JP5418982B2 - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計 Download PDF

Info

Publication number
JP5418982B2
JP5418982B2 JP2010037305A JP2010037305A JP5418982B2 JP 5418982 B2 JP5418982 B2 JP 5418982B2 JP 2010037305 A JP2010037305 A JP 2010037305A JP 2010037305 A JP2010037305 A JP 2010037305A JP 5418982 B2 JP5418982 B2 JP 5418982B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
pipe
frequency band
fourier transform
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010037305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011174732A (ja
Inventor
和年 岡本
裕之 山本
聡 福原
来 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2010037305A priority Critical patent/JP5418982B2/ja
Publication of JP2011174732A publication Critical patent/JP2011174732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5418982B2 publication Critical patent/JP5418982B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/66Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by measuring frequency, phase shift or propagation time of electromagnetic or other waves, e.g. using ultrasonic flowmeters
    • G01F1/663Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by measuring frequency, phase shift or propagation time of electromagnetic or other waves, e.g. using ultrasonic flowmeters by measuring Doppler frequency shift

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Description

本発明は、配管を流れる流体の流速分布および流量を測定する超音波流量計に関し、さらに詳しくは、流速分布および流量の測定精度を改善する超音波流量計に関する。
従来の超音波流量計の構成を、図面を用いて説明する。図6は従来の超音波流量計の例を示した構成図、図7は超音波パルスによる測定を模式的に示した図である。ここでは特に、配管の外側にトランスデューサが取り付けられるクランプオンタイプの超音波流量計により説明する。
図6において、トリガ発生部1は、トリガを発生する。トランスデューサ2は、超音波出力手段21と超音波入力手段22を含み、トリガ発生部1からのトリガを入力する。トランスデューサ2の超音波出力手段21は、トリガ発生部1からのトリガに基づいて、図7において示されるように配管5へ定められた角度で超音波パルスを出力する。超音波パルスは、配管5の管壁を通過して、流体中を進み、流体中の気泡等の粒子に反射する。
超音波入力手段22は、粒子に反射した超音波パルスを入力し、トランスデューサ2が、電気信号に変換し出力する。
信号処理部3は、フィルタ手段31と、AD変換手段32と、ウォールフィルタ手段33とから構成され、トランスデューサ2のが出力した電気信号を入力する。
フィルタ手段31は、バンドパスフィルタ、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ等から構成され、トランスデューサ2が出力した電気信号を入力し、測定に使用する周波数帯域の電気信号を抽出する。
AD変換手段32は、フィルタ手段31が出力する電気信号を入力し、アナログデジタル変換してデジタル信号を出力する、
ウォールフィルタ手段33は、AD変換手段32が出力するデジタル信号を入力して、クラッタノイズを低減して出力する。クラッタノイズは定在波とも呼ばれ、超音波パルスが配管5の管壁等の固定物によって反射するノイズ成分のことで、配管5の外側から超音波パルスを入力するクランプオンタイプの超音波流量計で発生しやすい。ウォールフィルタ手段33の出力は、信号処理部3の出力となる。
信号解析部4は、信号処理部3の出力に基づいて、流体の流速分布および流量を解析して求め出力する。
図示しない表示部は、信号解析部4が出力した流体の流速分布および流量を表示する。
このような従来の超音波流量計の動作例を、図面を用いて説明する。
図6において、トリガ発生部1は、定められた時間T1、T2との少なくとも2つのタイミングにおいて、トリガを発生する(ここで、T2=T1+ΔTとする)。超音波出力手段21は、トリガ発生部からのトリガT1とT2に基づいて、それぞれ超音波パルスP1とP2を出力する。
超音波パルスはトランスデューサ2の超音波出力手段21によって一定角度で配管5に入力される。流体中の粒子は超音波パルスを反射し、反射した超音波パルスはトランスデューサ2の超音波入力手段22に入力され、電気信号に変換される。図7の例では流体は配管5の中を図面の左から右へ流れており、流体中の粒子はT1の時点よりもT2の時点の方がトランスデューサ2に近づくよう移動する。つまり、P1に比べP2の方が、経路が短いのでその分だけ少ない時間でトランスデューサ2へ戻ることになる。
トランスデューサ2から出力される電気信号は、信号処理部3へ入力される。
実際には、P1とP2には、トランスデューサ2から出力された超音波パルスが流体中で拡散や反射等を繰り返すことで、測定に使用する周波数帯域外のノイズが重畳している。信号処理部3のフィルタ手段31は、トランスデューサ2から出力される電気信号から、測定に使用する周波数帯域の電気信号を抽出する。
フィルタ手段31によって抽出された電気信号は、AD変換手段32によって、デジタル信号に変換され出力される。さらにウォールフィルタ手段33は、AD変換手段32が出力するデジタル信号からクラッタノイズを低減し出力し、最終的に横軸を時間、縦軸を強度とする時間波形を得る。
ウォールフィルタ手段33から出力されたT1およびT2をトリガとする時間波形は、理想的には図8のような時間波形P1とP2を想定している。図8において、反射波形波P2は、反射波形波P1と比較し、Δτだけ早いことがわかる。
信号解析部4は、このΔτと、流体中の音速と、超音波パルスの配管への入力角度に基づいて粒子の移動距離を求め、また、この粒子の移動距離と、T1とT2の間隔であるΔTとに基づいて粒子の速度を求める。
このような流体中の粒子の速度を、配管5の断面全体にわたって求めたものが流速分布であり、この流速分布を断面全体にわたって積分したものが流量となる。
図示しない表示部は、必要に応じて信号解析部が出力した流体の流速分布および流量を表示する。
特許文献1には、ウォールフィルタによりクラッタノイズを低減することで測定精度を高めた超音波流量計の構成が詳細に記載されている。
特開2004−333260号公報
トランスデューサ2が入力する超音波パルスの反射波に重畳するノイズには、上述したノイズ以外に多重反射波も含まれることが分かっている。多重反射波とは、超音波パルスが配管5の管壁の外径面と内径面との反射を繰り返しつつ流体中に漏洩し、粒子に反射してトランスデューサ2に戻ってくる超音波パルスのことである。多重反射波は、測定対象である正規波が粒子に反射してトランスデューサに戻る時刻に、別の粒子に反射してトランスデューサに戻るため、粒子の速度測定に誤差を生じさせる。
図9は、従来の超音波流量計で測定した配管5を流れる流体の流速分布であり、多重反射波の影響を顕著に受けたものである。縦軸が流速、横軸が配管5内における位置を表し、波線が測定値、実線が真値である。トランスデューサ2から近い(NEAR)サイドから遠い(FAR)サイドに行くに従って、流速の測定誤差が大きくなる様子が観察できる。
この多重反射波は、その周波数帯域は測定対象となる周波数帯域に含まれ、また固定的な定在波(クラッタノイズ)ではない。したがって従来の超音波流量計が備えるフィルタ手段31やウォールフィルタ手段33では、多重反射波を除去することが難しいという課題があった。
そこで本発明の目的は、信号処理部に多重波除去部を設けて多重反射波成分を低減することにより、流速分布および流量の測定精度を高めた超音波流量計を実現することにある。
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
流体が流れる配管に超音波パルスを出力し、前記流体中の粒子によって反射された超音波パルスを入力して電気信号に変換するトランスデューサと、
このトランスデューサが出力する電気信号を入力し、測定に必要な周波数帯域の電気信号を抽出して出力する信号処理部と、
この信号処理部が出力した電気信号から、前記配管の管壁内に生じる多重反射波周波数を算出し、前記多重反射波周波数を含む周波数帯域の一部または全部における電気信号を選択的に取り除いて出力する多重反射波除去部と、
この多重反射波除去部が出力した電気信号に基づき、配管断面における流体の流速分布および流体の流量を解析する信号解析部と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、
前記多重反射波除去部は、
高速フーリエ変換により前記信号処理部が出力した電気信号の周波数分布を算出するFFT手段と、
このFFT手段が算出した周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除く周波数選択手段と、
この周波数選択手段によって特定の周波数帯域が選択的に取り除かれた周波数分布に対して逆高速フーリエ変換を行う逆FFT手段と、
を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明であって、
前記多重反射波除去部は、
フーリエ変換により前記信号処理部が出力した電気信号の周波数分布を算出するフーリエ変換手段と、
このフーリエ変換手段が算出した周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除く周波数選択手段と、
この周波数選択手段によって特定の周波数帯域が選択的に取り除かれた周波数分布に対して逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換手段と、
を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明であって、
前記多重反射波除去部は、無限インパルス応答フィルタまたは有限インパルス応答フィルタによって多重反射波周波数を含む周波数帯域の一部または全部を選択的に取り除いて出力することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明であって、
前記トランスデューサは、配管の外側に設置されるクランプオンタイプであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明であって、
前記トランスデューサは、配管と一体に設置されるスプールピースタイプであることを特徴とする。
本発明によれば、トランスデューサが、流体が流れる配管に超音波パルスを出力して流体中の粒子によって反射された超音波パルスを入力して電気信号に変換し、信号処理部がトランスデューサの出力する電気信号を入力し測定に必要な周波数帯域の電気信号を抽出して、多重反射波除去部のFFT手段が、信号処理部が抽出した電気信号を高速フーリエ変換することにより電気信号の周波数分布を算出し、周波数選択手段が、FFT手段の算出結果である周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除いた周波数分布を出力し、逆FFT手段が、周波数選択手段の出力する周波数分布に対して逆高速フーリエ変換を行い、信号解析部が、逆FFT手段の出力した電気信号に基づき流体の流速分布および流体の流量を解析するので、従来の超音波流量計では低減することが難しい多重反射波成分を低減することができ、配管の断面全域にわたって流速分布の測定精度を高めた超音波流量計を実現することが可能となる。
本発明の一実施例の構成図である。 多重反射波の発生の様子を説明した図である。 図1の装置のFFT手段で得られた周波数分布の例を示した図である。 図1の装置の周波数選択手段で特定の周波数帯域を取り除いた周波数分布の例を示した図である。 図1の装置で測定した周波数分布の例を示した図である。 従来の超音波流量計の例を示した構成図である。 超音波パルスによる測定を模式的に示した図である。 超音波パルスの時間波形を示した図である。 従来の超音波流量計で測定した周波数分布の例を示した図である。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示した構成図である。ここで、図6と同一のものは、同一符号を付して説明を省略する。
図1において、多重反射波除去部6は、FFT手段61と、周波数選択手段62と、逆FFT手段63とから構成され、信号処理部3から出力された時間波形を入力する。
FFT手段61は、信号処理部3から出力された時間波形に対して高速フーリエ変換(FFT)演算を行い、周波数分布を算出する。
周波数選択手段62は、FFT手段61が算出した周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除く。
逆FFT手段63は、周波数選択手段62によって特定の周波数帯域が選択的に取り除かれた周波数分布に対して逆高速フーリエ変換(逆FFT)演算を行い、時間波形を出力する。
信号解析部4は、逆FFT手段63の出力した時間波形に基づき解析を行い、流体の流速分布および流量を計算し、出力する。
このような超音波流量計の動作例を、図面を用いて説明する。
図1において、トリガ発生部1は、定められた時間T1とT2との少なくとも2つのタイミングにおいて、トリガを発生する。トランスデューサ2の超音波出力手段21は、トリガ発生部1からのトリガに基づいて、超音波パルスP1とP2をそれぞれT1とT2において出力する。
続いて図2も用いて説明する。図2は、多重反射波の発生の様子を説明した図である。図2に示すように、トランスデューサ2から出力された超音波パルスは配管5の管壁に到達し、管壁を通過する正規波S1(実線部分)と、管壁の内径面と外径面との反射を繰り返して内径面から漏洩する多重反射波S2(破線部分)とに分かれる。
したがって、正規波S1が粒子に反射しトランスデューサ2へ戻る反射波と、多重反射波S2が別の位置の粒子に反射しトランスデューサ2へ戻る反射波が存在することになり、また正規波S1と多重反射波S2とは、周波数帯域が混在している。
フィルタ手段31は、トランスデューサ2から出力される電気信号を入力し、測定に使用する周波数帯域の電気信号を抽出する。
フィルタ部31によって抽出された電気信号は、AD変換器32によって、デジタル信号に変換され出力される。
ウォールフィルタ手段33は、AD変換器が出力するデジタル信号からクラッタノイズを低減した時間波形を出力する。
多重反射波は、その周波数帯域は測定対象となる周波数帯域に含まれ、また固定的な定在波ではない。したがって、フィルタ手段31やウォールフィルタ手段33では除去することが難しい。信号処理部3が出力した時間波形であるP1およびP2には、この時点では多重反射波S2が重畳している。
多重反射波除去部6のFFT手段61は、ウォールフィルタ手段33から出力される時間波形P1およびP2に対してFFT演算を行って周波数分布を算出する。FFT手段61により算出された周波数分布の例は図3の通りである。図3は、横軸に周波数、縦軸に超音波パルスの強度をプロットしたもので、周波数f1、f2、f3、f4に強度ピークがあることがわかる。これらの強度ピークは配管の管壁の内径面と外径面を反射することによって強められた共鳴周波数を有する多重反射波の影響を強く受けた部分と考えられる。
ここで、共鳴周波数は配管の材質や肉厚によって次のような式で示されることが知られている。
f=m・V/2d・cosθ
f:共鳴周波数
V:配管中音速(金属管では通常は横波音速)
d:配管肉厚
θ:配管内での屈折角
m:整数なら共鳴条件(整数+0.5で非共鳴条件)
共鳴条件を満たす周波数には多重反射波の影響により誤差を生じさせる情報が集中していると考えられる。
そこで周波数選択手段62により、FFT手段61により算出された周波数分布から、共鳴条件を満たすf1、f2、f3、f4の周波数を避けて(例えば図4の実線で表されるf2とf3の中間部分を)周波数帯域を抽出した周波数分布を得る。
(周波数選択手段62は、図4において実線で表されるf2とf3の中間部分以外にも、例えばf1とf2の中間部分を抽出した周波数帯域、f1とf2の中間部分とf3とf4の中間部分をを抽出した周波数帯域、f1〜f4のピーク周波数を除外した周波数帯域等のように、任意の周波数帯域を抽出してよい。)
逆FFT手段63は、周波数選択手段62によって得られた周波数分布に対して逆FFT演算を行って、再度時間波形を出力する。
信号解析手段4は、逆FFT手段63が出力する時間波形から、流速分布を求める。
多重反射除去部6により、多重反射波の影響が取り除かれているので、配管5の広い断面範囲に渡って、正規波が粒子に反射した波形を主成分とする時間波形が得られることになる。
その結果、図5のような流速分布が得られる。配管5から遠いFARサイドで顕著だった図9で見られるような流速誤差が低減された流速分布が得られる。
この流速分布を断面全体にわたって積分したものが流量となる。
図示しない表示部は、必要に応じて信号解析部4が出力した流体の流速分布および流量を表示する。
このように、トランスデューサ2が、流体が流れる配管5に超音波パルスを出力して流体中の粒子によって反射された超音波パルスを入力して電気信号に変換し、信号処理部3がトランスデューサ2の出力する電気信号を入力し測定に必要な周波数帯域の電気信号を抽出して、多重反射波除去部6のFFT手段61が、信号処理部3が抽出した電気信号を高速フーリエ変換することにより電気信号の周波数分布を算出し、周波数選択手段62が、FFT手段61の算出結果である周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除いた周波数分布を出力し、逆FFT手段63が、周波数選択手段62の出力する周波数分布に対して逆高速フーリエ変換を行い、信号解析部4が、逆FFT手段63の出力した電気信号に基づき流体の流速分布および流体の流量を解析するので、従来の超音波流量計では低減することが難しい多重反射波成分を低減することができ、配管の断面全域にわたって流速分布の測定精度を高めた超音波流量計を実現することが可能となる。
なお、多重反射波除去部は、フーリエ変換により信号処理部が出力した電気信号の周波数分布を算出するフーリエ変換手段と、このフーリエ変換手段が算出した周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除く周波数選択手段と、この周波数選択手段によって特定の周波数帯域が選択的に取り除かれた周波数分布に対して逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換手段と、からなる構成としてもよい。
また、多重反射波除去部は、無限インパルス応答フィルタまたは有限インパルス応答フィルタによって多重反射波周波数を含む周波数帯域の一部または全部を選択的に取り除いて出力する構成としてもよい。
また、多重反射波除去部は、トランスデューサが配管と一体に設置されるスプールピースタイプの超音波流量計に設けられる構成としてもよい。
2 トランスデューサ
21 超音波出力手段
22 超音波入力手段
3 信号処理部
4 信号解析部
5 配管
6 多重反射波除去部
61 FFT手段
62 周波数選択手段
63 逆FFT手段

Claims (6)

  1. 流体が流れる配管に超音波パルスを出力し、前記流体中の粒子によって反射された超音波パルスを入力して電気信号に変換するトランスデューサと、
    このトランスデューサが出力する電気信号を入力し、測定に必要な周波数帯域の電気信号を抽出して出力する信号処理部と、
    この信号処理部が出力した電気信号から、前記配管の管壁内に生じる多重反射波周波数を算出し、前記多重反射波周波数を含む周波数帯域の一部または全部における電気信号を選択的に取り除いて出力する多重反射波除去部と、
    この多重反射波除去部が出力した電気信号に基づき、配管断面における流体の流速分布および流体の流量を解析する信号解析部と、を備えることを特徴とする超音波流量計。
  2. 前記多重反射波除去部は、
    高速フーリエ変換により前記信号処理部が出力した電気信号の周波数分布を算出するFFT手段と、
    このFFT手段が算出した周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除く周波数選択手段と、
    この周波数選択手段によって特定の周波数帯域が選択的に取り除かれた周波数分布に対して逆高速フーリエ変換を行う逆FFT手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
  3. 前記多重反射波除去部は、
    フーリエ変換により前記信号処理部が出力した電気信号の周波数分布を算出するフーリエ変換手段と、
    このフーリエ変換手段が算出した周波数分布に基づいて特定の周波数帯域を選択的に取り除く周波数選択手段と、
    この周波数選択手段によって特定の周波数帯域が選択的に取り除かれた周波数分布に対して逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
  4. 前記多重反射波除去部は、無限インパルス応答フィルタまたは有限インパルス応答フィルタによって多重反射波周波数を含む周波数帯域の一部または全部を選択的に取り除いて出力することを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
  5. 前記トランスデューサは、配管の外側に設置されるクランプオンタイプであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の超音波流量計。
  6. 前記トランスデューサは、配管と一体に設置されるスプールピースタイプであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の超音波流量計。
JP2010037305A 2010-02-23 2010-02-23 超音波流量計 Expired - Fee Related JP5418982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010037305A JP5418982B2 (ja) 2010-02-23 2010-02-23 超音波流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010037305A JP5418982B2 (ja) 2010-02-23 2010-02-23 超音波流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011174732A JP2011174732A (ja) 2011-09-08
JP5418982B2 true JP5418982B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=44687729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010037305A Expired - Fee Related JP5418982B2 (ja) 2010-02-23 2010-02-23 超音波流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5418982B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3669588B2 (ja) * 2003-05-06 2005-07-06 学校法人慶應義塾 超音波流速分布計及び流量計、超音波流速分布及び流量測定方法並びに超音波流速分布及び流量測定処理プログラム
JP3795510B2 (ja) * 2005-02-21 2006-07-12 学校法人慶應義塾 超音波流速分布計及び流量計、超音波流速分布及び流量測定方法並びに超音波流速分布及び流量測定処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011174732A (ja) 2011-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6682500B2 (ja) 信号伝搬時間差式流量計
JP3795510B2 (ja) 超音波流速分布計及び流量計、超音波流速分布及び流量測定方法並びに超音波流速分布及び流量測定処理プログラム
JP2019502119A (ja) 改良型ビーム整形音響信号伝搬時間差式流量計
JP6309405B2 (ja) 超音波流量計及び流量の計測方法
KR20050004213A (ko) 초음파 유량계와 초음파 유량계측방법
WO2019113141A1 (en) Ultrasonic transducers using adaptive multi-frequency hopping and coding
KR20150141876A (ko) 클램프온식 초음파 유량계 및 유량 계측 방법
JP2010151452A (ja) 超音波計測器
JP6582855B2 (ja) 流量計測装置および流量計測方法
Venugopal et al. Note: A vortex cross-correlation flowmeter with enhanced turndown ratio
JP5418982B2 (ja) 超音波流量計
JP2011038870A (ja) 超音波流量計およびこれを用いた流速測定方法
JP5512007B1 (ja) 超音波流量計dft相互相関法を用いた検波方式
US20230243682A1 (en) Ultrasonic flow measurement
JP7151344B2 (ja) 圧力計測装置
JP5483192B2 (ja) 超音波流量計
RU118743U1 (ru) Ультразвуковой расходомер
JP5516783B2 (ja) 流速測定装置および流速測定方法
JP4827008B2 (ja) 超音波流量計、超音波トランスジューサ、超音波送受信ユニットおよび超音波流量計を用いた流量測定方法
JP2016017952A (ja) 超音波流量計
JP2009198388A (ja) 超音波流量計
RU2447406C1 (ru) Ультразвуковой способ измерения расхода жидких и газообразных сред и устройство для его осуществления
RU2313068C2 (ru) Способ измерения расхода газа в трубопроводах и устройство для его осуществления
JPH0915012A (ja) 超音波流量計
RU115467U1 (ru) Датчик ультразвукового расходомера

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5418982

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131110

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees