部100において所定の画像処理が施された後、患者情報管理部102に登録されている患者14の患者情報と関連付けられた状態で画像メモリ101に記憶される。
次いで、画像処理の施された放射線画像信号は、コンソール送受信機96から表示装置26に送信される。そして、表示装置26の受信機90によって放射線画像信号を受信した表示装置26は、表示制御部92によって表示部94を制御し、放射線画像を表示部94に表示する(S22)。
一方、S14において、撮影条件管理部98の撮影手技変更検出部98aによって撮影手技の変更が検出されなかった場合には、コンソール28のコンソール送受信機96の利得と放射線検出カセッテ24のカセッテ送受信機48の利得との再設定は行われず、前回の撮影に使用された利得のままで放射線画像の撮影および表示(S20,S22)が行われる。
そして、上述したようにして放射線画像の撮影および表示が行われた後、撮影手技を変更して放射線画像の撮影を行う際には、S14からS22までの処理が繰り返されて行われる。
また、上記実施形態においては、撮影手技の変更を検出した際に、コンソール28および放射線検出カセッテ24の通信出力の再設定を行うようにしたが、さらに所定の時間が経過する毎、たとえば、1時間毎にコンソール28および放射線検出カセッテ24の通信出力の再設定を行うようにしてもよい。所定の時間を経過したことについては、たとえば、
カセッテ送受信機48のカセッテ送受信制御部202や、コンソール送受信機96のコンソール送受信制御部220において計測するようにすればよい。
もしくは、放射線画像の撮影が所定回数行われる毎、たとえば、10〜20ショット毎にコンソール28および放射線検出カセッテ24の通信出力の再設定を行うようにしてもよい。放射線画像の撮影回数については、たとえば、放射線検出カセッテ24の制御部81や、コンソール28の撮影条件管理部98においてカウントするようにすればよい。
また、上記実施形態においては、コンソール28から放射線検出カセッテ24へ、または放射線検出カセッテ24からコンソール28へ試験信号を出力し、その応答信号を受信することによって通信出力の再設定を行うようにしたが、これに限らず、たとえば、撮影手技とその撮影手技に応じた通信出力の大きさ(利得)とを対応付けたテーブルを予め設定しておき、撮影手技の変更が検出された際には、そのテーブルを参照して変更後の撮影手技に応じた通信出力の大きさ(利得)を取得し、再設定を行うようにしてもよい。
また、たとえば、上述した放射線画像撮影システム10が、回診車などの移動手段に設置されている場合には、その移動手段が移動した場合には通信環境が変化することになる。したがって、放射線画像撮影システム10が移動したことを検出した際に、上述したような通信出力の再設定を行うようにしてもよい。
また、たとえば、放射線検出カセッテ24を所定の撮影室から別の撮影室に移動させた場合にも通信環境が変化することになる。したがって、放射線検出カセッテ24が移動したことを検出した際に、上述したような通信出力の再設定を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態のように通信出力の再設定を行う際、その再設定された通信出力の大きさに応じて転送レートも再設定するようにしてもよい。具体的には、通信出力が大きくなると放射線検出器40から読み出し中の放射線画像信号に対する影響が大きくなる場合があるので、再設定される通信出力が大きくなるほど転送レートを小さく再設定するようにしてもよい。
なお、コンソール28から出力される無線通信信号は、コマンドやステータス情報でありそのデータ量が少ないので、コンソール28の転送レートは固定にしておくようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、コンソール28において受け付けられた撮影手技の内容に基づいて撮影手技の変更を検出するようにしたが、撮影手技の変更の検出方法としては、これに限らず、たとえば、放射線検出カセッテ24の向き傾きなどをセンサなどによって検出することによって撮影手技が変更されたことを検出するようにしてもよい。
10 放射線画像撮影システム
22 撮影装置
24 放射線検出カセッテ
26 表示装置
28 コンソール
40 放射線検出器
44 バッテリ
46 カセッテ制御部
48 カセッテ送受信機
81 制御部
81a 撮影条件手技検出部
96 コンソール送受信機
98 撮影条件管理部
98a 撮影手技変更検出部
202 カセッテ送受信制御部
212 可変利得増幅器
220 コンソール送受信制御部
232 可変利得増幅器

Claims (12)

  1. 被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して前記被写体の放射線画像を検出する放射線検出部から前記放射線画像を表す放射線画像信号を読み取り、該読み取った放射線画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出方法において、
    前記被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出し、
    該撮影手技の変更を検出した際、前記放射線画像信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定することを特徴とする放射線画像検出方法。
  2. 被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して前記被写体の放射線画像を検出する放射線検出部から前記放射線画像を表す放射線画像信号を読み取り、該読み取った放射線画像信号を無線通信信号として出力する放射線画像検出装置に対して、所定の制御信号を無線通信信号として出力する放射線撮影制御方法において、
    前記被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出し、
    該撮影手技の変更を検出した際、前記制御信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定することを特徴とする放射線撮影制御方法。
  3. 被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して前記被写体の放射線画像を検出する放射線検出部と、
    該放射線検出部から前記放射線画像を表す放射線画像信号を読み取る読取部と、
    該読取部より読み取られた放射線画像信号を無線通信信号として出力する無線通信部と、
    前記被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出する撮影手技変更検出部とを備え、
    前記無線通信部が、前記撮影手技変更検出部によって撮影手技の変更が検出された際、前記無線通信信号の通信出力の大きさを再設定するものであることを特徴とする放射線画像検出装置。
  4. 前記無線通信部が、前記放射線画像検出装置を制御する放射線撮影制御装置から出力された所定の制御信号に基づく無線通信信号を受信するものであり、
    前記撮影手技変更検出部が、前記放射線画像検出装置から出力された前記撮影手技の変更を示す信号を前記無線通信部を介して受信することによって前記撮影手技の変更を検出するものであることを特徴とする請求項3記載の放射線画像検出装置。
  5. 前記無線通信部が、所定の経過時間毎に前記無線通信信号の通信出力を再設定するものであることを特徴とする請求項3または4記載の放射線画像検出装置。
  6. 前記無線通信部が、前記被写体の放射線画像の撮影が所定回数行われる毎に前記無線通信信号の通信出力を再設定するものであることを特徴とする請求項3または4項記載の放射線画像検出装置。
  7. 前記無線通信部が、前記放射線画像検出装置を制御する放射線撮影制御装置から出力された所定の制御信号に基づく無線通信信号を受信するものであり、
    前記無線通信部が、該無線通信部の通信出力の大きさを前記放射線撮影制御装置との通信が可能な大きさに設定した後、該通信出力の大きさを段階的に下げて設定し、前記放射線撮影制御装置との通信が可能な最小の大きさ以上でかつ該最小の大きさに最も近い段階の前記通信出力の大きさを取得し、該通信出力の大きさを用いて前記再設定を行うものであることを特徴とする請求項3から6いずれか1項記載の放射線画像検出装置。
  8. 被写体を透過した放射線の照射を受けて電荷を発生して前記被写体の放射線画像を検出する放射線検出部、該放射線検出部から前記放射線画像を表す放射線画像信号を読み取る読取部および該読取部より読み取られた放射線画像信号を無線通信信号として出力する検出側無線通信部を有する放射線画像検出装置に対して、前記検出側無線通信部によって受信される所定の制御信号を無線通信信号として出力する無線通信部と、
    前記被写体の放射線画像の撮影手技が変更されたことを検出する撮影手技変更検出部とを備え、
    前記無線通信部が、前記撮影手技変更検出部によって撮影手技の変更が検出された際、前記制御信号に基づく無線通信信号の通信出力の大きさを再設定するものであることを特徴とする放射線撮影制御装置。
  9. 前記撮影手技の入力を受け付ける撮影手技受付部を備え、
    前記撮影手技変更検出部が、前記撮影手技受付部によって受け付けられた撮影手技に基づいて前記撮影手技の変更を検出するものであることを特徴とする請求項8記載の放射線撮影制御装置。
  10. 前記無線通信部が、所定の経過時間毎に前記無線通信信号の通信出力を再設定するものであることを特徴とする請求項8または9記載の放射線撮影制御装置。
  11. 前記無線通信部が、前記被写体の放射線画像の撮影が所定回数行われる毎に前記無線通信信号の通信出力を再設定するものであることを特徴とする請求項8または9記載の放射線撮影制御装置。
  12. 前記無線通信部が、前記放射線画像検出装置から出力された放射線画像信号に基づく無線通信信号を受信するものであり、
    前記無線通信部が、該無線通信部の通信出力の大きさを前記放射線画像検出装置との通信が可能な大きさに設定した後、該通信出力の大きさを段階的に下げて設定し、前記放射線画像検出装置との通信が可能な最小の大きさ以上でかつ該最小の大きさに最も近い段階の前記通信出力の大きさを取得し、該通信出力の大きさを用いて前記再設定を行うものであることを特徴とする請求項8から11いずれか1項記載の放射線撮影制御装置。
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