JP5419440B2 - グラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置 - Google Patents

グラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5419440B2
JP5419440B2 JP2008332890A JP2008332890A JP5419440B2 JP 5419440 B2 JP5419440 B2 JP 5419440B2 JP 2008332890 A JP2008332890 A JP 2008332890A JP 2008332890 A JP2008332890 A JP 2008332890A JP 5419440 B2 JP5419440 B2 JP 5419440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
unit
plane
graphics display
generation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008332890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010152257A (ja
Inventor
伸俊 轟木
裕喜 小中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008332890A priority Critical patent/JP5419440B2/ja
Publication of JP2010152257A publication Critical patent/JP2010152257A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5419440B2 publication Critical patent/JP5419440B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

この発明は、複数の描画プレーンを重畳してグラフィックス画面を表示するグラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置に関するものである。
一般に、グラフィックス表示装置では、バックグランド面及び表面側に重ねられるフォアグランド面をそれぞれ別々に生成し、順次重ねてオンスクリーン画像を生成している(例えば、特許文献1参照)。これにより、バックグランド面やフォアグランド面を重畳する場合にバックグランド面やフォアグランド面を部品のように付加するだけでよく、改めて再描画することなくオンスクリーン画像を生成することができる。
特開2006−301029号公報
グラフィックス画面を設計する段階では、Photoshop(登録商標)やVisio(登録商標)といった市販ツールや、グラフィックス画面設計用の専用ツールなどを用いてグラフィックス表示部品を作成したり、グラフィックス表示部品を画面上にレイアウトしたりする。このような設計段階では、論理的な無限のレイヤがあり、任意のレイヤに任意のグラフィックス表示部品を配置することができる。しかしながら、このようなグラフィックス表示部品を実機上に表示するグラフィックス表示装置においては、プラットフォームの制約により有限数のプレーンしかもたず、前述したレイヤはこれらの有限数のプレーン上に重畳して配置されることになる。
また、プラットフォームの事情によっては、特定のグラフィックス表示部品は特定のプレーンにしか配置できないことがある。例えば、映像ストリームを表示するグラフィックス表示部品は、映像をデコードしレンダリングできるプロセッサが管理するプレーンにしか配置できないことがある。また、ハードウェアが管理する特殊なカーソル部品は、カーソルを制御するプロセッサが管理するプレーンにしか配置できないことがある。このようなグラフィックス表示装置においては、プラットフォームの都合により、あるグラフィックス表示部品が実行時に特定のプレーンにしか配置できないことがある。この場合、後面のプレーンに配置されたグラフィックス表示部品は前面のプレーンに配置されたグラフィックス表示部品に遮蔽され見えなくなるため、グラフィックス画面設計段階では見えていたグラフィックス表示部品が、実機上での表示時に見えなくなることがあった。これを回避するためには、グラフィックス画面設計時にグラフィックス画面設計者が、実機上での表示時のプレーン状況を勘案した上で、当該部品が前面の部品に隠されるようであれば、当該部分が前面に透過されて見えるように、前面プレーンにおける透過処理を実施しておく必要がある。しかしながら、プラットフォームの都合を知らない設計者にはこのような作業は不可能であり、たとえ知っている設計者でも煩雑な作業を強いられることになる。また、プレーンの事情が異なるプラットフォームで同じグラフィックス画面を表示したい場合には、プラットフォーム毎に透過処理の変更が必要になり、煩雑な作業が要求されるといった問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、グラフィックス画面設計時に実行時のプラットフォームを考慮する必要がなく、設計が容易でかつグラフィックス画面設計時に意図した通りの表示を行うことのできるグラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置を得ることを目的とする。
この発明に係るグラフィックス表示装置は、グラフィックス表示部品を後面プレーンに配置し、後面プレーンの描画情報を生成する後面描画部と、後面描画部に格納されるグラフィックス表示部品のそれぞれに対してマスクを生成し、マスクの対象となるグラフィックス表示部品の前後の位置関係の情報であるZインデックスをマスクIDとしてマスクに付与するとともに、マスクのリストを生成するマスク生成部と、グラフィックス表示部品を前面プレーンに配置し、前面プレーンの描画情報を生成すると共に、前面プレーンにマスクのリストに含まれるマスクをマスクIDの値に基づいて適用して、マスク部分を透過した前面プレーンの描画情報を生成し、後面描画部と描画領域を同一にする前面描画部と、前面プレーンおよび後面プレーンの描画情報を合成した画面情報を生成するプレーン合成部とを備えたものである。
この発明のグラフィックス表示装置は、後面描画部の描画情報に応じてマスクを生成し、このマスクを前面プレーンに適用するようにしたので、グラフィックス画面設計時に実行時のプラットフォームを考慮する必要がなく、設計が容易でかつグラフィックス画面設計時に意図した通りの表示を行うことができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるグラフィックス表示装置を示す構成図である。
図において、グラフィックス表示装置は、後面プレーン格納部101、前面プレーン格納部102、後面描画部103、マスク生成部104、前面描画部105、プレーン合成部106、出力部107を備えている。なお後面描画部103と前面描画部105は描画領域が同一である。
後面プレーン格納部101は、後面描画部103が生成した後面プレーンの描画情報を記憶するメモリ領域である。前面プレーン格納部102は、前面描画部105が生成した前面プレーンの描画情報を記憶するメモリ領域である。後面描画部103は、後面プレーンに描画すべきグラフィックス表示部品情報103aを有し、このグラフィックス表示部品情報103aに基づいて後面の描画情報を生成し出力する機能部である。マスク生成部104は、後面描画部103が出力した描画情報に基づいてマスクのリストを生成し、前面描画部105に出力する機能部である。前面描画部105は、前面プレーンに描画すべきグラフィックス表示部品情報105aを有し、このグラフィックス表示部品情報105aに基づいて前面の描画情報を生成すると共に、マスク生成部104からのマスクのリストに基づいて描画情報にマスクを適用し、前面プレーン格納部102に出力するよう構成されている。なお、上記は、グラフィックス表示部品情報が、後面描画部、前面描画部の中に配置されると説明したが、グラフィックス表示部品情報を格納する別途表示部品データベースを設けても良い。この場合には、前面、後面描画部が、表示部品データベースから、必要なグラフィックス表示部品情報を取得するように構成する。
プレーン合成部106は、前面プレーン格納部102の内容と後面プレーン格納部101の内容とを、前記後面プレーン格納部の内容を後ろに、前記前面プレーン格納部の内容を前にして重畳して合成し、出力部107に出力する機能部である。出力部107は、CRTや液晶ディスプレイ等の表示装置を備え、プレーン合成部106の出力結果を受けて、これら表示装置に適合する映像信号に変換し、表示装置によって映像信号を可視化するよう構成されている。
尚、上記の後面描画部103〜プレーン合成部106および出力部107における映像信号の処理部分は、それぞれの機能に対応するソフトウェアと、これを実行するためのプロセッサやメモリ等のハードウェアから構成されている。また、後面プレーン格納部101及び前面プレーン格納部102は、VRAM等のメモリで構成されている。あるいは、これらの後面プレーン格納部101〜出力部107を専用のハードウェアで構成したり、ハードウェアで実現しにくい部分についてはソフトウェアで実現する等、ハードウェアとソフトウェアが混在した状態の実装であってもよい。
後面描画部103および前面描画部105におけるグラフィックス表示部品情報103a,105aとは、それを配置すべき座標、幅、高さ、Zインデックスなどのプロパティを持っている。また、その部品が画面上に配置された場合にユーザの目に見える描画データを保持している。ここで、描画データとは、ビットマップデータ、画像ファイルのファイル名、ベクタデータ、3Dモデルデータ、矩形描画命令や線描画命令、あるいはそのプラットフォームが提供する地図描画命令などの描画命令の集合といったものである。画像ファイルは、一般的な画像ファイル形式(bmp,tiff,png,gif,jpg)であってもよいし、そのプラットフォーム独自の形式でもよい。
これらのグラフィックス表示部品情報103a,105aは、メインメモリ上に配置されていてもよい。また、当該グラフィックス表示部品の描画を担当するプロセッサのキャッシュメモリ上に配置されていてもよい。マルチプロセッサシステムで共有メモリが存在する場合は、共有メモリ上にあってもかまわない。
後面プレーン格納部101および前面プレーン格納部102における後面プレーンおよび前面プレーン上のピクセルは、RGB各々8bitで構成される24bitのカラー値を持ち、更に後面の描画内容の透過度を示すアルファ値8bitを持つことができる。
後面プレーン格納部101および前面プレーン格納部102は、メインメモリ、共有メモリ、VRAMのどこに設けられていてもよい。また、ダブルバッファリング機構を持つプラットフォームであれば、オフスクリーンバッファやオンスクリーンバッファを用いてもよい。
また、以下に説明する各実施の形態では、RGB色空間におけるARGB32bitカラーモデルを用いているが、その他のカラーモデルであってもよい。また、YCrCbやYPrPbおよびその他のYUV、YIQ、CMYK色空間を用いるものであってもよい。
更に、マスク生成部104が生成するマスクリストはメインメモリ上に格納してもよいし、マルチプロセッサ環境であれば、共有メモリ領域に格納してもよい。更にはVRAM上に格納してもよい。
次に、実施の形態1のグラフィックス表示装置の動作について説明する。
図2は、実施の形態1のグラフィックス表示装置における全体の動作を示すフローチャートである。
グラフィックス表示装置が起動すると、後面描画処理(ステップST201)に進む。次にマスク生成処理が実行される(ステップST202)。更に、前面描画処理が実行される(ステップST203)。次に合成処理が実行され(ステップST204)、更に、出力処理が実行される(ステップST205)。終了判定(ステップST206)にて、YESでなければステップST201に戻る。
次に、図2の各ステップにおける処理の詳細を説明する。
図3は、図2のステップST201の後面描画処理のフローチャートである。
初期化処理(ステップST301)では、後面プレーンのメモリ領域に格納されている値を0にセットする。そして、マスク生成部104にマスク生成開始を通知する。グラフィックス表示部品ループ(ステップST302)はループの初端であり、部品取得処理(ステップST303)、部品描画処理(ステップST304)、マスク生成部104への出力処理(ステップST305)は、グラフィックス表示部品の数だけ、グラフィックス表示部品毎に一度だけ処理されるよう繰り返す。
部品取得処理(ステップST303)では、グラフィックス表示部品情報103aを格納したメモリ領域から、グラフィックス表示部品情報103aをZインデックスが小さい順に取り出す。部品描画処理(ステップST304)では、表示すべき描画データが、グラフィックス表示部品情報103aから後面プレーンに転送される。表示すべき描画データがビットマップデータであれば、グラフィックス表示部品情報103aの表示座標から描画開始アドレスを算出し、そのアドレスからビットマップデータのバイト数だけビットマップデータの内容を転送する。描画データが、画像ファイル、ベクタデータ、ストリームなどあれば、必要に応じてファイルシステムから取得され、適切なデコーダにより描画イメージに変換され、後面プレーンに転送される。描画命令の集合であれば、予め定められた順序で描画命令を実行する関数を呼び出し、関数は適切なレンダラを呼び出し、レンダラは予め定められた方法で描画イメージを出力し、後面プレーンに転送する。マスク生成部への出力処理(ステップST305)では、部品描画処理(ステップST304)で転送する描画データを監視し、描画される部品毎に、その部品だけが描かれるプレーン一枚分のスナップショットを作成し、その部品のグラフィックス表示部品情報と共にマスク生成部104に出力する。
グラフィックス表示部品ループ(ステップST306)はループの終端であり、終了条件を満たしていなければ、ステップST302に戻る。そうでなければ、マスク生成部104に終了通知を出力し、後面描画処理を終了する。
図4は、図2におけるステップST202のマスク生成処理を示すフローチャートである。
マスク生成部104は、後面描画部103より開始通知を取得すると実行を開始する。描画内容取得処理(ステップST401)では、後面描画部103より描画データとそれに対するグラフィックス表示部品情報103aを取得する。前面表示属性判定処理(ステップST402)では、当該描画内容に対するグラフィックス表示部品情報の前面表示属性の値が、前面かどうかの真偽値を取得する。YESであれば、ステップST403に進む。NOであれば、ステップST403はスキップしてステップST404に進む。マスク構築処理(ステップST403)ではマスク構築処理を実行するが、これについては図5を用いて後述する。マスク構築処理(ステップST403)で生成したマスクはリストとして管理される。既にリストに1要素以上含まれていれば、新たに構築したマスクは、リストの最後尾にリンクする。終了通知判定(ステップST404)では、前面描画部105から終了通知を受けたかどうかを判定する。YESであれば、生成したマスクのリストを出力してマスク生成処理を終了する。NOであれば、ステップST401の処理に戻る。
尚、本実施の形態では、後面描画部103で部品毎に描画を行い、その都度マスク生成部104にてマスクを生成している。このため、部品描画終了毎に後面描画部103からマスク生成部104に対して起動するための開始通知を送出するようにしている。但し、このような構成に限定されるものではなく、例えば、後面描画部103が部品の描画を全て完了した後、その全ての部品の情報をマスク生成部104に出力し、その時点でマスク生成部104がマスクを生成するようにしてもよい。
図5は、図4におけるステップST403のマスク構築処理のフローチャートである。
マスク領域確保処理(ステップST501)では、後面プレーンと同じピクセル数で、1ピクセルあたり1bit値を格納できる領域を確保する。インデックス初期化処理(ステップST502)では、変数indexの値を0にする。
マスクのピクセル数ループ(ステップST503)は、ループの初端であり、ステップST504からST507までの処理をマスクのピクセル数回繰り返す。以下、描画内容取得処理(ステップST401)で取得した描画データをimageの名前を持つ配列とみなす。image配列の各要素は、そのインデックスが指すピクセルのARGBカラー値である。また、マスクの内容をmaskの名前を持つ配列とみなす。mask配列の各要素は、そのインデックスが指すピクセルの1bitのマスク値である。両配列とも同じ数の要素をもつ。
描画データのピクセル値判定(ステップST504)では、image[index]の値が0かどうかを検査する。0であればステップST505に進む。そうでなければ、ステップST506に進む。
マスク非透過値設定処理(ステップST505)では、mask[index]の値を1にセットする。マスク透過値設定処理(ステップST506)では、mask[index]の値を0にセットする。インデックス値インクリメント処理(ステップST507)では、変数indexの値を一つだけインクリメントする。
マスクのピクセル数ループ(ステップST508)はループの終端であり、終了条件を満たしていなければ、ステップST503に戻る。そうでなければ、mask配列の内容を出力して終了する。
前記マスクでは、マスク上のピクセルの値を1と0の2値で表したが、透過度を示すアルファ値を格納するアルファ値マスクでもよい。8bitのアルファ値を持つ場合、mask配列の1要素は8bitとなる。この場合のステップST506におけるマスク透過値設定処理の内容は、index番目のピクセルのカラー値をimage[index]とし、そのピクセルのアルファ値をimage[index].aで示すとすると、index番目のマスク値は以下のようにする。
mask[image]=255−image[index].a
これは別のアルファ値算出式であってもよい。
図6は、図2のステップST203における前面描画処理のフローチャートである。
初期化処理(ステップST601)では、先ず、前面プレーンのメモリ領域に格納されている値を0にセットする。次に、マスク生成部104からマスクリストを取得する。次に、前面描画部105が保持しているグラフィックス表示部品情報105aを取得し部品リストを生成する。
グラフィックス表示部品ループ(ステップST602)はループの初端であり、ステップST603〜ステップST604までの処理をステップST601の初期化処理で生成した部品リストの数だけ繰り返す。部品取得処理(ステップST603)では、部品リストからZインデックスが小さい順にグラフィックス表示部品を取り出す。部品描画処理(ステップST604)では、表示すべき描画データが、グラフィックス表示部品情報105aから前面プレーンに転送される。この描画データがビットマップデータであれば、グラフィックス表示部品情報105aの表示座標から描画開始アドレスを算出し、そのアドレスからビットマップデータのバイト数だけビットマップデータの内容を転送する。描画データが、画像ファイル、ベクタデータ、ストリームなどであれば、必要に応じてファイルシステムから取得され、適切なデコーダにより描画イメージに変換され、前面プレーンに転送する。描画命令の集合であれば、予め定められた順序で関数を呼び出し、その関数は適切なレンダラを呼び出し、レンダラは予め定められた方法で描画イメージを出力し、前面プレーンに転送する。
グラフィックス表示部品ループ(ステップST605)はループの終端であり、終了条件を満たしていなければステップST602に戻る。そうでなければ、ステップST606に進む。マスクリスト要素ループ(ステップST606)はループの初端であり、ステップST601の初期化処理で取得したマスクリストの要素数だけ繰り返す。マスク適用処理(ステップST607)では、マスク適用処理を呼び出す。ステップST607のマスク適用処理については図7のフローチャートを用いて後述する。マスクリスト要素ループ(ステップST608)は、ループの終端であり、終了条件を満たしていなければ、ステップST606に戻る。そうでなければ、前面描画処理を終了する。
次にマスク適用処理を図7のフローチャートを用いて説明する。
インデックス初期化処理(ステップST701)では、変数indexの値を0に設定する。前面プレーンのピクセル数ループ(ステップST702)はループの初端であり、ステップST703,ST704をマスク内のピクセル数回繰り返す。
マスク値乗算処理(ステップST703)では、変数foreを、前面プレーンの現在の描画内容をピクセルの配列とみなしたものとする。fore配列の各要素は、そのインデックスが指すピクセルのARGBカラー値である。また、maskと名づけた配列を、マスクの内容を配列とみなす。mask配列の各要素は、そのインデックスが指すピクセルの1bitのマスク値である。そして、新しいfore[index]の値を、現在のfore[index]*mask[index]の値とする。即ち、mask[index]が0であれば、新しいfore[index]の値は0となる。一方、mask[index]の値が1であれば、新しいfore[index]の値は、現在の値と同じになる。インデックス値インクリメント処理(ステップST704)では、indexの値を1だけインクリメントする。前面プレーンのピクセル数ループ(ステップST705)はループの終端であり、終了条件を満たしていなければ、ステップST702に戻る。そうでなければ、マスク適用処理を終了する。
次に、マスクが8bitアルファ値マスクであった場合のマスク値乗算処理を説明する。この場合、fore[index].aでそのindex値におけるアルファ値を、fore[index].r,fore[index].g,fore[index].bをそれぞれそのindex値におけるRGB値とすると、以下の式を適用する。
fore[index].a=fore[index].a*mask[index]/255
fore[index].r=fore[index].r*mask[index]/255
fore[index].g=fore[index].g*mask[index]/255
fore[index].b=fore[index].b*mask[index]/255
このブレンド式、アルファ値算定式は別のものに置き換えてもよい。
尚、マスク適用処理にて、特殊な効果を出したい場合には、ステップST701〜ステップST705のマスク適用処理にて、マスクに特殊効果をかけてもよい。例えば、初期化処理(ステップST701)にて、拡大・縮小、回転、あるいは、テクスチャパターンをマスクに適用したり、アーティスティックな効果を出すエフェクトをマスクに適用したりすることで、マスク処理後の前面プレーンの画像に特殊な効果をかけることもできる。また、アルファ値マスクの場合は、ステップST701にて、マスクの内容に対し0〜1の値を乗じることで、ぼかしなどの特殊な半透明効果を出すことができる。
図8は、図2のステップST204における合成処理のフローチャートである。
合成処理では、プレーン合成部106に接続されている全てのプレーンの合成を行う。プレーンの重畳関係は、後面プレーンが複数ある場合は、第n番目から第n−1番目、第n−2番目と重畳され、第1番目の後面プレーンが重畳された上に、前面プレーンが重畳される。合成のプロセスは、重畳毎に、前にあるプレーンのピクセル値が1以上であれば、その値を出力し、前にあるプレーンのピクセル値が0であれば、後ろにあるプレーンの同じインデックス位置のピクセル値を出力する。これをすべてのピクセルに対して適用することで、マスクによりピクセル値が0になっているピクセル部分には、後ろのプレーンに描かれたグラフィックス表示部品が見え、それ以外は、前にあるプレーンに描かれたグラフィックス表示部品が見える画像が出力される。
プレーンがアルファチャネルを持っており、アルファ合成を許可する場合は、アルファ合成を行う。アルファ合成の式は、destを出力結果の配列、foreを前にあるプレーンのピクセル値、backを後ろにあるプレーンのピクセル値とし、α=fore[index].aとすると、
dest[index].a=(fore[index].a*α+back[index].a*(255-α))/255
dest[index].r=(fore[index].r*α+back[index].r*(255-α))/255
dest[index].g=(fore[index].g*α+back[index].g*(255-α))/255
dest[index].b=(fore[index].b*α+back[index].b*(255-α))/255
を用いる。尚、他のアルファ合成式、概算式を用いてもよい。
図9は、図2におけるステップST205の出力処理のフローチャートである。
映像信号変換処理(ステップST901)では、合成処理(ステップST204)の出力結果に対し、必要であればカラーモデル変換を施し、その上で映像信号に変換する。映像出力処理(ステップST902)では、ディスプレイデバイスが映像信号を視覚化する。
次に、本発明の実施の形態1によるグラフィックス表示装置において、各構成部が保持するデータおよび出力するデータの一例を説明する。
図10は、後面描画部103が保持するグラフィックス表示部品情報103aの例を示す。
後面描画部103には、例1001、例1002に示す2つのグラフィックス表示部品がグラフィックス表示部品情報103aとして登録されている例である。それぞれの項目は次の値を示す。即ち、部品IDは部品を識別するIDを示す。配置座標は、その部品を配置する開始座標を示す。Zインデックスは、その部品のZインデックス値を示す。描画タイプは、その部品の表示内容が、画像ファイルなのか、描画命令なのか、ビットマップデータの配列なのかを示す。描画内容は、画像ファイルであれば、画像ファイルのファイル名を、描画命令ならば、描画関数の集合を、ビットマップデータであれば、そのデータの配列を格納する。前面表示属性は、本属性の属性値としては、前面、後面、defaultがある。前面であれば、その部品がたとえ後面に配置されてしまった場合でも、前面から見えるようにしなければならないことを示している。即ち、マスク生成部104にて必ずマスク生成対象となる。後面であれば、マスク生成対象にならない。
例1001の描画イメージを例1003に、例1002の描画イメージを例1004に示す。これら描画イメージの例1003,1004では、白色部分が描画されていない(即ち、透明)部分を、網掛け部分が描画されている部分を示している。
図11に、前面描画部105が保持するグラフィックス表示部品情報105aの例を示す。
例1101に、登録されている一つのグラフィックス表示部品の例を示す。また、例1102に、例1101の描画イメージの例を示す。尚、例1101における各項目の値の意味や例1102については図10の場合と同様である。
図12に、後面描画部103が出力した画像の例1201を示す。
図13に、マスク生成部104が出力したマスクの例1301を示す。
図13において、黒色部分はマスク値が1の部分を、白色部分はマスク値が0の部分を示す。
図14は、前面描画部105が出力した画像の例を示している。
図中、例1401は、マスク処理ステップの直前の画像の例を、また、例1402は、前面描画処理ステップの最終結果の画像の例を示す。例1402に示すように、マスク処理ステップにより、透過部分が生成されている。
図15に、プレーン合成部106が出力した画像の例を示す。
マスク処理ステップにより透過した部分に、後面描画部103が出力した画像が透過して見えていることを示している。
以上のように、実施の形態1のグラフィックス表示装置によれば、
グラフィックス表示部品を後面プレーンに配置し、後面プレーンの描画情報を生成する後面描画部と、後面描画部の描画情報に応じてマスク及びマスクのリストを生成するマスク生成部と、グラフィックス表示部品を前面プレーンに配置し、前面プレーンの描画情報を生成すると共に、前面プレーンにマスクのリストに含まれるマスクを適用して、マスク部分を透過した前面プレーンの描画情報を生成し、後面描画部と描画領域を同一にする前面描画部と、前面プレーンおよび後面プレーンの描画情報を合成した画面情報を生成するプレーン合成部と、プレーン合成部が生成した画面情報を表示する出力部とを備えたので、グラフィックス画面設計者がグラフィックス画面設計する際に、実行時のプラットフォームの都合を知らなくてもグラフィックス画面設計を実施でき、またグラフィックス表示時にはグラフィックス画面設計者の当初の意図通りの表示を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、マスク生成部104において、マスクIDを用いてマスク処理を行う点を特徴とするものであり、図面上の構成は実施の形態1と同様であるため、図1を援用して説明する。
実施の形態2のマスク生成部104は、マスク対象となるグラフィックス表示部品のZインデックスの値を、グラフィックス表示部品の前後の位置関係を表すマスクIDとしてマスクに付与するよう構成されている。また、前面描画部105は、マスクを適用する場合、マスクIDに基づいて行うよう構成されている。これ以外の構成は実施の形態1と同様である。
次に、実施の形態2の動作について、実施の形態1とは異なる部分を中心に説明する。
図16は、実施の形態2におけるマスク生成処理のフローチャートである。
これは図4におけるステップST402の前面表示属性判定処理を取り除き、代わりにステップST1601のマスクID付与処理を追加したものである。このステップST1601以外の部分については図4と同様であるため、対応する処理に同一ステップ番号を付してその説明を省略する。ステップST1601のマスクID付与処理では、生成したマスクに対して、そのマスク対象となったグラフィックス表示部品情報から、Zインデックス値を取得し、マスクのIDとして付与する。
図17は、実施の形態2における前面描画部105における前面描画処理のフローチャートである。
図17において、ステップST601,ST604,ST607は、図6の処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
部品・マスクリスト生成処理(ステップST1701)では、マスクリストのうちその対象となる部品の前面表示属性がdefaultのものを抽出し、部品リストと統合してリストを生成する。これをリスト1とする。そして、リスト1において、部品のZインデックス値、マスクのマスクID値を比較して値が小さい順にソートする。すなわち、Zインデックス値が2の部品は、マスクID値が3のマスクよりも順序が前となる。また、マスクIDが4のマスクは、Zインデックス値が5の部品よりも順序が前となる。
また、マスクリストの中で、前面表示属性が前面のものを抽出し、マスクIDが小さい順にソートされたリストを生成する。これをリスト2とする。
リスト1の要素数ループ(ステップST1702)はループの初端であり、リスト1の要素数回ステップST1703〜ステップST604、ST607を繰り返す。部品・マスク取得処理(ステップST1703)では、マスクリスト1の先頭から順に取り出す。マスク判定処理(ステップST1704)では、部品・マスク取得処理(ステップST1703)で取得したものが、マスクかどうかを判定する。YESであれば、マスク適用処理(ステップST607)へ、NOであれば、部品描画処理(ステップST604)へ進む。リスト1の要素数ループ(ステップST1705)はループの終端であり、終了条件を満たしていなければ、ステップST1702に戻る。そうでなければ、ステップST1706に進む。
リスト2の要素数ループ(ステップST1706)はループの初端であり、リスト2の要素数回ステップST1707〜ST607を繰り返す。要素数が0であれば、ステップST1708に進む。部品・マスク取得処理(ステップST1707)では、マスクリスト2の先頭から順に取り出す。リスト2の要素数ループ(ステップST1708)はループの終端であり、終了条件を満たしていなければ、ステップST1706に戻る。そうでなければ、前面描画処理を終了する。
次に、本発明の実施の形態2によるグラフィックス表示装置において、各構成部が出力するデータについて説明する。
図18に、後面描画部103が保持するグラフィックス表示部品情報103aの例を示す。図中、例1801は、登録されている一つのグラフィックス表示部品の例であり、例1802は、例1801の描画イメージを示している。
図19に、前面描画部105が保持するグラフィックス表示部品情報105aの例を示す。図中、例1901、例1902は、登録されている2つのグラフィックス表示部品の例であり、例1903は例1901の描画イメージ、例1904は例1902の描画イメージを示している。
図20に、後面描画部103が出力した画像の例2001を示す。
図21に、マスク生成部104が出力したマスクの例2101を示す。
図21において、黒色部分はマスク値が1の部分を、白色部分はマスク値が0の部分を示す。
図22に、前面描画部105が出力した画像の例を示す。例2201は、前面描画処理の最終結果の画像の例を示す。図示のように、マスク処理により、透過部分ができたことが示されている。また、三角形(例1901,1903)は、Zインデックスが3であり、マスクID=2と比較して前面であることから、三角形部分は透過されない。
図23に、プレーン合成部106が出力した画像の例を示す。
図示のように、マスク処理により透過した部分に、後面描画部103が出力した画像が透過して見えていることを示している。
以上のように、実施の形態2のグラフィックス表示装置によれば、マスク生成部は、マスク対象となるグラフィックス表示部品の前後の位置関係を表すマスクIDをマスクに付与し、前面描画部は、マスクIDの値に基づいてマスクを適用するようにしたので、各プレーン上でグラフィックス表示部品が複雑に重なっていても、グラフィックス画面設計者がグラフィックス画面設計時に定めた通りの表示を得られる。このため、より設計が容易でかつ意図した通りの表示を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、前面描画部と描画領域を同じくする後面描画部を複数備え(第1後面描画部、第2後面描画部…第n後面描画部)、第n後面描画部を最も後ろの面とし、第n−1後面描画部、第n−2後面描画部、…、第1後面描画部、前面描画部の順に重畳して表示するグラフィックス表示装置における実施の形態である。それぞれの後面描画部に対しマスク生成部を一つずつ備える。また、それぞれのマスク生成部は、生成したマスクのリストを、前記マスク生成部が対応している後面描画部よりも前にある後面描画部の全てに出力し、かつ前面描画部にも出力するようにしたものである。
図24は、本発明の実施の形態3によるグラフィックス表示装置を示す構成図である。ここでは、説明のため第1後面描画部、第2後面描画部の2つの後面描画部しか含めていないが、後面描画部はそれより多くても同様である。
図の装置は、第1後面プレーン格納部101a、第2後面プレーン格納部101b、前面プレーン格納部102、第2後面描画部103b、第1マスク生成部104a、プレーン合成部106、出力部107、第2マスク生成部108、第1後面描画部109、前面描画部110を備えている。
第1後面プレーン格納部101aは、第1後面描画部109が生成する後面プレーンを、また、第2後面プレーン格納部101bは第2後面描画部103bが生成する後面プレーンを格納する記憶部であり、基本的な構成は実施の形態1,2の後面プレーン格納部101と同様である。また、前面プレーン格納部102、プレーン合成部106、出力部107は、実施の形態1,2と同様である。更に、第2後面描画部103bは、実施の形態1の後面描画部103と同様の構成である。また、第1マスク生成部104aの基本的な機能は、実施の形態2のマスク生成部104と同様であるが、第1後面描画部109の出力に対してマスク生成を行う点が異なっている。
第2マスク生成部108は、第2後面描画部103bが出力した描画情報とそれに対するグラフィックス表示部品情報に基づいて、実施の形態2のマスク生成部104と同様な手法でマスクを生成し、その出力を第1後面描画部109と前面描画部110に出力するよう構成されている。即ち、実施の形態3では、第1マスク生成部104aと第2マスク生成部108とが前面描画部110に対して、生成したマスクを出力するよう構成されている。第1後面描画部109は、より後ろにある後面描画部に対応するマスク生成部からマスクのリストを受け取った場合は、第1後面描画部109が保持するグラフィックス表示部品情報に基づいて描画情報の生成を行うとともに、前記受け取ったマスクのリストに基づいてマスク適用処理を行った上で、対応する第1後面プレーンに描画情報を出力するよう構成されている。また、前面描画部110は、自身が保持するグラフィックス表示部品情報に基づいて描画情報の生成を行うと共に、第1マスク生成部104aと第2マスク生成部108が生成したマスクに基づいてマスク適用処理を行うよう構成されている。
尚、図中、第2後面描画部103b、第1後面描画部109、前面描画部110は、それぞれグラフィックス表示部品情報を保持しているが、その図示については省略している。
次に、実施の形態3のグラフィックス表示装置の動作について説明する。
先ず、第2後面描画部103b、第2後面プレーン格納部101bおよび第2マスク生成部108の動作については、実施の形態2の後面描画部103、後面プレーン格納部101およびマスク生成部401の動作と同様である。即ち、第2マスク生成部108は、図16のフローチャートに示した動作と同様にマスクIDを付与する。そして、第1後面描画部109は、自身の部品描画を行って第1後面プレーン格納部101aに出力すると共に、第2マスク生成部108からのマスク生成結果に基づいてマスク処理を行う。
図25は、第1後面描画部109の動作を示すフローチャートである。
図25において、ステップST305の処理以外は図17のフローチャートに示した前面描画処理と同様の処理である。即ち、第1後面描画部109では、第2マスク生成部108のマスクを取得しつつ描画を行って後面プレーンの描画情報として出力すると共に、ステップST305にて描画内容を第1マスク生成部104aに出力する。ここでのステップST305の処理は、実施の形態1における図3のフローチャート中のステップST305の処理と同様である。また、それと共に、第1マスク生成部104aに対して終了通知を出力する。
第1マスク生成部104aでは、実施の形態2におけるマスク生成部104と同様のマスク生成処理を行って前面描画部110に出力する。前面描画部110では、第1マスク生成部104aと第2マスク生成部108とから出力されたマスクに基づいて、図17に示したような実施の形態2の前面描画部105と同様の処理を行い、前面プレーンの描画情報を生成する。そして、プレーン合成部106では、第1後面プレーン格納部101a、第2後面プレーン格納部101bおよび前面プレーン格納部102に格納されたそれぞれのプレーンを合成する。
尚、上記実施の形態3では、後面描画部とマスク生成部とを2段としたが、3段以上設けてもよい。
以上のように、実施の形態3のグラフィックス表示装置によれば、後面描画部とマスク生成部との組を複数有し、各後面描画部は、より後ろにある後面描画部に対応するマスク生成部からマスクのリストを受け取った場合は、後面描画部が保持するグラフィックス表示部品情報に基づいた描画情報にマスクを適用した描画情報を生成して対応する後面プレーンに出力し、各マスク生成部は、生成したマスクのリストをより前面にある後面描画部と前面描画部に出力し、プレーン合成部は、全ての後面描画部の後面プレーンの描画情報と前面描画部の前面プレーンの描画情報とを合成するようにしたので、実施の形態2のグラフィックス表示装置で得られる効果を保ったままプレーンを多段にすることができ、プレーン数を無数に増やすことができるという効果が得られる。
実施の形態4.
実施の形態4は、後面描画部とマスク生成部との組を複数組備え、各後面描画部は、一つだけ後ろにある後面描画部に対応するマスク生成部からマスクのリストを受け取った場合は、そのマスクのリストを自身の描画内容に適用した上で、前記後面描画部より一つだけ前にある後面描画部に対応するマスク生成部に出力し、各マスク生成部は対応する後面描画部より一つだけ後ろにある後面描画部からマスクのリストを受け取った場合は自マスク生成部で生成したマスクのリストと統合して一つだけ前にある後面描画部または前面描画部に出力するようにしたものである。
図26は、本発明の実施の形態4によるグラフィックス表示装置の構成図である。
図の装置は、第1後面プレーン格納部101a、第2後面プレーン格納部101b、前面プレーン格納部102、第2後面描画部103b、第2マスク生成部104b、前面描画部105、プレーン合成部106、出力部107、第1後面描画部111、第1マスク生成部112を備えている。
第1後面描画部111は、第2マスク生成部104bから出力されたマスクを自身の描画内容に適用して第1後面プレーン格納部101aに格納すると共に、マスクリストを第1マスク生成部112に出力するよう構成されている。第1マスク生成部112は、第1後面描画部111から受け取った描画内容に基づいてマスクを生成すると共に、生成したマスクと第1後面描画部111から受け取ったマスクリストとを統合して前面描画部105に出力するよう構成されている。また、第2後面描画部103bは、実施の形態3の第2後面描画部103bと同様であり、第2マスク生成部104bは、実施の形態2のマスク生成部104と同様の機能を有している。それ以外の構成は実施の形態2と同様である。尚、図中、第2後面描画部103b、第1後面描画部111、前面描画部105は、それぞれグラフィックス表示部品情報を保持しているが、その図示については省略している。
次に、実施の形態4のグラフィックス表示装置の動作について説明する。
先ず、第2後面描画部103b、第2後面プレーン格納部101bおよび第2マスク生成部104bの動作については、実施の形態2の後面描画部103、後面プレーン格納部101およびマスク生成部401の動作と同様である。即ち、第2マスク生成部104bは、図16のフローチャートに示した動作と同様にマスクIDを付与する。そして、第1後面描画部111は、自身の部品描画を行って第1後面プレーン格納部101aに出力すると共に、第2マスク生成部104bからのマスクリストに基づいてマスク処理を行う。
図27は、第1後面描画部111のフローチャートである。
図27において、ステップST2701の処理以外は図17のフローチャートに示した前面描画処理と同様の処理である。即ち、第1後面描画部111では、描画処理とマスク適用処理が終了すると、ステップST2701において、リスト1のグラフィックス表示部品の内容の全てと、リスト1とリスト2に含まれるグラフィックス表示部品の描画内容およびマスクの全てを、一つだけ前にある第1後面描画部に対応する第1マスク生成部112へ出力する。
次に、第1マスク生成部112の動作について説明する。
図28は、第1マスク生成部112による第1マスク生成処理のフローチャートである。
ここで、基本的な動作の流れは実施の形態2における図16のフローチャートで示した流れと同様であるが、ステップST2801とステップST2802の処理が異なっている。即ち、ステップST2801では、マスクIDと共に前面表示属性の値も含め、マスク属性として付与する。また、ステップST2802では、自身のマスク生成処理ステップで生成したマスクと、一つだけ後ろにある描画部である第1後面描画部111から取得したマスクリストとを結合し、一つだけ前にある描画部である前面描画部105に出力する。
尚、上記実施の形態4では、第1後面描画部111は、第2マスク生成部104bが出力するマスクをそのまま第1マスク生成部112に出力しているが、前面描画部105が格納するグラフィックス表示部品情報を予め知っているのであれば、前面描画部105で適用されることがないマスクをここで削除してもよい。これにより、前面描画部におけるマスク処理のための処理量を削減することができる。
また、より前にある後面描画部や前面描画部における描画内容を知ることができれば、途中の描画部においてより前にある後面描画部や前面描画部に出力して意味があるかどうかを判断することで、マスクの数を削減することができる。例えば、より前にある後面描画部や前面描画部で描画すべき全てのグラフィックス表示部品のZインデックス値が、当該マスクのIDよりも大きい場合、当該マスクをより前にある描画部に配送したとしてもマスク処理ステップにおいて適用されることはない。このような場合には、当該マスクを、より前にある後面描画部や前面描画部に出力しないようにすることで、処理量を減らし全体の性能を向上させることができるという効果が得られる。
尚、実施の形態4では、後面描画部とマスク生成部とを2段としたが、3段以上設けてもよい。
以上のように、実施の形態4のグラフィックス表示装置によれば、後面描画部とマスク生成部とを複数有し、各マスク生成部は、一つだけ後ろにある後面描画部から出力されるマスクのリストを受け取った場合は、自マスク生成部が生成したマスクのリストと結合して、一つだけ前にある後面描画部または前面描画部に出力し、各後面描画部は、一つだけ後ろの後面描画部に対応するマスク生成部からマスクのリストを受け取った場合は、マスクを自後面描画部の描画内容に適用した上で、一つだけ前にある後面描画部に対応するマスク生成部に出力し、プレーン合成部は、全ての後面描画部の後面プレーンの描画情報と前面描画部の前面プレーンの描画情報とを合成するようにしたので、実施の形態2のグラフィックス表示装置で得られる効果を保ったままプレーンを多段にすることができ、プレーン数を無数に増やすことができるという効果が得られる。
実施の形態5.
実施の形態5は、上記実施の形態1から4のうちのいずれかのグラフィックス表示装置を用いてグラフィカルユーザインタフェース実行装置を構成したものである。
図29は、実施の形態5のグラフィカルユーザインタフェース実行装置の構成図である。
図示のグラフィカルユーザインタフェース実行装置は、後面プレーン格納部101、前面プレーン格納部102、後面描画部103、マスク生成部104、前面描画部105、プレーン合成部106、出力部107と、ユーザ入力部113、イベント判定部114を備えている。ここで、後面プレーン格納部101〜出力部107は、実施の形態1の構成であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
ユーザ入力部113は、ユーザから入力があった場合は、これをイベントとして変換しイベント判定部114に送出するユーザインタフェースである。即ち、入力を受け取ると、それを適切なイベントに変換し、それが発生した座標値と共に出力する。尚、入力としては、例えば、タッチパネルでのタッチ、マウスクリック、視線入力、ジェスチャー入力などである。イベント判定部114は、ユーザ入力部113からのイベント入力があった場合、前面描画部105が保持するマスクの内容を用いて、イベントが発生したグラフィックス表示部品を特定するよう構成されている。即ち、イベント判定部114は、入力が発生した座標を受け取り、その座標が、前面描画部105が描画するグラフィックス表示部品が存在する座標であれば、そのグラフィックス表示部品に対してユーザが入力を行ったと判定する。そうではない場合、前面描画部105が保持するマスクリストの最後尾から(Zインデックス値が大きい方から)マスクを抽出し、当該座標部分のマスク値が0であるマスクを探す。見つかれば、そのマスクに対応するグラフィックス表示部品に対してユーザが入力を行ったと判定する。
次に、実施の形態5のグラフィカルユーザインタフェース実行装置の動作について説明する。
図30は、イベント判定部114におけるイベント判定処理のフローチャートである。
イベント座標取得処理(ステップST3001)では、ユーザ入力部113よりイベントが発生した座標値を取得する。前面判定処理(ステップST3002)では、当該座標に前面に描画すべきグラフィックス表示部品が存在するかどうかを判定する。YESであれば、ステップST3008に進む。そうでなければステップST3003に進む。
マスクリスト取得処理(ステップST3003)では、前面描画部105よりマスクのリストを取得する。マスクリストの要素ループ(ステップST3004)はループの初端であり、マスクの要素数分だけループを開始する。マスク取得処理(ステップST3005)では、リストの末尾からマスクを取得する。座標判定処理(ステップST3006)では、前記の座標値が、マスクの中のマスク値が0の部分に該当するかどうかを判定する。該当すればステップST3008に進む。そうでなければステップST3007に進む。
部品特定処理(ステップST3008)では、判定したマスクに対応するグラフィックス表示部品に対しイベントが発せられたものと特定する。必要であれば、そのグラフィックス表示部品に対し、表示内容を更新するなど予め定められた処理を行うよう指示を与えることもできる。マスクの要素ループ(ステップST3007)はループの終端であり、終了条件を満たしていれば終了する。そうでなければ、ステップST3004に戻る。
尚、図29に示した例は実施の形態1のグラフィックス表示装置に対してユーザ入力部113とイベント判定部114とを付加した例であるが、実施の形態2〜4のいずれかのグラフィックス表示装置を用いてもよい。
以上のように、実施の形態5のグラフィカルユーザインタフェース実行装置によれば、実施の形態1から実施の形態4のうちのいずれかのグラフィックス表示装置を用い、入力があった場合に入力をイベントに変換する入力部と、前面描画部が保持しているマスクの内容に応じてイベントが発生したグラフィックス表示部品を特定するイベント判定部を備えたので、ユーザからの入力が発生した際に、それがどのグラフィックス表示部品に対して入力が発生したのかを前面描画部で一元的に管理されたマスクから判断できるため、イベント処理のための処理量を減らすことができ、ユーザからの入力に俊敏に対応できるようになるという効果が得られる。
また、実施の形態5のグラフィカルユーザインタフェース実行装置によれば、イベント判定部は、イベントが発生した座標値がマスクの透過部分であった場合に、マスクによって透過されるグラフィックス表示部品であると判定するようにしたので、容易かつ的確に入力が発生したグラフィックス表示部品を認識することができる。
本発明の実施の形態1によるグラフィックス表示装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態1によるグラフィックス表示装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1による後面描画処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1によるマスク生成処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1によるマスク構築処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1による前面描画処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1によるマスク適用処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1による合成処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1による出力処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態1による後面描画処理部が保持するグラフィックス表示部品の情報と描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1による前面描画処理部が保持するグラフィックス表示部品の情報と描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1による後面描画処理部の描画結果イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1によるマスク生成部の出力結果イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1による前面描画部の描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1による合成部の出力描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2によるマスク生成処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態2による前面描画処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態2による後面描画処理部が保持するグラフィックス表示部品の情報と描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2による前面描画処理部が保持するグラフィックス表示部品の情報と描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2による後面描画処理部の描画結果イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2によるマスク生成部の出力結果イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2による前面描画部の描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2による合成部の出力描画イメージの例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3によるグラフィックス表示装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態3による後面描画処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態4によるグラフィックス表示装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態4による後面描画処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態4によるマスク生成処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態5によるグラフィカルユーザインタフェース実行装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態5によるイベント判定処理のフローチャートである。
符号の説明
101 後面プレーン格納部、101a 第1後面プレーン格納部、101b 第2後面プレーン格納部、102 前面プレーン格納部、103 後面描画部、103a グラフィックス表示部品情報、103b 第2後面描画部、104 マスク生成部、104a 第1マスク生成部、104b 第2マスク生成部、105,110 前面描画部、105a グラフィックス表示部品情報、106 プレーン合成部、107 出力部、108,112 第2マスク生成部、109,111 第1後面描画部、113 ユーザ入力部(入力部)、114 イベント判定部。

Claims (5)

  1. グラフィックス表示部品を後面プレーンに配置し、当該後面プレーンの描画情報を生成する後面描画部と、
    前記後面描画部に格納されるグラフィックス表示部品のそれぞれに対してマスクを生成し、前記マスクの対象となるグラフィックス表示部品の前後の位置関係の情報であるZインデックスをマスクIDとして前記マスクに付与するとともに、前記マスクのリストを生成するマスク生成部と、
    グラフィックス表示部品を前面プレーンに配置し、当該前面プレーンの描画情報を生成すると共に、前記前面プレーンに前記マスクのリストに含まれる前記マスクを前記マスクIDの値に基づいて適用して、マスク部分を透過した前面プレーンの描画情報を生成し、前記後面描画部と描画領域を同一にする前面描画部と、
    前記前面プレーンおよび前記後面プレーンの描画情報を合成した画面情報を生成するプレーン合成部と、
    前記プレーン合成部が生成した画面情報を表示する出力部と
    を備えたことを特徴とするグラフィックス表示装置。
  2. 後面描画部とマスク生成部を組として前後関係を有する前記組を複数有し、
    各後面描画部は、当該後面描画部より後ろにある後面描画部に対応するマスク生成部からマスクのリストを受け取った場合は、当該マスクを適用した後面プレーンの描画情報を生成し、
    各マスク生成部は、生成したマスクを当該マスク生成部より前にある全ての後面描画部及び前面描画部に出力し、
    プレーン合成部は、全ての後面描画部の後面プレーンの描画情報と前記前面描画部の前面プレーンの描画情報とを合成する
    ことを特徴とする請求項1記載のグラフィックス表示装置。
  3. 後面描画部とマスク生成部を組として前後関係を有する前記組を複数有し、
    各マスク生成部は、対応する後面描画部より一つだけ後ろにある後面描画部から出力されるマスクのリストを受け取った場合は、自マスク生成部が生成したマスクのリストと結合して、一つだけ前にある後面描画部または前面描画部に出力し、
    各後面描画部は、当該後面描画部より一つだけ前の後面描画部に対応するマスク生成部からマスクのリストを受け取った場合は、当該マスクを自後面描画部の描画内容に適用した上で、当該後面描画部より一つだけ前にある後面描画部に対応するマスク生成部に出力し、
    プレーン合成部は、全ての後面描画部の後面プレーンの描画情報と前記前面描画部の前面プレーンの描画情報とを合成する
    ことを特徴とする請求項1記載のグラフィックス表示装置。
  4. 請求項1から請求項のうちのいずれか1項記載のグラフィックス表示装置を用いたグラフィカルユーザインタフェース実行装置であって、
    入力があった場合に当該入力をイベントに変換する入力部と、
    前面描画部が保持しているマスクの内容に応じて前記イベントが発生したグラフィックス表示部品を特定するイベント判定部
    を備えたことを特徴とするグラフィカルユーザインタフェース実行装置。
  5. イベント判定部は、イベントが発生した座標値がマスクの透過部分であった場合に、当
    該マスクによって透過されるグラフィックス表示部品であると判定することを特徴とする
    請求項記載のグラフィカルユーザインタフェース実行装置。
JP2008332890A 2008-12-26 2008-12-26 グラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置 Expired - Fee Related JP5419440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008332890A JP5419440B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 グラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008332890A JP5419440B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 グラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010152257A JP2010152257A (ja) 2010-07-08
JP5419440B2 true JP5419440B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=42571388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008332890A Expired - Fee Related JP5419440B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 グラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5419440B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000098996A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Ricoh Co Ltd 画像表示装置
JP4707867B2 (ja) * 2001-04-19 2011-06-22 ローランド株式会社 映像合成装置
WO2005103877A1 (ja) * 2004-04-22 2005-11-03 Fujitsu Limited 画像処理装置及びグラフィックスメモリ装置
JP5045428B2 (ja) * 2007-12-26 2012-10-10 日本電気株式会社 画像表示システム、画像表示方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010152257A (ja) 2010-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102275712B1 (ko) 렌더링 방법, 렌더링 장치 및 전자 장치
US10223761B2 (en) Graphics pipeline method and apparatus
JP6073533B1 (ja) タイルベースのアーキテクチャ上での最適化されたマルチパスレンダリング
EP3180773B1 (en) Bandwidth reduction using texture lookup by adaptive shading
KR101213872B1 (ko) 하드웨어 가속 블렌드 모드
US10331448B2 (en) Graphics processing apparatus and method of processing texture in graphics pipeline
JP2008165760A (ja) グラフィックスを処理する方法および装置
KR20150039495A (ko) 이전 타일의 이미지를 이용하여 현재 프레임을 렌더링하는 방법 및 장치
RU2010146079A (ru) Прокрутка изображения виртуального рабочего стола
US20150287220A1 (en) Rendering text using anti-aliasing techniques, cached coverage values, and/or reuse of font color values
KR20100004119A (ko) 포스트-렌더링 그래픽스 오버레이
JP2018512644A (ja) 低品質タイルを使用してメモリ帯域幅を減らすためのシステムおよび方法
CN105550973B (zh) 图形处理单元、图形处理系统及抗锯齿处理方法
JP2017097870A (ja) グラフィックス処理装置を含むコンピューティング装置、及びグラフィックス処理装置においてグラフィックスパイプラインを実行する方法
JP5183286B2 (ja) 文字表示装置
US7852341B1 (en) Method and system for patching instructions in a shader for a 3-D graphics pipeline
ES2266185T3 (es) Procesamiento de documentos digitales.
JP2021190098A (ja) 画像前処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
JP5419440B2 (ja) グラフィックス表示装置及びグラフィカルユーザインタフェース実行装置
KR20180037839A (ko) 그래픽스 프로세싱 장치 및 인스트럭션의 실행 방법
JPH1185432A (ja) ウィンドウ表示装置
Murrell et al. The gridSVG Package.
JP6861910B2 (ja) 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
KR101337558B1 (ko) 고해상도 영상 또는 입체 영상의 허브기능을 구비한 모바일단말기 및 그 모바일단말기를 이용하여 고해상도 영상 또는 입체 영상 제공 방법
KR102085701B1 (ko) 이미지를 렌더링하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101013

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131119

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees